3000m経験のある馬は・・・当然おらず(笑)
どの馬も初体験、ということで手探りな面があると思われます。
もちろん個体差はありますし、母系の影響もあるので
その辺りも加味しなければいけませんが、ここでは父系の距離延長での
複勝圏率の変化について調べてみました。
【種牡馬別複勝圏率上昇度】

本来は2600m以上の長距離のデータを見るべきなのかもしれませんが
どの血統にしてもレースメニューの関係もあり、出走回数が少なすぎて
データになりません(^^;
ということで2200m~2600mでの複勝圏率と
芝レース全体の複勝圏率を比較して上昇があるかどうかを見ています。
実際、菊花賞の場合は途中のペースが落ちることもあり、
内容的には3000m級のスタミナがなくてもこなせてしまう、
という面がありますのでおおよその傾向は掴めると考えられます。
凄い上昇度を見せているのは
・ジャングルポケット
・ティンバーカントリー
・ステイゴールド
昨年の菊花賞を制したオウケンブルースリもジャングルポケット産駒。
距離は伸びるほど成績が上昇する傾向にあり、ここでは要注目です。
ティンバーカントリーは基本的に芝の成績が極端に悪く、
全体の数字が悪過ぎる向きがあります(^^;
その中で唯一この距離だけは大幅に成績上昇・・・スタミナに特化した
タイプであるのは間違いなさそうですね。
ステイゴールドも距離が伸びるほど上昇があるタイプ。
根性溢れる気質が活きている感じです。
3000m級のレースでは3着が1度あるだけですが
今後対応する馬が出てくるかもしれません。
この距離でも微妙に上昇傾向が見られるダンスインザダーク産駒は
3000m級のレースになると32.8%と極端に複勝圏率が
上昇しています。菊花賞で好走がある血統だけに要注意ですね。
ネオユニヴァース産駒はまだこの距離で13走しかしておらず
データとしては参考になりません。
2200m周辺の成績37.1%と非常に高く、
そこまでは距離が伸びるほど上昇傾向・・・かなりスタミナのある
血統だと思われますので距離延長は今後プラスに転じてくる
可能性が高そうです。
同様にスマートストライクも走っている回数自体が少なく
まったく参考になりませんが、全体的な傾向としては
距離は短いほど成績が上昇しており、距離延長がプラスになることは
なさそうです。
