
※東京2400mのコース図及び03年以降のダービーの平均ラップ
(不良馬場の09年、11年を除く)
ダービーが行われる東京2400mはオークスと舞台が一緒なので
コースの構造については割愛。
※オークスの展開分析は→ココ
ダービーではディープインパクトが05年に初めて33秒台の末脚を記録。
消耗度が高い分、上がりがかかるタフなレース、というのがそれまでの
ダービーのパターンでした。
しかし、07年にウオッカをはじめとして6頭の馬が33秒台を記録。
10年は超スローペースになり、32秒台の末脚を使う馬が出ており、
それまでとは様相が一変しています。
※もちろん不良馬場は例外扱い
12年は締まった流れになり、消耗度が高い展開になりましたが、
2着のフェノーメノを含めて4頭が33秒台の末脚を発揮。
正直、これはかなりの異常事態だと考えていましたが
13年も勝ち馬のキズナをはじめとして6頭が33秒台に突入。
昨年はショウナンラグーンが6着ながら33.9を記録。
34秒台前半の上がりを使った馬が多く出たことを考えるとやはり
傾向的にはタフな流れ、というより決め脚に注目する方向に
なってきている印象です。
どうやら東京競馬場の質自体に大きな変化がおきている、
と考えた方がいいかもしれません。
高速馬場の影響はかなり大きいと言わざるを得ない状況ですね。
先行馬の質によってレースの個性が変わってしまう、という点に加えて
芝の状態も展開を読む上で非常に重要になりそうです。
【4コーナー位置取りと着順の関係】
1着→2着→3着
14年 5 2 6(番手)
13年 14 10 1
12年 3 7 2
11年 12 15 5 ※不良
10年 11 6 9
09年 3 2 5 ※不良
08年 15 3 13
07年 8 1 9
06年 3 1 12
05年 10 2 10
04年 3 17 3
03年 7 2 2
先行馬(1~3番手の馬)が1頭も絡まなかったのはここ12年では
10年、11年の2年だけ。
極端に上がりが速くなり過ぎる、もしくは不良馬場のような特殊馬場になる
ということがなければ前の馬の中で能力の高い馬を組み入れて考えた方がよさそうです。
10番手以降からの差し馬もよく届いています。
末脚の能力、というのも非常に重要だと考えられます。
ただし、勝ち切ったのはキングカメハメハ、ディープスカイ、
エイシンフラッシュ、オルフェーヴル、キズナ・・・
究極の上がり勝負だった10年は別にしても、かなり抜けた馬じゃないと
厳しい感じも無きにしも非ず。
※このメンバーにキズナが混じると個人的には違和感を感じてしまいます(^^;
やはり世代として少し低調だったのかも・・・
位置取りの有利さと末脚の能力との兼ね合いについても
しっかり考えておきたいところだと思います。
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