年末の大一番ということでGⅠ馬が集結してくるレースですが
場合によっては人気薄の馬が絡んで大荒れになったりするレースでもあります。
実績的に評価を落としていながらも、ここにきて激走した馬の
それまでの好走歴を見てみると・・・
★14年2着トゥザワールド
弥生賞1着、皐月賞2着
★12年2着オーシャンブルー
金鯱賞1着
★11年3着トゥザグローリー
京都記念1着、日経賞1着(阪神開催)
★10年3着 トゥザグローリー
中日新聞杯1着(小倉開催)
★09年3着 エアシェイディ
AJCC2着
★08年2着 アドマイヤモナーク
日経賞3着、日経新春杯1着
★08年3着 エアシェイディ
AJCC1着
★07年1着 マツリダゴッホ
AJCC1着、日経賞3着
★06年2着 ポップロック
目黒記念(稍重)1着 ※不良、稍重の馬場で3連勝
★04年3着 シルクフェイマス
日経新春杯1着、京都記念1着
★02年2着 タップダンスシチー
日経賞2着、日経新春杯3着
★02年3着 コイントス
日経賞3着
★01年2着 アメリカンボス
AJCC1着、中山記念1着
★00年3着 ダイワテキサス
AJCC4着、中山記念1着
似たようなレースで好走している、ということがわかります。
基本的に共通するのが・・・冬場に活躍していた馬であること。
有馬記念は中山の最終週に行われるということで、馬場が荒れていることが多く、
荒れ馬場適性の高さが問われることになりやすいようです。
スパッと切れるキレ味よりも力強く伸びる末脚が重要。
少し意味合いは違いますが、湿った馬場を得意とするタイプも合うようです。
有馬記念につながりやすいと考えられるのは
★冬の中山の重賞
・AJCC
・日経賞
・中山記念
★荒れ馬場になりやすい冬の京都の重賞
・日経新春杯
・京都記念
★直近のGⅡ
・金鯱賞
★3歳馬の場合は中山の重賞、GⅠ
・弥生賞
・皐月賞
※京成杯、ホープフルS、スプリングSも関連してくる可能性あり
基本的にこの6つの古馬重賞に加えて2~3歳馬限定の中山重賞で上位に入った馬は
好走余地があると見て良さそうです。
あとは湿った馬場で行われた重賞好走歴もプラス材料に入れていいと思います。
今年行われた上記の重賞及び、稍重~不良馬場で行われた1800m以上の
芝の重賞で上位に入った馬の中で今年の有馬記念に向かっているのは・・・
・AJCC
・日経賞
1着アドマイヤデウス
4着サウンズオブアース
・中山記念
・日経新春杯
1着アドマイヤデウス
・京都記念
1着ラブリーデイ
・金鯱賞
3着サトノノブレス(除外予定)
・エリザベス女王杯(稍重)
1着マリアライト
・アルゼンチン共和国杯(重)
1着ゴールドアクター
対象レースで2勝を挙げているアドマイヤデウスはこのあと
故障もあって、人気を落としてくると思われますが
過去のデータからすると、非常に面白い狙い目になりそうです。
ラブリーデイはもちろん穴馬ではありませんが(笑)
冬場に京都記念を勝っており、荒れ馬場への適性にも
問題はなさそうです。
穴馬のデータではありませんが、宝塚記念を勝っている点でも
ここでは期待出来そう。
湿った馬場をこなして適性的に期待出来そうなゴールドアクター、
あとは・・・マリアライトも条件内。
3歳馬ではスプリングSを勝って、皐月賞でも3着に粘った
キタサンブラックは面白い1頭になる可能性がありそうです。
