見に来て頂いた上に暖かいコメントまで頂き、本当に嬉しい限りです。
もっと時間を取って皆様と一緒に競馬を楽しめるよう
なんとかしたいものです・・・。
せっかくなのでちょっとだけダービーについて。
昨年はマカヒキが皐月賞のリベンジを果たしてダービー馬となったわけですが、
皐月賞で負けた馬が勝ち馬を逆転した例というのは意外に少なく、
01年以降だとワンアンドオンリー、ディープブリランテ、
エイシンフラッシュ、ロジユニヴァース・・・さらに遡って02年の
タニノギムレット、となっています。
ディープブリランテの年は皐月賞が不良馬場、エイシンフラッシュの年は
ダービーが異常なスローペース、ロジユニヴァースのときは
ダービーが不良馬場、タニノギムレットの年の皐月賞馬は二桁人気の穴馬、と
何かしらの要因というか、不測の事態が起こっていた・・・という
共通点?がある印象です。
昨年逆転されたディーマジェスティも皐月賞では8番人気からの戴冠。
実力を評価されていなかっただけ、という感じもありますが
ちょっと02年のパターンに近かったのかも?
で、今年ですが・・・皐月賞ではあろうことか牝馬が1番人気(爆)
ファンディーナのそれまでの勝ちっぷりを観ていれば
さもありなん、という感じもあるにしろ・・・ちょっと牡馬が全般的に
低評価だったという気がします。
でもって結果は9番人気→4番人気→12番人気という大荒れ。
4着馬も13番人気となっており、上位人気3頭は掲示板にも
載れないというとんでもない結果になってしまいました。
アルアインを軽視する・・・というのはやり過ぎかもしれませんが
今年の皐月賞の上位馬を例年どおりの評価しておくのは
危険なニオイがします。
キングカメハメハ、ディープスカイを輩出したNHKマイルは
牝馬が上位を占めたことで、今年はダービーとの関連性はなさそう。
となるとさらに別路線組、ということになるわけですが・・・
ざっと見て興味深いのは青葉賞を制したアドミラブルでしょうか。
500kgオーバーの大型馬なので9月のデビュー戦では
まだ仕上がっておらず9着に敗れていますが
3月に復帰してから3連勝中。
スローの上がり勝負となったアザレア賞では末脚の切れ味を
見せつけていますし、タフな展開となった青葉賞では
後方から捲り上げて最後まで脚を伸ばして2馬身半差の余裕勝ち。
かなりの素質が感じられます。
今年の青葉賞のラップと過去の良馬場で行われたダービーの平均ラップ、
ついでに過去最高の青葉賞だったのではないかと考えている
10年(勝ち馬ペルーサ)のラップを比較してみると↓
【ラップ比較】

なんだかんだでゆったりする部分があった10年の青葉賞と違い、
今年の青葉賞はダービー平均を上回る締まったラップになっています。
道中は後方で知らん顔をしていたアドミラブルは展開に
恵まれた感はあるものの、それでもこの流れの中で位置を押し上げて
脚を伸ばしているわけですから、かなり高く評価しておいて
よさそうです。
2着に入ったベストアプローチはオークスの上位2頭と同じく
欧州血統であるニューアプローチ産駒。
オークスがタフな展開になったことと、青葉賞のラップとの関連には
ちょっと興味を惹かれますね。タフな競馬になればこの馬も
面白いかもしれません。
内容的にはアドミラブルとの逆転を考えるのは難しいかもしれませんが・・・。
週末までに時間が取れたらまた見直しなどをしたいと思いますが
とりあえず、週頭の単純予想では・・・◎アドミラブル?!
