けいけん豊富な毎日

クラシック前哨戦簡単評価   担【けん♂】

インフルエンザからの復帰直後にちょっと無理をしたようで、先週末は再び
ぐったりとダウン。
体調を崩したわけではありませんが、ほとんどの時間を布団の中で過ごす羽目に
陥ってしまいました。

まだ咽喉にかなり違和感が残っており、本調子とはいきませんが、
少しずつでもペースを取り戻していきたいものですね。・・・ただ時間不足ばかりは
現状、どうもならないだけにしばらくは歯痒い更新になってしまいそうです。

先週はクラシックを睨んで、チューリップ賞、弥生賞が行われました。

結果からすると・・・人気上位馬がしっかりと結果を出す、という
本番が楽しみなレースとなりましたが、簡単に内容について
ふりかえっておきたいと思います。

★チューリップ賞(阪神1600m)

12.2-11.0-11.4-12.2-12.1-11.2-11.1-11.6
前半800m 46.8
後半800m 46.0

昨年の桜花賞のように前半800mが50.0という極端なペースになる
パターンはほぼ例外と考えて良さそう。
基本的には桜花賞本番はおおよそ46秒~47秒で前半を通過し
道中にあまり緩みがない展開になりがちです。

今年のチューリップ賞と昨年末の阪神JF、過去の桜花賞の平均ラップを
比較してみると

【ラップ比較グラフ】
阪神1600m

チューリップ賞は中間に少し緩みがあるものの、十分に本番並みのペースと
考えて良さそうです。
違いがあるとすれば・・・このペースで後半に異様な加速が入ったこと。
前につけた馬の消耗度は非常に高くなっているわけで、
後方で知らん顔をしていたシンハライト、ジュエラーが最後に伸びて
差し切ったのは、ある意味展開通り、という見方が出来そうです。
末脚の能力はもちろん評価出来ますが、前の馬の自滅展開に乗じた・・・とすれば
本番でも同じように伸びて来れるかには一抹の不安あり、でしょうか。

阪神JFを押し切ったメジャーエンブレムはどちらかといえば
急加速型ではなく、ジワジワとロングスパートに持ち込んで
後続の脚を削っていくのが持ち味という印象。
本番でペースを握れるかどうかはわかりませんが、自分のペースで行けば
有利にレース運びが出来そうです。
逆に前で暴走系の馬や、急加速展開に巻き込まれると・・・こちらも
不安があるかもしれません。

★弥生賞(中山2000m)

12.5-10.5-11.3-12.2-13.0-12.8-12.5-12.5-11.3-11.3
前半1000m 59.5
後半1000m 60.4

皐月賞本番に近い好タイム(レースレコード)で決着した今年の弥生賞ですが
実際のラップを過去の弥生賞平均、皐月賞平均と比較してみると

【ラップ比較グラフ】
中山2000m

スタート直後に極端な加速が入っており、前半はかなり速いペースで
通過していますが、この反動で中間は異常な緩み方をしてしまっています。

基本的に皐月賞本番よりも弥生賞はスローになりがちですが、
今年もやはり・・・中間がゆるゆる。
前半のペースが速かったといっても、緩いペースでズルズルと後半に
なだれ込んでしまった感は否めず、レースレベルとしては
大きく疑った方が良さそうです。

前半の消耗から回復して、じっくり脚をためたところで
最後に超急加速。
この展開も・・・通常の皐月賞本番に繋がるようなものではないと思われます。

スローに落としての急加速で展開的には前優勢。
リオンディーズ、エアスピネルにとっては末脚の能力をそのまま
発揮出来た、という形。
後方から進出したマカヒキにとっては中間以降に緩んだことで
位置を押し上げられたのがプラス材料。
前が止まりにくい展開を強引に差し切った末脚は高く評価して
良さそうですが、淡々と流れる形になった場合は位置取りの不利が
出てきてしまう可能性はあり。
さらに、スローで脚をためての勝負になった点も血統的にプラスに
働いたと考えられます。

いずれにしろ、皐月賞が例年どおりの展開になるならば・・・
あまり直結するとはいえない内容だと見ておいた方がいいかもしれません。
ただし・・・リオンディーズとエアスピネルはちょっと勝負付けが
終わった感が出てしまったかと(^^;

コメント


管理者にだけ表示を許可する
 

けんさん お身体大丈夫ですか?あまり無理はしないで下さいね(-。-)y-~ クラシック前哨戦評価読ませていただきました。さすがにけんさんの過去のラップを交えての考察は鋭いところをついてますね。こういうのを待っていました。 一応自分でも目についたことをひとつ。今年の皐月賞で人気になりそうなノーザンF生産のマカヒキ、リオンディーズ、サトノダイヤモンド。この3頭は全て1月産まれですね。他の牧場はともかく、ノーザンFの競走馬は早生まれを狙っているところがありそうな気がします。少なくともノーザンF生産馬は早生まれだといってPOGで切る必要はないのではと思います。

名無し | URL | 2016年03月08日(Tue)01:08 [EDIT]


けんさん元気ですか?わたしの今年度の競馬成績は可もなく不可もなくで推移してます(笑)菜七子フィーバー凄いですね!関西に来るのはいつぞやかと思いますがミーハー気分で応援していく所存です(笑)いつか実力で菜七子だから買いと言われる騎手になってほしいと思うおじさんです。

ヌエボ闘将 | URL | 2016年03月12日(Sat)23:13 [EDIT]


 

トラックバック