けいけん豊富な毎日

新種牡馬について part1  担【けん♂】

今夏デビューの新種牡馬について、まずはSS系孫種牡馬について
見ていきたいと思います。

★ヴィクトワールピサ
150→149→132(頭)

父のネオユニヴァースはいきなりロジユニヴァース、アンライバルド、
そしてこのヴィクトワールピサとクラシック勝ち馬を出し、
一気にSS系種牡馬の中でも頂点に立つ勢いを見せましたが
実質的には短い距離ではスピード不足、長い距離ではスタミナ不足、
さらに古馬になってからの成長力にも疑問ということが
徐々に明らかになり、その後は他の大物SS系種牡馬に押されて
種付け頭数も尻すぼみ気味。

後継種牡馬として期待したいところですが、父のどの部分を
引き継ぐ種牡馬になるのか、期待半分、不安半分という感じ。
母系にノーザンダンサーが入っていない、ということで
傾向としては割合平均値の高い産駒が生まれてきそう。
特にノーザンダンサー系牝馬との組み合わせには
注目したいと思います。

種付け頭数は初年度が150頭、それ以降は少し低下していますが
とりあえず初年度産駒の結果を見て・・・という感じで
馬産地の評価はそれなりに高い模様。
POGで狙うなら血統構成と前評判を見て・・・

★ナカヤマフェスタ
111→105→99(頭)

国内的には宝塚記念を制覇しただけなので、実力評価は微妙ながら
凱旋門賞2着という実績からするともっと評価されてもいい
種牡馬かもしれません。
父のステイゴールドは年齢的にもそろそろ厳しくなってきており、
後継種牡馬が父の能力を引き継げるか、ドリームジャーニーとともに
注目しておきたいところ。

この馬自身はニックスとして話題となったメジロマックイーンが
入っていないため、配合相手としてメジロマックイーン牝馬が
選ばれているという点も楽しみです。父同様、効果が出るのか、
要注目ですね。

父ステイゴールドよりは馬格があり、上手く能力を伝えられたら
最良の後継種牡馬になり得るかも。
種付け頭数も一定のラインを維持しており、
活躍馬の誕生が待ち望まれます。

★ダノンシャンティ
153→102→86(頭)

現役時代の爆発力のある末脚は本当に驚異的。
活躍期間は短かったものの、強烈な印象を残してくれました。

フジキセキの後継種牡馬はこれまでにも何頭か出ていますが
なかなか定着出来ていません。
キンシャサノキセキに続く大物候補となるだけに
なんとか頑張って貰いたいものですが、受胎率の低さもあって
種付け頭数は減少傾向になってしまっています。
初年度産駒から活躍馬が出ないと・・・一気に尻すぼみに
なってしまうかも。

★キャプテントゥーレ
89→57→41(頭)

サンデーサイレンスの後継種牡馬の中でもトップクラスの
活躍を見せたアグネスタキオンですが、残念ながら早世。
後継種牡馬一番手と目されていたディープスカイが盛大に大コケし、
アドマイヤオーラも交配相手を確保し切れず徐々に尻すぼみ・・・。
この馬に大きな期待をしたいところですが
アグネスタキオン産駒らしいキレのあるタイプではないだけに
正統後継者となるかは微妙な印象。
どんな産駒を生み出していくのか興味深いですね。

皐月賞の勝ち馬ではありますが、古馬になってからは
GⅠでは太刀打ち出来ず、重賞で勝ち負けがやっと・・・。
成長力がある感じでもなく、種付け頭数も徐々に低下傾向。
実質重賞クラスの実力となると、他の一流種牡馬を
押しのけての活躍が出来るかどうか・・・

★ドリームジャーニー
95→78→58(頭)

ナカヤマフェスタ同様、ステイゴールドの後継種牡馬として
期待がかかる1頭。
次に続くオルフェーヴルの全兄としてもどんな産駒を出すのか
大いに注目したいところです。

ステイゴールド産駒にしては早い段階から活躍していた馬であり、
その意味では父の晩成傾向を緩和できるかもしれませんが、
馬体が本格的に出来上がったのは古馬になってからだったわけで
産駒も早熟傾向を示すとは考えにくいかと。

父並みに馬格がなく、小柄な馬を出す傾向が繋がってしまうと
相当な根性も合わせて遺伝させないと厳しいかも。

続きます。

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