凱旋門賞に向かう予定のゴールドシップ、ハープスターが参戦、
オッズも極端に2頭に偏りましたが、後方からの脚質だけに
人気ほどの信用をして良いかどうか・・・
実績か、脚質か、血統か、騎手か、楽しみながらも悩ましい
レースになった印象です。
予想は→ココ
結果は・・・
1着 ハープスター 1.59.1 上がり35.5
2着 ゴールドシップ 3/4
3着 ホエールキャプチャ
5着◎エアソミュール
8着▲ロゴタイプ
11〇トウケイヘイロー
※全着順は→ココ
スタート良く出て行ったトウケイヘイローがすんなりと先手を取って逃走。
少し離れてロゴタイプ、ムーンリットレイクが続き、その後ろに
トウカイパラダイス、ルルーシュ、中段にタマモベストプレイ、
ナカヤマナイト、さらにエアソミュールが内、外にホエールキャプチャ。
後方に下げてラブイズブーシェ、スーパームーン、アドマイヤフライト、
さらに遅れてハープスター、そしてポツンと離れてゴールドシップが最後方。
12.6-10.7-11.6-11.6-11.9-12.1-12.3-12.3-12.0-12.0
前半1000m 58.4
後半1000m 60.7
【過去の札幌記念のペース別平均との比較】

平均A→平坦ペースの消耗戦
平均B→スローからの急流ローンぐスパート戦
平均C→ハイペースの前崩れ(レアパターン)
スローか平坦か・・・四位騎手のペースが読みにくく、
展開の想定が難しかったわけですが・・・あろうことかのハイペース!
前半1000mの通過タイム58.4は08年に並んで過去最速ペースタイ。
他の馬から突っつかれたわけでもなく・・・トウケイヘイローの
行く気に任せてブンブンに飛ばして行ってしまった、ということでしょうか。
シンガポールで乗ったときにもハイペースで飛ばし気味に行くことを
意識したっぽい発言が出ていましたが、ラップ的には60秒を超えるペースで
行っていたので、今回も前半は抑えるかと思いきや・・・
過去に1例しかないレアパターンを踏襲とは・・・これは読めませんでした(涙)
後半になって徐々に苦しくなっていった前の集団を後方から
ハープスター、さらに追いついてきたゴールドシップが外から被せて捲くり、
直線入り口ではすでに前に並ぶくらいの位置取り。
馬場中央の伸びるコースをそのまま抜けた2頭が後続を
まるで寄せ付けず、完全にマッチレースの様相。
結局ハープスターが3歳牝馬として史上2頭目の札幌記念制覇を達成。
最後に迫ったゴールドシップも5kgの斤量差を考えると
十分に力を見せた内容と言って良さそうです。
内で失速した馬群を外からかわして、遠く離れたところで
3着争いが行われましたが、なんとホエールキャプチャが競り勝って入線。
休養明け、距離延長などマイナス材料が多過ぎましたが
やはりこちらもGⅠ馬。力の違いを見せた印象です。
★レース後のコメント
1着 ハープスター(川田騎手)
「返し馬でヤンチャな面を見せましたが、それだけ元気があるのだと前向きに捉えました。
前半リズム良く走って、3コーナーから少しずつ動かして行きました。
いい雰囲気で上がって行けました。すごくいい内容で、しっかり結果を出してくれました。
ホッとしていますし、このまま無事に行って欲しいですね」
2着 ゴールドシップ(須貝尚介調教師)
「5キロの斤量差ですね。それでも他馬には差をつけているし、この馬が強いことを
証明したと思います。今日の負けは仕方ありません」
3着 ホエールキャプチャ(蛯名騎手)
「大健闘ですね。ハープスター、ゴールドシップが動いた時も我慢して、
最後はうまく捌いて来られました。いい競馬が出来ました」
5着 エアソミュール(戸崎騎手)
「落ち着いていました。多少ハミを噛んでも範囲内でした。終いまでよく頑張っています」
6着 タマモベストプレイ(和田騎手)
「手応え十分で回って来られました。流れに乗れれば崩れませんし、
このメンバーでもやれます」
8着 ロゴタイプ(村田騎手)
「ペースは速いと思いましたが、リズム重視で行きました。最後は脚を使えませんでした。
仕上がりも稽古も良かっただけに残念です」
それにしてもトウケイヘイローの四位騎手はいったいどういうつもりで
レースを引っ張ったのでしょうか。
平坦コースだからそのまま押し切れるとか・・・?
まるで人気2頭のためにお膳立てしたかのような暴走ペースには
ちょっと納得しかねる面が無きにしも非ず。
(いつも飛ばす騎手なら理解出来ますが、普段はスロー気味に逃げる騎手だけに
あえてここで、というのが理解不能)
まぁ何より、強い馬が強い内容で強い勝ち方をしてくれたので
レースとしては面白かったですね♪
えーもん観れた!という感じ。
さぁ欧州攻略!頑張って貰いたいものです(^^)g
