ダイワスカーレットについて少しふれておきたいと思います。
昨年の有馬記念は得意とは言えない稍重の馬場であり、
そしてなんといっても秋に3戦を消化したあとの3歳牝馬だったわけで
いくら怪物級とはいえ、能力のすべてを出し切ったレースだっととは
考えにくいのではないかと思っています。
今年は故障明けで厳しいレースをしているとはいえ、まだこれが2走目。
状態的にも上向きでしょうし、成長分にも大いに期待出来そうです。
ダイワスカーレットが出走した1800m以上のレースについて
後半4ハロンを並べて見てみました。
【ダイワスカーレット過去のレースラップ】

比較してみると、昨年の有馬記念はかなり異質な内容だったことがわかります。
無論、競馬場の構造上の違いがあるので仕方ない部分もあるわけですが
後ろから3つ目、2つ目が両方とも最も遅いラップになっており、
直線で突き放す競馬が出来ていません。
初コース、初距離、そして消耗・・・。
安藤勝騎手が慎重に乗り、チョウサンにお任せのレース運びをした結果、
本来の自分のレースが出来ていない、と見ていいのではないでしょうか。
大阪杯、天皇賞秋と一線級の牡馬を撃破して厳しいレースをクリア、
今のダイワスカーレットならば中山においても自分のペースで
レースが出来る・・・はず。
道中を上手くリラックスして運べば、後半800mは自らペースアップ。
隊列を長く保って直線に入って、そのまま押し切り・・。
安藤勝騎手がこれまでの騎乗通りのプランを実行するなら
4コーナーで他馬に並ばせるような乗り方はしないと思われます。
参考までに02年の有馬記念の最後4ハロンのラップ↓
★02有馬記念
11.8-11.4-11.7-12.7
タップダンスシチーが逃げたレース、このくらいのラップは
作ってもおかしくないかと・・・(^^;
今年の朝日杯FSではセイウンワンダーが内を突いて伸びて優勝、
岩田騎手も「内がそれほど荒れていない」とコメントしています。
雨などで急激に馬場が悪化しない限り先行有利、ダイワスカーレット有利
という展開になるのでは・・・(希望的観測?^^;)
