中山開催が終わったところ、というのが微妙ですが(^^;
皐月賞に向けて中山競馬場でのレースの評価について
少しまとめておきたいと思います。
【過去の皐月賞のラスト4ハロン】
08年 12.3-11.2-11.5-12.5 逃げ+差し
07年 12.3-11.6-12.0-12.3 逃げ+逃げ
06年 12.2-11.8-11.7-12.2 先行+差し
05年 12.5-11.8-11.4-11.3 差し+差し
04年 12.0-11.6-11.3-11.5 逃げ+先行
03年 12.2-11.4-11.5-11.8 差し+先行
02年 11.7-11.7-12.2-11.9 差し+先行
01年 12.4-12.4-11.5-11.9 先行+差し
99年 12.4-12.1-12.1-11.8 差し+先行
98年 12.2-12.6-11.9-12.2 逃げ+逃げ
基本的に先行、好位追走馬が結果を出しやすい傾向の皐月賞。
ポイントになるのは・・・後ろから4つ目のラップから3つ目にかけての
加速だと考えられます。
4コーナー手前のカーブで加速をすることによって
隊列は長めになりやすく、前の馬が有利になっています。
近年は特にその傾向が顕著になってきており、
カーブ手前(後ろから3つ目)のラップはずっと11秒台に
なっていることがわかります。
皐月賞の前哨戦を評価するのに、このポイントがおそらく
使えるのではないかと・・・。
★後ろから3つ目のラップが11秒台のとき
・先行して押し切った馬は皐月賞でも有力 →評価A
・差しこんできた馬は不安定ながら能力は高く評価できる →評価B
★後ろから3つ目のラップが12秒台のとき
・先行して押し切った馬はそれなりに評価出来るが過信は禁物 →評価C
・差し込んできた馬は本番では不発になってもおかしくない →評価D
無論前半のペースにもよりますので、これだけの評価では
信頼度に欠けますが、ひとまず1800m以上で行われた
中山での2、3歳戦についてざっと評価してみたいと思います。
・評価A
アーリーロブスト
ナカヤマフェスタ
ネオレボリューション
・評価B
アーリンダル
ピサノカルティエ
ハギノバロンドール(微妙)
レッドシャドウ×(微妙)
・評価C
モエレオフィシャル
ヒシポジション
ベストメンバー
トーセンジョーダン
アラシヲヨブオトコ
ケニアブラック
プラチナチャリス
フサイチナガラガワ
・評価D
ケイアイライジン
ネオアレキサンダー
※あまりにスローで評価出来ないレースは除いています。
評価Aの馬は順調ならば本番まで十分に期待出来そうです。
この系統の先行馬がいるということは、今年も4コーナーで
隊列は長めになることはほぼ確定。
前で脚を使える馬を重視、ということで良いのではないでしょうか。
評価Bの馬はどちらかと言うとダービー向きかも?
まだ未勝利ながらアーリンダルは先行有利な展開を引っくり返す
強力な脚を持っているので東京競馬場に出てきたら要注意。
先行きが非常に楽しみです。
評価Cの馬は・・・微妙です。
この中では走破タイムが速く、内容が格段に高かったトーセンジョーダン、
アラシヲヨブオトコが抜けて優秀ですが、他に強力な先行馬がいた場合に
どこまでやれるかは未知数。
トーセンジョーダンは相当期待出来る馬だと思いますが
ジャングルポケット産駒であることを考えると本来中山向きではないので
取りこぼすとしたら皐月賞・・かも。
弥生賞で瞬発力に偏った競馬で勝ったアドマイヤムーンが皐月賞で
負けてしまったように、「皐月賞向きの脚質」というのは
かなり重視すべきポイントになるのではないかと考えています。
これからの3歳戦もこの点に注意して見ていきたいですね(^^)
