けいけん豊富な毎日

アイビスSD(斤量負担分析)   担【けん♂】

アイビスSD(新潟1000m)は回避馬が出て14頭立てと
なりました。枠順の問題もあるので出来ればフルゲートで
観たかったのですが・・・残念。

【実質斤量負担】
アイビス斤量負担

まったく結果が出ていない12.5%を超えるような馬は不在。
最も実質的に負担が厳しいマコトナワラタナが12.0%と
なっており、ギリギリのラインのアンネゲーム、
フレイムヘイロー辺りと一緒にマイナス体重だと不安が
ありそうです。

とはいえ、このゾーンまでは勝ち切れないものの
ヒモでは買えるというデータなので、今回に関しては
バッサリと切り飛ばせるような馬はいない感じです。

過去データ的には収集な成績となっている
11.0%以下の馬は・・・今回は人気薄(おそらく)
になる馬ばかり。
前走で穴をあけたレンイングランドは引き続き
狙ってみてもいいかもしれません。

前走で勝っている馬がゼロ、というメンバー構成(爆)
斤量面で推せるとしたら、好走しているのに
斤量減となるシンボリディスコ、サフィロスに
なりますが、休養明けの上にSS系のサフィロスは
過剰人気になるとちょっと・・・

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アイビスSD(馬体について)   担【けん♂】

やはりこの水曜、木曜、金曜辺りのバタバタがキツイですね。
今から煮詰めていかねば、という時期に時間が取れないので
中途半端なまま週末を迎えてしまうわけで・・・(T_T)

アイビスSD(新潟1000m)出走馬の馬体について見ておきたいと思います。

【セイコーライコウ】
(シルクロードS)
セイコーライコウ15シルクロード
(函館SS)
セイコーライコウ15函館SS
(アイビスSD)
セイコーライコウ15アイビス
8歳とは思えない安定した出来をキープ。
前走よりも全体的に筋肉が引き上げられており
出来自体は良化傾向だと思われます。
緩めたところ、逆に消耗した感じもなく
力は十分に出し切れそう。

【アースソニック】
(14アイビスSD)
アースソニック14アイビス
(アイビスSD)
アースソニック15アイビス
同父のセイコーライコウよりはゆったりした
シルエットで短距離というよりは
もう少し距離があった方がいいかも。
出来に関しては安定しており、全体的に
引き締まってきた分、前走より良化が望めそうです。

【レンイングランド】
レンイングランド15アイビス
毛色を含めて今回の3頭の中では最もクロフネ産駒らしい
馬体。全体的に肉付きが薄く、力感という面では
不足していますが、引き締まってハリがあり、
状態はかなり良さそう。
太くなりやすい体型だと思われるので
このくらいの方が力は出せるかも。

【ヘニーハウンド】
(11NHKマイル)
ヘニーハウンド11NHK
(11函館SS)
ヘニーハウンド11函館SS
(アイビスSD)
ヘニーハウンド15アイビス
かなり間が空いた写真。
太く力強いクビ差しを上半身でしっかり
支えており、下半身とのバランスも取れて
毛ツヤも良好。腿の筋肉も引き上げられて
非常に良い出来でレースに臨めそうです。

【フレイムヘイロー】
(15CBC賞)
フレイムヘイロー15CBC
(アイビスSD)
フレイムヘイロー15アイビス
少し中間で緩めて絞り直した感じ。
腹回りがポッコリしてクビを上げて
バランスを取っている感じなのは
気になるところ。
毛ツヤが良く、体調には問題なさそうなので
最後にビシッと追えていれば・・・

【サフィロス】
サフィロス15アイビス
復帰戦になりますが、しっかりと鍛えられて
来た感じで前後の筋肉の力感は十分。
クビ差しから背中へのラインも良く、
かなり良い状態で戻って来れそうでうs。
若干立派過ぎるので本格的な良化は
叩いてからになりそうかと。

※写真は全て競馬ブックPHPTOパドックより

アイビスSD(枠順別実績)   担【けん♂】

アイビスSD(新潟1000m)はあえて言うまでもなく
国内唯一の直線競馬の重賞です。

新潟は開催が進むと内側が荒れてきて、極端に外伸びの馬場状態
変貌してきます。
関屋記念や新潟2歳Sなどでも大きく外に開いて、外ラチ沿いを通った馬が
とんでもない伸び脚を使って飛び込んでくるのをよく見かけますね(^^;

アイビスSDは元々は8月に行われていたレースだったわけで
05年までは荒れた内側を避ける意味もあって、各馬が外ラチ沿いに殺到。
完全に外枠有利なレースとなっていました。

06年以降は7月(5月末から一ヶ月半の芝養生を挟んでの開催)に
レースが移設されており、芝状態からすれば別に外伸びの馬場には
なっているわけではありません。

海外のレースを観てみても、直線競馬の場合はスタート後に
内か外かに極端に馬が寄って行くのが普通。
本来はスタート位置からゴールまで真っ直ぐ走るのが最短距離のはずですが、
(当然ですね^^;)何も頼りにするものがない状態で真っ直ぐ走らせる、
というのは非常に難しいようで、外ラチや内ラチに寄って行って
それを頼りに走らせる
、ということになるようです。

アイビスSDでも、どうしても内か外かに馬が寄って行く
という展開になりがち。

7月に移設されたことにより、外だけなく内にも分かれていくかと思いきや、
09年のように全馬が外に殺到することもあったりするわけで、
騎手の間のイメージ自体が「新潟直千は外に寄せた方が良い
ということになっているのかもしれません。
かと思うと11年は扇形に広がった感じになっている点を考えると・・・
今年はどうなるかは騎手のみぞ知る、ということになりそうです(爆)

ひとまず、過去のアイビスSD上位馬の枠順別の実績を
見ておきたいと思います。

アイビスSD上位馬の枠順
アイビス枠順
※P計→1着を3点、2着を2点、3着を1点として集計したポイント

結局のところ、開催が移設されてからも外枠は優勢、というデータ。

ただし、微妙に1~3枠から上位に入った馬の合計数は増えており、
内枠だからと言ってダメなわけではありません。
01年以来10年ぶりに2枠の馬が11年に勝利をおさめ、
昨年も勝利。12年の3着、13年の2着も2枠の馬が入っています。
今年も騎手次第で思い切って内に寄せることもあるかもしれないので
要注意だと思います。
ただし・・・今のところ1枠は08年に3着があるのみで非常に不調。

移設以降は4枠が死に枠」・・・3枠が一度、5枠は二度しか
来ていないわけで、内目の中ほどの枠は明らかに不調
能力の高い馬は不利を引っくり返すことが出来るかもしれませんが、
少し疑って見ておいた方が良さそうです。

移設以降の傾向としては

8枠≧7枠>6枠、2枠>>>5枠>>3枠、1枠>4枠

おおよそこんな感じでしょうか。
こだわり過ぎるのも危ないかもしれませんが、実績不足馬が
厳しい枠に入った場合は大きく割引いて考えてみたいと思います。

アイビスSD(過去の勝ち馬の馬体)   担【けん♂】

過去のアイビスSD(新潟1000m)の勝ち馬の馬体写真を並べてみました。

【セイコーライコウ】
(14アイビスSD)
セイコーライコウ14アイビス

【ハクサンムーン】
(13アイビスSD)
ハクサンムーン13アイビスSD

【パドトロワ】
(12アイビスSD)
パドトロワ12アイビスSD

【エーシンヴァーゴウ】
(11アイビスSD)
エーシンヴァーゴウ11アイビス

【ケイティラブ】
(10北九州記念)
ケイティラブ10北九州記念

【カノヤザクラ】
(09アイビスSD)
カノヤザクラ09アイビスSD

【カノヤザクラ】
(08アイビスSD)
カノヤザクラ08アイビスSD

【サンアディユ】
(07北九州記念)
サンアディユ07北九州記念

【サチノスイーティー】
(06セントウルS)
サチノスイーティー06セントウルS

※写真は全て競馬ブックPHOTOパドックより

カノヤザクラの連覇も含めて、全体的なシルエット
かなり似ている印象。

微妙に腰高、丸みを帯びつつも平た目のお尻、
前後のバランスが取れた立ち姿、胸前も分厚く、
クビは高からず、低からず・・・

腹回りがスッキリと絞り込まれているのも共通点ですが、
よく見ると上記の9つの写真中、3つまではアイビスSD出走前の
馬体写真ではありません
(爆)
レース時の馬体の出来に関しては確認出来なかった馬が多いんですよね・・・。

競馬ブックPHOTOパドックに掲載されている
アイビスSD出走予定馬の馬体写真リストは
例年微妙に少な目になっていることもありますが、
06年、07年、10年と勝ち馬の写真が抜けています
つまりそれだけ人気薄で注目されていない馬が激走している、
ということになります。
※ちなみに05年も写真がありません(爆)

今回は6頭の馬が掲載されていますが、もちろん今年も
写真がない馬にも注意したいところ。

おおよそのシルエットのイメージを頭に置きつつ、
今年の出走予定馬についても見ていきたいと思います。

POG馬出走結果(初勝利!)  担【けん♂】

わくわくドキドキPOG

*゚ロ゚)*゚ロ゚)*゚ロ゚)ノ~★祝ワントゥワン新馬勝ち!★~ヽ(゚ロ゚*(゚ロ゚*(゚ロ゚*

今期のけん♂厩舎のPOGがやっとのことで先週開幕(笑)

先陣を切ってデビューとなったワントゥワンが見事に初出走、初勝利!
いやー幸先の良いスタートとなってくれました(^^)g

【ワントゥワン:中京1400m】


少し出負けした感もあったスタートでしたが、内からスッと好位に取り付き、
4コーナーカーブでは前がふさがらないよう少しペースを落としつつ、
上手く外に出すと、直線では馬場の外目を通って馬群をあっさり抜き去ると
最後は後続を突き放して完勝のゴールイン!

チョコマカした走りで前脚や体全体の伸び、という面では微妙ですが
小脚が使える分、スピードに乗るのがスムーズで
余分な力が入っていない分、ジワジワと伸び続ける感じ。

上がり3ハロンの35.5は同日に行われた中京2歳Sの勝ち馬と同じ数字。
(中京2歳Sの最速は35.4)単純比較は出来ませんが
中京2歳Sの1400m通過タイムである1.23.7に比べて
ワントゥワンの勝ち時計は1.23.0と上回る・・・とまでは
いかずとも好勝負出来る内容として評価して良さそうです。

レース後のコメント
1着 ワントゥワン(藤岡佑騎手)
さすが、という感じですね。まだ走ることに前向きではなくて、ゲートを出てから
押してポジションを取りに行きました。折り合いも問題ありませんでしたし、
距離が延びても大丈夫です。思い出のある血統(母親のワンカラットに騎乗して重賞4勝)
で勝てて嬉しいです


(藤岡健一調教師)
走りますね。良馬場になってくれたのも良かったと思います。まだ馬体も小さいですし、
成長を促したいので、この後、夏場は休ませる予定です。距離が延びてもいいと思います


新潟2歳S辺りなら好勝負出来そうな感じもありますが、
調教師の言う通り、410kg台と極端に小柄な馬だけに
無理使いせずに、秋以降に向けて成長をうながすのは正解に
なってくれそうです。

うーん、成長してさらに良化してくれることに期待♪

藤岡佑騎手も上手く乗ってくれた印象なので、これからも母の分まで
息を合わせて頑張って貰いたいものです。

後に続く馬たちも頑張れ~

アイビスSD(各馬分析3)   担【けん♂】

アイビスSD(新潟1000m)出走予定馬の各馬分析、第2弾です。

ヘニーハウンド】牡7 56.0 (栗東) Henny Hughes×(Crusader Sword)
デビュー2戦目でファルコンSを制しましたが、その後は長く低迷。
昨秋にOPで久々の勝利を挙げ、重賞路線に参入したものの
掲示板に届かない成績続き。前走の韋駄天Sでは最速の上がりで
4着に食い込んでおり、直千競馬への適性は示しているので
タイミングと位置取り次第ではチャンスがあるかも。

ベルカント】牝4 54.0 (栗東) サクラバクシンオー×(ボストンハーバー)
ファンタジーS、フィリーズレビューを制し、短距離路線で
期待された馬ですが古馬相手に苦戦が続いています。
スプリンターズSでも5着に食い込んでいるので
状態次第ではチャンスがありそうですが、前走の取り消しの影響が
どう出るか。間隔が空くのはあまり良い感じではないので・・・。

マコトナワラタナ】牝6 54.0 (栗東) ファルブラヴ×(サンデーサイレンス)
短距離路線で長く頑張ってきており、昨秋に1600万下を勝利。
後方からになりがちなので、何も出来ずに大敗もあるものの
ハマればそれなりの脚を発揮。この春は好位からの脚質に
転換して結果が出せておらず、急な良化を期待するのは難しいかも。

リトルゲルダ】牝6 56.0 (栗東) Closing Argument×(Miss Buddha)
13年のアイビスSDで3着に入り、昨年は4着。
直千競馬が合うマッチェム系の系統の馬だけに適性に関しては
すでに証明済。昨秋に休養を挟んで香港に遠征した辺りから
調子を崩し、オーシャンS6着のあと高松宮記念16着、
距離オーバーのヴィクトリアマイルでも11着と連敗してしまいました。
56kgはかなり厳しいものの、増えた馬体を前走で絞り込んで
きているのでそろそろ良化があっても良さそうです。

ルベーゼドランジェ】牝5 54.0 (栗東) ゴールドアリュール×(Ogygian)
ダートを中心に使われてきており、芝では驀進特別の4着が最高位。
先行力を活かすタイプで直千競馬への適性は示していますが
1000万下で完敗した馬が重賞で、というのは難しそう。
年明けの大敗連敗から前走で立ち直っているので
状態に関しては問題なさそうです。

レンイングランド】牡3 53.0 (栗東) クロフネ×(サクラバクシンオー)
3連続二桁着順から前走の函館SSで3着に食い込んで復活傾向。
ダートもこなせるパワータイプで洋芝が合った感じです。
ハイペースになると後方からになるので、位置取り、仕掛けどころが
かなり影響しそうです。血統的には合いそうなので、今後に繋がる
レースが出来るか注目。

アイビスSD(各馬分析2)   担【けん♂】

アイビスSD(新潟1000m)出走予定馬の各馬分析、第2弾です。

サカジロロイヤル】牡7 56.0 (栗東) バゴ×(ブライアンズタイム)
短距離路線で長く頑張ってきており、昨秋の京阪杯で3着、
この春もOPを勝って年齢的な衰えは感じられません。
先行力があるので適性はありそうですが、前走の韋駄天Sでは
9着に敗れており、ここで急な変わり身があるかは疑問。

サフィロス】牡3 53.0 (美浦) キンシャサノキセキ×(Out of Place)
新馬戦2着の後、連勝でカンナSを勝ち、京王杯2歳Sでも2着と
健闘しましたが、その後長期休養、今回が復帰戦となります。
大きな怪我とか故障ではなかったようですが、ブランクが空いたのは
大きなマイナス材料。フジキセキの系統はアルティマトゥーレが
好走しているのでこなせる可能性はありますが、血統的にも
ここは合う感じではなさそうです。

シンボリディスコ】牡5 56.0 (美浦) アドマイヤマックス×(サクラバクシンオー)
マイル周辺でデビューしましたが、血統通り距離短縮で良化。
前々走の新潟直千でも2着と健闘しており、適性に関しては
問題なさそうです。前走では序盤からぶっ飛ばす展開の中、好位から
脚を伸ばしており、ハイペース適性が高い点もプラス材料。
SS系産駒として久々に踏ん張れるか注目。

セイコーライコウ】牡8 57.0 (美浦) クロフネ×(サンデーサイレンス)
昨年のアイビスSDを制覇。年が明けて8歳になりましたが
シルクロードS3着のあと、前走の函館SSでも4着と
踏ん張っており、衰えは少なそうですが、前々走で▲22kgと
馬体を落とした影響がどう出るか・・・。

ネロ】牡4 56.0 (栗東) ヨハネスブルグ×(サンデーサイレンス)
2歳時点で2勝を挙げてからかなり苦戦を強いられましたが
年明けに馬体を絞りつつ良化。この春には駿風Sを勝ち、
韋駄天Sでも2着と直千競馬への適性も示しています。
前走ではかなりのハイペースで逃げて粘って2着。
馬体を減らし過ぎた感が怖いですが、状態が維持出来ていれば
勝負になりそう。

フレイムヘイロー】せ7 56.0 (美浦) キングヘイロー×(Forty Niner)
6勝を挙げていますが、2、3着が一度もなく勝つか飛ぶか、という
極端な成績。前々走では韋駄天Sを好タイムで制しており、
年齢的な不安はあるものの、ハマれば好走の余地はありそう。
前年の例に続けるか・・・

続きます。

アイビスSD(各馬分析1)   担【けん♂】

アイビスSD(新潟1000m)出走予定馬について見ていきたいと思います。

アスコットシチー】牡6 56.0 (栗東) ケイムホーム×(サンデーサイレンス)
芝でデビューしましたが勝ち上がれずダートに転向。
昨夏に1600万下を勝ったものの、ここ5戦は連続二桁着順と
わかりやすく壁にぶつかってしまっています。
芝で先行出来たとして、ペースについていけるかは疑問。
特に近走では後方からになることも多いだけに・・・

アンゲネーム】せ7 56.0 (美浦) サクラバクシンオー×(Danehill)
昨年のアイビスSDで5着入りましたが、この春には障害に挑戦。
まったく結果が出せず、前走で再び新潟直千に挑みましたが8着に
敗れています。この設定では3勝を挙げており、適性に関しては
それなりのものがありそうですが、年齢的に昨年以上の内容は
期待しにくく、時計にも限界がありそう。

アースソニック】牡6 56.0 (栗東) クロフネ×(サクラユタカオー)
昨年のアイビスSDでは3着と健闘。
この春も同じ設定の韋駄天Sで3着に入り、前走の函館SSでは後方から
2着に入線。増えた馬体を絞り込んできており、状態が維持出来れば
ここでは実績上位となりそうです。衰えは感じられないので
あとは騎手と枠。

インヴォーク】牝4 54.0 (栗東) グラスワンダー×(サンデーサイレンス)
500万下で2着がありますが、実質的には未勝利戦の1勝のみの実績。
このところ馬体を増やしてきていますが結果には繋がらず
重賞でどうこう出来ると考える方が酷。
グラスワンダー産駒は晩成気味で、これから充実してくるかもしれませんが、
牡馬に活躍馬が偏っている点でも割引き。

エーシントップ】牡5 56.0 (栗東) Tale of the Cat×(Unbridled’s Song)
6戦5勝という好成績でNZTを勝ったまでは良かったものの、
その後はダートの1勝のみ。スローで先行したいタイプなので
直千競馬が合う感じはなく、前々走の韋駄天Sでも14着と大敗して
しまっています。血統的には合うタイプながら、現状ではスピード不足の感。

オースミイージー】牡7 56.0 (栗東) ハーツクライ×(アフリート)
芝ダート兼用で使われてきていますが、古馬になってからは
芝では未勝利・・・どころか全て二桁着順とふるいません。
後方からの脚質で直千競馬への適性にも疑問。
年齢的な面も含めて推せる材料が不足している印象。

続きます。

欧州中距離戦線の動向について  担【けん♂】

なかなか海外のレースにふれるタイミングがありませんでしたが
凱旋門賞と並んで欧州最大級の重要レース、
キングジョージ6世&クイーンエリザベスS(アスコット2400m)
終わったところで、このレースを含めて今年の欧州戦線について
ざっと見ておきたいと思います。

キングジョージ6世&クイーンエリザベスS


馬場の悪化により、回避馬が続出し結局7頭立て。
積極的に2番手の外から被せて進出したポストポンド
大外を伸びてきたイーグルトップ(デットーリ騎手)の追撃をしのいで戴冠しました。

勝ったポストポンドはドバウィ産駒
ドバウィはアルカジームに続き、今年仏ダービーを制したニューベイ、
パリ大賞典を勝ったエルプトと活躍馬をガンガン送り込んで
欧州の中心種牡馬となってきています。

ポストポンドはタタソールズGCでアルカジームの3着に敗れており
初のGⅠ制覇。2着のイーグルトップは前走のGⅡでポストポンドを3着に
抑えて2着だっただけに力関係的には本当に近い感じです。

大レースを勝ったことは賞賛されて然るべきですが、メンバーの質は
低調だっただけに秋に繋がるかは微妙かも。

パリ大賞典


凱旋門賞と同じロンシャン2400mで行われるレース。
こちらも6頭立てと少頭数になりましたが、直線で馬群の中から
力強く抜け出したエラプトが後続を完全に突き放して完勝!

上記のポストポンドと同じくドバウィ産駒
前走のGⅢ勝ちを含めてここまで4戦無敗とかなりの勢いを見せています。
ただし・・・こちらも相手関係は微妙。
上位馬との対戦でどうかは今後に注目。

エクリプスS


サンダウンパーク2000mで行わるこちらも非常に重要なレース。
5頭立てと超少頭数になった中、1.4倍の1番人気に推されたゴールデンホーン
今年の英ダービー馬。ここまで4戦無敗と今年の欧州最注目馬と言える馬です。

スタートで少し遅れたものの、内を掬ってすんなり先頭に立った
ゴールデンホーンはそのままレースを引っ張り、直線ではザグレイギャツビーに
迫られたものの、強烈な二枚腰で並ばせず、最後は突き放して5連勝達成

ザグレイギャツビーは昨秋にオーストラリア(昨年の英愛ダービー馬、
名牝ウィジャボードの仔)の連勝を阻んだ馬ですが、今期はタタソールズGCで
アルカジームに敗れて4着(3着のポストポンドとは1馬身半差)、
プリンスオブウェールズSでもフリーイーグルの2着に敗れており
欧州上位馬の力関係的には・・・微妙。
(日本から参戦したスピルバーグは6着)
ゴールデンホーンは完勝しているだけに、評価して良さそうですが
まだ楽観は出来ないかも。

ケープクロス産駒といえばシーザスターズが同じく英ダービー、
エクリプスSを制覇。
秋にはインターナショナルS、愛チャンピオンSに続き
凱旋門賞を制しているわけで、ゴールデンホーンがその偉業をどこまで
トレース出来るか注目したいですね。

ちなみに今年の英ダービーでゴールデンホーンに敗れて2着だった
ジャックホブスは愛ダービーを5馬身差で圧勝。

若い世代の勢いに比べると古馬は・・・ちょっと変わり映えのない感じ。
サンクルー大賞典を制したトレヴが凱旋門賞3連覇に向けて順調、
というくらいでしょうか。

日本からの参戦があるかはどうやら微妙な感じになってきていますが、
欧州中距離戦線の今後についても注目しておきたいと思います。

アイビスSD(年齢別実績)   担【けん♂】

アイビスSD(新潟1000m)の過去データ検証、第2弾です。

年齢別実績:アイビスSD(05年~)】
アイビス年齢

勝ち馬の数では2勝ということで微妙ですが3歳馬
出走頭数の割合からすればかなりの好成績。

実際、過去10年のデータの内、2回は出走自体がなかったわけで
実質8年でのデータということを考えれば相当優秀だと
考えて良さそうです。
特に斤量に恵まれる3歳牝馬はこのレースでは好成績を残しやすい
傾向が出ています。

4歳馬も優秀。3勝だけでなく、2着も3回と
3歳馬を上回ってトップ評価となっています。
こちらも出走のない年があり、出走頭数の割合からしても
非常に優秀。まずは出てきてくれれば・・・

出走頭数自体が多い5歳、6歳馬もかなり頑張っています。
11年は出走馬の約半数が5歳馬、03年は出走馬の半数以上が6歳馬。
確率的にも好走しやすいのは当然かもしれませんが、
12年は5歳馬が5頭出走し、その内3頭で1~3着を独占。
13年も2着に5歳馬が入っており、昨年は3、4着が5歳馬。
割合の問題以上に期待出来そうな印象です。

ただし若い馬が不在、という年もあるので少し割り引いてみるくらいで
良さそうですね。

7歳以上になると出走頭数自体がガクッと減ることもあってか
11年に4着、5着に7歳馬が入りましたが、その前は当分掲示板もない
成績となっていました。 13年も6着に7歳馬が入ったのが最先着。
過去にこのレースで実績のあるリピーターといった特殊な例以外は
見切ってもいいのではないかと考えていましたが
昨年とうとう7歳馬のセイコーライコウが勝利をおさめて
データを過去の傾向をひっくり返してしまいました。
ただし、4歳馬が不在の年でもあり、やはり例外的な扱いにしておいた方が
良さそうかと。

4歳≧3歳>5歳>6歳>>>>>>7歳以上

基本的には若い馬優勢、ということで考えて良さそうです。

性別実績】
アイビス性別

10年間で牝馬が7勝
出走頭数の割合から考えても圧倒的に優秀です。
勝率だけでなく、連対率、複勝率でも牡馬より優秀なだけに
牝馬優勢で考えておきたいですね。
ここ3年は牡馬が連勝していますが、牝馬の上位評価馬には
特に注目したいところ。

今年の出走予定馬

★8歳
セイコーライコウ

★7歳
アンネゲーム
オースミイージー
サカジロロイヤル
フレイムヘイロー
ヘニーハウンド

★6歳
アスコットシチー
アースソニック
マコトナワラタナ
リトルゲルダ

★5歳
エーシントップ
シンボリディスコ
ルベーゼドランジェ

★4歳
インヴォーグ
ネロ
ベルカント

★3歳
サフィロス
レンイングランド

昨年の覇者セイコーライコウは8歳・・・
実績上位のリトルゲルダも6歳となり、若い世代の台頭があるかどうかが
ポイントになりそうです。
久しぶりに若い馬の登録も多く、お達者クラブにならなくて一安心(笑)

アイビスSD(体重別実績)   担【けん♂】

アイビスSD(新潟1000m)の過去の条件の見直しを始めたいと思います。

体重別実績:アイビスSD(05年~)】
アイビス体重


480~500kgの馬が4勝、500kg以上の馬が3勝と分け合い、
ある程度馬格のある馬が好走してます。
ただし、2、3着となると460~480kgの馬が多く、
単純にデカイ馬有利、というわけではないようですね。

460kgを切ってしまうと例外的な激走しかなく、
さすがに割り引いて良さそう。
逆に520kgオーバーと言う馬は頭数が少ない割に
好成績を挙げている、と考えられます。

11年はエーシンヴァーゴウが460kgギリギリで勝利しましたが
その前の5年は連続して490kg以上の馬が勝っており、
12年は532kgのパドトロワが勝利。
13年は480kgのハクサンムーンが勝ちましたが、2着には牝馬ながら
500kgを超えるフォーエバーマークが入っていました。
昨年は12頭立てと頭数が少なく、482kgのセイコーライコウの2着に
3歳牝馬のフクノドリーム(474kg)が入線。
デカイ馬→中型馬、みたいな形になりやすいレースだと考えられますが
牝馬が優勢なだけに、あまり大きな馬がいない場合には
意識し過ぎない方がいいかもしれません。

実質斤量負担別実績
アイビス斤量

上記のデータを実質斤量負担別にまとめ直してみました。

12.5%以上の馬というのは11年に久しぶりに1頭いましたが、
やはり厳しいようです。※02年に3頭いましたが結果は出せていません。
基本的には滅多にいないと思われますので、もしいたら割り引く、
という感じで良さそうです。

12.0~12.5%の馬も出走頭数自体少な目ですが・・・
勝ち切れていません。
複勝率で見ると割り引く必要が無い程度ですが、
ヒモまでで考えた方がいいかもしれませんね。

11.0%以下の馬が6勝、11~11.5%までの馬が2着3回3着4回、
明らかに斤量負担は軽い方が有利、という傾向が出ています。

七夕賞や函館記念のようなハンデ戦だと斤量が軽いことが
実力不足も意味する場合があるので、一概に有利とはなりませんが
アイビスSDの場合は単純に

荷物(騎手)は軽い方がいい

という感じですね(^^)
同じくらいの評価の馬がいた場合には実質斤量負担を元に
上下を決めてみてもいいかもしれません。

色んな意味で鈍い   担【けん♂】

6月アタマに長年慣れ親しんだガラケーからスマホに変更。

ガラケーですら機能を使いこなせてなかった私からすればスマホは
とにかく????(爆)

あまりに使い勝手が悪過ぎて、変更当初はムカついて家に放置したまま
出掛ける始末。
携帯してない携帯電話なんてまったく意味ないんですが(笑)
そのくらいワケワカンナイ状態でした。
(もちろん、今も使いこなせてはいません)

で、操作を覚える一助に、という気持ちもあってとりあえず周りの連中がやってる
パズドラなんかも一緒に初めてみたわけですが、

・昔懐かしいガチャガチャ
・手に入れたモンスターを育てて合成する育成ゲーム
・難易度が高くなるダンジョン(RPG風)
・個人差が出るパズルゲーム


といったどれか一つとってもハマる要素となるようなモノを
上手く盛り込んでまとめた感じで、そりゃハマるわ、と納得(^^;

とりあえず、先日60日目のボーナスを貰った段階で
やっとランクは180まで到達。
ほぼ無課金なのでろくなモンスターがおらず、これからがしんどくなるようですが
・・・まぁボチボチ楽しんでいけたらいいと思っています。

とりあえず課題は「パズル力」なんですが・・・
こればっかりは慣れだけでなく、センスというか、感覚が必要ですね。

ドロップを動かしたときに、どんな盤面になるかを
頭の中で想像しなければいけないわけですが、
これがスッとわかる人とわからない人ではっきりと分かれてくると思われます。

私は残念ながら圧倒的に後者。

2、3手先までならまだしも、

「こうなって、あーなって、するとこれが落ちて、でこうなるから、
 この色をそろえて、ここでクルッと・・・」

わかるか!(#`Д´)ノノ┻┻;:'、・゙ドッセーイ!

テトリスとかぷよぷよといった過去のパズルゲームでもコンボとか出来ませんでしたが
あれは反射神経が鈍いだけでなく、単純に頭の回転が悪いのが要因だった模様です(笑)

言い訳ではありませんが、好みの問題も大きそう。
パズドラでも、よーく考えて、キッチリとパズルを組み立てて
最高の倍率を叩き出す、ということに燃えるタイプと
私のように適当に動かして偶然のラッキーで上手くコンボしてくれた、
ということに喜びを感じるタイプでは、目指すところが違うのは当たり前かと。

昔、会社の先輩と「鉄拳2」にハマったときも、コンボや必殺技を出す
練習をするのではなく、二人とも適当に(滅茶苦茶に?)ボタンを連打したり
レバー(十字キー)をガチャガチャして、「お!なんか凄い技出た!」という
楽しみ方をしていました。
もちろん、まったく再現性がないんですが(笑)逆にその再現性のなさというか
ラッキー感が楽しくて、あえて攻略も見ず、練習もせず・・・
なので当然上達もせず(爆)たまに格闘ゲームが得意な奴と対戦すると
わけわからんほどボコスコにされてしまうわけですが、
かといって、なにくそ!と頑張って極める方向にいくのではなく、

「ハンデとして右手の親指使用禁止!」

とかいって、泥仕合に持ち込む方にいくあたり・・・アホというか、
本格的な格闘ゲーム好きとはまるで違ってたな、と思います。

そういえばIQテストとかでも図形や立体を回転させると
印がどこに動くか、みたいな問題が出ていましたが・・・苦手でしたね(^^;

※IQテスト→ココ 
 (やっぱり図形に苦しみました・・・)

私の場合、数が数えられない(1行の文章に何文字あるかカウント出来ない、
脈拍とかも途中でわからなくなる)といったことも影響しているんでしょうか。

とりとめのない話になってしまいました(笑)
アイビスSDの考察を始めなくっちゃ・・・

アイビスSDの考察を始める前に   担【けん♂】

今週はクイーンSも行われますが、今年も個人的に好きな
アイビスSD(新潟1000m)を中心に考えていきたいと思います。

国内では唯一の直線競馬の重賞。
あっという間に決着がつく感じが・・・打ち上げ花火のように思えるのは
私だけでしょうか(^^;
正に夏の風物詩、しっかり楽しんでいきたいですね♪

通常どおり考察に入る前に、大まかにレースの特徴(これまでの傾向)
についてふれておきます。

1)牝馬が絡みやすい
2)決着タイムは53秒台~54秒前半(雨の場合は例外)
3)若い馬に好走が多い(上限6歳)
4)基本的には軽斤量の馬が優位(大型馬優位)
5)先行馬優位(400m通過22秒台が基準)
6)騎手データ重視(調子が良い騎手にも注目)
7)内か外に寄った枠が有利(どちらかと言えば外枠有利)
8)ノーザンダンサーの血が重要(サンデーサイレンスは×)
9)末脚の爆発力のあるレース巧者に注意(リピーターが多い)
10)格はあまり関係ない(繰り上がり馬でも好走可)
11)休養明けは大きく割引


1)について・・・
過去の実績を見てみると毎年必ず3着以内に牝馬が入っています。
過去14年で牝馬が9勝、昨年のセイコーライコウを含め
牡馬が3連勝していますがその前はカルストンライトオ(2回)だけ
06年は1~3着を全て牝馬が独占、12年も3着は牝馬となっており、
13年も2、3着は牝馬でしたし、昨年も2、4着は牝馬となっていました。

2)について・・・
新潟1000mについて過去の歴代走破タイムを調べてみると
速い方から6番目までをアイビスSDが独占。
この条件の中では最高峰の位置づけであることがわかります。
スピードに特化した馬を狙いたいですね。
ただし、雨が降りやすい時期だけに09年のように重馬場になると
例外的なレースになってきます。

3)について・・・
基本的に3歳~5歳が強いレース。
昨年は1頭だけいた3歳馬が2着に入りましたが、4歳馬が不在という
偏った構成になり、7歳馬が勝利。
3、4着は5歳馬が占めており、かなり例外的な結果だと考えて
良さそうですが、若い馬が極端に少ない場合は高齢馬にも
出番があるのかもしれません。
13年は3歳馬が不在。2頭しかいなかった4歳馬が1、3着に入り
2着も5歳馬と若い馬優勢の傾向がはっきり出ていました。
12年は3歳馬は3頭いましたが、4歳馬が1頭しかおらず、
比較的若い5歳馬が1~3着を独占。(3歳馬が4着に入線)
11年も3歳馬も4歳馬もそれぞれ1頭しかいない、という中で
しっかりと4歳馬が勝利。2着には5歳馬が入りましたが
若い世代が少ない影響もあってか6歳馬が3着に突っ込みました。
10年は3歳、4歳が不在という特殊なメンバー構成になったため
中では若いことになる5、6歳馬で複勝圏を独占。
09年は4、5歳で決まりましたが、3歳馬は連覇に続いて近年も活躍が目立ちます。
逆に高齢の馬はかなり割り引いて考える必要がありそうです。
6歳までがギリギリ及第点でしょうか。

4)について・・・
これは1)にも通じることですが軽斤量馬の好走がかなり見受けられます。
特に3歳牝馬の51kgというのはかなり有利な条件と考えて良さそうです。
実質斤量負担に直すと12%を超える馬は危険ゾーン。
つまり大型馬は相対的に優位になります。
当日の増減もあるので難しい面がありますが、通常の重賞よりも
シビアに負担が結果につながるレースだと考えておきたいですね。
12年にこのレースを制したパドトロワは13年、14年と
トップハンデの59kgを背負って惨敗。
馬格があるので負担としては問題ない範囲でしたので
まずは単純に酷斤量はアウト、と考えてもいいかもしれません。

5)について・・・
これまでの上位馬の脚質は 

先行 25頭
好位  7頭
中後  5頭
後方  5頭

となっており、極端に先行脚質の馬が優位です。
基準は400m通過タイムが22.9以下のレースで先行して
勝った経験のある馬。
本番では22秒を切ってくるので出来れば22秒台前半の経験があればベスト。
スタートダッシュ能力は重要視したいところです。

6)について・・・
真っ直ぐな競馬場なので腕力重視(笑)というか、慣れも大きく影響するようなので
騎手の新潟1000m実績はちゃんと見ておきたいところだと思います。
調子が良い騎手にも注目。

7)について・・・
07年までは1枠、3枠、08年までは6枠が死に枠でした。
そんな考察をしたら6枠の馬が3年連続で飛び込んできた辺り・・・
センスがないですね(爆)
スタート後に内と外にグーっと寄って行く形になったときには
中ほどの枠は不利になりがち。
※場合によっては全部が外に寄って行くこともあります。

ただし、開催時期が変更になった影響もあってか、
11年は扇形に広がった形のレースになるなど傾向が変わってきている印象です。
騎手の性質、思惑なども関わってきそうですし・・・
あまり意識し過ぎない方がいいかもしれません。
12年は傾向どおり1、2着が8枠の馬、3、4着が2枠の馬で決まっており、
13年も1、3着が7枠、4着馬も8枠、2着に2枠の馬と過去の例を
踏襲した結果になっていました。
昨年は12頭立てと頭数が少なくなってしまいましたが、
2枠、7枠、7枠と傾向通りの結果に終わっています。

8)について・・・
あくまで参考程度ですがノーザンダンサーが血統表の中にいない馬は
過去14年で4頭しか上位に来たことがありません。
まぁ・・・ほとんどの馬に入っている血統なのであまり気にしなくいいかも(爆)
逆にサンデーサイレンスの血が入っている馬は極端に不調です。
実績上位のアルティマトゥーレが09年に3着に入ったことがあるだけ。
それもこのときは重馬場で決着タイムが56秒台と極端に遅い年だったわけで
良馬場で速い決着になりそうなときには大きく割り引いて見て良さそうです。
逆にこのレースで極端に結果を出しているマッチェム系の血統がもしいれば大注目。

9)について・・・
後方の馬は非常に買いにくいわけですが、末脚の能力と順位とは
高い相関関係があるので極端にキレる馬については注意が必要だと考えられます。
スタートが遅いアポロドルチェは3着、2着、4着と連続好走しており、
末脚に偏っていながらも好走してくるリピーターには要注意
11年に最速の上がりで勝ったエーシンヴァーゴウは12年も3着に
入っています。

10)について・・・
13年、12年、11年とそれなりに実績がある馬が上位を占めましたが、
10年の勝ち馬ケイティラブは1600万下で惨敗していた馬。
3着のマルブツイースターは古馬になって一切好走がなかった馬でした。
昨年は3着のアースソニックこそ重賞勝ち馬でしたが、
勝ち馬のセイコーライコウは重賞での好走ゼロ、フクノドリームは
3歳馬なので実績が足りないのは仕方ないにしても中央では2歳秋の
すずらん賞以来の好走。
このレースでのみ好走した、という馬は過去にも多くいるだけに
格や調子はあまり関係ない、と考えた方がいいかもしれません。

11)について・・・
順調に使われてきている、というのはかなり重要なポイント。
適性、能力は十分だと思われたクーヴェルチュールや
サープラスシンガーが間をあけて凡走した、などの例があり、
注意したいと思います。

ひとまず、上記に挙げた条件を検証しつつ、今年のメンバーについて
じっくり見ていきたいと思います(^^)

中京記念回顧   担【けん♂】

中途半端な考察のまま突っ込んでしまった中京記念が終わりました。

まだ今回がこの設定になってから4回目。
過去のデータは蓄積中な上に、そもそも中京コース自体が非常に難解。
急坂を乗り越えた長い直線で前の馬と後ろの馬がちょうど
並んだくらいがゴールラインになりがちで、時期や天候によって
内外の馬場差も出やすいコース設定。
ほんのちょっとしたサジ加減でガラリと結果が変わってしまう印象で
まさに・・・当てモノになりやすい、と言い訳(爆)
要は超苦手、ってことなんですけど(T_T)

予想は→ココ

結果は・・・

1着 スマートオリオン  1.33.4  上がり35.1
2着 アルマディヴァン   クビ
3着 ダローネガ

8着〇レッドアリオン
16◎メイケイペガスター

※全着順は→ココ

はいはい、爆死、爆死(笑)

内から掬ってハナに立ったカレンブラックヒルを外から
引っ掛かってかわして行ったメイケイペガスターが
レースを引っ張る展開。
(まぁこの時点で予想が外れたことは確信:涙)

合わせて上がって行ったエールブリーズが続き、
カレンブラックヒル、スマートオリオン、ネオウィズダムが
好位を形成。オリービン、ミッキードリーム、カオスモス、
内にトーセンレーヴ、続いてオツウが中段。

控えてアルマディヴァン、ダローネガ、レッドアリオン、
ゴールドベル。遅れてアルバタックス、最後方に離れて
ナリタスーパーワンという態勢。

12.5-11.2-11.0-11.7-11.8-11.4-11.6-12.2
前半800m 46.4
後半800m 47.0

【ラップ比較:中京記念】
中京記念ラップ

スタートからゆったりとペースを落とす展開になった
12年、14年に対し、今年は13年と同様、
前半が速く、中盤に緩みが少ない展開。
前半800mのラップ計(46.4)は過去3年と比べても
最速ペースとなっています。

4コーナー手前ですでに余力を失ったメイケイペガスターは
外から被せられ、内から掬われて失速。

前が横並びになったところからスマートオリオンが
カレンブラックヒル、エールブリーズ、カオスモスを競り落として
グイッと抜け出し、後続の追撃を振り切ってゴールイン!

その後ろを進んでいたアルマディヴァンが最後に一伸びして
2着に飛び込み、外を押し寄せた馬の波の中で
ダローネガが3着に入線。
最後はクビ、クビ、クビ、クビ、クビ、ハナと大接戦。
(この部分の予想、というか想像は当たりました:爆)

前に厳しい流れの中で前で残ったスマートオリオン、
エールブリーズ(4着)はそれなりに評価出来ますが
かといって圧倒的な強さではなく、今回は上手く残った、
という感じかも。
次につながる、というかこれからのマイル路線で
どうかといえば・・・まだ微妙な評価、としておきたいと思います。

★レース後のコメント
1着 スマートオリオン(M.デムーロ騎手)
「真面目な馬で、以前自分が乗ったときには1200mで勝って、
前走は1400mで勝って、今日は1600mでも勝ってくれましたね。
いいポジションがとれましたし、すごくがんばってくれました。
強かったです」

2着 アルマディヴァン(藤岡佑介騎手)
「1回乗っていいイメージがありましたし、道中もタメをきかせて、
4コーナーでもいいところを回ってこられました。欲を言えば、
直線もう少し進路を早く確保できていれば、もっと早くエンジンを
かけられたはずです。ただ、これからこのメンバー相手でも
十分いい競馬ができると思います」

3着 ダローネガ(浜中俊騎手)
「バテずにジリジリと伸びています。よく来ていますが、
今日のような馬場はよくないのかもしれません」

5着 カオスモス(福永祐一騎手)
「荒れた馬場も上手に走っていましたが、残り100mで止まりました。
1400mの馬なのでしょうか......」

6着 アルバタックス(武豊騎手)
「折り合いを最優先にレースを進めました。よく伸びていますが、
最後の50mでにぶりました」

7着 カレンブラックヒル(秋山真一郎騎手)
「道中はいつも通りの感じでした。最後はハンデを背負っている分、
伸びなかった印象です」

8着 レッドアリオン(川須栄彦騎手)
「競馬の前は、今まででいちばん落ち着いていました。ゲートを出て、
一歩目がちょっと遅かったのですが、リズムよく走っていました。
ただ、最後の坂をのぼったところで伸びがにぶってしまいました」

15着 オリービン(小牧太騎手)
「勝ち馬の後ろの位置につけられましたが、4コーナーで、
もまれ弱いのか怯んでしまって、そこで手応えがなくなりました。
メンタル面が強くならないといけないですね」

4歳馬の登録がない中、5歳→5歳→6歳という決着。
3着に入ったダローネガは前走で勝っており
今回は3番人気と高評価だったわけで、過去の傾向どおり
5歳馬中心で6歳馬はかなり絞って考えて良さそうです。

馬体重、斤量、及び実質斤量負担は

1着 504kg 57kg 11.3%
2着 486kg 52kg 10.7%
3着 494kg 55kg 11.1%

牡馬は480kg以上、牝馬は460kg以上
という過去の条件はしっかりと適合。
小柄な馬や実質的な負担の厳しい馬は割り引きが
必要だと考えられます。

実績に関しては・・・2着にドサ穴のアルマディヴァンが
入ったことでかなりわけがわからなくなりましたが(爆)
中京実績や東京1400m、東京1600mコースとの
リンクは考えておいた方が良さそうです。

うーん、さらに混迷の度を深めた気もしますが
来年こそは・・・というほど手応えはないんですが(涙)
なんとか頑張りたいですね。

中京記念まとまらない予想   担【けん♂】

週明けにはまた台風がくるという話ですが、ひとまず
土曜の大阪は日差しが照りつける夏らしい好天。

出勤途中にふと気づきましたが・・・
今年はまだほとんど汗をかいた記憶がありません。
もちろん、日常的に寝汗なんかは誰でもかいているらしいですし
風呂上がりとかは別にして(爆)夏の暑さに「うわー」と
汗をかいた、なんてことがないですね。
普段、冷房の効いたところから動いてないので
また汗腺が塞がってしまいそうです。

また中途半端な状態で週末に突入してしまいましたが
中京記念(中京1600m)についてまとめていきたいと思います。

上位実績馬は近走不調、もしくは近走の内容に疑問。
かといって他に期待出来るうまがいるかというと・・・(爆)

【これまでの考察】
展開分析→ココ
傾向と対策→ココ
各馬分析1→ココ
各馬分析2→ココ
各馬分析3→ココ
過去の上位馬の馬体→ココ
出走馬のレベルについて→ココ
馬体について→ココ
斤量負担分析→ココ

基本的には外を回してスムーズに外に出せる差し馬が優勢。
ペースにもよるので非常に微妙なサジ加減になりそうですが
外目の枠からすんなり行ける馬を狙ってみたいと思います。

【今回の予想】
◎メイケイペガスター
〇レッドアリオン

うーん、またしても買いたい馬が見当たらない・・・。
ダイワメジャー産駒は合いそうな気がしますが
実績の割に過剰人気気味な気もするわけで(T_T)

メイケイペガスターは能力を発揮出来れば
重賞クラスの力は十分にありそう。
昨年のサダムパテックに続いてフジキセキ産駒の
連覇に期待してみたいと思います。
今回は外を回って自動的に仕掛け遅れそうなのが
逆にプラスに働いてくれれば・・・

レッドアリオンが勝った読売MCはスロー気味で
低調ではありましたが、それでもやはり直近に
重賞を勝っているのであれば、今回の中では
実力上位評価出来そう。
外の馬場の良いところを通れたら末脚も活かせそうかと。
無理に前に寄せて行ってしまうと危険かも。

遅くなった割に煮詰まらない予想ですが
なんとかハマることに期待♪

POG馬出走!(名コンビに!)  担【けん♂】

【わくわくドキドキPOG】
開幕してから2ヶ月が終わろうとしているところですが
やっとのことで、けん♂厩舎も開幕戦を迎えることになりました。

すでに3勝を挙げている厩舎が2つとスタートダッシュで
差をつけられていますが、まぁこれは想定の範囲内。
秋以降・・・いや昨年の例でいえば来年の年明けから
なんとか攻勢に出られたら、という感じでしょうか(^^;

もちろん、早期デビュー馬に活躍して貰えたら
それはそれで大きなプラス材料。
さて秋までにどこまで・・・

・新馬戦(中京1400m) ワントゥワン  藤岡佑

ワントゥワン】牝 ディープインパクト×(ファルブラヴ)


母のワンカラットは藤岡佑騎手とのコンビで
フィリーズレビュー、函館SS、キーンランドC、
オーシャンSと重賞を4勝した活躍牝馬。

藤岡佑騎手の思い入れも深く、トークショーでのインタビューで
「印象に残っている馬は?」という質問に対し、

好きな馬はでもいいですか?ワンカラットです。
ワンカラットは爪が弱く必ずレース後痛くてボロボロになって
脚を引きずっていて、それでも常に頑張る馬。
去年、妊娠中にお腹の中で子供が暴れて胎盤傷ついて、
子どもを産んで亡くなったですけど、絶命の危機の中、
それでも生まれた子供にお乳を飲ませようとしていたと聞きました。
そういうのもあって思い入れもあるので、子どもには是非乗ってみたい。


というコメントがあったそうです。

ワントゥワンに対する思い入れも相当深いと思われます。
是非、母が届かなかったクラシックに向けて
いいコンビを組んでいって貰いたいものですね。

母父ファルブラヴのディープインパクト産駒といえば
ハープスターがいますが、ハープスターも中京1400mを
圧勝デビューしていたわけで、ワントゥワンも
なんとか後に続けるよう頑張れ~♪

中京記念(斤量負担分析)   担【けん♂】

中京記念(中京1600m)についてもう少し見ておきたいと思います。

【実質斤量負担】
中京記念斤量負担

まだこの設定では3回しか行われていないので傾向を見るにはデータ不足ですが
ひとまず、馬体重については

・牡馬 480kg以上
・牝馬 460kg以上

というラインが出てきています。

今回の出走馬は極端に小柄な馬は少なく、480kgを切っている
・カレンブラックヒル
・オリービン
・ナリタスーパーワン
・ゴールドベル

この4頭についても当日の変動次第で480kgを超えてくる
可能性のある馬ばかり。
あまり意識して切る材料にする必要はなさそうです。

ただし、トップハンデを背負うカレンブラックヒルに関しては
実質斤量負担が12.2%と、ここ3年の好走域(12.0%以下)を
オーバーしてしまっているのはマイナス材料。
果たして壁を乗り越えられるかにも注目したいところです。

斤量面では・・・
前走で勝っているのに斤量が減っているダローネガが推せる馬となります。
あとは勝っているところから斤量据え置きのゴールドベル、
好走しているところから斤量が減っているトーセンレーヴ、
オリービン辺りに注目。

パワーの要る馬場状態になる公算が高いので、馬格、実質斤量負担に関しても
ある程度意識して考えたいと思います。

函館2歳S(簡単評価)   担【けん♂】

【アルマククナ】牝2 54.0 (美浦) マイネルラヴ×(ステイゴールド)
新馬戦(函館1000m)58.0 35.1⇔34.4

【オデュッセウス】牡2 54.0 (美浦) ファルブラヴ×(スペシャルウィーク)
新馬戦(函館1200m)1.10.0 34.5⇔35.5
同日に行われた古馬との比較 3歳未勝利 1.09.4 タイム差0.6

【コスモフレンチ】牡2 54.0 (美浦) フレンチデピュティ×(ブラックタキシード)
未勝利戦(函館1200m)1.12.0 36.0⇔36.0
同日に行われた古馬との比較 3歳未勝利 1.10.8 タイム差1.2

【コラッジョーゾ】牡2 54.0 (栗東) シンボリクリスエス×(ハウスバスター)
新馬戦(函館D1000m)1.01.3 36.0⇔37.1
同日に行われた古馬との比較 3歳未勝利 59.3 タイム差2.0

【シャドウアプローチ】牡2 54.0 (栗東) ジャングルポケット×(フレンチデピュティ)
未勝利戦(函館1200m)1.10.6 34.7⇔35.9
翌日に行われた古馬との比較 3歳未勝利 1.09.8 タイム差0.8

【スノードリーム】牝2 54.0 (栗東) スウェプトオーヴァーボード×(サンデーサイレンス)
新馬戦(函館1200m)1.12.0 36.8⇔35.2 ※4着
同日に行われた古馬との比較 3歳未勝利 1.09.8 タイム差2.2

【ドナルチア】牝2 54.0 (栗東) Malibu Moon×(Mutakddim)
新馬戦(函館1200m)1.10.9 35.6⇔35.3
同日に行われた古馬との比較 3歳未勝利 1.09.7 タイム差1.2

【ヒルダ】牝2 54.0 (美浦) ダイワメジャー×(Johannesburg)
新馬戦(函館1200m)1.11.5 36.9⇔34.6
同日に行われた古馬との比較 3歳未勝利 1.09.8 タイム差1.7

【ブランボヌール】牝2 54.0 (栗東) ディープインパクト×(サクラバクシンオー)
新馬戦(函館1200m)1.10.5 34.8⇔35.7
同日に行われた古馬との比較 3歳未勝利 1.10.3 タイム差0.2

【ペイシャオトメ】牝2 54.0 (美浦) ファスリエフ×(フジキセキ)
新馬戦(函館D1000m)1.01.0 35.4⇔37.3
翌日に行われた古馬との比較 3歳未勝利 59.4 タイム差1.6

【マコトルーメン】牡2 54.0 (美浦) ダイワメジャー×(タマモクロス)
新馬戦(函館1200m)1.11.4 36.3⇔35.1
同日に行われた古馬との比較 3歳未勝利 1.10.5 タイム差0.9

【メジェルダ】牝2 54.0 (栗東) ディープインパクト×(フレンチデピュティ)
未勝利戦(函館1200m)1.10.2 34.8⇔35.4
同日に行われた古馬との比較 3歳未勝利 1.10.2 タイム差0.0

【メジャータイフーン】牝2 54.0 (美浦) ダイワメジャー×(Fasliyev)
新馬戦(函館1200m)1.11.4 36.9⇔34.5
同日に行われた古馬との比較 3歳未勝利 1.10.2 タイム差1.2

【ラッキーボックス】牝2 54.0 (美浦) ディープスカイ×(Spectrum)
新馬戦(福島1200m)1.09.3 35.0⇔34.3
同日に行われた古馬との比較 3歳未勝利 1.08.6 タイム差0.7

【レディトリス】牝2 54.0 (美浦) エンパイアメーカー×(サンデーサイレンス)
新馬戦(函館1000m)54.0 34.5⇔34.6


とりあえず函館2歳S(函館1200m)出走予定馬について
内容を簡単にチェックしてみましたが、まずは時計の面で
前半600mを34秒台で通過している馬は・・・

・オデュッセウス
・シャドウアプローチ
・ブランボヌール
・メジェルダ
・レディトリス※

レディトリスは1000mのレースで、少し離れて追走していたので
実質的にはもう少しペースが遅かったかも。
あとは福島ながら35.0で通過しているラッキーボックスが一応及第点。

古馬(3歳未勝利)の時計を上回った馬はいませんが、メジェルダのタイム差0.0、
ブランボヌールの0.2というのはそれなりに高く評価して良さそうです。
オデュッセウス、シャドウアプローチはペース自体は評価出来ても
最後に脚が鈍って時計が遅くなっていることを示しているわけで
レースレベルが上がった場合の対応力には疑問があるかもしれません。

血統面では上記のメジェルダ、ブランボヌールはどちらも
ディープインパクト産駒と本来SS系を割り引くこのレースでは不安。
ただし、母父がサクラバクシンオー、フレンチデピュティ、ということで
母系の血が上手く作用しているのであれば・・・という感じでしょうか。
オデュッセウスは函館で活躍するファルブラヴの産駒ということで
血統面ではプラス評価。
レディトリスもミスプロ系ということで評価しておきたいと思います。

まだ1走、2走くらいしかしていない馬のレースなので
叩いての変わり身も十分にあり得る話ですし、
いい意味でも悪い意味でも安定感は皆無。
ダートからの転向となる馬なんかはそれこそ、走ってみないと
わからないわけで(爆)最終的には「えいやー!」になってしまいます。

予想という形ではまとめませんが、ひとまず過去の傾向からすると
・ブランボヌール
・メジェルダ
・オデュッセウス
・レディトリス

この辺りが有力視出来そうかと(^^;
当たるも八卦、当たらぬも八卦・・・
そればっかりか!オラァ(p゚ロ゚)==p)`д)スイマセン

中京記念(馬体について)   担【けん♂】

中京記念(中京1600m)出走予定馬の馬体について
見ておきたいと思います。

間隔が空いていない写真になっているのは・・・レッドアリオンのみ。
あとは間が空き過ぎて直近の変化がわからず、参考程度と
なってしまっています。
要は・・・直近の上位レースで結果を出している馬が
それだけ不在、ということになるわけで・・・(T_T)

【トーセンレーヴ】
(13京都金杯)
トーセンレーヴ13京都金杯
(14京都金杯)
トーセンレーヴ14京都金杯
(中京記念)
トーセンレーヴ15中京記念
休養明けということもあって腹回りは少々
立派な感じがありますが、パンッと張っており
太目感よりは力感がある点を評価。
前後の筋肉の充実度は高く、筋肉の引き上げも
出来ており、立ち姿のバランスもとれています。
良い状態でレースに臨めそう。

【レッドアリオン】
(14読売MC)
レッドアリオン14読売MC
(15安田記念)
レッドアリオン15安田記念
(中京記念)
レッドアリオン15中京記念
一旦緩めて絞り直している感じ。
少しボワッとしている気もしますが筋肉の
充実度は高く、クビ差しも低く保てており
バランスも良化傾向。
腿の引き上げも出来ており、力は十分に
出せそうな仕上がり。

【オリービン】
(12NHKマイル)
オリービン12NHK
(中京記念)
オリービン15中京記念
3歳時点との比較になります。
骨格が完成して筋肉の充実度もアップ。
太いクビ差しを厚みのある上半身で
支えており、前後のバランスも取れています。
背中へのラインがちょっとスムーズでは
ない感じですが、現時点の力は出せそう。

【ダローネガ】
(11新潟2歳S)
ダローネガ11新潟2歳S
(11朝日杯FS)
ダローネガ11朝日杯
(中京記念)
ダローネガ15中京記念
2歳時点の写真との比較。
おおよそのラインはそのままですが
やはり骨格がしっかりした分、筋肉の搭載量が
違ってきている印象。
これといって強調点はないものの
前後の筋肉の充実度は高く、シルエットの
崩れもなし。もうひと絞り出来そうでは
ありますが、全体的に出来は良好。

【スマートオリオン】
(14函館SS)
スマートオリオン14函館SS
(14キーンランドC)
スマートオリオン14キーンランド
(中京記念)
スマートオリオン15中京記念
バランスは崩れていないものの、
皮膚感が緩く、光の加減はあるものの
力感不足な印象。
少し疲れが出ているのかも。
垂れた感じはないので、ギリギリなんとか・・・

※写真は全て競馬ブックPHOTOパドックより

函館2歳S(傾向と対策)  担【けん♂】

函館2歳S好走のポイント
・新馬戦(未勝利戦)で前半34秒台の経験が必要(35秒台前半なら余裕の圧勝)
・3歳未勝利戦とのタイム差チェック(上回れば超有力)
・注目血統はノーザンダンサー系、ミスプロ系。SS系は大幅割引き
 特にストームキャット、フレンチデピュティ、エンドスウィープに注目
・東京コース経験馬は狙い目


過去の函館2歳S(札幌開催を除く)の前後半のペースと上位馬の
4コーナーでの位置取りを見てみると

             1着→2着→3着
14年 34.1⇔36.1  1→ 6→ 3(番手)
13年 33.7⇔35.9  2→ 3→ 6
12年 34.1⇔36.3 11→11→ 2
11年 34.1⇔36.7  3→ 6→ 6
10年 35.0⇔36.2  5→ 2→ 5
08年 33.6⇔37.1 10→ 8→14
07年 35.8⇔38.0  2→10→10    ※重馬場
06年 34.2⇔36.1  4→ 1→ 2
05年 34.1⇔36.6  3→ 3→ 2
04年 34.3⇔36.1  2→ 2→ 2
03年 34.9⇔37.3  4→ 2→10    ※稍重
02年 34.2⇔37.3  2→ 1→ 7
01年 34.0⇔37.1  5→ 2→ 5

基本的には前半600mは34秒台で通過。
低調な年はそのペースで前の馬の脚が鈍って差し馬で決まることもありますが、
しっかりとペースに対応して先行、好位から押し切って決まる、というのが
おおよその例年のパターンとなっています。
13年は久々に33秒台に突入しましたが前でクリスマスが押し切る
強い競馬を見せていました。ペースが速過ぎて差し馬も脚が鈍った感じ?
2着は離されながら前残り、3着は差してまったく届かずの完敗入線。

ということでまず、新馬戦(未勝利戦)の前半のペースに注目。
まだまだ手探りの時期なので、スローで押し切って勝った馬も多いわけですが、
函館2歳Sは重賞だけあって、上記のように一気にペースアップする傾向が出ています。
もちろん、スローで勝ってきた馬も余力十分だったこともあり得るわけですが、
基本的には前半600mを34秒台以下で押し切った馬が有力。
35秒台で通過した場合(せめて35秒台前半まで?)は
かなり余裕の圧勝が必要、と考えられます。

あとは函館は特に時期によって芝の重さが違うので、単純な走破時計ではなく
同日(近い時期)に走った3歳未勝利戦とのタイム差が目安になってきます。
古馬を上回る時計を叩き出している馬は特に要注目。

血統面ではサクラバクシンオー産駒がいなくなった今は
我慢が利くノーザンダンサー系、ミスプロ系が有力。
切れ味が武器のSS系産駒は大幅に割り引いて考えたいところです。

函館での実績が重要になっていますが、近年の傾向として
東京の新馬戦(1400m)を勝って臨んでくる馬には注目しておいた方が良さそうです。
タフな競馬になりやすいのでスタミナが直結する感じでしょうか。

条件を満たす馬は意外に多かったりする場合もありますが
出走馬が決まり次第、簡単に絞り込んでみたいと思います。

中京記念(出走馬のレベルについて)  担【けん♂】

中京記念(中京1600m)の手掛かり探し、ということで
まずは出走馬のレベルについて、斤量面から見てみると・・・

★平均斤量
・12年 56.4
・13年 55.3
・14年 55.5
・15年 55.5(見込み)

★トップハンデ
・12年 58.0(3頭)
・13年 58.0(1頭)※
・14年 58.0(1頭)
・15年 58.5(1頭:見込み)

※牝馬は+2kgでカウントしています。
 13年の実質的なトップハンデは牝馬のドナウブルーの56kg

あくまで目安ですが、平均斤量からすると初年度の12年の平均斤量が
最も重くなっており、レベル的には高かった感じに見えます。
とはいえ、重賞勝ちがないトライアンフマーチ、ダートで活躍していた
ダノンカモン、マイルCS2着があるとはいえ1年以上も好走歴がなかった
ダノンヨーヨーが58kgを背負っていたことを考えると・・・
ちょっと見込まれ過ぎていた感じも否めません。

結局、2番手評価の57kgでフラガラッハが勝ち、2着には
重賞勝ちがあるショウリュウムーンが54kgで入線。
3着にはトップハンデタイのトライアンフマーチが入り、
素直に実績馬優勢の結果になった印象です。

13年は57kgを背負った馬が4頭いましたが、
実質的には56kgを背負った牝馬のドナウブルーがトップハンデ。
結局、1~3着を57kgの馬が占め、ドナウブルーも4着と
実績を評価された馬が上位を独占する結果となりました。

58kgを背負った牡馬がいなかったこともあって平均斤量は
前年よりも1kgも軽くなっていましたが、実質的には差を感じる
メンバー構成ではなかった気がします。

14年はGⅠ馬のサダムパテックが58kgでトップハンデ。
続いて57.5kgを背負う馬が3頭。
クラレント、ダイワマッジョーレは重賞勝ちがある実績馬の上に
まだ5歳と勢いがありましたし、フラガラッハは7歳馬ながら
このレースを連覇している馬でした。
平均斤量は12年には及ばないものの、上位メンバーの質を考えると
ここ3年で最もレベルが高いメンバー構成になった、という印象でした。
結局、トップハンデのサダムパテックが勝ち、2着は56kgながら
リピーター(前年2着)のミッキードリーム。
3着は重賞未勝利ながら56kgと少し見込まれた感があった
マジェスティハーツが入り、57.5kg組は失速。
実質斤量負担や年齢を考えると・・・致し方なかったのかもしれません。


で、今年は・・・GⅠ馬カレンブラックヒルが58.5kgでトップハンデ、
57.5kgのレッドアリオンが続いており、トーセンレーヴ、
スマートオリオンが57kgとなっています。
平均斤量は55.5kg(見込み)と昨年と変わりませんが
カレンブラックヒルは小倉大賞典以外はかなり酷い成績になっていますし、
トーセンレーヴは休養明けの上に近走不調。
スマートオリオンは短距離実績のみでマイル戦は疑問。
レッドアリオンはこの春に読売MCを制したものの、内容は低調だったわけで
上位馬の質、という面では過去3回と比べても・・・小粒感が否めません(失礼:爆)

54kg以下の軽ハンデ馬の頭数は

・12年 0頭
・13年 5頭
・14年 3頭
・15年 5頭(見込み)

となっており、過去最多タイ。

うーん、上位馬が少なく(質も疑問?)下位馬が多いレース。
中堅どころに上を伺える馬がいるのかどうかを考えるのがポイントに
なるのかもしれません。

中京記念(過去の上位馬の馬体)   担【けん♂】

ここ3年の中京記念(中京1600m)の上位馬の馬体写真を並べてみました。

★12年

1着【フラガラッハ】
(12中京記念)
フラガラッハ12中京記念

2着【ショウリュウムーン】
(13京都金杯)
ショウリュウムーン13京都金杯

3着【トライアンフマーチ】
(13東京新聞杯)
トライアンフマーチ13東京新聞杯

★13年

1着【フラガラッハ】
(13中京記念)
フラガラッハ13中京記念

2着【ミッキードリーム】
(13関屋記念)
ミッキードリーム13関屋記念

3着【リルダヴァル】
(13中京記念)
リルダヴァル13中京記念

★14年
1着【サダムパテック】
(14中京記念)
サダムパテック14中京記念

2着【ミッキードリーム】
(13関屋記念)※
ミッキードリーム13関屋記念

3着【マジェスティハーツ】
(14中京記念)
マジェスティハーツ14中京記念


※写真は全て競馬ブックPHOTOパドックより

直近の写真がなかった馬もいるので、毛ツヤなど状態については
微妙ですが、かなり類似点が見受けられるシルエットに
なっていると思われます。
(昨年2着のミッキードリームは周辺の写真がないため、前年分を再掲)

クビ差しは力強く、角度は高からず低からず。
上半身は厚みがあり、力感のある仕上がり。
腹回りは細目感なく絞り込まれており、背中でしっかりと
支えられています。

下半身は丸みを帯びた作りで瞬発力型。
腿も引き上がっており、ダランと垂れたような状態は×。、
後肢は引きつけられており、真っ直ぐ立てている点にも
注目しておきたいところ。
後方に流れたり、突っ張ったような立ち姿には
なっていません。

パッと見の印象では・・・マイルCSへの適性を感じる馬体でしょうか。
ちょっと軽めのマイラーっぽいシルエットという感じ。
ひとまずイメージを頭に置いた上で今年の出走予定馬についても
見ていきたいと思います。

中京記念(各馬分析3)   担【けん♂】

中京記念(中京1600m)出走予定馬の各馬分析、第3弾です。

トーセンレーヴ】牡7 57.0 (栗東) ディープインパクト×(Caerleon)
超良血馬として期待され、12年にはエプソムCを制していますが
その後はなかなかスムーズにいかず、筋肉痛、心房細動といった
トラブルもあって順調に使えず、結果もイマイチ。
年明けに自己最大体重で久々にOP3着と頑張りましたが
今回はまた5ヵ月ぶり。休養明けでも走る馬ではありますが
馬体重の変動も大きくなってきているので、馬体の出来には要注目。
力を出せればコース適性には問題なさそうです。

ネオウィズダム】牡5 54.0 (栗東) ネオユニヴァース×(Grape Tree Road)
デビュー前から期待されていた馬ですが、2、3歳時を含めて重賞では
5走して全て二桁着順とわかりやすく頭打ち。
先行力を活かす脚質でこの春に1600万下を突破しましたが
上位馬との力関係を考えると・・・かなり微妙。
中京では1勝しており、適性には問題なさそうですなので
あとは展開。

ミッキードリーム】牡8 56.0 (栗東) キングカメハメハ×(サンデーサイレンス)
中京記念では4着→2着→2着と好走を続けていますが
それ以外は厳しい成績続き。これまでは直前のレースである程度の結果は
出していましたが、今年は連続二桁着順となっているだけに
いくら適性上位とはいえ、8歳にして急な巻き返しを期待するのは酷かと。

メイケイペガスター】牡5 56.0 (栗東) フジキセキ×(ブライアンズタイム)
13年の共同通信杯を好タイムで押し切って勝って期待されましたが
気性的に難しい面もあるようで、その後はポツポツと好走があるものの、
芝では勝ち切れず、この春にダートに転向して1勝しています。
このところは好位からのスタイルで定着してきていますが
やはりムラ駆けする感じ。ハマれば重賞クラスの馬とも
好勝負出来る力があるので、血統面も含めて穴候補まで・・・。

レッドアリオン】牡5 57.5 (栗東) アグネスタキオン×(ダンシングブレーヴ)
スローに落ち着いた読売MCを制覇。速い上がりが出せる軽い馬場が
得意条件なので、使ってきている中京コースへの適性に関しては
不安があるかもしれません。今回のメンバーの中では直近の成績、
実績を兼ね合わせると最上位になりますが、内容的にはそこまで
高い評価のレースを見せていないだけに過信は禁物。

中京記念(各馬分析2)  担【けん♂】

中京記念(中京1600m)出走予定馬の各馬分析、第2弾です。

カオスモス】牡5 56.0 (栗東) マイネルラヴ×(ファルブラヴ)
14年のダービー卿CTでは前残りの展開に乗って2着。
前優勢の展開になれば紛れ込みがある馬ですが、力勝負だとかなり微妙。
東京で実績があるのは強味になりそうですが、展開次第。
前走で▲18kgと馬体を落としているので、調整面では
不安があるかもしれません。

カレンブラックヒル】牡6 58.5 (栗東) ダイワメジャー×(Grindstone)
これまでに挙げた7勝以外は全て着外、という極端な成績。
基本的にはスローで逃げたいタイプで、前半に脚をためられたら
前でしぶとい脚が使えますが、速いペースに巻き込まれると微妙。
今回も他の先行馬次第ですが、中京は割合ペースが落ち着きやすい分、
上手く流れを作れたら・・・。

ゴールドベル】牡6 53.0 (栗東) ステイゴールド×(Red Ransom)
中段、後方からの脚質で中京コースで3勝を挙げているコース巧者。
この血統らしい機動力はありませんが、その分タフな伸び脚が使える印象です。
未勝利を勝って以来、勝つか飛ぶか、の極端な成績になっていますが
重賞で脚比べとなると微妙。

サクラアルディート】牡7 55.0 (栗東) ディープインパクト×(マルゼンスキー)
昨夏は中距離重賞路線に参戦しましたが、結果が出せず、
前走で障害を試して10着。距離に関しては問題なく、
7歳馬ながら出走回数が28走と少ないので年齢的な衰えに関して
大丈夫そうですが、上位レースで結果を出せていなかった馬が
戻って来ていきなり重賞で結果を出す、というのは難しそうです。

スマートオリオン】牡5 57.0 (美浦) グラスワンダー×(ウイニングチケット)
デビュー当時にマイル路線で使われましたが、結果を出せずに短距離に転向し、
14年のオーシャンSを制覇。前走で距離延長をこなして
東京1400mのOPを好位の前から押し切っていますが、
さらに距離延長となるとどうかは不安もありそう。
ある程度ペースが落ち着いて前が残る展開になれば出番も。

ダローネガ】牡6 55.0 (栗東) ダイワメジャー×(ホワイトマズル)
デビュー当時に活躍し、古馬になって重賞路線に参入したものの
小倉大賞典3着が最高位で結果を出し切れず、しばらく低迷。
昨年末に久々に2着に入って調子を戻し、前走の東京1600mで
1600万下を突破しました。
前でも後でも競馬が出来るのが強味ですが、中京では後方からに
なりそう。タフな脚を使う馬場状態になればチャンスがあるかも。

続きます。

中京記念(各馬分析1)  担【けん♂】

3日で5時間ほどしか寝ておらず、さすがに昨日は帰宅してバタンキュー。
今日は2週間ぶりに休めるはずなんですが、もしかしたら急な仕事が入るかも・・・。
ただでさえ苦手な中京のレースだというのに、時間が十分に
取れないのはキツイっす(T_T)

中京記念(中京1600m)について見ていきたいと思います。

アルバタックス】牡5 54.0 (栗東) キングカメハメハ×(フジキセキ)
なかなかピリッとしない成績でしたが、昨春にダートを使ったのが
刺激になって夏場に良化。秋には1600万下を連勝で突破しましたが
そこからはまた少し頭打ち状態となっています。
この春は休養明けに増やした馬体を絞りつつきていますが、
後方からキレ負けしてしまっており、力関係的に不足気味。
コース適性はありそうですが、急な良化は微妙。

アルマディヴァン】牝5 52.0 (美浦) メジロベイリー×(メジロライアン)
大崩れしない成績でこの春に1600万下を突破しましたが
福島牝馬Sで6着と久々に掲示板を外すと、ヴィクトリアマイルでは15着、
前走も8着と壁にぶつかってしまった印象。
後方からの脚質で中京でも好走があるので適性には問題ありませんが
力関係的には上位馬相手だと・・・

エールブリーズ】牡5 55.0 (栗東) フジキセキ×(Caerleon)
昨春に重賞路線に参入し、京王杯SC3着があったものの、
あとは完敗の内容。昨秋にOPに戻ってからはまた好成績をおさめましたが
この春はまた崩れ気味。末脚はそれなりなので、あまり後方からになると
厳しく、ある程度位置を取って行く方が良さそう。

オツウ】牝5 52.0 (栗東) ハーツクライ×(トウカイテイオー)
芝で期待された馬でしたが、一時的にダートに転向。
芝に戻して1000万下を勝ったものの、重賞で連続二桁着順に敗れ
この春に久々に勝って1600万下を突破。
前走の巴賞は逃げ馬に離されて2番手から4着に沈んでおり
中京コースで踏ん張り切れる感じはなさそうかと。

オリービン】牡6 56.0 (栗東) ダイワメジャー×(Zilzal)
昨年の中京記念では好位のまま5着。この春は阪急杯11着、
高松宮記念12着と厳しい成績が続きましたが前走の米子Sで
ハナを切って逃げて2着と回復傾向。
マイル戦ならばある程度位置を取れるので自分のレースは出来そうですが
脚質が中京コースに合うかは微妙。ダイワメジャー産駒は昨年、
4着、5着を占めており、血統面では問題なさそうですが・・・

続きます。

中京記念(傾向と対策)    担【けん♂】

中京記念(中京1600m)は新設定ではまだ3回しか行われていないので
過去の傾向という形ではデータが取れません。

とりあえず・・・ここ3年の中京記念の結果をざっと整理しつつ
なんとなくイメージを作ってみたいと思います。

年齢
12年は5歳→5歳→6歳、13年は6歳→6歳→6歳、
14年は6歳→7歳→4歳という結果。

5歳馬と6歳馬が拮抗状態。
ただし・・4歳馬は昨年は2頭、12年は1頭いましたが、
13年は0頭と若い馬不在のメンバー構成だっただけに、まだよくわかりません。
ひとまず充実期にある5歳馬は有力視出来そうですが、
6歳馬に関しては直近で結果を出している馬か、コース実績がある馬に
絞ってもいいかもしれません。

ちなみに4歳馬として出走したレッドデイヴィスは2番人気で11着に
敗れていましたが、昨年はマジェスティハーツが5番人気で3着に入線。
信用はしにくいものの、ある程度上位評価出来る馬は割り引く必要はなさそうです。

馬体重

・12年
1着488kg(11.7%)
2着470kg(11.5%)※牝馬
3着480kg(12.0%)

・13年
1着492kg(11.6%)
2着488kg(11.7%)
3着498kg(11.4%)

・14年
1着514kg(11.3%)
2着494kg(11.4%)
3着494kg(11.4%

12年の2着馬が牝馬だということを考えると・・・好走域が
妙に狭くまとまっているのは興味深いところ。
ひとまず牝馬は460kg以上、牡馬は480kg以上の中型馬が優勢
と考えて良さそうです。
500kg台でも問題なく、逆に小柄な馬は割り引いてみてもいいかも。

実績
フラガラッハは12年に勝つ前に米子S(阪神1600m)を勝っての参戦。
阪神C3着、道頓堀S1着、阪急杯3着と阪神1400mでも好走があり、
東京1600mでも2勝。 その後、不調に陥りましたが13年の中京記念で
急激な復活勝利で連覇達成。
昨年のサダムパテックも年明けのAJCCで11着に敗れ、中山記念7着のあと
休養明けに安田記念で7着に敗れての参戦。
前哨戦のレベル、GⅠ馬という実績を考えるとここでの復活は
十分に考えられた感じもあります。

12年2着のショウリュウムーンはチューリップ賞1着、ポートアイランドS1着と
阪神1600mで好走があり、京都牝馬Sでは1着、2着の実績がありました。
昨年、13年と連続2着のミッキードリームは12年の中京記念の4着馬。
朝日CCの勝ち馬でもありますが、毎日王冠3着の他、阪神、京都の
1800mでの好走が目立っています。

12年3着のトライアンフマーチは東京新聞杯2着、キャピタルS1着と
東京1600mで実績あり、読売MCでも2着と阪神1600mでも好走。
中京記念のあとに京都金杯2着、東京新聞杯3着。京王杯SC2着の実績。
13年3着のリルダヴァルはNHKマイル3着の他、鳴尾記念3着、
小倉大賞典3着というのが重賞での好走実績。
直前にはエプソムC4着があり、その前は都大路Sを勝利。
東京、京都の1600m~1800mの実績が高い印象です。
昨年のマジェスティハーツは中京1600mで勝ち星があり、
直前のエプソムCでは6着に敗れていたものの、
神戸新聞杯2着、新潟大賞典2着の実績がありました。


中京1200mと阪神1400mの実績がリンクする、という考察をしてきましたが、
中京1600mに関しても他のコースとのリンクがありそうです。

・阪神1400m、1600m、1800m(2400m)
・東京1600m、1800m
・京都1600m 、1800m


この辺りの実績がある馬は有力視出来そうです。
特に重賞実績には注目したいところです。
あとは当然かもしれませんが、中京1600mで好走があった馬は
重視する必要があります。

血統
・12年
1着デュランダル
2着キングカメハメハ
3着スペシャルウィーク
4着キングカメハメハ
5着ネオユニヴァース
6着デュランダル

・13年
1着デュランダル
2着キングカメハメハ
3着アグネスタキオン
4着ディープインパクト
5着ムーンバラッド
6着キングカメハメハ

・14年
1着フジキセキ
2着キングカメハメハ
3着ハーツクライ
4着ダイワメジャー
5着ダイワメジャー
6着クロフネ

SS系種牡馬の産駒とキングカメハメハ産駒の混合決着。
偶然にも2着にキングカメハメハ産駒が3年連続で続いたのは
面白いですね。
血統的な絞り込みには使いにくいですが、基本はSS系重視で、
特に少し短めの距離が合うスピード血統に注目。
あとはキングカメハメハ産駒の割り込みに注意、という感じでしょうか。
ロベルト系、ノーザンダンサー系、他のミスプロ系などの
巻き返しがあるか注目したいところです。

中京記念(展開分析)   担【けん♂】

中京立体
※中京競馬場:立体コース図

中京記念コース
※中京1600mのコース図及び中京記念のラップ平均
 
中京記念(中京1600m)は新装後、まだ3回しか行われておらず、
ペースもかなりバラバラなので平均にはあまり意味がないかもしれません。


中京記念が行われる中京1600mは2コーナーカーブから
引きこまれた形になっているポケットからスタート。

スタート直後は微妙な上り坂。
すぐにカーブに掛かることもあって、1ハロン目は少し
ゆったりした形になりがち。
構造的には内枠の方が先行しやすいと思われます。

向こう正面の直線では一気にペースが上がる方がスタンダード。
上りつつ11秒台で引っ張り、下りながら3コーナーカーブに進入。

本来は一気にここでペースが上がってもおかしくありませんが
新中京コースは急坂、長い直線が控えているわけで、
騎手もその辺りを意識するのか、下りのペースは抑え気味

直線入り口の急坂は内を回る先行勢よりも、バンクがついた
外を回して勢いをつけて上ることが出来る差し馬の方が有利。

コースロスなく前で進められる先行勢に、コースロスを
勢いと長い直線でカバーして追い込む差し馬が追いすがって
おおよそ並ぶくらいのところがゴールラインになりがち。

上位馬の4コーナーの位置取り
      1着→2着→3着
14年  13 10 10(番手)
13年  10  2  6(番手)
12年  16  4  9

前の馬の消耗度が高くなることで、基本的には差し優勢だと考えられます。
1000万下のレースでも10番手以降からの馬も良く届いており、
後方からの脚質のフラガラッハが連覇を達成したのも頷ける話。

ただし、ペースが落ちてゆったりと直線に入れた場合は
逃げ切りも出ているわけで、先行馬次第という面も否めません。
ペースに関しても前半800mを46秒台から・・・50秒台(爆)と
本当に同じコースかと疑いたくなるくらいバラバラになっていますし、
道中のペースの上げ下げもマチマチ。
中京記念は重賞だけにおおよそ47秒台前半くらいで落ち着きそうですが
その年の逃げ馬(と騎手)次第でどうなるかは微妙なところ。
※中京記念の前半は
 12年 47.0
 13年 47.2
 14年 47.7

おおよそのイメージとしては

・前で残る馬は実力、実績重視
・後方からの馬は末脚の威力重視


他の競馬場で届かずに不安定な成績になっている人気薄の差し馬を
前で踏ん張れる実績馬に絡める感じでしょうか。

函館記念回顧   担【けん♂】

信用出来る馬が一切いない・・・と頭を悩ませた函館記念
朝方の雨でも良馬場を維持した函館競馬場で行われました。

予想は→ココ

結果は・・・

1着 ダービーフィズ   1.59.1  上がり35.5
2着 ハギノハイブリッド   アタマ
3着 ヤマカツエース
4着〇エアソミュール

11△デウスウルト
12▲リベルタス
14◎エックスマーク

※全着順は→ココ

L(・o・)」 オーマイガ

好スタートを切った内の馬は譲り合ってなかなか行こうとせず、
後手を踏みかけたところから押して押してマイネルミラノが
先手を取って逃走。ここまでは想定の範囲。

後続を離して逃げるマイネルミラノに遅れてヤマカツエース、
サトノプライマシーが続き、さらに離れてエックスマーク、
中段から押し上げてダービーフィズ、ホーカーテンペストが好位。

続いてリベルタス、デウスウルト、ラブイズブーシェ、
中段後方にエアソミュール、レッドレイヴン、
控えてアーデント、ツクバコガネオー、後方に遅れて
ヴァーゲンザイル、サイモントルナーレ。

12.6-10.8-11.5-11.7-12.0-11.9-11.8-12.1-12.1-12.6
前半1000m 58.6
後半1000m 60.5

ラップ比較
函館記念ラップ

前半のペースは01年以降(09年を除く)函館記念の中でも
10年に続き2番目に速いペース
巴賞でもガンガン行って勝ち切ったことで、再現を狙いに行くのは
おおよそ予想通りとなりました。

昨年のように中盤に大きく加速が入ったわけではなく、
締まったペースで引っ張って・・・徐々に失速していく形。

前が崩れる消耗戦、という様相のラップになっていますが
後続が前を離してゆったりと追走したことで、
なかなか隊列が縮まらないままで直線へ。

直線入り口で外を回して寄せて行ったヤマカツエースをかわして
ハギノハイブリッド、さらに外をダービーフィズが横並びになり
激しい追い比べ。

最後はダービーフィズがハギノハイブリッドを競り落として
待望の重賞制覇を成し遂げ、3着にはヤマカツエースが
3歳馬として初めて残り、実績上位のエアソミュールは
遅れて伸びて・・・4着まで。

レース後のコメント
1着 ダービーフィズ(岩田康誠騎手)
「最後は勢いがあったのですが、早めに先頭に立ってフワッとして、
差し返されそうになりながらもがんばってくれました。無理せずに
いいポジションがとれて、手応えもよかったです。
厩舎サイドが大事にしているのがわかりますし、
もっと上を目指せる馬だと思います」

2着 ハギノハイブリッド(藤岡康太騎手)
「前々で運んでほしいとのことでしたが、内々をロスなく前目で
運ぶことができ、展開もよかったです。早めに自分から勝ちにいきましたが、
目標にされてしまいました。着差が着差だけに何とかしたかったのですが......。
洋芝の適性は示してくれましたし、がんばってくれました」

3着 ヤマカツエース(池添謙一騎手)
「道中は少し噛んでいましたが、我慢してくれました。
勝負どころでもしぶとく踏ん張りましたし、古馬相手によく
がんばってくれました。折り合い次第ですが、今日は距離も
うまくこなしてくれました」

4着 エアソミュール(M.デムーロ騎手)
「3~4コーナーでスペースがありませんでした。
もう少しスムーズなレースができればよかったのですが......」

8着 マイネルミラノ(丹内祐次騎手)
「他馬が控えたのでジワジワ行くことができましたが、
今日は4コーナーで手応えがなくなってしまいました。
かかるところはなかったのですが......」

11着 デウスウルト(川田将雅騎手)
「スムーズに競馬はできたのですが、3コーナーから
手応えがなくなってしまいました。疲れがまだあるのかもしれません」

マイネルミラノが飛ばして行くのを見て、積極的に前に寄せて
射程におさめて追走した3頭がそのまま前残り

控えて牽制し合った実績馬は遅れて届かず、と完全に明暗が分かれる
レースとなりました。

馬の能力ももちろんあるにしても、騎手の意欲・・・みたいなものが
モロに出てしまった印象。
枠順の利、という面もあったかと思いますが、展開に合わせた騎乗
馬に合わせた騎乗の差は意外なまでに大きいのかもしれません。

マイネルミラノが飛ばして、止まる・・・というところまでは
良かったのですが、他の馬の位置取りが難しかったですね。
やはり夏競馬、当たらぬも八卦ばかりにならないよう
巻き返していきたいものです。

函館記念最終予想    担【けん♂】

遅くなってしまいましたが函館記念(函館2000m)について
まとめていきたいと思います。

前日オッズでは3.9倍のエアソミュールが1番人気ながら
そのあとはレッドレイヴン、マイネルミラノ、ダービーフィズ、
デウスウルト、ラブイズブーシェが10倍を切ってほぼ横並び。

期待馬が多い、というよりは・・・重賞馬でも信用出来ず
悪い意味での混戦模様、という印象です。

【これまでの考察】
展開分析→ココ
体重別実績→ココ
年齢別実績→ココ
各馬分析1→ココ
各馬分析2→ココ
各馬分析3→ココ
過去の勝ち馬の馬体→ココ
出走馬のレベルと傾向について→ココ
中間整理→ココ
馬体について→ココ

斤量負担分析→ココ
枠順分析→ココ
展開分析2→ココ

前哨戦の巴賞を逃げ切ったマイネルミラノは今回は大外から
思い切って被せて行かざるを得ないことを含めて、
道中はかなり速いペースを刻んでの逃げになりそう。

血統的には距離延長は問題ないタイプですが
走法的には・・・最後まで脚がもつかはかなり疑問。

どの程度離した逃げになるかで大分話が変わりそうですが
好位、中段からの差し馬が有力になりそうです。
後方からの馬は機動力が必須。
脚をためるタイプはコース適性的に厳しいかも。

枠順の有利不利が出やすい、という傾向が出ていますが
よりにもよって実績馬が6~8枠に入ってしまい
ややこしさが加速。
実績か傾向か・・・悩ましいところ。

【今回の予想】
◎エックスマーク
〇エアソミュール
▲リベルタス
△デウスウルト

うぅ買いたい馬がいない(>_<)

本命を打つには違和感がある気がしますが
エックスマークは実績が偏っている2枠に入り、
内からスムーズにレースが出来そう。
もう一枚足りないところがある馬ですが
有力馬が外から一歩遅れてくれたらチャンスがあるかも。

実績最上位のエアソミュールはまともに走れば
あっさり・・・もあり得そう。
今回は6枠ということで、少しだけ割り引きましたが
過去の傾向を覆すくらいに力の差を見せて貰いたいですね。

リベルタスは前走の内容が完敗だっただけに
逆転は難しそうですが、斤量減でどこまで・・・。
脚質を含めてヒモ候補の一角に組み入れておきたいと
思います。

デウスウルトは馬群を割って出る操作性の高い根性馬。
前走は積極的に行き過ぎてしまった感があるので
今回は外枠から控えて自分の競馬が出来れば
本来の能力が活かせそうです。

特殊な展開を想定しているだけに、当たるも八卦、
当たらぬも八卦。
上手くハマってくれることに期待したいと思います。

函館記念(展開分析2)   担【けん♂】

なぜか本文の編集が出来なくなっているので(パソコンの問題?)
追記、という形でアップしていますm(__)m