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JC(格について)   担【けん♂】

JC(東京2400m)は海外馬も参戦してくる日本最高レベルのレース
という位置づけです。
今年も大挙して海外馬が参戦していますが、各馬について見る前に
ざっと「格」について見ておきたいと思います。

過去に上位に入った馬の実績をチェックしてみると・・・。

過去のJC上位馬の実績

★13年
1着ジェンティルドンナ(牝馬3冠、JC1着)
2着デニムアンドルビー(オークス3着)
3着トーセンジョーダン(天皇賞秋1着、JC2着)

★12年
1着ジェンティルドンナ(上記)
2着オルフェーヴル(牡馬3冠、有馬記念1着、凱旋門賞2着など)
3着ルーラーシップ(宝塚記念2着、天皇賞秋3着、香港クイーンエリザベスC1着)

★11年
1着ブエナビスタ(天皇賞秋1着、ヴィクトリアマイル1着、オークス1着など)
2着トーセンジョーダン(天皇賞秋1着)
3着ジャガーメイル(天皇賞春1着)

★10年(降着あり)
1着ローズキングダム(ダービー2着、菊花賞2着、朝日杯FS1着)
2着ブエナビスタ(上記)
3着ヴィクトワールピサ(ダービー3着、皐月賞1着)

★09年
1着ウオッカ(ダービー1着、天皇賞秋1着など)
2着オウケンブルースリ(菊花賞1着)
3着レッドディザイア(秋華賞1着、オークス2着、桜花賞2着)

★08年
1着スクリーンヒーロー(アルゼンチン共和国杯1着、GⅠ出走歴なし
2着ディープスカイ(NHKマイル1着、ダービー1着など)
3着ウオッカ(上記)

★07年
1着アドマイヤムーン(宝塚記念1着、天皇賞秋3着)
2着ポップロック(有馬記念2着、宝塚記念3着)
3着メイショウサムソン(皐月賞1着、ダービー1着など)

★06年
1着ディープインパクト(クラシック3冠、天皇賞春1着など)
2着ドリームパスポート(皐月賞2着、ダービー3着、菊花賞2着)
3着ウィジャボード(海外GⅠ7勝)

★05年
1着アルカセット(海外GⅠ1着)
2着ハーツクライ(ダービー2着、宝塚記念2着)
3着ゼンノロブロイ(JC1着、天皇賞秋1着、有馬記念1着など)

★04年
1着ゼンノロブロイ(上記)
2着コスモバルク(皐月賞2着)
3着デルタブルース(菊花賞1着)

★03年
1着タップダンスシチー(有馬記念2着、宝塚記念3着)
2着ザッツザプレンティ(菊花賞1着)
3着シンボリクリスエス(天皇賞秋1連覇、有馬記念1着など)

★02年※中山開催
1着ファルブラヴ(海外GⅠ2勝)
2着サラファン(海外GⅠ1勝)
3着シンボリクリスエス(上記)

★01年
1着ジャングルポケット(ダービー1着)
2着テイエムオペラオー(JC1着、有馬記念1着、天皇賞春秋連覇など)
3着ナリタトップロード(菊花賞1着)

★00年
1着テイエムオペラオー(上記)
2着メイショウドトウ(天皇賞秋2着、宝塚記念2着)
3着ファンタスティックライト(海外GⅠ1勝、キングジョージS2着など)

★99年
1着スペシャルウィーク(天皇賞春秋連覇など)
2着インディジェイナス(海外GⅡ1勝、香港での活躍馬)
3着ハイライズ(海外GⅠ1勝)

基本的にはGⅠで勝ち負けしたことがない馬は複勝圏に入るのも難しい状況。
勝ち馬に関してはGⅠ勝ち経験のある馬にほぼ限定されています。
例外はタップダンスシチー、スクリーンヒーロー
タップダンスシチーは、前年の有馬記念で2着、宝塚記念3着を含んでその年は
重賞では負けなしの馬ですから、GⅠ馬に並ぶような好成績の馬として
評価出来ると思われます。

スクリーンヒーローはそれまでG1出走歴がないという非常に特殊なパターン。
ただし前走で東京の長距離重賞を制し、鞍上はデムーロ騎手と好条件でした。
その上、その年の出走メンバーの内6頭がGⅠでの実績がなく、
出走馬の全体レベル自体が低調・・というのもあったと思われます。
上がり馬が好走してくるとしたら、という特例として考えておきたいですね。

今年のメンバーの実績は・・・

★海外GⅠ馬
ジェンティルドンナ(国内GⅠ5勝)
ジャスタウェイ(国内GⅠ2勝)
アイヴァンホウ
アップウィズザバーズ
トレーディングレザー

★国内GⅠ馬
イスラボニータ
エピファネイア
スピルバーグ
トーセンジョーダン
ハープスター
フェノーメノ
ワンアンドオンリー
ラキシス(回避見込み?)

★国内GⅠ上位馬
デニムアンドルビー

★海外GⅠ上位馬

★GⅠ実績なし
アンコイルド
サトノシュレン
タマモベストプレイ
ディサイファ
ヒットザターゲット

今年は海外から参戦する3頭のGⅠ馬を含めて18頭中12頭
(ラキシスが出るなら13頭)がGⅠ馬という超豪華メンバー。

昨年はGⅠ実績がない馬が10頭と半数以上を占める低調なメンバー構成
でしたが、今年は一気にレベルアップ。GⅠで上位入線経験がない馬は
繰り上がり予定の馬を含めても5頭しかいません。
結果的にGⅠ勝ちのないデニムアンドルビーが2着に飛び込みましたが、
相手関係強化、ということを考えると今年はGⅠ馬に絞って
考えてもいいかもしれませんね。

国内GⅠ実績については特に東京、京都を重要視したいところ。
必要条件ではないですが、ほとんどの実績馬に共通する要素となっています。
ちなみに昨年の上位馬も1~3着まで完全に東京実績のある馬で
占められる結果となっています。

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