本来、格が非常にモノを言うJCをGⅠ初挑戦でいきなり勝ち、
今回も大いに注目される新星スクリーンヒーロー。
まだ底が見えない馬だけに評価が難しいわけですが、
有馬記念への適性、という観点で少し内容について見てみたいと思います。
JCのレース内容は・・・例年に比べると少し低調。
道中がかなりスローペースになっており、スタミナを問うような
レースではありませんでした。
ただし、後半に急激にペースアップをしており、前の馬は長く使える
ワンペースの末脚を求められ、後方の馬は長くなった隊列を差し切る
強靭な差し脚を必要とされていたわけで、上位に入った馬は
能力的には評価されていいレースだったと思います。
スクリーンヒーローは前過ぎず、後ろ過ぎず・・絶好の位置取り。
前の馬の脚が鈍るのを追いかけ、後方から脚を伸ばすディープスカイを
封じ込んで見事に勝利をおさめました。
このレースの後半8ハロンのラップをグラフ化して他のレースと比較して
みたいと思います。
【比較対象】
・07有馬記念
・07エリザベス女王杯
・08大阪杯
・02有馬記念(参考)
【ラップ推移グラフ】※縦軸の上に行くほどペースが速い

07年の有馬記念と02年の有馬記念を比較してみると
明らかに07年は後半にペースが上がっていないのがわかります。
先頭をチョウサンにお任せした結果、ダイワスカーレットらしくない展開に
なってしまっていますね(^^;
本来のダイワスカーレットの持ち味は残り4ハロンからのペースアップ。
エリザベス女王杯、大阪杯ともに800mスパートをした上で
末脚が鈍らない、という内容になっていることがわかります。
※競馬場の構造の影響もあります。
今年の有馬記念でもダイワスカーレットの安藤勝騎手が隙のない
競馬をしようと考えるのであれば、同様のレース展開を
作ってくると考えられます。
02年の有馬記念のタップダンスシチーは残り1400mくらいから
ペースアップして1000mダッシュという驚異的なロングスパートを
かけていますが・・・そこまではしないかもしれませんね(^^;
この後半にペースアップしていく展開が・・・ピッタリJCとリンクしそうです。
07年のエリザベス女王杯と今年のJCのラップの軌跡が
かなり重なり合っており、後傾ラップはスクリーンヒーローにとっても大歓迎
・・ということになるかもしれませんね。
JCの直線ではジワジワと伸びて最後の1ハロンでトップスピードに乗った
という感じでしたので、中山の場合にはデムーロ騎手がどのように
スクリーンヒーローをエスコートするのか・・・
ためて脚を爆発させるのではなく、流れの中で徐々に加速して行くタイプ、
というのは中山には合うと考えられます。
【簡単なまとめ】
・ダイワスカーレットが作る後傾ラップはスクリーンヒーローに合いそう。
・前につけてスパートするよりも、中段から押し上げつつエンジンをかける
必要がありそう(前からだとスピードに乗らないうちに終わるかも)
ハマれば十分に対応可能、デムーロ騎手の手腕に注目したいと思います。
今回も大いに注目される新星スクリーンヒーロー。
まだ底が見えない馬だけに評価が難しいわけですが、
有馬記念への適性、という観点で少し内容について見てみたいと思います。
JCのレース内容は・・・例年に比べると少し低調。
道中がかなりスローペースになっており、スタミナを問うような
レースではありませんでした。
ただし、後半に急激にペースアップをしており、前の馬は長く使える
ワンペースの末脚を求められ、後方の馬は長くなった隊列を差し切る
強靭な差し脚を必要とされていたわけで、上位に入った馬は
能力的には評価されていいレースだったと思います。
スクリーンヒーローは前過ぎず、後ろ過ぎず・・絶好の位置取り。
前の馬の脚が鈍るのを追いかけ、後方から脚を伸ばすディープスカイを
封じ込んで見事に勝利をおさめました。
このレースの後半8ハロンのラップをグラフ化して他のレースと比較して
みたいと思います。
【比較対象】
・07有馬記念
・07エリザベス女王杯
・08大阪杯
・02有馬記念(参考)
【ラップ推移グラフ】※縦軸の上に行くほどペースが速い

07年の有馬記念と02年の有馬記念を比較してみると
明らかに07年は後半にペースが上がっていないのがわかります。
先頭をチョウサンにお任せした結果、ダイワスカーレットらしくない展開に
なってしまっていますね(^^;
本来のダイワスカーレットの持ち味は残り4ハロンからのペースアップ。
エリザベス女王杯、大阪杯ともに800mスパートをした上で
末脚が鈍らない、という内容になっていることがわかります。
※競馬場の構造の影響もあります。
今年の有馬記念でもダイワスカーレットの安藤勝騎手が隙のない
競馬をしようと考えるのであれば、同様のレース展開を
作ってくると考えられます。
02年の有馬記念のタップダンスシチーは残り1400mくらいから
ペースアップして1000mダッシュという驚異的なロングスパートを
かけていますが・・・そこまではしないかもしれませんね(^^;
この後半にペースアップしていく展開が・・・ピッタリJCとリンクしそうです。
07年のエリザベス女王杯と今年のJCのラップの軌跡が
かなり重なり合っており、後傾ラップはスクリーンヒーローにとっても大歓迎
・・ということになるかもしれませんね。
JCの直線ではジワジワと伸びて最後の1ハロンでトップスピードに乗った
という感じでしたので、中山の場合にはデムーロ騎手がどのように
スクリーンヒーローをエスコートするのか・・・
ためて脚を爆発させるのではなく、流れの中で徐々に加速して行くタイプ、
というのは中山には合うと考えられます。
【簡単なまとめ】
・ダイワスカーレットが作る後傾ラップはスクリーンヒーローに合いそう。
・前につけてスパートするよりも、中段から押し上げつつエンジンをかける
必要がありそう(前からだとスピードに乗らないうちに終わるかも)
ハマれば十分に対応可能、デムーロ騎手の手腕に注目したいと思います。
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