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アイビスSD(血統について)   担【けん♂】

アイビスSD(新潟1000m)は特殊な設定のレースだけに
得意とする血統についても偏りが出てくると考えられます。

過去13年のアイビスSDについて、3着以内に入った血統を調べてみました。

好走回数の多い父系
1位ノーザンダンサー系 14回
2位ナスルーラ系 13回 ※グレイソブリン、プリンスリーギフトなど
3位マッチェム系 6回
3位ネイティブダンサー系 6回  ※ミスプロ

好走回数の多い母系
1位ノーザンダンサー系 18回
2位ネイティブダンサー系 8回 ※ミスプロなど
2位ナスルーラ系 7回

このレースで注目すべきなのはノーザンダンサー系、及びナスルーラ系
スピードの持続力の高い血統というイメージだけにガンガン行く
展開は得意だと考えられます。

09年以前は母系に入ったときに好走があっても父系ではさっぱりだった
ネイティブダンサー系(ミスプロ系)ですが、このところ一気に実績を積み重ねています。
上位に入った6頭が全て違う馬(リピーターではない)という点でも
注目したい血統と言えそうです。

現在の日本競馬の超主流であるサンデーサイレンスの系統
ほとんど好走出来ていないのが、このアイビスSD。
実力上位のアルティマトゥーレが09年に3着に入ったことが一度あるだけです。
近い血統のタイキシャトル産駒のテイエムチュラサンが勝っているだけに
一概に全然ダメ、とは言えませんが・・・少なくとも血統的な適性は相当低い
と見た方が良さそうです。
たしかにこの血統の持ち味である瞬発力は関係なさそうですね(^^;
母系に入っても・・・少なくともプラスの効果は期待しにくい印象。
12年に初めて母父SS系(フジキセキ)のパドトロワが1着に入り、
13年も2着にフォーエバーマーク(ダンスインザダーク)が健闘、
昨年はセイコーライコウ(サンデーサイレンス)が勝利をおさめましたが、
それまではターントゥ系という括りでイルバチオが好走しているのみでした。

興味深いのはマッチェム系
出現率自体が少ない血統ですが、カルストンライトオだけでなく
近年ではアポロドルチェ、マルブツイースターといった激走馬を出しており、
13年はリトルゲルダがしっかりと3着に入線。
(リトルゲルダは昨年も4着と惜しい成績となっており、今年も出走予定)
滅多にいませんが出てくるようなら注目したいところです。

血統から注目したい馬
・アースソニック(ノーザンダンサー×ナスルーラ)
・アンゲネーム(ナスルーラ×ノーザンダンサー)
・リトルゲルダ(マッチェム×ネイティブダンサー)
・フレイムヘイロー(ノーザンダンサー×ネイティヴダンサー)
・ヘニーハウンド(ノーザンダンサー×ダマスカス)
・エーシントップ(ノーザンダンサー×ネイティヴダンサー)
・レンイングランド(ノーザンダンサー×ナスルーラ)

血統的には微妙(父系と母系が一緒の馬はノーザンダンサー系以外来ていない)
・ベルカント(ナスルーラ×ナスルーラ)

血統的には微妙(父系は良くとも母系との組み合わせが微妙)
・セイコーライコウ(ノーザンダンサー×ターントゥ)※母父SS
・マコトナワラタナ(ノーザンダンサー×ターントゥ)※母父SS
・サカジロロイヤル(ナスルーラ×ターントゥ)※ロベルト

血統的に割り引きたい馬(SS系の産駒)
・サフィロス(SS×ターントゥ)
・オースミイージー(SS×ネイティヴダンサー)
・シンボリディスコ(SS×ナスルーラ)

※血統の括りについては「血統フェスティバル」様を参考にさせて
 頂いておりますm(__)m

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