けいけん豊富な毎日

監視されることの恩恵    担【けん♂】

共謀罪・・・実際にはこんな名前ではなく「テロ等準備罪」
なんですけどね。

テロ等、と言ってしまうと反対派の連中がアホみたいに叫んでいる
一般民衆への監視がどうのこうの、というイメージが薄れてしまうので
あえて「共謀罪」と呼び続けているのだと思われますが
そろそろちゃんと名前を呼んであげないといけません(笑)

監視社会が・・・というのも実社会の状況を見てみれば
筋違いな不安であることは明白です。

コンビニでも銀行でも、銭湯だって、地域によっては街角にすら
監視カメラはあるわけで、現代の日本人は意識しなくとも
監視下に置かれています。

監視、というからイメージが悪いわけで、そこらにある監視カメラが
我々にとってどういう存在であるか、というと

犯罪行為などに巻き込まれないよう、見守ってくれている

というのが正しいと思われます。
まともに生活していれば監視カメラで見られたって別に
なんともないですよね?
カメラが捉えようとしているのはあくまで「犯罪」。
テロ等準備罪で監視されるのはまさしく、
犯罪・・・つまりテロ等の準備をしている連中なわけで
一般民衆が怯える必要はありません。
逆にそういう危険な連中からの被害に合わないように守ってくれる
法案だと考えれば、反対するのは自分の首を絞めているも同然です。

だいたい、反対派の連中の言うような街角や飲み屋などでの
くだらない雑談(悪口、軽口)を監視したり、
それに対して裁判所が令状を出して調査したり、
警察が動いたりって・・・一体どういうコストをかけて、なんの目的で
そんなバカバカしいことをするのか、と問いたい、問い詰めたい、小一時間・・・。

憲法9条を守っていれば、他国の連中は攻めてきたりしない、
なんてノー天気なことを言いながら、
自国の警察はなんでもない世間話でも聞き咎めて逮捕してくる
なんていう被害妄想に陥るというアンバランスさが理解不能です。
日本人同士でもそんなに警戒するのであれば、
もっと国防に関しても考えてみてもいいんじゃないの?

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ダービー回顧(人馬一体)    担【けん♂】

結局そのまま週末に突入してしまったわけですが(爆)
ダービーについて振り返っておきたいと思います。

週頭にラップデータ的に高く評価できる、としたアドミラブルは
過去の傾向的に微妙な青葉賞の勝ち馬ながら1番人気に推されており、
やはり皐月賞組その他にかなり不安があることが大方の認識になっていた模様。

ハナを切ったのは弥生賞でも超絶スローで逃げたマイスタイル(横山典騎手)。
横山典騎手自体がよくいえば飄々とした、悪く言えば
空気を読まない逃げ方をする(失礼^^;)印象で、
世代の頂点を決めるレースであるダービーでも、まずは自分の
(自分の馬の)都合を優先。
好レースを作ることより、マイスタイルの脚を残すことを意識した
逃げ方となりました。

★17年ダービー(東京2400m)

13.0-11.2-12.9-12.8-13.3-12.5-12.1-12.6-12.7-11.5-10.9-11.4

過去の良馬場で行われたダービーの平均ラップおよび、
先日行われた青葉賞のラップと比較してみました。

【ラップ比較】
dabi.png


誰も突っついてこないのをいいことに?前半からとんでもない
スローペースに持ち込んでいることがわかります。

3コーナー手前で少しペースを上げたものの、カーブの出口に向けて
再びペースダウン。
脚をためにためてためまくって4コーナーから直線へ。

このスローペースにいち早く反応したのがレイデオロのルメール騎手。
2コーナーまでは後ろから5頭目に控えていたものの、
そこから一気に外を回して前に寄せ、3コーナーでは2番手をキープ。

スローペースを体感で把握したところで、控えていては届かないと
判断したと思われます。
道中に大きく位置を上げるのは消耗を考えるとなかなか度胸がいる騎乗だと
考えられますが、こういう積極果敢な競馬がこのところの
ルメール騎手の好成績につながっているのだと思います。
(ヴィクトリアマイル、オークスと東京で行われたGⅠを連勝)

レイデオロ自身もぶっつけで皐月賞に出走。
しっかりと馬体を増やして復帰しており、言い方は悪いですが・・・
皐月賞を叩き台にしてダービーに照準を合わせた使い方をした、という印象。

最内で粘るマイスタイルをまったく意識しない感じで堂々と
馬場中央に出してじっくり伸ばし、後続が詰め寄ってきたところで
さらに一伸び。

見事にレイデオロがダービー制覇を達成。
キングカメハメハ産駒としてはドゥラメンテに続く2頭目のダービー馬の
誕生となりました。
ルメール騎手はこれでGⅠ3連勝!

2着は好位から追い迫ったスワーヴリチャード。
皐月賞の鬱憤を晴らした・・・というところまでいかないものの
素質の高さを改めて証明しました。

3着にアドミラブル。
最後は横一線となっており、なんとか面目を保った感じですが
スローペースの中で動けなかったのが厳しかったですね。
青葉賞の流れでも押し上げられた馬なので、思い切った攻めが出来れば
末脚の威力的にもチャンスはあったかもしれませんし、
少なくとももう少し惜しい競馬になったかもしれません。
(もちろん、失速のリスクもありますが・・・)

うーん、正直内容的にはあまり評価できないダービーになった印象ですが
馬の力と騎手の力の総合力勝負になった、という点では
ある意味「競馬らしい」競馬になったと言えるかもしれません(^^;

調子に乗ってダービーについて    担【けん♂】

前回は久しぶりの(こっそりとした)記事になってしまいましたが
見に来て頂いた上に暖かいコメントまで頂き、本当に嬉しい限りです。
もっと時間を取って皆様と一緒に競馬を楽しめるよう
なんとかしたいものです・・・。

せっかくなのでちょっとだけダービーについて。

昨年はマカヒキが皐月賞のリベンジを果たしてダービー馬となったわけですが、
皐月賞で負けた馬が勝ち馬を逆転した例というのは意外に少なく、
01年以降だとワンアンドオンリー、ディープブリランテ、
エイシンフラッシュ、ロジユニヴァース・・・さらに遡って02年の
タニノギムレット、となっています。

ディープブリランテの年は皐月賞が不良馬場、エイシンフラッシュの年は
ダービーが異常なスローペース、ロジユニヴァースのときは
ダービーが不良馬場、タニノギムレットの年の皐月賞馬は二桁人気の穴馬、と
何かしらの要因というか、不測の事態が起こっていた・・・という
共通点?がある印象です。
昨年逆転されたディーマジェスティも皐月賞では8番人気からの戴冠。
実力を評価されていなかっただけ、という感じもありますが
ちょっと02年のパターンに近かったのかも?

で、今年ですが・・・皐月賞ではあろうことか牝馬が1番人気(爆)
ファンディーナのそれまでの勝ちっぷりを観ていれば
さもありなん、という感じもあるにしろ・・・ちょっと牡馬が全般的に
低評価だったという気がします。
でもって結果は9番人気→4番人気→12番人気という大荒れ。
4着馬も13番人気となっており、上位人気3頭は掲示板にも
載れないというとんでもない結果になってしまいました。

アルアインを軽視する・・・というのはやり過ぎかもしれませんが
今年の皐月賞の上位馬を例年どおりの評価しておくのは
危険なニオイがします。

キングカメハメハ、ディープスカイを輩出したNHKマイルは
牝馬が上位を占めたことで、今年はダービーとの関連性はなさそう。
となるとさらに別路線組、ということになるわけですが・・・

ざっと見て興味深いのは青葉賞を制したアドミラブルでしょうか。

500kgオーバーの大型馬なので9月のデビュー戦では
まだ仕上がっておらず9着に敗れていますが
3月に復帰してから3連勝中。
スローの上がり勝負となったアザレア賞では末脚の切れ味を
見せつけていますし、タフな展開となった青葉賞では
後方から捲り上げて最後まで脚を伸ばして2馬身半差の余裕勝ち。
かなりの素質が感じられます。

今年の青葉賞のラップと過去の良馬場で行われたダービーの平均ラップ、
ついでに過去最高の青葉賞だったのではないかと考えている
10年(勝ち馬ペルーサ)のラップを比較してみると↓

【ラップ比較】
青葉賞

なんだかんだでゆったりする部分があった10年の青葉賞と違い、
今年の青葉賞はダービー平均を上回る締まったラップになっています。

道中は後方で知らん顔をしていたアドミラブルは展開に
恵まれた感はあるものの、それでもこの流れの中で位置を押し上げて
脚を伸ばしているわけですから、かなり高く評価しておいて
よさそうです。

2着に入ったベストアプローチはオークスの上位2頭と同じく
欧州血統であるニューアプローチ産駒。
オークスがタフな展開になったことと、青葉賞のラップとの関連には
ちょっと興味を惹かれますね。タフな競馬になればこの馬も
面白いかもしれません。
内容的にはアドミラブルとの逆転を考えるのは難しいかもしれませんが・・・。


週末までに時間が取れたらまた見直しなどをしたいと思いますが
とりあえず、週頭の単純予想では・・・◎アドミラブル?!

こっそりオークス回顧    担【けん♂】

お久しぶりです。

まだ全然余裕がない毎日ですが、ひっそりこっそりと
ちょっとだけ更新。

今日行われたオークスですが、1番人気に応えてソウルスターリングが
見事な圧勝で桜花賞のリベンジを果たしました。

で、今回のラップ(03年からの平均及びここ3年との比較)が↓
おーくす


基本的にはスローに落ち着きやすく、そのために距離適性は意外に
問われない傾向のあるオークス。
昨年のラップは見事に平均どおり、といった感じでした。

今年のラップは序盤こそゆったり進みましたが前半の終わり前に
ペースが速くなり、淡々と緩まないペースで進んでいることがわかります。

グラフの形は15年(勝ち馬ミッキークイーン)に近いですが
ペースアップのタイミングはさらに早く、道中のペースも
グッと締まっています。

何よりも驚きなのが、15年のミッキークイーンは後方からの
差しでレースを制したのに対し、今年のソウルスターリングは
2、3番手追走からの押し切り勝ち、という点。

これだけタフな流れについていって、さらに最後に加速して
後続を突き放すとは・・・正直驚異的だと思われます。

ソウルスターリングの父フランケルも前に行ってそのまま
後続を振り切るようなレースを得意にしていましたが
見事にその素質を受け継いだ感じですね。
2着のモズカッチャンもハービンジャー産駒と欧州血統が
ワンツーになった点もラップとの関連を考えると非常に興味深いですね。

桜花賞は馬場にやられた、という話も出ていましたが
ガリレオ-サドラーズウェルズという血統を見る限り
どう見ても重馬場がダメな感じはないわけで、どちらかといえば
気性的な問題なのかも、と考えています。
ハービンジャー産駒も強い時と弱い時の差が激しい印象ですが
ソウルスターリングももしかしたら今後こういった不安定さを
見せることがあるかもしれません。
(もちろん、杞憂であればいいんですが^^;)

怪物娘の今後の活躍に大注目したいと思います♪