
※中山2000mのコース図及び皐月賞(01年~)のラップ平均
11年は東京開催のため除く
皐月賞が行われる中山2000mはスタンド側の直線からスタート。
途中に上り坂がありますが、最初に400mほど直線が続きますので
それなりにペースは速くなりがち。
先行争いは激化しやすいと考えられますが、内外の差はそれほど
大きくなさそうです。
ただし、カーブに入るまでに前につけていないと途中で位置取りを
変えるのは難しい構造となっています。
上りながらカーブに突入、カーブの途中からは今度は長い下り坂。
ここでペースをいかに抑えるかで全体の走破時計と後半の展開が変わってきます。
タイトなカーブを曲がると短い直線。
皐月賞では基本的にカーブですでに加速が開始されることが多く、
後方の馬が押し上げていくのが非常に難しい展開になりやすい
傾向があります。
先行馬(+騎手)に求められるのは
・早めに仕掛けてある程度長い脚で引っ張ることが出来る持続質の脚
・曲がりながら加速出来る器用さ
・中山の特性を理解している騎手の腕
こんな感じでしょうか。
【4コーナー位置取りと着順の関係】
1着→2着→3着
14年 4 3 1(番手)
13年 5 3 5
12年 6 15 4
10年 8 12 12
09年 9 16 15
08年 1 8 6
07年 1 2 9
06年 3 9 9
05年 9 13 5
04年 2 5 1
基本的には前半から締まったペースになると先行有利の傾向が緩和。
場合によっては後方からの追い込みも決まるようになってきます。
前から後ろまでかなりバラついた出方をしており、
展開や、馬の能力、力関係などの要因が位置取りを凌駕しやすい・・・
という感じでしょうか。
前半をゆったりと行って後半にペースアップする展開だと
後方の馬は・・・ほぼ全滅(爆)
圧倒的に先行有利なレースとなってきます。
4コーナー手前での急加速があるかどうかも展開の分かれ道。
問題は先行馬がどんなペースを作るのか、ということになりますが
逃げたこともない馬が先行して意味不明の大暴走をするなど
事前のデータでは考えられない事態が起こり得るのが3歳戦の怖さ(>_<)
展開については慎重に考えておく必要がありそうです。
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