けいけん豊富な毎日

ダービー最終予想   担【けん♂】

ダービー(東京2400m)についてまとめていきたいと思います。

3歳馬の頂点を決めるレースだけあって、過去のダービー馬は厳しい条件を
クリアしてきた馬ばかり。
データ的には馬格だったり実績だったり、ステップレースだったり
好走率だったり・・・血統、騎手などいろいろと要素があるわけですが
実際問題、条件を広げ過ぎるとどの馬もマイナスポイントがあって
今年は勝ち馬がいない?!というあり得ない結論になったりします(笑)

まぁまず間違いなくどの馬かは勝つことになるので(当然ですね^^;)
条件で絞りつつも、過去の呪縛に縛られ過ぎないように考えてみたいと思います。

これまでの考察
考察を始める前に→ココ
展開分析→ココ
体重別実績→ココ
各馬分析1→ココ
各馬分析2→ココ
各馬分析3→ココ
過去の勝ち馬の馬体→ココ
末脚についての考察→ココ
馬体について1→ココ
馬体について2→ココ
展開分析2→ココ
展開分析3→ココ
展開分析4→ココ
斤量負担分析→ココ
展開想定→ココ

大逃げの馬が出る可能性がありますが、実質的な展開はほぼ例年並みと想定。
松岡騎手がレースを作るのであれば3コーナーからのカーブの頂点辺りから
加速が始まるロングスパート戦
隊列が縦長になりやすく、後方から外に出す馬には厳しく、
かといって前で踏ん張り切るには高い能力が問われることになります。
中段差しくらいの馬が優勢。あとは内からの先行、好位の馬が
どこまで粘れるかがポイントになりそうです。

今回の予想
◎イスラボニータ
〇ワールドインパクト

×ハギノハイブリッド
×アドマイヤデウス
×トゥザワールド
※マイネルフロスト (追加)

うーん、微妙・・・

イスラボニータは脚質的に最も想定した展開にハマるタイプで
実績、能力、騎手といった要素も抜群。
ここでも引き続き好走が期待出来そうです。
割引き材料があるとすれば・・・馬格がないことですが
逆にここで勝てればオルフェーヴルやディープインパクトの域に
近い馬として今後に大きく期待出来そうです。

ワールドインパクトは緩いペースのレースしか経験しておらず、
本質的にスタミナに不安がある可能性がありますが、持続質の脚が
使えるタフな馬としてイスラボニータを追いかけて伸びてくることを期待。
大外枠ですがスタートを上手く決めて位置を取りに行って貰いたいですね。

あとは・・・ヒモ候補。

ハギノハイブリッドのこれまでのレース内容はそれほど高く
評価は出来ませんし、馬格のなさも大きなマイナス材料。
今回はウィリアムズ騎手がイスラボニータをマークする形で
競馬が出来そうなので、押さえておきたいと思います。
血統的にも面白い1頭かと。

アドマイヤデウスは・・・ちょっと狙い過ぎかもしれませんが
今回は内に潜り込んで本来のレースが出来そうな点、及び
好調な岩田騎手の手腕に期待してみたいと思います。
コースロスなく内を抜けられたら・・・

トゥザワールドは馬体の出来が良く、能力を出し切れそう。
長く脚を使う展開に合うタイプではないと思いますが
実績と完成度を考えるとここで見切るのは怖い1頭ということで
一応押さえておきたいと思います。

あとはサウンズオブアース辺りが展開的に気になるところでしょうか。

かなり人気薄を絡めた予想になってしまいました(笑)
展開想定が違えばまったくの裏目を引く可能性も十分、
怖いですが考察と心中しようと思います(^^;

昨年も少し違和感があったのですが、秋になって古馬との対戦で
世代の強さ、みたいなものが見え始めるわけで、今年の世代は・・・
ちょっとまだ心配な気が拭えていません。

馬券は馬券として、レベル的にも先々に期待が繋がる好レースを
期待したいと思います。

※日曜日は終日外出予定。回顧は少し遅くなるかもしれませんm(__)m

※マイネルフロストは共同通信杯でもかなり良い脚を使っており、
 前で踏ん張るのであればタイミング次第で勝負になりそう。
 松岡騎手が色気をもって思い切った騎乗をしてくれれば穴候補として
 面白そうです。あとから追加するなんて迷っている証拠ですが(笑)
 馬券に組み入れてみたいと思います。

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ダービー(展開想定)   担【けん♂】

ダービー(東京2400m)の枠順を見ながら、ざっと展開について
考えてみたいと思います。

逃げるのは・・・おそらくはエキマエ&江田照騎手。

後続を大きく離しての超大逃げになる可能性もかなり高いと思われます。

ただ・・・もしも大逃げになったとしても、この距離でハイペースに
ついていくような展開は考えにくく、大きく離れた2番手で
実質的にペースを握る、と考えられるのはマイネルフロスト&松岡騎手に
なりそうです。

これまでの傾向から、松岡騎手は最初の1000mはそれなりに引っ張る
逃げ方をしていたわけで、今回はエキマエを逃がしつつ、
それを少し追っかけるような素振りを見せて、スタート直後は
ちょっとペースを上げて後続を牽制。
速いペースを意識して、後続がグッと手綱を抑えて控えてきたら
リードを保ちつつ、中間にゆっくり脚をためる、という駆け引き。

最内のサウンズオブアースは好位の内からジワジワ。

ワンアンドオンリーは横山典騎手だけに積極的に行く可能性も
ゼロではありませんが、これまでの展開を考えると一旦大きく下げて
外に出していく形を取りそう。

アドマイヤデウスもこの枠なら内でヒッソリ構えて内差し狙いが出来そう。
中段前辺りへ。

トゥザワールドは控える競馬を示唆していますが、好枠を引いて
いつもどおり、好位につける競馬が出来そう。

ショウナンラグーンは下げて外を回して前走の再現狙い。

スズカデヴィアスは酒井騎手に乗り替わり。
皐月賞は下げて洋ナシになったので今回は好位に取り付く形で。

アズマシャトルは中段待機。

ベルキャニオンも中段辺り。前が引っ張ると動けない点を
戸崎騎手がどう捌くか。

ハギノハイブリッドはウィリアムズ騎手。
下げ過ぎず中段前くらいからになりそうです。

イスラボニータは外枠に入ってしまいました。
先行争いが激化するようなメンバーではないので、少しスタートで
押して行って中段前くらいで内に入れたいところ。

タガノグランパは前にもいける馬ですが、この枠と距離延長を考えると
大きく下げて後方から。

サトノルパンは小牧騎手が意識的にゲートを遅くしている、
ということで後方から。引っ掛からないよう慎重に。

レッドリヴェールは福永騎手に乗り替わり。
この枠から無理に前に行くような騎手ではないので
後方からソロッと出して徐々に位置を調整する感じ。
馬格がないので外々を回ることになりそうです。

トーセンスターダムは武豊騎手が末脚を意識しているようで
この枠から押して行くことはなさそう。
腹を括って後方から外に出して一気に・・・

ワールドインパクトは大寒桜賞で末脚を活かす競馬も
出来ているので、控える可能性もありますが、乗り替わりの
内田博騎手がどう判断するかに注目。
内が控える感じになるのを見て中段まで押して行ければ・・・

ダービー展開想定

過去に大逃げが出た東京2400mというと・・・06年のオークスが
思い出されます。
ヤマニンファビュルが引っ掛かって大逃走。
遠く離れた2番手でアサヒライジング(柴田善騎手)がしっかりと
抑えてペースを握って行ったレース。
オークスにしては消耗度が高くなり、上がりは35.3が最速。
軒並み35秒台中盤から36秒台というキレだけでなく
スタミナ、パワーも求められる内容となりました。

勝ったカワカミプリンセスは中段から好位に押し上げる競馬。
2着のフサイチパンドラは中段差し。
3着に実質的に逃げ残ったアサヒライジングが入り、
後方から押し上げつつ脚を伸ばしたアドマイヤキッスは4着まで。

上位3頭が全て480kgを超える、という非常にレアな
年となったことにも注目しておきたいと思います。

今回のダービーでは・・・

先に仕掛ける形になりそうなマイネルフロスト、サウンズオブアースを
内からアドマイヤデウス、トゥザワールド、さらにスズカデヴィアスが
追いかけ、1テンポ遅れて馬場中央をイスラボニータ、ハギノハイブリッド、
ワールドインパクトが差し込んで行く、という感じになりそう。

大きく外を追いかけてワンアンドオンリー、トーセンスターダム、
ショウナンラグーンがどこまで迫れるか・・・?

ダービー(斤量負担分析)  担【けん♂】

ダービー(東京2400m)についてもう少し見ていきたいと思います。

実質斤量負担
ダービー斤量負担

今回の出走馬の平均馬体重(前走ベース)は・・・476kg
通常480kgを超えてくることが多く、480kgを切るのは07年以来久々。
超小柄な牝馬の参戦も平均を抑えている要因になった感じです。

過去のダービーの勝ち馬に関しては、かなりはっきりした線引きが出来ており、
480kgを切って勝ったのはディープインパクト、オルフェーヴルのみ
(キズナは前走ベースでは480kg、当日478kg)

ここでスカッと線を引いてしまうと・・・今回の出走馬の中では9頭が脱落。
当日の増減もあるので微妙なラインの馬もいますが、2冠を目指す
イスラボニータにとっては厳しいデータになっています。

ちなみに、傾向としては瞬発力勝負(33秒台の上がりが出るようなレース)
になった場合は比較的小柄な馬の好走が出やすく、極限のスタミナを問うような
厳しい消耗戦になると馬格があるタイプが優勢、となってきています。

今回は・・・想定的にはロングスパートの消耗戦。
あえて馬格で絞り込んでしまうというのも一手かもしれません。

実質斤量負担では

~12.0% 勝ち馬
~12.5% ヒモ候補
~13.0% 超実力馬、もしくはグダグダの展開
13.0%~ 好走なし

こんな感じの分類。
斤量負担に強いステイゴールド産駒で実績的にも十分なレッドリヴェール
通常の牝馬限定戦ならばこなしてしまうにしろ、牡馬相手でさらにGⅠ
となると・・・負担の厳しさが出てしまう可能性は考慮すべきかと。

ハギノハイブリッド、サトノルパンはデータ的には不足感。

POG馬出走!(今期を振り返って)   担【けん♂】

わくわくドキドキPOG
来期のドラフトも終わり、気分はすっかり次回だったりするんですが(笑)
ひとまず今年のPOGについても振り返っておきたいと思います。

故障などで引退、といった悲しい離脱こそなかったものの、
指名した15頭のうち、未デビュー馬が3頭というのは残念です。
(POG最終週の今週にデビューする1頭を除く)

早期デビュー馬を一切考えていない布陣だけにこのリスクは
毎年抱えてしまっているわけですが、今年のクラシック戦線では
新潟2歳S、札幌2歳S・・・さらに小倉2歳S組も含めて
早くからデビューした馬が活躍しており、
早期デビュー=早熟、ということで割り引く必要はなくなっているだけに
改めて考え直す必要が出てきた感じです。
・・・まぁ来期の指名馬はもう決まってしまったので手遅れですが(爆)

それでも最終週を前にして獲得した9925pというのは
これまでの7回のPOGで私が得た中では最多得点
正直、本当によく頑張った年、と言ってよい成績でした。

最終週に走る2頭の成績によっては初の1万点台に突入する
こともあり得るわけで、手応えはあった、としておきたいと思います。

ここから成績を伸ばすとしたら・・・重賞での勝利(好走)が必要。
そもそもハープスター1頭だけで22500pを稼ぎだしているわけで
14頭がハズレでも1頭GⅠ馬が引ければ上位進出、ということに
なっています。
・・・優勝しようと思ったらそれだけじゃ足りないんですけどね(^^;

けん♂厩舎の今期の成績(現時点)は10位/14人

9位の熟をさんとは677p差なので、最終週の成績いかんでは
ギリギリ逆転があるかどうか、というくらいです。

出走回数は51回、トップの花道さんは102回(爆)ですから
半分しか・・・(>_<)
毎年のことですが、この出走回数は結構大きな課題なんですよね。
今期もひだぶ~さんの47回に次いで、下から2番目の出走回数
となっており、得点が稼げない大きな要因になっています。

その中で9勝、勝率17.6%というのは上から7番目。
うーん、今期はこの部分で頑張ったことが例年よりは
マシな成績になった材料だと思われます。

POG仲間の藤沢雄二さんのように、各馬の役割、というか
目標とするポイント(どのレースを勝つか)をそれぞれに
割り振って全体をコーディネートする、というところまで
いければいいんですが、私の場合はまずはとにかく
クラシック1本狙い・・・って結局クラシック出走馬ゼロの人が
いう台詞ではありませんね(恥)すいません(>_<)
POGに関しては情報弱者の部分があるので
細かく煮詰めるのは無理な状況・・・なんとか血統などの
考察からいい馬を効率的に狙う方法をもう少し考えていきたいものです。

【今週の出走馬】

・未勝利戦(京都1400m) スナッチマインド   浜中
・未勝利戦(京都1400m) アルティマプリンス  岩田


デビューから3戦連続2着とイマイチ勝ち切れない
スナッチマインドが勝ち上がりを目指して未勝利戦に出走。
蟻洞を患ってしまったことで秋を全休することになり、
まさかこの時期まで未勝利戦でウロウロしてしまうとは・・(>_<)
素質は十分だと思いますし、適性的にもバッチリの設定、
なんとか最後に1勝を!

アルティマトゥーレの初仔アルティマプリンスが満を持して
やっと初出走。530kgを超える大型馬ということが影響したのか、
中間で剥離骨折・・・デビューが遅れてしまいました。
母に似て短距離系の馬になる見込みですが、まずは1400mで
どんなレースをするのか注目したいところ。
骨折からの回復は順調のようで、調教でもかなりの動きを
見せている様子。いきなり!ということもあるかもしれません。

残念ながら最後の最後にきて期待馬2頭が同じレースに
出走するという咽喉痒!な事態になってしまいました。
どちらも好レースをした上で・・・同着勝ち上がり?!(笑)
まぁここまできたら先は長いわけで、まずは内容のある
レースを期待したいと思います(^^)g
もちろん、これからもずっと応援します♪

全頭の反省会は後日また改めて・・・

ダービー(展開分析4:再考)   担【けん♂】

ウインフルブルームの出走取り消しにより、一気にスタート地点に
引き戻された感がある今年のダービー(東京2400m)ですが
改めてペースを握りそうな馬を考え直してみたいと思います。

内目の枠に入り、先行気味にレースを進めたことがある馬・・・
となるとマイネルフロスト(松岡騎手)、トゥザワールド(川田騎手)
といった辺り。

人気を背負うトゥザワールドは出来れば穏便に自分の競馬をしたいところ。
川田騎手は先週のオークスで悔しい敗戦を喰らっているわけで
ここは冒険出来るところではなさそうです。

となると・・・マイネルフロスト&松岡騎手が濃厚。
今回が乗り替わり初騎乗となるわけで、癖が掴めていない馬で
いきなり、というのは難しいかもしれませんが、逆に人気薄ということで
気楽な立場で思い切った競馬も出来るかも。

松岡騎手といえば07年のダービーでサンツェッペリンに騎乗し、
アサクサキングスと一緒にレースを引っ張り、4着に粘り込んだことが
思い出されます。
※1着はウオッカ、2着にアサクサキングス、3着はアドマイヤオーラ

07年のダービー及び、松岡騎手が逃げた東京2400mのレース
(13年500万下、09年ジューンS)の後半1400mのラップを
柴田大騎手がペースを握ったメトロポリタンSと比較してみました。

ラップ比較
松岡ペース

グラフにはありませんが、松岡騎手がペースを握った場合は
前半1000mはこの距離にしては少し早目くらいの平均ペースで
引っ張り、中盤にグッと緩める、という特徴が出ています。

後半に入ってのラップグラフを見てみると、
柴田大騎手よりは少しペースアップのタイミングが遅いものの、
カーブの頂点辺りから加速を開始し、隊列を長く保ちつつ、
直線入り口で急加速、というのがおおよそのパターン。

展開としては今回想定していた柴田大騎手が作るペースと
かなり近い感じでしょうか。ロングスパート勝負と考えて良さそうです。

ちなみにこれらのレースで上位に入った馬の4コーナー位置取りは

     1着→2着→3着
ダービー  8  1  9(番手)
ジューン  7  1  2
500万   3  3 10

となっており、中段差し及び、先行気味に行った馬が優勢。
後方からの馬は届いておらず、ある程度の位置を取って
脚を使った馬が好走しています。

血統的には
・ロベルト系(タニノギムレット 2頭)
・SS系(アドマイヤベガ、マンハッタンカフェ、
     ダンスインザダーク、ハーツクライ、アグネスタキオン)
・ノーザンダンサー系(ホワイトマズル)
・レッドゴッド系(ファンタスティックライト)

こんな内訳。

ウオッカだけでなくタニノギムレット産駒がもう1頭
この展開で勝っているのは面白いですね。
・・・ハギノハイブリッドは血統的に妙味あり、ということになりそう。
ロベルト系、と言う意味ではショウナンラグーンも位置取り次第?!
母父マンハッタンカフェというのも興味深いです。

ハーツクライ産駒というとワンアンドオンリーが該当しますが
前につける脚質ではないだけに、ちょっと違和感があるかも。

ノーザンダンサー系の馬やレッドゴッド系の馬は今回は不在。

キングカメハメハ産駒はどちらかと言えば瞬発力系の馬が
多いイメージ。トゥザワールドも前から抜け出す脚は鋭いですが
長く脚を使う感じはないのが微妙。
キングマンボ系が活躍した10年のダービーは超スローからの
凄まじい瞬発力勝負でした。

ディープインパクト産駒の中でもキレよりタフな脚を
使える馬を重視したいところ。

イスラボニータは・・・皐月賞を見る限りでは
おそらく問題なく対応してきそうです。

改めて頭を整理しつつ、もう少し考察をしてから
まとめに入っていきたいと思います。

ダービー(展開分析3)   担【けん♂】

ダービー(東京2400m)について、もう少し考えていきたいと思います。

前の記事で実質的にウインフルブルーム(柴田大騎手)が
ロングスパート気味に引っ張る、と想定してみたわけですが
これまでの前哨戦の後半ラップと想定ペース(メトロポリタンS)を
比較してみたいと思います。

ラップ比較1
ダービーラップ比較1

3歳戦らしく、どのレースもスロー気味に流れていますが
特にプリンシパルSは4コーナーまでゆったり進んでの瞬発力勝負、
ベルキャニオンはこのペースに乗じて前に寄せられた印象で
縦長の展開が想定される今回とは繋がりそうもありません。

青葉賞、新緑賞はどちらもカーブの途中から加速している点で
今回の想定に近い感じですが、ペース自体は緩め。

青葉賞はその分、メトロポリタンSよりも最後の粘りが効いていますが
新緑賞はペースの割に早目に前の馬がバテるレベルの低い展開。

同じような差し決着でも

ショウナンラグーン>ハギノハイブリッド

という評価で良さそうです。

レース展開的には先に抜け出して粘り込んだワールドインパクトは
持続質のロングスパートに強い印象。
今回は大外に入ってしまったのでコース取りが微妙ですが
積極的に位置を取って早仕掛けに対応出来れば
適性的にはかなりハマりそうです。

ショウナンラグーンは最後の1ハロンで急激に伸びて前を急襲。
差し切った末脚は高く評価出来ますが、前が止まってこそ、
というタイプ。位置取り、仕掛けどころが重要になると思われます。

ラップ比較2
ダービーラップ比較2

東京以外のコースとの比較なので、単純比較は出来ませんが
皐月賞はGⅠだけあって(距離が短いこともありますが)
上記の前哨戦に比べて締まった流れで展開しています。
加速度、と言う面では微妙ですがロングスパート戦、という
形で観ることも出来るので、展開としては今回の想定ペースに
繋がりそうです。

前で踏ん張ったウインフルブルームは十分に評価出来ますし、
勝ち馬のイスラボニータも高評価。
トゥザワールドは最後に鈍った分、東京への適性には不安が
ないでもないですが、流れに乗れて粘れたら・・・

京都新聞杯は直線手前で大きく鈍っており、
最終的には瞬発力勝負。
ハギノハイブリッドの末脚は評価出来るにしろ、
やはり今回の想定には繋がりそうもありません。

ウインフルブルーム出走取り消し!
 ぎゃー!ここまで来て最初から練り直し?!参りました(>_<)
 セレスさん、情報ありがとうございます。

ダービー(展開分析2)  担【けん♂】

ダービー(東京2400m)の展開の想定はあとからやる予定ですが
ひとまずペースについて少し考えてみたいと思います。

先手を取るのは・・・おそらくエキマエ。
江田照騎手ということで、もしかしたら超大逃げもあるかもしれません(笑)

エキマエに関しては適性、能力ともに微妙なため、ここは逃げないと
何しに出てきたのかわからない感じもあるので(失礼^^;)
まずは名前をコールされるためにも?行けるとこまで行く、という
感じになりそうです。
※陣営からは内を見ながら番手で・・・みたいなコメントも出ているようですが(^^;

大逃げになったとしても、他馬がそれをマークしてついて行く
なんてことは考えにくく、大きく離れた2番手で実質的なペースを握るのは
ウインフルブルーム(柴田大騎手)になりそうです。

柴田大騎手は今年のメトロポリタンS(東京2400m)でハナを切って逃走。
そのときのラップを過去のダービーの平均ペースと比較してみました。

ラップ比較
ダービーラップ比較

序盤をゆったりとまとめた柴田大騎手は向こう正面で少しペースを上げ、
3コーナーからのカーブも緩めず、カーブの出口前でスパート開始。
後続を引き離す形でロングスパート勝負に持ち込んでいました。

最終的にはグラフを見てもわかるとおり、最後の2ハロンで
脚が止まっての差し決着。
ただし、後方に待機していた馬はコーナーで詰め寄ることが出来ず
なし崩しに脚を使わされてしまって失速。

好位、中段からタフに脚を使える能力馬が上位を占める結果と
なっていました。
※メトロポリタンS結果→ココ

柴田大騎手が東京で逃げた場合のラップをチェックしてみたところ
マイル以下では4コーナーまでためていく形のラップを作りがちでしたが、
1800m以上のレースでは基本的に4コーナー出口に向けて
加速していく
形の展開を作っていました。

マイル戦では前半に緩むところがないだけに、脚をためにいくのもわかります。
中長距離になると前半を抑えて、後半にロングスパートが出来るわけで
どうやら東京ではなし崩しに脚を使わせる形を作りにいくのが常套手段のようです。

ウインフルブルームは一定のリズムで淡々と刻んでいく形が合うので
ロングスパート勝負は脚質にピッタリ合うと思いますが、
今回は馬体の出来が微妙に見えただけに・・・最後まで粘れるかは
微妙かもしれません。

ある程度前につけてタフに脚を使える馬(血統)
あまり後ろ過ぎない位置から末脚が伸ばせる実績馬に注目。
後方で脚をためて伸ばすタイプの馬は割り引いて考えたいと思います。

ダービー(馬体について2)   担【けん♂】

ダービー(東京2400m)出走馬の馬体について、第2弾です。

【ウインフルブルーム】
(シンザン記念)
ウインフルブルーム14シンザン記念
(皐月賞)
ウインフルブルーム14皐月賞
(ダービー)
ウインフルブルーム14ダービー
下半身の筋肉は維持出来ていますが、
クビ差しの力感が低下し、上半身の筋肉が
ガクッと落ちてしまった感じ。
大きな低下ではないものの、仕上がりに関しては
良化しているとは言い難く、力を出し切れるかは
少々疑問。

【トーセンスターダム】
(きさらぎ賞)
トーセンスターダム14きさらぎ賞
(皐月賞)
トーセンスターダム14皐月賞
(ダービー)
トーセンスターダム14ダービー
間が空いた割に引き締まった馬体で戻ってきた前走を
叩いて状態は順調に良化。
厚ぼったかった皮膚感は薄くハリが出て、
筋肉にメリハリが出てきたのは好感。
体型的に距離延長がプラスになる感じはなさそうですが
この馬なりに非常に良い状態でレースに臨めそう。

【ワールドインパクト】
ワールドインパクト14ダービー
一貫して長い距離を使われてきた割に
体型的には伸びやかさがなく、最終的には
マイル路線に・・・?
クビ差しが太く、上半身は厚く充実。
スッと加速が利いて持続型の競馬が出来るタイプだと
間隔は詰まっていますが、良い状態を維持出来ており
能力は出し切れそう。
外を回す形にならなければ・・・

【ベルキャニオン】
(スプリングS)
ベルキャニオン14スプリングS
(ダービー)
ベルキャニオン14ダービー
春先よりも明らかに力感が増しており、
状態は上昇傾向。
少し腹回りに余裕が感じられますが
ハリがあって緩んでいないので問題なし。
この馬なりにかなり良い出来でレースに臨めそうです。
皐月賞までは上位馬との差を感じましたが
今の状態なら・・・

【マイネルフロスト】
(共同通信杯)
マイネルフロスト14共同通信杯
(スプリングS)
マイネルフロスト14スプリングS
(ダービー)
マイネルフロスト14ダービー
春になり、冬毛が抜けて急激に良化。
本番に向けて前後の筋肉の充実度はアップし
メリハリがついてきました。
腹回りは薄く、ハリがあって体調にも
問題なさそうです。
全体的なバランスはイマイチながら
この馬なりに力を出し切れそう。

写真は全て競馬ブックPHPTOパドックより

ダービー(馬体について1)   担【けん♂】

ダービー(東京2400m)出走馬の馬体について見ていきたいと思います。

【イスラボニータ】
(共同通信杯)
イスラボニータ14共同通信杯
(皐月賞)
イスラボニータ14皐月賞
(ダービー)
イスラボニータ14ダービー
フジキセキ産駒としてダービーで3着に入った
ドリームパスポートよりもクビが太く上半身が発達。
下半身は瞬発力よりも持続質向きな構造で
スピードの維持に長けたタイプという印象。
前走後に少し緩めた感じで腹回りに余裕がある分、
クビを上げたシルエットになっているのは微妙。
出来自体は高いレベルで安定していると思います。

【ワンアンドオンリー】
(弥生賞)
ワンアンドオンリー14弥生賞
(皐月賞)
ワンアンドオンリー14皐月賞
(ダービー)
ワンアンドオンリー14ダービー
この血統らしい胴がにゅーっと長いシルエット。
この一戦に向けてしっかりと絞り込まれてきており、
腿の筋肉の強化によって立ち姿のバランスも向上。
大きな変化はないものの、さらに煮詰まった感じの仕上がり。

【レッドリヴェール】
(13阪神JF)
レッドリヴェール13阪神JF
(桜花賞)
レッドリヴェール14桜花賞
(ダービー)
レッドリヴェール14ダービー
これまでに比べると間隔を詰めての出走になりますが
春を迎えて体調が良化したようで、緩めたところはなく
これまでにないくらいの充実した馬体になってきています。
上半身の力感も十分でクビ差しも力強く、下半身も
腿が引き上がってお尻のハリも抜群。
現状の力は完全に出し切れる出来で臨めそう。

【トゥザワールド】
(弥生賞)
トゥザワールド14弥生賞
(皐月賞)
トゥザワールド14皐月賞
(ダービー)
トゥザワールド14ダービー
全兄よりも前後のバランスが取れた好馬体。
太いクビ差しを発達した上半身が支えており
下半身も腿がしっかり引き上げられ、ハリも十分。
腹回りにも緩めたところは感じられず
良い状態を維持出来ている様子です。
表情も穏やかで気性的な問題もなさそう。

【ショウナンラグーン】
ショウナンラグーン14ダービー
クビ差しが太く筋肉質な馬体。
クビが高いシルエットになっているのは
気になるところですが、前走の消耗も感じられず
良い状態は維持出来ている様子です。
現状では下半身に偏った感じで終いの
爆発力勝負になれば・・・

【ハギノハイブリッド】
ハギノハイブリッド14ダービー
小柄な馬ですが・・・シルエットは松国仕様。
まだ筋肉が付き切ってはいない感じですが
前後のバランスが取れており、引き締まった馬体。
クビが低く、東京は適性的に合いそうです。
力は十分に出せる出来。

写真は全て競馬ブックPHPTOパドックより

ダービー(末脚についての考察)   担【けん♂】

クラシックの舞台は中山(皐月賞)から東京(ダービー)へと移り、
距離延長とともに、構造的にも直線が長くなって末脚の能力が
問われる傾向が強まる
ことになります。

単純に考えれば・・・皐月賞を制したイスラボニータ末脚で
上回っていないと皐月賞組の中では東京で逆転は不可能
、ということ。

もちろん、レース中の不利だとか調子もあるので
一概には言えませんが、不利はまだしも、調子となると
この時期に立て直しを考えるとなると、やはりダービーで
巻き返しは難しくなりそうです。

皐月賞組の中でダービーに出走する馬は9頭。
その内、イスラボニータ(34.6)を上回る末脚を使っていたのは

・ワンアンドオンリー 34.3
・ベルキャニオン   34.5


この2頭だけ。

ワンアンドオンリーは0.3秒上回る末脚を使っていますが
東スポ2歳Sでもイスラボニータが34.1に対して
33.7ですから0.4秒差・・・どうやらあまり力関係は
変わっていないようです。

ベルキャニオンは共同通信杯でイスラボニータと対戦、
このときもイスラボニータが33.2に対し、ベルキャニオンは33.1
奇しくも皐月賞と同じく0.1秒差となっています。

オークスのときにふれましたが、東京競馬場の場合、
上がり3ハロンが0.1秒違うと、約0.64馬身差縮まる計算。

ベルキャニオンはイスラボニータのすぐ横くらいにいないと
逆転は不可能(爆)
ワンアンドオンリーはおよそ2馬身差くらいの位置を取って
4コーナーを曲がってくる必要があります。

・・・まぁあくまで机上の計算なので、実際にはコース取りによって
芝の差などもありますので誤差は出てくるとは思いますが、
コーナーリングで不器用な面が出がちなワンアンドオンリーは
かなり積極的に行かないと・・・逆転までは厳しいと思われます。

イスラボニータにしても枠順によって中段に控えるような形に
なるのであれば話はガラリと変わってしまうわけで
これまでどおり好位につけて行けるかどうかは大きなポイントに
なってしまいそう。


ダービー向き、ということで期待されるトーセンスターダムは
皐月賞では35.5とまるで脚を使えず11着と敗退。

それまで3連勝、きさらぎ賞で怪物バンドワゴンを破って
評価を高めた馬ですが、本来の末脚はどれほどなのか・・・

きさらぎ賞でほぼ同位置から3着に入ったエイシンエルヴィンと
トーセンスターダムの上がり3ハロンの差は0.2秒。

エイシンエルヴィンは青葉賞で34.1の末脚で7着。
もう少し前から脚を使ったワールドインパクトが34.2ですから
位置取りの差はあるものの、単純な末脚としては
エイシンエルヴィンが少し上、ということになります。

青葉賞の勝ち馬ショウナンラグーンは33.8の上がり。
エイシンエルヴィンとほぼ同じような位置から伸びて
0.3秒上回る脚を使っていました。

京都2歳Sではトーセンスターダムの上がりが33.6、
3着のサトノロブロイが34.5と0.9秒差。

同条件の福寿草特別ではサトノロブロイが34.4の末脚で勝っていますが
2着にはハギノハイブリッドが33.5の末脚で突っ込んできていました。

エイシンエルヴィン及び、サトノロブロイを軸として比較すると

トーセンスターダム≒ショウナンラグーン≒ハギノハイブリッド
  V
(0.2~3秒差)
※エイシンエルヴィン
  V
(0.1秒差)
ワールドインパクト
  V
(0.6秒差)
※サトノロブロイ


ハギノハイブリッドは共同通信杯で好位から一旦下げて、
改めて伸び直して・・・33.5の末脚。
前から脚を伸ばしたイスラボニータが33.2だったことを考えると、
内容的に末脚の面でも完敗だった、という評価。

非常に強引な比較論になりますが・・・(^^;

ワンアンドオンリー
  V
(0.2秒差)
ベルキャニオン
  V
(0.1秒差)
イスラボニータ
  V
(0.3秒差)
トーセンスターダム≒ショウナンラグーン≒ハギノハイブリッド


うーん、オークスのときのような穴馬はちょっと見当たらない感じですが、
おおよそのイメージは出来た気がします。
これに位置取りを加味すると・・・後方からイスラボニータを追い抜く、
というのはかなり厳しいことがわかります。
距離延長で脚が鈍るとか、位置取りが悪くなるとか・・・
隙があるとしたらその辺りになりそうかと。

ダービー(過去の勝ち馬の馬体)  担【けん♂】

過去のダービー(東京2400m)の勝ち馬の馬体写真を並べてみました。

【キズナ】
(13ダービー)
キズナ13ダービー

【ディープブリランテ】
(12ダービー)
ディープブリランテ12ダービー

【オルフェーヴル】
(11ダービー)
オルフェーヴル11ダービー

【エイシンフラッシュ】
(10ダービー)
エイシンフラッシュ10ダービー

【ロジユニヴァース】
(09ダービー)※不良
ロジユニヴァース09ダービー

【ディープスカイ】
(08ダービー)
ディープスカイダービー

【ウオッカ】
(07ダービー)
ウオッカ07ダービー

【メイショウサムソン】
(06ダービー)
メイショウサムソン06ダービー

【ディープインパクト】
(05ダービー)
ディープインパクト05ダービー

【キングカメハメハ】
(04ダービー)
キングカメハメハ04ダービー

【ネオユニヴァース】
(03ダービー)
ネオユニヴァース03ダービー

※写真は全て競馬ブックPHOTOパドックより

うーん、こうして見ると・・・どの馬もいかにも走りそうです(^^)

血統も違いますし、その年によってレースの内容や馬場状態に違いがあるわけですが、
全体的に似たようなシルエットの馬が活躍している、というのが面白いところ。

上半身に迫力があり、クビ差しも太く力強い出来。
下半身も丸みを帯びていて、薄かったり、尖ったりはしていません。

腹袋の大きな馬はいるものの、腹回りは太め感なく絞り込まれている様子。
決して細くはなく、体調にも問題はなさそう。毛ツヤも良いですね。

クビが高い馬もいません。急坂のある東京に向いたシルエットの馬に
注目したいところです。

バランスの良さも秀逸。前後に偏ったところがある馬は
割り引いた方が良さそうです。

後肢はしっかりと引きつけられており、
流れて突っ張ったような立ち姿になっている馬はいません。
腿の筋肉がグッと盛り上がって引き上げられている点も
意識しておきたいところ。

おおよそのイメージを頭に入れて、今年の出走予定馬について
見ていきたいと思います(^^)

ダービー(各馬分析3)   担【けん♂】

ダービー(東京2400m)出走予定馬の各馬分析、第3弾です。

ハギノハイブリッド】牡3 57.0 (栗東) タニノギムレット×(トニービン)
勝ち上がるのに4戦を要し、共同通信杯でも6着に敗れていますが
大寒桜賞で2着のあと、新緑賞、京都新聞杯と連勝。
この血統にしては長い距離に適性を示しており、基本的には
ゆったり流れたところからの瞬発力勝負が合う感じですが
ハイペースの前崩れを差した前走の内容からすると
タフな展開でもある程度こなせそうです。
少し馬体を戻してきてはいるものの、極端に馬格がなく
斤量増はマイナス材料。過去のデータ的にはかなり厳しい状況。

ベルキャニオン】牡3 57.0 (美浦) ディープインパクト×(フレンチデピュティ)
共同通信杯で2着に入ったものの、スプリングS6着、皐月賞7着と連敗。
前走のプリンシパルSで復活勝利を飾っています。東京では2勝、2着2回と
連対を外しておらず、適性面では期待出来る1頭ですが、上位馬との
対戦では少しずつ足りない面を見せているだけに過剰な期待はしにくい印象。
コーナーでの反応に鈍い面があり、ペースが締まると位置取りにも
不安材料があるかも。

マイネルフロスト】牡3 57.0 (美浦) ブラックタイド×(グラスワンダー)
デビューから連勝でコスモス賞を勝ちましたが札幌2歳Sでは5着。
重賞戦線では少し足りない面を見せていましたが、毎日杯で復活勝利。
青葉賞では前につけて踏ん張り切れず3着と横並びの6着に敗れています。
順調に馬体は充実してきており、成長が伺えますが上位馬との対戦で
負けている点はマイナス材料。逆転を考えるにも東京がプラスではないだけに。

レッドリヴェール】牝3 55.0 (栗東) ステイゴールド×(Dixieland Band)
この血統らしく小柄な馬体ながら不良馬場の札幌2歳Sをパワーで
ねじ伏せて勝利。続く阪神JFを勝って2歳牝馬のチャンピオンに
輝きました。ぶっつけとなった桜花賞ではハープスターに僅かに
かわされ2着に敗れましたが、能力の高さを示しており、牡馬相手でも
好勝負が期待出来そうです。休養を挟んでも馬体重が戻せていなかったのは
不安材料、今回は輸送がある分、状態に関しては注意が必要になりそう。
ステイゴールド産駒だけに本質的に東京は微妙ながら、
ハープスターとの力関係を考えると侮れません。

ワンアンドオンリー】牡3 57.0 (栗東) ハーツクライ×(タイキシャトル)
勝ち上がるのに3戦を要し、東スポ2歳Sでは6着に敗れましたが
ラジオN杯2歳Sを制し、弥生賞でも2着。皐月賞では後方から
鋭く追い込みましたが4着と届かず。
柔らかく地面を上手く掴まえて加速していく走りで伸び脚は優秀ですが、
コーナーリングに難があり、仕掛けが少し遅れるのが難点。
その意味では東京コースはプラスに働きそうですが、
東スポ2歳Sで前に届いていなかった点をみると、過剰な期待は
危険かもしれませんが、血統の印象どおり、春に馬体を増やして
充実してきているので今なら・・・

ワールドインパクト】牡3 57.0 (栗東) ディープインパクト×(Pivotal)
まだ2勝しかしていませんが、2着が4回と連対を外さない好走を
続けています。後方でためる形になった大寒桜賞ではかなり
キレる脚を使えていましたが、基本的には前につける脚質で
脚の比べ合いでは少し見劣る感じ。
長めの距離を中心に使われていますが、道中に緩むポイントが
あるレースばかりなので、ある程度締まった流れになってしまうと
スタミナ面で不安が出てしまうかも。

ダービー(各馬分析2)   担【けん♂】

ダービー(東京2400m)出走予定馬の各馬分析、第2弾です。

サトノルパン】牡3 57.0 (栗東) ディープインパクト×(ダンシングブレーヴ)
少しペースが落ち着いたNHKマイルではゲートは上手く出たものの、
小牧騎手の予言どおり引っ掛かってしまい9着と力を出せず。
減っていた馬体を少し戻せたのは好材料ですし、東京で勝っているので
適性に問題はないと思われますが、気性的に距離延長には不安がありそうです。

ショウナンラグーン】牡3 57.0 (美浦) シンボリクリスエス×(マンハッタンカフェ)
スローペースながら道中にラップの上げ下げがあって数字より
消耗度が高くなったと思われる青葉賞を後方から差し切り勝ち。
セントポーリア賞でも後方から末脚を発揮して3着に入っており
東京への適性は高い馬。血統的に春から良化してくる傾向があるので
上向きになっている成績は素直に評価して良さそうですが、大きく減っていた
馬体を戻し切れてはいないので上積みに関しては微妙かも。

スズカデヴィアス】牡3 57.0 (栗東) キングカメハメハ×(サンデーサイレンス)
連勝ですみれSを制し、皐月賞に挑みましたが後方からになってしまい、
14着と大敗。巻き返しを図った京都新聞杯はハイペースを好位で
踏ん張ったものの、6着に敗れています。
タフな展開にそれなりに対応出来ることを示したのはプラス材料、
馬体が増えてきているのも成長の面で好感触ですが、上位馬との対戦で
結果が出せていないだけに、ここで期待するほどの材料には
欠けてしまっている印象。キレ勝負でも耐久力勝負でも何枚か不足感。

タガノグランパ】牡3 57.0 (栗東) キングカメハメハ×(スペシャルウィーク)
アーリントンC2着のあと、後方から差し切ってファルコンSを制覇。
ラジオN杯2歳Sで5着ながら末脚を使えていたので距離延長は
あまり問題なさそうでしたが、皐月賞本番では後方から脱落して
17着に敗れてしまいました。
乗り替わりの影響もあったかもしれませんが、デビューから▲24kgと
大幅に馬体を落としてカリカリした面が出た印象。
こおで立て直してくるにしても上積み、調整面でかなり不安がありそう。
結果的に距離実績がないのもマイナス。

トゥザワールド】牡3 57.0 (栗東) キングカメハメハ×(サンデーサイレンス)
好位からスムーズに伸びる脚質で新馬戦2着の後4連勝で弥生賞を制覇。
皐月賞でも2着と健闘しました。
全兄ほどの機動力はありませんが、競馬自体はこの馬の方が器用にこなす印象。
すんなりと抜け出せる点は高く評価出来ますが、長く脚が使えず
最後に鈍る感じがあるので東京での競い合いとなると不安がありそう。

トーセンスターダム】牡3 57.0 (栗東) ディープインパクト×(エンドスウィープ)
3戦3勝できさらぎ賞を制覇。ダービーを意識したローテーションで
皐月賞はぶっつけ本番になり、11着に敗れてしまいました。
回転の速いピッチ走法で加速力の高さが武器となっており、
東京でも瞬発力勝負になれば面白い1頭になるかも。
似たような脚質のデニムアンドルビーよりも前から競馬が出来るのは
大きいと思われます。長く脚を使うタフな展開になると厳しいので
先行馬の作るペース、展開なども影響しそうです。

続きます。

ダービー(各馬分析1)   担【けん♂】

ダービー(東京2400m)出走予定馬について見ていきたいと思います。

アズマシャトル】牡3 57.0 (栗東) ゼンノロブロイ×(マルゼンスキー)
スローペースを好位で残ってラジオN杯2歳Sで2着に好走していましたが
弥生賞では6着に敗れ、毎日杯5着、京都新聞杯では13着と着順を落として
しまいました。前走ではハイペースについていけず、位置取り的には
有利だったにも関わらず脚を伸ばせなかったところをみると
現状では力不足。スタミナの面でも不安がありそう。
キレ味でも上位馬に見劣るので逆転の要素は・・・

アドマイヤデウス】牡3 57.0 (栗東) アドマイヤドン×(サンデーサイレンス)
連勝で若葉Sを制するまで複勝圏を外さない好走を続けていましたが
皐月賞本番では中段後方から伸び切れず9着と敗退。
若葉Sでは内を突いてショートカットした岩田騎手の手腕の功績が
大きかった印象で、誤魔化しの利かない東京の直線で脚比べとなると
分が悪い面は否めないかと。小回り平坦コースで見直し。

イスラボニータ】牡3 57.0 (美浦) フジキセキ×(Cozzene)
コーナーリングの不器用さを見せながらも瞬発力の差を見せつけ
皐月賞を完勝。東京では4戦4勝、好位からスッと脚が使えるので
無理のない競馬が出来るのが強味になっています。
血統的に距離延長に不安がないでもないですが、ドリームパスポートの例もあり
余程極端なペースにならなければ問題はなさそう。
馬格がない点が過去のデータ的には心配ですが、傾向を覆せるか注目。

ウインフルブルーム】牡3 57.0 (栗東) スペシャルウィーク×(サクラユタカオー)
デビューから複勝圏を外さない安定した成績を続けており、
皐月賞では8番人気と低評価を覆し3着と好走しました。
全身をリズムよく使ってワンペースで引っ張る先行脚質。
少し力んだ走り、という感じもありますが淡々とラップを刻んで
脚が鈍らないので、上手く後続を引き離して直線に入れれば
ここでも好走があっても不思議はなさそう。

エキマエ】牡3 57.0 (美浦) メイショウボーラー×(コマンダーインチーフ)
先行力を活かし、ヒヤシンスS、兵庫チャンピオンシップと連勝中。
芝では百日草特別で13着と惨敗していますが、出遅れた結果なので
参考にはならないかもしれません。距離延長は血統的にマイナス材料、
芝実績がない点を考えてもここで上がり目は薄そうです。

サウンズオブアース】牡3 57.0 (栗東) ネオユニヴァース×(Dixieland Band)
勝ち上がるのに4戦を要しましたが、若葉Sで3着に入ると
はなみずき賞を勝ち、京都新聞杯ではハイペースを中段から
差し込んで2着と好走。切れ味勝負になると少し分が悪く、
前での粘り合いになっても脚色が一緒になってしまうので
勝ち味が遅いのが微妙。東京がプラス材料になる感じはなさそうですし
血統的に距離延長も不安材料。

続きます。

来期のPOG指名馬確定!part2   担【けん♂】

【わくわくドキドキPOG
来期の指名馬リストの続きです。

8位【ジュエルオブザナイト12】牝 ディープインパクト×(Giant's Causeway)
※馬名ディープジュエリー
母父ストームキャットとディープインパクトの組み合わせでは
キズナが大成功していますが、この馬も系統としては同じ構成。
母からはGⅠ2勝の牝馬も出ており、国内一発目の産駒が
ディープインパクトとの牝馬というのは興味深いところ。
当たればデカそう!

9位【スカイディーバ12】牡 ディープインパクト×(Sky Mesa)
母は米国のGⅠ馬。2億5千万の超高額馬・・・の割に
血統構成は微妙な気もしますが(爆)母父の系統には薄く
ストームキャットが入っていますし、母母に入ったアンブライドルドとの
組み合わせでもダノンバラードが出ているわけで、
上手く活きてくれば期待出来るかもしれません。

10位【トゥーピー12】牡 ディープインパクト×(Intikhab)
母は仏の重賞勝ち馬。GⅠでも2着に入った能力馬です。
母父がロベルト系になるというのは微妙ながら、母母の系統には
SS系との相性が抜群に良いカーリアンが入っており、
上手く血統効果を引き出してくれたら楽しみな馬だと思います。
順調に来ている・・・という話ではあるものの
デビューが少し遅れそうなのは気になるところ。
じっくり育てて是非クラシック路線へ。

11位【カーラパワー12】牝 ディープインパクト×(Caerleon)
半兄のスティルゴールドは元POG馬・・・というより
ダノンシャークの全妹、と言った方が聞こえが良さそう(笑)
SS系との組み合わせで成功した、と言えるのはダノンシャークだけ
という感じもありますが、勝ち上がりが早い産駒が多く
まずは勝ち上がって・・・あとはどこまで、という感じ。
本格的な良化は古馬になってからになりそうですが
ポイントゲッターとしての活躍を期待。

12位【アーヴェイ12】牡 ディープインパクト×(Danehill Dancer)
母は米国のGⅠ馬、10年のエリザベス女王杯に挑戦しましたが
16着に敗れているので記憶には薄いかも(爆)
母父デインヒル系というとミッキーアイルが大成功していますが
この馬は母母にサドラーズウェルズが入っている分、ちょっと重厚。
上手くスタミナに活きてくれたら大物に育つ可能性もありそうかと。

13位【レディオブヴェニス12】牡 ディープインパクト×(Loup Solitaire)
母は米国GⅡ勝ち馬。初年度産駒の半兄アクションスター
(父アグネスタキオン)は京成杯2着に入っており、
この馬にはさらに大きくクラシックに届く活躍を期待したいところ。
全姉はちょっと微妙な成績になっていますが、牡馬に活躍馬が
出やすい・・・のではないかと希望的観測(笑)

14位【ミュージカルウェイ12】牝 ディープインパクト×(Gold Away)
母は仏GⅡ、伊GⅠ勝ち馬。初年度からディープインパクトを
つけ続けており、全兄のトーセンマタコイヤは2戦2勝の
活躍を見せています。全姉も1勝馬ながら安定した好走を続けており
この馬にも大きく期待したいところ。

15位【アドアード12】牡 ディープインパクト×(Galileo)
※馬名ウェルブレッド
全兄のローハイドは昨年のPOG指名馬。
共同通信杯で7着に敗れ、残念ながらクラシック路線には
乗れませんでしたが、ここまで(1-3-0-2)と安定して好走し、
白梅賞では2着に入っています。
母父ガリレオの良さがもう少し出てくれたらさらに
大きな舞台での活躍が期待出来そう。



今年の指名馬はディープインパクトステイゴールド
完全二本立て(爆)
ハーツクライ、キングカメハメハなども選ぶ予定でしたが
残念ながら時間切れ、今回は見送りとなってしまいました。

ディープインパクト産駒を狙うのはある意味当然として、
社台系の馬がグッと増えたステイゴールド産駒狙いを
今年のテーマとしてみました。

ディープインパクト産駒は母父ローマ字表記の馬に限定。
内国産の母の産駒のハープスターが活躍していますが
実際問題、やはり活躍馬を見てみれば外国産牝馬との産駒に
かなり大きく偏っているわけで、POG馬としては
絞って考えてみる必要があると思われます。

ステイゴールド産駒は基本的に母系にダンチヒ(デインヒル)が
入っている馬を狙っています。
母父メジロマックイーンとのニックスはあまりにも
良く知られていますが、フェノーメノ、ナカヤマフェスタ、
シルクメビウスなどに共通しているのは母系にダンチヒ
入っていること。
※ニジンスキーやダンシングブレーヴなんかも効果を発揮しています。

肌馬の質の向上、という面でも社台系の牝馬との交配が増えたのは
大きなプラス材料。小さな牧場からでも活躍馬を出してきた
ステイゴールドですが、実は本格的な運用はこれから、
ということになるのかもしれません。

バタバタして見切り発車気味になった来期のPOGですが
また一年間精一杯応援していきたいと思います♪

・・・新種牡馬に関しては完全に無視してしまいました(笑)
ハービンジャーが当たるようならギブアップですね(^^;
日本の馬場に合うかどうかも微妙ですし、晩成型の長距離砲となれば
POGで狙うのは無理がある、と考えてみましたが
果たしてどんな結果になるのか、来春が楽しみです。

ダービー(体重別実績)   担【けん♂】

ダービー(東京2400m)極限の消耗戦になりやすい・・・という
傾向は薄れてきている感じもありますが、やはり世代最強を決める大一番、
各馬に対するほんのちょっとした負担の違いが影響を与えてきそうです。

スローのキレ味勝負になりやすいオークスでは比較的馬格の小さな馬でも
好走しやすい、というデータが出てきていました。

04年以降のダービーの上位馬について、馬体重を見てみたいと思います。

体重別実績:ダービー(04年~)】
ダービー体重

はっきりとオークスとの違いが出ています。
460kgを切る馬体重で勝った馬はディープインパクト、オルフェーヴルの2頭のみ。
昨年は478kgでキズナが勝っていますが、予想の段階(前走ベース)では
480kgだったわけで、実質的には460kgどころか
480kgを切ってしまうと勝ち切れない、という数字になっています。

442kgで3着に入ったのは07年のアドマイヤオーラですが
この年は例年のダービーと違い、33秒台の上がりが続出したレース。
10年にも440kgのローズキングダムが2着に入りましたが
同様に速い上りが続出したダービーになった、というのは面白い一致ですね。
瞬発力勝負(スタミナをあまり問わない)になれば比較的小型の馬も好走可能、
極限のスタミナを求めるレースになった場合は480kg以上の馬を重視
460kg台までがヒモ候補、といった分類で考えて良さそうです。

12年は消耗戦になり、446kgと小柄だったワールドエースが
1番人気を背負って4着。
十分に健闘した、と見て良さそうではありますが、やはり斤量の壁
思った以上に大きいと考えられます。

ちなみに不良馬場となった09年、11年の上位馬はオルフェーヴルを除いて
全て490kgを超える大型馬(6頭中4頭は500kgオーバー)。
消耗度が高くなればなるほど大型化する傾向が裏付けられていると思われます。

斤量負担別実績(04年~)】
ダービー斤量

勝ち馬は12.0%以下、12.5%まではヒモ候補。

12.5%~13%までのゾーンになると
超実力馬か余程スタミナを問わない展開になるか、という感じで
考えて良さそうです。

13%を超えてしまう馬はほとんどいないと思われますが
好走例はなく、大きく割り引きが必要になると思われます。

ダービー(展開分析)   担【けん♂】

ダービーコース
※東京2400mのコース図及び03年以降のダービーの平均ラップ
 (不良馬場の09年、11年を除く)

ダービーが行われる東京2400mはオークスと舞台が一緒なので
コースの構造については割愛。
※オークスの展開分析は→ココ

ダービーではディープインパクトが05年に初めて33秒台の末脚を記録。
消耗度が高い分、上がりがかかるタフなレース、というのがそれまでの
ダービーのパターンでした。

しかし、07年にウオッカをはじめとして6頭の馬が33秒台を記録。
10年は超スローペースになり、32秒台の末脚を使う馬が出ており、
それまでとは様相が一変しています。
※もちろん不良馬場は例外扱い

12年は締まった流れになり、消耗度が高い展開になりましたが、
2着のフェノーメノを含めて4頭が33秒台の末脚を発揮
正直、これはかなりの異常事態だと考えていましたが
昨年も勝ち馬のキズナをはじめとして6頭が33秒台に突入。

うーん、どうやら東京競馬場の質自体に大きな変化がおきている
と考えた方が良さそうです。

高速馬場の影響はかなり大きいと言わざるを得ない状況ですね。

先行馬の質によってレースの個性が変わってしまう、という点に加えて
芝の状態も展開を読む上で非常に重要になりそうです。

4コーナー位置取りと着順の関係
    1着→2着→3着
13年 14 10  1(番手)
12年  3  7  2
11年 12 15  5 ※不良
10年 11  6  9
09年  3  2  5 ※不良
08年 15  3 13
07年  8  1  9
06年  3  1 12
05年 10  2 10
04年  3 17  3
03年  7  2  2

先行馬(1~3番手の馬)が1頭も絡まなかったのはここ11年では
10年、11年の2年だけ。
極端に上がりが速くなり過ぎる、もしくは不良馬場のような特殊馬場になる
ということがなければ前の馬の中で能力の高い馬を組み入れて考えた方がよさそうです。

10番手以降からの差し馬もよく届いています。
末脚の能力、というのも非常に重要だと考えられます。
ただし、勝ち切ったのはキングカメハメハ、ディープスカイ、
エイシンフラッシュ、オルフェーヴル、キズナ・・・
究極の上がり勝負だった10年は別にしても、かなり抜けた馬じゃないと
厳しい感じも無きにしも非ず。
※このメンバーにキズナが混じると個人的には違和感を感じてしまいます(^^;
 やはり世代として少し低調だったのかも・・・

位置取りの有利さと末脚の能力との兼ね合いについても
しっかり考えておきたいところだと思います。

来期のPOG指名馬確定!part1   担【けん♂】

わくわくドキドキPOG】のドラフトが行われました。

実は指名馬の提出期限を1週間間違えていて、ダービーの前までに
まとめればいいや、と余裕をぶっこいていたら、先週の土曜の晩に
POG仲間の藤沢雄二さんから

あと数分で締切りですよ。もしかして勘違いしていませんか?」

という気配りの連絡を頂き、顔面蒼白!\(◎o◎)/!

土曜は所用で昼から京都に出掛けており、たまたま帰宅したのが提出期限ギリギリ!
幹事の熟をさんに少しだけ遅れます、というお詫びの連絡をさせて頂き、
猛スピードで指名リストの作成に取り掛かりました。

大枠で指名したい馬のリストは出来上がっていたものの、
20頭ちょいに絞り込んだ上に順番を考えねばならないわけで
本来は慎重に他の参加者の動向なども予想しつつ
指名順を練る必要があるのに、そんな余裕なし(T_T)

正直・・・今までで一番の「ドキドキPOG」となってしまいました(^^;
ドキドキの意味が違うだろ!バキッ!!( -_-)=○☆)>_<)アウッ!

まぁ・・・懸命に考えに考えたところで、上位進出出来たためしがない
けん♂厩舎ですから(自虐)下手な考え休むに似たり、なのかもしれません。

結局、えいやー!で提出したリストには少し余裕をもたせて23頭の名前を
載せていたのですが、ドラフトの結果発表では15頭の枠に2頭足らない
13頭獲得という結果。
まぁ・・・結構な人気馬を下位に並べてましたからね(笑)
そりゃ競合しても歯が立たないはずです。←バカ

さて、バッタバタとなったドラフトの結果、来期のけん♂厩舎の布陣が決定。

まずは簡単に指名馬を紹介させて頂きたいと思います。

1位【ドナブリーニ12】牡 ディープインパクト×(Bertolini)
言わずと知れたジェンティルドンナ、ドナウブルーの全弟。
超良血の割に情報が出ていないので、もしかしたら何らかの難が
あるのかもしれませんが、そこは賭け。
他の厩舎からも指名が入った模様ですが、その辺の怪しさからか
無事獲得出来ました(^^)g
まともに走れば・・・大きいところを狙える馬に育ってくれると思います。

2位【ライクザウインド12】牡 ステイゴールド×(デインヒル)
※馬名フィリオドベント
血統構成はフェノーメノと一緒。半姉に秋華賞に挑戦したハワイアンウインド
(父キングカメハメハ)がいます。
母とSS系との相性は正直あまり良くない感じもありますが
母の母はウインドインハーヘアという良血が上手くハマれば・・・

3位【アビラ12】牡 ステイゴールド×(ロックオブジブラルタル)
※馬名プラパジシャン
半兄にダートで活躍中のジェベルムーサ(父アグネスタキオン)がいますが
ダート要素はあまり感じられないので、この馬に関しては
ひとまず芝での活躍を期待。
この馬も母父がデインヒル系ということでフェノーメノをイメージしていますが
マイラーな血なので、スピード強化に繋がればさらに?!

4位【ビーチアイドル12】牡 ステイゴールド×(ファルブラヴ)
※馬名サンセットビーチ
母のビーチアイドルは新馬、フェニックス賞と連勝しファンタジーS、
フェアリーSにも出走した馬。結局大きなところには手が届きませんでしたが
なんとか産駒に夢を繋いで貰いたいですね。
母父ファルブラヴはハープスターと一緒。母母の系統には薄く
ダンチヒの血が入っており、ニックスの効果にも期待!

5位【タッチフォーゴールド12】牝 ステイゴールド×(Mr. Prospector)
半兄にタッチミーノット(父スペシャルウィーク)がいる血統。
牝馬でも3勝を挙げたタッチザピークがいるので、早い段階での
活躍に期待しています。
・・・実はちょっと見間違いで、母系にはダンチヒの系統は入っておらず
血統的な上乗せは微妙。瓢箪から駒になってくれれば・・・(爆)

6位【ディアウィンク12】牡 ステイゴールド×(タイトスポット)
※馬名フェスタジュニーナ
ナカヤマフェスタの全弟。兄以上にかなり馬格があるタイプのようです。
母母の系統にデインヒルが入っており、血統効果にも期待出来そう。
兄以上の活躍を!・・・というと凱旋門賞勝ち?!(笑)

7位【クルソラ12】牝 ディープインパクト×(Candy Stripes)
※馬名クルミナル
母父Candy Stripesというとペルーサが思い出されますが
母の格からすればこの馬の方が上。
まぁ・・・そんな単純なものではないと思いますが
上の兄姉も中央地方で活躍中ですし、この馬にもそれ以上の
活躍を期待してみたいもんのです。

ちょっと長くなってきたので、続きは稿を改めて。

ダービーの考察を始める前に   担【けん♂】

一昨年のダービー(東京2400m)の勝ち馬はディープブリランテ・・・
だったわけですが、残念ながらその後、国内で出走することなく
引退してしまい、すでに種牡馬として活躍中。
なんか遠い昔のことのような気がしてしまっています。

ちなみに・・・ディープブリランテが皐月賞3着から巻き返し、
ダービーで皐月賞馬ゴールドシップを破った
、というのは
実は意外なまでにレアパターンだったりします。

皐月賞馬が皐月賞で破った馬に負けた、というのは01年以降だと
他には02年、09年、10年の合計4回しかありません。

02年の皐月賞馬ノーリーズンは二桁人気からの激走だったわけで
タニノギムレットが巻き返したのは納得の話。
09年は不良馬場に脚を取られたアンライバルドが惨敗、
10年は超瞬発力勝負になり、キングマンボ系のエイシンフラッシュが
ヴィクトワールピサを破っています。

ネオユニヴァース、ディープインパクト、メイショウサムソン、
オルフェーヴルが2冠を達成・・・
ウオッカ、ディープスカイ、キングカメハメハ、そして昨年のキズナは
別路線からの参入となっていました。
(ディープスカイが勝った08年は皐月賞馬がダービー不出走)

特にNHKマイル組は皐月賞組を上回る評価をされるようなら
要注意ということになりますが、ミッキーアイルは出るなら安田記念になる模様。
いっそ距離延長を考えてみても面白そうな馬ではありますが、
マイル路線で好走し続けているだけにリズムを崩したくない、
という気持ちもわかる気がします。

馬場や展開に大きな影響がなければ・・・皐月賞馬はやはり強い
と考えるのが自然な流れのようです。

今年の皐月賞を制したイスラボニータはフジキセキ産駒として
初めてクラシックを制した馬。
ただし、皐月賞ですら距離不安が囁かれていた向きがあるわけで
果たしてさらに距離延長となるダービーでも能力を見せることが出来るのか、
注目したいところです。

皐月賞で敗れた馬が逆転戴冠した、という例を見直してみると
不良馬場で特殊な状況になった09年を除けば、
ディープブリランテ、エイシンフラッシュ、タニノギムレットは
全て皐月賞で3着に入っていた馬。

・・・ということはウインフルブルーム?!\(◎o◎)/!

まぁこういう「出目」には年を超えての関連性があるとは思えないので
あくまでオカルトですが(笑)ちょっと注目してみても面白いかもしれません。

過去の傾向からすれば余程特殊な展開にならない限り、
皐月賞組ではイスラボニータが優勢。
あえて逆転を狙うなら別路線組からの刺客を中心に考えてみた方が良さそうです。

青葉賞、京都新聞杯、プリンシパルSの内容に関しては
改めて見直してみたいですね。
あとは別路線中の別路線・・・桜花賞からのレッドリヴェール
どんな走りを見せるのか?!

今週もじっくり楽しんでいきたいと思います♪

オークスを終えて(雑感&メモ)   担【けん♂】

オークス(東京2400m)を終えて少々雑感をメモ程度に。

コメント欄でも頂きましたが、ハープスターは負けたからって
弱かったわけではなく、出来ることならそのまま凱旋門賞路線に
向かって貰いたいところ。
松田調教師も「一番強いことは間違いない」と言っている
わけですから負けたから行かない、というのは
筋が通らない気がします。

上半身の力感が凄い馬体をしており、洋芝もおそらく
問題なくこなすと思われます。
秋にまた一回り大きく成長して貰いたいですね。
・・・ただ川田騎手が松田調教師の言う通り、外を回すだけの
騎乗をしているのは・・・うーん、微妙。

ヌーヴォレコルトは秋の復帰戦をどこにするのかが
気になるところ。
もしローズSを使うのなら、休養明けの輸送競馬になるわけで
関東馬であることが大きなマイナスになるかもしれません。

今回のレースで示したとおり、直線半ばまでは
岩田騎手の手綱は動いておらず、じっと我慢していました。
で、前が空いてから追い出すとスッとスムーズに急加速。
トップスピードに乗るまでが速い、という点を活かせば
秋華賞で2冠達成の可能性は非常に高いと思われます。
仮にハープスターが国内路線に向かって対戦となったとしても
京都内回りコースならば余程の脚質転換がない限り
ヌーヴォレコルト優勢、なのではないかと。

ローズSで負けて・・・人気を落としたところで
秋華賞で巻き返し?!
そんな欲ボケな妄想をしています(笑)

もちろん、昨年のエバーブロッサムのように
休養明けの輸送競馬で完全にリズムを崩してしまうこともあるので
馬体の出来などには要注意。

バウンスシャッセは馬格を活かして内から馬群を割るように進出。
根性もあり、能力の高さも評価出来ます。
ジワジワと加速していく感じで本格的なキレ勝負だとか
急加速勝負になるとおそらく分が悪いので
展開に合わせて狙いたい1頭になってくると思われます。
京都の内回りは下り坂で加速出来る分、合っていると思いますが
外回りコースになってくるとトップスピードの差が
出てしまうかも。

今回は上位に絡めませんでしたが、個人的にちょっと
期待しているディルガについて。

浜中騎手のコメントにもあるとおり、大飛びで
一定のリズムを刻み続けるタイプの馬。

ウインフルブルームのように先行気味にいく形が
理想になると思われますが、どうやらスタートがポイントに
なるようです。

スタート地点から真っ直ぐ直線が続く新潟2000m、
京都2200m、京都1800m、小倉2000m、
下り坂でスタートする中山2500m・・・といった設定の
レースであれば、すんなりと先手を取って行けるかも。

ポカも多そうですが、条件に合うレースに出てきたら
忘れずに押さえておきたいと思います(^^)g

オークス回顧    担【けん♂】

良馬場の東京競馬場でオークスが行われました。
予想通りハープスターはダントツの人気。
2番人気のヌーヴォレコルトがなんとか10倍を切って9.8倍と
なりましたが、あとは軒並み二ケタ以上の単勝オッズ。

秋に向けての壮行レースとなるのか、それとも・・・

予想は→ココ

結果は・・・

1着◎ヌーヴォレコルト   2.25.8  上がり34.2
2着〇ハープスター      クビ
3着 バウンスシャッセ

5着△ブランネージュ
7着×サングレアル
11▲フォーエバーモア

※全着順は→ココ

ハナ宣言をしていたペイシャフェリスが予告どおり先頭を切って逃げる展開。

2番手に大外から寄せたエリーザベスト、続いてマイネグレヴィル。

横山典騎手の乗り替わったマジックタイムが今回は先頭集団の後ろ。
うーん、前優勢の馬場状態をわかった上での積極的な騎乗。さすがです。

マーブルカテドラル、ブランネージュが続き、バウンスシャッセが
かわして前へ。
外にフォーエバーモアが並びかけ、その後ろの内にヌーヴォレコルト。
並んでサングレアルが中段待機、外にマイネオーラム。

その後ろにシャイニーガール、パシフィックギャル。

ニシノアカツキの後ろにディルガがつけ、その外にハープスター。

さらに後ろにベッラレジーナ、最後方にクリスマス。

12.4-10.6-12.2-12.8-12.7-12.7-12.8-12.5-12.0-12.0-11.3-11.8
前半1000m 60.7
中盤400m  25.5
後半1000m 59.6

過去のオークス(03年~)の平均ペースと内田博騎手が同条件で
逃げた青葉賞と比較してみると・・・

ラップ比較
オークスラップ日かK

青葉賞ほどガタガタした極端な緩みではありませんが、
内田博騎手がこの条件で逃げた場合はおおよそ似たような
パターンとなっています。

向こう正面でペースを落とし、3コーナーからのカーブで脚をため、
カーブの頂点から直線入り口に向けて徐々にペースアップ開始。
通常のオークスのような急加速勝負ではなく、ジワジワ脚を使わせる逃げ方。
後方から前に詰めていきたい馬にとっては少し厳しい展開となっています。

直線に入って前での競い合いからマイネグレヴィルが抜け出し、
前をカットされた感じになったバウンスシャッセが一旦後退

馬場中央外で激しく追ったサングレアルの内で手綱を動かさず
じっと我慢していたヌーヴォレコルトの岩田騎手ですが、
前が空いたところで一気に追い出し開始。

あっという間に前の集団をとらえてそのまま突き抜けるか、という
感じになりましたが、内からバウンスシャッセが迫り、
外から・・・ハープスター

わずかに凌ぎ切ってヌーヴォレコルトが見事に桜花賞のリベンジ達成。

1頭だけ33秒台の末脚を使ったハープスターはさすがというべきでしたが
僅かに届かず、2着まで。

バウンスシャッセがタフな脚を使って3着・・・内田博騎手の
逃げ方をもう少し煮詰めて考えれば、キレる脚より地脚の強さ
評価出来たかも・・・詰めが甘かったです。

4着に入ったニシノアカツキは考察で末脚を評価していた馬。
超人気薄になっていましたが、高い能力があるので今後が楽しみです。

レース後のコメント
1着 ヌーヴォレコルト(岩田騎手)
距離も2400mありますし、左回りも得意なので、正攻法のレースが出来ました。
道中もうまく折り合って我慢が出来ました。直線では、前が空くのを待って追い出しました。
(外からハープスターが来ていたが)必死にゴールまで追いました。
この馬は落ち着いていることがいい点です。3週間前に、後藤騎手の落馬で、
自分の不甲斐なさを感じて反省しています。1日でも早く復帰をしてもらいたいです


(斎藤誠調教師)
重賞を使う時、いつもはドキドキするのですが、今日は不思議と平常心で臨めました。
ここまで順調にやって来られましたし、全部がうまく行ったので、安心していました。
母の父がスピニングワールドですから、この点を見るとマイルまでかと思いますが、
やはりハーツクライですね。一戦毎に強くなっています。岩田騎手とは特に何も話をせず
今日を迎えましたが、パドックで"勝てるレースを"とだけ話しました。
レースは中団につけ、ペースがガクンと落ちたところでどうかと思いましたが、
直線、さすがにGIは厳しく、行き場がなくなる場面もありましたが、あそこで
一息入れられたのだと思います。そして、この馬は本当に精神力がすごいと思います。
2度負けている強い馬がいましたから、この一戦のことだけを考えていました。
ですから、今後のことはまだ考えていません。この後、どこまで成長してくれるのか
楽しみです


2着 ハープスター(川田騎手)
ゲートはいつも通り出て、二の脚もいつも通りつきました。しかし、2コーナー過ぎで、
前にいる馬が外へ広がって、また元に戻った際に接触しかけて多少力んでしまいました。
それ以外は道中はリズム良く行けて、直線での雰囲気もいつも通りでした。
外へ出したのですが、内にササりながらで、前に進みづらくなってしまいました。
結局、進みきれないままゴールしました。結果的には弾け切らなかった感じです。
支持をいただきながら結果を出せなかったことは申し訳ないです


(松田博資調教師)
反応はもう一つだったでしょうか。よく走った方だと思います。
一番強いことは間違いないですから。距離は関係ないと思います


3着 バウンスシャッセ(北村宏騎手)
仕上がりは良かったです。うまくスタートを切って、いい競馬は出来ました

4着 ニシノアカツキ(勝浦騎手)
一瞬、夢を見ました。状態は前走時よりも良かったです。道中はリズムを崩さず乗り、
終いはいい伸びでした。負けたことは悔しいですが、GIでもやれるところは
見せてくれましたし、頑張ってくれました


5着 ブランネージュ(秋山騎手)
頑張っていますが...。プラン通り行けましたが、最後は止まってしまいました。
少し長かったのかもしれません。秋はもっと条件が良くなると思いますし、
楽しみです。今日はスタッフがよく仕上げてくれていました


6着 マーブルカテドラル(田辺騎手)
流れに乗れましたが、後ろの馬とツメが当たってしまい、気にしていました。
スムースに何もなく通過出来ていれば...。初の2400mで、余力なくなって
フラフラしていました


7着 サングレアル(戸崎騎手)
道中はリズム良く運べましたが、少し我慢したかったのですが、早めに動く形になりました。
馬体減はあまり感じませんでした。力のあるところは感じられました


8着 マイネオーラム(松岡騎手)
引っ掛かってしまいました。歓声でエキサイトしてしまいました

10着 ベッラレジーナ(藤岡康騎手)
ワンテンポ、スタートが遅れました。脚は使っていますが...。揉まれて成長していけば...」

11着 フォーエバーモア(蛯名騎手)
うまい形で運べて、行きたがってはいましたが、許容範囲でした。
直線でもビュッと反応して、頑張れそうだと思いましたが、パタッと止まってしまいました。
それが2000mくらいのところでしょうか。距離が長かったです。
馬の感じが良くて、スムースに走ったのですから、仕方がありません


12着 クリスマス(三浦騎手)
マイル~1800mくらいの距離が合っていると思います

14着 シャイニーガール(田中勝騎手)
思っていたようには乗れませんでした。少し力んでしまいました

15着 ディルガ(浜中騎手)
具合が良く、仕上がっていました。スタートは良かったのですが、
トビが大きくて二の脚が使えませんから、前につけられませんでした。
ペースが上がってから、周りが強くて置かれてしまいました。これから先の馬だと思います


17着 ペイシャフェリス(内田博騎手)
少し速かったかもしれませんが、うまく運べました

18着 エリーザベスト(川島騎手)
自分のレースは出来ましたが...」

ハープスターを倒すとしたら内を抜けて早めに出て来れるヌーヴォレコルト、
と考えたのであれば、同様に内でスムーズな競馬が出来そうな馬
狙うべきでしたね。バウンスシャッセに印が回らなかったのは
反省材料としておきたいと思います。

後半にタフな展開になったことでフォーエバーモアは
血統的な距離の壁が影響してしまったのかも。
ネオユニヴァース産駒は中距離適性が極端に高く、長距離になると
ガクッと低下する傾向があるのですが・・・目をつぶってしまいました(涙)

川田騎手がしくじった、とは思いませんが、東京慣れ、大舞台慣れ、
という点で岩田騎手に一日の長があった感じ。

自分の競馬に徹したハープスター(川田騎手)に対し、いかにハープスターを
倒すかを練りに練ったヌーヴォレコルト(岩田騎手)の違い。
競馬は馬だけでなく、騎手と馬とが力を合わせてゴールを目指すものだと
いうことを改めて感じるレースだったと思います。

オークス最終予想  担【けん♂】

オークス(東京2400m)についてまとめていきたいと思います。

ハープスターが予想通り極端な1番人気。
こうなるとハープスターを信じて1頭固定で行くか、あえて
「堅い馬券に用はない!」と外れて元々の穴から勝負に出るか、の2択。

フローラSではサングレアルが実質2ハロンほどの末脚でブランネージュを
差し切っているところをみると、豪脚を誇るハープスターの追撃を
前で凌ぎ切るのは至難の業になりそうですが、もちろんチャンスがない
わけではないと思います。

これまでの考察
考察を始める前に→ココ
展開分析→ココ
体重別実績→ココ
距離実績について→ココ
トライアル評価→ココ
各馬分析1→ココ
各馬分析2→ココ
各馬分析3→ココ
過去の勝ち馬の馬体→ココ
馬体について1→ココ
馬体について2→ココ
前哨戦評価→ココ
斤量負担分析→ココ
まとめの前に雑感→ココ
展開想定→ココ
末脚について→ココ

先手を取ると考えられるペイシャフェリスの内田博騎手はどちらかといえば
脚をためる形の騎乗をしてきそう。カーブの途中から一気に後続を突き放して
縦長の展開を作る・・・ということはなく、カーブで後続を引きつけつつ
ためた末脚で勝負する、という感じになりそうです。

直線入り口での隊列は少し短め。横に大きく開く形になり、
後方から捲くってきた馬は少しロスが出てしまいそうですが
前の馬との距離を考えれば縦長よりは届きやすい展開になるかと。

好位グループの馬は早めに前に並んで抜け出しを図りたいところ。
内からヌーヴォレコルト、ディルガ、馬場中央をブランネージュ、
追いかけてフォーエバーモア。

大外からハープスター、サングレアル・・・

今回の予想
◎ヌーヴォレコルト
〇ハープスター
▲ブランネージュ
△フォーエバーモア
×サングレアル

騎乗停止明けだった岩田騎手はヴィクトリアマイルではかなり
慎重な騎乗をした感じで、中段に控え、強引に仕掛けることもなく
最後にスッと割り込んで3着。もう少し積極的に前に詰めていれば
勝てるチャンスもあったかも・・・という気もするわけで
(もちろん、こればかりは神のみそ汁^^;)
今回はハープスターへの闘志を胸にどんな騎乗をしてくるか
注目したいところ。
ヌーヴォレコルト自身、輸送のない形でハープスターと対戦できるのは
プラス材料。距離に問題がない血統だけに一発に期待。

ハープスターはここですんなり勝って秋には凱旋門賞に挑戦して
貰いたいところ。印としては欲ボケ気味に一つ落としてみましたが
勝てば勝ったでそれは喜ばしいことだと思います(^^)g
馬体の出来、馬格、実績、能力、どれを取っても問題がありませんが
川田騎手自身が東京が得意か、といえば少々疑問。
コバンザメのように前についていく形で結果を出していますが
後方から大きく外をぶん回す騎乗で仕掛け損ねることなく届かせられるかは
ハープスターの能力だけの問題ではないかと。
騎手と馬と・・・力を合わせた好レースを期待したいと思います。

ブランネージュはスタート良く出られればそれなりの位置につけられそう。
前走で前から抜けだした末脚は十分に評価出来るわけで
ペースが緩めばさらに伸びても不思議はない感じです。
勝ち切るまでは微妙ながら、積極的に抜け出して粘り込んで
貰いたいですね。

フォーエバーモアは柔らかい伸び脚を活かして東京では2戦2勝。
今回は大外枠に入って少し人気を落としていますが、
好調な蛯名騎手だけに黙って不利を受け入れるとは思えず、
勝ちに行く騎乗に期待したいと思います。
この馬も輸送がない分、上昇があっても不思議はなく、
前々で競い合う形に持ち込めばチャンスがありそう。

印はここまでにしようかと思いましたが、サングレアルの前走の
内容が不完全燃焼だったことを考えると、スムーズにレースが
出来ればもしかして、があるかも。
乗り替わりがあり、枠順的にも馬格のなさがネックになりそうなので
力を出し切れるかどうかがポイントになりそうです。

レッドリヴェールがいないのは残念ですが、ハープスターが
極端な脚質だけに伏兵にもチャンスはありそう。
馬にとっては生涯ただ一度の機会、能力を活かせるよう
騎手も全力でエスコートしてあげて貰いたいものですね。

オークス(末脚について)   担【けん♂】

オークス(東京2400m)についてまとめる前にもう少しだけ頭を整理。
今回は末脚に焦点を当てて考えてみたいと思います。

★阪神JF
・ハープスター    33.6
・フォーエバーモア  34.6
・マーブルカテドラル 34.6
・マジックタイム   34.3
・クリスマス     33.6

★チューリップ賞
・ハープスター    33.7
・ヌーヴォレコルト  34.7
・ブランネージュ   34.8
・シャイニーガール  35.3

★桜花賞
・ハープスター    32.9
・ヌーヴォレコルト  33.8
・マーブルカテドラル 33.9 
・フォーエバーモア  34.6
・ペイシャフェリス  35.3 
・シャイニーガール  35.0

★クイーンC
・フォーエバーモア  34.6
・マジックタイム   34.1
・ニシノアカツキ   34.0

★フローラS
・サングレアル    34.3
・ブランネージュ   35.3
・マイネオーラム   34.8
・ニシノアカツキ   34.6
・マジックタイム   34.8
・マイネグレヴィル  36.1

チューリップ賞では2馬身半差あったハープスターとヌーヴォレコルトの差は
桜花賞では約3/4馬身差に縮まっていますが・・・実は上がり3ハロンの差は
ほぼ変わらず
1.0秒差から0.9秒差に縮まっただけ。
阪神外回りでは上がり3ハロンが0.1秒違うと約0.56馬身差縮まる計算なので
2馬身差を解消したのは末脚のレベルアップではなく、単純にハープスターの
位置取りが悪過ぎただけ、ということだと考えられます。
チューリップ賞は13頭立て、桜花賞は18頭立てだったわけで、
その差が大きく出た可能性が高いですね。

阪神JFでハープスターに1.0秒差だったフォーエバーモアは
桜花賞では1.7秒差と大きく差をつけられています。
フォーエバーモアと同等の末脚だったマーブルカテドラルが
桜花賞ではハープスターときっちり1.0秒差とまったく力関係が
変わっていなかった点を考えると、フォーエバーモアが力を出し切れて
いなかったことが推測されます。

ハープスター>(0.9秒差)ヌーヴォレコルト
ハープスター>(1.0秒差)フォーエバーモア≒マーブルカテドラル


チューリップ賞でヌーヴォレコルトに0.1秒差だったブランネージュは
横比較でおよそフォーエバーモアと同等の末脚だと推測されます。

阪神JFでハープスターに0.7秒及ばなかったマジックタイムと
チューリップ賞で1.1秒差をつけられたブランネージュは
フローラSで対戦してマジックタイムが0.5秒上回る脚を使っています。

クイーンCではマジックタイムとフォーエバーモアの差が0.5秒差と
阪神JFよりも0.2秒縮まっていますがおよそそのくらいの力関係だと
推測されます。

ニシノアカツキはマジックタイムをクイーンCで0.1秒差で上回りながらも
3着と一つ着順で負けましたが、フローラSでは0.2秒上回る脚を見せて
今度は一つ着順でも上回りました。

マジックタイム>(0.3~0.5秒差)フォーエバーモア≒ブランネージュ
ニシノアカツキ>(0.1~0.2秒差)マジックタイム


サングレアルはフローラSでブランネージュを1.0秒、マジックタイムを
0.5秒上回る末脚を発揮。単純な計算だとハープスターと同等の脚
使ったことになってきます。
実際、外に出すのに手間取った点を考えると瞬発力ならばサングレアルの方が
もしかしたら上かもしれません。
(最高速の持続力の違いもあるので正確な比較は難しいですが・・・)

末脚だけに着目して力関係を整理してみると

ハープスター≒サングレアル
  V
(0.3秒差)
ニシノアカツキ
  V
(0.1~2秒差)
マジックタイム
  V
(0.1~2秒差)
ヌーヴォレコルト
  V
(0.1~2秒差)
フォーエバーモア≒ブランネージュ≒マーブルカテドラル


こんな感じでしょうか。

あとはこれに位置取りの差が絡んでくるわけですが、東京では
上がり3ハロンが0.1秒違うと約0.64馬身差縮まる計算。

意外な穴候補に浮かび上がってきたニシノアカツキはハープスターよりも
約2馬身ほど前から仕掛ければ面白い馬になりそう。

マジックタイムはハープスターに約4馬身差をつけて・・・
というのはちょっと厳しいかもしれません。

ヌーヴォレコルトは約6馬身差・・・コーナーで内を狙える分、
チャンスがあっても不思議はないかも。
前回のストレイトガールの時よりもかなり積極的に寄せて
狙っていって貰いたいですね。

位置取り的にマーブルカテドラルはどうやら厳しそう。
フォーエバーモア、ブランネージュはハープスターに約7馬身差のリードをたもって
前から抜けられたら・・・ということになりますが、内のヌーヴォレコルトよりも
前にいないと厳しくなるわけで、控えてしまったら洋ナシ。

あとはサングレアルとハープスターの位置取り、コース取りがどうなるか?
ハープスターがあまり横綱相撲をし過ぎると危険なニオイもしますし、
サングレアルは馬群を割れないロスを戸崎騎手がどうカバーするか・・・
あとは再度の輸送のダメージがどう出るか、ということになりそうです。

オークス(展開想定)  担【けん♂】

オークス(東京2400m)出走枠順を見ながらざっと展開について
考えてみたいと思います。

2400mの長丁場、今回はディルガがすでに経験済みではありますが
基本的にはどの馬も初体験になる距離なわけで、折り合いを重視するとともに
道中の消耗を極力避ける形で直線まで運んでいきたいところ。

スタート直後の位置取りも重要になりますが、一旦形が決まれば
なるだけラチ沿いにコースを取りたいわけで、自然と隊列が縦長へ。

最終3コーナーからのカーブで徐々に後続が押し上げていき、
隊列が縮まっていきますが、先行馬がどのタイミングで
ペースアップを敢行するかで、直線入り口での構図がガラリと
変わることになりそうです。

逃げ宣言をしているペイシャフェリスは内田博騎手に乗り替わり。
先週はヴィクトリアマイルを逃げ切っているだけに、陣営としては
柳の下に2匹目のドジョウを探したいところ。

内田博騎手が逃げた青葉賞のラップは

12.5-10.9-12.4-12.6-13.0-12.6-13.1-12.5-12.1-11.8-11.1-11.9

3コーナーでグッとペースを落としゆったりと加速しながら
直線に入る形。直線入り口での加速度は低く、
結果的に完全に差し決着を演出していました。

長い距離になるとペースを緩められるからか、直線に向けて
加速していますが、ヴィクトリアマイルをみても基本的には
4コーナー出口でペースを落として脚をためる形を作りがち。
要は長い直線を意識して、なるべく余力を残すような逃げ方をする
騎手だと考えられます。

最内に入ったベッラレジーナは中段の前くらい。

ディルガが好位の内から早目に仕掛けて前に並ぶ形へ。

マイネオーラムは前走で少し届かなかった反省を踏まえて中段前へ。

バウンスシャッセは積極的に先行集団の後ろくらい。

パシフィックギャルはウィリアムズ騎手。
先行集団に加わるくらいの位置を取ってきそうです。

シャイニーガールは好位の一角。

サングレアルは戸崎騎手に乗り替わり。
前走の内容から末脚を活かしたいところですが、馬格がないので
一旦下げて外に出せる位置を。

ヌーヴォレコルトは中段内をキープして早目に上がって
内を抜ける競馬をしたいところ。

ハープスターは大きく下げて後方から。

マーブルカテドラルはこのところ下げ過ぎて結果が出ていない感じも
あるので、中段くらいで踏ん張りたいところ。

マイネグレヴィルは積極的に前に寄せて先行気味に。

ニシノアカツキは下げて中段の外。

ブランネージュは少し押して出て、好位の前くらいへ。
この馬も積極的に4コーナーで競りかけていきたいですね。

マジックタイムは横山典騎手に乗り替わり。
極端に下げる可能性もありますが、ひとまず後方の外。

クリスマスはこの枠から無理して行く騎手ではないので
大きく下げて後方待機。

フォーエバーモアは難しい枠順。
サフラン賞では中段から差し切っているので極端に前に寄せて行くことは
なさそうですが、ホエールキャプチャで差し切れなかった反省を踏まえて
好位の後ろくらいに押し上げて行く形かと。

エリーザベストは中段くらいに押し上げて。

オークス展開想定

直線入り口での隊列はそれほど長くならない想定。
ブランネージュ、ディルガが早めに前に並んで抜け出しにかかり、
馬場中央からフォーエバーモア、内を掬ってヌーヴェレコルトが
追いかけて前へ。

外に出したサングレアル、ハープスターが追いかけて・・・

オークス(まとめの前に雑感)   担【けん♂】

オークス(東京2400m)についてざっと見てきたところで
まとめの前に休憩しつつ、頭を整理。

圧倒的な人気を背負うハープスターですが、馬体の出来も
良さそうですし、末脚自慢の馬だけに東京はおそらく
適性的にも問題なし。
馬格も過去の条件的にOKですし、隙があるとしたら
後方から仕掛けるタイプだけに前が止まらない馬場状態に
絡め取られるくらいでしょうか。

先週のヴィクトリアマイルや京王杯SCなどをみても
外差しの馬も伸びてはいるものの、前が優勢で決着しており、
ハープスターが傾向を覆すことが出来るかどうか
注目したいところです。

近年結果を出していることからも注目されるフローラS組では
サングレアルのレースぶりが数字よりも優秀。
ハープスターよりも前でスムーズに脚を使えたら
チャンスがあっても良さそうです。
ただ・・・いかんせん馬格がなさ過ぎて、斤量増も不安ですし
再度の関東輸送も気になるところ。

ブランネージュは前優勢の展開を作れたら面白い1頭。
内容的にはかなり評価出来るだけにスローから
ペースアップする騎乗を期待。

ヌーヴォレコルトは桜花賞直後に岩田騎手から続投の依頼が
入ったようです。乗り方次第でチャンスあり、と踏んだとすると
レースぶりも含めて注目したいところです。
血統的には距離が延びて良いタイプ。
関西への輸送がない分、キッチリと仕上げてくれば
逆転の目があっても不思議はないかも。

フォーエバーモアも関東では今のところ3戦3勝。
柔らかい走りの馬で前からジワジワと加速出来るので
東京の直線はプラス材料。
先週で「蛯名無双」は一区切りした感じですが(爆)
ホエールキャプチャで届かなかったことを活かして
少し前目に寄せて競馬が出来れば楽しみです。
逆にESP(蛯名スペシャル=出遅れ:爆)が発動するようだと洋ナシ。

スイートピーSを勝ったシャイニーガールは成績以上の能力を
感じさせる内容でしたが、それでも世代上位馬に比べると
見劣る感じ。ベッラレジーナはさらに低評価。馬格がない点でも
上昇にも期待しにくいかと。

バウンスシャッセは重い馬場じゃないと・・・というところが
意識の死角になっているので、実は意外に期待出来るかもしれません。
先に抜け出す競馬が出来れば侮れないかも。

パシフィックギャルは前走の内容が完敗だったので微妙ですが
馬体のバランスが良く、叩いての上積みがあれば・・・。

ハープスターを信用するならば固定で厚く勝負、
あえて隙を狙うならばハープスターを保険として扱うか
いっそ切り飛ばして高配当狙いか・・・

オークス(斤量負担分析)   担【けん♂】

オークス(東京2400m)出走馬の斤量負担について
見ておきたいと思います。

実質斤量負担
オークス斤量負担

今年は500kg以上の馬が2頭(パシフィックギャルが
馬体重増で出てくれば3頭)と大型馬がいますが
極端に小柄な馬も多く、平均体重(前走ベース)は455kg
平均並み・・・ちょっと重いくらいとなっています。

出走頭数が少な過ぎて参考にするには微妙ですが
500kg以上の大型馬は今のところ好走なし。
バウンスシャッセ、エリーザベスト、場合によっては
パシフィックギャルも少し割り引いて見た方がいいかも。

小柄の方では実質斤量負担で13.0%をオーバーしてしまうと
好走なし。サングレアルは良血だけに斤量オーバーを
こなしてしまいそうですが・・・データ的には厳しい状況。
ペイシャフェリス、ベッラレジーナ、クリスマスも
余程馬体増じゃないとキツイですね。
・・・逆にあまり増えていても仕上げの面で不安。

12.5%を超えてしまうと・・・2、3着まで。
特に3着率が高くなる感じ。
マーブルカテドラル、ヌーヴォレコルトは勝ち切るまでは
少し期待薄かも。

ひとまず、前走で勝っていながら斤量負担が増えていない
ハープスターが斤量面では推せる馬。
うーん、この面でも死角なし・・・(>_<)

オークス(前哨戦評価)  担【けん♂】

オークス(東京2400m)出走馬の前哨戦について、レース映像を
観ながら内容を確認してみたいと思います。

【フローラS】


好スタートを切ったブランネージュは好位の内に控え、4コーナーでも
ロスなく前の馬に並びかけ、そのまま押し切る態勢へ。
馬場中央辺りを遅れ気味に回ったサングレアルは、馬群を割れずに
内に一旦進路を向けてから改めて外にフラフラと流れながら抜け場所を探す
ロスがある競馬。
それでも進路を確保すると外から猛然と追いかけ、ゴール前で並んで
とらえて勝利・・・スムーズならばもっとあっさりと勝てたかもしれません。
本番でペースが緩めばブランネージュはもう少し踏んばれそう。
サングレアルは馬格不足なのでいかに外に出すかが課題。

【スイートピーS】


好位から外に出しつつコーナーリングしたシャイニーガールは少し不器用さを
感じさせるフラフラした走り。飛びが大きく、回転が速くない脚ですが
ポンポンとリズムを刻みつつ徐々に加速していく感じ。
大きく外に出したベッラレジーナはピッチ走法気味で回転が速い脚で
一気に追い込んできましたが、スピードに乗ったシャイニーガールには
追いつけず2着まで。
シャイニーガールはスピードに乗るまでに時間が掛かるのが難点ですが
最後は前脚がよく伸びており、長い直線、広いコースはプラス材料。

【忘れな草賞】


先行集団から大きく離れて追走したディルガは徐々に差を詰め、
4コーナーでは密集状態の中、馬群を割るようにグイッと進出。
リズム良くクビを使った大きな走りで馬場中央を抜けると
後続を寄せ付けずに完勝。
切れ味は感じさせませんが、一定のリズムを刻み続ける感じ。
その意味では積極的に前に絡んでいく形が合いそうです。
馬群を割れる根性、コーナーリングの器用さも好感。
中山で先行出来たら面白そう。
北海道シリーズでも観てみたい1頭になりそうです。

オークス(馬体について2)   担【けん♂】

オークス(東京2400m)出走予定馬の馬体について、第2弾です。

【ベッラレジーナ】
※(ベッラレイア:07オークス)
ベッラレイアオークス
(オークス)
ベッラレジーナ14オークス
比較写真がないので母のベッラレイアの当時の写真と
並べてみました。
馬体のバランス、完成度はやはり母の方が上。
まだ幼さを残しており、今後に良化が期待出来そうですが
現時点ではまだ下半身の肉付きが薄く
素質で上位馬と競い合っても厳しそう。

【フォーエバーモア】
(13阪神JF)
フォーエバーモア13阪神JF
(桜花賞)
フォーエバーモア14桜花賞
(オークス)
フォーエバーモア14オークス
徐々に幼さが抜け、骨格の雄大さを活かす
馬体になってきた印象。まだ筋肉が付き切って
いませんが、前走時よりも上半身の力感が
増しており、クビ差しをしっかりと支え
られるようになったのはプラス材料。

【バウンスシャッセ】
(皐月賞)
バウンスシャッセ14皐月賞
(オークス)
バウンスシャッセ14オークス
牡馬相手の皐月賞に挑戦は足りない結果に
終わりましたが、消耗などはなく
引き続き良い状態を維持。
太いクビ差しをしっかりと支えられている点は
評価出来ますが、もう少し上半身に力感が
出てくればさらに良化してきそう。

【パシフィックギャル】
パシフィックギャル14オークス
柔らか味のある筋肉に覆われた好馬体。
前後のバランスがとれており、
強調点はないものの、シルエットに崩れたところが
ありません。腹回りも引きしまって
かなり良い状態でレースに臨めそう。

【サングレアル】
サングレアル14オークス
馬体重が示すとおり、筋肉が付き切っておらず
まだまだ成長途上、という雰囲気。
良血らしいバランスの良さで走っている感じでしょうか。
この馬なりに良い出来で出走出来そうですが
完成度はかなり低目。

【ブランネージュ】
(フローラS)
ブランネージュ14フローラS
(オークス)
ブランネージュ14オークス
耳を開いており少し気性面が気になりますが
消耗度の高いレースのあとにしては
反動も感じられず、良い状態を維持出来ている様子。
まだ線が細く、上積みはないものの、
現時点での能力は出し切れそう。

※写真は全て競馬ブックPHOTOパドックより

オークス(馬体について1)  担【けん♂】

オークス(東京2400m)出走予定馬の馬体について見ていきたいと思います。
競馬ブックに取り上げられた有力馬の中にディープインパクト産駒って
ハープスター1頭しかいないんですね・・・。なんか違和感が・・・

【ハープスター】
(チューリップ賞)
ハープスター14チューリップ
(桜花賞)
ハープスター14桜花賞
(オークス)
ハープスター14オークス
他の牝馬と比べてみれば一目瞭然。
上半身のサイズが段違い、心肺機能が非常に
高いことがシルエットが推察されます。
前走の消耗は感じられず、前後の筋肉もしっかりと維持。
距離延長がプラスになるタイプではなさそうですが
それでも基礎能力の高さでなんとかしてしまいそう。

【ヌーヴォレコルト】
(チューリップ賞)
ヌーヴォレコルト14チューリップ
(桜花賞)
ヌーヴォレコルト14桜花賞
(オークス)
ヌーヴォレコルト14オークス
前走後に少し余裕を持たせて絞り直している感じ。
今回は輸送がないので、かなり気合を入れて
仕上げてきている様子で全体的に力感上昇。
腿の筋肉の力強さが増しており、末脚の伸びにも
期待出来そうです。

【マジックタイム】
(13阪神JF)
マジックタイム13阪神JF
(フローラS)
マジックタイム14フローラS
(オークス)
マジックタイム14オークス
昨冬の段階ではかなり線が細い印象でしたが
冬を越して大幅に力感アップ。
特に上半身の強化は著しく、前傾気味の
シルエットになってきています。
毛ツヤもよく体調にも問題なし。
現状の力は出し切れそうです。

【シャイニーガール】
シャイニーガール14オークス
骨格的には距離延長はプラス材料になりそうですが
全体的に肉付きが薄く、線の細さが目に付く馬体。
状態は悪くなさそうなので力は出せると思いますが
出来で実績差を埋めるほどでは・・・

【マーブルカテドラル】
(13阪神JF)
マーブルカテドラル13阪神JF
(桜花賞)
マーブルカテドラル14桜花賞
(オークス)
マーブルカテドラル14オークス
筋肉質でモッサリした馬体。
以前に比べて前後のバランスが取れてきて
シルエット自体は良化傾向。
下半身の出来は前走以上、しっかりと絞り込まれて
状態はかなり良さそうです。
オークス向き、という感じはありませんが
この馬なりに良い出来でレースに臨めそう。


※写真は全て競馬ブックPHOTOパドックより

オークス(過去の勝ち馬の馬体)   担【けん♂】

過去のオークス(東京2400m)の勝ち馬の馬体写真を並べてみました。

【メイショウマンボ】
(13オークス)
メイショウマンボ13オークス

【ジェンティルドンナ】
(12オークス)
ジェンティルドンナ12オークス

【エリンコート】
(11オークス)
エリンコート11オークス

【アパパネ】
(10オークス)※同着
アパパネ10オークス
【サンテミリオン】
(10オークス)※同着
サンテミリオン10オークス

【ブエナビスタ】
(09オークス)
ブエナビスタ09オークス

【トールポピー】
(08オークス)
トールポピー08オークス

【ローブデコルテ】
(07オークス)
ローブデコルテ07オークス

【カワカミプリンセス】
(06オークス)
カワカミプリンセス06オークス

【シーザリオ】
(05オークス)
シーザリオ05オークス

血統もまるで違うので、体型的な共通点などは探しにくいのですが
・ガッチリした雄大な骨格
・小柄でバネの塊


おおよそこの2タイプがいる感じ。

あえて言えば、どの馬も上半身が発達しているのが共通点。
クビ差しの力強さ、というのは注目すべき点になりそうです。
下半身も丸みを帯びて力感があって少し腰が高い姿勢。
腿もしっかり引き上がって実が詰まっています。

基本的にどの馬も馬体にハリがあり、引き締まっているのも
共通して言えるポイントだと思われます。ただし細目ではありません。
本番に向けて順調に調整されているかどうかは大きく影響しそうですね。
皮膚感に緩みがあるような馬は割り引いた方がいいかもしれません。

勝ち馬の写真が全て競馬ブックに取り上げられていた点にも注意。
ある程度人気薄の馬も来たことがありますが、
それでもそれなりの実績が問われるレースだと考えて良さそうです。

なんとなくイメージを頭に置いた上に今年の出走馬について
見ていきたいと思います。

※写真は全て競馬ブックPHOTOパドックより