けいけん豊富な毎日

JC簡単回顧   担【けん♂】

天皇賞秋で失速したエイシンヒカリがロングスパートが合わない
瞬発力タイプだとしたら、キタサンブラックはまったく逆の
ロングスパートが得意な持続力タイプ。

古い例との比較になりますが、06年にアドマイヤメインで
東京2400mを逃げ切った青葉賞との比較をしてみました。

【ラップ比較:東京2400m】
JC

キレを求められる展開になるときついか、と思っていましたが
武豊騎手の騎乗技術のすごさを見せつけられた感じです。

まだ若いアドマイヤメインのときにはコーナー途中で脚を
しっかりためてからのロングスパートに出ていますが
(4コーナーに向けてスパートを開始するのは武豊騎手の
 東京で逃げる場合の常套手段)
キタサンブラックで逃げた今回のJCではさらに1ハロン早く
スパートを開始している
ことがわかります。

本来コーナーワークで前に詰め寄っておきたい後方の馬にとっては
非常に厳しい展開。直線に入る前に脚を使わされてしまうために
脚がたまらず、切れ味を活かすことが難しくなっています。
ここで気にせずに脚をためたら後方からになってしまうわけで
雨の中ということを考えると・・・それも無理があるというのも
武豊騎手の掌の上なのかもしれません。

この強烈なロングスパートはもちろん逃げ馬にとっても
非常に厳しいわけで、並の馬なら途中で脚が止まるわけですが
キタサンブラックは止まるどころか、さらに伸びる気配。
異常なまでの持続力で武豊騎手の注文に見事に応えています。

第36回JC・・・36・・・サブロー?!
などという語呂合わせどおりになったのもある意味競馬らしい?
結果でしたが(笑)非常に高いレベルの能力を求める
武豊騎手の逃げ方と非凡な馬の能力が高い次元で噛み合った
非常に面白いJCだったと思います(^^)g

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マイルCS妄想的な独り言   担【けん♂】

最も苦手な?GⅠ、マイルCS(京都1600m)について
少しだけ妄想。

京都、外回り、1600mといえば・・・なんといっても
ディープインパクト産駒が優勢という印象。
13年は1着、3着、14年はワンツーフィニッシュ、
昨年も2着がディープインパクト産駒でした。

今回も18頭中、8頭がディープインパクト産駒となっており
この条件では絞れませんが、さらに4歳、5歳が優勢という
フィルターをかけると、残るのは

・サトノアラジン
・サトノルパン
・ミッキーアイル
・ガリバルディ

この4頭。

直近のデータではないので微妙ですが、さらに騎手のデータを
加えて考えると・・・

この条件でなぜか大きくマイナスなのが川田騎手(サトノアラジン)
外回りで思い切って追うのが得意な騎手という印象ですが
マイル周辺の成績が極端に悪く、京都1600mの重賞では
今年の京都金杯を勝つまで本当に不調でした。

逆に大きくプラスなのはデムーロ騎手(サトノルパン)。
少なくとも1番人気にならないであろう今回は是非狙ってみたいですね。

ディープインパクト産駒以外で、というところでは
イスラボニータが5歳馬で注目。
ルメール騎手ですし、休み明けにプラス体重で好走しており
完全にここに照準を合わせてきている印象です。


フィエロ、ダノンシャークはさすがに衰えがみられる感じですし、
ディサイファもマイルは微妙。
あえて牝馬に目を向ければウインプリメーラ、マジックタイムですが
6歳馬のウインプリメーラは少し割引ですかね・・・京都金杯を
勝っている点は評価できそうですが。

まぁ例年の結果からすれば寝言は寝て言え、って感じなので(笑)
肩の力を抜いてレースを楽しみたいと思います。