けいけん豊富な毎日

14年新種牡馬についてpart2  担【けん♂】

14年夏に新たに種牡馬としてデビューする馬について、今回は
SS系以外の注目種牡馬を見ていきたいと思います。

非SS系新種牡馬

ハービンジャー
211→222→159(頭)

4歳春に開花し、4連勝でキングジョージⅣ&QESを2着に
11馬身差をつけるレコードでの大圧勝。
国際レーティングも跳ね上がり、凱旋門賞でも・・・と期待されましたが
残念ながら骨折引退。
日本での種牡馬入りが発表された時には欧州の競馬ファンの間で
悲鳴が上がったそうです(爆)
・・・ファーディナンドの事件から日本の印象って良くないようですね(>_<)

ハービンジャーの父はダンシリ(その父はデインヒル)。
直仔のファインモーション、エアエミネム、ゼネラリストなどは
日本でも活躍しましたが、後継種牡馬の産駒というと・・・
ロックオブジブラルタル、コマンズ、デザートキングなど
どれも成功したとは言い難い成績。
個人的にはPOGでディラントーマス産駒を指名して撃沈しただけに(涙)
正直、疑いの目で見ざるを得ません(T_T)

産駒の出来は非常に評判が良いようで、2年目に種付け頭数が増えています。
3年目の低下はデビュー前の新種牡馬ではよくある話で、
今後の増減は初年度産駒の活躍次第、ということになると思われます。

ハービンジャー自身が古馬になってから活躍した晩成型の典型例であり、
長距離でこそ、という成績である点も2歳戦での不安は否めないところ。
デインヒルの系統だけにスピードは内包しているにしても
スタミナ形質が強く遺伝してしまうと、厳しくなってしまいそう。
長い目で見れば活躍馬が出てもおかしくないと思いますが、
入れ替えの激しい種牡馬界・・・いきなり大物が出ればいいですが、
あっという間に見切られてしまい大失敗に終わる可能性もあるだけに
初年度産駒には大いに注目したいところです。

とりあえず・・・初年度に種付けされた肌馬の質は超高レベル。
ダイワスカーレット、シーザリオ、ディアデラノビア、
キストゥヘヴン、コイウタ、レジネッタ、ダンスインザムード、
ジョリーダンス
・・・これだけ集めてハズレたらどうなってしまうのか、
と心配になってしまいます(大きなお世話ですが:爆)

チチカステナンゴの初年度産駒が失敗に終わったことで
その年のクラシック戦線は大荒れになったわけで、
さらに激しいハービンジャーショックが起こってしまうのか、
それとも不安を吹き飛ばす活躍をしてくれるのか、大きな分岐点の年に
なるかもしれませんね。

ヴァーミリアン
216→206→166(頭)

父のエルコンドルパサーは短い種牡馬期間に3頭のGⅠ馬を出す大活躍・・・
早世は本当に惜しい出来事だったと思います。
キングマンボ系ではキングカメハメハが素晴らしい成績を残しており、
ヴァーミリアンに対する期待度も高いことが種付け頭数からもわかります。

ヴァーミリアン自身は2歳から頭角を現し、8歳まで7年連続で重賞を勝つ、
という偉業を成し遂げており、産駒にも早い段階での活躍、そして
古馬になってからの長い活躍が期待されるところ。

ただし、母父にサンデーサイレンスの血を内包してしまっていることで
交配される相手が限られる・・・というのがマイナス材料ですが
実際にはかなりきついクロスの馬との交配も行われている模様。
エルコンドルパサー自身がかなり煮詰まった血の持ち主だっただけに
体質に不安がある産駒も多く出てしまうかもしれません。
実験的な配合、という面もあってか肌馬の質がそれほど高くないので
成功できるかどうか・・・うーん。

キングマンボ系でもアルカセットのような失敗例もあるわけで
二の舞にならないことを祈りたいですね。

エンパイアメーカー
204→236→192(頭)

自身はベルモントS1着、フロリダダービー1着、
ケンタッキーダービー2着を含み、(4-3-1-0)と複勝圏を外さない
安定した競走成績。

米国ではパイオニアオブナイル、ロイヤルデルタといったGⅠ馬を出しており、
日本でもフェデラリスト、イジゲンと芝、ダート両方で活躍馬が出ている点が
評価され、初年度から200頭を超える交配となりました。

アンブライドルドの系統というとレッドチリペッパー、ラヴェリータといった
活躍馬が出ていますが、日本で多く走っているわけではないので
本格導入でどういう結果になるのか大いに注目したいところ。

イメージとしては晩成型、基本はダートですが・・・フェデラリストのように
芝でも活躍馬が出そう。フェデラリストの母父がサンデーサイレンスである点にも
注目したいですね。芝適性へのポイントになっているかもしれません。

気になるのは好走期間が短いこと。
偶然かもしれませんがフェデラリストもダイワプリベールも
パタッと走らなくなり、好走期の勢いの見る影もなくなってしまいました。
気性面に課題があるタイプも出るかもしれません。

バトルプラン
64→74→76(頭)

上記のエンパイアメーカーの後継種牡馬。
導入が決まったあとに、エンパイアメーカー自身が輸入されてしまい
注目度がガクッと下がるというスタートから可哀想な状況になってしまいました。

自身の競走実績は故障で6戦しかしていないにしろ、GⅡ勝ちが一度だけと
父のエンパイアメーカーには遠く及ばず、生産者側からしても
あえてこちらを選ぶ理由があるとしたら・・・価格だけ?(爆)

何がどう当たるかわからない世界なので、蓋を開けてみないと
どうなるかは微妙ですが、肌馬の質、量ともにエンパイアメーカーに劣っているだけに
父を上回る成績を残すのは至難の業になりそう。
エンパイアメーカーが大成功すれば、こちらにも陽が当たる、という感じでしょうか。

血統的には父よりもダート適性が強化されている印象。
上手く地方に根付いてくれたら・・・

ローレルゲレイロ
41→48→50(頭)

ダンシングブレーヴの血を引く超良血馬キングヘイローの後継種牡馬として
大いに期待したいところですが、キングヘイロー自身が安定して
活躍馬を出したわけではなく、ローレルゲレイロも春秋スプリントGⅠ制覇
という素晴らしい肩書がある割には31戦で5勝と微妙な成績・・・
二桁着順も9回ある、という不安定ぶり。
生産者側からすると半信半疑な面があるのかもしれません。

東京新聞杯を制しているように、スピードに偏った馬ではないので
産駒の距離適性もある程度融通が利きそう。
早い段階で活躍馬を出せればスプリント系種牡馬として
注目度は高まってくると思います。

父のキングヘイローはまだ100頭近辺の種付けをこなしていますが
19歳と年齢的にも厳しくなってくるわけで、後継種牡馬として
しっかりと地位を確立して貰いたいものですね。

その他の新種牡馬
スーパーホーネットは初年度に17頭、ブレイクランアウトは14頭と
少ない種付け頭数。2年目からは一ケタに落ち込んでおり、
いきなり余程の馬を出すようなことがないとあっさり種牡馬引退、
ということになってしまいそう。
自身の競走能力の高さ、ロドリゴデトリアーノ、スマートストライクという
今の日本の中では希少な血統、という面でももっと注目を集めても
良いと思うわけですが・・・やはり種牡馬選定というのは
生産者側にとっては死活問題、厳しい世界だなぁとつくづく思います。

とはいえ、血統の多様性ということも全体から見れば非常に重要。
海外からの導入に頼る、というのもなんか違う気がするわけで
主流ではない血統こそしっかりと残して育成していく必要はあると思います。

コメント


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ミスプロ系だとキングマンボ系ばかりですね(>_<。)

欧州だとダンチヒ~デインヒル系かサドラーズウェルズ~ガリレオ系がほとんど。
(ドイツはモンズンやアカテナンゴがいますが)

血統の多様性 まさに仰るとおりだと思います。

名無し | URL | 2014年01月23日(Thu)21:46 [EDIT]


エンパイアメーカーは相当評判良いから12産の一口買うか今も迷ってます
ハービンジャーはキングジョージの勝ち馬=ハズレな気がするw

かわいいわかめ | URL | 2014年01月23日(Thu)23:45 [EDIT]


 けんさん

 こんばんは、お疲れ様です。ホント生産者にとっては死活問題、厳しい世界ですよね~今の日本はSSの血が溢れかえってるので、血統の多様性は重要だと思います。
キングマンボ系も増えてますし、だから3歳のバンドワゴンには注目してます!

マロン | URL | 2014年01月24日(Fri)00:54 [EDIT]


>名無しさん
やっぱりその国の馬場に適合した血統が
大きな広がりを見せてしまうわけで
偏りが出るのは仕方ない面がありますが
袋小路に入らないよう大きな視点は絶対に
必要な話だと思います。

競馬の衰退を生むかもしれないテーマだけに
生産界には頑張って貰いたいものです。

けん♂ | URL | 2014年01月24日(Fri)09:24 [EDIT]


>かわいいわかめさん
エンパイアメーカーはダートで活躍が
期待出来る分、一口では狙いやすいかも
しれませんね。
ハービンジャーは・・・私も不安(爆)
この馬が活躍するようだと種牡馬界に
大きく影響が出るので頑張って貰いたいですね。

けん♂ | URL | 2014年01月24日(Fri)09:26 [EDIT]


>マロンさん
良い馬を作って売らないと牧場は生活が
出来ないわけで、地味な血統よりは
期待度が高い血統に集まってしまうのは
仕方ないところ。
それでも気概を持って血統を育成するような
牧場があってこそ、だと思います。

メジロマックイーンの牝馬がここにきて
爆発するとは誰も予想もしなかったでしょうし、
こういう例はまだまだ起こる可能性は
あると思います。地味にみえても意識して
育成する必要はあるかと・・・

けん♂ | URL | 2014年01月24日(Fri)09:30 [EDIT]


ハービンジャーの父はダンシリ。
ダンシリの父がデインヒルです。

馬面1号 | URL | 2014年04月16日(Wed)19:31 [EDIT]


>名なしさん
ご指摘ありがとうございます。
修正させて頂きました。

またお気づきの点があったら
教えて下さいm(__)m

けん♂ | URL | 2014年04月16日(Wed)23:08 [EDIT]


 

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