後方から凄い脚を使った馬(ジャスタウェイ、スピルバーグ)を
本命視して成功したわけで、今年も柳の下に3匹目のドジョウを
狙いに行くとなると、最速の上りを使ったアンビシャスが
浮かび上がってくるわけですが、レース映像を確認してみると、
出遅れて外を回して・・・たしかに伸びてはいるものの、
直線半ば過ぎで脚が鈍り、最後はトーセンスターダムに
引き離され気味になって7着止まり。
前年のスピルバーグのような瞬間移動したかのような末脚とは
ちょっとイメージが違う気がします。
もちろん、前が残りやすい展開を作られてしまったということも
ありますし、ロスも大きく、馬場状態も外が伸びにくかったようなので
この1レースで評価を決めてしまうのは怖い感じもありますが
自信をもって巻き返し必至!とまでは言い難いかと。
毎日王冠ではもちろん勝ち馬のエイシンヒカリが強かったわけですが
道中の伸び脚で目を引いたのはイスラボニータでしょうか。
頓挫を挟んでの休養明けであれだけの脚が使えれば
まぁひとまず十分な内容。
最後はちょっとあきらめ加減で追うのを止めた感もあり、
本番での上積みに期待感が持てそうです。
ディサイファは直線の途中ではむしろ引き離され加減で
エンジンの掛かりの遅さが微妙な感じ。
それでいて最後にイスラボニータをとらえて2着まで
上がっているので、侮れないものはありますし、
鞍上の四位騎手も手の内に入れていると思われます。
後方になり過ぎなければ・・・最後に紛れ込んでくる
可能性はありそうです。
ステファノス、ヴァンセンヌ、スピルバーグは
残念ながら毎日王冠の内容を見る限り、かなり極端な
良化がないと厳しいかも。
エイシンヒカリは落ち着いて走れていた点も評価できますし、
馬体自体も夏場より良化。
逃げて、迫られて、突き放す、というレース内容的にも
高く評価できるレースをしているので、今回も武豊騎手次第。
あっさり逃げ切る可能性も十分にありそうです。
レース内容うんぬんは別にして、本来の競馬が出来なかった
クラレントは田辺騎手に乗り替わり。
東京、前優勢、となれば叩いての変わり身に期待したくなるのは
欲ボケでしょうか(笑)
京都大賞典は・・・とにかくラブリーデイの強さが際立ったレース。
4コーナーでは少し置かれ気味にコーナーリングしたものの、
前を向いてからの加速力は非常に優秀。
馬の間に挟まれて窮屈になったところから抜け出した
操作性、反応の良さも評価できそうです。
走りの大きさ、パワフルさでは外を回して伸びた
サウンズオブアースの方が目立ちましたが、回転の速い脚で
あっさり突き放した内容は他の馬とは次元の違いを
感じさせるものだったと思います。
長い距離を使われてきていますが、元々2000m周辺で
使われてきており、持ち時計も優秀。
エイシンヒカリが後半に伸ばすようなレースをしてくれば
それはそのままラブリーデイにとっても有利な展開に
なりそうかと。
気になる点といえば・・・浜中騎手への乗り替わり。
少なくとも東京が得意な騎手ではない印象なので
位置取り、仕掛けどころをしくじるようだと
不完全燃焼なレースになってしまう怖さが無きにしも非ず。
前哨戦を使えなかったサトノクラウンは東京巧者で
ポン駆けも利くので成長に期待したいところですが、
こればかりは走ってみないとわからず、馬券に組み入れるのは
かなりバクチになってしまいそう。
後方からの脚質である点も展開不向きになってしまう
かもしれません。
ダービーでは3着に敗れていますし、東スポ2歳Sで
競った馬はあとから結果を出せていない点も気になります。
