
※阪神2000mのコース図及び01年以降のマーメイドSの馬場別平均ラップ
(06年は京都開催のため除く)
マーメイドSが行われる阪神2000mはスタンド前の直線からスタート、
スタート直後に上り坂があるため、急加速がつきにくい構造だと考えられます。
直線は300mほどでカーブに突入するため、先行するなら
内枠が有利、一旦隊列が決まってしまうとあとから追い上げるのは
非常に難しい構造だと思われます。
道中は平坦なため、飛ばして行く馬がいれば向こう正面では
かなり締まったペースになりますが、この辺りは先行馬の脚質と
騎手の性質次第。
残り600mのところで3コーナー突入、下りながら加速していくことになりますが、
馬場が湿っている場合は4コーナーでスムーズに曲がれるように
ある程度ブレーキをかけながら下っていくことになりそう。
後方の馬はここで前との差を詰めていかねばならないわけですが、
大きく外に振られてしまう可能性が高く、相当なロスを覚悟する必要が
出てきそうです。
コース図につけた平均ラップを見ると、4コーナーでの加速は
ほとんどなし。平坦なペースのままズルッと直線に入ることが多いようです。
※加速があるかどうかは先行馬の能力に左右されます。
【4コーナー位置取りと着順の関係】
1着→2着→3着
14年 7 1 9(番手)
13年 5 1 11
12年 5 14 9
11年 11 7 13
10年 2 1 3
09年 1 3 9
08年 7 1 7 ※重
07年 5 5 12
05年 1 2 9 ※稍重
04年 6 2 2
03年 4 2 7 ※重
02年 1 7 2
01年 2 1 3
先行気味に行った馬(1~3番手)が13年中、10回は上位入線。
逃げ切り自体も3回あるわけで、基本的にはかなり先行有利なレースと
考えて良さそうです。
差し決着になった06年、07年、11年、12年は直線入り口で
先行馬の脚が止まってしまっており、展開次第でどう転ぶかわからない
微妙な面を見せてしまっています。
前の馬がある程度余力を持って引っ張るなら例年通り先行有利。
上位入線は好位、最低でも中段までにいないと厳しくなりそう。
先行馬がバテるようだと・・・差し決着もあり。
各馬について見るのと一緒に先行馬の質についても
考えていきたいと思います。
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