07年に阪神が改装されて桜花賞が現在の外回りコースになって以降の
オークス上位馬の着順別人気を見てみました。
【上位馬の人気:オークス】

平均人気はおよそ4~5番人気、ガッチガチというわけでもなく
逆に超荒れやすいレース設定、ということではない、と考えられます。
10番人気以降で入線したのは08年2着のエフティマイアだけですが、
9番人気、8番人気辺りでの好走はそれほど珍しいわけではなく、
人気薄でも場合によっては侮れない、という状況。
人気薄の馬が好走しているパターンを挙げてみると・・・
★桜花賞上位馬がオークスで人気を裏切る
→桜花賞上位馬の距離適性に不安があったりする場合、トライアルで結果を出して
権利を取った馬が下剋上を成し遂げることがあります。
もしくは桜花賞前の前哨戦(チューリップ賞、クイーンC、フラワーC)勝ち馬が
桜花賞で負けて人気を落としたところからの巻き返しがあったりします。
★桜花賞上位馬自体がオークスで人気を下げる
→桜花賞自体が荒れ模様だったり、世代全体のレベルが疑われる年に関しては
トライアル組が人気を背負いやすくなりますが・・・こういう場合は
基本的に桜花賞上位馬や桜花賞上位人気馬の巻き返しがある感じ。
桜花賞に出られなかったトライアル組を過剰評価するのは危険なニオイ。
★桜花賞上位馬がオークスに出走していない
→レアパターンですが、ウオッカがダービーに向かい、ダイワスカーレットが
回避した07年なんかはトライアル組が人気を集めましたが
結果的に桜花賞掲示板クラスの馬が繰り上がって結果を出しています。
おおよそこんな感じ。
基本的には桜花賞上位馬はオークスでもそのまま強い、と考えるのが筋。
桜花賞で負けたとしても、その前に結果を出して上位人気を背負っていた馬に
関しては侮れない、という印象です。
特に東京で行われるクイーンCの上位馬は巻き返しに要注目。
世代上位馬が春までにコロコロ変わるようなレベル的に疑わしい年は
桜花賞で結果を出した馬も信用されず、人気を落とし気味になったりしますが、
こういう年こそ桜花賞の上位馬、上位人気馬を狙うのが良さそうです。
得てしてトライアル組に注目が集まったりしますが、世代上位の実績馬ですら
信用できないのに、ぽっと出の馬を信用する方が難しいというのは自明の理(爆)
【簡単フローチャート】
A)桜花賞上位馬がオークスで
・人気を背負う→B
・人気を落とす→2
B)桜花賞上位馬の適性(距離、血統など)に
・不安がない→1
・不安がある→3
1)素直に桜花賞上位馬を信用。ガチガチになりがちなので絞って狙う。
加えるとしたら桜花賞前の重賞上位馬まで。
2)桜花賞上位馬もしくは、桜花賞上位人気馬の巻き返しを狙う。
トライアル組は「遅れてきた大物」がいれば狙ってもいいが、基本的には×
少し手を広げてハイリターン狙いもあり。
3)トライアル上位馬、桜花賞前に結果を出している距離適性に問題がない馬を狙う。
あえて桜花賞上位組を切り飛ばして高配狙いもありを。
まぁこのフローチャートが信用できるかはわかりませんが(笑)
とりあえず、今年は桜花賞上位馬がそれなりに人気を集めそうなのでA→B、
あとは距離適性を見ながら、1か3のプランになりそうかと(^^;
