時間不足もあり、まったくまとめることも出来ずにレース当日に
なってしまいましたが、内容については次走以降のためにも
見ておきたいと思います。
結果は・・・
1着 キタサンブラック 2.13.8 上がり34.9
2着 ミュゼエイリアン 3/4馬身
3着 ジュンツバサ
※全着順は→ココ
栗東所属の関西馬であるにも関わらず、これまで関東(東京、中山)でしか
走ったことのない変わり種(笑)キタサンブラックが勝利をおさめましたが、
1番人気を背負って休養明けの輸送競馬にとなったサトノラーゼンは
2着と横並びながら7着と振るわず・・・。
あえて神戸新聞杯を避けてセントライト記念に出走を決めた理由はわかりませんが、
輸送して+8kgと馬体を増やしていたところを見ると馬体を絞る目的が
あったのかもしれません(馬体写真では太くは見えなかったんですが・・・)
岩田、川田といった関西の有力騎手の力量はもちろん高く評価していますが
こういった関東のレースでは関西馬でも関東の騎手に依頼している方が
結果を出しやすい印象。
今回も上位1~4着までを関東の騎手が占める結果に終わっています。
(人数の割合からしても当然ではあります^^;)
内からスッと出たミュゼエイリアンが先手を奪い、
外枠から積極的に行ったキタサンブラックが2番手を追走。
ウイングチップ、スモークフリーが続き、好位の後ろ辺りをベルーフ、
ジュンツバサ、タンタアレグリア。
少し離れてグリュイエール、サトノラーゼンが続き、控えて
ブランドベルグ、ロッカフェスタ。後方にタケルラムセス、
ブライトエンブレム、1頭ポツンと離れてレッドライジェルという態勢。
12.6-11.6-12.2-12.3-12.4-12.6-12.5-12.6-11.9-11.5-11.6
前半1000m 61.1
後半1000m 60.1
【ラップ比較】

セントライト記念(04年~:14年を除く)の平均ラップと
比較してわかるとおり、スタートからあっさりペースが落ち着き、
中盤にさらに緩むスローな展開となっています。
存分に脚をためまくって後半の途中からロングスパート開始。
すでに考察であげたとおり、オールカマーもこのレースも
こういう形になってしまうと完全に前優勢の流れとなってしまいます。
前でしっかりと脚を伸ばしてキタサンブラックが勝利。
ミュゼエイリアンは最後にちょっと脚が足りず2着まで。
前に行った馬、という括りの中では力関係が明白に出た感じ。
サトノラーゼンは馬群の中で抜けるところがなく
外に出しても被せられてどないもならない展開。
この馬はやはり積極的に前につけてこそ、だと思われます。
それなりの内容は示したものの・・・岩田騎手はここでも
叩き台的なレースをした感じです・・・。
★レース後のコメント
1着 キタサンブラック(北村宏騎手)
「スタート次第で位置取りにはこだわらず、とにかく自然の流れで行きました。
緩いペースで行きたがっていましたが、折り合いに専念しました。
自分の馬も余力十分でしたが、他の馬も脚がたまっていましたし、
よく最後まで辛抱してくれました。夏を越して一段と身が入り、
しっかりとしてきた印象です。本番も自分の走りが出来れば楽しみだと思います」
(清水久詞調教師)
「うまく折り合って、枠順も外で良かったです。内の枠だとどこかで
出していかなくてはなりませんから。プラス体重もほぼ成長分です。
調教を積んでのプラス体重ですし、体は心配していませんでした。
ブランクだけが気になりました。この後は3000mに合わせた調教を
していきたいと思いますが、稽古も積んできているので、
オーバーワークにならないようにしていきたいです」
2着 ミュゼエイリアン(黒岩陽一調教師)
「結果的には、流れに恵まれた中での2着でした。道中はムキにならず、
いいリズムで行けたことは収穫がありました。次走に向けて胸を張って
というのはありませんが、まだまだ成長してくれると思います。
本番に向かいたいと思います。次につながるいい走りでした」
3着 ジュンツバサ(石橋脩騎手)
「いいモノを持っています。調教に乗っていいなと思いました。
これから良くなる馬ですし、メンバーが強い中、外から競馬をしてはきついので、
内枠で良かったです。内で詰まれば仕方がないと思っていました。
最後は根性を出して狭いところを割ってくれました。走る馬です。今後も楽しみです」
4着 ウイングチップ(田中勝騎手)
「惜しかったです。あの競馬で勝てないのですから仕方がありません」
6着 タンタアレグリア(蛯名騎手)
「リズム良く、淡々と運べました。しかし、ゲートの中でいなないたり、
他の馬を見たりしていました。それでも少しずつ色々なことを覚えて、
競馬ぶりが良くなっています。次はもっとやれるでしょう」
8着 レッドライジェル(四位騎手)
「最初はじっくり行って、徐々に上がって行こうと思っていました。
4コーナーを回ってもいい手応えでした。まだまだこれから良くなるでしょう」
9着 グリュイエール(戸崎騎手)
「前走よりも気持ちが乗っていました。行きっぷりもいい感じでした」
10着 ブライトエンブレム(田辺騎手)
「久々ですし、距離が長いのも初めてだったので、リズム良く、
あとはいい感じに上がって行こうと思っていました。
しかし、久々の分や、スローペースもあって、最後は苦しくなりました」
12着 ブランドベルグ(松田騎手)
「大外枠だったので、下げてレースをしました。しかし、ペースが
落ち着きすぎました。枠順がついてなかったです」
13着 ミュゼゴースト(柴田善騎手)
「3コーナー過ぎで、いい位置を取ろうとして動かして行こうとしましたが、
動きませんでした」
14着 スモークフリー(柴山騎手)
「3番手でいいリズムで行きました。しかし、ヨーイドンの競馬に
なってしまいました。もう少し早めに動いて行っても良かったです」
15着 ロッカフェスタ(ルメール騎手)
「ずっと忙しかったです。反応がありませんでした。まだ若い馬なので、
経験を積んでからですね」
