1番人気を背負うのはハープスターかそれともゴールドシップか・・・。
ハープスターは後方から一辺倒の脚質ですし、ゴールドシップも
横山典騎手とのコンビなら前につける競馬が出来そうなものの、
スタートが良い馬ではないし、距離短縮も微妙。
出遅れてしまえば後方からになるわけで・・・ハープスター同様、
札幌で大丈夫なのか?!という不安は無きにしも非ずだと思います。
ハープスターの今回の斤量は52kg。
牡馬の上位馬とは5kgの差があるわけで、単純計算だと
10馬身ほど有利・・・いやーそう考えると負けようがない気もしてきます(^^;
ただ、秋華賞で春のクラシック上位馬と互角に戦える条件として
夏場の上がり馬に関しては「1000万下を圧勝」というのが
目安になるわけで・・・そう考えると
古馬GⅠクラス>>>>3歳牝馬上位クラス≧古馬1000万下クラス
という図式が成立(あくまで目安ですが)
ハープスターが並みの3歳牝馬上位クラスではないことは
重々承知していますが、それでも力関係には不安がないとは言えません。
かつて3歳トップ牝馬として札幌記念に参加したブエナビスタも
ヤマニンキングリーに屈して2着まで。
その時のメンバーは正直・・・今回よりもかなり低レベルだったわけで
ハープスターが単純にブエナビスタ級であれば、今回はかなりの
苦戦を強いられる可能性はあるかもしれません。
一方、ゴールドシップですが実はデビュー以来、道中に12.5を超える
ラップを記録していないレースには出走経験すらありません。
序盤に緩むか、中盤に緩むか・・・それとも後半に鈍るか、
長距離戦が多い影響も大きいとは思いますが、
平坦で淡々と緩まないペースを刻まれてしまうと対応出来るか
疑問があることは否めないかと。
昨年、函館記念、札幌記念と連勝を飾ったトウケイヘイローは
武豊騎手の骨折により、四位騎手が騎乗する見込み。
シンガポール遠征時にすでに騎乗経験があるので
まったく問題ないと思いますが、気になるのはペース配分。
四位騎手が札幌2000mで逃げたレースというのは
かなり少なく、馬の力に疑問がある低級なものも多いので
上手く例が見つかりませんでしたが、どうやら道中はかなり
ゆったりとペースを落とす逃げを打つタイプのようです。
★シンガポール航空国際C
24.96-23.63-23.61-23.78-23.94
前半1000m 60.4
後半1000m 58.6
日本とはラップの表記が400mごとになっていて、
さらに小数点以下が二桁あるので見にくい気がしますが
おおよそ1000mずつに換算して前後半に分けてみると
鳴尾記念の時のラップ(60.4→58.5)に非常に近く、
前半を少しスロー気味にまとめて、後半に厳しく
引っ張っていることがわかります。
※このシンガポール航空国際Cはレースレコードだったわけで
芝状態、コース形態からするとハイペースだった、という
見方も出来ます。
トウケイヘイローは直線でも粘るものの、最後は失速して4着。
内回りコースでも直線は400mと長かったのが厳しかった感じですね。
最後の100mで捕まったことを考えると、直線が266mと短い
札幌コースならば・・・とう気もします(^^;
四位騎手が今回も同じように後傾気味のラップを作るのであれば
かなり前優勢の展開になることが予想されるわけで、
その意味では上位人気2頭は・・・どちらも脚質に不安あり?!
うーん、ガチガチか超大荒れか・・・もう少しじっくり
考えてみたいと思います。
