まずは中山1200mで行われた場合の体重別実績から↓
【体重別実績:スプリンターズS(04年~)】

【実質斤量負担】

スプリント戦だけあって大型馬が多いですね。
500kgを超える馬が64頭、まとめると(3-3-5-53)と成績の面でも
その下の480~500kgのゾーンとほぼ同等の内容となっています。
460~480kgの馬で勝ったのは09年のローレルゲレイロ、
2着に入ったのは03年のビリーヴ、どちらも高松宮記念を制していた
GⅠ馬でした。03年、05年と3着に入っているアドマイヤマックスは
安田記念2着の実力馬、05年にはやはり高松宮記念を勝って
GⅠ馬になっています。
11年にはエーシンヴァーゴウが3着に入りましたが、牝馬ということで
2kgの斤量差があるだけに、実質的にはもう一つ上のゾーンと考えて良さそうです。
実績と性差にも注目しておきたいところ。
余程抜けた実績と実力がなければ厳しいと考えられます。
460kgを切って勝ったのは表にはありませんがデュランダル(03年)。
04年、05年とその後も連続して2着に入っており
相当な実績がある、もしくは期待出来る馬に絞って良さそうです。
ちなみに同じく表には入っていませんが01年の勝ち馬
トロットスターもその年の高松宮記念を勝った実績馬でした。
06年以降で480kg未満で好走した牡馬はローレルゲレイロ1頭だけ。
近年は出走馬全体の平均体重も 大型化傾向が見受けられ、それに伴い
馬格の小さな馬は苦戦をする 傾向になってきている感じです。
ローレルゲレイロは先行馬なので不利を受けにくい脚質でしたが
差し馬に関しては揉まれてしまうと厳しい、という面もあると思われます。
実質斤量負担では12.0%を超えて好走をしているのは上記の特別な実績馬。
例外的な扱いと考えて良さそうです。
好走馬は通常12.0%以下に絞られますが、勝ち馬に関しては
さらに11.5%以下になっているのが面白いですね。
11.5~12.0%のゾーンの出走頭数が多いだけに
勝ち切れていないというのは・・・馬券選択に使えそうです。
基本的には実質斤量負担は少なければ少ないほど良い、と
考えて良さそうです。
【中山開催の場合のまとめ】
・馬体重では480kgを切ると特別な馬しか好走しにくい
・実質斤量負担では12%以下が好走の目安、ただし勝ち馬に関しては
11.5%以下に絞られる
で、唯一新潟で行われた02年のスプリンターズSの結果は
1着 478kg 11.5% ※牝馬
2着 460kg 12.4%
3着 492kg 11.6%
傾向としては中山開催に準ずる感じ。
1着のビリーヴは牝馬なので480kgをわずかに切っているものの、
実質斤量負担的には問題なし。
2着のアドマイヤコジーンは12.0%を超えてしまっていますが
安田記念を勝っての参戦、ということで例外的な扱いとして
良さそうです。
まぁ・・・単年のデータを参考にするのは微妙ではありますが
ひとまず、中山開催の条件を流用して考えておきたいと思います。
