けいけん豊富な毎日

スプリンターズS(各馬分析3)   担【けん♂】

スプリンターズS(新潟1200m)出走予定馬の各馬分析、第3弾です。

ハナズゴール】牝5 55.0 (美浦) オレハマッテルゼ×(シャンハイ)
13年の京都牝馬Sを制し、マイル以下の路線での活躍が期待されましたが
昨秋にはエリザベス女王杯に挑むなど、距離延長。
この春は豪州に遠征し、3戦目に勝利をおさめ、国際的な活躍をしています。
向こうでは57kgを背負って勝っており、馬格がない馬ですがパワーは十分。
国内での開花にも期待したいですが、休養明けで脚質的にも後方からだと
このレースへの適性はかなり厳しそうです。

ベルカント】牝3 53.0 (栗東) サクラバクシンオー×(ボストンハーバー)
ファンタジーS、フィリーズレビューを制し、世代を代表する短距離馬として
期待されるところですが、CBC賞5着、北九州記念6着と古馬上位馬との
対戦では結果が出せておらず、更なる成長待ち、という状況。
前に行ける脚質なのでコース適性と軽斤量をどこまで活かせるか。
極端に負荷が掛かるコース設定ではない感じなのでゆったり行ければ・・・

マジンプロスパー】牡7 57.0 (栗東) アドマイヤコジーン×(バブルガムフェロー)
昨年のスプリンターズSでは前年の12着を大きく上回り4着と健闘。
今春は低迷してしまいましたが、前走のキーンランドCで3着と復活。
しっかりと絞り込めばまだまだ侮れない能力があることを示しました。
先行力を活かすスタイルなのでコース適性はかなり高そう。
この馬も父の足跡を辿れるか注目。

マヤノリュウジン】牡7 57.0 (栗東) キングヘイロー×(キンググローリアス)
▲14kgと絞り込んだ仕上げで昨年のスプリンターズSでは3着と健闘。
このところは後方からの脚質にシフトしていますが、夏に連勝し、
セントウルSでも5着に突っ込みました。年齢的な衰えはまったくないと
見て良さそうですが、このところのような後方からのスタイルだと
コース適性には期待しにくく、どこまで届くかという形になってしまいそうです。

レッドオーヴァル】牝4 55.0 (栗東) ディープインパクト×(Smart Strike)
昨秋からはマイル路線に進みましたが、イマイチ結果が出せず
さらに距離を短縮しスプリント路線に参入。高松宮記念は不良馬場に
足を取られて14着に敗れましたが、夏場に2着、1着と結果をだし、
前走のキーンランドCでも2着と健闘しました。
末脚を活かすスタイルなので、前が止まってこそというタイプ。
札幌に対応出来た点は評価出来るにしてもGⅠで新潟となると・・・

ローブティサージュ】牝4 55.0 (栗東) ウォーエンブレム×(Singspiel)
阪神JFを勝ったあと、苦戦が続いていましたが函館SSで
短距離に挑戦したのが成功し、2着と結果をだしたあと
キーンランドCで復活勝利を飾りました。
短距離仕様に馬体も仕上げ直されており、充実度もアップしているので
以前とは別馬として考えたいところ。
前走のように好位の後ろくらいにつけられたら勝負になるかも
しれませんが、速い流れになって後方からになってしまうと
厳しくなってしまうかもしれません。

スポンサーサイト



スプリンターズS(各馬分析2)   担【けん♂】

スプリンターズS(新潟1200m)出走予定馬の各馬分析、第2弾です。

サマーシリーズからの繋がりを考えるとリトルゲルダの回避は
本当に残念・・・。

ストレイトガール】牝5 55.0 (栗東) フジキセキ×(タイキシャトル)
昨夏に4連勝、非常に安定した成績を維持しつつ春にはシルクロードSを制し、
高松宮記念では不良馬場の中、頑張って3着、さらに距離延長で臨んだ
ヴィクトリアマイルでも3着と健闘しました。
GⅠ連戦の疲れか、56kgが堪えたのか、前走の函館SSでは11着と
思わぬ大敗を喫してしまったので、集中力の途切れには不安がありますが
能力、実績的には現状の短距離界のトップを争う1頭。
前走後に岩田騎手が控える競馬を示唆していたのが気になりますが
復活に期待したいところです。

スノードラゴン】牡6 57.0 (美浦) アドマイヤコジーン×(タヤスツヨシ)
ダートで使われ来ましたが、芝挑戦となったオーシャンSでいきなり2着と健闘し、
続く高松宮記念でも不良馬場を活かして連続2着。
後方からの脚質なので前有利になりやすいキーンランドCのような
レースは合わず、今回も末脚勝負だと厳しくなりそうです。
父のアドマイヤコジーンは新潟開催となった02年のこのレースで
2着に入っており、血統的な後押しがどう出るか・・・。

セイコーライコウ】牡7 57.0 (美浦) クロフネ×(サンデーサイレンス)
休養期間があるので7歳馬ながらまだ24走と使われていない分、
馬体は若い状態を維持出来ている感じ。昨秋に一気に成績が良化し
この春には連勝、函館SSでは4着に敗れたものの、前走でアイビスSDを
制して勢いに乗っています。新潟で良績をおさめていますが、直千競馬のもの
なので、内回りコースへの適性は微妙。末脚を活かすタイプだけに
仕掛け遅れると・・・。前走で大きく馬体を絞り込んでいるので
どこまで戻して仕上げられているかにも注意。

ダッシャーゴーゴー】牡7 57.0 (栗東) サクラバクシンオー×(Miswaki)
屈腱炎からの復帰戦となったセントウルSでは好位で流れに乗ったものの、
末脚は使えず14着と大敗。まずは使って様子見、という感じだったと
思われるので、内容は度外視していいと思いますが、能力が戻せているかは
現段階では不明です。本来の能力が戻っていれば前につけて競馬が出来る馬なので
脚質的にも、実績的にも楽しみな1頭ですが・・・。

トーホウアマポーラ】牝5 55.0 (栗東) フジキセキ×(Unbridled’s Song)
前につける形で安定して好走してきましたが、阪神牝馬Sで10着と
大敗したあと、CBC賞で中段前から差して重賞制覇。前走のセントウルSでは
中段後方から8着に敗れており、末脚を活かす福永騎手の作戦が裏目に出た印象。
本来のスタイルで流れに乗れたらここでも期待出来そうなので
人気を落としそうな今回は面白い1頭になるかも。

ハクサンムーン】牡5 57.0 (栗東) アドマイヤムーン×(サクラバクシンオー)
昨夏にアイビスSD、セントウルSと連勝を飾り、スプリンターズSでも2着と健闘。
春は休養明けの輸送競馬、不良馬場などに絡め取られて結果を出せませんでしたが
前走のセントウルSでは2着と復活好走、太目残しで来ているので
GⅠに向けて視界良好、という内容だったと思われます。
能力、実績、脚質、状態、どれをとっても問題なく、ここでは中心視して良い
1頭になりそうです。

続きます。

スプリンターズS(各馬分析1)  担【けん♂】

スプリンターズS(新潟1200m)出走予定馬について
見ていきたいと思います。

ロードカナロア、カレンチャン、スリープレスナイト、といったような
完全に抜けた馬はおらず、海外からの参戦馬もなし。
群雄割拠なのかドングリの背比べなのか(爆)微妙な感じもありますが
出来れば今後の短距離界を任せられるような強い勝ち方をする馬に
出てきて貰いたいものですね。

アフォード】牡6 57.0 (栗東) サクラバクシンオー×(ゼネラリスト)
このところは基本的に後方からの脚質で定着。突き抜けるレースも
ありますが、脚質的に成績が不安定になってしまっています。
これまでのところ、重賞では完全に頭打ち。最高位が5着では
GⅠでどうのこうの、というのは厳しそうです。春先に馬体を減らして
休養に入っているのでまずは状態が戻っているかどうか、ポン駆けは
利くタイプなので間が空いたのは問題なさそうです。

アースソニック】牡5 57.0 (栗東) クロフネ×(サクラユタカオー)
昨秋に連勝で京阪杯を制覇。春先には少し低迷しましたが、
夏場を使って前走のアイビスSDでは3着と健闘しました。
軽い平坦コースで先行してこそ、というタイプなので新潟にコース変更
されているのは明らかにプラス材料。出遅れ癖がたまに出るので
信用は出来ませんが、前優勢の展開に乗れたら面白い1頭になるかも。

ガルボ】牡7 57.0 (美浦) マンハッタンカフェ×(ジェネラス)
マイル路線で頑張ってきた古豪ですが、高松宮記念で1200mに初挑戦、
11着に終わったものの、前走の函館SSを勝って距離適性としては
問題ないことを示しました。ハイペースの消耗戦に強い馬ですが
1200mだと微妙に後ろからになりがちなので、前が止まるのが前提。
GⅠとなるとさすがに・・・

グランプリボス】牡6 57.0 (栗東) サクラバクシンオー×(サンデーサイレンス)
血統的には短距離でもっと走っていてもいい馬ですが、1200m戦は
昨年のスプリンターズS(7着)の1戦のみ。
応報から鋭く脚を使うタイプで、安田記念で復活の2着に入った点は
評価出来ますが、本質的には休養明けは微妙ですし、脚質的に
新潟内回りが合うかどうかにはかなり疑問。

コパノリチャード】牡4 57.0 (栗東) ダイワメジャー×(トニービン)
初の1200m戦となった高松宮記念でいきなりGⅠ制覇。
不良馬場となったのも結局この馬にはプラス材料になったと考えられ、
馬場の良いところを選んで抜けたデムーロ騎手の手腕もさすがでした。
ポン駆けも利くタイプですが、太目残りになると思わぬ凡走もあるので
馬体の出来には要注意。秋のマイル路線も視野に入れたローテーションなので
どこまで仕上げてくるかにも注目したいところです。

サンカルロ】牡8 57.0 (美浦) シンボリクリスエス×(Crafty Prospector)
後方から一辺倒の脚質でこのところは阪神1400m専用機と化しています。
とりあえず前が止まらないと話にならないので、新潟内回りコースへの
適性は低そう。天気の加減などで極端な外伸び馬場になるようなら・・・。

続きます。

スプリンターズS(年齢別実績)   担【けん♂】

スプリンターズS(新潟1200m)について見ていきたいと思います。

こちらもまずは中山開催のデータから。

【年齢別実績:スプリンターズS(04年~)】


※南半球生まれの馬は表記年齢よりも一つ下げて集計しています。
 到達順位順に集計しているので降着馬は降着前の順位になっています。

4歳馬、4歳馬が3勝ずつで分け合っており、どちらも優秀な成績ですが
複勝率まで考えると4歳馬の方が好成績。

基本的には若い馬が優勢なレースだと考えられますが
3歳馬になると・・・出走頭数が少ないこともあって微妙な成績。
不良馬場を逃げ切ったアストンマーチャン、内を突いて
2着に飛び込んだダッシャーゴーゴー(降着)などがおり、
高い能力のある馬については注意しておくべきだと思われます。

6歳で勝ったテイクオーバーターゲット、7歳(南半球生まれ8歳)で
勝ったウルトラファンタジーはどちらも海外馬。

日本馬で6歳以上で複勝圏に入ったのは・・・

・キンシャサノキセキ
・デュランダル
・アドマイヤマックス
・カルストンライトオ
・ダイタクヤマト


といった名だたる実績馬ばかり。
GⅠ勝ちかそれに準ずるような重賞実績を誇るような馬じゃないと
厳しいと考えられましたが、13年にマヤノリュウジンが3着に入ったことで
スプリント路線の地盤沈下が疑われるところ・・・。
今年の出走馬のレベルについては注意したいですね。

【今年の出走予定馬の年齢】

★8歳
サンカルロ

★7歳
ガルボ
セイコーライコウ
ダッシャーゴーゴー
マジンプロスパー
マヤノリュウジン

インプレスウィナー※

★6歳
アフォード
グランプリボス
スノードラゴン

ハノハノ※

★5歳
アースソニック
ストレイトガール
トーホウアマポーラ
ハクサンムーン
ハナズゴール

メイショウイザヨイ※
リトルゲルダ 回避

★4歳
コパノリチャード
レッドオーヴァル
ローブティサージュ

ワキノブレイブ※
エーシントップ※
フギン※

★3歳
ベルカント

※→除外予定


【性別実績】
スプリンターズ性別

牡馬が7勝とリードしていますが、出走頭数の割合からすれば
逆に牝馬が微妙に優勢、ほとんど差のない実績となっています。
素直に実力を評価すべきレースだと考えられます(^^)
※新潟開催となった02年も牝馬(ビリーヴ)が勝っています。

スプリンターズS(体重別実績)   担【けん♂】

スプリンターズS(新潟1200m)について見ていきたいと思います。

まずは中山1200mで行われた場合の体重別実績から↓

【体重別実績:スプリンターズS(04年~)】
スプリンターズ体重

【実質斤量負担】
スプリンターズ斤量

スプリント戦だけあって大型馬が多いですね。
500kgを超える馬が64頭、まとめると(3-3-5-53)と成績の面でも
その下の480~500kgのゾーンとほぼ同等の内容となっています。

460~480kgの馬で勝ったのは09年のローレルゲレイロ、
2着に入ったのは03年のビリーヴ、どちらも高松宮記念を制していた
GⅠ馬でした。03年、05年と3着に入っているアドマイヤマックスは
安田記念2着の実力馬、05年にはやはり高松宮記念を勝って
GⅠ馬になっています。
11年にはエーシンヴァーゴウが3着に入りましたが、牝馬ということで
2kgの斤量差があるだけに、実質的にはもう一つ上のゾーンと考えて良さそうです。
実績と性差にも注目しておきたいところ。

余程抜けた実績と実力がなければ厳しいと考えられます。

460kgを切って勝ったのは表にはありませんがデュランダル(03年)。
04年、05年とその後も連続して2着に入っており
相当な実績がある、もしくは期待出来る馬に絞って良さそうです。
ちなみに同じく表には入っていませんが01年の勝ち馬
トロットスターもその年の高松宮記念を勝った実績馬でした。

06年以降で480kg未満で好走した牡馬はローレルゲレイロ1頭だけ。
近年は出走馬全体の平均体重も 大型化傾向が見受けられ、それに伴い
馬格の小さな馬は苦戦をする 傾向になってきている感じです。
ローレルゲレイロは先行馬なので不利を受けにくい脚質でしたが
差し馬に関しては揉まれてしまうと厳しい、という面もあると思われます。

実質斤量負担では12.0%を超えて好走をしているのは上記の特別な実績馬。
例外的な扱いと考えて良さそうです。

好走馬は通常12.0%以下に絞られますが、勝ち馬に関しては
さらに11.5%以下になっているのが面白いですね。
11.5~12.0%のゾーンの出走頭数が多いだけに
勝ち切れていないというのは・・・馬券選択に使えそうです。

基本的には実質斤量負担は少なければ少ないほど良い、と
考えて良さそうです。

【中山開催の場合のまとめ】
・馬体重では480kgを切ると特別な馬しか好走しにくい
・実質斤量負担では12%以下が好走の目安、ただし勝ち馬に関しては
 11.5%以下に絞られる


で、唯一新潟で行われた02年のスプリンターズSの結果は

1着 478kg 11.5% ※牝馬
2着 460kg 12.4%
3着 492kg 11.6%

傾向としては中山開催に準ずる感じ。
1着のビリーヴは牝馬なので480kgをわずかに切っているものの、
実質斤量負担的には問題なし。
2着のアドマイヤコジーンは12.0%を超えてしまっていますが
安田記念を勝っての参戦、ということで例外的な扱いとして
良さそうです。

まぁ・・・単年のデータを参考にするのは微妙ではありますが
ひとまず、中山開催の条件を流用して考えておきたいと思います。

スプリンターズS(展開分析)  担【けん♂】

さて今週はいよいと秋GⅠの初戦、スプリンターズSが行われるわけですが、
こちらも例年と違い、新潟開催となっています。

02年に一度だけ新潟で開催されたことがあるので、そのレースと
中山開催のスプリンターズSを比較しながら、おおよその傾向を
見ていく予定ですが、なんといっても新潟分は単年しかなく、
「ないよりマシ」という程度でしかありません。

上手く特徴を掴めるかどうか・・・悩ましいです。

あとは何と言っても凱旋門賞(ロンシャン2400m)!

ディープインパクト、オルフェーヴル(2回)のときにも
もしかして?!と気合が入りましたが、まさかこんなに早く
大チャンスが巡ってくるとは・・・。
出走してくるライバルたちについてはこれまでにもちょっとずつ
観てきてはいますが、改めて整理しつつレースを楽しみにしたいと思っています。
歴史的瞬間は訪れるのか・・・うーん、ドキドキしますね♪

まずはスプリンターズS(新潟1200m)について・・・

スプリンターズ新潟
※新潟1200m(内回り)のコース図と02年のスプリンターズSのラップ

スプリンターズ中山
※中山1200mのコース図とスプリンターズS(01年~:02年を除く)
 の馬場別の平均ラップ

見比べてもはっきり違いがわかりますが、新潟はほぼ完全に
平坦なコースになっています。

【ラップ比較グラフ】
スプリンターズグラフ

前半が下り坂になっている中山では平均で33.0、場合によっては
32秒台に突入(01年、05年、06年、09年、12年、13年)する
超絶ハイペースで前半600mを通過していますが、新潟で行われた
02年の前半600mは33.7と比較的スロー。

下り坂を利用せずに自力で10秒台のラップを連続させる、という意味では
かなり厳しいペース、と見ることも出来ます。

中山の場合は最後に急坂が待ち構えており、後半600mの平均は
34.5(良馬場)となっています。
新潟で行われた02年の後半600mのラップ計は・・・34.0
前半が遅い分、後半が速くなっているのが大きな違いでしょうか。

とはいえ、最後の1ハロンのラップには大きな差がなく、
中山では前半のハイペースに加えて最後の急坂で脚が鈍るのに対し、
新潟では後半に入ったところでも10秒台のラップが続いており、
息を入れるタイミングがまったくないために、最後に少し鈍る・・・
という感じ。

基本的には超ロングスパートの消耗戦。
速いペースを淡々と走り切る高い能力が問われるレースになりそうです。

02年の上位馬の4コーナーでの位置取りは

1着→2着→3着
 3  2  1(番手)

となっており、前優勢・・・というか上位人気3頭で決まっているわけで
前々で結果を出してきた実力馬はそのまま信用できる、と考えて良さそうです。

オールカマーを観ても外を回しての追い込みは完全に一手、二手遅れて
しまう感じなので、基本的には馬場中央、内を伸びる前の馬が優勢。
差し馬に関しては内枠から内をすり抜けるようなレースが出来る馬を
狙いたいところです。

オールカマー回顧  担【けん♂】

徹夜明けに金曜1パチ、2時間仮眠をとってそのまま徹夜仕事になり、
そのまま昼からリベンジ1パチに出掛け(ほんまのアホ)22時まで踏ん張って
昨日の分を取り返してプラス計上、そこから競馬仲間の藤沢雄二さんと合流し、
ラーメンを食べたあと、カラオケで大熱唱!朝5時までフルで歌って
6時過ぎにようやく就寝、5時間ほど爆睡して昼から仕事に出掛け、
夕方17時に帰宅したものの、レース結果を確認するのが精一杯。
ちょっとだけ仮眠をとってようやく復活しました。
なぜか足が筋肉痛なんですが・・・どこにそんな要因があるのかわかりません(爆)

週中の雨から馬場が回復した新潟競馬場でオールカマーが行われました。

中山競馬場がスタンド改修工事のため、新潟開催となったわけですが
2200mというと内回りコース・・・通常は重賞が行われるような
条件ではないので、参考にするレースもなく、見切り発車気味な予想に
なってしまいました。

予想は→ココ

結果は・・・

1着〇マイネルラクリマ   2.12.2  上がり34.8
2着△ラキシス        1/2
3着 クリールカイザー

14◎クランモンタナ
17▲サトノノブレス

※全着順は→ココ

うーん、やっぱりGⅡだけあってコースは違えど、勝ち馬に関しては格が重要
という過去の傾向を踏襲。

ハナを切って行ったのはカレンブラックヒル。
この距離となると控えて行きたい考えもあったかもしれませんが、
他に行く馬がいないので枠順からしても仕方がなかった感じです。

2番手に外からマイネルラクリマ、内で続いてムスカテールが今回は前々で競馬。
ラキシス、サトノノブレス、外からクランモンタナが好位グループを形成。

エバーブロッサムも下げ過ぎずその後ろにつけ、ニューダイナスティ、
大外からのナカヤマナイトも中段から。

フェイムゲーム、アスカクリチャンに続いてクリールカイザー、
マイネルメダリスト、セイクリッドバレーが控え、
後方にトラストワン、アドマイヤギャラン、アロマティコ、
最後方にフラガラッハという態勢。

13.0-11.0-11.4-12.2-12.9-12.2-12.4-12.1-12.0-11.4-11.6
前半1000m 60.5
中間200m  12.2
後半1000m 59.5

ラップ比較グラフ
オールカマー比較グラフ

先週同条件で行われたセントライト記念及び、中山で行われた
オールカマーの平均と比較してみました。

競馬場の構造の違いは大きく、少なくとも過去のオールカマーとは
まるで異質なラップになっています。
ただし、全体的なイメージとしては、前半にためて、後半にジワジワと
加速し続ける消耗戦というオールカマーと少し近く、
新潟開催の場合は序盤に一旦速くなる分、中盤に大きく緩んで
そこから少しずつ加速していく感じ。

序盤に脚を使うことで、後半になっての加速度は低くなっていますが
それでも長くタフな脚を必要とする、という点は一致してそうです。

ただし・・・3歳戦であるセントライト記念よりも今週のオールカマーは
ペースが要所要所で明らかに緩く、レースレベルとしてはかなり低めに
見ておいた方がいいかもしれません。

4コーナーカーブの手前で一気にペースが上がり、カレンブラックヒルが
勝負に出ましたが、馬群は一団となって続き、雪崩のような様相で直線へ。

最内を突いたカレンブラックヒルを馬場中央に出したマイネルラクリマが
競り落としにかかりますが、脚色の違いは明らか。
ペースは緩くともカレンブラックヒルにとってはこの距離はやはり
長ったようです。

内を突いて伸びてきたラキシスが追いかけ、さらに遅れて内を抜けて
クリールカイザーが馬群からヒョイっと顔を出しますが
外から凄い勢いで伸びてきたフラガラッハ、最後方近くから内を突いて
ショートカットしてきたアロマティコが迫り、2着のラキシスまでは
ほぼ横並び一線・・・

完全に抜けたマイネルラクリマは力の違いを見せた感じですが
2着に粘ったラキシスから5着のアロマティコまでは同タイム、
写真判定でアタマ、アタマ、クビという明暗が分かれました。

少々緩いとはいえ、前で抜け切ったマイネルラクリマに対し、
ラキシスは追い着けないどころか引き離されたわけで、差のある内容。

アロマティコ、フラガラッハは脚をためて届くところまで・・・という
自分のレースをした点は評価出来ますし、内を抜けた三浦騎手の騎乗ぶりも
最大限の努力をしたと見ていいと思います。

実績の上で不足感があったクリールカイザーは良いコースを通れた、
という感じはあるものの、一旦は横並びになった好位グループ、
中段グループの馬がズルッと下がってしまったのは・・・内容として微妙。
クリールカイザーも評価しますが、それよりも他の馬の力不足
気になります。クランモンタナ、サトノノブレスといった人気どころは
一体どうしてしまったんでしょうか・・・。

レース後のコメント
1着 マイネルラクリマ 戸崎圭太騎手
終始リズムよく、強い競馬でした。馬場は荒れてきていましたが、
馬が上手に走ってくれましたし、不安はありませんでした。いいリズムで、
馬の調子もよく、いいときに乗せてもらいました。馬の調子もいいので、
これからも楽しみです


上原博之調教師のコメント
馬の具合もよかったし、平坦で56キロと条件もよく、強い競馬でした。
2200mもこなしてくれました。今後についてはこれから相談になりますが、
大きいレースに行くことになるかと思います


2着 ラキシス 川田将雅騎手
だいぶいい頃のデキに戻ってきています。今日はスムーズに位置がとれました。
もうひとつよくなってくれればと思います


3着 クリールカイザー 吉田豊騎手
枠がよく、出たなりに運べましたし、折り合いもつきました。
よく走ってくれましたが、勝った馬とは力の差でしょうか


4着 フラガラッハ 高倉稜騎手
ゲートで立ち上がってポコッと出ました。距離を延ばしているので、
折り合いをつけて、終いを生かすように乗りました。よく伸びていますが、
前が止まりませんでした


5着 アロマティコ 三浦皇成騎手
気分よく行けましたが、ペースが落ち着きすぎました。夏を越えて成長しています

7着 カレンブラックヒル 秋山真一郎騎手
初の2200mでしたが、今日は最後までやめずに走り切ってくれました。
次走につながると思います


8着 ナカヤマナイト 柴田善臣騎手
背中が少し硬い部分が残っています。それがとれれば、このメンバーでも
勝ち負けになると思います


9着 アドマイヤギャラン 小牧太騎手
スタートで後手を踏んだのが応えました。この経験を生かして、次はがんばります

10着 ムスカテール 北村友一騎手
レースの流れを考えてもベストなポジションだったと思いますが、
伸び切れませんでした。初騎乗で比較はつきませんが、気合がもう少し
乗っていてもいいのかなと思います


14着 クランモンタナ 田辺裕信騎手
前走と比べると斤量、馬場状態が厳しく、距離が延びていたせいか、
3コーナーから手応えがありませんでした


15着 セイクリッドバレー M.エスポジート騎手
ここを使って、次はよくなってくれるといいなと思います。
(来日最終日について)『マリオはすべての日本人のファンの方に感謝しています』
と皆様にお伝えしたいです。本当にありがとうございました


16着 サトノノブレス 和田竜二騎手
外から来られて反応がありませんでした。何かにイライラしているのか、
モロさがあります


2着にラキシスが踏ん張ってはいますが、後半にためるところがなく
なし崩しに脚を使う感じなので、基本的にはSS系の馬には合わない
レース
なのかもしれません。

おおよそのイメージ通り、前優勢となったものの思った以上に
実績馬が大きく脱落したことで、3着以下は押し出された形で並んだ印象。
秋に向けて手応えがあったのは・・・古豪マイネルラクリマ、というのは
勝ち馬には申し訳ないですが、ちょっと残念な気がします。

※神戸新聞杯についてはまったく考察も出来ませんでしたが
 内容についてはゆっくり振り返る予定です。

オールカマー最終予想   担【けん♂】

オールカマー(新潟2200m)についてまとめていきたいと思います。

新潟開催、それも通常は重賞がない内回りコースということで
展開にしろ、有利な脚質にしろ、非常にわかりにくく
なんというか・・・全体像がぼやけている感じ。

まだ考察不足な感もありますが、煮詰めようにも
方向が定まらないので、思い切ってイメージでとらえる
形でいきたいと思います。

これまでの考察
展開分析→ココ
体重別実績→ココ
年齢別実績→ココ
各馬分析1→ココ
各馬分析2→ココ
各馬分析3→ココ
過去の勝ち馬の馬体→ココ
馬体について→ココ
中間整理→ココ
斤量負担分析→ココ


同条件のレースを観た限りでは、前優勢。
実績馬の脚質を考えると波乱は微妙な気がしますし、
過去の例からしてもGⅡはやはりGⅡ、素直に実績を
信じてみるレースかと・・・。

今回の予想
◎クランモンタナ
〇マイネルラクリマ
▲サトノノブレス
△ラキシス

新潟の外回りコースでしっかりと脚を残した
クランモンタナにとっては今回は条件良化になりそう。
重賞未勝利だけに過剰な期待はしにくいものの、
今回の相手関係、近走の成長度を考えるとチャンスありだと
思います。

マイネルラクリマは少し休養を挟んでリフレッシュした替わりに
馬体の仕上がりとしてはもう一歩という印象。
実績、脚質からしたら圧勝してもおかしくありませんが
決め手に少し欠ける分、ひとまず対抗まで。

サトノノブレスは年明けから成長著しく、ここでも
期待出来そうですが、前走に比べると出来はもう一歩の感。
勝負所で少し遅れるところがあるので
勝ち切るまでいくかどうか・・・

ラキシスの前走は距離短縮により、流れに乗れなかったので
度外視して良さそう。今回はいつもどおり前につけて行けたら
チャンスは十分にありそう。
出来の確認が出来なかったので印を落としましたが
期待したいと思います。

あえて少しだけ絞った予想にしてみました。
秋のGⅠに繋がるレースになるかどうか、内容にも注目したいですね。

震撃アタックを押せ!?  担【けん♂】

金曜の昼は恒例の「昼から1パチ」

今日のところは、この間まぁまぁ頑張ってくれた
「ストリートファイターⅣ(マックス)」もしくはその横の
「エヴァンゲリオン(ミドル)」が空いていたらなぁと思っていたんですが
残念ながらすでに席は埋まっており・・・というかすでに
ドル箱を後に積んでおり、当分空きそうにない状況。

というわけで、とりあえずまたエウレカに座って様子見スタート。

なんか全然保留玉に変化がなく、何の盛り上がりもないので
徹夜明けでフラフラな私はちょいちょい意識を失いつつのパチンコ。
気が付くと椅子から落ちそうになってたり、勝手に右打ちになって
玉を無駄打ちしていたり・・・

・・・そんな状態なら帰って寝ろよ、って話ですが(笑)
まぁアホなので仕方ありません(^^;

あーきつい、とか思いながらまたもたウトウトしていると、
いきなり・・・

ドガドガドガ!ガスガス!

と凄い衝撃音で目が覚めました。

なんや、なんや?!と驚いて横をみると・・・

柱を挟んで右横の「ガロファイナル(ミドル)」に座った
小柄なオバーチャン(ちょっとサル似:失礼^^;)が
物凄い勢いで「震撃アタック」のバーを前後にシェイク

【震撃アタック】 ※台の左下についています
singeki.png

小柄過ぎて地面に足がついておらず、まさに全体重をかけて
揺さぶっている
わけで、あまりの勢いに台が外れて大惨事
陥っても不思議はない感じ(爆)

こっちの島にも振動が伝わってくるくらいですから
並びの台に座っている人たちもさぞ迷惑(笑)
・・・いや驚いたことでしょうね(^^;

もちろん、実際には震撃アタックのバーは的中には何も
関係がないただの演出。
パチンコを楽しむ、という意味で私も結構気合いを入れて
ガンガンやってしまったりしたこともありますが
オバーチャンにとってはまさに生死の分かれ目、といった風情。

壊れたオモチャのように全身を痙攣させつつ、バーをドカドカ!
前後に揺さぶり、結局ハズレてしまうとその勢いで台のボタンやら
何やらをバキ!バシッ!と叩きまくり、電池が切れたように意気消沈

ヾ(-д-;)おいおい、台壊れるでオバーチャン(爆)

でも、そこまで夢中で演出にのってくれたら、製作者側も
作った甲斐があったってもんでしょう(^^;

お!こっちも保留玉が赤に変化!チャンス!
おっと桜模様、金枠・・・熱い!

ボタン押せ!

オバーチャンほどではないですが、気合を込めてプッシュ

がっしゃーん!よし!やっと当たった~(^^)g

ほっと一息・・・と思ったら、あれよあれよという間に
単発終了で再びガックリ(涙)

さっきの気合いが空回りしてしまった感じでこっちも意気消沈です(T_T)

もう少し粘ろうかとも思いましたが、連チャンが終わって
ストリートファイターⅣが空いたので、意を決して移動。

しかし、これがまたまったく熱い演出もなくズルズルと
玉を飲み込むばかり・・・もう眠さに耐え切れず
気が付けば台の前であしたのジョーのように
燃え尽きちまったよ・・・状態に。

じょー

危ない、危ない、店員さんにまた注意される、
と懸命に首を振ったり、伸びをしたり、足を組み直したり・・・
もはや何のためにパチンコをやっているのかわかりません(笑)

相方がルパンで4箱ほど出して、どうやら飽きたらしく(爆)
代わりに打って、と言ってきたので再び台移動。
ストⅣとルパンは同じ会社の台なんで演出的には
あまり変化ないんですけどね。

座った直後に赤Ⅲマークに変化!おっと移動正解!と喜んだものの、
あっさりハズレ。その後も不二子モードに入ってハズレ、
雷雲モードから落ちてすぐに雷雲モードに戻って、
さらに真雷雲モードにチャンスアップしたものの・・・
潜伏もなく、そのままあっさり終了。

隣のコードギアスに移動した相方がせっかく13連して
出してくれた玉をドンドコとつぎ込み、その前にルパンで
出していた分もなくなり・・・

自分は打たずに見るだけにしといた方がいいんじゃね?!(>_<)

と自虐モード突入。

結局、先週と同じく時間切れで終了したわけですが、
パチンコってどうやったら当たるんでしたっけ?(爆)

あー消化不良!! このリベンジは明日や!  ←学習効果ゼロ

POG馬出走!(母の名に恥ない活躍を!)  担【けん♂】



正直、この芸人をまともに見たことはないんですが、
この映像は・・・強烈。夢に出そうです(笑)
※中盤過ぎてのダンスに大注目!

わくわくドキドキPOG
POGに関しては久々の記事になってしまっています。
相変わらず出走が少ないのはもうウチの厩舎のカラーですね(恥)

ナカヤマフェスタの全弟フェスタジュニーナは2番人気に
推されたものの、なんと14着と大敗(涙)
元々水が溜まったりと順調さを欠いていたのを押してのデビューだっただけに
改めて立て直しが必要な感じです。

サトノラーゼンはデビュー戦3着のあと2着、2着と惜敗続き。
430kg台の小柄な馬だけに、とりあえず無理使いは避けて
放牧に出たので、次は成長した姿を見せて貰いたいものです。
軽い芝ならもう少しやれても・・・?

★今週のPOG出走馬
・新馬戦(新潟1800m)  アンバーグリスキー  蛯名
・未勝利(阪神1400m)  サンセットビーチ   菱田


アンバーグリスキー】牡 ディープインパクト×(Danehill Dancer)

母のアーヴェイはフラワーボウル招待(米GⅠ)を制した実力馬で
10年にはエリザベス女王杯にも出走(16着)

アンバーグリスキーという馬名は世界一行きたい島とされる
ベリーズの島名からとっており、転じて「世界一を目指して」
という意味だそうです。

まぁデビュー前に大きなことを言っても仕方ないんですが(^^;
母の名に恥じないようにこれから頑張っていって貰いたいですね。

調教では動くときと動かないときと差がある感じ。
本番でいいところが出ることを期待!


新馬戦は4着に終わったサンセットビーチですが、
2戦目にダート転向・・・という話があったものの、
ひとまず芝路線で続行。

走ってみないとわかりませんが、ステイゴールド産駒は
全般的にダート適性は低く、個人的にも芝でいって欲しいと
思っています。

母のビーチアイドルは短い距離で活躍しましたが
父系からすれば距離延長は歓迎材料。
なんとか結果に繋げて貰いたいものですね(^^)g


一時は5頭が入厩していたけん♂厩舎ですが、今はめっきり
寂しくなり、上記の2頭に加えてフィリオドベントの3頭だけ。

すでにゲート試験を合格しており、今回の再入厩で
デビュー出来るかどうか、まずはじっくり調整して
様子を見て貰いたいところです。

そろそろ秋の気配。
けん♂厩舎もエンジンをかけていきたいものですね♪

オールカマー(斤量負担分析)   担【けん♂】

オールカマー(新潟2200m)についてもう少し見ておきたいと思います。

【実質斤量負担】
オールカマー斤量負担

中山開催の場合のオールカマーの傾向は

・480~500kgのバランスのとれたゾーンの馬が圧倒的に優勢
・実質斤量負担では12.5%が好走の上限
・逆に11.0%を切ってしまうと完全に厳しい


こんな感じ。
ついでに外回りコースという違いはありますが新潟記念の傾向は

・460~480kgのゾーンが優秀、馬格が大きくなるのは割引き材料
・実質斤量負担の上限は12.5%ながら12.0%以上の成績は優秀
・11.0%以下の馬は軽ハンデの牝馬の一発に注意


となっています。

新潟内回りコースのオールカマーに上記の共通項が当てはまるかどうかは
わかりませんが(笑)おおよその目安として考えてみたいと思います。

今回のメンバーで最も実質斤量的に厳しくなっているのは
フェイムゲームですが、それでも馬体減がない限り12.5%以下に
おさまっています。
460kgを切ってしまうとオールカマー的には厳しいですが
新潟記念的にはホットゾーン(爆)うーん、悩ましいところです。

少し小柄(480kgを切るくらい)なところでは
マイネルラクリマ、クランモンタナ、あとは牝馬のラキシスが
好走条件的に当てはまりそう。

逆に500kgを超えるサトノノブレスは・・・斤量的な適性を考えると割引き。

斤量面では前走で好走しているのに斤量が減っている
・トラストワン
・アロマティコ
・マイネルラクリマ

この辺りが推せる馬になってきます。
マイネルラクリマはここのところかなり斤量を背負っていましたが
久々に楽にレースが出来るかもしれませんね(^^;

オールカマー(中間整理)  担【けん♂】

オールカマー(新潟2200m)についてざっと見てきたところで
中間整理・・・というか、もう週末に差し掛かるわけですが(笑)

条件の変更により、過去の傾向は当てはまらない可能性が高く
素直に展開や脚質、実力、出来といったところでまとめていくしかない状況。

そもそも新潟の内回り中距離コースの重賞なんてものはなく(爆)
芝状態に関しても開催が進んでいるため、当日の傾向を
たしかめる必要があります。

ひとまず・・・このところのレースを観る限り、平坦内回りコースらしく、
ある程度前につけた馬が優勢っぽいので

・マイネルラクリマ
・クランモンタナ
・サトノノブレス

といった実績馬に関しては問題なく適性が発揮出来そう。

マイネルラクリマ少しすっきりした馬体で、バッチバチに仕上げた
感じではありませんが、斤量減もあり、実績的にかなり優勢な印象。

クランモンタナは前走の内容が秀逸。同じ新潟コースで
直線が短くなるのはプラス材料になってきそうなので
勢いを考慮して期待したいところ。

サトノノブレスはちょっと馬体の出来に不安がないでもないですが
覚醒した感があるので酷いレースはしてこない・・・かもしれません(爆)

カレンブラックヒルは・・・距離延長にも疑問があり、
馬体の出来も微妙に見えたので、ここではちょっと狙いにくい気がしています。

休養明けになりますが、ラキシスは距離を戻していつものように
前につける競馬が出来れば十分に対抗できるチャンスはありそう。

格の上では足りませんが、連勝中のアドマイヤギャランも脚質は
ハマるので上位馬の脱落待ち、という感じかと。

馬体のインパクトではフェイムゲームの変化(良化)が気になる
ところですが、前走のように前につける競馬をしてくるかどうか・・・

小回りコースで結果を出したアロマティコは絶好調の鞍上込みで
要注意な気がしますが、脚質を考えると・・・厳しいかも。

密かな新潟巧者のアスカクリチャンは前走を見た限りでは
ちょっと勢いが戻る感じはない気がします。

ニューダイナスティは内をすり抜ければ・・・というタイプですが
内側が荒れてきている現状では八方塞がりな感。

セイクリッドバレー、ナカヤマナイトといった古豪にも
期待したいですが、後方からの脚質だとここでは・・・

同じくムスカテール、マイネルメダリスト、フラガラッハに関しても
脚質がネックになりそう。
エバーブロッサムも調子を取り戻して貰いたいですが
突然の新味を期待するのは酷かと。


コース適性に期待出来そうな馬が実績的にも上位、ということで
変に捻るのは難しいかもしれません(^^;
圧倒的に抜けた評価はいないので横並びになってしまいますが
狙いどころの整理は出来た感じ。
もう少し内容を見ながらまとめていきたいと思います。

甘いモノでも甘くみると・・・   担【けん♂】

先日、たまたま近所のケーキ屋さんについての記事を食べログで見ていると

ケーキバイキングのハシゴをするのでこの店では12個しか食べれなかった

とかいうコメントを発見。

私も以前、友人たちとその店のケーキバイキングに挑戦したことがありますが、
たしか7個程度で撃沈した記憶があります。
周りの連中も6個とかそこら・・・2個でギブアップしたヘタレもいました(笑)

よくバイキングであるような「プチ」タイプのケーキではなく
普通のサイズのケーキなので、思った以上にキツく、
かなり甘いモノが好きな私でも途中で
「他のモノ(餃子とか:笑)なら食えるけど、ケーキは無理」
という感じになってしまいました。

12個って無茶やろ!その上、ハシゴって・・・?!

で、その話を職場でしたら、Nさん、Sくんから
いやいや、12個くらい楽勝でしょう!という返事が・・・

Nさんは140kgの巨漢。
以前ココイチでカレーを2kg食ったという剛の者です(笑)

Sくんは太ってはいないですが、背が高く、まだ若いこともあって
かなりの大食漢。回転すしで55皿を食べたことがあるとか・・・・

N「そんなん、両手に1個ずつ持ってパクパクパクって6回で終いやんか」

S「そうですよ、別に問題ないと思います」

私「いやいや、量の問題じゃなくて、途中から甘さが許せなくなるんやって、
  僕も胃袋的には大丈夫だったけどケーキだけは入らんくなったし」

N「ほんなら勝負しよか、食べれんかったら焼肉奢ったるわ、
  そんかわり、食べれたらバイキングは奢りな」

・・・ケーキバイキングは90分、1500円(以前は1300円でしたが
値上がりした模様)ですから、焼肉って完全に割が合わない勝負だと
思うんですが、いいんですか?!(笑)

Sくんも同調して、いいですよ、やりましょう!とのこと。

ついでにそばにいたⅠくんまで「僕は10個ならいけると思います」
とか言って参戦決定。
こちらは負けたらお寿司を奢ってくれるそうです。マジか?!(笑)

ってなわけで、男4人+見学がてらに相方も一緒に5人で
昨日の仕事明けに昼から件のケーキ屋さんに突撃。

割合評判のいいお店だけあって、すでに先客が4組ほどバイキング中。
お店の中は甘い香りが漂っていて・・・いい感じなんですが
徹夜明けの男連中にはちょっと厳しかったようで

N「ヤバい、もう腹いっぱいになってきた」

S「ニオイ、きついっすよね」

とか、ちょっと弱気発言が出始めました。シメシメ(爆)

とりあえず、カウンターでケーキ2個を注文し席に着き、
バイキングスタート!飲み物は2杯までなっているので
その辺りの調整も結構ポイントになりそうです(水はおかわり自由)

ケーキが運ばれてきて10秒もたたない内にNさん、Sくんは
あっさり食べ終わり、「これは楽勝ですね」と再びカウンターに注文へ。

まぁ最初はね・・・とか思いながらも、この勢いだとほんまに
食われてしまうのでは、と内心少しヒヤヒヤ気分です。

Nさんは、両手に持って・・・とまではいきませんが
豪快に2口、3口で食べ終わるペース。
あっという間に8個をたいらげ「とりあえず王手をかけにいくか」
と9個目、10個目の皿を注文。

Sくんはフルーツが苦手ということで、食べれるケーキが限定されますが、
少し小ぶりなチーズケーキを2回続けて注文したのを見て
「おいおい、それは日和ってんじゃねーの?!」と周りからブーイング。
わかりました、と6個目に頼んだ抹茶のショートケーキはかなりのサイズな上に
タルト生地付きの・・・ゴッテリ系(爆)

・・・ここまでこれはやられたな、と覚悟していた私ですが
その選択を見て、『あ、こいつやらかしたんじゃね』と内心ほくそ笑みました。

中盤を過ぎてくると甘さがきつくなってきて、苦味のある抹茶とか
チョコとかに走ったりしがちなんですが、抹茶ムースもチョコも
実はかなり脂っぽいところがあって、一気にダメージを食らうんですよね。
・・・私は前回の挑戦でそれを思い知らされたので(^^;
Sくんの様子を注意してみていると・・・

案の定、急にスプーンの動きが止まり、虚ろな表情になってきました(笑)

私&N「おいおい、どうしたの?まだ残ってんで?」

S「はい、いや・・・大丈夫です、ちょっと休憩すれば・・・」

その隙に?Nさんは「動きを止めたらアカン、一気にいかねば」と
最後の11個目、12個目のケーキを注文。
イチジクのタルトを豪快に口中に放り込むと「よっしゃ完食!
うわぁ・・・やられた・・・

N「まだ食えるな、次はプリンかな」

なんてお腹をさすりながら強気な発言をしていましたが、
実際にはかなり限界ギリギリだったようで、ドッシリと椅子に腰かけて
あとはもう周りの連中の奮闘を見守るのみ。
やっぱり勢いで押し切るってのが最善策だったのかもしれません。

なんとか抹茶をクリアしたSくんは、「あと2つ食べれば
王手ですよね・・・」とフラフラとカウンターに向かいましたが
注文したのはよりにもよってチョコショートとモンブラン。

生クリームの塊のようなモンブランに油脂分たっぷりのチョコ・・・
これはまさに最悪の選択!(爆)

う、・・・一口食べただけで、Sくんは深くため息をつくと
椅子に深く腰掛けて、ケーキを憎らし気に睨むのみ。

横のIくんは通常2個ずつ頼むところを5個目に1個しか注文せず
その時点で「これは無理だ」と確信。

それでも6、7と頑張って最後に「おれも王手をかける!」
と8個目、9個目の皿を頼みましたが、最初に食べた軽い感じの
カマンベールチーズケーキを頼んだのが致命傷
ここまでくると、スフレタイプのクリームの甘さと油脂分
本当に厳しく、無理をすると大粗相をやらかしそう・・・。

I「トイレ行ってもいいっすか」

私&N「アカン、アカン、むーりー!」←鬼

I「いや、すぐ出てきますから、勘弁してください」

私「しゃーないな、時間計るで」←外道

トイレから出てくるとなんとか9個目のチーズケーキに
再度挑戦し始めますが、あと一口、親指ほどのサイズが
どうしても口に入っていきません。

チョンチョンと鳥がついばむように少しずつ削り?にかかりますが、
なかなか減らず「あーもう無理!」

その内、腹痛に襲われてしまったⅠくんは

「すんません、トイレ行かせて下さい、もうギブアップでいいっす」

はい!お寿司ゲーット(笑)

気が付けば残り10分、実は残り40分の状態からSくんの皿の中身は
動いていなかったわけですが、ここでラストオーダー。

10個目を食べ終えていない時点で次の注文は出来ないので
Sくんはここで自動的にギブアップ
あとは最初に念を押されたとおり、食べ残しをないように、
という点をクリアするだけとなりました。

焼肉ゲーット!おいおい、ちゃんと食べ切らないと帰れんやん(^^;

勝負に敗れたことが決定したSくんはもう完全にやる気なし。
おもむろにスマホを取り出すと・・・ポチポチと画面を
いじっています。

??? ナニヤッテンネン? チラッと画面をみると・・・

なんで今、将棋なんかしてんねん!現実逃避だーけーはー!(笑)

N「食べな帰られへんやん、最後、根性みせろや!」

S&I「最後一口だけ食べてください」

N「それは・無・理・


Iくんの足は意味なくバタバタと地団太を踏むように痙攣、
Sくんの顔色はすでに土気色、スプーンを持っては下ろし、
持っては下ろしを繰り返すばかり。

時間切れギリギリ、というところでⅠくんは残りの
チーズケーキを口の中に思い切って放り込んでコーヒーで
飲み下そうとしますが、う、う、と呻いてリバース寸前(笑)
ヾ(-д-;)おいおい、それだけは~!

・・・なんとか踏み止まって、精算を済まし店外へ。

N「車で送ったろか」

I「いや、乗ったら確実にぶちまけるので歩いて帰ります・・・」

Sくんはまだ意識が朦朧としているようで、ほとんど会話もないまま、
「お疲れさまでした・・・」と自転車で街中に姿を消しました。

楽しいはずのケーキバイキングはいつの間にやら拷問と化して
しまいましたが、やっぱり美味しいものは美味しく食べてこそ、ですよね(^^;

ちなみに私は8個ほど食べて終了。
ほんまに頑張れば・・・あと1、2個はいけたかもしれませんが
無理して食べても苦しいだけなので(笑)まぁ良かったかな、と。

12個完食したNさんはそのままカレーを食べに行ったとのこと。
・・・参りました、完敗ですm(__)m

オールカマー(馬体について)  担【けん♂】

オールカマー(新潟2200m)出走予定馬の馬体について見ていきたいと思います。

【マイネルラクリマ】
(エプソムC)
マイネルラクリマ14エプソム
(七夕賞)
マイネルラクリマ14七夕賞
(オールカマー)
マイネルラクリマ14オールカマー
歴戦の古馬だけあって出来は高いレベルで安定。
少し間隔を空けて、緩めたところから絞り直しているところ
といった感ですが、太目感もなくすっきりとまとまっています。
前後の筋肉の実の入りは僅かに緩い印象ですが
崩れたところはなく、問題なく力は出し切れそうです。

【サトノノブレス】
(天皇賞春)
サトノノブレス14天皇賞春
(小倉記念)
サトノノブレス14小倉記念
(オールカマー)
サトノノブレス14オールカマー
年明けから大きく良化が進んで来ており、前走で完全に
開花した印象。今回はまだ先を見据えたのか、前後の
筋肉の充実度はちょっと低下。力感不足に見えます。
それでも背中の強さは維持しており、春先までよりは
成長が感じられる分、ここでもそれなりの能力は示せそう。

【クランモンタナ】
クランモンタナ14オールカマー
比較写真がないので変化はわかりませんが、
芦毛ながら毛ツヤがよく、少し黒く見えており、
体調はかなり良さそうです。
太いクビ差しを上半身でしっかり支えており、
下半身も腿が引き上げられて、丸みもハリも十分。
腹回りは少し大きく見えますが、パンと張っており
緩んだところは感じられません。
高いレベルで安定している感じなので引き続き
力は出せそうです。

【フェイムゲーム】
(AJCC)
フェイムゲーム14AJCC
(天皇賞春)
フェイムゲーム14天皇賞春
(オールカマー)
フェイムゲーム14オールカマー
少し間隔を空けて大きく緩めたところから
仕上げ直してきている感じ。以前の線の細さがなくなり
クビ差しがグッと太くなって力強さが大きく向上。
クビを上げたような姿勢が改善されて、シルエットが
良化してきています。腹回りはかなり太く見えるので
本格的な良化は叩いてからになりそうですが、
力感どおり走るならさらに一段回上の活躍も。

【カレンブラックヒル】
(ダービー卿CT)
カレンブラックヒル14ダービー卿
(安田記念)
カレンブラックヒル14安田記念
(オールカマー)
カレンブラックヒル14オールカマー
休養明けにしてはすっきりとまとめてきている感じ。
GⅠ前に比べると胸前の充実度などは何枚か落ちますが
バランスは崩れておらず、それなりの出来、という印象です。
まだ先を見た仕上げという感じなので、今回は距離経験を
積ます、という扱いかも。

【マイネルメダリスト】
マイネルメダリスト14オールカマー
クビ差しは太いものの、上半身が少し貧弱で
下半身に偏ったシルエット。バランスという面では
かなり微妙。比較写真がないのでわかりませんが
腹袋が大きく、ポテッとしているのをクビを上げて
支えているのであれば、出来としては不足があるかも。


※写真は全て競馬ブックPHOTOパドックより

何を得るのか、何を失うのか  担【けん♂】

21日のセントライト記念の勝利後、菊花賞(10月26日、京都)参戦を
表明していたイスラボニータ(牡3=栗田博)だが、次走が菊花賞か
天皇賞・秋(11月2日、東京)か流動的になった。

オーナーの社台レースホースが22日、ホームページで言及した。
「次走について栗田博憲調教師とあらためて協議した結果、
菊花賞で最大のライバルとなるワンアンドオンリーが出走する
神戸新聞杯のレース結果をみてから、最終決定することになりました」とした。
その理由について「今年の古馬陣のメンバーが手薄なことと
距離適性を考え天皇賞・秋の選択肢も残して、両天秤(てんびん)で
レース検討していきます」としている。(スポニチ


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
イスラボニータ陣営からすればライバルとして自身が負けた相手、
ワンアンドオンリーしか眼中にないのはわかります。

でもって、ワンアンドオンリーはハーツクライ産駒だけに
距離延長はプラス材料。少なくとも距離不安はない状態で
菊花賞に臨んでくるのに対し、フジキセキ産駒のイスラボニータにとっては
あくまで「こなせるだろう」というレースであって、
ここまでの距離延長は歓迎材料ではないのはたしか。

過去にはドリームパスポートなどの好走馬も出ているので
大丈夫だとは思いますが、あえて不利な舞台で・・・というのは
避けたくなる気持ちはわかります。

でも・・・理由の一端として

今年の古馬陣のメンバーが手薄なこと

と言われてしまうのは古馬実績馬を抱える陣営からしたら
どうなんでしょうね?

ワンアンドオンリーとぶつかるくらいなら古馬とやった方がマシ?!

うーん、ある意味、強烈な挑戦状

たしかに今年の3歳牡馬世代はセントライト記念、神戸新聞杯の
登録馬を見ても、夏場に1000万下をあっさり勝っている馬も多く、
春の実績馬だけでなく、世代全体として充実している可能性があります。
(牝馬は微妙ですが・・・:爆)

その中でトップクラスとなれば古馬一線級相手でも
好走出来る可能性はありそう・・・かと。

昨年の天皇賞秋の勝ち馬ジャスタウェイは凱旋門賞挑戦で不在ですし、
3着のエイシンフラッシュはすでに引退。
ジェンティルドンナが調子を取り戻せば最大の壁でしょうか。

ウインバリアシオンは間に合いませんし、トウケイヘイロー、
デニムアンドルビー、メイショウマンボ、カレンミロティック、
ロゴタイプといった辺りは不安定。

ゴールドシップもいませんが、この馬は適性的にもいてもいなくても(爆)

他にはクラレント、ダノンシャーク、あとはディサイファなどの
マイル路線からの参戦があるかどうか?

今週のオールカマーで実績馬が人気通りの結果を出せれば
主役候補になってくるかもしれませんが、やっぱり小粒な印象は否めないかも。
イメージを一新するような内容を魅せてくれたらいいんですが・・・。

世代交代の狭間、といった様相の中距離競馬界のことを考えると
イスラボニータが天皇賞秋に風を吹き込んでくれたら
それはそれで面白くなる気もしますね。

実際問題、どのレースを使うか、でその馬の運命って大きく
変化をしてしまったりするわけで、この分岐点は後から振り返れば
今後(種牡馬になったその先?)を左右する「選択の時」、かもしれません。
菊花賞を勝てば血統のイメージと違い、距離不問という売り文句を
手に入れられますし、天皇賞秋を勝てば格の高い勲章を得るわけで
もちろん、その効果には期待出来ると思います。

プライドとプライド、気概と矜持のぶつかる秋競馬が楽しみです♪

オールカマー(過去の勝ち馬の馬体:参考)  担【けん♂】

今年のオールカマー新潟2200mで行われるため、過去の勝ち馬の写真から
コース適性を探るのは難しい状況。

ひとまずオールカマーの勝ち馬の写真と、参考として新潟記念の勝ち馬
馬体写真を並べた上で、簡単な馬体の特徴を付記してみました。
・・・今回は内回りコースなので、微妙にずれるわけですが(爆)
まぁその辺りはちょっと目をつぶって・・・(^^;

過去のオールカマーの勝ち馬の馬体写真

【ヴェルデグリーン】
(13天皇賞秋)
ヴェルデグリーン13天皇賞秋

【ナカヤマナイト】
(12オールカマー)
ナカヤマナイト12オールカマー

【アーネストリー】
(11オールカマー)
アーネストリー11オールカマー

【シンゲン】
(10オールカマー)
シンゲン10オールカマー

全体的に・・・ずんぐりむっくり系(爆)

時期的に冬場よりも絞り込まれていますが、クビ差しが太く、
上半身が発達している点、下半身も持続質の競馬に合う形ながら
丸味を帯びてしっかりとハリがある点などは共通したポイント。
上半身は特に腕回りが盛り上がっており、厚みのある馬体を重視したいですね。
スマートさよりも、鈍重でも力強い馬体、を意識したいところです

過去の新潟記念の勝ち馬の馬体写真

【マーティンボロ】
(14新潟記念)
マーティンボロ14新潟記念

【コスモネモシン】
(13新潟記念)
コスモネモシン13新潟記念

【トランスワープ】
(12新潟記念)
トランスワープ12新潟記念

【ナリタクリスタル】
(11新潟記念)
ナリタクリスタル11新潟記念

【ナリタクリスタル】
(10新潟記念)
ナリタクリスタル10新潟記念

全体的にクビが低目のシルエットになっており、
上半身の造りが立派でクビ差しが太い、という点が共通点。
深みよりも厚みを重視したいところ。

血統的には単純なキレ味ではなくかなりパワータイプ寄りの馬が
好走している印象です。
見た目の雰囲気でもそういう馬を選びたいところ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
自分で書いた文章ながら、どちらもかなり似通った特徴になっているのに
驚きました(笑)

・クビ差しは低く、太い
・上半身が発達、厚みを重視
・下半身は丸みを帯びながらも持続質の競馬に合う形


全体的にずんぐりむっくり系のパワータイプが合うようです(^^;
血統的にもスタミナ形質の強い系統を狙いたいところ。
あくまで参考程度ですが、おおよそのイメージを頭に入れて
今年の出走予定馬についても見ていきたいと思います。

オールカマー(各馬分析3)   担【けん♂】

オールカマー(新潟2200m)出走予定馬の各馬分析、第3弾です。

フェイムゲーム】牡4 56.0 (美浦) ハーツクライ×(アレミロード)
年明けのAJCCで3着に入り、ダイヤモンドSを制覇。
ハーツクライ産駒らしく古馬になって本格化してきている印象です。
天皇賞春、宝塚記念と連続6着に敗れていますが、大きな力負けではなく、
前走では前につける競馬が出来た点もプラス材料。
馬格がないので56kgで出れるのも大きそうです。
控えてしまうとコース的に厳しいので枠順、騎手にも注目。

フラガラッハ】牡7 56.0 (栗東) デュランダル×(トニービン)
3連覇を狙って挑んだ中京記念では10着と大敗。
後方からの脚質で展開がハマらないと厳しく、中距離でも
前に行けるわけではないので、このコースへの適性はかなり低いと
考えられます。極端な外差し馬場になってハマれば・・・

マイネルメダリスト】牡6 57.0 (美浦) ステイゴールド×(アサティス)
前につける脚質を活かして安定して好走してきましたが、
このところは控える形に脚質転換。目黒記念では3コーナー入り口からの
ロングスパート勝負で前の馬が鈍ったところを後方から差して
重賞勝ちをおさめました。展開によっては機動力も使える感じですが
本質的には前につけてこそ、という印象。力勝負では分が悪く
休養明けも良いタイプではないので、ここで狙うのは・・・

マイネルラクリマ】牡6 56.0 (美浦) チーフベアハート×(サンデーサイレンス)
前につける脚質で今年もエプソムC2着、七夕賞3着と活躍しています。
ここ2戦でマイナス体重になったことで、少し休養を挟んだ感じですが
脚質的にも能力的にもここは絶好の舞台。斤量が減るのもプラス材料に
なると思われるので、あとは出来次第。チーフベアハート産駒は
2200mに特に強い、と言われている点にも注目。

ムスカテール】牡6 56.0 (栗東) マヤノトップガン×(サンデーサイレンス)
このところは芝ダート兼用で使われていますが、特に芝では目立った好走がなく
一時期の勢いは影を潜めている感じ。目黒記念は特殊な展開だったことを
考えると実力的には侮れませんが、このところは位置取りが後方に
シフトしてきているので、コース適性という面では疑問。

ラキシス】牝4 54.0 (栗東) ディープインパクト×(Storm Cat)
中距離で使われてきましたが、いきなり距離短縮でマイルGⅠに
挑戦することになったヴィクトリアマイルでは後方からになってしまい
15着と大敗。本来の距離であれば好位につけられる馬なので
今回のコース設定はプラスに働きそうです。
大幅に減った馬体を戻してどこまで仕上げて来れているかにも注意。
まともに走れば牡馬相手でも好走は十分に期待出来そう。

オールカマー(各馬分析2)  担【けん♂】

オールカマー(新潟2200m)出走予定馬の各馬分析、第2弾です。

クランモンタナ】牡5 56.0 (栗東) ディープインパクト×(トニービン)
勝ち馬の騎手が強引な騎乗により騎乗停止になって後味が悪かった
新潟記念ではタフな流れの中、前につけて2着に粘る好走。
前崩れの展開で残った点は高く評価出来そうです。
勝ち味の遅い馬ですが、内回りコースになるのはプラス材料になりそう。
決め手を封じ込めるようなレースになれば・・・

サトノノブレス】牡4 57.0 (栗東) ディープインパクト×(トニービン)
内外の馬場差を上手く活かして外をスイスイ伸びて小倉記念を完勝。
馬体はどんどん良化してきており、本格化してきた印象です。
安定して前につけて競馬が出来、使える脚は長くないタイプなので
新潟内回りコースへの適性はかなり高そうです。

セイクリッドバレー】牡8 56.0 (美浦) タニノギムレット×(フジキセキ)
過去には新潟大賞典で1着、2着、関屋記念で2着と新潟巧者ぶりを
見せていた馬ですが、年齢を重ねてさすがに成績低下。
今年のダイヤモンドSで2着と健闘したものの、勝ち馬には離されており、
メンバーのレベルを考えても評価は微妙。衰えが少ない馬ではあると
思いますが、ここで期待するほどでは・・・

ナカヤマナイト】牡6 56.0 (美浦) ステイゴールド×(カコイーシーズ)
昨夏の復帰戦、新潟大賞典で5着に敗れて以降、掲示板もない成績が
続いてしまっています。ここ2戦は▲10kg、+16kgと
馬体の変動も大きく、気性面に不安も出てきているのかも。
中段、後方からの脚質ですが以前のような機動力が使えておらず
末脚勝負になってしまっているので、現状のままなら
ここでも厳しい競馬になってしまいそうです。

ニューダイナスティ】牡5 56.0 (栗東) ディープインパクト×(Dynaformer)
先行力を活かすスタイルでしたが、七夕賞では中段から差す形で2着と健闘、
ここ2戦も同様に控える競馬をしていますが、4着、7着に敗れています。
キレがあるタイプではないので、長く脚を使う消耗戦なら
差してもいけますが、基本的には先行した方が結果に繋がりそう。
七夕賞は内を抜けた好騎乗もあってのことなので、力勝負だと
上位馬相手では現状は分が悪そうです。

続きます。

オールカマー(各馬分析1)   担【けん♂】

オールカマー(新潟2200m)出走予定馬について見ていきたいと思います。
かなりの少頭数になる年もあるレースですが、今年は登録の段階で22頭。
おそらくはフルゲートになると思われます。
メンバーの質を考えても、出走する時点で一定のハードルがあるのは
いいことだと思います(^^)g

アスカクリチャン】牡7 57.0 (栗東) スターリングローズ×(ダイナレター)
近走で負けたレースには何らかの要因がある、として新潟記念で
復活に期待しましたが、後方から6着まで。隠れた新潟巧者なので
コース適性には期待出来そうですが、年齢的にも上積みは期待薄。
他馬との力関係次第でヒモまで・・・

アドマイヤギャラン】牝5 54.0 (栗東) ハーツクライ×(ダイナマイトダディ)
未勝利戦を勝ち上がるのに7戦を要しましたが、その後、馬体を充実させつつ
徐々に力を付け、この夏の復帰戦で1000万下を勝つと連勝で
1600万下を突破。好位から鋭く脚を伸ばせるのである程度
安定して活躍が出来そうです。戦ってきた相手関係が違うので
重賞でどうかは微妙ですが先に繋がる内容があるか試金石。

アロマティコ】牝5 54.0 (栗東) キングカメハメハ×(サンデーサイレンス)
昨年のエリザベス女王杯で3着に入って以来、重賞戦線では
後方からの脚質が禍いして微妙に届かない成績が続いていましたが
この夏の巴賞で一年ぶりの勝利をあげるとクイーンSでも
2着に飛び込む好走を見せました。
小回りの競馬場で結果を出せたのは今回に繋がりそう。
先週のセントライト記念でもキングカメハメハ産駒が2、3着に好走しており、
自身も新潟で勝利があるので適性面でも面白い1頭になるかも。

エバーブロッサム】牝4 54.0 (美浦) ディープインパクト×(デインヒル)
13年のオークスで2着と好走しましたが、秋の復帰戦で
輸送競馬となったのがきっかけとなり、大崩れ。
ここ4戦は連続二桁着順に沈んでしまっています。
年明けに+20kgと大幅に馬体を増やしており、
絞れて来れば復活があっても良さそうですが、休養明けの今回
いきなりは期待薄かも。脚質的にも前が残る展開になると
厳しそうです。

カレンブラックヒル】牡5 57.0 (栗東) ダイワメジャー×(Grindstone)
今年の阪急杯まで完全に調子を崩していましたが、ダービー卿CTで
復活勝利。安田記念は不良馬場に脚を取られて9着に敗れましたが
改めて活躍していけるかどうか試金石になりそうです。
ただし、血統的には距離延長はマイナス材料。

続きます。

オールカマー(年齢別実績)   担【けん♂】

オールカマー(新潟2200m)について見ていきたいと思います。

年齢別実績:オールカマー(04年~)】
オールカマー年齢

4歳馬と6歳馬が3勝ずつと拮抗していますが、04年のように
9頭中4頭が6歳馬と約半数を占めた年もあることを考えると
6歳馬が強い、というわけではなさそうです。
11年はアーネストリーが6歳でこのレースを勝ちましたが、
実績的に完全に抜けており、年齢の問題ではなかった感じでした(笑)

逆に4歳馬は出走自体がない08年のような年があり、
複数頭の出走があったのは10年間で4回だけ。
その中で3勝というのは価値があると考えられます。
12年は1着、3着、11年は2着、3着を4歳馬が上位に入っており、
若い馬優勢の傾向となっています。

5歳馬の出走頭数が多い年は・・・自然と5歳馬の好走が目立っており、
充実期に入っている年齢だけに期待出来そうです。
2着が多い、というのも一応意識しておきたいところ。

・・・といってもマツリダゴッホが4歳から6歳にかけて3連覇
しているわけで、年齢がどうのこうのよりも馬の能力、適性の方が
重要なのかもしれませんね(^^;

7歳で勝ったのは10年のシンゲン、06年のバランスオブゲーム。
シンゲンは出走回数自体が少なく、肉体年齢が若かったことも
大きいと思われます。
バランスオブゲームは同年に中山記念を制しており、宝塚記念でも3着と
好走していました。このくらいの活躍が出来ている馬は
年齢での割り引きはいらないと考えて良さそうです。

3歳馬の出走は過去にほとんどありませんが、04年に1番人気を
背負ったハイアーゲームが4着(9頭立て)というのが最高位。
11年もマイネルラクリマが6着に敗れています。
余程評価の高い馬でも・・・厳しいと考えられます。

今年の登録馬の年齢
★8歳
セイクリッドバレー

★7歳
アスカクリチャン
フラガラッハ

フィールドシャイン※
マックスドリーム※
メイショウツチヤマ※

★6歳
ナカヤマナイト
マイネルメダリスト
マイネルラクリマ
ムスカテール

トラストワン※

★5歳
アドマイヤギャラン
アロマティコ
カレンブラックヒル
クランモンタナ
ニューダイナスティ

クリールカイザー※

★4歳
エバーブロッサム
サトノノブレス
フェイムゲーム
ラキシス

サウンドリアーナ※

★3歳

※→除外予定

除外予定の馬を除いても4歳馬が4頭、というのは珍しいですね。
メンバーの実績を考えても期待出来そうです。

9歳だの10歳だのといった超高齢馬の登録がなくなっているのは
メンバーの質、という面ではいいと思いますが・・・少々残念な気もします。
中では高齢になってしまったセイクリッドバレーは意地を見せることが
出来るかどうか・・・

オールカマー(体重別実績)  担【けん♂】

オールカマー(新潟2200m)について、見ておきたいと思います。

前の記事でふれましたが、今年は新潟開催ということでコース形態が
まるで違う分、出走馬にかかる負荷も当然ながら違ってきます。

基本的には消耗度が高いコース設定ほど若くて勢いのある
馬格的にもバランスの良いタイプが好走する傾向がある印象ですが、
中山→新潟、となることで道中も平坦、直線の急坂もなくなる分、
少し非力な馬も好走出来る可能性があります。

体重別の傾向についても、あくまで参考程度。
今年に関しては少し緩めに考える方が良さそうです。

体重別実績:オールカマー(04年~)】
オールカマー体重

出走頭数自体も多いゾーンですが480~500kg
完全にホットゾーン。
10年間で6勝、2着4回、3着3回というのは強烈です。

500kgを超える馬は2勝、2着2回、3着1回。
こちらもそれなりに優秀な成績となっています。
ただし、勝ち切るとなるとアーネストリー、エアエミネムのように
実績最上位クラスとなっており、割り引く必要はないにしろ
ヒモ候補に止めておいた方がいいかもしれません。

一つ下の460~480kgのゾーンもなかなか優秀。
昨年はヴェルデグリーンが472kgで勝ってこのゾーンの
2勝目を挙げましたが、こちらもヒモ候補として考えたいところ。

460kgを切ってくると相当な実力馬でも勝ち切れていません。
ドリームジャーニーが連続2着、ディアデラノビアは牝馬なので
微妙ですが3着止まり・・・馬格がなくても高い実績を挙げてきた
実力上位馬に関しては例外的な扱いをしても良さそうですが
基本的には大きく割り引いて良さそうです。

実質斤量負担別実績
オールカマー斤量

11.5~12.0%のゾーンの馬が4勝、2着4回、3着3回と
優秀ですが、出走頭数の割合でみると、ひとつ上の
12.5%までは十分に及第点と言えそうです。

12.5%を超えると・・・こなせるのは特殊な馬のみ。

逆に11.0%を切ってしまうような大型馬は斤量負担が軽くても
好走するわけではない、というデータになっています。

広い範囲で好走馬が出ているので絞りにくいですが、
バランスの取れた馬を中心に大型馬、少し小柄な馬に流す、
というのが傾向的には合いそうです。

オールカマー(展開分析)  担【けん♂】

今週はオールカマー、神戸新聞杯の2本立て。

オールカマーは先週のセントライト記念と同じ新潟2200m
行われることになるので、過去のデータはそのまま使えないかも。
おおよその目安として、馬体重、年齢に関してもデータをとるつもりですが
あくまで参考程度・・・どこか別の切り口から考えてみたいと思っています。

神戸新聞杯はこれまたセントライト記念、ローズSと同様、
春の実力馬の復帰戦&夏の上がり馬との力関係をたしかめるレース。
結構グダグダな内容(ラップ的に:爆)になることもあるので
考察でどうのこうの、というよりは・・・こちらも条件をたしかめつつ
簡単な線引きをする程度で、次のレースへの繋がりを見る形にしたいと
考えています。

まずはオールカマー(新潟2200m)から・・・

オールカマー新潟コース
※新潟2200mのコース図と先週のセントライト記念のラップ

新潟2200mは新潟の内回りコースをグルッと1周半走るレース。
スタートはスタンド前の直千コースの半ばから、となっており
少し引き込まれた部分から。

最初のカーブまでは600mほどの直線となっており、
先行するのに内外の差はほとんどないと考えられます。

カーブを曲がって向こう正面の直線へ。
重賞クラスのレースがないので、コース図には先週のセントライト記念の
ラップをそのまま付記していますが、直線入り口付近で
一旦脚をためている感じ。

ただし、コース図でわかるとおり、全体を通して高低差がほとんどない
超平坦なコースだけに、構造的にペースダウンするポイントはなく、
騎手の思惑、道中のペースなどによって息を入れるポイントが
変わってくる可能性は十分。場合によっては延々と締まったペースで進む
消耗戦になるかもしれません。

直線は600m以上のある外回りコースと違い、358.7mと短め。
急坂もなく、前につけた馬がそのまま押し切ってしまう可能性も十分。

新潟競馬場は夏から開催が続いているので、芝はかなりボコボコと
荒れてきており、そろそろ極端な外伸び状態になる可能性も出てきました。
差し馬に関しては思い切って外に出すことが出来る思い切りのいい
騎手とのコンビにも注目(・・・事前に判別するのは難しいですが^^;)

8月以降に行われた新潟2200mの上位馬の4コーナー位置取りは

1着→2着→3着
 7  2 10(番手)
 1  2 11
 6  3  1
 4 12 10
 7  4  4

後方からの馬も差し込んではいますが、基本的には先行、好位につけた馬が優位。
まずは脚質に注目して考えてみてもいいかもしれません。

セントライト記念回顧   担【けん♂】

こちらも秋初戦、セントライト記念が中山の改修工事の影響で
新潟2200m(内回り)で行われました。

ローズS同様、実績馬は休み明け、夏の上がり馬との力関係も
判別が難しい上に今年はコース形態も違うということで過去データは
流用が利かない状況。考察、予想という形ではまとめませんでしたが
メンバーの実績を整理してみたところ、例年以上のレベルが揃った印象。
その意味では荒れにくい・・・と考えてみましたが・・・

・格について→ココ

結果は・・・

1着イスラボニータ  2.11.7  上がり35.4
2着トゥザワールド   11/4
3着タガノグランパ

※全着順は→ココ

サングラス、オウケンブラックが引っ張り、トゥザワールドが
積極的に3番手を追走。

アルテ、クラリティシチー、ラングレーの外にイスラボニータ。
タガノグランパ、デルカイザーが続き、サトノフェラーリ、
ダイワリベラルの後ろにマイネルフロスト。

ステファノス、メイクアップから遅れてエアアンセム、ヨッヘイ、
ショウナンラグーンが後方からになり、ワールドインパクトは最後方から。

13.0-10.8-11.3-12.0-12.7-11.8-12.0-12.1-12.3-11.6-12.1
前半1000m 59.8
中間200m  11.8
後半1000m 60.1

まったくコース形態が違うので直接比較は出来ませんが、
過去のセントライト記念の前後半の平均ペースは59.8⇔59.9
今年のペースはほぼ同等な配分となっています。

まぁ年によって前傾気味だったり、後傾気味だったりとバラつきはあるわけで
平均で見てしまうのがどうかとも思いますが(爆)

1000m付近で一旦息を入れて、そこからまた締まったペースで流れ
4コーナーで急加速、

前を追走していたトゥザワールドの川田騎手はイスラボニータの動向を
気にしながら、極限まで追い出しを控え、脚をしっかりとためてゴーサイン!
この馬の現状の能力を出し切れる好騎乗を見せましたが、
イスラボニータは馬群の中から馬場中央に出すと、あっさりと並ぶ間もなく
抜き去って完勝!

追いかけてきたタガノグランパ、ステファノスの追撃を凌いで
トゥザワールドが2着を死守しましたが短い平坦な直線で
ここまで差を詰められてしまったのは・・・微妙かも。

レース後のコメント
1着 イスラボニータ(蛯名騎手)
完勝でした。スタートして後ろになりすぎない程度に行きたいと思いましたが、
馬場も内は悪いので、内に入ってこなかったので馬自身も我慢してくれて、
いい形で運べました。最初はハミを取っていましたが、向正面に入るころには落ち着いて、
トゥザワールドの後ろにつけられました。あとは4コーナーだけうまく空いてくれれば
脚はあるので、自信を持って乗りました。空いてからは速かったです。
この馬の持ち味です。春は悔しい思いをしたので、秋は雪辱したいと思っています


2着 トゥザワールド(川田騎手)
強かったです。このくらいの競馬はしてくれると思いましたし、しっかりと
走ってくれました。負け方は皐月賞と同じでしたが、秋初戦としてはいい内容でした


3着 タガノグランパ(菱田騎手)
追い切りでは乗りやすかったですし、牧場でもうまく仕上げてくれていました。
外枠で、壁が作れなかったですが、折り合いがついて、よく頑張ってくれました


4着 ステファノス(三浦騎手)
馬場の悪いところに脚を取られた瞬間に隣の馬に寄られて、一気に手応えが
なくなってしまいました。進路も探り探りになりました。
しかし、相当力があるだけにもったいなかったです


5着 ラングレー(エスポジート騎手)
カッカしているところがあると聞いていましたが、落ち着いていい雰囲気でした。
ゲートの中で動いたりするという話もありましたが、ゲートに入ってから
静かにしていました。スタートもきれいに出ていました。内の馬場が悪いので、
外のいいところに出したかったのですが、内枠で出来ませんでした。
開き直って内々を通り、直線で外に出せればつかまえられると思いました。
4コーナーでイスラボニータの後ろにいて、手応え十分だったので負かせると思いました。
しかし、久々の分、あと1ハロンで脚が上がってしまいました。
1回使っていればもっと差が詰まっていたかもしれません


終わってみれば、今年はメンバーのレベルが全体的に高かったこともあり、
上位は重賞勝ち経験のある馬で独占。
タガノグランパには驚かされましたが、ダービー4着の割に
人気を落とし過ぎていた、という感じでしょうか。

逆にダービー3着のマイネルフロストに関しては外を回しての
正攻法では限界がある感じ。
ダービーでは松岡騎手が内をすり抜ける好騎乗に助けられていたわけで
今後も枠順、位置取り、馬場状態に注意したいところです。

ローズS回顧  担【けん♂】

実績馬の復帰戦、夏の上がり馬を交えて勢力図に変化があるのか、
ローズS(阪神1800m)が行われました。

今年は例年に比べて夏の上がり馬の実績が足らず、上位馬がそのまま
力を出せれば堅い決着、と考えましたが、抜けた人気となった
ヌーヴォレコルト、レッドリヴェールのGⅠ馬2頭にも隙はあるわけで
逆転があるとしたら・・・自らコケる場合?!

予想は→ココ

結果は・・・

1着◎ヌーヴォレコルト   1.46.0  上がり33.6
2着 タガノエトワール    11/4
3着 リラヴァティ

6着〇レッドリヴェール
9着▲サングレアル

※全着順は→ココ

ダンツキャンサーを外からかわしてリラヴァティがペースを握る展開。
アドマイヤビジンが続き、内にヌーヴォレコルト。
ブランネージュ、ヒルノマテーラ、メイショウラバンド、外を回って
レッドリヴェールがいつもよりも積極的に中段待機。

最内にタガノエトワール、レッドオリヴィア、サングレアルが押し上げて
追いかけ、リリコイパイ、アドマイヤアロマ、ディルガ、アドマイヤシーマは
後方から、プリモンディアルに遅れてリックタラキチが最後方。

12.5-11.0-11.6-12.2-12.5-12.0-11.4-11.1-11.7
前半800m 47.3
中間200m 12.5
後半800m 46.2

過去のローズSの良馬場の平均ペースは

12.6-11.2-11.6-12.4-12.3-12.0-11.4-11.0-11.8
前半800m 47.9
中間200m 12.3
後半800m 46.2

実際には過去のローズSの前半は48~49秒台のスローペースか
46秒台に突入するハイペースかに2極化しており、
今年のような中間ペースになったのは実は初めてのこと。

平均と比較してみると少し速くなっていますが、それほど速過ぎる
わけではない、と思われます。

4コーナーを曲がって後続に3馬身ほど差をつけて粘るリラヴァティの
外に出してヌーヴォレコルトがまさにあっさり、という感じで先頭へ。
そのまま楽に押し切ってオークスに続いて連勝で秋初戦を突破しました。

今回は輸送もあり▲6kgと馬体重を落としており、見た目にも
少しだけ腹回りに寂しい感じを受けましたが、今後は栗東にとどまって
調整するということで、じっくりと良化させつつ本番の秋華賞に臨めそうです。
前につけて抜け出す器用さがあるので、内回りコースになるのは
おそらくプラス材料
。余程ミスがない限り、2冠への視界は明るいと
思われます。

2着には・・・なんと未勝利戦を勝ち上がったばかりのタガノエトワールが入線。
コーナーでは内で脚をため、外の馬を行かせており、機動力とか
器用さという面は感じられませんでしたが、直線に入ってから
最内を通ってスーッと進出。小牧騎手の好騎乗も評価したいところです。
外から追いかけてきた馬が迫ったところで二の脚を使って感じで
さらに伸びて突き放した余裕のある内容は十分に能力を感じさせるものだと
思われます。
秋華賞でも内を抜ける競馬が出来れば・・・面白い馬になるかも。

るリラヴァティにブランネージュ、ヒルノマテーラが迫りましたが
リラヴァティが残って3着。

外を回して進出したレッドリヴェールは直線に入って少し内に刺さり、
加速するタイミングを逸した感がありましたが、それにしても
春までの能力を感じさせる末脚を見せることが出来ず、
そのまま6着入線が精一杯。

ウィリアムズ騎手、岩田騎手から受けたバトンを上手く繋いで
戸崎騎手が結果を出しましたが、ダービー挑戦ということで
乗り替わった福永騎手は・・・これで2戦連続で大敗。
うーん、内心かなりショックを受けているかもしれません(>_<)

今回は+10kgと馬体を増やして復帰しているので、
叩いて良化する余地は十分、次走で巻き返しがあるか注目したいですね。

レース後のコメント
1着 ヌーヴォレコルト(岩田騎手)
オークス馬として恥ずかしくない競馬を、と思っていました。
春から(馬体重の)数字はあまり変わっていませんが、中身が詰まって瞬発力も加わって、
手応え良く回って来られました。いい位置につけて突き放す強い競馬だったと思います。
この走りが出来て、無事にGIを迎えてくれればいい結果が出ると思います


(斎藤誠調教師)
秋初戦ということで少し気負っていましたが、能力でカバーしてくれました。
馬体重も直前輸送でしたし、許容範囲でした。この後は栗東に滞在するので、
本番はオークスくらいの体重で出られるでしょう。馬が大人になって成長した姿を
見せられましたし、いい競馬が出来ました


2着 タガノエトワール(小牧騎手)
返し馬でいい感触を持ちましたが、レースでも未勝利を勝ったばかりのパワーでは
ありません。このメンバー相手でも道中ついて行けましたし、相当力はあります


3着 リラヴァティ(松山騎手)
「最後の勢いは4着馬(ブランネージュ)の方が上でしたが、よく盛り返してくれました。
ある程度前でと考えていましたし、スムースに運べたのが良かったですね


4着 ブランネージュ(秋山騎手)
じりじりと伸びていました。春より馬が良くなっていますし、本番が楽しみになりました

5着 ヒルノマテーラ(田中勝騎手)
道中もうまく行きましたし、権利を取れるかと思いましたが...」

6着 レッドリヴェール(福永騎手)
落ち着いていましたし、道中の感じも悪くなく、あとは追い出すだけという
手応えでしたが、伸びが他の馬と一緒になってしまいました。すんなりとした流れが
良くなかったのか、もっと窮屈なレースがいいのか、よく分かりません


7着 レッドオリヴィア(武豊騎手)
今日は、メンバーも斤量も違いますから。自己条件なら十分通用すると思います

8着 アドマイヤアロマ(和田騎手)
ゲートで立ち上がって、スタートで後手を踏んでしまいました。
最後に詰め寄っているだけに痛かったです


大きく明暗を分ける結果となってしまいましたが、それだけでなく
2頭に続く勢力にとってもかなり不安の残る結果。

古馬との対戦が始まっていくわけですが、昨年に続き今年も
「世代」の能力については疑問符が点灯した印象です。

ローズS最終予想+α   担【けん♂】

ローズS(阪神1800m)についてまとめておきたいと思います。
春の実績馬は休養明け、成長分や調整状況など不透明な部分が大きく
煮詰めてどうのこうの、というレースではないと思われます。

GⅠ馬2頭が出走してきますが、今年は例年に比べて
かなり低調なメンバー構成
上がり馬に期待するのは難しく、あえていえば上位馬の脱落待ち、
という感じ。秋競馬を盛り上げるためにも、変な波乱よりは
素直に実績馬が順調に復帰して成長を見せてくれたら・・・

これまでの考察
考察を始める前に→ココ
展開分析→ココ
体重別実績→ココ
各馬分析1→ココ
各馬分析2→ココ
各馬分析3→ココ
過去の勝ち馬の馬体→ココ
中間整理→ココ
馬体について→ココ
斤量負担分析→ココ

今回の予想
◎ヌーヴォレコルト
〇レッドリヴェール
▲サングレアル

ヌーヴォレコルトは休養明けの輸送競馬になるのがネック。
ここで調子を崩すとズルズルと引きずりそうなので
まずは慎重に確かめて貰いたいところです。
春の上位レースで崩れずに走り続けた安定感を評価して
一応本命視。

レッドリヴェールはステイゴールド産駒ということで
秋になっての良化、成長に期待したいところですが
馬体を見た限りでは・・・それほど変化は感じられませんでした。
桜花賞ではヌーヴォレコルトに先着しているわけで
普通に走れば勝っても不思議はない馬だと思います。

サングレアルは不安定ながら末脚の爆発力は高く評価出来る1頭。
極端に馬格がないので、状態をたしかめつつ、という復帰戦に
なりそうですが、逆転の余地があるとしたらこの馬くらい・・・?

馬体の出来からはアドマイヤビジンも面白そうですが
春の力の差を逆転するまでは・・・


※追記
セントライト記念についてはあまりにも条件が異質なため
考察でどうのこうの、と煮詰めるには難しい状況。

・格について→ココ

素直にイスラボニータの復帰状況を確かめるレース
ということで基本的には見の予定。

ローズSと違い、例年よりもかなり実績馬が集まった感じ。
素直に実績上位、及びコース適性に期待出来そうな
ショウナンラグーン、マイネルフロスト、エアアンセム
この辺りが一応ヒモ候補と考えています。

どちらも予想と言うにはまったくつまらない印になってしまいましたが(爆)
先に繋がる内容に期待したいですね(^^)g

懲りない人   担【けん♂】

金曜は昼から仕事明けに相方とパチンコへ。
相方の休みの前に1パチでちょこっと遊ぶのが習慣になっています。

平日の昼だけあって、店内はまだスカスカ。
ある程度好き放題に台を選べる状況ではありましたが
個人的な狙い目の「エウレカ」と「ガロファイナル(ミドル)」は
すでに埋まってしまっていました。

エウレカはマックス台だけあってハマると痛いですが
上手く当たればかなりの連荘が期待出来るのが強味。
・・・って先週24連、23連と立て続けに引けただけなんですけど(笑)

ガロのミドルは連荘しにくい面があるものの、出玉が多く
それなりに当たりやすい、というのがいいところ。
一時期、クギが鬼締めされてどこに打っても回らない
クソ台と化していましたが、このところまた回るようになってきたので、
長時間打つなら結構いい台だと個人的には思っています。

で、仕方ないので他の台を・・・と見渡すと
「ガロファイナル(マックス)」
「ガロ魔戒戦記鋼(マックス)」

がまだ朝一から誰も座っていない状態で放置。
(すいません、ガロ好きなんで^^;)

ガロファイナルのマックスは先日ちょっと座ってみたところ
まるで回らず、鬼のような仕様になっていたので
(この店としては)新台だと言っても微妙なところ。

魔戒戦記鋼はこの前、朝一から1700ハマりしていた台。
そこまで当たりにくい台という印象はなかったのですが
このところ冷えているのか、それとも反動があるのか?!

で、今日のところは魔戒戦記鋼を選択。
さてスタート!・・・おぉ!なんだこれ、めちゃ回るやん!
もしかして正解したかな?!

・・・と密かにドキドキしていたら、ちょっとして
ファイナルのマックスにもオッサンが座って・・・
いきなり当たりを引いて猛連荘開始。

むむむ、こっちも負けてられない!
お、保留玉が「ザルバ」に変化!くだらない台詞だけは勘弁ね~

激アツ!

よーし!・・・って、あれ?疑似連なしでボス戦って・・・ヾ(-д-;)オイオイ

当然のようにあっさりハズレ。たしかに違う意味で激アツです(涙)

そうこうしている内に当初の狙い目だったエウレカに座っていた
オッサンがまだ朝一当たりなしのままギブアップ。席が空きました。

う、どうしよ・・・。
こっちも回ってるしなぁ・・・でも、いや・・・と優柔不断を
かましている内に別のオッサンに座られてしまいました。

う、まさか・・・悪い予感は的中。
あっさり当たりを引くとそこから13連荘
マジかよ・・・もちろん自分が座ってたらどうなったかは
わからないわけですが、すごいやられた気分(>_<)

魔戒戦記鋼は相変わらずよく回る・・・でもちっとも発展がなく、
300、400オイオイ、600マジデスカ!?

ここは一息入れて、とトイレに行って帰ってくると
空いていた横のわんわんパラダイスにオバーチャンが座って
・・・なんと当たってる?!\(◎o◎)/!オーマイゴッド!

こっちは3時間たっても当たりの「あ」の字もないのに(涙)
たったの1、2分程度でこの差は一体?!

ますます気分はダウナーに・・・

エウレカの大連荘を終えたオッサンが席を空けましたが
もうこうなったら意地もあるので、せめて1回当ててからにしようか、と
ちょっと逡巡した隙に今度はオバチャンがスッと着席。

これでオバチャンに当てられたらどうしよう・・・え!?
アクペリエンスモード突入って、もしかして潜伏じゃね?

あ、あ・・・当たってる~(涙)
もうアカン、他人の当たりがこんなに悔しいなんて
自分で自分が嫌になりますが、こればっかりはどうにもなりません。

800ハマり・・・すでに目がうつろになりつつ、意識も薄れてきましたが
パッと見ると絵本が「サンセイ柄」に!おう!熱いやん
やっとですか、長かった・・・

ってまた疑似連なしでボス戦突入、え、え、え・・・まさか

ハズレかーい!(T_T)

エウレカのオバチャンが単発で終了して横の超天竺にスライド移動。
もう我慢出来ん!と結局900ハマりのまま魔戒戦記鋼を諦めて
エウレカに移動することにしました。

開始2秒、いきなり保留玉が赤ボックスに変化!
エピソードモード突入、アネモネとの対戦、お!ホランドも乱入!熱い!

これは移動が正解だったかも!
単発で諦めた横のオバチャンも画面を見つめてウンウンと微笑みながら頷いてる、
・・・もしかしていい人なのか?!(爆)さっきは悔しいなんて思ってごめん・・・

ボタンを押せ!・・・プシュー・・・ハズレ(涙)

その瞬間、オバチャンが満面の笑み!コラー!

その後も赤ボックスからの発展を2回ほど外し、結局エウレカも
700回転ほど回して当たらず、時間切れ。

貯玉23000発、6時間半・・・一度の単発もなく
全部飲まれるなんて今まででも一番の大敗かもしれません。

相方がキン肉マンで10箱以上出してくれたのが
せめてもの救いでしたが、その日一番マイナスしたタイミングで終わる
という一番やってはいけないパターンに陥ったのは厳しいですね。
閉店で時間切れなら仕方ないものの、やっぱり時間に限りがあるのは
勝負するにはよくありません。

次回「リベンジ!」

まだこりないのかよ!オラァ(p゚ロ゚)==p)`д)グハッ

ローズS(斤量負担分析)  担【けん♂】

ローズS(阪神1800m)についてもう少し見ておきたいと思います。

実質斤量負担
ローズS斤量負担

今回の出走馬の平均馬体重(前走ベース)は・・・443kg

この条件に変更になってから(07年以降)の平均馬体重は

07年 464kg
08年 447kg
09年 466kg
10年 476kg
11年 452kg
12年 445kg
13年 459kg

となっており、今回は過去最軽量平均
基本的には460kgから480kgを少し超えるくらいの
ゾーンの馬の好走率が高いレースですが、
今回は480kgを超える馬は不在。
470kg超えも地方からの参戦となるリックタラキチ1頭だけ。
中では460kg以上あるタガノキャンサーが条件に合いますが
実績的にも、適性的にも期待薄。

実質斤量負担の好走上限の目安は・・・12.0%
となっていますが、今年のように極端に平均体重が軽い場合は
例外扱いした方がいいかもしれません。

実績上位のレッドリヴェール、サングレアルはなんと
13.0%オーバー(涙)
春にはもっと重い斤量をこなしているだけに
大丈夫だとは思いますが、休養明けの影響も気になるところです。

斤量的に推せるのは・・・勝っているのに斤量が減っている
ヌーヴォレコルト
実績最上位クラスで、負担の面でも今回のメンバーの中では
そこまで厳しい感じもなさそう。あとは輸送さえこなせれば・・・

セントライト記念(格について)  担【けん♂】

出走馬が発表になったところでセントライト記念(新潟2200m)
ついても各馬の実績を整理しておきたいと思います。

★GⅠ勝ち馬
・イスラボニータ(皐月賞1着、ダービー2着)

★重賞勝ち馬、GⅠ好走馬
・ショウナンラグーン(青葉賞1着)
・タガノグランパ(ファルコンS1着、アーリントンC2着)
・トゥザワールド(弥生賞1着、皐月賞2着)
・マイネルフロスト(毎日杯1着、ダービー3着)

★重賞好走馬
・クラリティシチー(スプリングS3着、ラジオN賞2着)
・ステファノス(毎日杯3着、白百合S1着)
・ワールドインパクト(青葉賞2着)

★OP勝ち馬
・エアアンセム(ホープフルS1着、1600万下4着)

★1000万下勝ち馬
・サトノフェラーリ
・サングラス

★500万下勝ち馬
・アルテ
・オウケンブラック
・ダイワリベラル
・デルカイザー
・メイクアップ
・ヨッヘイ
・ラングレー

玉石混交・・・というイメージはあるものの(失礼^^;)
GⅠ馬イスラボニータを筆頭に重賞勝ち馬も4頭が登録、
上がり馬に関しても1000万下を突破した馬も2頭、1600万下で
それなりに走った馬が1頭・・・
うーん、少なくともローズSよりはメンバーのレベルは揃った印象。

例年のセントライト記念よりもかなり充実したメンバー構成と
考えて良さそうです。

となると、さすがに500万下を勝ったばかりの馬は厳しそう。
内容的にもあっさり一発昇級で底を見せていない、という感じの馬も不在で
上位馬との間には壁がありそう(あって貰いたい:爆)

セントライト記念の過去の好走条件、ではありませんが
ローズSと同じく、1000万下を勝っている馬に関しては
春の実績馬に対抗できる可能性がありそう。
サトノフェラーリ、サングラスの成長分には注目したいところですが、
この2頭はどちらも2000m以上のレースへの出走経験がない、
という点がネック。
距離延長でパフォーマンスを上げられるかどうかには疑問があります。

ホープフルS(OP)を勝ったものの、春は弥生賞4着までに終わった
エアアンセムは復帰戦の1600万下で4着。
キレ負けした内容は微妙ではありますが内回りとはいえ
新潟は合う血統、という点には注意。

重賞好走グループに関しては・・・同じレースで負けた相手が
出走してきているので逆転が可能か、という視点で見ておきたいですね。

凱旋門賞を楽しむために part2   担【けん♂】

日本から凱旋門賞に挑む3頭はひとまず順調に調整が進んでいる模様。
迎え撃つ欧州勢ですが・・・かなり様相に変化が出てきました。

独ダービーを11馬身差で圧勝したシーザムーン
バーデン大賞で敗れ、なんと故障によりそのまま引退。

インターナショナルSで古馬を一蹴した英ダービー馬
オーストラリアは愛チャンピオンSに向かい、
ザグレイギャツビーに敗れて2着。凱旋門賞は予定通り
回避なる見込みです。

有力な3歳勢が回避したのはレースレベルを考えると残念ですが、
日本馬のチャンスは拡大した感じでしょうか。

去る馬がいれば、新星登場もあるわけで、凱旋門賞の前哨戦の
ニエル賞、ヴェルメイユ賞、フォア賞が行われました。

ニエル賞からは06年にレイルリンクがディープインパクト、
ハリケーンランなどの挑戦を退けて凱旋門賞を制覇。
昨年はキズナがここを勝って本番に臨んでいます。

ニエル賞:ロンシャン2400m


デビュー戦で2着に敗れてからマイル路線で5連勝していた
エクトー(牡3)ですが、クラシック路線は回避となり
今回は5ヶ月ぶりの出走、さらに一気に距離延長ということで
不安視された面もありましたが、後方待機から
直線に入って力強く突き抜けて復活圧勝!
最後は手綱を緩めて詰め寄られましたが、回転が速い末脚で
馬群を置き去りにした点は十分に評価して良さそうです。

父のハリケーンランは05年にこのニエル賞から凱旋門賞を制しており、
翌年のキングジョージ6世&クイーンエリザベスDSでは
ハーツクライを破った強豪。

産駒のエクトーは父の足跡を辿れるか・・・注目したいところです。

ヴェルメイユ賞では昨年の凱旋門賞馬トレヴが4着に敗れる波乱。
実績的にはまったく足りていなかったバルチックバロネスが
勝ちましたが・・・本番に向かうかどうかは微妙な様子。

フォア賞では昨年の英ダービー馬ルーラオブザワールドが復活勝利。
サンクルー大賞典を勝ったスピリットジム、
強豪フリントシャーを破っており、古馬の力関係は
改めて混沌としてきた印象です。

うーん、今年の凱旋門賞は欧州3歳勢VS日本馬?!
地上波での放送もあるようですし、歴史が変わる瞬間を目撃する
ことになるのか、楽しみにしたいと思います。

ローズS(馬体について)   担【けん♂】

ローズS(阪神1800m)出走予定馬の馬体について見ておきたいと思います。

【レッドリヴェール】
(桜花賞)
レッドリヴェール14桜花賞
(ダービー)
レッドリヴェール14ダービー
(ローズS)
レッドリヴェール14ローズS
休養明け、引き締まった馬体で戻ってきていますが
逆に腹回りが少し寂しい感じ、馬格がないので
馬体重を増やして戻ってきたいところでしたが
ちょっと成長度という面では微妙かも。
前後の筋肉は維持出来ていますが、ハリはもう1歩。
バランスは取れており、力は出せそうです。

【ヌーヴォレコルト】
(桜花賞)
ヌーヴォレコルト14桜花賞
(オークス)
ヌーヴォレコルト14オークス
(ローズS)
ヌーヴォレコルト14ローズS
上半身の筋肉はハリがあってしっかりと出来上がって
いますが、下半身は少し薄く、腿の引き上げも
微妙に不足感。骨格のシルエットは春よりも
良化いている感じで、輸送さえまともこなせれば
能力は出せそう。

【サングレアル】
(オークス)
サングレアル14オークス
(ローズS)
サングレアル14ローズS
元々腹袋が大きいタイプで、腹回りが緩く
見えがちですが、今回はいかにも休養明けで
たしかに皮膚感も緩く、叩いてひと絞り
したいところ。
前後の筋肉は出来上がっており、崩れたところは
なさそうですが、力感はもう一歩。

【ブランネージュ】
(フローラS)
ブランネージュ14フローラS
(オークス)
ブランネージュ14オークス
(ローズS)
ブランネージュ14ローズS
全体的に一枚余裕がある感じの仕上がりですが
緩さはなく、パンと張っており、体調にも
問題はなさそう。筋肉の充実度は春以上、
順調に夏を越せたと見て良さそうです。

【ディルガ】
ディルガ14ローズS
比較写真がないので成長などはわかりませんが
毛ツヤがよく、筋肉質でハリのある仕上がり。
体調は良さそうです。後肢が少し突っ張ったような
立ち姿になっており、キレ、伸びといった面では
不足感が出るかも。

【アドマイヤビジン】
(フィリーズレビュー)
アドマイヤビジン14FR
(ローズS)
アドマイヤビジン14ローズS
骨格の成長に応じて筋肉がついて、バランスの良い
好馬体に仕上がってきています。
胸前に筋肉の充実度は春に比べて大きくアップ。
クビ差しから背中へのラインも力強さを増しており、
見た目通りの力が出せれば・・・


※写真は全て競馬ブックPHOTOパドックより