上り坂の途中からになるのでスタートダッシュは効きにくい構造になっており、
3ハロン目からはカーブしながらの下り坂。
先行するなら内枠が有利ですが・・・先は長いので(笑)
それほどハナを主張し合うこともなさそうです。
06年は武豊騎手がメイショウサムソンの3冠を阻むために(おそらく^^;)
アドマイヤメインで大逃げを敢行。
前半からかなりのペースで飛ばす展開を作りましたが・・・これはかなり
稀な例でしょう。
通常は下り終わってのカーブの地点で一旦大きく減速し、
ペースを落ち着かせる感じのラップ構成になっています。
スタンド側の直線はさすがに少し締まった流れになることもありますが
ふたたび向こう正面に入っていく辺り(1400m地点)から
急激にペースを落としてゆったりと上り坂に向かうことになります。
ここらでは13秒台のラップがチラホラ・・・
02年は1400m通過からの1000mの間を全て13秒台という超スロー、
逆に05年は一旦13秒台のラップは刻むものの1600m過ぎ辺りから
12秒台前半の緩まない流れになっており、この辺りのさじ加減は
先行馬の資質と騎手の判断によるものが大きい感じになっています。
おおよそは向こう正面をゆったりとクリアして、下り坂からは
ロングスパート合戦。前の馬がバテるのか、そのまま行ってしまうのか・・・
かなり微妙なレースとなると考えられます(^^)
道中はスローになりながらも隊列はかなり長めになるのが通常パターン。
後方で折り合い重視で追走する馬などは後半にかなり厳しい展開になってきそうです。
【4コーナー位置取りと着順の関係】

菊花賞と古馬のレースを並べて比較してみました。
傾向としては両レースとも基本的に先行有利。
後方一気は・・・まず決まらないと考えた方が良さそうです。
ただし・・・完全に資質がステイヤーとわかっている馬同士の戦いとなる
古馬のレースでは2、3着まで明らかに先行有利の傾向であるのに対し、
手探りで出てきてしまう菊花賞の場合は2、3着は微妙な傾向。
特に2着まではかなり後方からでも差しこんできており、
後方だからと言って侮れません。
それだけ前でバテる馬が多いということかもしれませんね。
基本的な狙い目パターンは
前の馬→後ろの馬→前の馬
という感じの結果になっています。
逃げ粘る前の馬の間に差し馬が飛び込む・・・そんなイメージでしょうか。
