けいけん豊富な毎日

JCとりあえず予想  担【けん♂】

土曜の用事は思いのほか早く片付き、昼過ぎに帰宅出来たので、
さぁJCに向けてラストスパート!というところだったのですが、
猛烈な悪寒、頭痛、咳、鼻水に襲われてダウン。

久々の休みを布団の中で過ごす羽目になってしまいました(T_T)
気が付いたら朝の5時前。

そこからまた動けず、ウトウト、ゴホゴホ・・・を繰り返していたら
しっかり早出の要請があり出勤と。


大変申し訳ないですが、JCの予想は本当に簡易に。

◎ミッキークイーン
○ラブリーデイ

×ナイトフラワー
×サウンズオブアース

力量からしたら2強対決だと思われますが、決め脚の上下で見れば
ミッキークイーンに期待したいところ。
位置をとって競馬が出来るラブリーデイの方が安定感がありますが
今回は目標にされそうな分、どこで抜け出すかが大きな
ポイントになりそうです。

外国馬は全て無印でもいいと思いましたが、スノーフェアリーの例もあり、
日本に適性があった、ということもあり得るので、あえて
ナイトフラワーに軽く期待。スピードに乗ってからのストライドが
大きい馬なので、芝が深い欧州よりむしろ日本でこそ開花する
可能性がありそうです。

サウンズオブアースは・・・消去法で浮かび上がってきた程度なので
大きな期待は微妙。ラブリーデイに完敗している内容からしても
逆転はどう見ても・・・(爆)

皆様も体調にはくれぐれもお気を付けくださいm(__)m

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JC(メモ書き程度の雑感)   担【けん♂】

水曜の昼にやっと久しぶりに眠れたと思ったら、そこから48時間・・・
昨晩はフラフラになって爆睡しましたが、体力低下に追い打ちを
食らってしまったようで、鼻と咽喉をやられて体調不良。

今日も朝から出なければならない予定なので、どうやらJCの考察は
ちょっと間に合わなくなりそうです。

前回の記事でもふれましたが、ミッキークイーン、ラブリーデイを
過信する気はないものの、他にとって代わりそうな馬が見当たらない、
というメンバー構成。
競馬ブックPHOTOパドックでも、有力馬の数が足りないのか
近年重賞実績がないペルーサまで取り上げて枠を埋めている始末です。
(ペルーサは好きな馬なので応援していますが・・・^^:)

外国馬もGⅠ馬揃いではあるので、アルカセット、ウィジャボード以来の
好走があってもおかしくはありませんが、人気がなければ
イラプト、ナイトフラワーは押さえておいても・・・という感じ。

イラプトはクビの使い方が上手く、加速力が高いので
位置取りさえまともなら展開に乗れるかもしれません。
ナイトフラワーは前脚の伸びが優秀で、欧州馬の中ではかなり
飛びが大きい印象。日本の競馬場、特に東京に合うとしたらこの馬かも。

とりあえずのメモ書き程度の内容で申し訳ありませんが、
なんとか晩にはまとめられたら・・・

JC(中間整理)   担【けん♂】

まだ海外馬のレース映像チェックなども終わってませんが
とりあえずざっと一通り見たところで、中間まとめ。

考察でふれたとおり、JCの格はさすがに国内トップクラスだけあって
並大抵の馬では複勝圏にも入れない、というのが過去の傾向。

もちろん、今年だけ大波乱、ということはあり得るわけですが
個人的な気持ちとしても、JCはやっぱり「JC」であって貰いたい、
と思っています。

今回出走予定のGⅠ馬は国内5頭、海外4頭となっていますが
海外馬は・・・血統的にも実績的にもちょっと怪しく
今のところあまり高く評価はしていません。
まぁ・・・映像チェックで東京適性が高そうな馬がいれば、という
感じでしょうか。

国内GⅠ馬の中では、ゴールドシップはどう見ても東京向きとは言えず、
ワンアンドオンリーはダービー馬とはいえ、古馬相手に未勝利の
近況を見る限り、急な復活は考えづらいかと。

ショウナンパンドラは今のところ、東京では(0-1-0-3)と
適性が高いとは言い難い状況。
天皇賞秋での4着をどう評価するか、という感じです。

・・・となると、残りはラブリーデイとミッキークイーン。

ラブリーデイは前走で天皇賞秋を制し、ミッキークイーンは
オークスで東京GⅠを勝ってどちらも適性を示しています。
近走の安定感をみても方や4連勝中、方やデビューから連対を
外しておらず、ここではどう見ても・・・2強。

GⅠで上位入線した経験のある馬は3頭。

ペルーサは天皇賞秋で好走経験がありますが、さすがに8歳で
さらに近走の内容からしても厳しい状況。
カレンミロティックは東京での好走実績なし。
展開に乗れたらもしかして・・・があってもいい馬だとは
思いますが、こちらも7歳となると急な好走はかなり微妙かと。
サウンズオブアースは年齢的に期待できますが
重賞勝ちもなく、東京での好走経験もなし。
前走ではラブリーデイに完敗しているだけに、逆転は微妙ながら
ここにきての上昇がどこまでかがポイントになりそうです。

GⅠ実績のない馬の中で上位を伺えるほどの勢いのある馬は
・・・残念ながら不在。
ゴールドアクターでもいたら面白かったんですが・・・

うーん、なんか予想が終わってしまいそう?

JC(過去の勝ち馬の馬体)   担【けん♂】

JC(東京2400m)の過去の勝ち馬の馬体を並べてみました。
※05年は外国馬のアルカセットが勝っているので2着馬の写真を並べています。
 10年は降着がありましたが到達順位での1着馬を並べています。

【エピファネイア】
(14JC)
エピファネイア14JC

【ジェンティルドンナ】
(13JC)
ジェンティルドンナ13JC

【ジェンティルドンナ】
(12JC)
ジェンティルドンナ12JC

【ブエナビスタ】
(11JC)
ブエナビスタ11JC

【ブエナビスタ】
(10JC)※降着
ブエナビスタ10JC

【ウオッカ】
(09JC)
ウオッカ09JC

【スクリーンヒーロー】
(08JC)
スクリーンヒーロー08JC

【アドマイヤムーン】
(07JC)
アドマイヤムーン07JC

【ディープインパクト】
(06JC)
ディープインパクト06JC

【ハーツクライ】
(05天皇賞秋)※JC2着
ハーツクライ05天皇賞秋

【ゼンノロブロイ】
(04JC)
ゼンノロブロイ04JC

【タップダンスシチー】
(03JC)
タップダンスシチー03JC

※写真は全て競馬ブックPHOTOパドックより

時期的に毛ツヤが冴えない馬も多いですが、
ガレたり、太かったりする馬はおらず、最高峰のレースに向けて
ちゃんと仕上げられた、という雰囲気。

前後のバランスが取れており、しっかり立てている
というのも特徴だと思われます。
後肢が後方に流れていたり、クビが突っ張ったような
立ち方になっている馬は皆無。

クビの角度、力強さ、充実した上半身、丸味を帯びた下半身など
共通点が多く、このレースに向いたシルエットのイメージを
頭に入れておきたいところです。

それにしても・・・歴史的な馬の名前が並びますね~
(例外もいますが:笑)
東京競馬場、そしてクラシックディスタンスの2400m、
スピード、スタミナ、底力・・・高い次元でまとまった馬のみが
勝つことを許されるレースという感じがよくわかります。

これらの馬に新しく名前を連ねる馬は牝馬なのか、牡馬なのか?!
それとも外国馬・・・?!

JC(各馬分析2)   担【けん♂】

JC(東京2400m)出走予定馬の各馬分析、第2弾です。

ダービーフィズ】牡5 57.0 (美浦) ジャングルポケット×(サンデーサイレンス)
函館記念で念願の重賞制覇を達成し、札幌記念でも3着と健闘しましたが
休養を挟んで+16kgと馬体を増やした天皇賞秋では後方から動けず
15着と大敗。叩いて絞ってくればもう少し頑張れそうですが
馬格がないのは不利な材料になりそうですし、上位馬との
力関係を考えても、末脚勝負で上回れる可能性は低そう。

ヒットザターゲット】牡7 57.0 (栗東) キングカメハメハ×(タマモクロス)
突発的に重賞を勝って穴をあけてきましたがJCでは13年11着、
14年12着とまったく結果を出せていません。
この春には目黒記念を制しており、適性がないわけではないので
ハマれば面白い1頭になりますが、下に強く上に弱い感じの
成績になっているだけに、ここでは・・・

ペルーサ】牡8 57.0 (美浦) ゼンノロブロイ×(Candy Stripes)
前々走のOPで10年の青葉賞以来となる久々の勝利。
揉まれ弱い気性の馬だけに逃げて新味を出したのは興味深い
ところでしたが、前走の天皇賞秋では再び後方からになり7着まで。
復調傾向は感じられるので、距離延長で再び思い切った
レースが出来れば・・・

ミッキークイーン】牝3 53.0 (栗東) ディープインパクト×(Gold Away)
デビューから連対を外さない安定した成績。オークスに続いて
秋華賞でGⅠ2勝目を達成しています。
前走の秋華賞はハイペースの中、いつもよりも前の中段で競馬をしており
例年と比較すれば、逃げながら脚を伸ばしたような内容。
近年の名牝と遜色のない力量を示しており、ここでも十分に
勝負になりそう。馬格がないので53kgで出られるのも
大きなプラス材料。

ラストインパクト】牡5 57.0 (栗東) ディープインパクト×(ティンバーカントリー)
昨秋に重賞を連勝しましたが、その後はイマイチの成績。
上位馬相手だと力関係がそのまま出てしまう感じで
力量以上の走りが期待できない印象。
青葉賞3着以来となった前走の天皇賞秋では中段後方から動けず
12着に敗れており、コース適性を考えてもあえて
狙う程の材料はなさそう。

ラブリーデイ】牡5 57.0 (栗東) キングカメハメハ×(ダンスインザダーク)
年齢を重ねてこれほど成績が上昇していった馬は珍しいかも。
今年は年明けに重賞を初制覇したと思ったら、夏には宝塚記念を
勝って、さらに天皇賞秋でGⅠ2勝目&4連勝達成。
かなり間隔を狭めて出走し続けていますが馬体のシルエットは
崩れておらず、高いレベルで安定している点も評価出来ます。
好位につけられる脚質で末脚の伸びも秀逸。
母系からスタミナにも問題ないのでここでも上位争い。

ワンアンドオンリー】牡4 57.0 (栗東) ハーツクライ×(タイキシャトル)
以前よりも前につけることが出来るようになりましたが
反応の鈍さはあまり変わっていない感じ。
前走の天皇賞秋ではかなり太目だったこともあってズルズルと失速し
16着と大敗してしまいました。
古馬との対戦では国内では一度も複勝圏もないどころか
掲示板に入ったこともない、という状況だけに
ここで一変を期待するのは酷かと。

JC(各馬分析1)   担【けん♂】

20時間でも24時間でも、40時間でも働くのはいいんですが、
その間に十分な間隔が欲しいですね。
3時間睡眠が普通だったというナポレオンって凄いなぁ・・・

JC(東京2400m)出走予定馬について見ていきたいと思います。

アドマイヤデウス】牡4 57.0 (栗東) アドマイヤドン×(サンデーサイレンス)
年明けの復帰戦から重賞を連勝して期待されましたが、天皇賞春では15着に敗れ
秋の復帰戦となった天皇賞秋では後方を回ってくるだけで11着。
馬体を戻して、末脚を確認するような内容だったので、
叩いての良化には期待できそうです。
距離延長はプラス材料になるそうですし、本来の好位、中段からの競馬が出来れば
復活好走の余地はありそう。

カレンミロティック】せ7 57.0 (栗東) ハーツクライ×(A.P. Indy)
少し余裕をもたせていた馬体を絞り込んで出走した前走は3番手から
脱落して13着と大敗。距離延長はプラスに働くと思われますが
基本的には内回り巧者という成績。末脚の競い合いでは上位馬に
及ばないので、余程前優勢の展開にならないと厳しそうですし、
誤魔化しの利かない東京では・・・

ゴールドシップ】牡6 57.0 (栗東) ステイゴールド×(メジロマックイーン)
共同通信杯勝ちがあるだけに適性がないわけではないと思われますが、
13年のJCでは15着と大敗。位置づけとしては有馬記念前の
叩き台という感じなので、行きがけの駄賃狙いでなんとかなるほど
このレースがあっている感じはありません。
宝塚記念では後方から機動力のかけらも見せずにまさかの15着。
休養を挟んで精神的に戻っているかについては要確認。

サウンズオブアース】牡4 57.0 (栗東) ネオユニヴァース×(Dixieland Band)
菊花賞2着のあと春先は苦戦しましたが、秋の復帰戦となった
京都大賞典でも2着に入線。重賞でも上位に入る力量は
示していますが、実質的には重賞未勝利の2勝馬。
京都で長くいい脚を使うタイプなので、ハマれば東京でも好走が
ありそうですが、内容的には上位馬には完敗しているので
逆転を考えるのは難しそう。

【ショウナンバッハ】牡4 57.0 (美浦) ステイゴールド×(サクラバクシンオー)
晩成型血統のとおり、この春からようやく軌道に乗り始め
馬体を増やしつつ、前走で1600万下を突破。
血統の割に直線が長い競馬場(東京、新潟)で好走しており
末脚の能力も高さも評価できます。
前々走ではゴールドアクターに完敗しており、力関係的には
まだ重賞クラスには・・・いわんやGⅠをや。

ショウナンパンドラ】牝4 55.0 (栗東) ディープインパクト×(フレンチデピュティ)
実質的に500万下しか勝っていない状態で秋華賞を制覇。
春先の苦戦で実力に疑問も感じられましたが、宝塚記念3着のあと
オールカマーを制して能力を証明。天皇賞秋でも最速タイの
上がりを使って4着と惜しい競馬になっています。
かなり充実期にある感じですが、馬格のない中、絞り込んで
使ってきているので上積みに関しては疑問。

ジャングルクルーズ】せ6 57.0 (美浦) ジャングルポケット×(サンデーサイレンス)
好位からの脚質で安定しながらもなかなか勝ち切れず、
昨秋にようやく500万下を突破すると、そこから一気に上昇。
休養明けの前走で1600万下を勝っています。
重賞実績がないままでGⅠ挑戦となるので、力関係を考えても
さすがにここで狙えるほどの・・・

続きます。

JC(格について)   担【けん♂】

JC(東京2400m)は海外馬も参戦してくる日本最高レベルのレース
という位置づけです。
今年も大挙して海外馬が参戦していますが、各馬について見る前に
ざっと「格」について見ておきたいと思います。

過去に上位に入った馬の実績をチェックしてみると・・・。

過去のJC上位馬の実績

★14年
1着エピファネイア(菊花賞1着、ダービー2着、皐月賞2着)
2着ジャスタウェイ(天皇賞秋1着、DDF1着、安田記念1着)
3着スピルバーグ(天皇賞秋1着)

★13年
1着ジェンティルドンナ(牝馬3冠、JC1着)
2着デニムアンドルビー(オークス3着)
3着トーセンジョーダン(天皇賞秋1着、JC2着)

★12年
1着ジェンティルドンナ(上記)
2着オルフェーヴル(牡馬3冠、有馬記念1着、凱旋門賞2着など)
3着ルーラーシップ(宝塚記念2着、天皇賞秋3着、香港クイーンエリザベスC1着)

★11年
1着ブエナビスタ(天皇賞秋1着、ヴィクトリアマイル1着、オークス1着など)
2着トーセンジョーダン(天皇賞秋1着)
3着ジャガーメイル(天皇賞春1着)

★10年(降着あり)
1着ローズキングダム(ダービー2着、菊花賞2着、朝日杯FS1着)
2着ブエナビスタ(上記)
3着ヴィクトワールピサ(ダービー3着、皐月賞1着)

★09年
1着ウオッカ(ダービー1着、天皇賞秋1着など)
2着オウケンブルースリ(菊花賞1着)
3着レッドディザイア(秋華賞1着、オークス2着、桜花賞2着)

★08年
1着スクリーンヒーロー(アルゼンチン共和国杯1着、GⅠ出走歴なし
2着ディープスカイ(NHKマイル1着、ダービー1着など)
3着ウオッカ(上記)

★07年
1着アドマイヤムーン(宝塚記念1着、天皇賞秋3着)
2着ポップロック(有馬記念2着、宝塚記念3着)
3着メイショウサムソン(皐月賞1着、ダービー1着など)

★06年
1着ディープインパクト(クラシック3冠、天皇賞春1着など)
2着ドリームパスポート(皐月賞2着、ダービー3着、菊花賞2着)
3着ウィジャボード(海外GⅠ7勝)

★05年
1着アルカセット(海外GⅠ1着)
2着ハーツクライ(ダービー2着、宝塚記念2着)
3着ゼンノロブロイ(JC1着、天皇賞秋1着、有馬記念1着など)

★04年
1着ゼンノロブロイ(上記)
2着コスモバルク(皐月賞2着)
3着デルタブルース(菊花賞1着)

★03年
1着タップダンスシチー(有馬記念2着、宝塚記念3着)
2着ザッツザプレンティ(菊花賞1着)
3着シンボリクリスエス(天皇賞秋1連覇、有馬記念1着など)

★02年※中山開催
1着ファルブラヴ(海外GⅠ2勝)
2着サラファン(海外GⅠ1勝)
3着シンボリクリスエス(上記)

★01年
1着ジャングルポケット(ダービー1着)
2着テイエムオペラオー(JC1着、有馬記念1着、天皇賞春秋連覇など)
3着ナリタトップロード(菊花賞1着)

★00年
1着テイエムオペラオー(上記)
2着メイショウドトウ(天皇賞秋2着、宝塚記念2着)
3着ファンタスティックライト(海外GⅠ1勝、キングジョージS2着など)

★99年
1着スペシャルウィーク(天皇賞春秋連覇など)
2着インディジェイナス(海外GⅡ1勝、香港での活躍馬)
3着ハイライズ(海外GⅠ1勝)

基本的にはGⅠで勝ち負けしたことがない馬は複勝圏に入るのも難しい状況。
勝ち馬に関してはGⅠ勝ち経験のある馬にほぼ限定されています。
例外はタップダンスシチー、スクリーンヒーロー
タップダンスシチーは、前年の有馬記念で2着、宝塚記念3着を含んでその年は
重賞では負けなしの馬ですから、GⅠ馬に並ぶような好成績の馬として
評価出来ると思われます。

スクリーンヒーローはそれまでG1出走歴がないという非常に特殊なパターン。
ただし前走で東京の長距離重賞を制し、鞍上はデムーロ騎手と好条件でした。
その上、その年の出走メンバーの内6頭がGⅠでの実績がなく、
出走馬の全体レベル自体が低調・・というのもあったと思われます。
上がり馬が好走してくるとしたら、という特例として考えておきたいですね。

今年のメンバーの実績は・・・

★海外GⅠ馬
イトウ
ナイトフラワー
トリップトゥパリス
イラプト

★国内GⅠ馬
ゴールドシップ
ショウナンパンドラ
ミッキークイーン
ラブリーデイ
ワンアンドオンリー

★国内GⅠ上位馬
カレンミロティック
サウンズオブアース
ペルーサ

★海外GⅠ上位馬

★GⅠ実績なし
アドマイヤデウス
ジャングルクルーズ
ショウナンバッハ
ダービーフィズ
ヒットザターゲット
ラストインパクト

今年は海外から参戦する3頭のGⅠ馬を含めて18頭中9頭がGⅠ馬
というメンバー構成。

GⅠ実績がない馬が半数以上を占めた一昨年よりはマシですが
昨年ほどの豪華メンバーとは言い難い状況です。

国内GⅠ実績については特に東京、京都を重要視したいところ。
必要条件ではないですが、ほとんどの実績馬に共通する要素となっています。
ちなみに昨年、一昨年の上位馬も1~3着まで完全に東京実績のある馬で
占められる結果となっていました。

おそらく人気も極端に偏ると思いますが、ラブリーデイとミッキークイーンの
一騎打ちになりそうな予感・・・。

JC(年齢別実績)   担【けん♂】

JC(東京2400m)について見ていきたいと思います。

年齢別実績:JC(05年~)】
JC年齢

勝ち馬は4歳が6勝と圧倒。2、3着を見ても充実期にある
4歳馬はかなり優勢と考えて良さそうです。

3歳馬は2着が4回、3着2回と複勝率で見ると4歳馬に近い
好成績となっており、12年にはジェンティルドンナが久々に勝利。
※03年以前で見るとジャングルポケット、エルコンドルパサーが勝っています。

5歳で勝ったのは・・・05年のアルカセット、09年のウオッカ、
そして11年のブエナビスタ。
05年と09年は出走馬の平均年齢が5歳を超えており、
3歳馬が2頭しか出ていなかった年でもあり、実力だけでなく
全体とのバランスも関わっているのかもしれません。
まぁウオッカ、ブエナビスタは歴史的な牝馬なだけに例外的な
存在と考えてもいいかもしれません。

05年は3着にも5歳馬のゼンノロブロイが入っています。
前年の覇者であり、1番人気を背負っていたわけで
適性、実力的にも上位の馬でした。
06年は極端に出走数が少なく11頭立てでしたが、このときも
外国馬のウィジャボードが5歳で3着に入線。
11年2着のトーセンジョーダンは天皇賞秋を勝っての参戦、
やはり5歳で好走出来るのは相当高く評価出来る馬に限って良さそうです。

6歳になるとグッと成績低下
03年に勝っているタップダンスシチー、07年に2着に入った
ポップロックはともに6歳で充実期に入った晩成型の典型。
重賞、GⅠで好走を続けている馬に限って一応考慮する、という
くらいで良さそうです。
11年は7歳馬のジャガーメイルが3着に飛び込んできましたが
7歳にしては出走回数が少なく、馬体が若いという面があり、
前年のJCでも4着と好走していた適性の高い馬でした。
13年に7歳で3着に入ったトーセンジョーダンは11年に2着に入っており、
天皇賞秋も制した適性が活きた印象です。
まぁ・・・かなりの例外ですが、GⅠ馬で晩成型の血統、
という条件を付けた上で、今後の出走馬についてもチェックして
みたいと思います。

今回の出走予定馬の年齢

★8歳
ペルーサ

★7歳
カレンミロティック
ヒットザターゲット

★6歳
ゴールドシップ
ジャングルクルーズ

スーパームーン※

★5歳
ダービーフィズ
ラストインパクト
ラブリーデイ

★4歳
アドマイヤデウス
サウンズオブアース
ショウナンパンドラ
ワンアンドオンリー
ショウナンバッハ
トリップトゥパリス(外国馬)
イトウ(外国馬)

★3歳
ミッキークイーン
ナイトフラワー(外国馬)
イラプト(外国馬)

※→除外予定

充実期を迎えているラブリーデイは5歳馬。
過去のデータ的には勝ち切るまでは・・・という感じもありますが、
若い馬との力関係に注目。
特に牝馬には勢いが感じられるだけに、興味深いレースに
なりそうです。

性別実績
JC性別

07年までは外国馬のウィジャボードが3着に入ったのみで
完全に牡馬優勢のレースでした。

しかし、11~13年にはウオッカ、ブエナビスタ、ジェンティルドンナと牝馬が連勝。
(降着を含めると5連勝)
一気に牝馬優勢のデータに変化してきています。
ショウナンパンドラ、ミッキークイーンには後押しとなるデータ。

歴史的な牝馬が続いている、という時代がまだ続くのか、
海外からも牝馬が参戦してきているのでそのあたりにも注目したいと思います。

JC(体重別実績)   担【けん♂】

JC(東京2400m)について見ていきたいと思います。

体重別実績:JC(05年~)】
JC体重

出走頭数自体が多いゾーンですが480~500kgのゾーンの馬が
5勝、2着3回と非常に好成績。
中心になるのはこのゾーンになりそうです。

500kgを超えている馬も好走していますが、ここ10年では未勝利。
520kgを超えるような大型馬はさらに不振。
出走頭数が多くないだけに微妙ですが、一応割り引いておいた方が良さそうです。

逆に480kgを切ると・・・
・ジェンティルドンナ(3歳牝馬)
・デニムアンドルビー(3歳牝馬)
・ブエナビスタ(牝馬)
・ローズキングダム(3歳)
・レッドディザイア(3歳牝馬)
・ドリームパスポート(3歳)
・ウィジャボード(海外牝馬)

というように基本的に斤量が軽い牝馬か3歳馬しか好走がありません。

※さらに小柄な体でディープインパクトが勝っていますが、
 これは完全に例外的な馬なので度外視。
 12年2着のオルフェーヴルも同じくらい例外的な馬として
 考えて良さそうです。

基本ラインとしては古馬の牡馬は480kgが好走の下限。
牝馬と3歳馬については460kgが下限、と見て良さそうです。

実質斤量負担別実績
JC斤量

上記のデータを実質斤量負担(斤量÷馬体重:%)で見てみると
非常にわかりやすいですね。
好走の上限は12.0%・・・13年のデニムアンドルビー、
12年のオルフェーヴルが例外ですが、ほぼきっちりと線引きされている
と考えて良さそうです。

逆に11%を切るような馬は勝ちきれていない、という傾向も
出ていますので、バランスも大事な感じですね(^^;

特に11.0~12.0%辺りの馬が好成績なので注目して
おきたいところだと思います。

JC(展開分析)   担【けん♂】

JCコース
東京2400mのコース図及び、03年~14年までのペース別平均グラフ

JCが行われる東京2400mはスタンド前の直線半ばからスタート。
いきなり少し上り坂になっているため、最初の1ハロンは加速が
つきにくい構造になっていますが、最初のカーブまでは
ある程度長い直線になっているので、2ハロン目からはグッと
ペースが速くなりがち。

先行するのに内外の枠の差はほとんどありませんが、一旦隊列が決まれば
位置取りを変えるのは難しいのでスタートはかなり大事だと思われます。

緩やかに下りながら向こう正面の直線へ。
締まったペースのまま淡々と進むこともありますが、
ここで一旦ガクッとペースダウンをする場合もあります。
ここでの進み方は最終的な展開に大きな影響を与えるポイントの一つに
なってくると考えられます。

再び下りながら3コーナーからカーブに突入。
ここもペースアップのタイミングになる年もありますが、
まだまだ牽制しつつゆったりと進むこともあります。
基本的に馬場が湿ると大きく緩みやすい傾向があるようです。

直線入り口は急加速するポイントになりやすいところ。
先行馬の脚質とそこまでの展開にもよりますが、グッとペースを上げて
急坂に突入・・・難所を乗り越えてからも300mほどの直線が続くわけで
スタミナとスピードのどちらも高い次元で装備していないと
勝ち切れない総合力を問われるコースだと思われます。

【4コーナー位置取りと着順の関係】
    1着→2着→3着
14年  4  8 13(番手)
13年  4 13  2
12年  6  3 15
11年  6  3  9
10年 10  6  2 ※到達順
09年  5 17 11
08年  5  9  3
07年  4  4  4
06年  7  4  7
05年  9 13 13
04年  6  2 11
03年  1  2  9

先行   1  4  3
好位   8  3  1
中段   2  2  3
後方   1  3  5

先行馬が押し切ったのは03年のみ。
重馬場だった上に勝ち時計も例年に比べて4~6秒ほど遅い
決着となっており、かなり特殊なスローペースだったと考えられます。

あとは基本的に差し優勢、特に好位差しが好成績となっていますが
場合によっては後方からの追い込みも上位に届いています。
とはいえ、後方一気で勝ち切ったのはブエナビスタのみなので
後方からの脚質の馬はヒモ候補、と考えた方がいいかもしれません。
この辺りはラップの構造によっても違いが出てきていると考えられます。

道中に12.6以上のラップが出現した年(スロー)と12.5以下で
淡々と流れた年の平均をグラフで比較してみると(上図参照)

緩いペースから急流のように加速していく展開の場合、
最後から2番目のラップまで加速が続いていますが、
道中が緩まないペースで行った場合には最後から2番目でペースが落ちて
消耗戦気味になっていることがわかります。

上記のグラフで分けたスローとハイの年で分けて上位馬の
4コーナーでの平均位置取りを見てみると

    1着→2着→3着
ハイ   6  9 12(番手)
スロー  5  6  5

というように明らかに差が出ています。
ペースが落ち着くなら好位より前の馬重視。
締まったペースになりそうなら中段差し、ヒモには後方からの馬も
押さえておきたいところです。

逃げ馬の想定、騎手の性質などを考えたいですね。

JC(外国馬分析1)   担【けん♂】

世間でいうところの3連休の中日。
日曜は昼の12時に臨時で早出となり・・・そこから18時間が経過。
合間、合間に時間がないわけではないんですが、
落ち着いて記事を書く時間が取れず、長時間起きていると
頭がぼーっとしてしまって思考がまとまらないし、
データを整理する作業もしんどくなってしまいます(T_T)

もう少ししたら帰宅して少し仮眠をとってまた仕事。
早出にならなければ17時間ほどで帰れる予定ですが
うまくタイミングを見つけて考察しなくては・・・




まずはJC(東京2400m)出走予定の外国馬について
簡単に見ておきたいと思います。

今年はどうやら日本馬があまり強くない・・・というと語弊がありますが
ディープインパクトやオルフェーヴルのような怪物級の馬がいないことは
欧州にも伝わっているようで、高額な賞金狙いで若い馬が参戦してきているのは
興味深いですね。

※向こうでのレース映像を観ながら改めて見直す予定。

トリップトゥパリス】せ4 Champs Elysees×(Fantastic Light)
3歳までは特筆すべき成績を残せませんでしたが、
今年の春にいきなり3連勝、重賞2着を挟んでゴールドC(アスコット4000m)
を勝ってGⅠ馬の仲間入りを果たしました。
この秋には豪州に遠征、コーフィールドC2着のあと
メルボルンCでも4着と健闘しています。
遠征先からの輸送になるので欧州からの直行組よりは僅かに
輸送時間が短くて済んだのはプラス材料かもしれません。

デインヒルの系統はこのところイマイチ日本では結果が
出せておらず、母父のファンタスティックライトも
日本競馬に合わずに欧州に戻されてしまいました。
かなりスタミナに寄った感じなので、スピードが問われる
JCでは厳しいと考えられます。

イラプト】牡3 Dubawi×(Caerleon)
デビューから4連勝でパリ大賞典を制覇。
今年の世代のトップを競う馬として期待されましたが
ニエル賞で仏ダービー馬ニューベイに完敗の4着に敗れ
凱旋門賞でも前の馬に離された5着に敗れています。
(ニューベイは3着)

欧州ではサドラーズウェルズ系統以外の系統として
大活躍し始めているドバウィの産駒。
ミスプロ系の馬ですが、母系のミルリーフ、ダンシングブレーヴ
といった強烈な大物が影響を与えているのかもしれません。
日本(香港)では短距離系の馬しか見かけませんが欧州では
中長距離向きの活躍馬が良く出ており、別のイメージで
見た方がよさそうです。
どちらかというと重い馬場は合わない感じなので
日本の高速馬場に対応出来れば実績的には面白い1頭になるかも。
この馬の活躍次第で今後の日本の血統界にも影響が出る
可能性もあるだけに要注目。
前走で多頭数のレースをこなしているのはプラス材料。

イトウ】牡4 Adlerflug×(Tiger Hill)
遅いデビューから4歳になって充実。
この春に3連勝で重賞を勝ち、ベルリン大賞2着のあと
オイロパ賞4着を挟んでバイエルン大賞で念願のGⅠ制覇。

サドラーズウェルズの系統だけに、日本への適性はかなり微妙。
前走のバイエルン大賞も重馬場のレースとなっており、
高速馬場に合うかは・・・。
逃げ馬という点も大きな不安点。基本的に少頭数のレースしか
(最多で11頭立て)出走しておらず、フルゲートで
スピードが問われる東京競馬場では自分の競馬が出来ない
可能性が高く、持ち味を活かせずに終わるかも。
(もちろん、新味を出す可能性もありますが・・・)

ナイトフラワー】牝3 Dylan Thomas×(Peintre Celebre)
デビューからの8戦で連対を外したのは仏オークスの8着だけ。
前走のオイロパ賞(重)でGⅠ制覇を達成しています。
牡馬相手にも結果を出している点は評価できますが
唯一の大敗となった仏オークスが17頭立てとなっており、
あとはほぼ全て少頭数というのは気になるところ。

父のディラントーマスはJCに参戦予定でしたが
種牡馬になる前の予防接種?の影響で検疫に引っ掛かり、
水際で入国を拒否される、という非常に残念なオチになってしまった
近年の欧州の名馬。
産駒は僅かに日本国内でも走っていますが(POGで指名しましたが:爆)
結果はイマイチ・・・いやイマサンくらい。
デインヒルの系統はなかなか結果が出せなくなっている印象です。
父が出走出来なかったJCでリベンジを!という意味では
面白い1頭になりますし、末脚を伸ばす脚質というのも
東京には合う可能性が無きにしも非ず。
時計的な裏付けにも欠けているので、走法などをチェックしたいですね。

マイルCS回顧(歴史的マイラー?!)   担【けん♂】

先週末の雨で荒れた内側を柵でカバーしたCコースで
マイルCSが行われました。

ただでさえ苦手なレースですが、今年は考察に時間が取れず
バッタバタした状態で週末に突入。
有力各馬への不安材料から、あえて思い切って
狙い目を絞った形の予想にしてみたわけですが・・・

予想は→ココ

結果は・・・

1着 モーリス   1.32.8  上がり33.1
2着 フィエロ     11/4
3着 イスラボニータ
4着 サトノアラジン

10◎ダノンシャーク

※全着順は→ココ

まぁ・・・ダノンシャークがぶっ飛んだのは仕方ないにしろ、
上位に入った4頭って予想で「有力視出来るが不安もある馬」として
挙げた4頭そのままってのが相性の悪さというか、センスのなさですね(爆)
私の不安なんて単なる杞憂だったようです。

外から好スタートを切ったロゴタイプがあえて控え、
内からレッツゴードンキが先頭に立ってレースを引っ張る形へ。

2番手にクラリティスカイ、続いてケイアイエレガント、トーセンスターダム、
アルビアーノが好位を形成。
ダイワマッジョーレ、ロゴタイプの後ろにフィエロ、モーリス、
サトノアラジンが中段グループ。

カレンブラックヒルはあえて控えて、中段後方にイスラボニータ、
レッドリヴェール、リアルインパクト、アルマワイオリ。
後方からダノンシャーク、ヴァンセンヌ、最後方にレッドアリオン。

12.6-10.9-11.1-12.5-11.9-11.1-11.5-11.2
前半800m 47.1
後半800m 45.7

【ラップ比較】
マイルグラフ

前半の通過タイムは01年からのマイルCSの中でも
過去3番目に遅いペース。
スタートで牽制しあったあと、上り坂でペースアップ。
坂の頂点付近で一旦、大きく緩めて下り坂で一気に加速する
ロングスパート勝負となっています。

京都で逃げるのに慣れているとは言い難い戸崎騎手が引っ張ったことで
例年にマイルCSとは少し違った流れになった感じ。
イメージとしては京都牝馬Sや京都金杯みたいなラップ構成という印象です。

加速しつつ直線に入ったことで隊列は微妙に縦長。
GⅠだけに先行馬はともかく、その後ろから追いかける馬が
極端にバテるようなことはなく、全体的には前優勢のラップに
なっています。

馬場中央の外をすごい勢いで伸びてきたのは・・・モーリス。
明らかに他の馬に比べて前脚の動きが大きく、地面を強く叩いて
グイグイと力強く加速しているのがよくわかります。
馬群の中でも非常に目立ちますね。

休養明けをものともせず、そのまま突き抜けてモーリスが圧勝。
ラップをみてもわかるとおり、最後の1ハロンで速くなっているわけで
まさに余力十分。ちょっと怪物じみてきた気がします(^^)g

★レース後のコメント
1着 モーリス(ムーア騎手)
「いい馬に乗せてもらえて、期待に応えられて嬉しいです。理想は内枠で、
もう少し流れてくれれば良かったのですが、スタートも良く、
いいところにつけて堂々とした競馬をしてくれました。
お世話になっている堀先生の馬で勝てて良かったです」

2着 フィエロ(M.デムーロ騎手)
「いいスタートからいいポジションにつけて、頑張ってくれました。
イメージしていたレースは出来ましたが、モーリスは久々でも強かったですね」

(藤原英昭調教師)
「相手(モーリス)は外枠でしたし、つけ入る隙はあると思いましたが...。
相手を褒めるしかないでしょう。馬は良かっただけに、あとはちょっとした運ですね。
香港に関しては様子を見て、オーナーと相談して決めます」

3着 イスラボニータ(蛯名騎手)
「ジャンプスタートのような形になってしまいました。ちゃんと(ゲートを)
出られなかった分、流れに乗れませんでした。地力で来てくれてはいるのですが...」

4着 サトノアラジン(ルメール騎手)
「リラックスして走っていましたし、直線もすごく頑張ってくれました。
ただ、勝った馬は強かったです。やはり、マイルがこの馬にはちょうどいいですね」

6着 レッツゴードンキ(戸崎騎手)
「折り合いを重視して運びました。行った後に外から来られる形になりましたが、
(ハミを)噛むこともなく、リズム良く行けました。今後が楽しみです」

7着 トーセンスターダム(武幸騎手)
「スタートが決まって楽な感じで流れに乗れて、直線では一瞬、夢を見ました。
マイルのレースに対応しましたし、今後楽しみです」

9着 ロゴタイプ(浜中騎手)
「3コーナーの急な下りでトモのバランスを崩していました。直線に入って
立て直しましたが、リズム良く走らせることが出来ませんでした」

10着 ダノンシャーク(岩田騎手)
「スタートはある程度しっかり出たのですが、道中一度も内に入れる
スペースがありませんでした。この馬の脚は見せているのですが、
前の馬とはコース取りの差でしょう」

13着 カレンブラックヒル(秋山騎手)
「控える競馬をさせましたが、直線で反応がありませんでした。
馬は頑張っているのですが...」

17着 ダイワマッジョーレ(武豊騎手)
「絶好の位置でレースが出来ました。しかし、直線での伸びがありませんでした」

18着 レッドアリオン(川須騎手)
「出たなりのレースを考えていましたが、スタートは出たものの、
外の好スタートの馬を気にしてしまってポジションが後ろになりました。
直線、伸びる脚は見せたのですが、今日は自分の競馬が出来ませんでした」

内差しが得意なイメージのムーア騎手と外差しが合うモーリスとは
手が合わない可能性がある、と考えていましたが、一流騎手ともなると
そんなことは杞憂に過ぎず、馬や展開に合わせてしっかり
伸ばしてきますね。さすがです。
あの走りならば多少馬場が悪化しても関係なさそうですし、
休養明け、輸送も問題ないとなると・・・ちょっと
付け入るスキが見つかりません。
ここまで強いマイラーはちょっと久しぶりに見た気がします。
どこまで連勝が続くか楽しみですね。
(転厩でここまで一変するとは・・・堀厩舎との出会いは
 まさに運命の邂逅としか言いようがありません^^g)

マイルCSとりあえず予想  担【けん♂】

もう日付的には日曜日。

どうやら世間では3連休らしいですが・・・私には関係ありません(爆)
なんとかかんとかマイルCS(京都1600m)の考察をやってきましたが
とうとう時間切れ。

あとで時間が取れたら改めてまとめ直しますが、ひとまず簡単な形で
予想をまとめておきたいと思います。

【今回の予想】
◎ダノンシャーク


年齢に難があるものの、前走の毎日王冠での伸び脚を見る限り
問題はなさそうです。
条件的にはベスト、これまでの成績も安定しており
馬格が足りないところは外目の枠に入って揉まれることもなさそうな点で相殺。
鞍上のこの条件では最高評価の騎手。
思い切って狙ってみたいと思います。

※その他の有力馬の簡単な整理
・イスラボニータ
 →京都が得意で好調な蛯名騎手とのコンビで期待出来そうですが
  関西初輸送は気になるところ。

・モーリス
 →もともと関西所属の馬だったのでコースには問題ないと思いますが
  グラスワンダーの系統だけに輸送はマイナスになりそう。
  ぶっつけ本番もかなり不安。

・サトノアラジン
 →体型的に京都はハマる可能性がありますが、重賞未勝利馬という
  実績からすると本命というよりはヒモまで?

・フィエロ
 →京都実績は素晴らしいものの、勝ち切れておらず重賞未勝利。
  馬体の出来もそこまでは評価出来ず、昨年以上とは・・・?

マイルCS(騎手データ分析)   担【けん♂】

マイルCS(京都1600m)についてまとめる前に、騎手データについて
見ておきたいと思います。

マイルCSも秋華賞などと同じく、騎手にかなり大きな偏りが出ており、
関西所属で京都で好成績を挙げている騎手を中心にリピーターが
非常に多くなっています。

マイルCSに加えて同じ条件で行われる、京都金杯、読売MC(12年~)、
京都牝馬Sのトータルデータを調べてみました。

【京都1600m重賞成績】
マイルCS騎手

勝率の面で1位になっている浜中騎手は京都牝馬Sで優秀な成績を
おさめていますが、マイルCSでは4回の騎乗で5着1回だけと振るいません。
トップジョッキーの仲間入りを果たした今なら・・・・

マイルCSで2勝を挙げている岩田騎手はあからさまにこの条件が得意。
トータル6勝の他、2、3着も多く、複勝率では抜けてトップとなっています。

近年調子を落としているとはいえ、武豊騎手の成績も凄いですね。
5勝のうち2勝はこのマイルCSとなっており、2、3着にも
よく入っています。

今年から通年騎乗となったデムーロ騎手、ルメール騎手は
騎乗回数が増え、京都慣れも進んでいると考えられます。
このデータ以上の働きが期待出来そうかと。

他の外人騎手に関しては・・・やはり警戒はすべきだと思われますが
この条件ではひとまず、慣れた騎手の方が上だと思われます。

興味深いのは川田騎手の不調ぶりでしょうか・・・。

マイルCS(斤量負担分析)   担【けん♂】

マイルCS(京都1600m)についても少し見ておきたいと思います。

【実質斤量負担】
マイルCS斤量負担

割合広い範囲に好走馬が出ており、体重(馬格)では
絞り込みにくいレースとなっています。

過去の条件的には・・・

・中心になるのは480kg周辺の馬
・500kg以上ある実力、実績馬は期待出来る
・好走の下限は460kg(12.5%以下)
・小柄な馬は実績(&血統)に注意


今回、馬格の面で厳しいのは
・レッドリヴェール
・ダイワマッジョーレ
・ダノンシャーク

となっていますが、ダノンシャーク、ダイワマッジョーレは
斤量負担をこなしてすでにこのレースで結果を出している
リピーターだけに割り引く必要はなさそう。

レッドリヴェールは斤量負担に強いステイゴールド産駒だけに
こちらも線引きしてしまうのは怖い感じもあります。
この馬に関しては負担がどうのこうの、というより
精神的なモノが・・・(爆)

人気を背負うイスラボニータは480kgを少し切って
しまっていますが、470kgまではほぼ関係なく
実質斤量負担的にも問題ないので、こちらも割り引く必要は
なさそうです。

斤量の面では・・・前走で勝っているのに斤量が減っている
モーリス、好走しているのに負担が減っているイスラボニータ、
ロゴタイプが推せる馬となります。
モーリスは休養明けの輸送さえこなせば期待出来そうですね。

マイルCS(馬体について2)   担【けん♂】

マイルCS(京都1600m)出走馬の馬体について、第2弾です。

【モーリス】
(ダービー卿CT)
モーリス15ダービー卿
(安田記念)
モーリス15安田記念
(マイルCS9
モーリス15マイルCS - コピー
休養明けぶっつけ本番になってしまい、
筋肉の充実度という面では春先の仕上がりには
及ばない印象。少しクビを上げた姿勢になっており
絞り込んでいる途上という感じです。
バランスの崩れはなく、それなりの力は出せそうですが
輸送競馬になる面も含めて、ここ一番という
ところまでは・・・

【レッツゴードンキ】
(ローズS)
レッツゴードンキ15ローズS
(秋華賞)
レッツゴードンキ15秋華賞
(マイルCS)
レッツゴードンキ15マイルCS
秋3戦目になりますが、馬体の出来は安定。
少し冬毛が出始めており、筋肉のメリハリは
前走の方が上、という感じですが、
問題ない状態を維持出来ているので
力は出せそうです。前走の失速が精神的なものならば
乗り方次第で復調はあるかもしれません。

【ロゴタイプ】
(大阪杯)
ロゴタイプ15大阪杯
(オールカマー)
ロゴタイプ15オールカマー
(マイルCS)
ロゴタイプ15マイルCS
高いレベルで状態は安定。間隔を空けて
しっかりと作ってきた感じで腹回りの緩みもなく
前後の筋肉の充実度も十分。
クビ差しにかけての力感も高く、力は出し切れそうな出来。
ギュッと引き締めてマイル仕様になった感じがあるのも好感。

【アルビアーノ】
(NHKマイル)
アルビアーノ15NHK
(マイルCS)
アルビアーノ15マイルCS
春先から成長して下半身の充実度がアップ。
前後のバランスが取れており、背中が強くなった
感じのシルエットになっています。
引き続き良い状態は維持出来ていると思われます。

【クラリティスカイ】
(皐月賞)
クラリティスカイ15皐月賞
(NHKマイル)
クラリティスカイ15NHK
(マイルCS)
クラリティスカイ15マイルCS
後肢が引き付けられて、立ち姿のシルエットは良化。
皮膚のハリは僅かに足りない気もしますが
全体的なバランス、まとまりは春以上という感。
腹回りにも太目感はなく、それなりに力は
出せそうです。

※写真は全て競馬ブックPHOTOパドックより

マイルCS(馬体について1)   担【けん♂】

マイルCS(京都1600m)出走馬の馬体について見ておきたいと思います。

【ダノンシャーク】
(安田記念)
ダノンシャーク15安田記念
(毎日王冠)
ダノンシャーク15毎日王冠
(マイルCS)
ダノンシャーク15マイルCS - コピー
下半身の引き付けが少し足りなく見えた前走も
馬場の外目をしっかり伸びており、腿の引き上げが
出来ている今回はさらに良化が期待出来そう。
叩いて上半身からクビ差しへのラインの力強さも
増しており、年齢をったく感じさせない出来。

【フィエロ】
(読売MC)
フィエロ15読売MC
(安田記念)
フィエロ15安田記念
(マイルCS)
フィエロ15マイルCS - コピー
休養明けを叩いて上昇に期待したいところですが
上半身の力感はもう一歩という感。
全体的には崩れもなく、バランス良くまとまっているので
力は十分に出せそうですが、ここ一番、とは・・・

【リアルインパクト】
(14安田記念)
リアルインパクト14安田記念
(安田記念)
リアルインパクト15安田記念
(マイルCS)
リアルインパクト15マイルCS - コピー
状態は高いレベルで安定。
春先ほどのメリハリはない感じですが
前後の筋肉をしっかりと維持しており
立ち姿のバランスも安定しています。
腹回りもすっきりとまとまっており
輸送をこなせたら力は出し切れそう。

【サトノアラジン】
(エプソムC)
サトノアラジン14エプソム
(マイルCS)
サトノアラジン15マイルCS
太いクビ差しは力強く、下半身の丸みもハリも十分。
上半身の力感がもう少し欲しい気もしますが
重箱の隅。手脚が長く、広いコース向きの体型。
出来は問題ないので、あとは力関係。

【ヴァンセンヌ】
(安田記念)
ヴァンセンヌ15安田記念
(毎日王冠)
ヴァンセンヌ15毎日王冠
(マイルCS)
ヴァンセンヌ15マイルCS
叩いて上半身の力感は回復傾向。
全体的にあまり良く見せる馬ではないので
判断が難しいですが、皮膚感にハリがないのは
気になるところです。
腿の引き上げはもう一歩。
復調とまでは・・・

【イスラボニータ】
(毎日王冠)
イスラボニータ15毎日王冠
(天皇賞秋)
イスラボニータ15天皇賞秋
(マイルCS)
イスラボニータ15マイルCS
前走のダメージはなさそうですが、さすがにさらに
上昇とまでは言い難く、少し後肢が流れたシルエットに
なっているのは気になるところ。
全体的なまとまりは崩れていないので
力は出せそうですが、ここが目標という仕上がり
とまでは言えないかも。

※写真は全て競馬ブックPHOTOパドックより



続きます。

またもやしょーもないボヤキ   担【けん♂】

せっかくのGⅠウィーク、それも苦手なレースだけに(爆)
しっかりと時間をとって考察したかったのですが、すでに
金曜の晩だというのに、まだ表面をなぞることすら終わっていません。

今週は週アタマからまともに睡眠時間が取れない日々が
続いてしまっており、最後に布団に入って寝たのは、
水曜の昼に徹夜明けで3時間ほど仮眠を取ったとき・・・

今日の昼にトイレに小用をたしに行ったときに、ズボンの前を開けたら
なんかモワっと異臭が漂ってきたのは気のせいでしょうか(笑)
着替えもしていないので、パンツも3日間はきっ放し・・・
気持ち悪い話をすな!バキッ!!( -_-)=○☆)>_<)アウッ!

まぁ・・・真夏じゃなくてよかったです(汗)

途中、途中で椅子の上で意識を失った瞬間もあるので、完全にぶっ通しでは
ありませんが、先ほど60時間ぶりに帰宅してやっと眠れる状況になりました。

風呂も三日ぶり・・・普段は「めんどくさいなぁ」なんて思うこともありますが
やっぱりお風呂に入るとスッキリしますね。

マイルCS(京都16000m)に関しては
なんとか土曜の晩までにラストスパートを・・・と思っていますが、
とりあえず、ちょっとは寝ないと頭が働きません(T_T)
間に合うかどうか微妙ではありますが、明日起きてから
頑張って煮詰めていきたいと思います。

マイルCS(過去の勝ち馬の馬体)   担【けん♂】

マイルCS(京都1600m)について見ていきたいと思います。
有力馬がピックアップされる競馬ブックPHOTOパドック
遡って見てみると、ほとんどの年の1~3着馬が取り上げられていることに
気づきます。

ざっと04~13年までを見たところ、馬体写真がなかったのは
06年 3着シンボリグラン
09年 2着マイネルファルケ
09年 3着サプレザ(外国馬)
10年 3着ゴールスキー
11年 3着サプレザ(外国馬)
12年 1着サダムパテック
14年 3着グランデッツァ

という7頭。外国馬(2回)が混じっているので、実質的には5頭が撮影されて
いなかったことになります。

超スローになった09年の2、3着馬が抜けているのが面白いですね。
各年ごとに特徴の違いはありながらも、基本的にはレベルが高い
レースになりやすいだけに(GⅠですから当然ですが:爆)
やはり実績的にも高いレベルが必要であり、有力視されている馬を
素直に高評価すべき
だと考えらえます。
それでなぜ外す!オラァ(p゚ロ゚)==p)`д)グハッ

勝ち馬に関しては11年まで完全に競馬ブックに取り上げられていたわけで、
12年の予想では写真がある馬を重視してみたら・・・サダムパテックが
初めて写真なしで勝利。・・・うーん、こういうのって傾向に気づくと
あっさり覆されたりするもんですよね(涙)
楽な予想方法はない、ということだと思いますが(爆)
13年、14年もしっかりと写真のある馬で決まっているので使えない方法ではなさそうです。
今年も一応は写真がある馬を重視し考えてみたいと思います。

ひとまず、過去のマイルCSの勝ち馬の馬体写真を並べてみました。

【ダノンシャーク】
(14マイルCS)
ダノンシャーク14マイルCS

【トーセンラー】
(13マイルCS)
トーセンラー13マイル

【サダムパテック】
(12安田記念)
サダムパテック12安田記念

【エイシンアポロン】
(11マイルCS)
エイシンアポロン11マイルCS

【エーシンフォワード】
(10マイルCS)
エーシンフォワード10マイルCS

【カンパニー】
(09マイルCS)
カンパニー09マイルCS

【ブルーメンブラット】
(08マイルCS)
ブルーメンブラット08マイルCS

【ダイワメジャー】
(07マイルCS)
ダイワメジャー07マイルCS

【ダイワメジャー】
(06マイルCS)
ダイワメジャー06マイルCS

【ハットトリック】
(05マイルCS)
ハットトリック05マイルCS

【デュランダル】
(04マイルCS)
デュランダル04マイルCS

※写真は全て競馬ブックPHOTOパドックより

連覇している馬もいるので余計にそう思えるのかもしれませんが
やはりシルエットは全体的に似通っている印象。

クビ差しが太く力強く、それを支える上半身がガッチリとした
造りになっています。
胴から腰にかけての流れも同じような角度。
お尻に丸みがあって、柔らか味もありながら
充実しているのも共通点でしょうか。
腿はグッと引き上げられており、基本的にはしっかりと
後肢が引きつけられているのも共通点だと思われます。
ハリがあって体調が良さそうな馬、という点も意識して
おきたいところ。

おおよそのイメージを頭に入れて、今年の出走予定馬について
見ていきたいと思います。

マイルCS(各馬分析3)   担【けん♂】

マイルCS(京都1600m)出走予定馬の各馬分析、第3弾です。

リアルインパクト】牡7 57.0 (美浦) ディープインパクト×(Meadowlake)
11年、12年のマイルCSで5着、13年は10着と結果は
出せていませんが、昨年末に初めて輸送をこなして関西圏で
勝利をおさめているだけに、本来の前々の脚質を活かせれば
好走の余地はありそう。豪州遠征からの帰国後に馬体を
増やしているので、叩いて絞れてくるのが最低条件。

レッツゴードンキ】牝3 54.0 (栗東) キングカメハメハ×(マーベラスサンデー)
超スローに持ち込んで桜花賞を制覇。オークスでは10着に敗れ
復帰戦のローズSでは一転、ペースを上げて自滅気味に4着。
秋華賞では前でまったく無抵抗で17着に敗れてしまいました。
精神的なものか、肉体的なものか、どちらにしろ気になる負け方だっただけに
距離短縮とはいえ、急な良化があるかはかなり疑問。

レッドアリオン】牡5 57.0 (栗東) アグネスタキオン×(ダンシングブレーヴ)
スローで先行した読売MC、関屋記念と重賞2勝。
昨年のマイルCSでは前に行くこともできず、14着に敗れており
今回も先行馬のペースには要注意。展開に乗れたときに
勝ち切っていることは評価できますが、実力評価としては
上位馬には何枚か足りない印象。馬体を絞りつつきていますが
前走で仕上がり加減だっただけに、上積みにも疑問。

レッドリヴェール】牝4 55.0 (栗東) ステイゴールド×(Dixieland Band)
3連勝で阪神JFを制し、桜花賞でも2着と惜しい成績を
おさめましたが、ダービー挑戦で12着に敗れてから
歯車が狂い、なかなか結果が出し切れずにきています。
ヴィクトリアマイル4着のあとクイーンSで久々に2着に
入ったものの、前走の府中牝馬Sでは15着と大敗。
京都外回りコースが得意な血統ではなく、ここでの復活は微妙かと。

ロゴタイプ】牡5 57.0 (美浦) ローエングリン×(サンデーサイレンス)
13年の皐月賞以来、勝利からは遠ざかっていますが、中山競馬場を中心に
重賞で好走。遠征の疲れもすっかり抜けて、安定して先行できる
脚質を活かせている点は評価できます。中距離を主戦場にしていますが
本質的には速いペースでタフな脚を使うレースが合うタイプ。
スローでのキレ勝負では分が悪いので、緩まないペースを
前で競い合えれば・・・。

ヴァンセンヌ】牡6 57.0 (栗東) ディープインパクト×(ニホンピロウイナー)
4連勝で東京新聞杯を制し、京王杯SC2着に続き、安田記念でも
2着と健闘しました。スローペース経験しかなかったところから
いきなりのハイペースに対応出来た点は高く評価してよさそうです。
秋の復帰以降は筋肉量が全体的に落ちてしまっており
春先の状態に戻っていないのが気になるところ。
叩き3戦目で上昇があれば能力的にも通用して良さそうなだけに
馬体の出来には要注目。

マイルCS(各馬分析2)   担【けん♂】

マイルCS(京都1600m)出走予定馬の各馬分析、第2弾です。

サトノアラジン】牡4 57.0 (栗東) ディープインパクト×(Storm Cat)
年明けの復帰戦からマイル周辺の路線に戻し、エプソムC2着、
富士S2着と重賞路線でも惜しい成績になっています。
末脚の能力は高く、仕掛けての反応もいい馬ですが
持続力はイマイチ。長く脚を使う展開よりは瞬発力を
活かす形になった方がよさそうです。

ダイワマッジョーレ】牡6 57.0 (栗東) ダイワメジャー×(Law Society)
昨年末の阪神C3着のあと、年明けには阪急杯を制覇。
極端に馬格不足の中、年齢的な衰えを感じさせない能力を
見せています。東京では大きく連敗してしまったものの、
前走のスワンSでも5着とそれなりに安定しており、
叩いての良化には期待出来そうです。

ダノンシャーク】牡7 57.0 (栗東) ディープインパクト×(Caerleon)
13年のマイルCSで3着に入り、昨年はとうとう念願のGⅠ制覇を達成。
春は大幅な馬体増もあって凡走してしまいましたが、復帰戦の
毎日王冠では4着ながら素晴らしい末脚で詰め寄っており、
年齢的な衰えは考えなくて良さそうです。
適性に関してはまったく問題がないので、あとは仕上がり次第。

トーセンスターダム】牡4 57.0 (栗東) ディープインパクト×(エンドスウィープ)
京都では5戦4勝、負けたのは菊花賞だけ、と高い適性を示しています。
マイル以下の距離には出走したことがなく、本来の位置で
競馬が出来るかどうかが課題になりそうです。
前走の内容からすると、上位馬相手の力関係で不安がありますが
前からうまく小脚が使える展開になれば・・・。

フィエロ】牡6 57.0 (栗東) ディープインパクト×(Danehill)
昨年のマイルCSでの2着を含み、重賞路線で非常に安定して
好走してきており、特に京都の重賞では複勝圏を外しておらず、
適性に関しては抜群ながら実は重賞未勝利馬。
休養明けの前走でも最速の末脚を繰り出しており、位置取りさえ
間違えなければ昨年のリベンジの可能性は十分にありそうです。

モーリス】牡4 57.0 (美浦) スクリーンヒーロー×(カーネギー)
厩舎を移籍してから急激に良化、ダービー卿CT、安田記念を含み
4連勝と凄まじい上昇を見せています。
京都でも最速の上がりを使って白百合Sで3着に入っており
適性に関しては問題なさそう。休養明けも問題ないタイプだと
思われますが、輸送競馬になるのがどう出るか。

続きます。

マイルCS(各馬分析1)   担【けん♂】

マイルCS(京都1600m)出走予定馬について見ていきたいと思います。

アルビアーノ】牝3 54.0 (美浦) Harlan’s Holiday×(Unbridled)
先行力を活かして3連勝でフラワーCを制覇。NHKマイルでも2着と
健闘しています。秋初戦の京成杯AHでは7着に敗れましたが
前走のスワンSでは中段に控えたところから差し切る新味を見せました。
タフな脚を使える点は評価できますし、マイルまでは守備範囲。
血統的に重馬場適性には期待できそうなので週末に馬場が渋れば・・・

アルマワイオリ】牡3 56.0 (栗東) マツリダゴッホ×(ピルサドスキー)
朝日杯FS2着のあと、アーリントンC2着、NZT3着と好走しましたが
NHKマイルでは9着に敗退。復帰戦の富士Sでは輸送もあって
馬体減となり、好位から失速して16着と大敗してしまいました。
現状では脚をためる形の方が能力を出せる感じですが
決め手はもう一枚足らない印象。叩いての成長分に期待したいですが
秋に良化するイメージの血統ではないのは気になるところ。

イスラボニータ】牡4 57.0 (美浦) フジキセキ×(Cozzene)
昨年のセントライト記念以来、勝ち星からは遠ざかっていますが
この秋も毎日王冠、天皇賞秋と連続3着に入り、トップクラスの
能力を示しています。春に増えた馬体を絞ってきており
状態に関しても問題なさそうです。マイル戦はデビュー当時以来
となりますが、血統的には問題はなさそう。位置取りが後方になり過ぎる
危険性と関西への初輸送が気になるところ。

カレンブラックヒル】牡6 57.0 (栗東) ダイワメジャー×(Grindstone)
休養明けの富士Sでは本来の少し緩めのペースで引っ張ったものの
前で踏ん張れずに8着。ここ3戦でマイナス18kgと馬体を落としており
体調面に関しても不安がある印象です。スローに落として逃げられたら
持ち味を活かせる可能性はありそうですが、急な復活を期待するのは
難しそうです。

クラリティスカイ】牡3 56.0 (栗東) クロフネ×(スペシャルウィーク)
休養明けがいい馬ではないこともあって、前走の富士Sでは3番手から
大失速し15着と大敗。決め脚があるタイプではないので
本質的にはもう少しタフな展開になる方がいいのかもしれません。
輸送して馬体増だったので、かなり仕上がりが緩かった可能性があり
叩いての上積みには期待できそうです。

ケイアイエレガント】牝6 55.0 (美浦) キングカメハメハ×(A.P. Indy)
年明けの京都牝馬Sを逃げ切って重賞2勝目を達成。
ヴィクトリアマイルでも2着に粘っており、年齢的な衰えは
考えなくて良さそう。大敗からの急な巻き返しがあるタイプなので
常に警戒が必要ですが、本質的には少しスローに落としていきたいので
他の先行馬との兼ね合いに注目。

続きます。

マイルCS(年齢別実績)  担【けん♂】

マイルCS(京都1600m)の年齢別の実績について調べてみました。

年齢別実績:マイルCS(05年~)】
マイル年齢

4歳馬と5歳馬の成績が拮抗・・・13年は5歳馬が勝ちましたが
11年、12年と4歳馬が連覇しており、12年は複勝圏を独占。
勝ち星では5歳馬がリードしていますが、複勝圏までで考えれば
4歳馬の方が優勢となっています。
基本的に充実期に入っている馬が強い、というレースだと考えられます。

エリザベス女王杯では3歳馬が活躍していますが、
マイルCSでは・・・ちょっと厳しい成績。
出走頭数もそれなりに多い中、ここ10年で未勝利となっています。
2着に入ったのも04年のダンスインザムードのみ。
うーん、ヒモ候補というよりも3連系の馬券ならば押さえても、
という程度の成績でしょうか。

6歳以上もガクッと成績低下。
6歳で連覇を果たしたダイワメジャー、あとは8歳で大活躍したカンパニーは
どちらも1番人気を背負っており、実績的にも抜けた存在でした。
昨年は8番人気からダノンシャークが勝っていますが
前年の3着馬であり、ちょっと不当に人気を落としていた感。
この点でも条件を血統的な適性が上回ったのかもしれません。

あとは02年にトウカイポイント(せん馬)が6歳で勝っていますが
逆にこの年は大荒れ模様。ハイペース気味になり、
前につけた人気馬が沈んだところを差し決着、というレースでした。
例外としてしまうのも危ない気はしますが、力関係よりも展開の優位性が
上位にきたときにはこういうこともあり得る、という感じで
捉えておきたいと思います。

性別実績
マイル性別

出走頭数が断然違うので成績的には9勝を挙げている牡馬が優勢ですが
複勝率では牝馬の方が微妙に良績。
勝ち馬に関しては牡馬に絞って、牝馬はヒモ候補で重視というのが
過去の傾向にあった馬券戦略になりそうです。

【今年の出走予定馬の年齢(登録馬)】
★7歳
ダノンシャーク
リアルインパクト

★6歳
カレンブラックヒル
ケイアイエレガント
ダイワマッジョーレ
フィエロ
ヴァンセンヌ

サンライズメジャー※
テイエムタイホー※

★5歳
レッドアリオン
ロゴタイプ

★4歳
イスラボニータ
サトノアラジン
トーセンスターダム
モーリス
レッドリヴェール

★3歳
アルビアーノ
クラリティスカイ
レッツゴードンキ
アルマワイオリ

グァンチャーレ※
ミッキーオリビエ※
ヤマカツエース※

※→除外予定馬

3歳馬が7頭も登録してきているのはかなり珍しい感じですが
残念ながら3頭は除外予定。
強力な4歳勢に対し、本来はがっぷり4つになって欲しい
5歳世代は頭数的にちょっと不足感。
この世代は全体的にちょっと・・・(爆)
6歳になったフィエロ、7歳のダノンシャークは昨年の
1、2着馬だけに適性的にも侮れず、ベテランの意地か
それとも世代交代か、というレースになりそうです。

マイルCS(体重別実績)   担【けん♂】

マイルCS(京都1600m)について見ていきたいと思います。

体重別実績:マイルCS(05年~)】
マイル体重

3勝をあげている480~500kgのゾーンを中心に
460~480kgの辺りまでの成績が非常に優秀。
出走頭数自体が多いゾーンなので絞込みには使いにくいですが
下のゾーンでも比較的上に近い470kg台の馬が目立つだけに
小柄な馬よりは中型、大型馬の方が優勢と考えて良さそうです。

460kgを切って勝ったのはデュランダル(2回)および、
昨年のダノンシャーク。
11年には2着に454kgのフィフスペトルが入り、
12年は3着に牝馬のドナウブルーが入線。
13年は2着にダイワマッジョーレ、3着にダノンシャークと
440kg台の馬が並ぶ特殊な年になりました。
ちなみに勝ったトーセンラーも460kg。
基本的には厳しいゾーンですが、特にディープインパクト産駒に
関しては適性が条件を上回る、という感じになっているので
体重での絞り込みは危険かもしれません。

フィフスペトルは重馬場適性といった要素も考えられますが、
57kgを背負って重賞を勝った経験が大きかった印象。
ダイワマッジョーレも前走で57kgを背負って重賞2着、
ダノンシャークは58kgを背負ってGⅠ3着があり、
馬格はなくとも斤量に対する耐性の高さを示していました。
小柄な馬に関してはそれまでの実績を加味して考えたいところです。

09年に3着(436kg)11年も3着(452kg)に入っているのは
サプレザですが、外国馬(牝馬)ということで例外視出来そうです。

逆に500kgを超えて勝ったのはダイワメジャー(2回)、
11年のエイシンアポロンに続き、12年のサダムパテック。
出走頭数自体が少ないゾーンだけに、率に直すと非常に優秀な成績になっています。
※500kg以上としてまとめると勝率6.8%、連対率15.3%、
 複勝率16.9%
馬格がある実力馬は特に期待出来そうですね。

実質斤量負担別実績
マイル斤量

大型馬の出走頭数が少ないために11%以下の馬のゾーンの
成績が完全に抜けています。
その上は・・・12.5%のラインまではほとんど大差ない成績
と考えて良さそうです。

ただし、12.5%を超える馬は少ないので昨年のデータが加わって
非常に優秀な数字になっていますが、内容としては特殊な馬しか好走がないので
要注意。決してこのゾーンが優勢、というわけではないと思います。

簡単なまとめ
・中心になるのは480kg周辺の馬
・500kg以上ある実力、実績馬はかなり期待出来る
・好走の下限は460kg(12.5%以下)
・小柄な馬は実績(&血統)に要注意

マイルCS(展開分析)   担【けん♂】

マイルCSコース
※京都1600mのコース図とマイルCS(01年~)のラップ平均

マイルCSの行われる京都1600m(外回り)は向こう正面のポケットから
スタートし、まずは400mほど平坦な直線が続きます。
先行争いを兼ねてここでペースは速くなりがちな傾向があり、
10年のように超ハイペースになることもありますが、
近年は前半を抑え気味に行くことも多くなってきています。

内外の枠順に大きな差はありませんが外に逃げ馬が入るとハナの奪い合いで
一層ペースが上がってしまうことがありえます。
2ハロン目は10秒台になることが多いようです。
3ハロン目からは上り坂、勢いに任せてグングン行ってしまうと
かなりの消耗になり、後半が厳しくなります。
近年では05年と10年が上り坂でも緩めなかったレースになっていますが
最後は前崩れ気味になってしまっています。

800m通過地点からは下り坂。
それまでのペースの作り方にもよりますが、一気に加速してしまうと
最後まで息を入れられないペースになってしまうので
スタミナに自信がない馬は少しブレーキを踏みつつ坂の途中まで
下ってくることがあるようです。
ここで加速出来るかどうかで後方の馬の詰め寄り方が変わってしまいますので
先行馬の仕掛けどころは重要になりそうです。
また、12年のように湿った馬場になった場合もブレーキをかけつつ
下ってくることになり、後方からの捲くりも難しくなる点に注意したいところ。

下り終わるとカーブしながら最後の直線へ。
直線は平坦で約400m、内回りに比べて70mほど長いですが
阪神外回りよりは70m短く、先行、追い込み入り乱れての追い比べになりがち。
平坦なので先行して突き放しやすいコースではあるものの、
ちょっとでも脚が鈍ると後方からの差し馬が飛んでくる・・・
そんな微妙なコースと言えそうです。
4コーナーで縦長になるか、団子になるかで結果が大きく変わってくると考えられます。

マイルCS:4コーナーの位置取りと着順の関係】
    1着→2着→3着
14年 10  6  3(番手)
13年 14  4  6
12年  7  8  8
11年  4  2 13
10年  7 17  7
09年  7  1  5
08年 10 13  5
07年  2  7 13
06年  2  8  5
05年 12  2  8
04年 13  9 15
03年 15  7  1
02年  7 11 13
01年  2  9  4

先行   3  3  2
好位   1  2  5
中段   4  6  3
後方   6  3  4

エリザベス女王杯で考察した京都2200mと同様、
先行馬と追い込み馬の両方が優位、という非常に困った数字の出方をしています。
2着、3着に関しては微妙に後方の馬が有利になっていますが
数字はかなりバラついており、一概に傾向が掴み切れない感じになっています。
あえて言えば好位の馬が不調。前か後ろかの極端な脚質の馬が有利に
なっている印象です。

これはつまり、レースの展開によって優位な馬が変わってくる
ということを意味しており、道中のペースや4コーナーでの隊列、
各馬の能力が重要になると考えられます。

近年の後半1000mのラップと内容を比較してみたいと思います。

★14年 11.6-11.4-11.5-11.3-12.0
前半からぶっ飛ばし気味にいったホウライアキコは上り坂でも緩めず引っ張って
行ったため、下りに入っての加速は緩く、ワンペースのまま直線へ。
短距離のようなレースをしたことで、前の馬が消耗したところを
あえて控えたダノンシャークがフィエロとの追い比べを制して念願のGⅠ勝利を達成。

★13年 11.7-11.5-11.2-11.4-11.5
序盤に緩めたことで中間は非常に締まったペースのままで上り坂も通過。
ジワジワと加速していきましたが、後ろから2番目でラップが微妙に
落ちていることからわかるように、かなりの消耗戦気味の展開。
前につけたダイワマッジョーレが粘り、中段からダノンシャークが迫り、
後方で脚をためていたトーセンラーが大外一気で差し切り勝ち。

★12年 11.9-11.3-11.3-11.5-11.9
平均ペースで上り坂を駆け上がり、下り坂で急加速。
コース巧者のシルポートが前で粘りましたが、最後は中段からの馬に
差されてしまいました。ロングスパートに耐え切れず、先行勢は失速。
差し馬優勢の展開になりましたが、隊列が長くなったことで
後方からは届かず、差し馬の中でも位置取りの優劣が出たレースと
なりました。

★11年 12.3-11.9-11.8-11.6-11.9
上り坂では09年に次いで2番目に緩むペースとなりましたが、
馬場が湿っていてブレーキをかけつつ下っているため、後半の加速度が低目。
本来捲くり上げて行く後方の馬も外に膨らむのを恐れて動くことが出来ず、
縦長の隊列のまま直線へ。
前につけた馬の中で重馬場適性の高かったエイシンアポロンが
馬場中央から抜けて勝利。2着にも重い馬場が得意なフィフスペトルが入り、
後方から伸びたのは外国馬のサプレザのみ、という前優勢な決着となりました。

★10年 11.6-11.4-11.1-11.9-12.1
前半から速いペースで進み、上り坂でも緩めておらず、
さらに4コーナーで加速を入れる、という非常に厳しい展開。
前の馬は余力をな無くし、後ろから2番目のラップでガクッと
崩れている
ことがわかります。
中段から差し込んだエイシンフォワードが勝ち、2着には後方から
ダノンヨーヨーが突っ込みました。前につけた馬の中では
6着のスマイルジャックが最先着、完全に前崩れの差し決着という内容でした。

★09年 12.4-11.5-11.4-11.2-11.9
上り坂で過去20年間で最も緩めており、下り坂に入って急加速。
隊列を長く保って直線へ。
4コーナー入り口での急加速はないものの、ジワジワと加速をし続けており、
後方の馬が詰め寄る隙がありません
好位から脚を伸ばしたカンパニーが完勝。
2着に展開を作ったマイネルファルケが粘り込み、
3着には好位からのサプレザが入っています。
後方から突っ込んだ馬は掲示板が精一杯。

★08年 11.9-11.6-11.4-11.6-11.7
平均的なペースで上り坂を上りましたが、距離延長になった
先行馬の余力がなかったのか、下りに入っても加速は小さく、
後続が詰め寄ってきやすい展開。
4コーナーで加速どころかペースダウン(涙)
完全に前の馬の脚が止まったところで後方からブルーメンブラット、
スーパーホーネットが飛び込む末脚勝負になりました。
3着も中段後方からのファイングレイン。

★07年 12.0-11.6-11.5-11.3-11.9
上り坂から下りに入るところの加速は緩やか、ここまで08年と
あまり変わりませんが、4コーナーでも先行馬の脚が止まっておらず、
急加速はないものの、ジワジワと伸び続けており、前が崩れた形にはなっていません。
余力をもって押し切ったダイワメジャーが勝ちましたが、
2着には中段からのスーパーホーネット、3着は後方からの
スズカフェニックスという前、後ろが入り乱れた決着

簡単なまとめ
・上り坂で緩めて急加速が入ると前有利の展開になりやすい
・急加速ポイントがない800mダッシュになると前で残るのはGⅠクラスの
 馬に限られる
・上り坂でも緩めないハイペースでは前の馬は基本的に残れない(序盤次第)
・馬場が湿った場合は捲くりが利かないので先行優位(重馬場適性重視)

マイルCSの考察を始める前に   担【けん♂】

さて、今週はマイルCS(京都1600m)
毎年言い続けていることではありますが・・・

当たったことがありません(爆)

06年、07年は相性最悪だったダイワメジャーが連覇。
本当にあの馬だけはあの末脚の鈍さでなんで勝てるのか意味不明でした(>_<)
計算上、あっさり差されてもおかしくないので危険な人気馬だと考えては、
覆され続けて連敗(恥)

08年は週初めにメンバーを見渡して
ブルーメンブラットとスーパーホーネットでいいんじゃね?
なんて言っていたのに、考察を進めるにつれどんどん迷い道に入ってしまい
結局完全に別方向に行って馬券を外すという情けない結果。
うーん、この頃から進歩がないことがわかります(涙)
思えばこの年が当てるチャンスだったんですよね・・・
直観って意外に侮れません。

09年は引退レースとなったカンパニーの扱いで道を間違えました(>_<)
種牡馬入りが決まっていたために、無理はしてこないだろう・・・と
考えてしまったのがまず、迷走への第一歩。
血統的にもマイルCSの好走馬はSS系に大きく偏っていたために
トニービンの系統なんて・・・と思ってしまったのも大間違い(涙)
マイルCSの通常のペースだと後方に置かれてしまう可能性が高い、
・・・そんな計算をしてみるとこの年に限ってスローペース(爆)
まるでカンパニーに勝ってもらいたい、と言わんばかり・・・
レースを観ながら愕然としてしまいました。

10年はジョーカプチーノの参戦でなんと前傾ラップに突入。
前で残ったのはタフなノーザンダンサー系のエーシンフォワードのみで
あとは津波のように押し寄せる差し決着・・・
例年とはガラリと違う内容になってしまいました。
条件に合った馬、という点では近い線までいった感触があったのですが
予想の印は完全に真逆(爆)センスのなさを爆発させて撃沈しました。

11年は重馬場上昇度が高い血統という点や斤量負担、年齢別実績、
騎手の適性など正答に繋がる考察が出来ていたにも関わらず、
どこをどう間違えたのか印はまるで逆目。ヾ(-д-;)センス ナサスギ
苦手克服と息巻いて参戦したものの、2年連続で激しくKOパンチ
食らってしまいました。

12年も馬格、年齢など的中に繋がる考察は出来ていたものの、
勝ち馬のサダムパテックについては中間の有力馬抽出時点ですでに
名前がなかった
わけで(爆)最初から話になっていませんでした(T_T)
位置取りの想定が微妙にズレた、というか騎手の意欲を
読み違えたのも大きかった印象。

13年はスローで前優勢、という想定で予想をまとめてみましたが
本命を打ったカレンブラックヒルが逃げるどころか馬群の中(爆)
中盤に緩む所がなく、消耗戦気味になったところを
マイル戦未経験のトーセンラーがまさかの大外一気で差し切り勝ち。
京都巧者であることはわかっていても、考察からこの馬を指名するのは
無理
がありました(走ったことがなければ当然データもないわけで:爆)

14年は結果からするとかつてないほどのニアピン(爆)でしたが
スローでまとめる、と想定したミッキーアイルが控え、ホウライアキコが
暴走気味に引っ張って前崩れ。
あえて控えたダノンシャークが勝ったものの、展開想定は真逆だったため
手応えのある予想結果ではありませんでした。

13年、14年の結果からすればとにかく「ディープインパクト産駒を買っとけ
(あとはダイワメジャー産駒?)ということになるわけですが
果たして今年もそれでいいのかどうか・・・。
※13年は上位5頭中3頭がディープインパクト産駒、14年はなんと
 上位5頭中4頭がディープインパクト産駒 \(◎o◎)/!

同じ京都外回りコースで行われるエリザベス女王杯も結局、
ディープインパクト産駒の連覇。
マリアライトは実績的にも足らず、馬格も不足で過去のデータからすると
例外的な勝ち馬になっているわけで、過去条件よりもまずは「血統」、
と考えた方がいいのかも、と揺らいでいます(>_<)

苦手なレースだけに安易な方向に流れるとまた裏目を引きそうな
予感もあるわけで、今週もまた頭を悩ませつつ楽しんでいきたいと思います♪

エリザベス女王杯回顧   担【けん♂】

雨の影響が残り、稍重となった京都競馬場でエリザベス女王杯が
行われました。

予想は→ココ

結果は・・・

1着 マリアライト    2.14.9  上がり34.7
2着◎ヌーヴォレコルト   クビ
3着 タッチングスピーチ

5着▲スマートレイアー
10×シャトーブランシュ
11○ラキシス

※全着順は→ココ

外目の枠から強引にペースを奪ったウインリバティが後続を
少し離して逃げる展開。2番手に続いたリラヴァティから
さらにまた間が空いて、なんとフーラブライドが3番手。

リメインサイレント、フェリーチェレガロを追いかけて
タガノエトワール、好位の後ろにシャトーブランシュ、
シュンドルボン、クイーンズリング。

中段から押し上げてマリアライト、中段後から内を
追いかけてラキシス、続いてノボリディアーナ、
タッチングスピーチ。

控えて外からヌーヴォレコルト、後方にパワースポット、
ルージュバック、メイショウマンボ、最後方に
スマートレイアーという態勢。

12.7-11.0-12.4-12.4-12.2-12.8-12.7-12.4-12.0-12.6-11.7
前半1000m 60.7
後半1000m 61.4

【ラップ比較】
えり女15

稍重の馬場状態ということで、良馬場の平均よりは遅く、
重馬場の平均よりは速い、という形で前半を通過。

上りに入る前でちょっと加速を入れており、下りに入るところでも
早く仕掛けてロングスパート気味になっています。

馬場が湿っていることで、下りはブレーキを踏みながら、という感じで
加速度は高くありませんが、前の馬は見た目以上に消耗した感じで
ラスト2ハロンのところで、急激に失速していることが
グラフからはっきりわかります。

直線に入っても後続を引き離して縦長の隊列を作ったウインリバティでしたが
脚色はすでに一杯。
上手く馬場の中ほどを突いたマリアライトが内にフーラブライドを連れて
グイグイと詰め寄り、外からはタッチングスピーチ、ルージュバック、
スマートレイアーが並んで追いかけて・・・最後は追撃を振り切った
マリアライトがGⅠ制覇を達成!

重賞勝ちもなく、GⅠ実績もない馬が勝ったのは・・・クイーンスプマンテ以来。
結果も能力ももちろん評価したいところですが・・・GⅠとしての格を考えると
手放しで賞賛はしにくい気もします(失礼^^;)

★レース後のコメント
1着 マリアライト(蛯名正義騎手)
「この馬向きの馬場になっていましたし、馬体もシェイプアップして、いい状態でしたから
思い切って行きました。最後は外から他馬が来ていましたから、何とかしのいでくれと
思っていましたが、よくがんばってくれました。体もよく、乗りやすいのがいちばんのよさです。
これまであまりレースを使っていませんし、これからもっとよくなると思います」

(久保田貴士調教師)
「ただただ嬉しいです。このレースを目標に馬を作ってきましたし、いい体だなと思っていました。
レースに関しては蛯名騎手にお任せしていましたが、あまりにスムーズに運べていた上に、
4コーナーをすごくいい形で回ってきたので力が入りましたね。最後は何とか我慢してくれと
思いました。今まで勝たせてあげられなかった馬たちもたくさんいましたが、それも含めて
糧となって、今日のGI勝ちにつながってくれたと思います。これからも精進してがんばります」

2着 ヌーヴォレコルト(斎藤誠調教師)
「いつもと違う競馬で、今日はのびのびと走っていました。いい競馬だったとは思いますけどね」

3着 タッチングスピーチ(C.ルメール騎手)
「今日は本当のタッチングスピーチを見られた気がして、嬉しいです。最後の100mは
本当に素晴らしい脚を使ってくれて、力を証明できました。ただ、4コーナーから直線に至るまで
加速に時間がかかった分、届きませんでした。この馬は素晴らしく、今後GIを勝てる能力を
秘めています。そのときを楽しみに待ちたいと思います」

4着 ルージュバック(大竹正博調教師)
「休み明けの中、外を回って、よくがんばったと思います。4コーナーでぶつけられていて、
それがなければもっと伸びていたと思います」

5着 スマートレイアー(浜中俊騎手)
「馬場は外側がよさそうでしたし、最後方から最後に一脚をと思って乗りました」

7着 シュンドルボン(A.アッゼニ騎手)
「外枠は不利かと思いましたが、いい位置で進められました。2000mがベストの
距離だと思います」

8着 クイーンズリング(A.シュタルケ騎手)
「具合がいいのはわかっていましたから、自信を持って乗りました。折り合いはつきましたし、
4コーナーでラキシスと接触して、一旦引く形になってしまいましたが、そこから最後まで
よく伸びてくれました。あれがなければもっとやれたと思います。道悪、距離も大丈夫。
GIを勝てる力のある馬だと思います」

10着 シャトーブランシュ(藤岡康太騎手)
「スタートが決まりましたし、いいリズムで好位につけられました。
直線も脚を使ってくれていますし、そんなに差はありませんでしたから、力をつけていると
思います」

11着 ラキシス(R.ムーア騎手)
「道中ペースが落ち着き、内からいい位置につけられましたが、最終コーナーで
挟まれてしまったのが痛かったですね。よく走ってくれましたが......」

前の馬の能力不足もありますが、最後に止まっているので
結果的に差し優勢。
ただし、縦長になった分、しっかりと位置を取って大きく外を
回し過ぎない騎手の腕が活きたレースになったと思われます。

マリアライトの蛯名騎手は会心の騎乗だったのではないでしょうか。

外を回して追いかけようとしたスマートレイアーはルージュバックに
阻まれれて一旦進路を変えて、外に出し直しており、ロスが大きく
響いた印象です。
スムーズだったら、とも思いますが・・・これもまた競馬ですね。

上位に入った騎手はそれぞれがエリザベス女王杯のリピーター。
騎手データの考察まで手が届かなかったのが悔やまれます・・・。

※今週もまとまった時間が取れず、せっかく頂いたコメントにも
 なかなか返信も出来ず、本当に申し訳ないです。
 もっとリアルタイムで一緒に競馬を楽しみたいのですが
 なかなか時間と体力が・・・(涙)
 来週もどうぞよろしくお願いいたしますm(__)m

エリザベス女王杯最終予想  担【けん♂】

パズドラを始めて約半年、ランクだけは370を突破したものの
中身はスカスカという状態でしたが、ヴェルダンディを引いて
ようやく少しマシな戦いが出来るようになりそうです(爆)

ミューズの偽物扱い(←酷過ぎ)で倉庫の肥やしになっていたデルガドや
強いことはわかっていてもどこのパーティーにも入れられなかった
劉備、アルテミスなんかにもとうとう出番がありそう。
我慢できずに売り飛ばした木属性のマリンライダー、グリフォンライダーは
ちょっと勿体なかったかな・・・。

とにかくパズル力がないので、多色系のパーティーは使いこなせない
私にとっては2ウェイ中心で攻められるのは大助かり。
せっかく究極したハトホルですが、もうしばらく保留ということで(爆)

エリザベス女王杯(京都2200m)についてまとめていきたいと思います。
前日人気ではヌーヴォレコルト、ルージュバック、ラキシスが
拮抗している感じ。ベテランか、リベンジか、それとも新鋭か・・・
ちょうど年齢も分かれており、それぞれの世代を代表する馬として
どんなレースをしてくるか楽しみですね。

とりあえず、過去の条件を改めて簡単にまとめてみると、

・古馬はリピーターか府中牝馬S上位組
・3歳馬はGⅠで上位人気経験が必須
・馬体重は460kg以上、切る場合は特別な実績必須
・外枠優勢、1~4枠はGⅠ馬クラスの実績、能力が必要


こんな感じになっています。
1番上、2番目の条件を満たすのは8頭しかいないわけで
あとはその中での優劣、という感じで考えてみたいと思います。

【これまでの考察】
展開分析→ココ
体重別実績→ココ
年齢別実績1→ココ
年齢別実績2→ココ
各馬分析1→ココ
各馬分析2→ココ
各馬分析3→ココ
過去の勝ち馬の馬体→ココ
馬体について1→ココ
馬体について2→ココ
枠順別実績→ココ
斤量負担分析→ココ

週末の雨は日曜の朝まで降り続きますが、午後には止むという予報。
回復は早いとは思いますが、稍重~重での開催になりそう。
極端に重馬場適性が活きるほどの馬場状態になるかは
雨の具合を見てから、という感じです。

とりあえず重馬場になった12年、13年の傾向からすると
内が荒れてしまうことで、先行馬の脚が鈍り、
後方からの馬が外を回して差し込んできやすくな印象。
当日の馬場状態には要注目ですが、枠順の影響も
さらに強く出るかもしれませんね。

【今回の予想】
◎ヌーヴォレコルト
○ラキシス
▲スマートレイアー

×シャトーブランシュ

データ的に有利な8枠に入ったヌーヴォレコルトは
年齢的にも実績的にも問題なく、鞍上の能力も加味して
最も隙がない馬になりそう。
距離の不安もく、昨年のリベンジを期待したいですね。
あえていえば馬格がないので56kgがどうか・・・

連覇がかかるラキシスはこのレースですでに連続好走をしており
体型的にも京都外回りの適性はバッチリ。
重い馬場にも強く、勝ち負けになる可能性は高そうです。
内差しが得意なムーア騎手との相性も合いそうですが
内が荒れ過ぎた場合にどうか・・・が重箱の隅。

前年に狙った馬を翌年に切ると1年遅れで来たりする、
という悪いパターンがあるので(笑)スマートレイアーは
引き続き狙ってみたい1頭として押さえたいと思います。
極端に下げ過ぎなければ京都での末脚には期待できそう。
前走で調子を上げている点も評価したいところです。


極端に馬場が重くなった場合用にキングヘイロー産駒の
シャトーブランシュにも一応注意。
同じ理屈でフレンチデピュティ産駒のノボリディアーナも
場合によっては繰り上げてみる予定。
環境(展開、馬場状態)に左右されやすいレースだけに
直前まで確認してから、狙い馬の上下を決めたいと思います。

エリザベス女王杯(斤量負担分析)   担【けん♂】

まとめの前にもうちょっと・・・エリザベス女王杯(京都2200m)について
見ておきたいと思います。

【実質斤量負担】
エリ女斤量負担

今回の出走馬の平均馬体重(前走ベース)は・・・467kg
ここ4年では最も重く、かなり馬格のある馬が揃った印象です。

近年、少し傾向が変わりつつある感じにはなっていますが、基本的には
中、大型馬優勢で、460kgを切るような小柄なタイプは
GⅠ、重賞実績が高く上位評価出来る馬に限って良さそう。

今回のメンバーでは・・・ヌーヴォレコルトは例外視扱い。
馬体を絞ってくるならラキシスも小柄な馬の範疇になりますが、
こちらも例外として考えておいて良さそうです。

過去の成績的には抜けて優秀な460~480kgのゾーンには
6頭が入っていますが(当日の変動もあるので要注意)今年は馬場が
悪化する可能性があるので、中でも重いパワータイプの馬に注目した方が
いいかもしれません。

古馬の斤量負担は軒並み厳しくなっていますが、3歳馬は斤量減。
年齢的に3歳馬が好走しやすい要因はここにもあるのかもしれませんね(^^;

エリザベス女王杯(枠順別実績)   担【けん♂】

木曜から金曜にかけてフラフラになるのは毎度の事・・・(>_<)

過去のエリザベス女王杯(京都2200m)上位入線馬の枠順を調べてみました。

枠順別実績:エリザベス女王杯(01年~)】
エリ女枠順

※降着があった06年は到達着順で見ています。

上位入線回数は内枠計22回、外枠計20回とほぼ完全に拮抗。

ただし・・・1枠は昨年のラキシが勝つまで13年間で未勝利でした。
11年には05年以来久々に1枠からアヴェンチュラが2着、
2枠からアパパネが3着に入線。
13年はメイショウマンボが初めて2枠から勝利をおさめていますが
3枠から勝ったのも規格外の怪物牝馬スノーフェアリーの1勝だけ、
という点をみると、どうやら内枠はかなりの不利がある、と考えた方が良さそうです。
スノーフェアリーを含めて内から好走した馬はラキシス以外すべてGⅠ馬・・・
(ラキシスは前年のこのレースの2着馬)
実力が枠順の不利を跳ね返した、という感じかもしれません。

05年以前に1、2枠から好走した馬をみても、
・レディパステル、(オークス1着、秋華賞2着)
・アドマイヤグルーヴ(エリザベス女王杯連覇)
・ローズバド(オークス2着、秋華賞2着)

といった実力上位のGⅠ馬、準GⅠ馬及び、逃げ馬のオースミハルカとなっています。

京都2200mはスタートのところで内の馬は被せられてしまうと厳しい、
ということが結果に表れていると思われます。
騎手の力量も重要になりそうですね。

12年、13年は重馬場だったので参考にしにくい面はあるものの、
14年間で5勝を挙げ、複勝圏内10回とダントツの好成績になっているのは8枠

最近はちょっと遠ざかっていますが、7枠の成績も悪くありません。
替わりに6枠が健闘しており・・・5枠も1勝。

4枠は3勝を挙げて好成績となっていますが、ここ7年では
淀の惨劇を引き起こしたクィーンスプマンテの逃げ切り以来、連対圏からは
遠ざかり、13年3着にアロマティコが入ったくらいとなっていて
あまり良い感じではなさそうです。

まとめ
・1~4枠
→GⅠ馬、もしくはそれに次ぐくらいの好成績の実力馬に限られる。
 先行、好位につけられるのが条件。
 実力のある逃げ馬にも注目。

5~8枠
→外枠になるほど優勢。特に8枠は好走しやすい傾向。


内枠に入ったクイーンズリング、タッチングスピーチはどちらも
ある程度控えて脚を使いたい馬だけに、過去の傾向的には厳しい競馬に
なってしまいそうです。あとは騎手の腕がどう出るか・・・

昨年は「外枠優勢」と考察したのをあざ笑うように内枠で決まったわけで(爆)
決め打ちは怖いですが、今年は外に実力馬が集まった感があるので
あえて内をスッパリ切ってしまうのもありかもしれません。←反省が身にならないタイプ