けいけん豊富な毎日

菊花賞(クラシック上位馬との関係)   担【けん♂】

菊花賞(京都3000m)は、距離設定が極端なために春の実績馬が
出て来ないことがあるレース。
特に近年は競走馬のスピード化が進み、ステイヤー向きの馬が
減ってきている影響も大きそう。

残念ながらダービーで引退、ということもありましたし、
ヴィクトワールピサやキズナのように凱旋門賞に向かう、
という特殊なパターンによって菊花賞を回避、ということもあるわけで
春の上位実績馬が揃う年と、まったく揃わない年とでは
メンバーの構成が全然違う、と考えた方が良さそうです。

クラシック上位馬の出走頭数と菊花賞上位馬の人気の関係
菊花賞クラシック

とりあえず、クラシック上位馬の出走頭数が少なかった
02年、08年、10年は菊花賞の上位馬の平均人気もかなり
下がっていたことがわかります。

02年の勝ち馬はヒシミラクル、2着に16番人気のファストタテヤマが飛び込み、
大荒れとなりました。ノーリーズンの競争中止も大きかったですね。

08年は勝ち馬のオウケンブルースリはまだしも、2、3着馬は
重賞未勝利馬・・・。メンバー構成としては近年でも最低レベルだっただけに
荒れたのもさもありなん、という感じだったかも。

10年はヴィクトワールピサが凱旋門賞挑戦で不在。
エイシンフラッシュも直前で回避となり、上り馬のビッグウィークが勝利。
3着のビートブラックも人気薄でした。

12年は・・・クラシック上位馬の参戦がゴールドシップ1頭だけ、と
過去最低クラスのメンバー構成。
中途半端に荒れた感じで平均人気はそれほど低くなりませんでしたが
それでもゴールドシップ以外の人気馬は飛んでおり、
過信は禁物、という感じだったと思います。

昨年も実質クラシックの上位馬はエピファネイア1頭だけ、という
12年に続いて最低レベルのメンバー構成。
・・・というかクラシックに出走していた馬自体が少なく、
上がり馬中心のメンバー構成になったため、逆に人気はバラけて
落ち着いた感じでしょうか。開き直ったというかなんというか・・・(爆)

クラシック上位馬が揃えばかなり堅く決まりがちですが、
09年のように荒れる年もあるようです。
ダービーが不良馬場での開催になった影響もあったかもしれませんね。

今年の登録馬の構成
・皐月賞
 1着イスラボニータ
 2着トゥザワールド
 3着ウインフルブルーム

・ダービー
 1着ワンアンドオンリー
 2着イスラボニータ
 3着マイネルフロスト

当初登録予定だったイスラボニータは天皇賞秋に向かったため不在。
ウインフルブルームも下積み路線に向かってしまいました。

ということで、クラシック上位馬の参戦は3頭、ということになります。

前哨戦のセントライト記念(新潟開催)、神戸新聞杯でも
クラシック上位馬が上位に入線する結果に終わっていますが、
神戸新聞杯では上がり馬の台頭も見られました。

パターン的には・・・超大荒れは考えにくいですが、同じくクラシック
上位馬が3頭だった04年のように上位人気馬が揃って消えるパターンも
あるかもしれません。
ちなみに04年の1番人気は・・・ハーツクライ7着)。
ワンアンドオンリーは父の足跡を辿ってしまうのか、それとも
リベンジを果たすのか、注目したいですね(^^)g

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