春競馬ももうすぐ終わり・・・GⅠ連戦の中休みという感じではありますが
秋に向けて注目馬が参戦したエプソムCが行われました。
秋を占うという面では、ここで4歳勢に人気が集まった、というのは
先行きを考えて嬉しい限り。あとはしっかりと結果を出すだけ・・・
予想は→ココ
結果は・・・
1着◎エイシンヒカリ 1.45.4 上がり34.6
2着▲サトノアラジン クビ
3着〇ディサイファ
4着△フルーキー
※全着順は→ココ
押して押してゲシュタルトが行こうとしますが、その外をすんなりとかわして
エイシンヒカリが先頭に立ってレースを引っ張る形。
スタートが速い、というタイプではなく、基本スピードの高さで前に行く感じ。
2番手にフェスティヴタローが続き、ヒラボクディープ、ゲシュタルトの後ろに
サトノアラジン、アーデント。
いつもは控える形になるサトノアラジンですが、少し掛かり気味で
ルメール騎手が抑えてクビを上げてしまっていたのは微妙。
ノーステア、ユールシンギング、マイネルホウオウが中段、その後ろに
昨年の覇者ディサイファ。後方に控えてフルーキー、ペルーサ、最後方に
フルアクセルという態勢。
12.9-11.3-11.4-11.9-11.7-11.6-11.2-11.2-12.2
前半800m 47.5
後半800m 46.2
【ラップ比較】

良馬場で行われた過去のエプソムCの平均ペースとの比較。
前半は若干スタートが遅い感じながらほぼ平均ペースで進めていますが
今年は中盤が緩まず、徐々に加速。
長く速い脚を維持する消耗度の高いレース展開を作っています。
前が加速していく形になると後続の馬は外を回して詰め寄ることが出来ず、
基本的には前優勢の展開になりますが、前の馬には脚を維持する
高い能力が求められるわけで、レベル的にも高く評価出来そうです。
ただ・・・過去のエプソムCの平均ラップ配分(良馬場)は
前半800m 47.3
後半800m 47.0
というように前半のペースは今年と変わらないのに、今年は後半が
妙に速くなっているのは・・・エイシンヒカリの能力の高さでもあるとは思いますが、
高速馬場の影響もあると思われます。
例年以上の脚を使わされたことが今後の脚元に響かないことを祈りたいですね。
直線に入って少し外にヨレ気味になったエイシンヒカリの内を突いて
サトノアラジンが進出。
あっさりかわして・・・という感じに見えましたが、エイシンヒカリが
そこからまた二枚腰を使って抜かせず、最後まで踏ん張り切ってゴールイン!
競り合って抜かさせない根性の高さ(気性の強さ)も高評価。
あえて思い切ったペースを作りに行かず、じっくりと攻めた
武豊騎手の手腕も見事だったと思います。
3着には遅れて追いかけてきたディサイファ、さらに遅れて4着にフルーキー。
ディサイファがクビ差まで詰め寄ったことを考えると
サトノアラジンも脚をためて末脚に賭けていたらもしかして・・・という
感じもありますが、逆に追いかけて届かないレース展開に
巻き込まれた可能性も無きにしも非ず。
レースは一度きり、やり直しの利かない勝負だけに
どこに明暗、展開の綾があったのか・・・難しいところだと思います。
★レース後のコメント
1着 エイシンヒカリ(武豊騎手)
「レース前、この馬としては落ち着いていたので、いいレースができると思いました。
レースでも落ち着いて上手に走ってくれましたし、左回りも問題ありませんでした。
3走前のようなレースぶりを期待したファンもある意味裏切ってしまいましたが、
今日は優等生のレースをしてくれました。まだ一度しか負けていないわけで、
まだまだ強くなりそうです。秋は大きいレースへ向かいたいです」
(坂口正則調教師)
「思い切って逃げてほしいと言ったので、もう少し行くかと思いましたが、
あまり行きませんでしたね。ジョッキーがうまく乗ってくれました。
今の時点では行くしかないので、気持ちよく走った方がいい馬です。
まだ馬が若いし、さらに実が入ってくれたらと思います。夏場はあまりよくなさそうですし、
間隔をあけたいと思っていますが、今後はオーナーと相談したいと思います」
2着 サトノアラジン(C.ルメール騎手)
「勝ち馬を追ってグッドレースができました。残り600mからすごくいい脚を使って
差を詰めましたが、ラスト100mで同じ脚色になってしまいました。
距離の1800mはマキシマム、ギリギリです。ベストはマイルでしょう」
3着 ディサイファ(四位洋文騎手)
「前に出して位置をとりにいくと引っかかるので、位置をとりにいくよりも
自分のリズムを守りました。枠を考えたら、よく差を詰めていると思います。
隣に馬がいる方が闘争心がわいてくる馬です」
4着 フルーキー(北村宏司騎手)
「スタートしてから、中団につけたい気持ちがあったのですが、ダッシュがつかず、
ポジションもとりきれず後方からになりました。向正面では差を詰めて、
直線では馬群をさばいて伸びてくれましたが、結果的にペースが流れていないので
前に残られてしまいました。うまく運べて、ポジションをとりきれていればよかったです」
5着 ヒラボクディープ(柴山雄一騎手)
「本当はどこかでカベを作るイメージでした。しかし、自分からスッと行ってしまい、
前があいたままでした。もっとためて行ければ弾けたのですが......。
前走では弾けていましたからね。それでも正攻法の競馬ができてよかったです」
6着 ペルーサ(内田博幸騎手)
「伸びてはいますが、あんなものではないと思います。もっとフォームが沈みこんでほしいです。
しかし、一回使って、このままいい感じでいければ、どこかでチャンスはあるでしょう」
8着 ユールシンギング(吉田隼人騎手)
「勝ちにいったのですが、反応してくれませんでした。ゲートでもやや反抗している感じでした。
調教師と相談して考えていくしかありません。前走の内容はよかったので、
そのような競馬の方がいいみたいです」
11着 マイネルホウオウ(柴田大知騎手)
「直線に入るまでは思い描いていた通りでした。しかし、反応できず、
まったく伸びませんでした。まだ時間がかかるかもしれません」
エイシンヒカリの馬体はまだ未完成な印象。
同じ血統構成のキズナも緩い馬体から古馬になって一気に良化したので
この馬ももう一段回成長が期待出来るかもしれません。
ガンガン行くレースをしなかったことで、気性的に安定感が
出てくれば長く活躍が期待出来そうです。
(サイレンススズカのような逃げにも期待したい気持ちもありますが^^;)
この時期に若い馬が活躍してくれると秋が楽しみになりますね。
ベテランの頑張りにも期待したいですが、若い馬とのガチンコ勝負になってこそ、
なわけで、期待通りの高いレベルのレースになって良かったです♪
秋に向けて注目馬が参戦したエプソムCが行われました。
秋を占うという面では、ここで4歳勢に人気が集まった、というのは
先行きを考えて嬉しい限り。あとはしっかりと結果を出すだけ・・・
予想は→ココ
結果は・・・
1着◎エイシンヒカリ 1.45.4 上がり34.6
2着▲サトノアラジン クビ
3着〇ディサイファ
4着△フルーキー
※全着順は→ココ
押して押してゲシュタルトが行こうとしますが、その外をすんなりとかわして
エイシンヒカリが先頭に立ってレースを引っ張る形。
スタートが速い、というタイプではなく、基本スピードの高さで前に行く感じ。
2番手にフェスティヴタローが続き、ヒラボクディープ、ゲシュタルトの後ろに
サトノアラジン、アーデント。
いつもは控える形になるサトノアラジンですが、少し掛かり気味で
ルメール騎手が抑えてクビを上げてしまっていたのは微妙。
ノーステア、ユールシンギング、マイネルホウオウが中段、その後ろに
昨年の覇者ディサイファ。後方に控えてフルーキー、ペルーサ、最後方に
フルアクセルという態勢。
12.9-11.3-11.4-11.9-11.7-11.6-11.2-11.2-12.2
前半800m 47.5
後半800m 46.2
【ラップ比較】

良馬場で行われた過去のエプソムCの平均ペースとの比較。
前半は若干スタートが遅い感じながらほぼ平均ペースで進めていますが
今年は中盤が緩まず、徐々に加速。
長く速い脚を維持する消耗度の高いレース展開を作っています。
前が加速していく形になると後続の馬は外を回して詰め寄ることが出来ず、
基本的には前優勢の展開になりますが、前の馬には脚を維持する
高い能力が求められるわけで、レベル的にも高く評価出来そうです。
ただ・・・過去のエプソムCの平均ラップ配分(良馬場)は
前半800m 47.3
後半800m 47.0
というように前半のペースは今年と変わらないのに、今年は後半が
妙に速くなっているのは・・・エイシンヒカリの能力の高さでもあるとは思いますが、
高速馬場の影響もあると思われます。
例年以上の脚を使わされたことが今後の脚元に響かないことを祈りたいですね。
直線に入って少し外にヨレ気味になったエイシンヒカリの内を突いて
サトノアラジンが進出。
あっさりかわして・・・という感じに見えましたが、エイシンヒカリが
そこからまた二枚腰を使って抜かせず、最後まで踏ん張り切ってゴールイン!
競り合って抜かさせない根性の高さ(気性の強さ)も高評価。
あえて思い切ったペースを作りに行かず、じっくりと攻めた
武豊騎手の手腕も見事だったと思います。
3着には遅れて追いかけてきたディサイファ、さらに遅れて4着にフルーキー。
ディサイファがクビ差まで詰め寄ったことを考えると
サトノアラジンも脚をためて末脚に賭けていたらもしかして・・・という
感じもありますが、逆に追いかけて届かないレース展開に
巻き込まれた可能性も無きにしも非ず。
レースは一度きり、やり直しの利かない勝負だけに
どこに明暗、展開の綾があったのか・・・難しいところだと思います。
★レース後のコメント
1着 エイシンヒカリ(武豊騎手)
「レース前、この馬としては落ち着いていたので、いいレースができると思いました。
レースでも落ち着いて上手に走ってくれましたし、左回りも問題ありませんでした。
3走前のようなレースぶりを期待したファンもある意味裏切ってしまいましたが、
今日は優等生のレースをしてくれました。まだ一度しか負けていないわけで、
まだまだ強くなりそうです。秋は大きいレースへ向かいたいです」
(坂口正則調教師)
「思い切って逃げてほしいと言ったので、もう少し行くかと思いましたが、
あまり行きませんでしたね。ジョッキーがうまく乗ってくれました。
今の時点では行くしかないので、気持ちよく走った方がいい馬です。
まだ馬が若いし、さらに実が入ってくれたらと思います。夏場はあまりよくなさそうですし、
間隔をあけたいと思っていますが、今後はオーナーと相談したいと思います」
2着 サトノアラジン(C.ルメール騎手)
「勝ち馬を追ってグッドレースができました。残り600mからすごくいい脚を使って
差を詰めましたが、ラスト100mで同じ脚色になってしまいました。
距離の1800mはマキシマム、ギリギリです。ベストはマイルでしょう」
3着 ディサイファ(四位洋文騎手)
「前に出して位置をとりにいくと引っかかるので、位置をとりにいくよりも
自分のリズムを守りました。枠を考えたら、よく差を詰めていると思います。
隣に馬がいる方が闘争心がわいてくる馬です」
4着 フルーキー(北村宏司騎手)
「スタートしてから、中団につけたい気持ちがあったのですが、ダッシュがつかず、
ポジションもとりきれず後方からになりました。向正面では差を詰めて、
直線では馬群をさばいて伸びてくれましたが、結果的にペースが流れていないので
前に残られてしまいました。うまく運べて、ポジションをとりきれていればよかったです」
5着 ヒラボクディープ(柴山雄一騎手)
「本当はどこかでカベを作るイメージでした。しかし、自分からスッと行ってしまい、
前があいたままでした。もっとためて行ければ弾けたのですが......。
前走では弾けていましたからね。それでも正攻法の競馬ができてよかったです」
6着 ペルーサ(内田博幸騎手)
「伸びてはいますが、あんなものではないと思います。もっとフォームが沈みこんでほしいです。
しかし、一回使って、このままいい感じでいければ、どこかでチャンスはあるでしょう」
8着 ユールシンギング(吉田隼人騎手)
「勝ちにいったのですが、反応してくれませんでした。ゲートでもやや反抗している感じでした。
調教師と相談して考えていくしかありません。前走の内容はよかったので、
そのような競馬の方がいいみたいです」
11着 マイネルホウオウ(柴田大知騎手)
「直線に入るまでは思い描いていた通りでした。しかし、反応できず、
まったく伸びませんでした。まだ時間がかかるかもしれません」
エイシンヒカリの馬体はまだ未完成な印象。
同じ血統構成のキズナも緩い馬体から古馬になって一気に良化したので
この馬ももう一段回成長が期待出来るかもしれません。
ガンガン行くレースをしなかったことで、気性的に安定感が
出てくれば長く活躍が期待出来そうです。
(サイレンススズカのような逃げにも期待したい気持ちもありますが^^;)
この時期に若い馬が活躍してくれると秋が楽しみになりますね。
ベテランの頑張りにも期待したいですが、若い馬とのガチンコ勝負になってこそ、
なわけで、期待通りの高いレベルのレースになって良かったです♪
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