考えてみたいと思います。
2400mの長丁場、今回はディルガがすでに経験済みではありますが
基本的にはどの馬も初体験になる距離なわけで、折り合いを重視するとともに
道中の消耗を極力避ける形で直線まで運んでいきたいところ。
スタート直後の位置取りも重要になりますが、一旦形が決まれば
なるだけラチ沿いにコースを取りたいわけで、自然と隊列が縦長へ。
最終3コーナーからのカーブで徐々に後続が押し上げていき、
隊列が縮まっていきますが、先行馬がどのタイミングで
ペースアップを敢行するかで、直線入り口での構図がガラリと
変わることになりそうです。
逃げ宣言をしているペイシャフェリスは内田博騎手に乗り替わり。
先週はヴィクトリアマイルを逃げ切っているだけに、陣営としては
柳の下に2匹目のドジョウを探したいところ。
内田博騎手が逃げた青葉賞のラップは
12.5-10.9-12.4-12.6-13.0-12.6-13.1-12.5-12.1-11.8-11.1-11.9
3コーナーでグッとペースを落としゆったりと加速しながら
直線に入る形。直線入り口での加速度は低く、
結果的に完全に差し決着を演出していました。
長い距離になるとペースを緩められるからか、直線に向けて
加速していますが、ヴィクトリアマイルをみても基本的には
4コーナー出口でペースを落として脚をためる形を作りがち。
要は長い直線を意識して、なるべく余力を残すような逃げ方をする
騎手だと考えられます。
最内に入ったベッラレジーナは中段の前くらい。
ディルガが好位の内から早目に仕掛けて前に並ぶ形へ。
マイネオーラムは前走で少し届かなかった反省を踏まえて中段前へ。
バウンスシャッセは積極的に先行集団の後ろくらい。
パシフィックギャルはウィリアムズ騎手。
先行集団に加わるくらいの位置を取ってきそうです。
シャイニーガールは好位の一角。
サングレアルは戸崎騎手に乗り替わり。
前走の内容から末脚を活かしたいところですが、馬格がないので
一旦下げて外に出せる位置を。
ヌーヴォレコルトは中段内をキープして早目に上がって
内を抜ける競馬をしたいところ。
ハープスターは大きく下げて後方から。
マーブルカテドラルはこのところ下げ過ぎて結果が出ていない感じも
あるので、中段くらいで踏ん張りたいところ。
マイネグレヴィルは積極的に前に寄せて先行気味に。
ニシノアカツキは下げて中段の外。
ブランネージュは少し押して出て、好位の前くらいへ。
この馬も積極的に4コーナーで競りかけていきたいですね。
マジックタイムは横山典騎手に乗り替わり。
極端に下げる可能性もありますが、ひとまず後方の外。
クリスマスはこの枠から無理して行く騎手ではないので
大きく下げて後方待機。
フォーエバーモアは難しい枠順。
サフラン賞では中段から差し切っているので極端に前に寄せて行くことは
なさそうですが、ホエールキャプチャで差し切れなかった反省を踏まえて
好位の後ろくらいに押し上げて行く形かと。
エリーザベストは中段くらいに押し上げて。

直線入り口での隊列はそれほど長くならない想定。
ブランネージュ、ディルガが早めに前に並んで抜け出しにかかり、
馬場中央からフォーエバーモア、内を掬ってヌーヴェレコルトが
追いかけて前へ。
外に出したサングレアル、ハープスターが追いかけて・・・
