中山牝馬S(中山1800m)について見ていきたいと思います。
【体重別実績:中山牝馬S(04年~)】※11年は阪神開催のため割愛

4勝、2着3回と好調なのは480~500kgのゾーン。
460~480kgのゾーンも3勝、2着2回と健闘しており
出走馬の頭数の関係で割合は下がっていますが、回数的には
ほとんど差がない結果となっています。
牝馬限定戦ということで、小柄な馬が多いわけで、
出走頭数の割合からすると、中型の中でも比較的大柄な馬が優勢という
傾向が出ている印象。
460kgを切る小さめの馬も出走頭数が多いようです。
420kg以上あれば一応好走例があり、馬格の小ささ自体は
それほど問題視しなくてもいいかもしれません。
逆に500kgを超える大型馬は出走頭数自体が少ないこともありますが、
過去10年で3着以内に入ったのは昨年2着のケイアイエレガントが初めて。
内回りをこなす操作性の高さなどが求められることもマイナスに
なっているのかもしれません。
中山牝馬Sはハンデ戦になっていますので、上記の馬を
実質斤量負担に換算してまとめ直してみました。
※実質斤量負担=斤量÷馬体重(%)
【実質斤量負担別実績】

あからさまに11.0~11.5%、11.5~12.0%までのゾーンが優秀。
合わせて8勝というのは凄い偏りだと思われます(^^;
12.5~13.0%とかなり負担が厳しいにもかかわらず
好走しているのは
・04年1着 オースミコスモ
・06年3着 ヤマニンアラバスタ
オースミコスモは前走で小倉大賞典2着の上に前年に関屋記念を勝っていました。
ヤマニンアラバスタは前年に新潟記念、府中牝馬Sを連覇。
表にはありませんが02年に秋華賞の勝ち馬ティコティコタックが2着に
入っていました。
少なくとも重賞級の馬でないと厳しいと考えられます。
GⅠもしくは牡馬混合の重賞で結果を出している、という
高いハードルになっています。
さらに厳しい13.0%オーバーで好走しているとなると・・・
・06年2着 ディアデラノビア
・08年3着 キストゥヘヴン
・09年1着 キストゥヘヴン
この時点の実績的にはフローラSを勝っただけですが、
クラシックでも上位評価されていた素質馬ディアデラノビア。
このあとは重賞で活躍していった名牝でした。
キストゥヘヴンは桜花賞馬。
地力という面では世代でも最上位クラスの馬だっただけに
酷斤量をこなしたのも納得という感じです。
好走の上限は・・・12.5%
ただし、基本的には11.0~12.0%の馬が中心。
12%台前半の馬はヒモ候補に止めておいた方が良さそうです。
馬格がなく、酷斤量を背負う馬に関してはすでに重賞を勝っているなどの
相当高い実績が求められる、としておきたいと思います。
【体重別実績:中山牝馬S(04年~)】※11年は阪神開催のため割愛

4勝、2着3回と好調なのは480~500kgのゾーン。
460~480kgのゾーンも3勝、2着2回と健闘しており
出走馬の頭数の関係で割合は下がっていますが、回数的には
ほとんど差がない結果となっています。
牝馬限定戦ということで、小柄な馬が多いわけで、
出走頭数の割合からすると、中型の中でも比較的大柄な馬が優勢という
傾向が出ている印象。
460kgを切る小さめの馬も出走頭数が多いようです。
420kg以上あれば一応好走例があり、馬格の小ささ自体は
それほど問題視しなくてもいいかもしれません。
逆に500kgを超える大型馬は出走頭数自体が少ないこともありますが、
過去10年で3着以内に入ったのは昨年2着のケイアイエレガントが初めて。
内回りをこなす操作性の高さなどが求められることもマイナスに
なっているのかもしれません。
中山牝馬Sはハンデ戦になっていますので、上記の馬を
実質斤量負担に換算してまとめ直してみました。
※実質斤量負担=斤量÷馬体重(%)
【実質斤量負担別実績】

あからさまに11.0~11.5%、11.5~12.0%までのゾーンが優秀。
合わせて8勝というのは凄い偏りだと思われます(^^;
12.5~13.0%とかなり負担が厳しいにもかかわらず
好走しているのは
・04年1着 オースミコスモ
・06年3着 ヤマニンアラバスタ
オースミコスモは前走で小倉大賞典2着の上に前年に関屋記念を勝っていました。
ヤマニンアラバスタは前年に新潟記念、府中牝馬Sを連覇。
表にはありませんが02年に秋華賞の勝ち馬ティコティコタックが2着に
入っていました。
少なくとも重賞級の馬でないと厳しいと考えられます。
GⅠもしくは牡馬混合の重賞で結果を出している、という
高いハードルになっています。
さらに厳しい13.0%オーバーで好走しているとなると・・・
・06年2着 ディアデラノビア
・08年3着 キストゥヘヴン
・09年1着 キストゥヘヴン
この時点の実績的にはフローラSを勝っただけですが、
クラシックでも上位評価されていた素質馬ディアデラノビア。
このあとは重賞で活躍していった名牝でした。
キストゥヘヴンは桜花賞馬。
地力という面では世代でも最上位クラスの馬だっただけに
酷斤量をこなしたのも納得という感じです。
好走の上限は・・・12.5%
ただし、基本的には11.0~12.0%の馬が中心。
12%台前半の馬はヒモ候補に止めておいた方が良さそうです。
馬格がなく、酷斤量を背負う馬に関してはすでに重賞を勝っているなどの
相当高い実績が求められる、としておきたいと思います。
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