夏競馬が終わり、秋のGⅠ戦線の開幕となるスプリンターズSが
行われるわけですが、アイも変わらずのバタバタ続きで考察も何も出来ていません。
ただ、ざっとメンバーを見ていって・・・ビッグアーサーが1番人気になる
という想定であることを考えると、ここはある意味勝負どころ、というか
馬券的には面白いレースになりそうなので、ちょっとだけチラシの裏程度に・・・。
ビッグアーサーの実績(高松宮記念1着、セントウルS1着)は十分ですし
この馬が強いことに異論はありませんが、やっぱり引っ掛かるのは
サクラバクシンオー産駒であること。
近年を見渡してみるとカノヤザクラの3着(8番人気)、ダッシャーゴーゴーの
2着(6番人気、4着に降着)はあるのもの、
・ベルカント 2番人気→13着
・グランプリボス 3番人気→7着(翌年は4番人気→4着)
・ダッシャーゴーゴー 2番人気→11着
・シーイズトウショウ 2番人気→8着
といった感じで有力視された馬でもことごとくぶっ飛んでいる状況。
もちろん、その他にも人気薄で絡めなかった馬がいるわけで
明らかに血統的に「向いている」レースではないと考えられます。
以前、雑誌ROUNDERSに寄稿させて頂いたときのデータでも
サクラバクシンオー産駒の競馬場別成績(複勝率)は
・札幌 24.2%
・函館 36.7%
・福島 21.2%
・新潟 30.4% ※内回り
・中京 23.2%
・京都 25.6% ※内回り
・阪神 22.9% ※内回り
・小倉 27.7%
・総合 23.7%
・中山 17.1%
となっており、全競馬場を通して中山の成績がダントツに悪化していました。
スプリント戦ということで、思い切ってガーッと行き切ってしまえば
強いけれども、最後に一山あるとガックリと力尽きる・・・そんな印象です。
基本的には平坦巧者と見て良さそう。
ビッグアーサーは阪神内のセントウルSを押し切っているだけに
中山でも問題ないかもしれません。
しかし・・・もしかして、過去の例に倣ってしまう可能性も無きにしも非ずかと。
血統的に期待してみたいのはシュウジ(キンシャサノキセキ)、
ソルヴェイグ(ダイワメジャー)、ブランボヌール(ディープインパクト)
辺りでしょうか。
キンシャサノキセキは自身もこのレースで好走していた上に
父フジキセキの産駒は昨年のストレイトガールの例をみても好相性。
ダイワメジャーは坂を苦にしない中山向きの血統だと考えています。
ちょっと人気がなさ過ぎて欲ボケ心が疼きます(笑)
ディープインパクトは中山向きとは言いませんが、心肺能力の高い
産駒が多い感じなので、能力でこなしてしまいそう。
ブランボヌールは母父サクラバクシンオーという辺りが
裏目に出るかもしれませんが(爆)
堅い馬券に用はない、という方はビッグアーサーを切るか、
それとも2、3着付けまでに止める、というのも面白いかもしれませんね(^^;
もちろん、私も欲ボケの方向で・・・(笑)
