京都競馬場でクラシックの最終戦、菊花賞が行われました。
混戦の中、1番人気に推されたのはオウケンブルースリでした。
一時的には1.9倍と偏った人気になっていましたが最終的には3.7倍。
それでも2番人気を大きく引き離していました。
個人的には後方からの脚質の上に重賞勝ちもない馬にそこまで偏るのは微妙・・・
ということで当初から真っ向対決姿勢で挑んだわけですが・・・
予想は→ココ
結果は・・・
1着 オウケンブルースリ 3.05.7 上がり34.8
2着 フローテーション 11/4馬身
3着 ナムラクレセント
4着▲スマートギア
8着×ダイワワイルドボア
11○ロードアリエス
13△ダイシンプラン
15×ミッキーチアフル
16◎スマイルジャック
※全着順は→ココ
完全に爆死です(涙) щ(゚ロ゚щ) オーマイガーッ!!
スタート良く飛び出して行ったのは想定どおりアグネススターチ。
追いかけるようにノットアローンが追走していきました。
スタンド前の直線で一気にノットアローンが先頭に立って
後続を10馬身程度離して大逃げの態勢。
3番手にはスマイルジャック、少し離れてナムラクレセント、ロードアリエス。
★前半1000m 58.8
12.9-12.2-11.0-11.7-11.0
武豊騎手がアドマイヤメインで大逃げを打ったときが58.7ですから
ほぼ同じ暴走ペース(爆)
横山典騎手がセイウンスカイで逃げ切ったときで59.6・・・
何か作戦があったのでしょうか(>_<)
大歓声を受けたノットアローンですがカーブを曲がって向こう正面の直線に
入ったところですでに失速・・・馬群に飲み込まれてしまいます。
アグネススターチもすでにレースを引っ張る力はなく、ほぼ一団となって
坂を上っていきました。
★中間1000m 66.7
12.2-13.9-13.8-13.5-13.3
今度は一転して超スローペース・・・この区間では02年の66.4を超えて
最も遅く緩んだペースになってしまっています。
暴走・・失速・・うーん、無茶苦茶なレース展開になってしまってますね(涙)
馬群はグーッと詰まって後半1000mへ・・・
★後半1000m 60.2
12.9-12.0-11.5-12.1-11.7
本来は中間の緩んだところで脚をためて前が止まらない展開になるはずですが
残念なことに今年の先行馬はそこまでの力がない様子・・・(涙)
後方からまくって外に開いていく馬に飲み込まれつつ直線へ・・・
【4コーナー映像】

先頭から後方までの長さが異様に短い隊列。
うーん、まったく想定と違う形となってしまいました。
こうなると前の馬はどうしようもありません。
4コーナーですでに先頭に並ぶくらいに押し上げていたオウケンブルースリは
素晴らしい手ごたえで馬場の外を爆走!
馬場の中央から伸びてくるフローテーションが半馬身差に迫ったところで
さらにもう一度突き放す余裕を見せ付けてオウケンブルースリが菊花賞を制覇!
神戸新聞杯では後方から届かない競馬をしてしまった内田博騎手、
今回は見事なタイミングで前に押し上げる競馬をしてきました。
やはり一流騎手になると同じ失敗は繰り返しませんね。
注目は3着に粘ったナムラクレセント。
先行馬が崩れていく中、さらに脚を伸ばす競馬が出来たのはこの馬だけでした。
ためても末脚のある馬ですし、自在性とスタミナは今後に
つながっていきそうです。次走にも注目したいですね(^^)g
★レース後のコメント
1着 オウケンブルースリ(内田博騎手)
「この馬の強いところを見せて1番人気に応えられたのでよかったです。
1番人気になってこういう大レースで勝てなければ成長できないと思うので、
これからもっと頑張っていきたいですね。
中団くらいにつけたいな、と思っていたのですが、その通りになりました。
最初の直線でみんな上がって行ったのですが、慌てずにいつでも外に出せるように
していました。坂の上りでは焦って行かないように気をつけて、
下りでうまくスピードをつけて上がって行けました。
京都は(直線に)坂がないし、そう簡単に差せるとは思っていなかったので
あの形になりましたが、うまくレースできました。
まだ仕上がり切っていないので、今後もっと強くなると思います」
2着 フローテーション(藤岡佑騎手)
「内ラチ沿いを進んでロスなく運べました。ただ、もう少し折り合いがつけられたら…。
馬は力をつけていて、雰囲気も良かったし、前走の負けも悲観していませんでした。
最後はしっかり脚を使ってくれましたが、2着じゃ意味がありません」
3着 ナムラクレセント(和田騎手)
「スタートはよかったし、正攻法で行きました。2コーナー過ぎて折り合いもついて、
自分の競馬も出来たので悔いはありません。まだまだ成長段階の馬ですし、
後方一気だけの馬じゃないですよ」
4着 スマートギア(武豊騎手)
「惜しかったね。いい感じで行けて直線に向くまで本当にいいレースが出来たんだけど、
そこから手応えほど伸びませんでした。距離なのか、メンバーなのか…
でも、レース自体はいいレースが出来ました」
5着 マイネルチャールズ(松岡騎手)
「いい感じで運べたんだけど、手応えの割に頑張り切れませんでした。
やはり距離が長かったようです」
6着 ベンチャーナイン(武士沢騎手)
「最後の4コーナーで乗っかりそうになってしまいました。
そこからまた盛り返しているだけにもったいなかったです。
それ以外はすべてうまく行きましたが…」
14着 シゲルフセルト(川島騎手)
「そんなに大きな不利ではないんですが、両側から来られて窮屈になって
バランスを崩してしまったのが痛かったですね。折り合いはつきましたが、
距離も少し長かったかもしれません」
15着 ミッキーチアフル(幸騎手)
「特に無理せず中団につけて折り合いもついたのですが、3コーナーで
苦しくなってしまいました。その分はやはり距離でしょうか?
オウケンブルースリと一緒に動きたかったのですが動けませんでした」
最後の突き放しなどを見る限り、オウケンブルースリには
まだまだ余裕があった感じです。
ただし・・・先行馬がバテてしまった上に、道中は過去最も緩んだ流れ
ということを考え合わせると高い評価をしていいかは微妙。
コーナーで押し上げる競馬が出来たのも相手関係が弱かった・・とも言えるわけで
真価を問われるのは古馬の上位クラスと激突したときになりそうですね。
次週は世代最強馬のディープスカイが天皇賞に挑みますが
果たしてどれくらい頑張れるか・・・楽しみです(^^)g
それにしても、週の初めに「この馬だけは!」と敵視(失礼^^;)した馬は
本当に良く来ますね(自虐:爆)
今度は自分自身の逆目張りでもしてみようかな・・・
アホか!オラァ(p゚ロ゚)==p)`д)グハッ
