けいけん豊富な毎日

ヴィクトリアマイル（東京１６００ｍ）についてもう少し見ておきたいと思います。

【実質斤量負担】


割合広い範囲で好走馬が出ていますが、基本的には馬格があるタイプが
好走している傾向が強く、出走メンバーの平均馬体重を超えている馬が優勢。
今回の平均馬体重（前走ベース）は４６９ｋｇなので、およそ４７０ｋｇ以上の馬に
注目になりそうです。

小柄な馬に関してはひとまず・・・４６０ｋｇで線引き。

４６０ｋｇを切っている場合の好走条件は

・東京で好走している重賞勝ち馬

となっており、東京未経験馬に関しては京都外回りコースで
切れ味を発揮しているとか、直近のＧⅠでの好走歴があるといった
特殊条件を加味して考えたいところ。

今回のメンバーだと・・・重賞勝ちのないウエスタンメルシー、
タガノエトワールは脱落。
ハナズゴールも東京ではＯＰで２着があるものの、５００万下までしか
勝っていないとなると割引きが必要になりそうです。
ショウナンパンドラも東京では５００万下で２着まで・・・。
まだ出走回数自体が少ない上になんといってもＧⅠ馬だけに
侮るのは危険かもしれませんが、条件的には強く推せない状況かと。
同じくレッドリヴェールも東京での成績はダービー１２着だけ。
昨秋は京都外回りコースのエリザベス女王杯でも大敗しており、
条件的にはかなり厳しい、と見た方がいいかもしれません。

実質斤量負担ではひとまず、１２.５％が好走の上限ライン。
かなり特別な実績馬しかこなせていないとなると・・・
カフェブリリアントは３連勝中の重賞勝ち馬、というだけでは
少し物足りないかも。
ハナズゴールは斤量負担に耐えて海外ＧⅠを勝っていますが
年齢や近走の内容からすると大きく割引き。
レッドリヴェールは２歳女王・・・というだけでは実績に不足が
感じられます。ただし斤量負担に強いステイゴールド産駒だけに
こなせる下地はあっても不思議はないと思われます。

１２.０～１２.５％の馬に関してもＧⅠ実績が必要となりますが、
今回の対象馬に関しては一応問題なし、となっています。
あえて言えば・・・タガノエトワールが少し怪しいくらいでしょうか（笑）

斤量負担の面では・・・前走で勝っているのに斤量が減っている
ケイアイエレガントが推せる馬になります。
５２０ｋｇという大型馬だけに、実質的な斤量負担も軽く、
上手くペースを作れたら面白い１頭になるかもしれませんね（＾＾；