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マイルCS(展開分析)   担【けん♂】

マイルCSコース
※京都1600mのコース図とマイルCS(01年~)のラップ平均

マイルCSの行われる京都1600m(外回り)は向こう正面のポケットから
スタートし、まずは400mほど平坦な直線が続きます。
先行争いを兼ねてここでペースは速くなりがちな傾向があり、
10年のように超ハイペースになることもありますが、
近年は前半を抑え気味に行くことも多くなってきています。

内外の枠順に大きな差はありませんが外に逃げ馬が入るとハナの奪い合いで
一層ペースが上がってしまうことがありえます。
2ハロン目は10秒台になることが多いようです。
3ハロン目からは上り坂、勢いに任せてグングン行ってしまうと
かなりの消耗になり、後半が厳しくなります。
近年では05年と10年が上り坂でも緩めなかったレースになっていますが
最後は前崩れ気味になってしまっています。

800m通過地点からは下り坂。
それまでのペースの作り方にもよりますが、一気に加速してしまうと
最後まで息を入れられないペースになってしまうので
スタミナに自信がない馬は少しブレーキを踏みつつ坂の途中まで
下ってくることがあるようです。
ここで加速出来るかどうかで後方の馬の詰め寄り方が変わってしまいますので
先行馬の仕掛けどころは重要になりそうです。
また、12年のように湿った馬場になった場合もブレーキをかけつつ
下ってくることになり、後方からの捲くりも難しくなる点に注意したいところ。

下り終わるとカーブしながら最後の直線へ。
直線は平坦で約400m、内回りに比べて70mほど長いですが
阪神外回りよりは70m短く、先行、追い込み入り乱れての追い比べになりがち。
平坦なので先行して突き放しやすいコースではあるものの、
ちょっとでも脚が鈍ると後方からの差し馬が飛んでくる・・・
そんな微妙なコースと言えそうです。
4コーナーで縦長になるか、団子になるかで結果が大きく変わってくると考えられます。

マイルCS:4コーナーの位置取りと着順の関係】
    1着→2着→3着
14年 10  6  3(番手)
13年 14  4  6
12年  7  8  8
11年  4  2 13
10年  7 17  7
09年  7  1  5
08年 10 13  5
07年  2  7 13
06年  2  8  5
05年 12  2  8
04年 13  9 15
03年 15  7  1
02年  7 11 13
01年  2  9  4

先行   3  3  2
好位   1  2  5
中段   4  6  3
後方   6  3  4

エリザベス女王杯で考察した京都2200mと同様、
先行馬と追い込み馬の両方が優位、という非常に困った数字の出方をしています。
2着、3着に関しては微妙に後方の馬が有利になっていますが
数字はかなりバラついており、一概に傾向が掴み切れない感じになっています。
あえて言えば好位の馬が不調。前か後ろかの極端な脚質の馬が有利に
なっている印象です。

これはつまり、レースの展開によって優位な馬が変わってくる
ということを意味しており、道中のペースや4コーナーでの隊列、
各馬の能力が重要になると考えられます。

近年の後半1000mのラップと内容を比較してみたいと思います。

★14年 11.6-11.4-11.5-11.3-12.0
前半からぶっ飛ばし気味にいったホウライアキコは上り坂でも緩めず引っ張って
行ったため、下りに入っての加速は緩く、ワンペースのまま直線へ。
短距離のようなレースをしたことで、前の馬が消耗したところを
あえて控えたダノンシャークがフィエロとの追い比べを制して念願のGⅠ勝利を達成。

★13年 11.7-11.5-11.2-11.4-11.5
序盤に緩めたことで中間は非常に締まったペースのままで上り坂も通過。
ジワジワと加速していきましたが、後ろから2番目でラップが微妙に
落ちていることからわかるように、かなりの消耗戦気味の展開。
前につけたダイワマッジョーレが粘り、中段からダノンシャークが迫り、
後方で脚をためていたトーセンラーが大外一気で差し切り勝ち。

★12年 11.9-11.3-11.3-11.5-11.9
平均ペースで上り坂を駆け上がり、下り坂で急加速。
コース巧者のシルポートが前で粘りましたが、最後は中段からの馬に
差されてしまいました。ロングスパートに耐え切れず、先行勢は失速。
差し馬優勢の展開になりましたが、隊列が長くなったことで
後方からは届かず、差し馬の中でも位置取りの優劣が出たレースと
なりました。

★11年 12.3-11.9-11.8-11.6-11.9
上り坂では09年に次いで2番目に緩むペースとなりましたが、
馬場が湿っていてブレーキをかけつつ下っているため、後半の加速度が低目。
本来捲くり上げて行く後方の馬も外に膨らむのを恐れて動くことが出来ず、
縦長の隊列のまま直線へ。
前につけた馬の中で重馬場適性の高かったエイシンアポロンが
馬場中央から抜けて勝利。2着にも重い馬場が得意なフィフスペトルが入り、
後方から伸びたのは外国馬のサプレザのみ、という前優勢な決着となりました。

★10年 11.6-11.4-11.1-11.9-12.1
前半から速いペースで進み、上り坂でも緩めておらず、
さらに4コーナーで加速を入れる、という非常に厳しい展開。
前の馬は余力をな無くし、後ろから2番目のラップでガクッと
崩れている
ことがわかります。
中段から差し込んだエイシンフォワードが勝ち、2着には後方から
ダノンヨーヨーが突っ込みました。前につけた馬の中では
6着のスマイルジャックが最先着、完全に前崩れの差し決着という内容でした。

★09年 12.4-11.5-11.4-11.2-11.9
上り坂で過去20年間で最も緩めており、下り坂に入って急加速。
隊列を長く保って直線へ。
4コーナー入り口での急加速はないものの、ジワジワと加速をし続けており、
後方の馬が詰め寄る隙がありません
好位から脚を伸ばしたカンパニーが完勝。
2着に展開を作ったマイネルファルケが粘り込み、
3着には好位からのサプレザが入っています。
後方から突っ込んだ馬は掲示板が精一杯。

★08年 11.9-11.6-11.4-11.6-11.7
平均的なペースで上り坂を上りましたが、距離延長になった
先行馬の余力がなかったのか、下りに入っても加速は小さく、
後続が詰め寄ってきやすい展開。
4コーナーで加速どころかペースダウン(涙)
完全に前の馬の脚が止まったところで後方からブルーメンブラット、
スーパーホーネットが飛び込む末脚勝負になりました。
3着も中段後方からのファイングレイン。

★07年 12.0-11.6-11.5-11.3-11.9
上り坂から下りに入るところの加速は緩やか、ここまで08年と
あまり変わりませんが、4コーナーでも先行馬の脚が止まっておらず、
急加速はないものの、ジワジワと伸び続けており、前が崩れた形にはなっていません。
余力をもって押し切ったダイワメジャーが勝ちましたが、
2着には中段からのスーパーホーネット、3着は後方からの
スズカフェニックスという前、後ろが入り乱れた決着

簡単なまとめ
・上り坂で緩めて急加速が入ると前有利の展開になりやすい
・急加速ポイントがない800mダッシュになると前で残るのはGⅠクラスの
 馬に限られる
・上り坂でも緩めないハイペースでは前の馬は基本的に残れない(序盤次第)
・馬場が湿った場合は捲くりが利かないので先行優位(重馬場適性重視)

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