けいけん豊富な毎日

上がり3ハロンに関する考察2  担【けん♂】

さて前回の考察で予想をする際には
・4コーナーでの位置取り(何馬身差あるか?)
・各馬の上がり3ハロン(推定)
・各競馬場でのセーフティリード


という3項目が重要になりそうだということを書いたわけですが
もう少し細かく各項目について考えてみたいと思います。

まずは「4コーナーの位置取り(何馬身差あるか?)」について。
これに関係するのは
1)先行馬のペース
2)コーナーの進入角度
3)コーナー前の坂の有無


であると考えています。
先行馬のペースの作り方隊列の長さに影響します。
前傾ラップを刻むタイプの先行馬の場合は能力にもよりますが
最初に大きく逃げておいて最終コーナー(直線)に向けて
どんどんペースが落ちてきて隊列は縮まっていく展開になりやすいと
思われます。
逆に後傾ラップを刻む先行馬が主導権を握る場合は、最終コーナーに向かって
ペースが落ちない、もしくは上がっていく展開。
こうなると後続の馬はなかなか差が詰められません。
隊列は比較的長いままでのコーナー進入になりやすいですね。
※この2種類のタイプが混在している場合は前者、前傾ラップの馬が
 最初に主導権を握りますので必然的に前傾ラップパターンになります。

コーナーの進入角度先行馬がどれだけ減速しなければならないか、に
影響すると考えられます。
スピードを上げたままでは曲がり切れない急角度(小回り)の競馬場では
どうしてもコーナー手前で減速されますので隊列は縮まりやすいですね。
この傾向は雨の場合に特に助長されます。
高速道路で雨の日に急カーブを切ることを考えれば状況がわかりやすいと思います。
反対に角度の緩い複合カーブの場合にはほとんど減速なしで
コーナーに突入するので先頭の馬と後方の馬の差は開きがちになると
考えられます。
※複合カーブとスパイラルカーブの違いについては
 【ガラスの競馬場】様の集中連載「サラブレッドはコースで演技する」第5回
 非常に参考になりますので是非一読を!

コーナー手前の坂の有無に関しては進入角度とも関連性があるわけですが
下り坂で加速しながらコーナーに突入するのと
平坦なままで曲がるのでは減速の具合が変ってくることは想像できますね。
A)カーブが下り坂でコーナーが急角度の競馬場
・小倉
・阪神内回り
・福島
・中京
・中山外回り
・中山内回り
京都内回り ←訂正:入り口がカーブの競馬場

B)カーブが下り坂でコーナーが緩い競馬場
・新潟外回り

※カーブの入り口が下り坂という競馬場もあります。

Aの競馬場はコーナーでの減速が必要なため、下りとはいえ
思いっ切り加速をしつつ下り坂を走るのは危険です。
とはいえ自然に加速がつきやすく内側がポッカリ空くことも・・・。
ある程度密集形態で直線に入ることが想定されやすく、
特に内側が空いたときは最後尾からでも一気に前との差が詰まることになります。

Bの競馬場は全ての馬がほとんど減速なしで直線に突入、
後方の馬はどちらかというと外に膨らみがちになりますが
加速がついているので大周りしてもそれほどロスにはなりにくいと考えられます。

結局、4コーナーでの位置取りはこういったことを総合した結果であり、
レースが行われる競馬場と出走メンバーを見比べて
展開を想定する必要がありますね(^^)。

過去のレース映像を見比べるのが一番の近道ですが
小回りの競馬場で馬群が密集した場合は先頭と後方の馬との差は
おおよそ4~5馬身程度
進入角度が緩い競馬場では7~8馬身以上というのが目安ではないかと思います。
(もちろん例外は十分過ぎるほどあると思います^^;)
【小回りの競馬場での4コーナー:北九州記念】
北九州記念

※追記:内ラチ沿いを走る先頭の馬の真後ろの馬
     道中最後方を追走していた馬だというのがポイント

【複合カーブの競馬場での4コーナー:桜花賞】
桜花賞


先頭と後方の馬とのおおよその差を想定出来れば、
道中の位置取りによって4コーナーでの先頭の差を推定でき、
後は末脚の能力で前に届くか届かないかを考えることが出来る・・・はず(^^;

次回は各馬の推定上がり3ハロンの算出についての仮説に
入ってみたいと思います(^^)/

コメント


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競馬のなかった土日いかがお過ごしでしたか?
私は物置部屋を片付けていました。
競馬がなかったのでめちゃ集中できた。

前エントリより、
上がり35.0秒使うというのはラスト3ハロンのことですね。

では、
今先行馬がラスト3ハの地点にいて、上がり35.0秒のスタートを切ったところだとすると、その時点で上がり33.5秒使う馬はまだ後方に位置しています。
とすると、
そこから後方馬がラスト3ハの時点に到着するまでにはまだ時間がかかります。

つまり
先行馬が残り3ハを通過してから後方馬が残り3ハに到達する時間(=A)
というものが出てきます。

その馬の数値だけで比較しているので難しいですが、
コーナーが緩いとスピードが落ちませんので、
Aの時間が長く、それまで両頭の刻んでいたペースにも差がでなくなります。
なので新潟では実際の上がり差以上に差しが決まらないと思っています。

コーナーのキツイカーブでは前の持続力が効きにくいので、
Aの時間が短く、逆の現象が起きると思います。

ラスト3ハの時点で後方との差が同じ8馬身としても、
競馬場によってはAの時間は違ってくるのではないかということです。
よってカーブの形状=Aに関係するのではないでしょうか?

※またペースによってAの時間も違ってくるような気もしますが、
 前も後ろも同じ流れに乗っているから関係ないのか???

でも突き詰めれば上がり3ハも200mごとに区切られるタイムですので、
ラスト200へのラップ差を見てどこで加減速が起きたかまで見ないといけませんが、
各馬についてそこまで発表はないようなので、
じっくりゴールまでの脚色を見なければいけませんね。

実際は直線馬体が併さったりして、思っていたより前が止まんなかったとか、逆に併せ馬で叩き合って更に伸びてくるという展開もあるので、仕掛けのタイミングって、騎手の技術レベルの話になってきますね。

ではでは。

あらた | URL | 2007年08月19日(Sun)19:08 [EDIT]


>あらたさん
週末は仕事でバタバタしてました(^^;
その意味では競馬のある週と同じ感じです。
ただいつもは仕事の合間を縫って考察、予想、回顧
とやることが山積する週末なのに
ポカンと空いてしまった感じがしますね~
気は楽ですが、なんか区切りがつかなくてスッキリしません(笑)

見事な突っ込みありがとうございます(^^)
計算方法についてはややこしいのであえて
ふれていなかったんですが、まだまだ改良の余地のある
ものなんですよね。
Aの時間差に関しては隊列の長さが影響しそうです。
先頭と最後方との道中の差が10馬身あったとして
約24m・・・馬のスピードで換算すると0.1秒ちょい
でしょうか。
競馬場によってこの0.1秒が影響する大きさが
変わってきそうですね。
どうやって計算に組み入れるか・・うーん大変だ(笑)

加減速に関してもズバリそのとおりだと思います。
同じ上がり36秒でも
12.0-12.0-12.0
11.0-12.0-13.0
13.0-12.0-11.0
この3つでは全然違いますもんね(^^;
一応現状の計算方法でもなるだけ誤差がなくなるように
調整はしていますが、先行馬と追い込み馬の
ラップの偏りの違いに関してはまだ組み入れられていません。
実はこの休憩期間の内にこの計算方法の見直しを
しようと思っていたんですよ(笑)
先に突っ込まれてしまいました(^^;

机上の計算と実際の騎乗の違い・・・ここを詰めていくのが
今の課題であり個人的な楽しみでもあります(^^)
また何かお気づきの点がありましたら
是非お願いいたします!貴重なご意見ありがとうございました。

けん♂ | URL | 2007年08月19日(Sun)20:10 [EDIT]


>約24m・・・馬のスピードで換算すると0.1秒ちょいでしょうか。

それじゃ1秒で240m走ってまんがな。(笑)
24mなら1.4秒ぐらいですよ。

数字とにらめっこ頑張ってください!

あらた | URL | 2007年08月19日(Sun)21:03 [EDIT]


>あらたさん
あちゃ!本当だ!(爆笑)
間抜け過ぎ~(>_<)

けん♂ | URL | 2007年08月19日(Sun)21:23 [EDIT]


乗り役による補正は?

各馬の机上の計算はそんな感じなんでしょうけど、いざ馬券となった時に乗り役の騎乗スタイルによる補正をしておく必要があるのでは?例えば外国人騎手ならほぼインベタでしょうし、四位とか小牧太だと外を回してくるし、とか…(笑)より完璧に近付けるなら4角の通過位置による補正をしておかないとアレッ!?ということになりませんでしょうか?

藤沢雄二 | URL | 2007年08月19日(Sun)22:03 [EDIT]


>藤沢雄二さん
まったくもってその通りです(笑)
騎手によってコース取りなど大きく変わってくるので
数字が出てきたら最後の仕上げに騎手補正が
絶対に必要ですね(^^)

特に特徴的な騎手については・・・(笑)

補足、どうもありがとうございます(^^)/

けん♂ | URL | 2007年08月19日(Sun)23:10 [EDIT]


 

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