けいけん豊富な毎日

天皇賞春(中間整理)    担【けん♂】

ざっと天皇賞春(京都3200m)について見てきたところで
ちょっと休憩がてら雑感を交えつつ頭を整理。

今回出走する有力馬のこれまでの対戦内容から強引に力関係を
評価
してみたいと思います。

昨年末の有馬記念では前年の覇者ゴールドシップをウインバリアシオンが
破って2着に入線。
ゴールドシップも大敗明けというハンデがありましたが、中山は得意コースであり、
条件的には優位だったのに対し、ウインバリアシオンは
基本的に広いコース向きの馬。長期休養明けを叩いての2戦目で
まだ馬体を絞れていなかったことを考え合わせると、素直に実力上位と
考えて良さそうかと。

・ウインバリアシオン>ゴールドシップ

そもそもオルフェーヴルに成績は及ばないものの、末脚では上回る
競馬もしており、歯車が一つ違えば・・・という可能性もあった馬。
ウインバリアシオンの評価はかなり高めにしておいた方が良さそうです。
・・・大飛びで京都外コースは絶好の条件ですし(^^;

昨春の天皇賞春を勝ったフェノーメノはもちろん高く評価出来ます。
特に直線が長い競馬場ではゴールドシップに2勝しており、
今回の条件で言えば

・フェノーメノ>ゴールドシップ

となりそうですが、今回は休養明けを叩いてまだ途上というフェノーメノと
元気一杯な上に脚質転換してきているゴールドシップ・・・逆転の要素
ありそうです。

デスペラードは昨年の阪神大賞典でゴールドシップの2着。
末脚では上回っていたわけで、能力的には高く評価出来ていました。

昨年の天皇賞春は乗り替わりもあり、体調も下降線。
9着に敗れていますが、力を出せた内容ではなかった印象です。

馬体を戻して復調した京都記念ではトーセンラーの追撃を
3/4馬身差で凌いで勝利。

トーセンラーが休養明け+14kgで斤量差も1kgあったことを考えると
実質的には微妙にトーセンラーの方が上、という感じ。
トーセンラーが天皇賞春でフェノーメノに敗れていることを考えると

フェノーメノ≧(トーセンラー)>ゴールドシップ≧デスペラード

という感じの評価になりそうかと。
もちろん、先ほどふれたとおり体調によっては逆転もありそうですし、
今回の条件の得手不得手も影響すると思います。

アドマイヤラクティは昨春の天皇賞春でゴールドシップをクビ差で
かわして4着に入っていますが、内容的にはゴールドシップの自滅の感が強く、
前走の阪神大賞典を見る限り、まともにぶつかれば少し厳しい印象。

・ゴールドシップ>アドマイヤラクティ

結構怪しいのが・・・4歳世代。

菊花賞を勝ったエピファネイアが大阪杯ではトウカイパラダイスに届かず3着
・・・内容的にも低調で、前が止まって差し切れなかった、というのは
かなりの評価ダウン。
香港での敗戦も止む無しだったのかもしれません。
キズナは一応勝ち切った点で評価出来ますし、そもそも得意な条件ではなく、
今回は上昇があっても良さそうなので及第点。

とはいえ、同世代の上位馬ロゴタイプ、コディーノが古馬相手に
苦戦している状況を考えると世代全体に対する不安がチラホラ。

菊花賞2着のサトノノブレスは相手関係が低調だった日経新春杯を勝ったものの、
阪神大賞典では上位馬に大きく離された4着に敗れてしまいました。

菊花賞3着のバンデは神戸新聞杯で2着に入ったマジェスティハーツと
ともに大阪ハンブルグCでタニノエポレットにしばかれています(>_<)

タニノエポレットは近走の内容が充実しているとはいえ、7歳馬・・・
これまでのレース内容からしても上位馬とは差が感じられるわけで
4歳世代の上位馬がこの馬に及ばなかったのはショックと言えそうです。

あえて言えば・・・ダイヤモンドSでタニノエポレットを破った
フェイムゲームは一応評価出来る感じでしょうか。
とはいえ、AJCC3着の内容を見ても古馬ローカル重賞級と
どっこいどっこい、というくらいの印象です。

キズナだけが飛び抜けて上なのか、それとも世代全体への疑いのとおり、
過剰評価されてしまっているのか・・・うーん微妙なところですね。

・ゴールドシップ>アドマイヤラクティ>>>サトノノブレス
・キズナ>(エピファネイア)≧ローカル重賞級古馬
・フェイムゲーム≒ローカル重賞級古馬


かなり強引な見立てですが、ちょっと頭を整理出来た感じ。
(すでに迷走している可能性もありますが:爆)
改めてじっくり見直していきたいと思います。

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天皇賞春(過去の勝ち馬の馬体)  担【けん♂】

過去の天皇賞春(京都3200m)の勝ち馬の馬体写真を並べてみました。

【フェノーメノ】
(13天皇賞春)
フェノーメノ13天皇賞春

【ビートブラック】
(12宝塚記念)
ビートブラック12宝塚

【ヒルノダムール】
(11天皇賞春)
ヒルノダムール11天皇賞春

【ジャガーメイル】
(10天皇賞春)
ジャガーメイル10天皇賞春

【マイネルキッツ】
(09天皇賞春)
マイネルキッツ09天皇賞春

【アドマイヤジュピタ】
(08天皇賞春)
アドマイヤジュピタ08天皇賞春

【メイショウサムソン】
(07天皇賞春)
メイショウサムソン07天皇賞春

【ディープインパクト】
(06天皇賞春)
ディープインパクト06天皇賞春

【スズカマンボ】
(04菊花賞)→05天皇賞春
スズカマンボ04菊花賞

【イングランディーレ】
(03天皇賞春)→04天皇賞春
イングランディーレ03天皇賞春

【ヒシミラクル】
(03天皇賞春)
ヒシミラクル03天皇賞春

※写真は全て競馬ブックPHOTOパドックより

全体的に少しクビが高目、クビ差し自体は太く力強く
それを支える上半身も発達しています。
下半身は丸みを帯びて瞬発力を兼ね備えた構造。
後肢も引きつけられてしっかり立てている点にも
注目したいところです。

時期的なものもありますが、毛ツヤが良く
パンと張った馬体、というのも共通したポイントになりそう。
芦毛のヒシミラクルは体調の良さを示す黒く見える馬体に
なっていますね。

昨年のフェノーメノは少しきつい顔立ちですが、全体的には
表情が柔らかく、気性に問題がない馬・・・というのも
特徴として考えておきたいところ。

おおよその特徴を意識した上で今年の出走予定馬について
見ていきたいと思います。

天皇賞春(外国馬分析1)  担【けん♂】

天皇賞春(京都3200m)に出走する外国馬について
見ておきたいと思います。

レッドカドー】せ8 Cadeaux Genereux×(パントセレブル)

43戦7勝 重賞3勝 (7-11-6-19)

12年秋のJCで来日し8着に敗れていますが、さらに転戦した先の
香港ヴァーズで初のGⅠ勝ち。春にはドバイワールドCに挑戦し、
2着と健闘した勢いで昨年の天皇賞春でも3着と好走しました。

初来日の前にもメルボルンCで2着、年末の香港ヴァーズで3着、
コロネーションCではセントニコラスアビー(ドバイシーマクラシックで
ジェンティルドンナを破った馬)の2着など惜しい競馬をしており、
実力自体はかなり評価出来る馬でしたが、昨春からの一年では
メルボルンCで2着に入った以外はGⅠでは馬券圏内の好走はなし。
香港ヴァーズ4着、ドバイワールドC6着をどこまで評価するか、
という感じでしょうか。

このところも遠征競馬が続いており、輸送慣れしている点は強味。
英国本国での実績よりも遠征先で結果を出している馬なので
今回も輸送によるダメージは考えなくて良さそうです。

今回の来日時の馬体重は498kg、昨年は485kg、その前の
JCのときは489kgだったことを考えると
少し余裕がある感じでしょうか。消耗が出るよりは
良いとは思いますが、最後にビシッと追わないと
太目での出走になってしまうかもしれません。

長距離を中心に使われており、スタミナには問題がないタイプ。
JC時の評価でも5頭の外国馬の中では最上位評価をしており、
課題であるコーナーリングの不器用さも京都ならば解消されるかも、
ということで昨年の天皇賞春でも評価していたわけで3着と
健闘したのも納得。

年齢的にも近走の内容的にも昨年以上の評価は出来ませんが
適性を活かしてどこまでやれるか・・・

※近走の内容については映像を観ながら改めて振り返りたいと思います。

天皇賞春(各馬分析3)   担【けん♂】

天皇賞春(京都3200m)出走予定馬の各馬分析、第3弾です。

ヒットザターゲット】牡6 58.0(栗東) キングカメハメハ×(タマモクロス)
昨秋の京都大賞典では前が崩れる展開を上手く後方から差し切って勝利。
その後のGⅠ戦線では足りない面を見せてしまいましたが、
年明けの京都記念、阪神大賞典と連続5着に入り、状態自体は
問題なく来ている印象です。ここ2戦の内容から上位馬との逆転を
期待するのは難しく、差し優勢の展開になったとしても
他馬との比較で割引き。

フェイムゲーム】牡4 58.0 (美浦) ハーツクライ×(アレミロード)
京成杯を連勝で制したものの、皐月賞では12着と大敗。
年末に+16kgと馬体を増やして復帰し、AJCCで3着のあと
ダイヤモンドSでは後方から押し上げてそのまま突き抜けて圧勝しました。
ここ2戦で少し絞り込んでいたことで間隔を空けたのは
マイナス材料になりそうですが、晩成型の血統どおり、
充実期に入ってきている感じです。休養明けの輸送競馬は
初めてになるので、調整面がどうか気になるところ。

フェノーメノ】牡5 58.0 (美浦) ステイゴールド×(Danehill)
昨年の天皇賞春を勝ち、宝塚記念に臨んだものの4着に敗れて長期休養。
復帰戦の日経賞では前が厳しい展開の中、5着に残ったものの、
▲8kgとデビュー以来最低体重に落ちていた点は気になるところ。
基本的に京都外コースが苦手なステイゴールド産駒ですが
前につけられる脚質なので問題なくこなせるのが強味。
体調さえ戻っていれば有力視出来ますが・・・

ホッコーブレーヴ】牡6 58.0 (美浦) マーベラスサンデー×(ダンシングブレーヴ)
ここまでの23戦中12戦で最速の上がりを記録(2番目の上がりは7回)
末脚はあるけれども位置取りが後方過ぎて成績が不安定になる
マーベラスサンデー産駒の典型例のような実績になっています。
前崩れ気味になった日経賞で2着と健闘しましたが
血統的には京都の方が合いそう。
ある程度の位置が取れて、末脚勝負になれば面白い1頭だと
思いますが、機動力がないので余程の差し決着にならないと
厳しいかもしれません。実績的にも不足。

ラストインパクト】牡4 58.0 (栗東) ディープインパクト×(ティンバーカントリー)
きさらぎ賞6着、青葉賞3着でクラシックには出走出来ず、
菊花賞でも4着。休養を挟んで復帰戦を勝ち、小倉大賞典で連勝を達成。
日経賞でも中段から3着に飛び込む健闘を見せました。
ある程度いい位置を取って競馬が出来るのが強味。
京都外回りコースでも勝利がありますが、大レースでは足りていない
成績だったのは気になるところ。
58kgを背負って上位馬との対戦となると・・・

天皇賞春(各馬分析2)   担【けん♂】

天皇賞春(京都3200m)出走予定馬の各馬分析、第2弾です。

ゴールドシップ】牡5 58.0 (栗東) ステイゴールド×(メジロマックイーン)
昨年の天皇賞春ではダントツの1番人気を背負いながら5着に敗れる
大波乱。異常なロングスパートで鈍らない脚を使う能力馬ですが
さすがに1000mダッシュは厳しかった模様です。
基本的には瞬発力勝負に強いわけではなく、血統的にも
京都外回りコースは鬼門。
今回はジャガーメイルでこのレースを制したことがある
ウィリアムズ騎手が騎乗予定なのは心強いですが
中段から捲くっていったとして、キレを問われると・・・・

サイレントメロディ】牡7 58.0 (美浦) シンボリクリスエス×(サンデーサイレンス)
芝でも2勝を挙げていますが11年春にダートに転向。
12年にはマーチSを制し、芝以上の活躍を見せました。
しかし年齢とともに行き脚が鈍り、後方からの脚質になってから
成績が不安定になり、前走の日経賞で久々に芝に挑戦。
3番手につけて行ったものの、7着に敗れています。
芝への適性には問題はないものの、重賞、GⅠで期待するのは
年齢、実績ともに酷。広いコースに替わるのはプラスになりそうですが
本質的に長距離適性にも疑問。

サトノノブレス】牡4 58.0 (栗東) ディープインパクト×(トニービン)
菊花賞では勝ち馬に離されながらも2着と健闘、休養を挟んで
+20kgで復帰した日経新春杯で逃げ切り勝ちをおさめ、
続く阪神大賞典でも4着に踏ん張りました。
前走は出遅れ気味になったことが大きく響いた印象ですが
結局、キレる脚がなく、脚比べになると引き離されてしまうという
不安点が露呈されてしまった感じ。実績的には侮れませんが
適性、能力的には微妙。

ジャガーメイル】牡10 58.0 (美浦) ジャングルポケット×(サンデーサイレンス)
10年の天皇賞春を制しましたが、12年は4着、13年は6着と
このレースへの適性を示しつつもさすがに成績低下。
このところは年間の出走回数も限られているため、衰えは少ないと
思いますが、ここにきての上昇を期待するのは厳しそうです。
叩き台として出走した日経賞でも後方から良い脚を使っており、
馬体重も回復していたので調子の面では問題なさそうです。

タニノエポレット】牡7 58.0 (栗東) ダンスインザダーク×(ジェネラス)
長距離で使われ続け、年明けの万葉Sで3馬身半差の圧勝。
ダイヤモンドSでは3着に敗れたものの、大阪ハンブルグCでは
バンデ、マジェスティハーツといった新鋭をおさえて
差し切り勝ちをおさめています。
7歳になりましたが、今が充実期、といった活躍を見せており
年齢的な衰えは考えなくて良さそうですが、重賞勝ちがない成績だけに
GⅠで上位馬相手では不足感。血統的に適性には期待出来そうですが・・・

デスペラード】牡6 58.0 (栗東) ネオユニヴァース×(トニービン)
阪神大賞典2着で臨んだ昨年の天皇賞春は後方から届かず9着と完敗。
その後、馬体重を落として一旦不調に陥りましたが、昨秋から徐々に
体を戻して充実度アップ、ステイヤーズSを好位から鋭く差し切って制し、
前走の京都記念では逃げる形の新味を見せて強敵相手に勝利をおさめました。
馬体は完全に復調・・・というか以前よりも充実して本格化しており、
年齢、距離に限界があるネオユニヴァース産駒の中でも例外的な存在。
今回も積極的に前々で競馬が出来るのであれば展開次第で期待出来そうです。

続きます。

天皇賞春(各馬分析1)   担【けん♂】

天皇賞春(京都3200m)出走予定馬について見ていきたいと思います。

アスカクリチャン】牡7 58.0 (栗東) スターリングローズ×(ダイナレター)
マイル路線で使われていた馬ですが、中距離路線に参入し
12年には七夕賞を勝ち、昨年は函館記念3着、札幌記念2着のあと
さらに距離を延長してアルゼンチン共和国杯を制しました。
血統的にはどう見ても長い距離は合わないのでこの馬はかなりの
例外的な馬だと思われます。
香港ヴァーズに挑戦して7着に敗れ、この春の復帰戦、日経賞でも8着と振るわず。
京都での実績もなく、年齢的にも厳しいのであえて狙うほどでは・・・

アドマイヤフライト】牡5 58.0 (栗東) マンハッタンカフェ×(トニービン)
前走の日経賞では好位から仕掛けて失速、12着と大敗してしまいましたが
前年の日経賞でも6着に敗れているように、輸送に弱いタイプなのかも。
今年の日経新春杯では最速の上がりを繰り出したものの、サトノノブレスに
クビ差及ばず2着。京都なら力を出せると思いますが、相手関係を考えると
期待するには少し不足。重賞未勝利という点でも格不足。

アドマイヤラクティ】牡6 58.0(栗東) ハーツクライ×(エリシオ)
昨年の天皇賞春では4着、京都大賞典でも4着と少し足りないながらも
コース適性自体は高そう。道中にペースが緩む展開が得意なので
長距離の方が信頼度が高く、前走の阪神大賞典でも1着馬には
完敗の内容ながら2着と健闘しました。
能力的にも、実績的にもある程度高く評価は出来ますが、
完敗の内容だっただけに前年以上の成績を期待するまでは・・・

ウインバリアシオン】牡6 58.0 (栗東) ハーツクライ×(Storm Bird)
11年の菊花賞では最速の上がりを繰り出したものの、オルフェーヴルに
敗れて2着、12年の天皇賞春では大逃げの馬を追い詰めて3着。
手脚の長さを活かし、異常に飛びが大きい走法は
屈腱炎明けでも変わらず、増えた馬体を絞りつつ体調も上昇傾向。
偏った脚質の馬だけに鞍上を予定していた岩田騎手の騎乗停止は
影響が大きそうですが、条件的にはハマれば圧勝してもおかしくない馬かと。

オーシャンブルー】牡6 58.0 (栗東) ステイゴールド×(Dashing Blade)
12年の有馬記念で2着に入って期待されましたが、昨年はまったく
結果が出せず、今年初戦の中山金杯で復活勝利。
ステイゴールド産駒らしい機動力が使えていないので
余程前が止まらないと差し込んで来れず、前走の日経賞では10着と
非常にムラがある成績になっています。
中段前辺りにつける形で競馬が出来れば京都でも
対応出来ていますが、相手関係的にも、年齢的にも、血統的にも
ここでは期待しにくい状況。

キズナ】牡4 58.0 (栗東) ディープインパクト×(Storm Cat)
昨年のダービーを制し、秋には凱旋門賞に挑戦し4着。
大幅に馬体を増やして見た目にも良化した馬体で国内復帰戦、
大阪杯に臨んで見事に勝利を挙げました。
位置取りが後ろになりがちで、前走では差し切ったとはいえ、
2着は前年4着のトウカイパラダイス、ということを考えると
パフォーマンスの内容はあまり高く評価出来ません。
同期のエピファネイア、コディーノ、ロゴタイプなどが
古馬の壁にぶつかって結果を出せていない点でも
力関係はどうなのか、まだここは試金石の段階。

続きます。

天皇賞春(年齢別実績)  担【けん♂】

天皇賞春(京都3200m)について見ていきたいと思います。

天皇賞春:年齢別実績(04年~)】
天皇賞春年齢

09年、10年と不振だった4歳馬ですが、11年にはワンツーフィニッシュを
決めており、12年は特殊な展開ながら3着に入線。昨年もフェノーメノが
勝ち切りました。

基本的に若い馬の出走数自体が多いレースですが
09年は2頭しか4歳馬が出走しておらず、実績的にも世代上位の
馬ではありませんでした。

10年は5頭の出走があったものの、やはりGⅠ馬は不在・・・
菊花賞2着のフォゲッタブルが1番人気を背負いましたが
前年から使い詰めできたところでダイヤモンドSから
間隔を空けての出走になり、失速してしまいました。
フォゲッタブルは翌年も出走しましたが、なんと14番人気(爆)
どれだけ押し出された人気だったかがわかります(>_<)

その前の05年~07年までは4歳馬が3連覇。
5歳馬は健闘しているものの、6歳以上の馬はかなり厳しい状況でした。

世代上位の4歳馬が出走してくるかどうかは天皇賞春の結果に
かなり大きく影響している、と考えられます。

6歳以上の好走例
・02年3着ナリタトップロード
・05年2着ビッグゴールド
・06年2着リンカーン
・09年1着マイネルキッツ
・10年1着ジャガーメイル、2着マイネルキッツ
・11年3着ナムラクレセント
・12年2着トーセンジョーダン
・13年3着レッドカドー

ナリタトップロードは1番人気、リンカーンはディープインパクトの2番人気
トーセンジョーダンは春秋天皇賞制覇が掛かっており3番人気
ナムラクレセントは5番人気でしたが、前走で阪神大賞典を圧勝しており、
実績と勢いを兼ね備えていました。
レッドカドーはせん馬なので7歳といっても実質的に少し若い扱い。
前走ではドバイワールドCで2着と好走しており、年齢的な衰えは
感じられない馬でした。

逆に05年、09年、10年は残念ながらメンバーの質とレベルに疑いが
ありました。4歳馬の数が少なく実績も不足している場合は
ベテランが頑張る
という感じでしょうか。

簡単なまとめ
・基本的に若い馬が優位(4歳、5歳が中心)
・4歳馬が少ない、もしくはGⅠ馬が不在の場合は高齢馬の好走に注意
・若い世代の頭数、実績が十分な場合は6歳以上の馬は上位人気に支持される、
 もしくは直近で結果を出している馬に限る


今年の登録馬の年齢

★10歳
ジャガーメイル

★9歳


★8歳
サイモントルナーレ※

★7歳
アスカクリチャン
サイレントメロディ
タニノエポレット

★6歳
アドマイヤラクティ
ウインバリアシオン
オーシャンブルー
デスペラード
ヒットザターゲット
ホッコーブレーヴ

★5歳
アドマイヤフライト
ゴールドシップ
フェノーメノ

★4歳
キズナ
フェイムゲーム
ラストインパクト

タマモベストプレイ※
バンデ※

※→除外予定

メイショウマンボ、エピファネイアの名前がないのは残念ですが、
4歳馬にはキズナがおり、5歳馬も昨年の勝ち馬フェノーメノ、
リベンジを狙うゴールドシップがいて若い世代は充実している印象。

6歳馬もトーセンラーがいないのは違和感があるものの(爆)
ウインバリアシオン、デスペラードといった実力馬が揃い、
なかなかの好レースが期待出来そうです。

※天皇賞春に8回出走(最高位3着)するという前人未到、そして
 おそらく今後も破られることはないであろう大記録を打ち立て、
 年明けの万葉Sを最後に惜しまれつつ引退したトウカイトリックですが
 京都競馬場で放牧中に重度の骨折を患い、予後不良となってしまいました。
 競争馬としてここまで長く活躍しながら、引退直後に故障というのは
 本当に残念な結末。
 それも自身が毎年目標にしていた天皇賞春の直前・・・ 
 いずれは天皇賞春の誘導馬に、という話だったそうですが
 もしかしたら自分が出走しない天皇賞春を見たくなかったのかも・・・(T_T) 
 生涯の走行距離はなんと175.1km
 他の競争馬の何倍も長く、遠く走り続けたトウカイトリック
 心よりご冥福をお祈りいたします。


余談ですが、最長走行距離(平地)となると現在も15歳で高知で現役続行している
セニョールベストになるそうです。
トウカイトリックと違い、短距離で使われている馬ですが
出走回数が392回(14年4月まで)と桁違い\(◎o◎)/!
これまでの走行距離はなんと475kmを超えています(爆)
これからも元気で長く頑張り続けて貰いたいですね。

天皇賞春(体重別実績)   担【けん♂】

天皇賞春(京都3200m)について見ていきたいと思います。

体重別実績:天皇賞春(04年~)】
天皇賞春体重

480kg~500kgの馬が4勝、500kg~520kgの馬が3勝と
おおよそ分け合っています。複勝圏内の成績を比べても大きな差はなく、
出走頭数の割合から考えると僅かに500kg~520kgの馬が優勢だと
考えられます。

基本的には馬格のある馬が有利な傾向が出ていますが・・・
520kgを超える大型馬になると09年の2着にアルナスラインが
飛び込んでいるだけ・・・と言っても出走頭数自体が非常に少ないので
割り引く必要はなさそうです(^^;

460kg~480kgの馬は10年ジャガーメイル、
11年ヒルノダムールと連覇を達成。
その前は01年のテイエムオペラオーまで遡ることになります。
昨年は460kgのトーセンラーが2着に飛び込みました。

460kgを切る馬で勝ったのはディープインパクト、ヒシミラクル(03年)の2頭。
余程特別な馬か、レベルに疑いがある年以外は大きく割引が必要だと考えられます。

ただし、3着にはトウカイトリック、ストラタジェム、アイポッパーが入っており、
ステイヤー路線で格別の活躍をしている馬については要注意。

小柄な馬の好走パターン
・斤量に強い実力馬
・ステイヤー路線で安定して好走実績がある馬
・レベルに疑いがある大荒れ模様の年

ひとまず、目安としては470kgが分岐点になっている感じです。

実質斤量負担別実績
天皇賞春斤量

天皇賞春は牡馬が58kg、牝馬が56kgを背負うことになりますが、
牝馬の出走は数が少なく、好走例もありませんので、
実質斤量負担に直してみるよりも、体重で線引きした方が
わかりやすいかもしれませんね。

目安としては12.0%以下の馬(約480kg以上)が好走ライン。
12.0~12.5%までの馬までは一応好走域にありますが、
全体のレベルや、その馬の実績が抜けているかなどをチェックする
必要がありそうです。

天皇賞春(展開分析)   担【けん♂】

天皇賞春コース
※京都3200mのコース図と天皇賞春(06年~)のラップ平均

天皇賞春が行われる京都3200mは向こう正面の直線からスタート。

スタートしてすぐに上り坂が続くため、ゆったり目のスタートに
なりやすいようです。最初のコーナーまでは400mほどあり、
先行するのに内外の差はあまりなさそうですが、行き脚のつきにくさを
考えると内枠のほうが先行はしやすい感じです。

長距離ということもあって無謀なペースで飛ばし続けることはなく、
最初の1000mは60~62秒程度。

中間の1000mはさらにペースが落ちる傾向。
62~63秒程度・・・道中は13秒台のラップに落ちることがあります。

とんでもないスローペースになり、道中で我慢できなくなった
馬が入れ替わり立ち代わりで先頭に立つ、という酷いレース展開に
なることもあるので要注意(←11年)
折り合いという点も非常に大事、という点も意識しておきたいところです。

ここに出てくるレベルの馬になると道中にペースが落ちれば
最後にグッとペースを上げて長い脚を使える馬が揃ってくるので
坂を上りきったあとの最後の800mは息を入れられない非常に厳しい
展開
になりやすく、瞬発力だけでなく、スピードの持続能力
問われることになります。

4コーナーまでは下り坂、後方の馬は前に詰めて行くことが難しい構造と
なっており、直線入り口では縦長の展開になりやすいと考えられます。

4コーナー位置取りと着順の関係
    1着→2着→3着
13年  2  2  4(番手)
12年  1  5 12
11年  6  8  1
10年  5  1  2
09年  4  4  7
08年  5  3  2
07年  2  4 10
06年  1  2  5

先行   4  4  3
好位   4  3  2
中段   0  1  1
後方   0  0  2

明らかに先行、好位の馬が有利
12年に人気薄で悠々逃げ切ったビートブラックの記憶はまだ
頭に焼き付いている方も多いかと思います。
4コーナーで最低でも6番手以内につけていないとかなり苦しい状況。
後方の馬は届いても3着まで、という結果になっています。
基本的に前が止まらないレース、と考えた方が良いようです。

ただし、注意が必要なのは・・・4コーナーで前にいる馬は
先行、好位で競馬をしていた馬とは限らない
、ということ。
先行馬が余力を失う展開になると、道中は中段にいた馬が
押し上げてきて、結果的に「好位差し」になることもあります。
レベルが疑わしいメンバーのときには特に注意(爆)
たとえば11年3着のナムラクレセントはスタートは11番手だった
ところから4コーナーでは先頭に立っていましたし、
昨年の勝ち馬フェノーメノ、2着のトーセンラーは最初は中段につけており、
3着のレッドカドーは後方からの競馬でした。
先行馬の能力、展開についてはしっかり考えておく必要があると思われます。

京都外回りコースの直線は404mと比較的長く、上がり3ハロンが
0.1秒違うと4コーナーで約0.48馬身差を縮めることが出来るという計算。

天皇賞春では近年の19回の開催で33秒台の末脚を使えた馬は・・・
たったの5頭しかいません。
(ディープインパクト、リンカーン、サンライズペガサス、ジャガーメイル×2回、
 ウインバリアシオン)
馬場状態にもよるとはいえ、相当高いハードルだと考えて良さそうです。

先行気味に行く馬や好位からの差し馬が34秒台の脚を使うとなると、
計算上、後方から差すのはほぼ不可能。
少なくとも4コーナーで3~4馬身差に詰めている馬じゃないと・・
厳しいと考えられます。

ちなみに昨年の最速の上がりは36.2(フェノーメノ)でした。
スパッと切れる脚よりも俗に言う鉈の切れ味、地脚の強さが重要。

位置取りを押し上げる機動力、なし崩しに長く使える脚のある馬を有力視。
騎手の力量も大いに影響しそうです(^^)

香港クイーンエリザベス2世C回顧  担【けん♂】

この春はドバイデューティーフリーをジャスタウェイが制し、
シーマクラシックをジェンティルドンナが不利を跳ね返して勝利。

先日行われたオールエイジドステークス(豪州GⅠ、1400m)では
馬場の外を強襲したハナズゴールがとうとうGⅠ制覇を達成、と
日本馬の海外での大活躍が続いています。

今週は香港のクイーンエリザベス2世C(シャティン2000m)に
エピファネイア、アンコイルドが参戦。
ロードカナロアに続いて香港でも日本馬旋風を巻き起こせるか
期待と注目を集めました。

結果は・・・

1着デザインオンローム   2.01.06
2着ミリタリーアタック
3着ウェルキンゲトリクス
4着エピファネイア

10アンコイルド

※全着順及び、レース映像は→ココ

押して押して好位の内にアンコイルド、外を回してエピファネイア。
余力十分に追走し、4コーナー手前で外から被せていったエピファネイアの
手応えは十分、あとは突き抜けるだけ・・・に見えましたが
外からデザインオンロームに被せられると抵抗する力を失くしたように失速
好位から内を抜けて行ったミリタリーアタックとデザインオンロームの
叩き合いを後ろから眺めるだけの競馬になってしまい、4着と完敗。

内のアンコイルドは直線に入って余力を失くして最下位に沈んでいます。
内差しが得意な馬だけに、いいコース取りだとは思ったのですが
力不足なのか、何か不具合があったのか・・・

勝ったデザインオンロームは香港クラシック、香港ダービーという
香港の国内GⅠを制している強豪馬。今回はエピファネイアを抑えて
1番人気に推されていました。
父のホーリーローマンエンペラーはジョージワシントンが引退して
種牡馬入りしたものの、生殖能力に問題があったため、
代役としてクラシック前に強引に引退させられて種牡馬入りしたという
いわくつきのデインヒル直仔の馬。
その産駒がこれだけの活躍を見せてくれれば・・・一応引退した甲斐があった
と思うべきかと。

2着のミリタリーアタックはドバイワールドCに挑戦して10着に敗れた
ところからの再起戦。昨年のこのレースの勝ち馬であり、他にも
シンガポール航空国際Cを勝っている実績馬。
レーティングでは今回のメンバーの中でもダントツの6歳馬でした。
やっぱり地元では強いですね。

3着のウェルキンゲトリクスはドバイデューティーフリーで
ジャスタウェイ6馬身以上離されながらも2着を死守した5歳馬。
この馬自身の走破時計もレコードだったことを考えると
地力は高かった、と考えて良さそうです。

うーん、例年以上に骨っぽいメンバー相手だったとはいえ、
これからの日本競馬界で期待されるエピファネイアの完敗は本当に残念。

ドバイではロゴタイプも6着に敗れており、コディーノも国内マイル路線で
イマイチ結果が出せていない状況。
この世代のトップクラスのレベルに疑いが出てきてしまうわけで
来週の天皇賞春でキズナがどこまでやれるかに注目したいですね。

シンボリクリスエス産駒は洋芝が得意、という話を聞きますが
過去にデータを取った(ROUNDERSに掲載)ときには
比較的軽い札幌では好成績ながら、芝が重い函館は苦手な部類。
内回り、小回りも苦手で広いコースが得意、という傾向が出ていました。

その意味では・・・香港は合わなかったのかもしれませんね。

アンコイルドはストームキャットの系統なので洋芝は合うと
思ったのですが・・・最後はまるで追っていなかったのを見ると
他に原因があったのかもしれません。

日本競馬のレベルは高くなったとはいえ、海外の強豪はやはり強力。
特にこちらから参戦する場合には「地の利」の影響もあるわけで
そのハンデを乗り越えて勝ち切るのは本当に難しいことだと思います。
それでも今後の日本競馬の発展、血の交流を深めていくためにも
こうした挑戦を続けていって貰いたいものですね。

読売MC回顧(ディープインパクト祭り!)  担【けん♂】

好天に恵まれた京都競馬場で読売MCが行われました。

1着馬には安田記念への優先出走権が与えられるということで
意欲は十分でも賞金は少し不足、という次世代の重賞戦を狙う馬たちが集結。
実績的に抜けた馬はいなくとも、なかなか興味深いメンバーが揃った印象です。

週半ばの段階では「ディープインパクト祭り」という考察でしたが
最後の最後に展開的に前残りの可能性を加えた形でまとめ直し。
さてその迷いがどう出るか・・・

予想は→ココ

結果は・・・

1着△ワールドエース   1.31.4 上がり33.2 レコード
2着▲フィエロ       11/4
3着×エキストラエンド

5着◎オースミナイン
6着〇カオスモス

※全着順は→ココ

下手な考え休むに似たり(爆)
余計な迷いはいりませんでした(T_T)

逃げ馬不在、というメンバー構成の中、ソロッと出て行ったカオスモスの外から
レッドアリオンが先手を取る展開。
スタートに気を付けたい、と語っていた川須騎手ですが
逆にスタートが良過ぎて、腹を括る形になってしまいました。

2番手にカオスモスとダノンプログラマー、好位につけた
オースミナインを内からワールドエースが伺い、その外にアドマイヤドバイ、
続いて1番人気のフィエロが内、外にエキストラエンド。

カシノピカチュウ、アクションスターが少し遅れて続き、さらに遅れて
ラインブラッド、ラトルスネーク。

エールブリーズは後方に控え、サンカルロ、サワノパンサー、
最後方にポツンと遅れてコアレスドラードという態勢。

12.5-11.0-11.4-11.7-11.2-11.4-10.9-11.3
前半800m 46.6
後半800m 44.8

ラップ比較
読売MCラップ比較

この条件に変更されて今年がまだ3回目ですが、過去2年と比べても
前半800mは最も遅いペース。
※12年46.2、13年45.8

しかし、坂の頂上でペースを大きくは落とさず、
下り坂に入って一気に加速・・・早めに仕掛け過ぎたこともあって
カーブ手前で少しペースを落とし、直線に入って再度、急加速・・・

馬場状態の良さもあったかと思いますが、後半はかなり厳しい
ロングスパート勝負になっています。

内で粘るレッドアリオンにカオスモスが被せて行こうとしますが
踏ん張って交わさせず、逆にカオスモスの脚色が鈍くなって脱落。

馬場中央に出したワールドエースが力強く伸び、その後ろから
フィエロが追いかけ、外からオースミナインが被せますが、
末脚勝負では少し分が悪く、結局2頭に引き離され、
さらに後ろから迫ってきたエキストラエンドが突っ込んできて・・・

結局、あっさり抜け切ったワールドエースが完勝。
脚色が同じになってしまったフィエロがそのまま2着。
位置取り、仕掛けどころの差、あとはスパート直前に被せられた影響もあり
力の差はそれほど感じられず、今後が楽しみになりました。

3着にはエキストラエンドが入線。
能力を感じさせる内容ではありましたが、今回は上位2頭が強過ぎた、
という印象です。

レース後のコメント
1着 ワールドエース(シュタルケ騎手)
状態がいいことは分かっていましたが、マイルがどうなのかという気持ちはありました。
しかし、今日は好スタートからいいレースが出来ました。最後は後ろから他馬が
来ているのは分かっていましたが、この馬も止まっていませんから、大丈夫だと
思っていました。ドイツ血統の馬で勝てたことは嬉しいですね


(池江泰寿調教師)
コーナー2回のコースが合っているので、マイルは使ってみたかったのですが、
いい結果が出ました。現時点では7分くらいで、この状態で勝てたことが大きいですね。
ここを使って次はグンと良くなって来そうです。ノーザンファームが屈腱炎を
しっかり治してくれました。あとはレコードの反動がないようにケアを
していきたいと思います


2着 フィエロ(武豊騎手)
残念です。前半はいい感じで、いいポジションでレースが進められたのですが、
坂の下りに入って若干力んで走ってしまいました。スムースに行けていれば
ラストの伸びはまた違ったかもしれません。しかし、やはりトップレベルでやれる馬です


3着 エキストラエンド(川田騎手)
スムースにレースが出来、直線もしっかり進んでいます。
でも今日は時計が速すぎましたね


4着 レッドアリオン(川須騎手)
今日は出てくれましたが、ゲートの中はうるさかったですね。内枠なら前に
壁を作りたかったのですが、外枠だったので押し出される形でハナに立ちました。
やはり目標となる馬が欲しかったですね。ただ、自分の形でなくても4着と
頑張ってくれたことは力の証明だと思います


11着 エールブリーズ(酒井騎手)
スタートで出遅れてしまいました。行く馬があまりいないので、
3、4番手を考えていたのです。道中、何とか我慢して折り合いもついたのですが、
それだけに出遅れが痛かったです


14着 ラトルスネーク(幸騎手)
結構流れが速く、折り合いはつきました。しかし、前が止まりません。
今の馬場に泣かされた格好です


展開としては・・・スローからの超急流勝負。
レコード決着は馬場の良さが大きく関わっているので、オマケみたいな
感じだと思いますが、好位から抜け切った上位2頭の能力は
高く評価して良さそうです。

結局、ディープインパクト産駒が1~3着を独占し、
4着にその前のコース巧者アグネスタキオン産駒・・・
そして5着はまたディープインパクト産駒、と血統どおりの決着。

4頭のディープインパクト産駒の内、◎を打った1頭だけが
馬券圏内を外す
、というセンスのない結果となりましたが
4コーナーで他の3頭よりも前にいる想定だっただけに仕方ありません(>_<)

おそらくマイルCSでもぶつかり合うメンバーだと思いますので
秋のディープインパクト祭り!第2弾!」はしっかり当てていきたいものですね(笑)

9年目に突入しました!  担【けん♂】

あまりにも目まぐるしく流れる日々に翻弄されてしまい、
実は3日ほど過ぎてしまったんですが、ブログ開設から先週で8年が経過。
すでにこの週末に9年目に突入しています。

10年経過まであと2年・・・と考えるとまだ先は長く感じますが、
今年も最早1/3が終わろうとしているわけで、時間はまさに
滝が流れ落ちるかのように(by筒井康隆)過ぎており、
意外に早くその日を迎えることになるのかもしれませんね。

年明けから休みが減り・・・というか、仕事の合間に別の趣味的な仕事を
入れてしまったため、実質的に休みがなくなり(自業自得:爆)
時間的にも帰宅して眠って起きたらまた仕事・・・どころか
仕事を終えてさらに仕事をして仮眠して仕事、みたいな
鼻血メニューを繰り返しており、じっくりと腰を据えて
競馬を楽しめる時間もめっきり減ってしまっています(涙)

まぁ自分で決めてやっていることなので、文句を言うところは
どこにもないんですが、体力、気力がいつまでもつか内心ちょっと心配です。

振り返ると、昨年の今頃はモンハン(Wii)をやっていたんですね・・・
今やそんなゆっくり出来る時間はまったくなく、Wiiの電源を
最後に入れたのは・・・昨年の11月だったか10月だったか(爆)

基本的にテレビは元々滅多に観ないのですが、相方が録画してくれてた
「ごちそうさん」も娘を嫁がせたところ辺りでストップ、保留状態。
2ヵ月ばかり間が空いたのでストーリーを忘れかけてしまっています。
そういやグリーの3も録画だけして1話も観てないなぁ・・・

自分で選んだ仕事をして、やりたい仕事に手を付けて
合間に競馬して、ゲームして、マンガ読んで、たまに歌って(笑)
やりたいことしかしていない、という意味では幸せな日々だと言えますが、
美味しい食べ物でもいっぺんに大量に詰め込んだら食傷気味になるわけで(爆)
もうちょっとセーブしてゆっくり楽しめるペースを作っていかないと
勿体ない気がします。


競馬の考察や、日々のニュースなんかについてブログを書くことは
自分の頭の中を整理したり、気分をリフレッシュしたりするために
本当に重要な役割を果たしてくれています。

特に競馬は週初めから週末に向けて一つのストーリーを追いかける形で
自分の中に1週間のリズムを作ってくれている感じ。
8年かけても内容的にはあまり進歩がなく、あまり当たらないのは
私のセンス不足だと思いますが(笑)結果はどうあれ
やっぱり競馬は奥深く、楽しいですね。

あくまで個人的な意見ですが、回収率や的中率にこだわると
お金が目的(指標)になってしまう分、せっかくの楽しい趣味が
ある意味「仕事化」してしまう気がします。

ギャンブルで儲かればそれはそれで楽しいとは思いますが
競馬を楽して儲けるための手段にするのはちょっと微妙。

そもそも当たるかどうかわからないからギャンブルなわけで
確実に儲けられるのであれば、それはギャンブルではありません(爆)。

まずは、当たるかどうかわからないこと自体を楽しむべき、
なんじゃないかと。
ドキドキすることこそに意味がある・・・と私は思っています。

外れたからって落ち込んでいたら、楽しむためにやっていたはずなのに
本末転倒ですよね。
まぁ・・・落ち込むことを楽しむ自虐プレイならば話は別ですが(笑)
少しは反省しろ!バキッ!!( -_-)=○☆)>_<)アウッ!

・・・なんか脱線してしまいした(^^;

こんな適当なブログですが、昨年も多くの方に見に来て頂き、
コメント欄を通して交流させて頂けたことを心より感謝申し上げます。

また一年、いろんなことを楽しみながらボチボチやっていきますので
今後ともどうそ宜しくお願いいたしますm(__)m

けいけん豊富な毎日
けん♂&けい♀

低俗でちっとも構わない?   担【けん♂】

4時間寝て、26時間起きて、3時間寝て、24時間起きて・・・
今週はなんだか地球時間とズレ捲くってしまっている生活でしたが(^^;
今晩は久々(一ヵ月ぶり?)に休みが取れそうなので
さすがにぶっ倒れようかと思います。

誰が決めたかわかりませんが、趣味とウケ(他人からの評価)の
相関分布図を見つけたのでちょっと載せてみました。

分布図
うけ

なぜか競馬を含むギャンブルが抜けていますが・・・パチンコや麻雀と同じく
おそらくは「低俗」という評価になりそうです。
あとはウケがいいか悪いか・・・?

というか麻雀ってウケがいいんでしょうか?
個人的には嬉しい評価ですが・・・あまり妥当な気はしません(^^;

競馬は麻雀よりはマシですかね?

タバコの臭いがする密閉空間と青空の下、という差は大きい気がします。
雀荘デートはなくとも、競馬場デートというのはあるみたいですし。

ウケが良くて高尚、というライン上の
・楽器
・スポーツ
・旅行
・ファッション


といった項目は私にはまったく洋ナシ(爆)

小学生の頃にピアノを習ったことがありますが、仮面ライダーの再放送を
観たいがために、バイエルを終わらせたところで止めてしまいました。
今となっては演奏どころか、楽譜をみることすら危うい始末。

スポーツは球技や水泳ならしてみたいんですけどね・・・
暇も体力も気力もないので体は衰える一方です(>_<)

最後に旅行に行ったのは・・・20年くらい前でしょうか?
基本的に出不精なので旅行に行きたいという発想がないです。

ファッションは・・・興味もないし、すでに気にする年齢でも
なくなってしまいました(笑)

その他、ウケが良いことになっているバイク、釣り、映画なんかには
縁も興味もありません。

絵画を観るのは好きなんですけど、美術館にも当分行ってないなぁ・・・
(自分で描くのはまったくダメです:涙)

私の携帯(ガラケー)の待ち受け画面はクリムトの絵だったり
するんですが・・・全然ウケが良くありません(爆)
もしかしたら私のイメージに合わないからかもしれませんが・・・(自虐)

まぁとりあえず競馬を含めて、カラオケ、ゲーム、漫画、アニメといった
私が好む項目は全て「低俗」という括り。

どうやら私の9割は低俗で出来ているようです・・・(笑)

読売MC最終予想   担【けん♂】

最後にバタバタになってしまいましたが、読売MC(京都1600m)
ついてまとめていきたいと思います。

施行条件が変更になって今回がまだ3回目。
傾向を見るにはまだ早く、そもそも京都1600mは
先行馬の質によって、有利な脚質がガラリと変わってしまう
非常に難しいコース。

シルポートのいない京都1600mなんて・・・

言っていても始まりませんが(爆)とりあえず
確たる逃げ馬が不在
小牧騎手、和田騎手が先手を取るなら前優勢の展開になりそうですが
こればっかりは出たところ勝負になるので、ある程度
思い切って決め打ちに出るしかないかと・・・。

【これまでの考察】
展開分析→ココ
体重別実績→ココ
年齢別実績→ココ
各馬分析1→ココ
各馬分析2→ココ
各馬分析3→ココ
適性の高い馬体について→ココ
血統傾向について→ココ
馬体について→ココ
斤量負担分析→ココ
展開について→ココ

ディープインパクト産駒が圧倒的に結果を残しているコース設定ですが
ダノンシャークでも勝ち切れていませんし、トーセンレーヴのように
ぶっ飛ぶ例もあるわけで、過信は禁物。
展開に合った位置取りからレースが出来ないと絡め取られて
しまう可能性は十分にあると思われます。

とはいえ、実力的に買える馬は最大限見積もっても8頭程度。
上位人気馬に限られてきそうなので、ある程度絞り込んで
買い方に一工夫したいところだと思います。

今回の予想
◎オースミナイン
〇カオスモス
▲フィエロ
△ワールドエース
×エキストラエンド

京都金杯では後方からになったオースミナインですが
池添騎手とのコンビでは基本的に好位からの脚質。
馬体の出来も良く、条件から最も優位にレースが運べそうかと。

カオスモスは先手を取ることが条件。
京都で逃げさせたらしぶとい和田騎手の手腕込みで
風穴を開けることに期待したいと思います。
出来は良いので上手く後続を突き放すレースを。

馬体のシルエット的にはフィエロが最もインパクトを
感じました。下り坂を活かして鋭く脚が使えそう。
今回は先を見据えて末脚を確かめるようなレースを
してきそうなので、少し割り引きまいたが
ここで結果を出せるようなら秋に開花も。

本来の能力からすればここはダントツの人気になっても
おかしくないワールドエース。初のマイル戦と言う点、
復帰2戦目でまだ半信半疑な面がある、ということで
少し人気落ちしている今回が逆に狙い目かも。
シュタルケ騎手ならそこまで下げないと思われるので
展開にも乗れそう。

エキストラエンドは前優勢の流れをひっくり返して
京都金杯を制覇。その意味では今回もあっさり、
という可能性も十分ありそうです。
乗り替わりの川田騎手の位置取り、仕掛けどころに
注目したいところ。

結局のところディープインパクト産駒中心になりましたが
あとはセンスで・・・
それが問題やろ!オラァ(p゚ロ゚)==p)`д)グハッ

読売MC(展開について)   担【けん♂】

ちょっと時間がなさ過ぎてヤバい状態。

読売MC(京都1600m)の出走枠順が確定したところで
ざっと展開を考えたいところですが・・・余裕がないので簡単に
思っていることを記す感じで(>_<)

とりあえず・・・逃げ馬不在

小牧騎手のアドマイヤドバイ、酒井騎手のエールブリーズ、
和田騎手のカオスモス、この辺りが先手を取る形になりそうですが
それぞれ相手の出方を伺いながら、という感じになりそう。

小牧騎手はシルポートでこの条件を逃げ切ったことがありますが、
京都での逃げ方は道中に大きくペースを落とす後傾ラップを作る形。

和田騎手も京都で先行するのは得意パターン。
こちらもスローから後半にペースアップして前有利な展開を作るのが
得意
な騎手だと考えられます。

酒井騎手は・・・どちらかというと思い切って引っ張るタイプ、
というイメージ。

果たしてどの馬(どの騎手)が先手を取るのか・・・微妙ですが
それによっては有利な位置取りがガラッと変わってくるので要注意。

今回はディープインパクト産駒が極端に人気を被ることになると思いますが、
先行馬ボックス、という馬券も用意しておいた方が良さそうかと。

逆にディープインパクト産駒でも後方からになってしまいそうな馬
ちょっと割り引いた方がいいかも。

ワールドエースは内目の枠に入り、シュタルケ騎手が手綱を取るので
極端に下げることはなさそう。

フィエロは武豊騎手・・・うーん、トーセンラーのパターンを考えても
後方一気の形になるかもしれません。

オースミナインは池添騎手。以前に乗ったときには中段前から
競馬をしていたので、今回も下げ過ぎることはなさそうです。

エキストラエンドは川田騎手に乗り替わり。
外目の枠に入って・・・どう捌くかに注目したいところです。
このところはかなり下げる形で競馬をしているので
同じ騎乗をしてくるなら・・・うーん。

週半ばの考察で「ディープインパクト産駒を買っとけ
みたいなことを書きましたが・・・もちろん、その戦略はありだと思いますが、
配当的には旨みがなく、展開を考えると不安もあるのならば、
あえて逆に前につけるディープインパクト産駒以外の馬券狙い
ということも考えておきたいと思います。

読売MC(斤量負担分析)   担【けん♂】

ちょっとバタバタして週末前にきて更新が少し滞っています。

まぁおおよそ買いたい馬は決まっているので、
読売MC(京都1600m)についてもう少し考えつつ、
まとめに入っていきたいと思っています。

実質斤量負担
読売MC斤量負担

まだ2回しかこの条件で行われていないので、
傾向についてはマイルCSを参考にして考えてみましたが
比較的小柄な馬にも好走があるマイルCSに対し、
ここ2年の読売MCでは2年連続で複勝圏に入った
ダノンシャークを除けば、全て500kg以上の馬が
上位を占める結果となっています。

斤量負担に強いディープインパクト産駒(の実力馬)を
除けば基本的に大型馬を狙うべき、という感じでしょうか。

・・・今回の場合、有力馬がディープインパクト産駒なので
絞り込みにはまったく使えませんね(爆)

その意味では500kgオーバーでディープインパクト産駒
フィエロはかなり有利かもしれません。

ひとまず・・・実質斤量負担で12.5%以上の馬は不在。
中ではワールドインパクトエースの負担が厳しくなっていますが
今回はかなりのプラス体重で出てくる見込みなので
危険水域に入ってしまうような馬が不在。
ハシルヨミテテさん、ありがとうございます(^^)/

斤量面では前走で勝っているのに斤量負担が減っている
アドマイヤドバイ、同じく勝っているところから
斤量据え置きのフィエロ、あとは2着据え置きのラトルスネークが
推せる馬になりそうです。

POG馬選びのガイドライン  担【けん♂】

結局、春に開花することなく今年のPOGも終わりに近づいていますが(涙)
来期も【わくわくドキドキPOG】に参加させて頂くことが決まりました。

※わくわくドキドキPOG募集要項→ココ

今年の結果はまだ確定していませんが、なんとか最下位脱出は
出来そうな感じ(^^;
とはいえ、目標にしていた上位進出はまたもや夢のままで終わりそうです。
先週2勝目を挙げたノボリレジェンドがNHKマイルに登録する見込みなので
出走で来て、さらに勝つ・・・なんてことがあれば一気に上昇しますが
さすがにそこまで都合よくはいかないかな、と(爆)
(もちろん熱烈、応援はしますが)

ということで、気分はすでに来期のPOGへ・・・

とりあえず・・・昨年の時点でまとめていた基本戦略+αは↓

基本戦略
・ノーザンダンサー系を内包していないSS系種牡馬を重視
 (ただしディープインパクトはひとまず例外扱い)
・その場合、母系はノーザンダンサー系
・生まれ月は2月末以降~3月、4月を重視
・生産牧場は社台系列を重要視
・初仔、空胎明けの馬も積極的に狙いたい
・母父サンデーサイレンスという馬については
 1)父系がノーザンダンサー系の場合は母母父はノーザンダンサー系以外
 2)父系がノーザンダンサー系以外の場合は母母父はノーザンダンサー系に絞る
・種牡馬の距離実績、性別実績によって牡、牝を分ける
 【例】
 ・牡馬限定→ネオユニヴァース
 ・牝馬限定→クロフネ、ファルブラヴ
 ・牝馬重視→ディープインパクト
・交配された年のクラシック実績から注目血統を狙う
・晩成型の血統は避ける

こんな感じでしょうか。

で、今年のクラシックの結果は・・・

桜花賞
ハープスターが圧勝。桜花賞はこれでディープインパクト産駒が
4連覇。この条件では圧倒的に強いことを証明しました。
生産はノーザンF、4/24生、と付帯条件も満たしており
母父はファルブラヴ。ディープインパクト産駒は外国産牝馬との
交配で主に結果を出していましたが、内国産の牝馬でも
これだけの馬が出せたのは今後に向けて大きな収穫。
名牝ベガの血も大きかったのかもしれませんね。
2着のレッドリヴェールはステイゴールド産駒、
正直、POGでは狙いにくい血統ではありますが
社台生産、というところがポイントになってくる気がします。
このところの活躍でステイゴールド産駒は肌馬の質が上昇、
母父メジロマックイーンとのニックス狙いもいいですが
社台系牝馬との交配は狙い目かも。誕生月は2/19生・・一応条件内。
3着のヌーヴォレコルトはハーツクライ産駒。
こちらも晩成型でPOGでは割り引くことを考えていましたが
特に牝馬は早目に仕上がる馬も出てくる感じですね。
社台F生産、2/25生・・・母父ノーザンダンサー系
という点も押さえておきたいところかと。

皐月賞
1着はフジキセキ産駒のイスラボニータ。まさか最後の世代で
初のクラシック制覇があるとは・・・驚きです。
今後は後継種牡馬の時代になるので、細かく見る必要は
ありませんが、母系はカロ系・・・本当に好走血統パターンが
掴めない種牡馬でした(涙)
2着のトゥザワールドはトゥザグローリーの全弟。
キングカメハメハ産駒の牡馬はクラシックではまだ未勝利。
好走馬自体は出ているので軽視は出来ませんが
社台系の馬を中心に狙っていきたいところ。
3着のウインフルブルームはスペシャルウィーク産駒。
母母父にノーザンテーストが入っていますが、
母父はサクラユタカオー、生産はビッグレッドFと
現状の条件では選びようがない馬なので・・・仕方ないですね。

おおよそですが、基本戦略を軸に考えていけば
活躍馬を選べる可能性はありそう。

来期もひとまず、同じ感じの路線で選んでいきたいと思っていますが
今年はハービンジャーなどの新種牡馬の扱いがキモになりそう。
もしかしたらチチカステナンゴ、メイショウサムソンなどで
社台グループが大コケした年の轍を踏んでしまうかも・・・

読売MC(馬体について)   担【けん♂】

読売MC(京都1600m)出走予定馬の馬体について見ておきたいと思います。

【エキストラエンド】
(東京新聞杯)
エキストラエンド14東京新聞杯
(読売MC)
エキストラエンド14読売MC
少し肉付きが薄い馬体ですが、今回は一旦
緩めてから絞り直している途上という感じ。
腹回りに少し余裕が感じられますが、緩んでは
いないのでひとまず問題ない範囲。
腿の引き上げが出来ている分、前走よりも
末脚の伸びには期待出来そうかと。
力は出せる出来だと思います。

【オースミナイン】
(京都金杯)
オースミナイン14京都金杯
(読売MC)
オースミナイン14読売MC
柔らか味のある筋肉に覆われた好馬体。
少しキツ目に見えた京都金杯のときよりも
表情も穏やかで馬体も伸びやか。
後肢を突っ張ったようなところも改善され
状態はかなり良さそうです。
京都に強い典型的なディープインパクト産駒の
シルエット。

【フィエロ】
フィエロ14読売MC
太いクビ差しを発達した上半身がしっかり
支えており、肌ツヤも良くハリがあって
体調にも問題なさそう。
トーセンラーを彷彿とさせるシルエットで
京都外コースでこそ、という感じかと。
上位馬相手にどこまでやれるか、力は十分に
発揮できる出来。

【ワールドエース】
(12皐月賞)
ワールドエース12皐月賞
(12ダービー)
ワールドエース12ダービー
(読売MC)
ワールドエース14読売MC
長期休養を挟んで復帰。前後の筋肉が大幅に
強化されており、骨格に見合った肉付きに
なってきて、素質馬が本格的に戻ってきた感じ。
かなり馬体重が増えているようで、
少し腹回りに余裕が感じられるので
最後にビシッと追えれば仕上がりそう。

【レッドアリオン】
(13NHKマイル)
レッドアリオン13NHK
(ダービー卿CT)
レッドアリオン14ダービー卿CT
(読売MC)
レッドアリオン14読売MC
上半身が強化され、太いクビ差しを支えられるように
なってシルエットが良化。状態は上向きだと
考えられます。腹回りは太目感なくパンと張っており、
体調も良さそう。本来の力が出せる状態に
なってきているかも。

【カオスモス】
カオスモス14読売MC
前後の筋肉が大きく盛り上がった重厚な馬体。
毛ツヤも良く、腹回りも絞り込まれ、
体調にも問題なさそうです。
出来に関しては万全だと思われるので
あとは適性と能力。


※写真は全て競馬ブックPHOTOパドックより

読売MC(血統傾向について)  担【けん♂】

読売MCと同じく京都1600mで行われたこのところの
重賞で好走した馬の血統について見てみると

★京都牝馬S
1着ウリウリ(ディープインパクト
2着ドナウブルー(ディープインパクト
3着ノーブルジュエリー(スマーティジョーンズ)

★シンザン記念
1着ミッキーアイル(ディープインパクト
2着ウインフルブルーム(スペシャルウィーク)
3着タガノグランパ(キングカメハメハ)

★京都金杯
1着エキストラエンド(ディープインパクト
2着オースミナイン(ディープインパクト
3着ガルボ(マンハッタンカフェ)

★マイルCS
1着トーセンラー(ディープインパクト
2着ダイワマッジョーレ(ダイワメジャー)
3着ダノンシャーク(ディープインパクト

ディープインパクト産駒の完全制覇!\(◎o◎)/!

産駒の数が多い・・・ということもあるとは思いますが
それにしても異常な偏り。
京都牝馬S、京都金杯はワンツーフィニッシュ、
マイルCSでもワンスリーをガッチリキープ。

・・・まぁ要は

ディープインパクト産駒を買っとけ!

ってことですね(爆)

今回の出走予定馬では

・エキストラエンド
・オースミナイン
・フィエロ
・ワールドエース(除外予定)→繰り上がり見込み

この4頭が該当。
うーん、ほぼ間違いなく上位人気する馬ばかりなので
配当的な妙味はまったくありませんが、ひとまずこの3頭(4頭)を
中心に考えるべき、としておいて良さそう。

あとはこの牙城の一角、もしくは二角を崩す可能性がある馬を探す、
という形で考えておきたいと思います。
もちろん、1~3着独占の可能性も十分にあり得る話かと。

血統面で注目するならばディープインパクト産駒が出てくる前に
この条件で活躍していたアグネスタキオン産駒でしょうか。

・セイルラージ→回避見込み
・レッドアリオン
・アクションスター(除外予定)→繰り上がり見込み
・グランデッツァ(除外予定、回避見込み)

素質で言えばグランデッツァの復活には期待したいところですが
どうやら出れそうもない感じ。セイルラージはすでに7歳という
ことを考えると、レッドアリオン辺りに期待が掛かることになりそうです。

読売MC(適性の高い馬体について)  担【けん♂】

読売MC(京都1600m)はまだ京都開催になって2回しか行われていません。

ひとまず、昨年、一昨年の1、2着馬の馬体及び、参考として過去のマイルCSの勝ち馬
馬体写真を並べてみました。

【シルポート】
(12読売MC)1着
シルポート12読売MC

【ダノンシャーク】
(12エプソムC)※12読売MC2着
ダノンシャーク12エプソム

【グランプリボス】
(13読売MC)1着
グランプリボス13読売MC

【サンレイレーザー】
(13エプソムC)※13読売MC2着
サンレイレーザー13エプソムC

【トーセンラー】
(13マイルCS)
トーセンラー13マイル

【サダムパテック】
(12安田記念)※12マイルCS勝ち馬
サダムパテック12安田記念

【エイシンアポロン】
(11マイルCS)
エイシンアポロン11マイルCS

【エーシンフォワード】
(10マイルCS)
エーシンフォワード10マイルCS

【カンパニー】
(09マイルCS)
カンパニー09マイルCS

【ブルーメンブラット】
(08マイルCS)
ブルーメンブラット08マイルCS

【ダイワメジャー】
(07マイルCS)
ダイワメジャー07マイルCS

【ダイワメジャー】
(06マイルCS)
ダイワメジャー06マイルCS

【ハットトリック】
(05マイルCS)
ハットトリック05マイルCS

【デュランダル】
(04マイルCS)
デュランダル04マイルCS

※写真は全て競馬ブックPHOTOパドックより

連覇している馬もいるので余計にそう思えるのかもしれませんが
それにしてもシルエットは全体的に似通っている印象。

クビ差しが力強く、それを支える上半身がガッチリとした
造りになっています。
胴から腰にかけての流れも同じような角度。
お尻に丸みがあって、柔らか味もありながら
充実しているのも共通点でしょうか。

基本的にはしっかりと後肢が引きつけられているのも共通点だと
思われます。
ハリがあって体調が良さそうな馬、という点も意識して
おきたいところ。

おおよそのイメージを頭に入れて、読売MCの出走予定馬について
見ていきたいと思います。

読売MC(各馬分析3)   担【けん♂】

読売MC(京都1600m)出走予定馬の各馬分析、第3弾です。

フィエロ】牡5 56.0 (栗東) ディープインパクト×(Danehill)
新馬戦を勝った後、半年の休養明けとなった2戦目に11着に
敗れて以降が複勝圏を外さず安定して好走、昨年末から3連勝で
OPを勝ち上がりました。重賞は初挑戦になるので相手関係強化で
どうなるかは微妙ですが、中段から安定して末脚が発揮出来ており
能力はかなり高く評価出来そう。前走で少し馬体に余裕をもたせており
今回は絞り込むくらいで出て来れたら・・・

ミキノバンジョー】牡7 56.0 (栗東) グラスワンダー×(リヴリア)
ポツポツと好走がありますが、このところは逃げ、先行気味に
行けたときに限られており、今回も相手次第になりそう。
昨秋からの5戦で二桁着順が4回・・・年齢的にも
急な復活は考えにくく、余程上手く逃げられる展開にならなければ
さすがに厳しそう。

ラインブラッド】牡8 56.0 (美浦) タイキシャトル×(Trempolino)
マイル以下の距離でポツポツと好走。12年の年末には
短距離でOP勝ちをおさめましたが、それ以降は複勝圏もない
成績が続いており、直近の4戦は連続二桁着順と低迷中。
後方からになりがちで、末脚の威力も微妙。
重賞で結果を出せていないだけに、ここで良化を期待するのは酷かと。

ラトルスネーク】牡6 56.0 (栗東) タニノギムレット×(Wagon Master)
好位、中段からの競馬が出来ていた頃に少し安定した成績に
なっていましたが、位置取りが後方になったから不安定さが加速。
重賞でも掲示板くらいに食い込むだけの能力を見せているものの、
やはり少し足りない感じ。少しゆったり流れるマイル戦の方が
現状ではレースがしやすそうではありますが、相当差し優勢の
展開にならないと厳しいかも。

レッドアリオン】牡4 56.0 (栗東) アグネスタキオン×(ダンシングブレーヴ)
徐々に力をつけ昨年のNZTで2着と健闘、NHKマイルでも
4着に踏ん張りましたが、休養を挟んで昨秋は連続凡走。
年末になってやっと調子を上げ、OPを勝ちましたが
再び休養明けとなった前走のダービー卿CTでは14着と大敗。
叩き良化型で馬場が湿るのもマイナス、馬体も落としており
状態的に無理があった感じですが、叩いてどこまで
上昇してくるか・・・。本来の好位からの競馬が出来れば
重賞でも相手次第でやれそうですが・・・。

レーザーバレット】牡6 56.0 (美浦) ブライアンズタイム×(Mr. Prospector)
ダートのマイル周辺で使われてきており、出てくるなら
芝は初挑戦。このところは好位からの脚質で安定していますが
芝のレースでどうかは微妙。血統的にもダート向き。
いきなり芝の重賞というのは無理がありそう。

朝の風景(皐月賞前)   担【けん♂】

先週の日曜は私が西中島南方で用事があり、相方のけい♀が
新大阪経由で出かけるということで、朝から二人で電車に乗ってお出掛け。

思ったよりも寒く、まだコートがいるんちゃう、なんていいながら
・・・途中の電車の中。

けい♀「そういえば今日って皐月賞だったんじゃない?」

けん♂「そやで、今年は結構面白いなぁ」

けい♀「ふーん、どこが?」

けん♂「今年は有力な逃げ馬が元々2頭いてね。バンドワゴンと
    ウインフルブルームって、どちらも和田が乗ってたんやけど」

けい♀「ふーん」

けん♂「でもどっちか選ばなアカンってことで和田はバンドワゴンを選んで
    ウインフルブルームは柴田大に乗り替わってん」

けい♀「へーそう」

けん♂「でもバンドワゴンは結局回避になってもうて、気が付けば
    和田は乗る馬がいなくなってもうて・・・」

けい♀「ふーん」

けん♂「ウインフルブルームってのはスペシャルウィークの産駒で
    もしGⅠを勝てば後継種牡馬になれるかもしれんのよ。
    牝馬はシーザリオ、ブエナビスタが出たけど牡馬は・・・
    ゴルドブリッツが亡くなってもうたしなぁ」

けい♀「ふーん、それで」

けん♂「皐月賞は逃げ馬さえしっかりしてれば前優勢になるからね。
    そうなるとあとはイスラボニータっていう馬がやっぱり強いかな」

けい♀「ふーん」

けん♂「こっちはフジキセキの産駒でね。これがたぶん最後の世代、
    クラシックを勝った産駒はいないんやけど、ドリームパスポートとか
    2着に入っているし、チャンスはあると思うよ」

けい♀「ふーん」

けん♂「あとは穴っぽいけどアドマイヤデウスとか・・・
    父のアドマイヤドンはもう韓国に売られちゃっていないんだけど
    これも最後の世代ってのが面白いよね。」

けい♀「ふーん」

けん♂「アドマイヤドンってベガの仔なんだけど、今年は桜花賞で
    ハープスターってのが勝ったじゃない?」

けい♀「ふーん」

けん♂「あれもベガの娘の娘なんだよね。なんかこういうのって
    血の勢いというか・・・」

けい♀「ふーん」

けん♂「・・・もう聞いてないよね?

けい♀「ふーん」

けん♂「やっぱり」

けい♀「ふーん・・・え?」

思わず顔を見合わせて大笑いしてしまいました(^^;

まぁ電車の中で朝っぱらから熱く競馬のことを語られてもねぇ(笑)

・・・・・・・・・・・
とりあえず皐月賞を終えたところでダービーに向けて簡単に覚え書き。
・イスラボニータ 
 直線が長い競馬場はプラス材料。ペースが緩めば問題なく対応出来そう。

・トゥザワールド
 機動力が持ち味。抜けてから脚が鈍る点から東京はマイナス。
 全兄も東京で上昇するタイプではなかったわけで。

・ウインフルブルーム
 内容的にはかなり強い競馬。タフさを示しているので
 距離延長もこなせそう。ただし、力んだ感じが気になるところ。

・ワンアンドオンリー
 血統的に東京、距離延長はどちらもプラス材料。脚質的にも
 次回は条件良化。

・ステファノス
 良く伸びたものの、前から抜けた勝ち馬に脚色及ばず。
 逆転までは厳しいかも。走法からすると雨なら。

・アジアエクスプレス
 厳しい競馬をしてしまったことが精神的に響かないことを
 祈りたいですね。ダートで本領発揮を期待。

・ベルキャニオン
 位置取りの悪さ、機動力のなさをコース取りでカバー出来れば
 末脚はそれなり。東京の方が良さそうですが・・・

・トーセンスターダム
 きさらぎ賞から直行のローテはダービーを意識したモノだと考えられ
 今回の負けはある程度折り込み済み。アサクサキングスの例もあり、
 見直しは必要。ピッチ走法でデニムアンドルビータイプだという
 印象なのでヒモ候補までなら。

読売MC(各馬分析2)   担【けん♂】

読売MC(京都1600m)出走予定馬の各馬分析、第2弾です。

サクラアドニス】牡6 56.0 (栗東) サクラプレジデント×(ウォーニング)
2000mでデビューしたものの、結果が出せず距離短縮。
結局、短距離路線で安定し、12年夏辺りから連続好走を見せましたが、
昨春からの重賞路線では結果が出せておらず、年齢的な面も含めて
ここにきての上昇は期待しにくい状況。距離延長もプラス材料には
ならないと思われます。

サンカルロ】牡8 56.0 (美浦) シンボリクリスエス×(Crafty Prospector)
好走は極端に阪神1400m、中京1200mに偏っており、
この春の阪急杯でも2着と衰えが少ないことを証明。
ただし、本番の高松宮記念では16着と大敗してしまいました。
距離は問題なさそうですし、京都コースも合うと思われますが
後方からの脚質で前が崩れないとどうにもならないので展開次第。

シルクアーネスト】牡7 56.0 (栗東) グラスワンダー×(サンデーサイレンス)
東京を中心にポツポツと好走。京都外回りでもOP3着があります。
後方からの脚質で昨夏にOP勝ちをおさめましたが
重賞では12年のエプソムCで5着に入ったのが最高位。
年齢を重ねて良化してきた感じもないので、ここにきての
上昇は考えにくいかと。

セイルラージ】牡7 56.0 (栗東) アグネスタキオン×(ブライアンズタイム)
時々不可解な凡走はあるものの、全5勝の内、3勝は京都1600m
(京都1800mでも1勝)とコース自体は得意にしている印象。
このところは少し位置取りが後ろになってきており、
上位馬に比べると決め脚が少し足りない分、不安定な感じになりそう。
使われている回数が少ない分、馬体は若そうですが
この年齢で重賞初挑戦、というのはさすがに厳しそうです。

ダノンレジェンド】牡4 56.0 (栗東) Macho Uno×(Storm Cat)
ダートのマイル以下の距離で使われてきており、芝では1戦して未勝利。
距離に関してもマイルでは未勝利で、短距離向きという成績。
先行力を活かしてこの春に連勝していますが、芝で同じ競馬が
出来るかと言えば微妙。重賞でどうこう出来るとは考えにくいかと。

ネオウィズダム】牡4 56.0 (栗東) ネオユニヴァース×(Grape Tree Road)
デビュー前から期待されていた馬ですが、なかなか軌道に乗れず
クラシック戦線には届きませんでした。
昨冬に連勝しましたが年明けの京都金杯では16着に敗れ
ダービー卿CTでも10着。重賞では完全に頭打ち状態だけに
ここでいきなり、というのは期待薄。

続きます。

読売MC(各馬分析1)   担【けん♂】

読売MC(京都1600m)の出走予定馬について見ていきたいと思います。
考えてみれば毎年外し続けている(笑)マイルCSと同じ舞台・・・
ここで手応えが掴めれば秋にも?!

アドマイヤドバイ】牡4 56.0 (栗東) アドマイヤムーン×(サンデーサイレンス)
好位からの脚質でそれなりの末脚を使える馬ですが、昨年のきさらぎ賞でも
清水Sでも前に詰め切れない甘さが出てしまっています。
年明けの復帰戦で馬体を増やしてきており、前走で1600万下を突破。
充実してきている勢いでどこまでやれるか試金石。

エキストラエンド】牡5 56.0 (栗東) ディープインパクト×(Garde Royale)
休養を挟んで年明けの京都金杯を後方から内をすり抜けるルメール騎手の
好騎乗もあって勝利、前優勢の展開を差し切った点は高く評価して
良さそうです。前走の東京新聞杯でも2着と健闘しており、
重賞路線に見合った実力をつけていることを証明。
今回も条件は合うので上位争いを期待したいですね。

エールブリーズ】牡4 56.0 (栗東) フジキセキ×(Caerleon)
1400mでは(4-4-2-1)と複勝圏を外したのは一度だけという
素晴らしい安定感を誇っていますが1600mになると(0-0-0-3)
と今のところ複勝圏なし。ただし、ここ2走のマイル重賞は湿った馬場の
影響もあったかもしれません。好位からの脚質で末脚もあるので
展開がハマったら上位進出の可能性も。

オースミナイン】牡4 56.0 (栗東) ディープインパクト×(ノーザンテースト)
デビューからマイル周辺で使われて(4-4-2-1)と非常に安定した好成績。
重賞挑戦となった前走の京都金杯でもエキストラエンドには少し
離されたものの、同じく内を抜けて2着と健闘。
本来は中段前辺りからの脚質なので、自分の競馬が出来て
展開が向けばもっとやれてもおかしくなさそうです。

カオスモス】牡4 56.0 (栗東) マイネルラヴ×(ファルブラヴ)
長期休養明けとなった年明けの復帰戦では大幅に馬体を増やして15着に
敗れたものの、叩いた効果で順調に良化。安定して前につける脚質で
前走のダービー卿CTでも2着と健闘しました。
京都でも好走がありますが、どちらかというと前で踏ん張るタイプなので
キレ味が活きる展開になると厳しい面が出てしまいそう。

コアレスドラード】牡6 56.0 (栗東) ステイゴールド×(Bellotto)
昨秋に京都2000mで連勝、1600万下を突破しましたが
重賞路線では朝日CC11着、中日新聞杯13着とガックリ成績を
落としてしまっています。距離短縮が合う血統ではなく、
外回りコースも微妙なので、ここで良化を期待するのは難しそう。
後方からの脚質で機動力もあまり見せていないので余程前が崩れないと・・・

続きます。

読売MC(年齢別実績)   担【けん♂】

読売MC(京都1600m)について見ていきたいと思います。

ここ2年の読売MCの上位馬の年齢は

★13年
1着 5歳
2着 4歳
3着 5誌

★12年
1着 7歳
2着 4歳
3着 5歳

という結果。
12年は牝馬の出走がなく、13年も牝馬が人気薄ということもあって
上位馬は全て牡馬で占められています。

年齢別の実績についてもマイルCSの過去データを参考にしてみようと思いますが、
春と秋の違いがあるので読売MCには3歳馬の参戦はありません。

年齢別実績:マイルCS(04年~)】
マイルCS年齢

5歳馬が5勝、2着3回、4歳馬が3勝、2着6回と成績が拮抗。
複勝圏までで考えれば出走頭数の割合から4歳馬の方が優勢となっています。
充実期に入っている馬が強い、というレースだと考えられます。

6歳以上はガクッと成績低下。
6歳で連覇を果たしたダイワメジャー、あとは8歳で大活躍したカンパニーは
どちらも1番人気を背負っており、実績的にも抜けた存在でした。

あとデータには入っていませんが02年にトウカイポイント(せん馬)が
6歳で勝っていますが、この年は大荒れ模様。ハイペース気味になり、
前につけた人気馬が沈んだところを差し決着、というレースでした。
例外としてしまうのも危ない気はしますが、力関係よりも展開の優位性が
上位にきたときにはこういうこともあり得る、という感じで
捉えておきたいと思います。

読売MCとは半年の違いがある、というのは年齢的にはかなり
大きな影響があるかもしれません。
馬の1年は人間の1年よりもはるかに実質的に長く、
急激に衰えは進行することになります。

マイルCSでは6歳馬では厳しくなっていますが、同条件の京都金杯では
4~6歳まではほとんど変わらない成績になっているわけで、その意味では
読売MCでも4、5歳馬優勢と考えつつも6歳まではなんとか・・・
という感じでしょうか。

いきなり条件変更初年度に7歳馬が勝っていましたが(爆)
かなりの例外になってくるかもしれませんね。
12年はシルポートを除くと、6歳馬はフィフスペトルの7着が最高位。
※フィフスペトルは13年にも7歳で5着と頑張っていました。

性別実績
マイルCS性別

出走頭数が断然違うので成績的には9勝を挙げている牡馬が優勢ですが
複勝率では牝馬の方が微妙に良績。
勝ち馬に関しては牡馬に絞って、牝馬はヒモ候補で重視というのが
マイルCSのパターンとなっているわけですが、
この時期、牝馬の有力馬はヴィクトリアマイルを目指す
考えられるので、もし牝馬の参戦があったとしても・・・
あまり期待出来ないかもしれません。

今回の出走予定馬の年齢

★8歳
サンカルロ
ラインブラッド

★7歳
ミキノバンジョー
シルクアーネスト
セイルラージ

★6歳
ラトルスネーク
レーザーバレット
サクラアドニス
コアレスドラード

★5歳
エキストラエンド
フィエロ

★4歳
レッドアリオン
オースミナイン
アドマイヤドバイ
エールブリーズ
ダノンレジェンド
ネオウィズダム
カオスモス


登録頭数は昨年の48頭には及ばないものの、29頭と多めに
なっています。
回避が出たらガラリとメンバーが入れ替わるかもしれませんが、
ひとまず出走権を持っている馬について見ていきたいと思います。

読売MC(体重別実績)   担【けん♂】

読売MC(京都1600m)について見ていきたいと思います。

ここ2年の読売MCの上位馬の馬体重及び実質斤量負担は

★13年
1着 522kg(10.9%)
2着 520kg(10.8%)
3着 452kg(12.4%)

★12年
1着 500kg(11.2%)
2着 438kg(12.8%)
3着 510kg(11.0%)

という結果になっていました。
斤量負担に強いダノンシャークが12年に2着、13年にも3着と好走しましたが
その他の上位馬は全て500kgオーバーの大型馬。
ちなみに12年は4着、5着も480kgを超える馬が入っており、
大型馬優勢、という傾向になっています。

条件変更で2年分では過去データとして心許ないないので(笑)
マイルCSの過去データを流用して傾向を見ておきたいと思います。

体重別実績:マイルCS(04年~)】
マイルCS体重


3勝をあげている480~500kgのゾーンを中心に
460~480kgの辺りまでの成績が非常に優秀。
出走頭数自体が多いゾーンなので絞込みには使いにくいですが
下のゾーンでも比較的上に近い470kg台の馬が目立っており、
2、3着が増えていることを考え合わせると
小柄な馬よりは中型、大型馬の方が優勢と考えて良さそうです。

460kgを切って勝ったのはデュランダル(2回)のみ。
09年には436kgのサプレザ(外国馬)が3着に入っていますが、
さすがにこれは例外視するとしても・・・昨年は勝ち馬のトーセンラーが
460kgギリギリ、2着のダイワマッジョーレが440kg、
3着のダノンシャークが444kgと過去のデータを覆す
小型馬優位のレースになっていました。

逆に500kgを超えて勝ったのはダイワメジャー(2回)、
近年でははエイシンアポロン、サダムパテックが連続して
500kgオーバーで勝っています。
どちらかと言えばヒモ候補として考えた方が扱いやすいゾーンだと
考えていましたが、どうやら別に問題はないようです。

実質斤量負担別実績
マイルCS斤量


大型馬の出走頭数が少ない中、11%以下の馬のゾーンの
成績が少し抜けています。この傾向は近年になって強まってきている印象。
その上は12.5%のラインまではほとんど大差ない成績と考えて良さそうです。
斤量に大きく左右される感じではないですね。

ただし、12.5%を超えると特殊な馬しか好走がないので要注意。

11年2着のフィフスペトル(12.6%)は当日に体重を落としており、
前走の段階では12.4%と一応ギリギリ問題ない範囲に入っていました。
当日の増減で変動した体重よりは通常の馬格を意識しておいた方が
いいのかもしれません。
注意したいのはディープインパクト産駒でしょうか。
12年のマイルCSではドナウブルー(12.7%)が3着に
飛び込んでいましたし、昨年3着のダノンシャークも12.8%と
斤量への耐性を示しています。

読売MCは別定戦になりますが、おそらくこの傾向はそのまま
当てはまるのではないかと推測しています。

読売MC(展開分析)   担【けん♂】

読売MCコース
※京都1600mのコース図と12年、13年の読売MCのラップ、及び
 マイルCS(01年~)のラップ平均
 京都金杯(05年~)のラップ平均

読売MCは12年から京都1600m(外回り)にコース変更されました。

12年は雨が降ったり止んだりで、結局重に近い稍重の馬場で開催。
結局、馬場とペースを活かしてシルポートが逃げ切りましたが、
昨年はハイペースの前崩れになり、グランプリボスの差し切り勝ち。
傾向は真逆になっており、今年のレースがどうなるかは
過去のレースからは想定が難しい状況です。

ひとまずマイルCS、及び京都金杯辺りを参考にレースを考えて
いきたいと思います。

京都1600mは向こう正面のポケットからスタートし、
まずは400mほど平坦な直線が続きます。
先行争いを兼ねてここでペースは速くなりがちな傾向。
場合によっては超ハイペースになることもありますが、
前半を抑え気味に行くことも多くなっています。

内外の枠順に大きな差はありませんが外に逃げ馬が入るとハナの奪い合いで
一層ペースが上がってしまうことがありえます。
3ハロン目からは上り坂、勢いに任せてグングン行ってしまうと
かなりの消耗になり、後半が厳しくなります。
マイルCSでも上り坂でも緩めなかった年に関しては
最後は前崩れ気味になってしまっています。

800m通過地点からは下り坂。
それまでのペースの作り方にもよりますが、一気に加速してしまうと
最後まで息を入れられないペースになってしまうので
スタミナに自信がない馬は少しブレーキを踏みつつ坂の途中まで
下ってくることがあるようです。
ここで加速出来るかどうかで後方の馬の詰め寄り方が変わってしまいますので
先行馬の仕掛けどころは重要になりそうです。

下り終わるとカーブしながら最後の直線へ。
直線は平坦で約400m、内回りに比べて70mほど長いですが
阪神外回りよりは70m短く、先行、追い込み入り乱れての追い比べになりがち。
平坦なので先行して突き放しやすいコースではあるものの、
ちょっとでも脚が鈍ると後方からの差し馬が飛んでくる・・・
そんな微妙なコースと言えそうです。
4コーナーで縦長になるか、団子になるかで結果が大きく変わってくると考えられます。

読売MC:4コーナーの位置取りと着順の関係】
    1着→2着→3着
13年  8 11  7(番手)
12年  1  8  3

参考までにマイルCSの上位馬の4コーナーでの位置取りを
記しておきたいと思います。

マイルCS:4コーナーの位置取りと着順の関係】
    1着→2着→3着
13年 14  4  6(番手)
12年  7  8  8
11年  4  2 13
10年  7 17  7
09年  7  1  5
08年 10 13  5
07年  2  7 13
06年  2  8  5
05年 12  2  8
04年 13  9 15
03年 15  7  1
02年  7 11 13
01年  2  9  4

先行   3  3  1
好位   1  1  5
中段   4  6  3
後方   5  3  4

先行馬と追い込み馬の両方が優位、という非常に困った数字の出方をしています。
2着、3着に関しては微妙に後方の馬が有利になっていますが
数字はかなりバラついており、一概に傾向が掴み切れない感じになっています。
あえて言えば好位の馬が不調。前か後ろかの極端な脚質の馬が有利に
なっている印象です。

これはつまり、レースの展開によって優位な馬が変わってくる
ということを意味しており、道中のペースや4コーナーでの隊列、
各馬の能力が重要になると考えられます。

・上り坂で緩めて急加速が入ると前有利の展開になりやすい
・上り坂でも緩めないハイペースでは前の馬は基本的に残れない
・前半が締まったペースになった上で、急加速ポイントがない
 800mダッシュになると前で残るのはGⅠクラスの馬に限られる


今年の読売MCでも先行馬がどういう展開を作るのかで有利になる馬が
変わってきそうです。
ほんの微妙なペースの上げ下げ、仕掛けどころで結果が
左右されてしまいそうなだけに悩ましいレースになりそうですね。

皐月賞回顧   担【けん♂】

心配された雨も降らず、良馬場の中山競馬場で皐月賞が行われました。
抜けた人気の馬はおらず、上位馬はかなりの拮抗状態。
実績か、騎手か、脚質か、血統か・・・いろんな切り口が考えられましたが
ひとまず、前優勢に決め打って・・・

予想は→ココ

結果は・・・

1着〇イスラボニータ    1.59.6  上がり34.6
2着×トゥザワールド     11/4
3着◎ウインフルブルーム

6着×アジアエクスプレス
9着▲アドマイヤデウス

※全着順は→ココ

内の馬が行こうとしないのを見定めて、大外枠から思い切って
ウインフルブルームが被せて先頭へ。

合わせて外からバウンスシャッセ、トゥザワールドが早めの競馬、
さらにアジアエクスプレスまでもが続いて外からかわして2番手へ。

内にクリノカンパニー、外にキングズオブザサン、間にトーセンスターダム。
それを見ながらアドマイヤデウスの外にイスラボニータが中段前。

クラリティシチー、ステファノスの外を上がってロサギガンティア。
その後ろからアデイインザライフが早めに仕掛け、
コウエイワンマン、タガノグランパが続き、ベルキャニオンはその後ろ。
最後方に下げたワンアンドオンリーも少し早めに外を進出。

12.3-11.4-11.9-11.9-12.7-12.1-12.0-11.6-11.7-12.0
前半1000m 60.2
後半1000m 59.4

ペースを握ったウインフルブルームの柴田大騎手は序盤を少し
積極的に飛ばし、下り坂に入ったところでグッとペースを落として
脚をためる逃げ方をしています。
上り坂で緩めなかった分、厳しい内容になっていますが
一旦、息を入れることで少し落ち着き、そこからまた締まったペースの
ロングスパート

コーナー手前で仕掛けてペースアップして長い隊列を作ろうとした点は
良かったと思いますが・・・ちょっと厳しい展開を作り過ぎた感じかも。

最内で粘るウインフルブルームに続いてアジアエクスプレスは
外に持ち出す・・・というか少し膨らんだ感じで馬場中央へ。
トゥザワールドがさらに外から被せ、その後ろで少し振られる感じに
なりつつも態勢を立て直してイスラボニータが一気に追い出し開始。

4頭が並んだ、のも束の間・・・素晴らしい手応えでイスラボニータ
突き抜けて圧勝、トゥザワールドが食い下がり、ウインフルブルーム
しのぎきって3着。
最後に凄い手応えで襲い掛かってきたワンアンドオンリーが
4着に飛び込みました。

1着 イスラボニータ(蛯名騎手)
右回りがどうとか、対戦相手がどうとか言われていましたが、今日は馬の力を信じて
乗りました。1コーナーまでで折り合いをつけて、外めへ出して行こうと思いました。
今日は新馬を除いて、今までで一番折り合いもついて、手応え良く前で競馬が出来ました。
この手応えなら絶対に弾けてくれると思って、早めに出て行っても凌いでくれると思い、
早めに一気の脚で出て行きました。最後、フワフワするところもありましたが、
並んでいたのでそのまま凌ぐことが出来ました。折り合いがついてスムースな競馬が
出来ますし、東京コースの方がいいと思います


2着 トゥザワールド(川田騎手)
外枠でしたが、スムースにレースが出来ました。少し力んでいましたが、
リズムよく運べました。直線もしっかりと動いてくれましたが、勝った馬が強かったです。
力をつけているので、次に向けても楽しみです


(池江泰寿調教師)
思い通りのレースが出来ましたが、勝った馬が一枚上でした。2コーナーで
イスラボニータをうまく内に閉じ込められたと思ったのですが、そこからの
蛯名騎手の出し方、技ありでした。2400mは大歓迎です。この血統で
どこまで追いつけるか、ですね


3着 ウインフルブルーム(柴田大騎手)
この馬の持ち味、力は出し切りました。他の馬が来る前に仕掛けてリードを
取りたかったのですが...。しかし、バテずに最後まで伸びてくれました


(宮本博調教師)
この馬自身は最高のレースをしてくれました。皐月賞から先のことは、
まったく馬主さんと話し合っていませんので、未定です。馬の無事を確かめて、
それから考えます


4着 ワンアンドオンリー(横山典騎手)
勝った馬の後ろで競馬が出来れば良かったです。スタートでダッシュがつかず、
後方からになりました。それでも最後まで長くいい脚を使って頑張っています。
馬も落ち着いていましたし、ダービーに向けていい収穫がありました


5着 ステファノス(後藤騎手)
勝ち馬を見る形で、いいポジションにつけられ、イメージ通りの競馬が出来ました。
最高のパターンだと思いました。最後は力の差が出ましたが、次につながる競馬が出来ました


6着 アジアエクスプレス(戸崎騎手)
前々につけて、3~4コーナーでもスッと動いていい感じでしたが、
最後はふがいなかったです。馬場は昨日の方がいいと思います。馬場が乾いて
速くなっていました。早めに勝負をかけて行ったのですが...


7着 ベルキャニオン(福永騎手)
もう少し前で競馬が出来たら良かったです。スタートは良かったのですが、
前回で外に逃げていましたし、前のポジションを取りに攻め切れませんでした。
力は足りていると思いますし、最後もよく伸びてくれました。今日はハミを替えて、
口向きも良くなっていました。東京ならもっと持ち味を出せると思います


8着 クラリティシチー(内田博騎手)
前に行きたかったのですが、馬群がゴチャついてスムースに進められませんでした。
思っていたような位置につけられませんでした


9着 アドマイヤデウス(岩田騎手)
ここまでバランスを崩さず走っている馬で、今日はレースとしてはスムース
だったのですが...。中山も問題ないですし、また良くなってくるでしょう


10着 ロサギガンティア(柴田善騎手)
いい感じで回ってくれましたが...。距離なのでしょうか

11着同着 トーセンスターダム(武豊騎手)
スタートが良く、思ったよりいいポジションにつけられました。
トゥザワールドの真後ろにいて、絶好の展開だと思いました。しかし、3コーナーから
一気に行きっぷりが悪くなり、ビックリしたような走りになってしまいました。
残念です。これがいい経験になればと思います。また巻き返したいです


(池江泰寿調教師)
今日は馬場が向きませんでした。3コーナーで失速して、馬も何が起きているのか
分かっていない感じでした。府中の馬場ならもっとやれると思います


11着同着 バウンスシャッセ(北村宏騎手)
ゲートを上手に出てくれました。折り合いもつきましたし、ポジションを
取りに行く競馬で、あまり他の馬のプレッシャーが掛からないところにいようと思いました。
しかし、3~4コーナーの馬場が掘れていて力を奪われてしまいました。
それでも最後は食い下がって頑張っていました


13着 コウエイワンマン(松岡騎手)
頑張りました。厳しい競馬が出来て、今後に生きるのではないでしょうか

16着 アデイインザライフ(田辺騎手)
結構負けてしまいましたね。ゲートを出る際、躓いてしまい、軌道に乗れませんでした。
雨が降った方が良かったかもしれません


17着 タガノグランパ(石橋脩騎手)
前半は、馬の後ろに入れたかったのですが、それが出来ずにハミを噛んでしまいました。
2000mを意識した競馬を心がけましたが、それも出来ませんでした


18着 クリノカンパニー(江田照騎手)
もう少し力をつけて欲しいです。自分の形で競馬をしましたが、相手が強かったです

直線入り口で後続が膨らんだことで少しリードが取れたとはいえ、
道中がかなり厳しい流れになった中、粘ったウインフルブルームは
能力の高さを示した印象。
あと一工夫あれば・・・とも思いますが、そうすると後続の馬にも
脚をためるチャンスが生まれるわけで、結果はわかりませんが
今後に繋がる内容は示せたのではないでしょうか。

トゥザワールドも期待通りの結果。早めの競馬が功を奏したと思います。
逆にアジアエクスプレスは・・・積極策がこの馬の限界を見せてしまった感じ。
負けるにしても末脚を活かす形の方が先に繋がったかも。

ワンアンドオンリーはやはりコース設定が合わなかったと
思われます。東京コースならもっとやれそうですね。

勝ったイスラボニータはコーナーワークで少し不器用な面を
見せたものの、末脚の伸びで圧倒。
ダービーでも余程厳しい展開に巻き込まれない限り有力だと思われます。
父のフジキセキはすでに種牡馬引退状態ですが、晩年になって
これほどの馬を出すとは・・・さすがとしか言いようがないですね。

逆にディープインパクト、ハーツクライ・・・さらにキングカメハメハ
といった有力種牡馬は他のコースでの実績の割にまだ皐月賞では結果を
出し切れておらず、今後に課題を残した印象。
来年以降はこうした血統面についても考察に取り入れたいと思います。

論点のすり替え?    担【けん♂】

ここまでふれてきませんでしたが、例のSTAP細胞について
ちょっと思うところを書いておきたいと思います。

嘘だ、本当だ、美人だ、割烹着だ、不適切な関係だ、不思議ちゃんだ、
などと低俗な問題も含みつつ、そこかしこで揉めまくっているわけですが、
重要なポイントはただ一つ。

STAP細胞がもし作れるのであれば医学的に超画期的な話であり、
うやむやにしたり、タブー視してる場合ではない、ということ。

とりあえず本当かどうか小保方さんに改めて作って貰えば・・・
なんてのん気な話ではなく、なんとしてでも再現して貰って
どこの国よりも早く特許を取っておかないと、その損失は
計り知れないモノになってしまいます。

嘘やろ!詐欺やろ!と叩いている暇があったら、
全精力を傾けて本当に出来るか検証を急がないと
もし万が一、他の国の研究機関が追試して「出来ちゃった!」
なんてことになって特許を取られてしまったら
えらいこっちゃじゃ済まされません。
将来にわたって特許料を貰うか払うか・・・その差引は
何兆円どころか、何100兆円という単位になると考えられます。

そのときになって「なんや、小保方さんが正しかったんや」
とか言っても・・・正に手遅れ。
「小保方さんが」どうだろうとそんな問題ではなく、
STAP細胞こそが問題の焦点だとということをちゃんと
わかっておくべきかと。

うがった見方かもしれませんが、STAP細胞の特許、利権を
日本が手に入れることをよろしく思わない勢力が、
あえて問題を低俗な方向にすり替えて、うやむやに・・・場合によっては
STAP細胞に関することが国内的にタブー視されるように
画策しているのではないか、という疑念も無きにしも非ず。
(そうすれば日本の国内で研究が進むことはなくなりますし・・・)

研究ノートが明らかにされないのだってちょっと考えれば当然の話。
こんな重大事項がオープンになってしまったら、どこで研究が
盗まれるかわかったものではありません。
・・・この件もあえて小保方さんを貶める方向で報道されてますよね。

別に小保方さんを擁護する気も何もないですが、これだけ過剰な
叩き報道が続くこと自体が逆に・・・真実味を感じさせる気がします。

誰が敵で誰が嘘つきなのか・・・いずれわかる日がくると思いますが
出来ることなら日本にとって良い方向に話が進んでくれることを
祈りたいものです。

※重ねて言いますが、私は別に小保方さんを支持しているわけでは
 ありません。
 万が一、STAP細胞を生成できる可能性が0.1%でもあるのであれば
 こんなことで研究をストップ、もしくは研究自体を放棄している
 場合ではない、という意見です。
 やってみたけれど、どうやらやっぱり出来ない、ならそれはそれで
 いいわけで、可能性が示されたのあればやれるだけやっておかないと
 他国に出し抜かれてからでは遅いですよね。

皐月賞最終予想   担【けん♂】

皐月賞(中山2000m)についてまとめていきたいと思います。
個性豊かなメンバーが揃い、非常に面白いことは間違いないのですが
正直言って・・・展開がまるで読めません。

先行力のあるウインフルブルームがよりにもよって大外枠。
鞍上の柴田大騎手は平地の重賞では過去に6勝していますが
その内2勝は京成杯(プレイアンドリアル)、弥生賞(コスモオオゾラ)
と、ともに3歳の中山2000m戦。
この条件では期待出来ますが・・・どちらも逃げたわけではなく
ジワッと好位の外から捲くっていくような形を想定していると
考えられますが・・・もちろん、押し出されて逃げることもあり得ます。
あっさり先手を取れたら、突っかけてくる馬も見当たらないので
スローに落ち着く可能性もありそう。

ウインフルブルームが行かない場合はクリノカンパニー、
タガノグランパ辺りが先手でしょうか。
江田照騎手、石橋脩騎手は逃げる形になった方が力を出せそうです。
特に江田照騎手は大逃げの可能性も?

有利なのは前か後ろか、まずはこの2択を突破出来ないと
まるで見当違いな結果になってしまうかもしれません。

【これまでの考察】
考察を始める前に→ココ
展開分析→ココ
体重別実績→ココ
各馬分析1→ココ
各馬分析2→ココ
各馬分析3→ココ
過去の勝ち馬の馬体→ココ
前哨戦評価1→ココ
前哨戦評価2→ココ
馬体について1→ココ
馬体について2→ココ
前哨戦評価3→ココ
前哨戦評価4→ココ
まとめる前に→ココ
斤量負担分析→ココ
枠順別実績→ココ

一旦、下げる形になる有力馬が多く、隊列は縦長になりそう。
前が飛ばし過ぎてしまうと完全に差し優勢になりますが、
ゆったりと進んで後傾ラップになれば、機動力不足の馬は
厳しくなってきます。
騎手の思惑、仕掛けどころ、コース取りによって
まったく結果が変わってくると思われるだけに、
上手くハマってくれることに期待・・・。

今回の予想
◎ウインフルブルーム
〇イスラボニータ
▲アドマイヤデウス

×トゥザワールド
×アジアエクスプレス

個人的な希望も込みで前優勢の展開に決め打って
予想をまとめてみました。
中山でこその機動力、器用さを含めた総合力勝負になって
貰いたいですね(^^)g

大逃げの馬が出るにしろ、自分でペースを作るにしろ、
中盤をスローにまとめて後傾ラップを作れたら
ウインフルブルームは有利な形が作れそう。
クビを上手く使って力強い伸び脚が使えるので
後続を引き離せれば相当しぶといレースが出来そうです。
スペシャルウィークはシーザリオ、ブエナビスタと
牝馬の大物は出したものの、牡馬では・・・後継種牡馬に
恵まれていません(ゴルドブリッツは本当に残念)
父系存続のためにもGⅠタイトルを是非ここで!

イスラボニータも父に初のクラシックタイトルを贈るチャンス。
今回は上手く前につけて自分の競馬が出来そうなので
最後にスッと加速すればあっさり、という可能性も十分。
ダービーを視野に入れたローテーションですが
馬体を見る限り、ここでもある程度仕上がっており、
力は十分に出せそうです。

アドマイヤデウスも内を抜ける競馬が出来れば前走の再現が
狙えそうです。回転の速い脚が使え、急加速が利くので
早目に仕掛ける形で内を狙って貰いたいですね。
父のアドマイヤドンはすでに韓国に輸出されており、
かの地での活躍が期待されますが、残された産駒が
父系を繋げられるか、是非頑張って貰いたいものです。

トゥザワールドは前が止まって機動力が活かせる展開になれば
勝機十分。現時点での完成度はメンバー中でも最上位クラス、
あっさりと突き抜ける可能性もありそうです。
早目に仕掛け過ぎると脚が鈍る感があるので、
前に届いて、後続に詰め寄られないレースが出来るか
川田騎手の手腕にも注目。

アジアエクスプレスは・・・このレースに向いているとは
思えませんが、最後の伸び脚は強烈で展開をひっくり返す
威力が期待出来る馬。出来が良さそうな今回は前走以上の
レースが出来そうです。考察上では印が打ちにくい馬ですが
人気を落としているなら狙っても。

どんなレースになるのか蓋を開けてみないとわからない、
ちょっといつもよりドキドキした気分でレースを
楽しみに待ちたいと思います♪

※余談ですが、アドマイヤデウスの父アドマイヤドンは名牝ベガの仔。
 今年は桜花賞でベガの血を引くハープスターが勝ったわけで
 こうした血の因縁ってちょっと気になります。
 牝馬、牡馬ともベガの血統が勝ったりしたらドラマチックですよね(^^;