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アンタレスS(展開分析2)  担【けん♂】

アンタレスS(京都ダート1800m)について見ていきたいと思います。

展開分析で驚くほどの先行有利という結果が出た京都1800mですが
今回の出走馬の中にはこの傾向をひっくり返して京都で好成績
おさめている差し馬がいるのも事実。

果たして実際のところはどうなのでしょうか。

京都1800m:4コーナー映像
(07年平安S)
07平安S

(08年平安S)
08平安S

同条件のレースの4コーナーの映像です。
07年の平安Sでは前で粘るタイキエニグマ、シャーベットトーンを
後方からメイショウトウコンが差し切ったレース。
上がり3ハロンを比べてみると
メイショウトウコン 35.1
シャーベットトーン 36.6
タイキエニグマ   36.8

およそ1.5~1.7秒ほど上回っていることがわかります。

08年の平安Sは好位から抜け出したクワイエットデイを
後方からメイショウトウコンが追いかけますがクビ差届かず・・。
上がり3ハロンは
クワイエットデイ  37.1
メイショウトウコン 36.3

0.8秒上回っても届かずだったことがわかります。

京都ダートコースでは上がり3ハロンが0.1秒違うと約0.37馬身縮まる計算。
07年の平安Sで言えばタイキエニグマとメイショウトウコンの差は約6.7馬身差
ひっくり返せるということになります。

08年の平安Sで見るとメイショウトウコンが縮められる馬身差は約3馬身
クワイエットデイが好位から抜け出していることを考えても
後方からでは届かなかったのはほぼ計算どおりだった・・と思われます。

他の京都でのレース(花園S)を見てみてもメイショウトウコンと
コーナー先頭の馬との末脚の差はなんと2.0秒
これなら後方一気が決まってもおかしくはないですね(^^;

今回先行が予想されるフィフティーワナーのアンタレスSでの上がり3ハロンは36.1。
他のレースの状態から見てもおよそ36.2~3程度の脚は今回も使ってくるのでは
ないかと考えられます。
先頭と後方の差は少なくとも6馬身以上はあるでしょうから
後方から差し切るには最低でも34.6程度の末脚が求められることになります。
・・・うーん、かなり無理があるような・・(笑)

35秒台前半の末脚を使える馬で4コーナーで3、4馬身差につける必要がある
ということを考えると、かなり絞込みが出来てきそうですね。

無論、前提としている先行馬フィフティーワナーの末脚の想定が
全然違っていれば結論は大きく変わってきます(^^;
果たしてどんなレースになるのでしょうか・・。

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