今回のレースの展開を握る先行馬としてアサヒライジングについて見てみます。
以前はハナを切らねばどうしようもない馬でしたがアメリカオークス以降、
他馬の動向に左右されないマイペースの逃げを身につけてから安定感が増しました。
これまでのレースの800m通過タイムを見てみると
【アサヒライジング:800m通過タイム、4コーナー位置取りと順位】
中山1600 47.2 5番手→3着
中山1600 47.5 1番手→1着
東京1400 47.7 1番手→1着 ※稍重
阪神1600 48.1 1番手→5着
中山1600 47.4 2番手→9着 ※稍重
東京1600 48.5 1番手→2着
中山1600 47.8 1番手→1着
阪神1600 46.7 1番手→4着
東京2400 46.3 2番手→3着
京都2000 46.5 4番手→2着
京都2200 46.1 2番手→4着(実質5着)
中山1800 49.0 3番手→13着 ※重
阪神1400 45.5 1番手→8着 ※小雨、良
★上から順番に新馬戦〜前走
コースの形状によってタイムが違うのは当たり前ですが(^^;
前半800mはおおよそ47秒台で走りたい馬であることが推定できます。
※東京2400〜京都2200の数字は他の先行馬のものであり、
その後方で実質的なペースを握っていたアサヒライジングのペースは
47秒台かそれに近いタイムであることが類推されます。
中山1800(中山牝馬S)の49秒という超スローペースも気になりますが
それより違和感を感じるのが前走の阪神1400(阪神牝馬S)です。
いくら距離が短いからといってもこれまでの傾向とあまりにも違うオーバーペース。
結局最後は大失速してしまい大敗となるわけですが
果たしてこの暴走が今回も続くのかどうか?
東京競馬場が改装された03年以降に東京1600mで行われた重賞の
傾向を見てみると・・・
【東京1600mの重賞における800m通過タイムと4コーナー位置取りと着順】
1着→2着→3着
45.4 9→14→11(番手)
45.6 8→12→ 2
45.6 9→10→ 3
45.6 14→15→ 5
45.7 10→ 4→ 8
45.8 2→10→ 9
45.9 11→12→14
平均 9→11→ 7
46.0 8→ 3→ 2
46.2 14→ 3→15
46.4 9→15→12
46.5 11→13→ 9
46.5 7→ 5→12
46.6 5→17→18
46.6 5→ 2→10
平均 8→ 8→11
47.0 3→13→ 7
47.1 2→ 4→11
47.4 4→ 5→ 7
47.4 10→ 2→ 4
47.5 6→12→ 9
47.9 8→ 7→ 1
48.2 6→13→ 4
48.5 3→ 1→ 4
平均 5→ 7→ 6
前半800mを45秒台で行った場合、1着、2着はほとんど後方からの差し馬で
決着していることがわかります。不思議なくらい好位からの差しが通用していませんね。
前半800mを47秒台以降のスローペースで行った場合は逆に好位差し、先行馬の
活躍が目立ちます。
後方からの馬も届く事がありますが単発傾向。つまり余程の脚がある馬しか届かない
ということになりそうです。
ペースに関わらず03年以降の重賞でハナを切って逃げ切った馬はいません。
【各ペースにおける4コーナーでの位置取りによる複勝圏率】
45秒台 46秒台 47秒台〜
1〜3番手 14% 19% 25%
4〜7番手 10% 19% 46%
8番手〜 76% 62% 29%
アサヒライジングがどんなペースでレースを引っ張るのか?
それによってレースの様相がガラリと変わることが予想されますね(^^;
前回のように暴走したら後方の馬が中心、
これまでどおり47秒台程度で行くのであれば好位につけてくる馬が中心で
後方の馬は余程のキレがある馬だけということになりそうです。

