すでに気分は次、次!という感じかもしれませんが(^^;
もう少し菊花賞について、振り返っておきたいと思います。
クラシック上位馬が3頭出走し、その内2頭でワンツーフィニッシュ。
距離からいってもダービーの方が菊花賞への適性を見るのに
いいような気もしますが、実際にはダービー馬は別格としておいて、
レースのリンク、という点では実は皐月賞組の方がダービー上位馬よりも
菊花賞においては優勢だったりします。
長く脚を使える能力、前につけられる脚質、キレよりも
タフな脚が求められる点などがちょうどハマる感じでしょうか。
今回も皐月賞の2、3着馬が着順は入れ替わったものの
菊花賞でワンツーとなっているわけで、来年以降も意識して
おきたいところだと思います。
クラシック上位馬がある程度揃った場合には荒れにくい、
という点も引き続き来年への申し送り。
近年にないスローに落ちたことで、我慢し切れなかった馬が
被せて進出し、先頭が入れ替わって一気にペースアップする、
という特殊な展開。
上り坂で動いてしまった馬は最後に脚が使えず、
内で我慢出来た馬(騎手)が最後に伸びてきている感じです。
その意味でも騎手のコース適性、長距離適性については
もっとしっかり考察しておくべきだったと反省です。
キタサンブラックの北村宏騎手は関東の騎手なので、
京都の長距離への騎乗回数は少ないですが(3000m以上だと7鞍)
今春の天皇賞春で2着に入っていたわけで、この辺りは
意識しておく必要があったと思います。
今年の出走馬の平均馬体重は488kg(前走ベースだと485kg)
昨年と並んで、過去10年で最も重くなっていた影響もあってか
今年は500kg以上の馬で上位3頭をが占められるという
過去に例のない結果となりました。
これにより、菊花賞での勝ち馬の馬体重の目安は
・480kg以上ならOK(500kg以上も問題なし)
ということになりました。
引き続き、480kgを割っている馬に関しては
オルフェーヴル、ディープインパクト級の超大物じゃないと
勝ち切るのまでは厳しい、と考えて良さそうかと。
注目の新種牡馬ハービンジャーの産駒はベルーフの6着が最高位。
京都外回りコースへの適性は高い、というデータになっているので
どうやら・・・やはり距離が延びていいタイプではなさそうかと。
あえていえば、人気薄の好走が少ないタイプだけに、
もっと期待出来そうな大物が現れて上位人気に支持されたときに
どうなるかに注目でしょうか。
今回は4番人気にスティーグリッツが支持されましたが
出遅れてしまって力を出せませんでした。
★レース後のコメント
1着 キタサンブラック(北村宏司騎手)
「嬉しいです。内から抜けたあとに外から馬が来ていたので、何とかがんばってくれ
という思いでした。道中も慌てずに乗れましたし、オーナーにもずっと乗せていただいて、
三冠の最後に勝ててよかったです」
(清水久詞調教師)
「言葉にならないくらい感動しています。周りからはサクラバクシンオーの血が
入っていて長い距離はどうかと言われていましたが、体つきや身のこなしは
長距離向きでしたし、その評価を覆してやろうと思っていました。
オーナーに初めてのGIをプレゼントすることができて、この馬のめぐり会えたことには
感謝しかありません。来年、再来年とまだまだ先がありますし、
また恩返しをしていきたいと思います」
(北島三郎オーナー)
「こみ上げてくるものがあります。もうすぐ80歳になりますが、
こんなに感動したことはありません。道中はいいところにいるな、と思って見ていました。
直線は声が出ましたし、ゴールのときには万歳をして、涙が出ました。本当に幸せです」
2着 リアルスティール(矢作芳人調教師)
「勝った馬は前半かかっていたように見えましたが、北村宏司騎手がうまく乗っていましたね。
3000m仕様の調教にもよく耐えてくれましたし、競馬でもよく辛抱してくれました。
最後に脚がなかったということでしょう。このあとは様子を見て決めたいと思いますが、
香港という選択肢も考えています」
(福永祐一騎手)
「返し馬でいい走りをしていたし、自信を持って乗りました。スタートから坂の下りも我慢させて、
いいリズムで走れたのですが、向正面で接触したときにリズムを崩してしまいました。
そこからまた我慢してくれて、終いはよく伸びているだけにもったいなかったですね。
これが競馬といえば競馬なのですが、状態がよかっただけに残念です」
3着 リアファル(C.ルメール騎手)
「レース前から少しテンションが高くて、向正面で少しずつ消耗してしまうところがありました。
その分、最後に届かなかったのだと思います。でも、初めてのGIでよくがんばってくれました。
GIを勝てる力のある馬です」
5着 サトノラーゼン(岩田康誠騎手)
「道中は何とか我慢させたのですが、手応えほど切れませんでした。
距離が長かったのでしょうか......」
6着 ベルーフ(浜中俊騎手)
「1周目の下りから引っかかり気味で、スタンド前の喚声でりきんでしまいました。
最後の直線ではなかなか前が開きませんでした。スムーズなら結果は違ったかと思います」
7着 ブライトエンブレム(田辺裕信騎手)
「内でリラックスして走っていました。3コーナーで不利があったのが痛かったですが、
また盛り返してくれました。状態がよかったですし、最後もしっかり来てくれました。
これからが楽しみです」
9着 マッサビエル(戸崎圭太騎手)
「前回のレースより落ち着いて走っていました。早めに馬群から抜け出したのですが......」
もう少し菊花賞について、振り返っておきたいと思います。
クラシック上位馬が3頭出走し、その内2頭でワンツーフィニッシュ。
距離からいってもダービーの方が菊花賞への適性を見るのに
いいような気もしますが、実際にはダービー馬は別格としておいて、
レースのリンク、という点では実は皐月賞組の方がダービー上位馬よりも
菊花賞においては優勢だったりします。
長く脚を使える能力、前につけられる脚質、キレよりも
タフな脚が求められる点などがちょうどハマる感じでしょうか。
今回も皐月賞の2、3着馬が着順は入れ替わったものの
菊花賞でワンツーとなっているわけで、来年以降も意識して
おきたいところだと思います。
クラシック上位馬がある程度揃った場合には荒れにくい、
という点も引き続き来年への申し送り。
近年にないスローに落ちたことで、我慢し切れなかった馬が
被せて進出し、先頭が入れ替わって一気にペースアップする、
という特殊な展開。
上り坂で動いてしまった馬は最後に脚が使えず、
内で我慢出来た馬(騎手)が最後に伸びてきている感じです。
その意味でも騎手のコース適性、長距離適性については
もっとしっかり考察しておくべきだったと反省です。
キタサンブラックの北村宏騎手は関東の騎手なので、
京都の長距離への騎乗回数は少ないですが(3000m以上だと7鞍)
今春の天皇賞春で2着に入っていたわけで、この辺りは
意識しておく必要があったと思います。
今年の出走馬の平均馬体重は488kg(前走ベースだと485kg)
昨年と並んで、過去10年で最も重くなっていた影響もあってか
今年は500kg以上の馬で上位3頭をが占められるという
過去に例のない結果となりました。
これにより、菊花賞での勝ち馬の馬体重の目安は
・480kg以上ならOK(500kg以上も問題なし)
ということになりました。
引き続き、480kgを割っている馬に関しては
オルフェーヴル、ディープインパクト級の超大物じゃないと
勝ち切るのまでは厳しい、と考えて良さそうかと。
注目の新種牡馬ハービンジャーの産駒はベルーフの6着が最高位。
京都外回りコースへの適性は高い、というデータになっているので
どうやら・・・やはり距離が延びていいタイプではなさそうかと。
あえていえば、人気薄の好走が少ないタイプだけに、
もっと期待出来そうな大物が現れて上位人気に支持されたときに
どうなるかに注目でしょうか。
今回は4番人気にスティーグリッツが支持されましたが
出遅れてしまって力を出せませんでした。
★レース後のコメント
1着 キタサンブラック(北村宏司騎手)
「嬉しいです。内から抜けたあとに外から馬が来ていたので、何とかがんばってくれ
という思いでした。道中も慌てずに乗れましたし、オーナーにもずっと乗せていただいて、
三冠の最後に勝ててよかったです」
(清水久詞調教師)
「言葉にならないくらい感動しています。周りからはサクラバクシンオーの血が
入っていて長い距離はどうかと言われていましたが、体つきや身のこなしは
長距離向きでしたし、その評価を覆してやろうと思っていました。
オーナーに初めてのGIをプレゼントすることができて、この馬のめぐり会えたことには
感謝しかありません。来年、再来年とまだまだ先がありますし、
また恩返しをしていきたいと思います」
(北島三郎オーナー)
「こみ上げてくるものがあります。もうすぐ80歳になりますが、
こんなに感動したことはありません。道中はいいところにいるな、と思って見ていました。
直線は声が出ましたし、ゴールのときには万歳をして、涙が出ました。本当に幸せです」
2着 リアルスティール(矢作芳人調教師)
「勝った馬は前半かかっていたように見えましたが、北村宏司騎手がうまく乗っていましたね。
3000m仕様の調教にもよく耐えてくれましたし、競馬でもよく辛抱してくれました。
最後に脚がなかったということでしょう。このあとは様子を見て決めたいと思いますが、
香港という選択肢も考えています」
(福永祐一騎手)
「返し馬でいい走りをしていたし、自信を持って乗りました。スタートから坂の下りも我慢させて、
いいリズムで走れたのですが、向正面で接触したときにリズムを崩してしまいました。
そこからまた我慢してくれて、終いはよく伸びているだけにもったいなかったですね。
これが競馬といえば競馬なのですが、状態がよかっただけに残念です」
3着 リアファル(C.ルメール騎手)
「レース前から少しテンションが高くて、向正面で少しずつ消耗してしまうところがありました。
その分、最後に届かなかったのだと思います。でも、初めてのGIでよくがんばってくれました。
GIを勝てる力のある馬です」
5着 サトノラーゼン(岩田康誠騎手)
「道中は何とか我慢させたのですが、手応えほど切れませんでした。
距離が長かったのでしょうか......」
6着 ベルーフ(浜中俊騎手)
「1周目の下りから引っかかり気味で、スタンド前の喚声でりきんでしまいました。
最後の直線ではなかなか前が開きませんでした。スムーズなら結果は違ったかと思います」
7着 ブライトエンブレム(田辺裕信騎手)
「内でリラックスして走っていました。3コーナーで不利があったのが痛かったですが、
また盛り返してくれました。状態がよかったですし、最後もしっかり来てくれました。
これからが楽しみです」
9着 マッサビエル(戸崎圭太騎手)
「前回のレースより落ち着いて走っていました。早めに馬群から抜け出したのですが......」
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