けいけん豊富な毎日

マイルCS(ミッキーアイルについて) 担【けん♂】

マイルCS(京都1600m)に出走予定のミッキーアイル。

安田記念こそ大敗してしまいましたが、復帰戦のスワンSを逃げ切り、
春の勢いは本物であることを改めて示した印象です。

過去のスワンSの平均、及び昨年のスワンSとラップを
比較してみました。

ラップ比較グラフ
スワンS
※スワンS平均→(04年~13年:重馬場の05年を除く)

1400mという中途半端な距離設定ですが、過去のスワンSは
どちらかというとスプリント戦に近い印象で、序盤が速く、
前半800mの平均通過タイムが46.0となっており、
45秒台に突入する方が当たり前、というレースになっていました。
そのため、後半は消耗戦気味。
残り2ハロンで大きくラップが落ちていっていることが
はっきりとわかります。

しかし、ここ2年は傾向が変わっており、前半をスローで通過し
後半に加速していく流れになっています。
本番のマイルCSを考えると・・・こういった後傾気味の
ラップの方が適性的に繋がりがある
と思われるわけで、
実際、13年のスワンSを逃げ切ったコパノリチャードは
マイルCSでも4着に粘り込んでいました。

今年のスワンSも3歳馬のミッキーアイルが逃げ切っているわけですが、
どちらも最後から2番目のラップまでしっかり加速を入れているのが
大きな特長。しっかり引っ張って前優勢の展開を作っていますが
コパノリチャードが刻んだラップに比べれば今年は前半が速く、
後半の加速度も深め・・・レベル的にはミッキーアイルの方が
高く評価出来そうです。

コパノリチャードはアーリントンCを2番手から押し切っていますが
皐月賞を使った影響もあってか、NHKマイルでは逃げて8着に
沈んでいたのに対し、ミッキーアイルは同じくアーリントンCを
逃げて押し切ったあと、NHKマイルを制覇。

NHKマイルは時計的にはコパノリチャードの走破時計1.33.1に対し
ミッキーアイルは1.33.2とほぼ差がなく・・・というか
コパノリチャードが上回っているわけで、大きな力の差がある
とは言えませんが、展開の作り方を含め、ミッキーアイルは
コパノリチャードの強化版
?!という感じかもしれません。

基本的にマイルCSは3歳馬には厳しい、というデータが出ていますが
コパノリチャード(マイルCS4着)との比較で考えると・・・ミッキーアイルは
上位入線の可能性はありそう。
あとは他の先行馬との兼ね合い、もう少し展開についても
見直してみたいと思います。

コメント


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こんにちわ♪

ミッキーアイルは押さえるしか無いかな~と今のところ思っているのですが、府中の逃げ切りで騒がれているものの、けんさんの指摘してるタイム面もそうですし、上位馬のその後の低成績からかなりレベルが疑わしいのかなと心配しております。

けんさんの今後の予想を参考にさせて頂きます♪

tapa | URL | 2014年11月20日(Thu)08:54 [EDIT]


>tapaさん
実は考察前は「全力でミッキーアイルは切り」
とか考えていたんですが(爆)どうやら
展開を考えると侮れない1頭になってきそうです。

世代のレベルはおっしゃるとおり疑わしいですが
牡馬はそれでも牝馬よりはマシかな、と(^^;
頑張って貰いたいですね~

けん♂ | URL | 2014年11月21日(Fri)10:09 [EDIT]


 

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