しかし、連勝したのはアグネスタキオン、ディープインパクト、
ヴィクトワールピサの3頭しかいません。
最大のトライアルながら本番に繋がりにくい、というのは
どうなんだと思ってしまいますが(^^;昨年の勝ち馬トゥザワールドは皐月賞本番でも
2着に入線しており、まったく関係がないわけではないので、本番の予想のためにも
内容についてはよく見ておく必要があるレースだと思われます。
スタートはスタンド前。すぐに上り坂に入り、400m辺りからは
また上りながらのカーブになるため、ペースはそれほど速くならない傾向。
基本的には内枠の方が先行しやすい構造だと考えられます。

カーブの途中から下り坂に入りますが、上記のラップ平均を
比較してわかるとおり、皐月賞本番とはここからのペースに大分
違いがあるようです。
12秒台後半から13秒台・・・特にここ近年は13秒台のスローな
ラップを刻む傾向が出ており、消耗度の面ではレベルが低いレースに
なりがちなのが 弥生賞の特徴と言えそうです。
特に馬場が湿った場合はブレーキをかけつつ下る傾向が出やすいので
天候にも注意したいところですね。
直線に入る手前からペースアップすることが多く、
基本的には直線入り口での隊列は長めになりやすい傾向。
ただし、ほとんどペースアップなしで直線に入る場合は、グッと密集して
しまうこともあるので 先行馬の質、馬場の湿り具合などの影響も
考えておきたいところかと。
【上位馬の4コーナー位置取り】
1着→2着→3着
14年 4 8 4(番手)
13年 4 4 7
12年 5 3 8 ※稍重
11年 4 3 7
10年 9 4 12 ※重
09年 1 2 6 ※稍重
08年 2 7 3
07年 5 10 9
06年 8 4 8
05年 3 3 2
04年 2 1 3
03年 3 6 6
02年 1 10 5
01年 3 2 5
先行 7 6 3
好位 5 4 5
中段 2 2 5
後方 0 2 1
直線入り口で隊列が密集した10年、下り終わったところで
グッとペースが落ちて隊列が短くなった07年、06年などは
中段からの差し馬が優勢。
カーブを下りながら徐々に加速し、直線手前から加速が始まっている
12年、11年、09年、08年は先行、好位の馬が有利な展開。
ペースによって有利な位置が変わりやすいレースではありますが
スローペースになりやすいこともあって全体的には好位より前の馬が優勢。
先行力も大きな武器になっています。
短距離からの距離延長馬などがペースを握ることもあるレースなので
最後までしっかりペースアップしていく展開になるのかどうかは
考慮してみたいところです。
