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ヴィクトリアマイル(展開分析)  担【けん♂】

VMコース
※東京1600mのコース図、及びヴィクトリアマイルのペース別平均ラップ

ヴィクトリアマイル(東京1600m)は06年に新設されたGⅠ。
まだ歴史が浅いわけですが、今年で10回目・・・時間が経つのは早いですね。

06年 1.34.0
12.6-11.2-11.6-12.1-12.2-11.4-11.3-11.6
前半800m 47.5
後半800m 46.5

07年 1.32.5
12.3-10.8-11.7-11.8-11.6-11.2-11.2-11.9
前半800m 46.6
後半800m 45.9

08年 1.33.7
12.4-11.3-12.0-12.2-12.1-11.2-11.0-11.5
前半800m 47.9
後半800m 45.8

09年 1.32.4
12.2-10.8-11.7-12.0-11.9-11.2-10.8-11.8
前半800m 46.7
後半800m 45.7

10年 1.32.4
12.2-10.6-11.0-11.7-12.0-11.6-11.3-12.0
前半800m 45.5
後半800m 46.9

11年 1.31.9
12.0-10.6-10.9-11.1-11.3-11.6-12.0-12.4
前半800m 44.6
後半800m 47.3

12年 1.32.4
12.2-10.9-11.3-12.0-11.8-11.5-11.2-11.5
前半800m 46.4
後半800m 46.0

13年 1.32.4
12.4-10.8-11.4-11.7-11.9-11.4-11.2-11.6
前半800m 46.3
後半800m 46.1

14年 1.32.3
12.4-10.7-11.6-11.5-11.8-11.4-11.2-11.7
前半800m 46.2
後半800m 46.1

同条件で行われるNHKマイルや安田記念が前傾ラップになりやすいのに対し、
ヴィクトリアマイルは06~09年までずっと後傾ラップ。
10年に初めて前傾ラップになり、11年も続けて前傾ラップ。
傾向が変わってきたのかと思いきや、ここ3年は平坦気味ではありますが
また後傾ラップに戻っている感じです。

ヴィクトリアマイル:ペース別グラフ】
VMペース

前半がスローで落ち着いて後傾ラップになった場合は
スタミナよりは 瞬発力を問うレース展開になっているという特徴が出ていました。

後傾ラップで上位に入っている馬をピックアップしてみると
・エイジアンウインズ
・ブルーメンブラット
・コイウタ
・アグネスラズベリ(5着)
・ジョリーダンス(5着、5着)
・キストゥヘヴン(4着)
・ザレマ(4着)

これらの馬は1400mに適性が高い印象の馬。
スプリンターではありませんが、スタミナよりもスピードに偏っている
という馬が好走
を見せています。
ここ3年は極端なスローではなかった分、ここまで偏った傾向は
出ませんでしたが、それでもドナウブルー、マルセリーナなどは
マイルまでの馬、という感じ。
連覇を果たしたヴィルシーナも古馬になってからは長い距離では
結果を出せていませんし、ホエールキャプチャもスタミナ型のタイプではないと
思われます。
13年3着のマイネイサベルが少しスタミナ寄りな感じもあるので
後傾ラップでも前半が46秒台前半になる場合には
スローペースのレースとは少し異なる色合いを見せている印象です。

ポイントになっているのはハナを切っている馬。
06年はあまり先行経験がなく、逃げたレースも全てスローだったマイネサマンサ。
07年は中距離の逃げ馬アサヒライジング、この馬もぶっ飛ばす傾向ではありません。
08年は初めてハナを切ったピンクカメオ。
09年のショウナンラノビアは07年のアサヒライジングで逃げた柴田善騎手が
同じようなペースを作っています。
12年はスローペースの逃げ馬クィーンズバーン。さらにほとんど東京で
逃げた経験がなく、スローを作りやすかった内田博騎手に乗り代わり。
13年のアイムユアーズも戸崎騎手がテン乗りで、この馬自身
初めて逃げたわけで、手探りな感じがあったかもしれません。
昨年のヴィルシーナは前年勝ったときのペースを完全に
トレースしたような形のラップを刻んでいました。
騎手の体内時計って凄いですね(笑)

要は速いペースで先行したい馬がいなかった・・・という感じ。

10年も逃げ脚質の馬は不在でしたが、短距離で先行してきた
ベストロケーションが引っ張り、前半から締まったペースとなりました。
走破時計自体は09年と同じですが、内容はまるで別物。

11年はオウケンサクラの北村宏騎手が思い切って引っ張り、
強烈な前傾ラップ。東京では異常な早仕掛けをしやすい騎手、
という点もありますが、後方に名牝2頭が控えていただけに
相当なプレッシャーもあったろうと思われます。

10年、11年の好走馬を見てみると
・ブエナビスタ
・ヒカルアマランサス
・ニシノブルームーン
・アパパネ
・レディアルバローザ

レディアルバローザ、ニシノブルームーンは中山牝馬Sの勝ち馬。
ヒカルアマランサスも1800mで勝ちがあり、愛知杯でも4着と
好走をしていました。
完全に09年までの好走馬のイメージとは一線を画している印象。
かなりスタミナ寄りの資質が問われていると考えられます。

今後も先行馬の質によって
・後傾ラップ→スプリンター寄り(1400m辺り)の馬が好走
・前傾ラップ→1800m以上の実績がある馬が好走


といった違いが出てくると考えられます。
前傾と後傾では・・・まるで別のレース。当然狙う馬も変わってくると思われます。
まずは先行馬の質と騎手に注意したいですね(^^)

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