
※京都金杯のラップ平均(05年~:稍重の07年を除く)とコース図。
京都金杯が行われる京都1600m(外回り)は
向こう正面のポケットからスタート、いきなり長い直線になっています。
400m過ぎから上り坂になることもあって、その前に展開を握りたい
逃げ馬が揃うと先行争いが激化しやすい感じです。
ただし、確固たる逃げ馬がいない場合にはそれほどペースがあがりにくく、
極端に速いか遅いかという二極化になりやすい印象。
3コーナーからはカーブしながら下り坂、後半に11秒台のラップを
刻み続ける展開になり、ペースアップした場合は
後方から位置を上げていくのはかなり難しいかもしれませんね。
4コーナーは角度がそれほど厳しくなく、前が止まるようなら
馬群はグッと縮まっての追い出しになりますが、前が速いと隊列は
長いままで直線に突入。展開はガラリと変わる印象です。
【上位馬の4コーナー位置取りと着順の関係】
1着→2着→3着
14年 12 12 7(番手)
13年 6 3 1
12年 6 15 9
11年 1 2 3
10年 9 12 6
09年 3 11 14
08年 3 11 11
06年 1 2 14
05年 12 7 4
07年 1 7 2 ※稍重
稍重で行われた07年以外は毎年10番手以降からの追い込みが
3着以内に届いている、というのが大きな特徴でしたが
11年は完全に前残り決着となりました。
13年もおおよそ前優勢の結果に終わりましたが、
14年は以前のパターンに戻って極端な差し決着になりました。
展開によって大きく左右される面はあるものの、
末脚のある馬については有力視しておいた方が良さそうです。
京都1600mは前と後ろが入り乱れた決着、というパターンが多いのが
ややこしいところ(爆)
11年、12年は同じ馬(シルポート)が逃げているのに
騎手の違いでペースも展開も結果もまるで違ってしまっています。
過去の京都金杯の後半4ハロンのラップを見てみると・・・
14年 11.5-11.3-11.4-11.7
13年 11.6-11.5-11.2-11.8
12年 11.9-12.0-11.5-11.8
11年 11.4-11.2-11.4-12.0
10年 11.8-12.3-11.3-12.3
09年 11.6-11.9-11.4-11.7
08年 11.4-11.3-11.2-12.1
07年 11.6-11.0-11.6-12.3
06年 11.8-11.2-11.4-12.3
05年 11.7-11.6-11.8-12.2
4ハロン目から3ハロン目に入っているところでスッと加速している
06年、07年は先行馬が好走。
同様に速いペースでここを通過した11年は前の馬が押し切る展開になりました。
08年は後方からの馬が差しこんでいますが、勝ち馬は前の馬でした。
13年も08年に近い展開。好位の後ろからの馬が差し切りましたが
2、3着は先行勢で決着しています。
ここは3コーナーからカーブに入って行く地点。
ここで隊列をグッと長く保つと前が有利になる、ということになります。
逆にこのポイントでペースが落ちている10年、12年は完全に差し決着。
09年も2、3着は10番手以降からの追い込みで決まっています。
道中のペースがどうなるのか、前の馬の余力、仕掛けどころなど
能力を含めて展開の考察が上手くハマれば・・・というレースになりそうです。
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