今年、日本の騎手免許の試験に挑戦し・・・まさかの玉砕となってしまった
デムーロ騎手。
周りからの期待もあったでしょうし、本人も受かるつもりでいた
・・・かもしれませんが、ハードルは思いのほか高かった模様です。
今回の試験で傾向と対策及び、壁の高さは見えてきたかと思いますので
是非また来年以降も挑戦を続けて欲しい、と思っていますが
こればっかりはデムーロ騎手に訊いてみないとわかりません(^^;
ショックで本業(騎乗)の方にも影響が出るんじゃないかと
危惧していたわけですが・・・どうもGⅠでの騎乗を観ていると
ちょっと迫力不足の感が無きにしも非ず。
ということで、この秋の騎乗成績を昨年までの成績と比較してみました。
★13年秋(10月26日以降)
・勝率 4.9%
・連対率 24.6%
・複勝率 37.7%
★12年成績
・勝率 19.0%
・連対率 31.6%
・複勝率 42.4%
★これまでの総合成績
・勝率 14.9%
・連対率 27.5%
・複勝率 37.2%
11年、12年と40%を超えていた複勝率は微妙にダウン。
連対率も下がっていますが、どちらも過去のトータル成績と比較すれば
まだちょっと調子が悪いかな、くらいの数字ですが・・・
勝率が大幅にダウン!(゚Д゚)ノ
勝率4.9%というと比較として例に出すのは悪いですが、和田騎手、藤岡康騎手、
石橋脩騎手や横山和騎手を下回る数字・・・。
柴田大騎手、大野騎手と並ぶくらいの成績です。
少なくとも「外人騎手」として脅威に感じる成績ではありません。
うーん、上記の騎手よりも馬券圏内に来る率は高いわけですが
騎乗馬の質を考えると、良い馬でも勝ち切れていない、という
そしりを受けても仕方のない状況だと思います。
奮起に期待したいところですが、とりあえず対策としては
あまり過剰な期待をせずにヒモ候補に止める、というのが正解かもしれませんね。
ちなみに・・・マイルCSを制した武豊騎手の場合は
★13年秋(10月1日以降)
・勝率 16.7%
・連対率 25.6%
・複勝率 34.4%
★12年成績
・勝率 9.5%
・連対率 19.8%
・複勝率 27.2%
★これまでの総合成績
・勝率 19.8%
・連対率 34.0%
・複勝率 45.4%
全盛期には程遠い成績ながらもここ2年くらいとは雲泥の差の好成績。
おおよそですが10年当時(ヴィクトワールピサに乗っていた頃)に
戻っている感じでしょうか。
一時的な勢いかもしれませんが、是非また強い武豊騎手に戻って来て
貰いたいものですね。
気になったので岩田騎手、内田博騎手についても見てみました。
【岩田騎手】
★13年秋(10月1日以降)
・勝率 10.6%
・連対率 25.2%
・複勝率 37.4%
★12年成績
・勝率 13.9%
・連対率 25.7%
・複勝率 37.9%
★これまでの総合成績
・勝率 13.4%
・連対率 25.6%
・複勝率 36.5%
【内田博騎手】
★13年秋(10月1日以降)
・勝率 12.2%
・連対率 22.8%
・複勝率 29.3%
★12年成績
・勝率 14.8%
・連対率 25.3%
・複勝率 37.3%
★これまでの総合成績
・勝率 13.4%
・連対率 24.0%
・複勝率 34.6%
うーん、岩田騎手も勝ち切れない成績・・・。
勝率はまだ地方所属でに中央へスポット参戦していた頃と
同じくらいに落ち込んでいます。
複勝率は全盛期ほどではないものの、それなりに維持しているので
やはりヒモまで、としておいた方が無難な感じです。
内田博騎手も不調。勝利も低下していますが、何より複勝率が
30%を切っているというのが酷いですね。
中央の騎手になってからこれは初めての事態。
うーん、まだどこか体に不調を抱えているのでしょうか。
騎手も人間ですから、好不調の波は当然あるわけで、
もう少し長いスパンで見ないと本当のところはわかりませんが、
直近の成績はどうしても次週の成績に影響しがちなのも事実だと思います。
騎手の「今の状態」にも注目したいですね。
