好天に恵まれた福島競馬場で七夕賞が行われました。
荒れやすいレース、とされていますが、過去の傾向を分類してみると
下位人気で突っ込んできた穴馬にはいくつかの共通点があり、
今年もそういう馬を狙うべきか、それとも実力差がモノを言うのか・・・
予想は→ココ
結果は・・・
1着◎グランデッツァ 1.58.2 上がり34.3
2着 ステラウインド 11/4
3着 マデイラ
4着▲メイショウナルト
7着〇トウケイヘイロー
10×マイネルディーン
12×レコンダイト
※全着順は→ココ
ステラウインドは8番人気、マデイラは16番人気。
3連単は100万オーバー\(◎o◎)/!
いやー今年も荒れましたね。
まぁ信用出来そうなのはグランデッツァだけだったので
さもありなん、という感じではありますが・・・
ハナを奪って行ったのは屈腱炎明け2戦目となるトウケイヘイロー。
後続を離して単独での逃走となりました。
2番手にメイショウナルト、続いてマデイラ、フィロパトール。
ゲシュタルト、外からグランデッツァ。
中段に行き切れなかったグランデスバル、アルフレード、
ゼンノルジェロ。
少し離れてステラウインド、クランモンタナ、スタートで
遅れ気味になった1番人気レコンダイトは控える競馬。
後方にマイネルディーン、フラアンジェリコ、ユールシンギング、
ポツンと最後方にヒラボクディープ。
12.0-11.3-11.5-12.2-12.5-12.4-11.8-11.4-11.1-12.0
前半1000m 59.5
後半1000m 58.7
【ラップ比較】

前半のペースはここ2年より少し遅く、およそ平均ペース。
中盤に少し緩めて脚をため、後半にグーッと加速していく展開を
作っています。
淡々と引っ張っていく形になりやすく、年によっては
前傾ラップになったりすることもある七夕賞の中では
少し特殊な流れ。
後半1000mの58.7は01年からの七夕賞の中で
最速のペースとなっています(福島開催)。
後半に加速していく展開になると、後方から捲り上げるには
さらに速い脚が求められるわけで、基本的には前優勢になりますが
前の馬も長くいい脚が必要。
外からかわして先頭に立ったグランデッツァは能力、出来ともに
今回の中では一枚上、あっさりと馬群を突き放すと
そのまま押し切ってゴールイン!
故障から復帰して以来、なかなか勝ち切れませんでしたが
とうとう本格回復。今回の出来が維持出来れば
サマーシリーズだけでなく、秋の飛躍が期待出来そうです。
少しコーナーで挟まれた感じになったメイショウナルトは
伸び切れず、故障明けのトウケイヘイローもまだ本調子とは言えず、
なんとマデイラが粘って前で競り落としたところに
外から鋭く伸びたステラウインドが襲い掛かって2着に入線。
★レース後のコメント
1着 グランデッツァ(川田将雅騎手)
「無事に勝ててよかったです。落ち着いていましたし、そのぶんリズムよく、
いい流れの中でいい位置で競馬ができました。福島にはなかなか来る機会がなく、
こうしてたまに来ていい馬に乗せていただき、ありがたいです。
スムーズな競馬でゴール前も余裕がありました。
これからもいい走りを見せることができると思います」
(平田修調教師)
「小回りは合っていると思っていました。今日は負けられない競馬でした。
馬は若い頃と同じくらい元気がありました。2000mも少し不安がありましたが、
大丈夫でした。秋の大目標はGIです。この馬でGIを獲りたいと思っています」
2着 ステラウインド(蛯名正義騎手)
「うまいこといきました。アルフレードなど、もう少し前が動いてくれれば
よかったです。自分から動いていくわけにはいきませんからね。
ただ、直線では伸びていましたし、距離は2000mぐらいが
いいのではないでしょうか」
3着 マデイラ(大野拓弥騎手)
「状態がよさそうだと感じました。スタートから進んでいってくれて、
うまく立ち回ることができました」
4着 メイショウナルト(津村明秀騎手)
「後ろに気をつかっていたので、もう少し3コーナーから行ければよかったです。
最後はもう1回盛り返していただけにもったいなかったです」
5着 アルフレード(北村宏司騎手)
「後方一気ではどうかと思ったので、意識的に出していって、
ある程度のポジションにつけようと思っていました。
向正面では勝った馬を射程圏に入れましたが、コーナーリングで
一緒に加速できませんでした。モタモタした分、置かれてしまい、
最後も差が縮まりませんでした」
7着 トウケイヘイロー(柴田善臣騎手)
「マイペースでうまく運ぶことができましたが、成績が悪かったです」
11着 フラアンジェリコ(田辺裕信騎手)
「福島記念のように最内をスルスルと......とはうまくいきませんね。
二の脚がつかなかったので、ポジションは仕方がありませんでした。
うまくさばけましたが、直線での反応はイマイチでした」
12着 レコンダイト(M.デムーロ騎手)
「スタートして、内の馬に寄られて、位置取りが悪くなってしまいました。
向正面で追い上げましたが、小回りの2000mは向かないと思います。
広いコースの方がいいでしょう」
非常に出来が良く見えたグランデッツァの不安点は
川田騎手の福島競馬場での経験不足だったわけですが、
前の馬をしっかりと射程にとらえた位置取りから
仕掛けどころをも完璧。
前につける脚質を素直に活かしてくれて良かったです。
トウケイヘイロー、メイショウナルトも実力では
十分に勝ち切れるモノがあると思いましたが、まだ本調子では
ない感じですね。特に故障明けの馬に関しては
どこで復活があるのかわからないので、忘れた頃に
やられないよう、追い続けておきたいところです。
ドサ穴を開けたマデイラは
・関西馬&関東の騎手
・ニジンスキー持ち
と穴条件をしっかりともっていたわけですが、
近走の成績から・・・なかなか狙いにくい馬でした。
(だからこそ「穴」なんですが^^;)
今回はしっかりと前につけて行った点も大きかったですね。
大野騎手を擁した陣営の判断が活きた感じです。
ステラウインドは条件的には微妙でしたがあえて言えば
関東のトップ騎手(蛯名騎手)が騎乗していた、という点が
加点材料。昨年は同じようにロングスパートになった
函館記念で3着に入っており、展開が向いた、ということも
大きかった印象です。
前走こそ大敗したものの、重賞でもそこそこの成績は
キープしてきていたわけで、実力の割に過小評価された
感じでしょうか。
メンバー構成を見ながら、ということになりますが
こういう人気を落とした馬を狙うというのも
このレースでは重要になってくると思われます。
うーん、正直グランデッツァ以外は危なっかしい馬ばかり
だったわけで、そういうときこそもっと精査して
振り回す予想をすべきでした・・・。
せっかくのサマーシリーズ、どこかで花火を!
荒れやすいレース、とされていますが、過去の傾向を分類してみると
下位人気で突っ込んできた穴馬にはいくつかの共通点があり、
今年もそういう馬を狙うべきか、それとも実力差がモノを言うのか・・・
予想は→ココ
結果は・・・
1着◎グランデッツァ 1.58.2 上がり34.3
2着 ステラウインド 11/4
3着 マデイラ
4着▲メイショウナルト
7着〇トウケイヘイロー
10×マイネルディーン
12×レコンダイト
※全着順は→ココ
ステラウインドは8番人気、マデイラは16番人気。
3連単は100万オーバー\(◎o◎)/!
いやー今年も荒れましたね。
まぁ信用出来そうなのはグランデッツァだけだったので
さもありなん、という感じではありますが・・・
ハナを奪って行ったのは屈腱炎明け2戦目となるトウケイヘイロー。
後続を離して単独での逃走となりました。
2番手にメイショウナルト、続いてマデイラ、フィロパトール。
ゲシュタルト、外からグランデッツァ。
中段に行き切れなかったグランデスバル、アルフレード、
ゼンノルジェロ。
少し離れてステラウインド、クランモンタナ、スタートで
遅れ気味になった1番人気レコンダイトは控える競馬。
後方にマイネルディーン、フラアンジェリコ、ユールシンギング、
ポツンと最後方にヒラボクディープ。
12.0-11.3-11.5-12.2-12.5-12.4-11.8-11.4-11.1-12.0
前半1000m 59.5
後半1000m 58.7
【ラップ比較】

前半のペースはここ2年より少し遅く、およそ平均ペース。
中盤に少し緩めて脚をため、後半にグーッと加速していく展開を
作っています。
淡々と引っ張っていく形になりやすく、年によっては
前傾ラップになったりすることもある七夕賞の中では
少し特殊な流れ。
後半1000mの58.7は01年からの七夕賞の中で
最速のペースとなっています(福島開催)。
後半に加速していく展開になると、後方から捲り上げるには
さらに速い脚が求められるわけで、基本的には前優勢になりますが
前の馬も長くいい脚が必要。
外からかわして先頭に立ったグランデッツァは能力、出来ともに
今回の中では一枚上、あっさりと馬群を突き放すと
そのまま押し切ってゴールイン!
故障から復帰して以来、なかなか勝ち切れませんでしたが
とうとう本格回復。今回の出来が維持出来れば
サマーシリーズだけでなく、秋の飛躍が期待出来そうです。
少しコーナーで挟まれた感じになったメイショウナルトは
伸び切れず、故障明けのトウケイヘイローもまだ本調子とは言えず、
なんとマデイラが粘って前で競り落としたところに
外から鋭く伸びたステラウインドが襲い掛かって2着に入線。
★レース後のコメント
1着 グランデッツァ(川田将雅騎手)
「無事に勝ててよかったです。落ち着いていましたし、そのぶんリズムよく、
いい流れの中でいい位置で競馬ができました。福島にはなかなか来る機会がなく、
こうしてたまに来ていい馬に乗せていただき、ありがたいです。
スムーズな競馬でゴール前も余裕がありました。
これからもいい走りを見せることができると思います」
(平田修調教師)
「小回りは合っていると思っていました。今日は負けられない競馬でした。
馬は若い頃と同じくらい元気がありました。2000mも少し不安がありましたが、
大丈夫でした。秋の大目標はGIです。この馬でGIを獲りたいと思っています」
2着 ステラウインド(蛯名正義騎手)
「うまいこといきました。アルフレードなど、もう少し前が動いてくれれば
よかったです。自分から動いていくわけにはいきませんからね。
ただ、直線では伸びていましたし、距離は2000mぐらいが
いいのではないでしょうか」
3着 マデイラ(大野拓弥騎手)
「状態がよさそうだと感じました。スタートから進んでいってくれて、
うまく立ち回ることができました」
4着 メイショウナルト(津村明秀騎手)
「後ろに気をつかっていたので、もう少し3コーナーから行ければよかったです。
最後はもう1回盛り返していただけにもったいなかったです」
5着 アルフレード(北村宏司騎手)
「後方一気ではどうかと思ったので、意識的に出していって、
ある程度のポジションにつけようと思っていました。
向正面では勝った馬を射程圏に入れましたが、コーナーリングで
一緒に加速できませんでした。モタモタした分、置かれてしまい、
最後も差が縮まりませんでした」
7着 トウケイヘイロー(柴田善臣騎手)
「マイペースでうまく運ぶことができましたが、成績が悪かったです」
11着 フラアンジェリコ(田辺裕信騎手)
「福島記念のように最内をスルスルと......とはうまくいきませんね。
二の脚がつかなかったので、ポジションは仕方がありませんでした。
うまくさばけましたが、直線での反応はイマイチでした」
12着 レコンダイト(M.デムーロ騎手)
「スタートして、内の馬に寄られて、位置取りが悪くなってしまいました。
向正面で追い上げましたが、小回りの2000mは向かないと思います。
広いコースの方がいいでしょう」
非常に出来が良く見えたグランデッツァの不安点は
川田騎手の福島競馬場での経験不足だったわけですが、
前の馬をしっかりと射程にとらえた位置取りから
仕掛けどころをも完璧。
前につける脚質を素直に活かしてくれて良かったです。
トウケイヘイロー、メイショウナルトも実力では
十分に勝ち切れるモノがあると思いましたが、まだ本調子では
ない感じですね。特に故障明けの馬に関しては
どこで復活があるのかわからないので、忘れた頃に
やられないよう、追い続けておきたいところです。
ドサ穴を開けたマデイラは
・関西馬&関東の騎手
・ニジンスキー持ち
と穴条件をしっかりともっていたわけですが、
近走の成績から・・・なかなか狙いにくい馬でした。
(だからこそ「穴」なんですが^^;)
今回はしっかりと前につけて行った点も大きかったですね。
大野騎手を擁した陣営の判断が活きた感じです。
ステラウインドは条件的には微妙でしたがあえて言えば
関東のトップ騎手(蛯名騎手)が騎乗していた、という点が
加点材料。昨年は同じようにロングスパートになった
函館記念で3着に入っており、展開が向いた、ということも
大きかった印象です。
前走こそ大敗したものの、重賞でもそこそこの成績は
キープしてきていたわけで、実力の割に過小評価された
感じでしょうか。
メンバー構成を見ながら、ということになりますが
こういう人気を落とした馬を狙うというのも
このレースでは重要になってくると思われます。
うーん、正直グランデッツァ以外は危なっかしい馬ばかり
だったわけで、そういうときこそもっと精査して
振り回す予想をすべきでした・・・。
せっかくのサマーシリーズ、どこかで花火を!
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