
※新潟2000mのコース図と01年以降の新潟記念のラップ平均。
新潟記念が行われる新潟2000mは向こう正面のポケットからスタート。
カーブ手前に軽い上り坂はあるものの、スタート直後から約1000mの
真っ直ぐな直線が続くため、前半1000mはかなり速いペースになりがちです。
おおよそ59秒台前半、58秒台になることもありますが
59秒後半から60秒を超えてくることもあるのがややこしいところ。
この辺りは先行馬の脚質と騎手の性質に注意したいところです。
カーブは下りながらになる上に角度が急。
先行気味に行く馬は内外の枠に関係なく、前に行ってしまえば
内側を通ることになりますが、差し馬に関しては内側に閉じこめられると
まくって上がって行きにくい上に、開催が進んで内外の馬場差が出てくる
今の時期に思い切って外に出して行き難い感じです。
逆に外枠に入った方がカーブでの減速も少なくて済みますし
スムーズに直線入り口で大きく外に出して追い出しが可能。
枠順も大きなポイントになると考えられます。
芝の状態にもよりますが、後方の馬が外に開くロスがあるために
先行馬が止まらない展開になると・・・先行馬同士で決着がしやすくなります。
ただし、芝状態に大きく差が出てくるようになると大外に出した馬の
末脚の爆発力次第で大外一気・・も炸裂しやすいわけで非常に展開は難解です。
展開、ペース、位置取り、騎手の思惑、仕掛けどころ、芝の悪化状況・・・
ちょっとした要素で着順が変わってきそうな印象。
うーん、悩ましいことこの上ないですね(>_<)
新潟記念の展開にはおおよ2パターンがあると考えられます。
・Aパターン(04年、05年、09年、11年、12年)
道中に12.5を超えて緩むポイントがあり、カーブの途中から急加速。
ロングスパート合戦になる展開。消耗度が低いので前が止まりにくい。
・Bパターン(01年、02年、03年、06年、07年、08年、10年、13年、14年)
道中は締まったペースが続くため、カーブの途中や出口での急加速はなく、
直線半ばから最後の死力を振り絞る消耗度の高い展開。
【新潟記念:展開別平均ラップグラフ】

パターン別に上位馬の4コーナー位置取りの平均を比較してみると
1着→2着→3着
Aパターン 5 5 5(番手)
Bパターン 8 7 7
まさしく若干・・・でしかありませんが(笑)
Aパターンの方が前の馬で決まりやすい傾向が出ています。
Bパターンのレースでは10番手以降からの差し馬も良く届いており、
前崩れしやすくなっているので要注意。
先行馬の質、騎手のペースなどが上手く読めるかどうかが
ポイントになりそうです・・・ってそれが難しいんですが(爆)
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