芝は稍重という表示から変わりませんが、ほとんど重馬場に近い状態でした。
一流の馬達が集った宝塚記念、栄冠に輝いたのは・・・。
予想は→ココ
結果は・・・
1着△アドマイヤムーン 2.12.4 上がり36.2
2着▲メイショウサムソン 1/2馬身
3着☆ポップロック
6着×カワカミプリンセス
8着○ウオッカ
12◎ダイワメジャー
15×アサクサキングス
※全着順は→ココ
どの馬が先頭を切り、どんなペースになるのか?
これがレースの明暗を分けることはレース前からわかっていたこと・・・
揃ったスタート、大外からガーッと被せて行ったのはなんとローエングリン!
「3番手辺りで控えて・・」という陣営の言葉はどこへ?(笑)
12.1-10.5-10.9-11.9-12.1-12.3-12.7-13.0-12.3-12.2-12.4
3ハロン目に10.9\(◎o◎)/!
1000mを57.5で通過する激烈なハイペース!(それも雨の中!!)
馬場状態を見て前のこりを考えた後藤騎手の作戦でしょうか。
普通ならこんなペースで行けば2番手とは10馬身以上離れるような
大逃げになるところですが、このペースにアドマイヤメインが2馬身ほど
遅れて追走、その後ろを4馬身ほど離れてアサクサキングスが行き、
後ろの集団もほとんど離れずにまとまってついていきました。
前に行かれ過ぎてしまったら届かなくなるかも・・・どの騎手の胸のうちにも
おそらく同じ思いがあったんでしょう。
結果としてこのペースに追走して行ったことがレースの明暗を分けることに・・。
暴走ペースでも大逃げが打てなかったローエングリン、それにつきあった
アドマイヤメイン・・・ともに3コーナー過ぎには脚を失って失速・・・
馬群に飲み込まれていってしまいます。
前が崩れる中、ペースをさらにあげて前へ前へと襲い掛かる馬群・・・
どの馬も離されまいと必死の追い比べ、大外を回してメイショウサムソン、
それを見るようにアドマイヤムーンが上がっていきます。
4コーナー先頭はカワカミプリンセス、その内側を突いてウオッカ!
馬場の中央でグイグイと脚を伸ばすメイショウサムソン!
一呼吸遅らせてアドマイヤムーンも力強い手応え!
迫るアドマイヤムーン!並んだ!かわした!しかしメイショウサムソンも粘る!
完全に2頭のマッチレース!
メイショウサムソンがその恐るべき勝負根性で差し返す!クビ差!・・・
鞍上で背中にピッタリと貼り付いて追い続ける石橋騎手、
チラッとも横を見ません。メイショウサムソンの力を信じて必死の騎乗・・・
対する岩田騎手はしっかりと前を見てグイグイとクビを掴んで
追い続けます。その視線の先にはゴールしか見えていないよう・・・。
改めてアドマイヤムーンが差し返したときにメイショウサムソンに
ついていく力はすでに残っていませんでした・・・。
岩田騎手は中央入りしてから初めてのGⅠ勝利!
自然とガッツポーズが飛び出しました(^^)g
内を突いたウオッカは未経験のハイペース、そして馬場に脚を取られて失速・・・
カワカミプリンセスもやはりまだ完全に調子が戻っていないのか、
伸びていくことは出来ませんでした。
代わりに突っ込んできたのはポップロックとアドマイヤフジ!
わずかにポップロックの位置取り、仕掛けるタイミングがまさって
3着となりました。
海外帰りの不利を跳ね返し、重馬場への適性、競い合ったときの勝負根性、
短い直線をものともしない瞬発力・・見事な力を見せたアドマイヤムーン!
まさに現時点での日本最強馬決定戦を制した馬として誰もが納得する力を見せた
と言っていいと思います(^^)g
メイショウサムソンも強かった!秋には凱旋門賞に挑戦することになるのでしょうか。
是非とも頑張ってもらいたいものですね。
本当に強い現4歳馬世代・・・まさに世代交代を告げる世代と言っていいと思われます。
このレースに向けて仕上げてきたのはどの陣営も同じだと思いますが、
結果的に体調面での差が大きく結果に影響してしまいましたね。
ダイワメジャーは▲16kg・・・あまり馬体の変動がない馬が
このマイナス体重・・・輸送だけでなく体調面の低下もあったのかも
しれません。
結局馬体を見て(ココ)好調だと判断した2頭のワンツーフィニッシュ。
当たり前ですが馬は生き物なので実力の他に体調の差が
大きいと改めて感じさせられた一戦でした(^^)
※今日は阪神競馬場で現地観戦。
【ガラスの競馬場】治郎丸さん
【ターフの真ん中!日曜日!】あらたさん
【ウィークエンドの05】nozowebさん
ご一緒させて頂いた皆様、どうもありがとうございました(^^)/
おかげさまで本当に楽しいひとときを過ごさせて頂きました。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
次こそはちゃんと馬券を当てて・・・(あ、外したのバレましたね:笑)
