けいけん豊富な毎日

13年を振り返りつつご挨拶  担【けん♂】

大晦日だっていうのにいつもと変わり映えのしない競馬の記事を
書いたりしていますが(笑)個人的にはまったく変わらず、
いや、むしろ忙しく仕事に追われつつの日常なので年末感のなさは
ご勘弁くださいm(__)m

元旦も仕事・・・ちょっと一息入れられるのは金杯が終わった
月曜辺りになりそうです。

まぁ例年、正月はこんな風に過ごしているので別に問題はありませんが、
気分だけは年末、そして年明けということで
一新してまた一歩一歩頑張っていきたいと思っています。

今年も振り返ってみると「競馬をしたなぁ」という一年でした。

元々は競馬ブログとして始めたわけではないので、
他の時事ネタや、色んなことについてももっと記事を書きたいと
思っているのですが、この何年かに比べれば今年は更に
競馬に偏っていた気がします。

それだけ世相が安定していた・・・ということでしょうか。
(民主党政権時代に比べると不満不安が少し解消したかな、と^^;)

というか、ちょっと日常の仕事が忙しくなって更新のリズムを
守らざるを得なくなった、ということも大きかった感じ。

月曜から日曜まで、この日にこの記事を・・・みたいなことを
予め決めておかないと身動きが取れない状態。
マンネリ化しないように、と思いながらもなかなか
新しいことが出来ず、せっかく見に来て頂いた皆様には
申し訳ない気持ちで一杯です。

精度を上げるためにもっと工夫したい、と思いながらも
手を付けられずにいることも多く、来年はこの辺りを
どれだけ開拓出来るかが課題ですね。

とはいえ・・・なんだかんだで一年はあっという間。
来年の今頃も同じような反省の弁を述べているかもしれません(爆)
今から諦めてどうする!!オラァ(p゚ロ゚)==p)`д)グハッ

競馬で印象に残っているのは・・・

・天皇賞春でゴールドシップの評価を下げてトーセンラー、
 フェノーメノを本命対抗で指名出来た。
 ただし、レッドカドーに印を回し切れず、点睛を欠く結果に・・・。

・オークスでメイショウマンボに本命を打てた。
 ただし、適性的に狙いたいと言い続けていたエリザベス女王杯で
 迷った末に評価を下げてしまってガックリ(>_<)

・天皇賞秋でジャスタウェイに本命を打てた。
 ただし、週初めには武豊騎手が厳しいペースを作ると考えていたのに
 迷って前残り予想・・・

この辺りでしょうか。
詰めの甘さに自分でも歯がゆくなってしまいますが
年に数回でも手応えを感じるレースがあって良かったです(^^;

苦手なマイルCSは今年も惨敗とか、夏競馬はやっぱり難解とか、
新潟2歳Sは一生当たらないんじゃないか、とか(爆)
まったく反省が活かせていないレースも多いわけで
来年こそはなんとか攻略の糸口のさらに先っぽの影の雰囲気・・・
くらいは掴みたいものです(笑)

悩ましいからこそ競馬は面白いですよね。
まずは謎に挑むことを楽しむ、ということを忘れずに
来年も頑張っていきたいと思います。

コメント欄を通して交流させて頂いた皆様、
見に来て下さった多くの方々に感謝しつつ、
今年を締め括りたいと思います。

どうもありがとうございました!
来年もどうぞよろしくお願いいたします(^^)/

けいけん豊富な毎日  けん♂&けい♀

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中山金杯(各馬分析2)  担【けん♂】

中山金杯(中山2000m)出走予定馬の各馬分析、第2弾です。

ゼロス】牡5 54.0 (栗東) キングカメハメハ×(サンデーサイレンス)
若駒Sでワールドエースを破って注目されましたが、クラシックでは大敗連敗。
先行力を活かすスタイルに変わりはなく、上手くスローでまとめて
後半勝負に持ち込めればしぶとく脚を残してきます。
今回は他の先行馬との兼ね合いでしょうか。上手く展開を作れたら
チャンスがありそうですが、余程低レベルのレースを作らないと厳しいかも。

ディサイファ】牡5 55.0 (美浦) ディープインパクト×(Dubai Millennium)
一時はダートに使うなどなかなか芽が出ない感じでしたが、昨春に本格化。
前で安定して競馬が出来るようになって成績が一気に良化しました。
四位騎手と手が合ったのも大きかった印象です。
重賞初挑戦となった前走は後方からになってしまい、4着に敗れていますが
いつもどおりの競馬が出来れば十分にチャンスがありそうです。
とはいえ、相手関係に恵まれてきた点には注意。過信は禁物かと。

ドリームヒーロー】牡7 52.0 (栗東) マーベラスサンデー×(ウォーニング)
このところの好走は全てハナを切って自分のペースで行けた時。
勝ち切ったレースは上がりが極端に掛かっており、馬場状態にも
注文が入らないと厳しい感じです。
馬格がないので斤量に恵まれたのはプラスになりそうですが、内容的には
重賞でどうこう、というものではないので力比べになれば厳しそう。
週末が雨でドロドロになるとかなら・・・

マックスドリーム】せ7 54.0 (栗東) アドマイヤマックス×(パラダイスクリーク)
適性で見れば重複登録している京都金杯の方だと思いますが、向こうでは除外対象。
後方からの脚質で中山へは初出走になりますが、合うタイプではなさそう。
2000mでも2着がありますが、本質的には距離も微妙だと思われます。
このところは末脚のキレも足りておらず、ここでは厳しそう。

ミッキーパンプキン】牡8 55.0 (栗東) ダンスインザダーク×(Alzao)
古馬重賞では12年の函館記念3着が最高位。デビュー当時に
お化けカボチャ、とかいって期待していた馬ですが、残念ながら大成せず
8歳になてしまいました。好走しているときは基本的に前につけて
レースが出来ており、自分のレースが出来れば相手関係低下で
チャンスがあってもおかしくなさそう。ここ3戦は後方からに
なっているので、まずはスタートを決められるか・・・。

メイショウサミット】牡8 53.0 (栗東) シンボリクリスエス×(Dixieland Band)
先行力を活かして昨夏に1600万下を勝ちましたが、小倉記念では13着、
オールカマーでは15着と壁にぶつかってしまいました。
前走はダートを使って結果が出ず、改めて芝に戻してということになりますが、
重賞で上昇を期待する材料は不足。本質的には距離も2000mは少し
長いかもしれません。余程前優勢の流れになったとしたら・・・

ユニバーサルバンク】牡6 56.0 (栗東) ネオユニヴァース×(ドクターデヴィアス)
12年のオールカマーで3着に続いて、前走のステイヤーズSで2着と
中山重賞で好走。血統的にも中山はベスト、距離も合うと思われます。
実績は出せていませんが、戦ってきた相手関係を考えるとここでは
一枚上の存在になりそう。チャンスをものにして貰いたいですね。

中山金杯(各馬分析1)   担【けん♂】

バタバタしている内に一週間はあっという間に過ぎ、今日はもう火曜日。
週末には両金杯が行われることになります。

年末気分ではありますが、週初め気分も持っておかないと乗り遅れそう(笑)
まずは中山金杯(中山2000m)出走予定馬について見ていきたいと思います。

今年も重複登録が多く、回避も出そうなので出走馬が確定したら
不足分については見直す予定。

イケドラゴン】牡9 48.0 (美浦) ニューイングランド×(サクラユタカオー)
長く頑張っていますが10年の目黒記念2着を最後に複勝圏なし、
掲示板にギリギリ乗ったのが2回だけ、と凡走を繰り返してしまっています。
このところは先行力も影をひそめ、後方からのレースになっていますが
末脚は鈍く、連続二桁着順。戻した馬体重を絞り込めば状態は良化する
かもしれませんが、年齢、実績とも不足。

オーシャンブルー】牡6 57.5 (栗東) ステイゴールド×(Dashing Blade)
12年には金鯱賞を制し、有馬記念でも2着と頑張りましたが、
日経賞で9着に敗れ、復帰戦のオールカマーでは▲14kgと馬体を落として7着、
天皇賞秋の13着は仕方ないにしろ、金鯱賞でも10着と振るいませんでした。
馬体重は戻せているのでそろそろ復調があってもおかしくありませんが
この血統の割に機動力がなく、後方からになりがちなのは懸念材料。
斤量への耐性は高い血統ですが57.5kgにも不安あり。

カルドブレッサ】牡6 54.0 (栗東) ジャングルポケット×(サンデーサイレンス)
▲10kgと馬体重を落としていた新潟記念の11着から復帰戦で
馬体は戻しており、体調に問題はなさそう。
好位辺りから差し込むものの、前に届き切らず、後方からの馬の末脚には及ばず、
と中途半端になりがち。重賞では厳しい印象ですが、負けたレースも
差がない競馬が多く、展開が上手くハマればヒモ候補の一角に。
まずは前優勢の展開になるかどうかがポイントになりそう。

ケイアイチョウサン】牡4 55.0 (美浦) ステイゴールド×(シンボリクリスエス)
中山では機動力を活かして京成杯3着という実績がありますが
夏からは後方待機の競馬が続いており、流れに乗った競馬が出来るかどうかが
今後を考える上でも分かれ目になってきそう。
馬格がないながらも内をすり抜ける競馬も見せており、操作性が高い
タイプだと思われるので騎手の腕も大きく影響しそう。
馬格がないので55kgはプラス材料になりそうです。

コスモファントム】牡7 56.0 (栗東) Stephen Got Even×(Paris House)
11年の中山金杯を制しており、12年も3着と健闘。コース適性には
期待出来る1頭ですが、12年春に突然大凡走をして以来、別馬のようなレースぶり。
前で脚が伸ばせず、ここ5戦は連続二桁着順と出口が見えません。
突然の復活もあるタイプなので侮れませんが、不調期が長過ぎるだけに
7歳にして急な良化は厳しそう。余程前優勢の展開に乗れたら・・・

サクラアルディート】牡6 55.0 (栗東) ディープインパクト×(マルゼンスキー)
重賞では結果が出ていませんが、好位、中段からの脚質でかなり
安定して好成績を残しています。外回りコースで軽いキレ味を活かす
競馬が合うタイプという印象で、中山では前走のように少し
足りない面を見せてしまいそう。上手く流れに乗って・・・ヒモ候補まで。

サムソンズプライド】牡4 53.0 (美浦) メイショウサムソン×(エルコンドルパサー)
先行力を活かして中山で連勝、プリンシパルSで3連勝を飾り
ダービーに挑みましたが17着と大敗してしまいました。
休養明けの前走では+22kgと大幅に増量しており、前で脚が鈍って10着。
叩いて絞り込んでくれば良化が期待出来そうですが、古馬との力関係は
未知数なだけに期待半分不安半分。脚質を活かせる展開に持ち込めれば
チャンスはあるかもしれませんが、高い内容を示しているわけではないので
成長分次第。

セイクリッドバレー】牡8 56.0 (美浦) タニノギムレット×(フジキセキ)
11年には新潟大賞典を制し、重賞でも安定して好走をしていましたが
徐々に成績悪化。前走の2着は約1年ぶりの好走。
能力の高い馬ですが、基本的には直線が長いコース向き。
ディセンバーSは4コーナーでの急加速もなく、直線だけの瞬発力勝負に
なったのが上手くハマった印象です。
同様に末脚勝負になるなら位置取り次第で出番があるかもしれませんが
過剰な期待は禁物。

京都金杯(過去の勝ち馬の馬体)    担【けん♂】

京都金杯(京都1600m)についても過去の勝ち馬の馬体について
見ておきたいと思います。

【ダノンシャーク】
(13京都金杯)
ダノンシャーク13京都金杯

【マイネルラクリマ】
(12京都金杯)
マイネルラクリマ12京都金杯

【シルポート】
(11東京新聞杯)
シルポート11東京新聞杯

【ライブコンサート】
(10マイルCS)
ライブコンサート10マイルCS

【タマモサポート】
(09京都金杯)
タマモサポート09京都金杯

【エイシンデピュティ】
(08京都金杯)
エイシンデピュティ08京都金杯

【マイネルスケルツィ】
(06阪神C)
マイネルスケルツィ06阪神C

※写真は全て競馬ブックPHOTOパドックより

中山金杯の場合と同様、競馬ブックのPHOTOパドックに
写真が無かった馬が7年で3頭と約半数を占めています。
・・・むしろ穴から入れ、と言う感じでしょうか(爆)

まとまりのあるマイル系の造り、下半身に丸味があるのが
特徴になっています。
後肢が流れているような馬はおらず、真っ直ぐ立てている点も共通点。
上半身の力感、クビ差しの角度などにも注目。

冬場のレースですが、それなりに絞り込まれている点も
強調しておきたいところ。
汗をかきにくい時期に締まった腹回りをしている
ということはしっかり調教を積んでいることを
示していると考えられます。
(たまにガレている馬もいるので注意^^;)

SS系の馬が勝てていないレースでもあったわけですが
ダノンシャークが封印を破っています。
SS系、といっても分岐が進み、ひとまとめには出来ない時代が
やってきた感じでしょうか。
馬体的な特徴も含めて今後も注目していきたいと思います。

中山金杯(過去の勝ち馬の馬体)  担【けん♂】

過去の中山金杯(中山2000m)の勝ち馬の馬体を並べてみました。

【タッチミーノット】
(13中山金杯)
タッチミーノット13中山金杯

【フェデラリスト】
(12中山金杯)
フェデラリスト12中山金杯

【コスモファントム】
(11中山金杯)
コスモファントム11中山金杯

【アクシオン】
(10中山金杯)
アクシオン10中山金杯

【アドマイヤフジ】
(09中山金杯)
アドマイヤフジ09中山金杯

【アドマイヤフジ】
(08ダイヤモンドS)※回避
アドマイヤフジ08ダイヤモンドS

【シャドウゲイト】
(07中山記念)
シャドウゲイト07中山記念

【ヴィータローザ】
(06中山金杯)
ヴィータローザ06中山金杯

※写真は全て競馬ブックPHOTOパドックより

さすがにGⅠ馬のPHOTOパドックとは様子が違いますが
それでも上半身の力感、クビ差しの太さ、
持続質の能力が期待出来る下半身の造りなど
中山向きの好馬体が多いですね。
胸前は深みよりも厚みを重視したいところ。

アドマイヤフジが連覇を果たしているなど、適性がかなり
モノを言うレースだけにリピーターには要注意。

ただし、競馬ブックPHOTOパドックに取り上げられていない馬も
勝っている
点にも注目したいところ。
実績上位馬だからといって素直には信用出来ません。
勢いや直近の出来なども大きく影響するレースだと考えられます。

中山金杯、京都金杯(年齢別実績)  担【けん♂】

中山金杯(中山2000m)、京都金杯(京都1600m)
年齢別実績について見てみたいと思います。

年が明けて1つ年齢が加算されたばかりのレース。
実質的には表示年齢よりも1つ若いくらいで見ておく方が
いいのかもしれません。

年齢別実績:中山金杯(04年~)】
中山金杯年齢

出走馬の年齢自体は少々高目。

5歳~7歳までが3勝で並んでおり、勝率では7歳馬がトップに
なっていますが、複勝率までみるとひとまず5歳馬が逆転。
4歳馬は05年、12年と出走がなかったことを考えると、
割り引く必要はないかもしれません。。

近年になって09年、10年と7歳馬が連勝、13年も7歳馬が
買っています。
特に10年は7歳馬のワンツーフィニッシュと高齢馬の
活躍が目立つ傾向が出ていました。

08年にも7歳馬が2着、07年はなんと9歳馬が2着。
06年は2着、3着を8歳馬が占めていました。

適性が高いベテランが侮れないレースであることはたしかだと考えられます。

ただし、11年は4歳馬が勝ち、6歳馬が2着、5歳馬が3着、
昨年は1~3着を5歳馬が独占と高齢馬には付け入る隙がありませんでした。

高齢馬に関しては中山巧者のリピーターなどに注目して
おきたいところ。13年のタッチミーノットは2番人気に推されていました。
基本的にはレースレベルが上がれば若い馬優勢と考えて良さそうです。

年齢別実績:京都金杯(04年~)】
京都金杯年齢

こちらも6歳馬が4勝をあげて一応トップとなっていますが、
4歳~6歳まではほぼ変わらない成績。
複勝率では4歳馬がトップになるわけで、6歳から5歳、4歳に
流すような買い方が馬券戦略的には面白そうです(^^)

03年に7歳で2着に入ったグラスワールドは前年の安田記念で4着、
富士Sでも3着に健闘していた馬。
こういう衰えの少ない実績馬はあまり割り引く必要がないのかも。
06年に8歳で2着に入ったニューベリーは・・・2番手を追走しての前残り。
完全に前が有利な展開に上手くのった感じでしたね。

11年3着に飛び込んだ7歳馬ライブコンサートはせん馬という
こともあったかもしれませんが、前年の京都金杯覇者だったわけで
適性面でも期待出来た馬でした。
リピーターにも注目したいところだと思います。

13年は2、3着を7歳馬が独占。
・・・例外的な扱いとしておきたいですが(涙)
この辺りは若い馬の実力、実績に要注意ということで・・・

まぁ7歳といっても実質的に6歳馬に近いと考えれば急激に
衰えることはなさそうかと。

※両金杯ともに登録頭数が無茶苦茶多く、重複登録もある上に
 どちらのレースも 毎年回避馬がバカほど出るので(爆)
 どんなメンバーになるのか正直わかりません(>_<)
 出走馬が決まり次第、年齢については改めて見直したいと思います。

京都金杯(体重別実績)   担【けん♂】

京都金杯(京都1600m)について見ておきたいと思います。

【体重別実績:京都金杯(04年~)】
京都金杯体重

10年で6勝をあげているのは480~500kgのゾーンの馬。
500~520kgの馬は1勝、2着3回となっており、
明らかにこの周辺の馬が優勢。

460~480kgの馬も複勝率ではトップとなっていますが、
勝率、連対率では少し遅れをとっている感じ。
このゾーンは主に3連系のヒモ候補と考えた方が良さそうです。

この3つのゾーンでほとんどの出走馬をカバーしてしまうので微妙ですが、
馬格が極端に小さいタイプはやはり割り引き
06年に458kgで勝ったビッグプラネットは逃げ馬でした。
他の馬に揉まれない位置取りが出来る馬、というのも 大きかった印象。
13年は448kgのダノンシャークが勝っていますが、
これはかなりの例外。ルメール騎手の手腕も影響している感じですが
京都外回りではGⅠ以外複勝圏を外していない極端な京都巧者
こういう馬がいれば条件は別にして要注目。

実質斤量負担別実績
京都金杯斤量

こちらははっきりと12.0%以下のところで好走馬の
線引きがされています。

斤量負担が軽ければいい、というわけではなく
11.0~12.0%辺りの馬が優勢。

12%を超えて勝った13年のダノンシャーク、
10年に2着に入ったスマートギア、08年に2着に入った
アドマイヤオーラは全て1番人気を背負う実力馬でした。
適性、実績から相当期待される馬に限っていいと思われます。

中山金杯(体重別実績)  担【けん♂】

中山金杯(中山2000m)について見ておきたいと思います。

体重別実績:中山金杯(04年~)】
中山金杯体重

注目したいのは大型馬の活躍
ここ6年連続で500kgを超える馬が勝っており、
勝率、連対率、複勝率、全ての項目でトップとなっています。

ただし、11年のキョウエイストームの442kgは別格にしても
460kg台、470kg台でも好走が見られるので
体重で線引きをする、というよりは大型馬優勢、という感じで
見ておけばいいと思われます。

表にはありませんが、比較的小型の馬が活躍した02年、03年は
出走馬の平均体重自体が480kg周辺と他の年に比べて小さめでした。
13年も2着に466kgの馬が食い込んでいますが、平均体重が480kgと
軽かった影響もあったのかもしれません。
平均体重が490kg周辺になると大型馬が一層優勢になる傾向が
見受けられるので出走馬が決まり次第、確認したいところ。

ちなみに12年は平均体重が494kgと大型馬が多い状況で、
1~3着を500kg以上の馬が独占する、という結果になっていました。

実質斤量負担別実績
中山金杯斤量

実質斤量負担でも11.0%以下の馬が優勢。
ハンデの差があるレースではありますが、基本的には
軽ハンデ馬は厳しく、ハンデは厳しくとも馬格の大きさで
カバー出来ている実績、実力馬を重視
すべき、という傾向が出ています。

トップハンデの馬については、馬格があるタイプは問題なく
好走がありますが、実質斤量負担で12.0%を超えてしまうようだと
信用度がグッと下がるので要注意。

一応、好走の上限の目安は・・・12.0%以下
12%を超えるようだと余程の実力馬か中山に適性が高い馬などの
プラス材料がないと厳しいと見て良さそうです。
勝ち馬に関しては11.5%で線を引いても良さそうですね。

種牡馬データ(ゼンノロブロイ)   担【けん♂】

初年度産駒の活躍により、10年の種付け頭数及び
肌馬の質が大幅にアップしたゼンノロブロイ

今のところさしたる結果は出ていませんが、春のクラシック
シーズンまでには期待馬が出てくる可能性があるので
改めて種牡馬データをまとめてみたいと思います。

・支持率 3番人気以内に支持された率
・達成率 3番人気以内に支持された馬が3着以内にくる率(信頼度)
・穴馬率 4番人気以下の馬が3着以内に来る率(激走度)
・総合  人気に関係ない全体の複勝率


※種牡馬デビュー~13年末までのデータ(2023走)

競馬場別複勝率
ゼンノロブロイ競馬場

前回調査時(11年1月)には非常に達成率が高かった
ゼンノロブロイですが、古馬のデータを追加してみると
大幅に様変わり。

人気をしても信頼度は低く、穴馬にも期待しにくいという
非常に厳しいデータになってしまっています。

中では・・・東京が得意コース。
ここでは穴馬にも期待出来ますし、人気馬の信頼度もまぁまぁ。
全体の複勝率も高くなっています。

ただし、似たように直線が長い中京、新潟外は不調。
特に中京では穴馬にまったく期待出来ない成績になっています。

京都外も非常に複勝率が低くなっていますが
支持率自体が低く、出走している馬のレベル自体に
疑いがあることも影響が大きいと考えられます。

主要な競馬場で最も人気を裏切っているのは阪神内回りコース。
将来的に・・・宝塚記念は厳しそうですね(爆)
支持率の高さで少しマシになっていますが、似た構造の中山も不調
牡馬に関しては皐月賞も厳しいかもしれません。

北海道では札幌での好走率の高さに対し、函館は極端に苦手
平坦コースでも瞬発力を活かせるコースとタフな消耗戦になりやすい
コースで大きく差が出ている点は覚えておきたいところ。

距離別実績
ゼンノロブロイ距離

短距離が極端に不調
スピードを伝える血統ではないようです。
マイル周辺は人気薄は消し。

中距離が最も好成績で長距離もこなしますが、距離が延びた場合は
人気馬に限って良し、という数字。

何にしろ、穴馬を狙える種牡馬ではありません。

斤量別実績
ゼンノロブロイ斤量

産駒の出来不出来の差が大きいタイプ。
実績を重ねた馬は斤量増でもこなすパワーがありますが、
実績不足の馬は斤量ハンデを貰っても×

天候別実績
ゼンノロブロイ天気

パワータイプであることに期待されて湿った馬場での支持率が高く
なりがちですが、実際には良馬場の方が好成績

湿った馬場での低下はそれほど大きくありませんが、
人気をしても信頼度が下がりますし、人気薄の激走も期待薄。
雨で狙いたい種牡馬ではありません。

まとめ
・堅実派・・・というには信頼度が低く、人気薄には期待しにくい
 面白味のない種牡馬。
・穴馬が狙えるのは東京、札幌のみ。
・広いコースで瞬発力を活かしたいタイプですが、なし崩しに長く
 脚を使うコースは苦手。
・不器用さが目立ち、阪神内、中山といった内回り、小回りコースも苦手。
 タフな流れになりやすい函館も×
・中距離辺りに適性があり、長距離、マイル周辺は人気馬限定。
 短距離では消し。
・ハンデを貰っての激走には期待出来ず、素直に実績を重ねた馬に
 絞って良し。
・雨での低下は少ないものの、信頼度は低下。人気薄も狙えない。



・・・うーん、思った以上に酷い結果になってしまいました(T_T)

クラシックで狙えるとしたら牡馬はダービー限定。皐月賞は厳しそうです。
菊花賞も可能性は薄そう。
朝日杯FSは条件が変わるので微妙ですが、中山のままだったら
縁がなかったと思われます(爆)
牝馬は阪神JF、桜花賞は実績次第で可能性あり。
すでにタイトルを獲っていますが、オークスが最も可能性が高そうです。
秋華賞は意外に面白いかもしれません。

古馬になってからも狙えるレースはかなり絞られそう。
有馬記念、宝塚記念、天皇賞春、スプリンターズS、高松宮記念、
エリザベス女王杯、マイルCS・・・といったレースはおそらくアウト。
可能性が最も高いのは天皇賞秋でしょうか。

京都金杯(展開分析)  担【けん♂】

中韓が文句をいちゃもんをつけてくると

「文句をつけられたやないか!」

と大騒ぎして自国の政府を批判、攻撃するマスコミ。

正当な抗議なのか嫌がらせのいちゃもんなのかの区別もなく、
文句を言われたこと自体を問題視することの方が・・・大問題。
一体どこの国のマスコミだよ!と問いたい、問い詰めたい・・・

冷静に見れば首相の靖国参拝にいちゃもんつけてくるのは
内政干渉もいいところでしょ。
アホが大騒ぎしても知らん顔するくらいで十分だと思います。

日本のマスコミが騒ぐから、それを利用して問題を拡大し、
あわよくば謝罪と賠償を勝ち取ろうとするわけで、
歯牙にもかけず、放っておくに限ると思うんですけどね。

だいたい、隣の国と仲良く・・・なんてことが島国の幻想。
領土紛争を繰り返してきた地続きの国同士なんか
隣だからこそ仲が悪くて当然。

別に今更喧嘩をする必要もありませんが、必要以上に
意識し過ぎず、適度に距離を置くべきだと思います。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
京都金杯コース
※京都金杯のラップ平均(05年~:稍重の07年を除く)とコース図。

京都金杯が行われる京都1600m(外回り)は
向こう正面のポケットからスタート、いきなり長い直線になっています。
400m過ぎから上り坂になることもあって、その前に展開を握りたい
逃げ馬が揃うと先行争いが激化しやすい感じです。

ただし、確固たる逃げ馬がいない場合にはそれほどペースがあがりにくく、
極端に速いか遅いかという二極化になりやすい印象。

3コーナーからはカーブしながら下り坂、後半に11秒台のラップを
刻み続ける展開になり、ペースアップした場合は
後方から位置を上げていくのはかなり難しいかもしれませんね。

4コーナーは角度がそれほど厳しくなく、前が止まるようなら
馬群はグッと縮まっての追い出しになりますが、前が速いと隊列は
長いままで直線に突入。展開はガラリと変わる印象です。

上位馬の4コーナー位置取りと着順の関係
    1着→2着→3着
13年  6  3  1(番手)
12年  6 15  9
11年  1  2  3
10年  9 12  6
09年  3 11 14
08年  3 11 11
06年  1  2 14
05年 12  7  4

07年  1  7  2 ※稍重

稍重で行われた07年以外は毎年10番手以降からの追い込みが
3着以内に届いている
、というのが大きな特徴でしたが
11年は完全に前残り決着となりました。
13年もおおよそ前優勢の結果。
展開によって大きく左右される面はあるものの、
末脚のある馬については有力視しておいた方が良さそうです。

京都1600mは前と後ろが入り乱れた決着、というパターンが多いのが
ややこしいところ(爆)
11年、12年は同じ馬が逃げているのに騎手の違いで
ペースも展開も結果もまるで違って
しまっています。

過去の京都金杯の後半4ハロンのラップを見てみると・・・

13年 11.6-11.5-11.2-11.8
12年 11.9-12.0-11.5-11.8
11年 11.4-11.2-11.4-12.0
10年 11.8-12.3-11.3-12.3
09年 11.6-11.9-11.4-11.7
08年 11.4-11.3-11.2-12.1
07年 11.6-11.0-11.6-12.3
06年 11.8-11.2-11.4-12.3
05年 11.7-11.6-11.8-12.2

4ハロン目から3ハロン目に入っているところでスッと加速している
06年、07年は先行馬が好走。
同様に速いペースでここを通過した11年は前の馬が押し切る展開になりました。
08年は後方からの馬が差しこんでいますが、勝ち馬は前の馬でした。
13年も08年に近い展開。好位の後ろからの馬が差し切りましたが
2、3着は先行勢で決着しています。

ここは3コーナーからカーブに入って行く地点。
ここで隊列をグッと長く保つと前が有利になる、ということになります。

逆にこのポイントでペースが落ちている10年、12年は完全に差し決着。
09年も2、3着は10番手以降からの追い込みで決まっています。

道中のペースがどうなるのか、前の馬の余力、仕掛けどころなど
能力を含めて展開の考察が上手くハマれば・・・というレースになりそうです。

中山金杯(展開分析)  担【けん♂】

金杯は東西2レース。
余裕をぶっこいているといつの間にか時間が足りなくなるので(笑)
ちょっと早目にスタートしておきたいと思います。

中山金杯コース
※中山2000mのコース図及び中山金杯の平均ラップ
(01年~:重馬場の07年を除く)

中山金杯は内回りの中山2000m。

スタートしてすぐの直線は上り坂を含み、300m程度と長くなく
カーブに入っても上り坂のため序盤のペースはそれほど速くなりにくい構造。
例年、13秒台に近いかそれを超えるくらいに緩むことになります。

600m過ぎからは下りながら向こう正面の直線を走り、
急な角度のコーナーを曲がって・・・短い直線勝負。

向こう正面から後傾ラップで引っ張る馬がいる場合は、ペースが落ちず
隊列はかなり長い状態で直線に入りますので後方からの差しは厳しくなります。
ただし、上の図にあるとおり、淡々と速いラップが続く傾向があるので
先行馬にとっても厳しい展開。
能力の足りない先行馬が淡々と引っ張ってしまうと最後まで
脚が持たずに差し決着となります。

先行馬がいかに余力を残してカーブに入ってくるか
これが展開の分かれ目になると考えられます。

上位馬の4コーナー位置取りと着順の関係
    1着→2着→3着
13年  5  3 13(番手)
12年  4  4  4
11年  4  7  4
10年  8 12  6
09年  2  7  1
08年  2  5  1
06年  7 14  7
05年  5 12 10

年によってかなり傾向が違っています。

13年は例年通り上り坂でペースが緩み、ゆったりと下って淡々と流れ
消耗度が低い展開になったにも関わらず、前の馬に余力がなく
急加速ポイントもなし。
好位からスムーズに抜けた7歳馬が勝ち、2着も前で残った6歳馬。
コーナーで下がってしまった1番人気のジャスタウェイが遅れて突っ込んで3着まで。

12年は前半を緩めに引っ張った先行馬が後半に1000mの
ロングスパート。最後は余力を無くしてしまったところを
好位からの馬が差し切って決着。勝ち馬は中段から押し上げた点で
余力上位だったと考えられます。

11年は後半1000mを淡々と進み、コーナーでもスッと
加速が入った先行有利な流れ。
先行馬を好位辺りからの馬がかわしたところでゴールイン、と
なりましたが、逃げ馬を含めて上位5頭までは0.1秒差圏内の
大混戦となりました。

10年は向こう正面で一気にペースが上がり、前がバテての差し決着。
09年は淡々と速いペースになったものの、前で押し切る強い内容。
上位馬が有馬記念に出走したのも頷けます。

08年は逆に向こう正面でペースアップせずにゆったりと
進んでの前残り。前が有利になる展開の代表パターンでしょうか。

06年、05年は向こう正面に入ったところですでにペースアップ、
前の馬の余力が早い段階でなくなって差し決着となっています。

勝ち馬に関してはあまり後ろからでは届きませんが
展開によってかなりの後方から2、3着に飛び込んでくることもあるレース。

先行馬の作るペースと能力をどう判断するかが分かれ目になりそうです。

冬場に行われる中山の重賞ということで、09年の上位馬のように
有馬記念につながることもあるレース。
出来れば若い馬に強い勝ち方を見せてもらいたいものですね。

東京大賞典超簡単予想   担【けん♂】

東京大賞典(大井D2000m)について簡単にふれておきたいと思います。

過去7回の上位馬を見てみると

    1着→2着→3着
12年 中4 中3 中6
11年 中6 中5 中5
10年 中5 地6 中3
09年 中4 中7 中4
08年 中6 中6 中3
07年 中5 地3 中5
06年 中6 中7 中5

※中→中央、地→地方 数字は年齢

地方所属馬が上位に食い込んだのは僅かに2回だけ。
どちらも地方で圧倒的な成績を残したフリオーソとなっており、
逆に言えばそのくらいの馬じゃないと中央勢に対抗するのは厳しい、
と考えて良さそうです。

※フリオーソの主な実績
・全日本2歳優駿1着
・3歳時点でJBCクラシック2着、JDD1着
・同条件で行われる帝王賞で1着2回、2着1回


今年の地方所属馬の実績を見てみても・・・残念ながらフリオーソに
匹敵するような馬は不在

素直に中央勢上位、と考えて良さそうです。

重賞勝利のないサトノプリンシパルは3歳馬ということで斤量ハンデがある点、
成長面で期待したいところですが・・・近走の成績を見ても上位馬に
対抗できるとは考えにくいわけで、実質的には

・ホッコータルマエ
・ワンダーアキュート
・ニホンピロアワーズ
・ローマンレジェンド

この4強対決だと考えられます。
オッズも極端に偏るでしょうから、買い目を相当絞らないと厳しくなりそうですね(^^;

昨年の東京大賞典を制しているローマンレジェンドは今年に入って
帝王賞で6着に敗れ、みやこSでも格下の馬相手に3着。
前走のJCDでは13着と大敗してしまっています。
JCDは差し優勢の流れで展開が向いたにも関わらず脚が伸ばせておらず、
それまでのレース映像を観ても推進力に欠ける走り方になっているのが
気になるところ。むしろ、走るのを嫌がっている感じ?
もちろん、実績のあるレースですので復活好走の可能性はゼロでは
ありませんが、ここでは割り引いて見た方が良さそうです。

JCDではワンダーアキュートが2着、ホッコータルマエが3着、
ニホンピロアワーズが5着という成績でしたが、今回はどう着順が
変わってくるか(変わらないか)がポイント。

過去の東京大賞典の上位馬の4コーナー位置取りは

    1着→2着→3着
12年  2  4  5(番手)
11年  1  2  3
10年  1  2  3
09年  5  3  4
08年  3  4  2
07年  3  1  5
06年  5  3  1

一見してわかるとおり、圧倒的に前優勢。

今年ホッコータルマエに連敗していたワンダーアキュートは
JCDでは前に厳しい展開を後方から差して初先着を果たしましたが
帝王賞やJBCクラシック(金沢)のように前につける競馬をした場合は
内容的にも完敗。
今回はJCDのように展開の綾でホッコータルマエの隙を突く、というのは
難しそうです。

前年のJCDを制したニホンピロアワーズは前走が休養明けだったことを
考えると、叩いての上積みには期待出来そう。
ただし、今年に入ってホッコータルマエ相手には3連敗を喫しており、
逆転があるか・・・というと正直微妙です。

東京大賞典簡単予想
◎ホッコータルマエ
〇ニホンピロアワーズ
▲ワンダーアキュート

◎→〇→▲
◎→▲→〇

の3連単2通りで・・・いくらなんでも2倍以上はつきますよね?(爆)

種牡馬の変遷見通し  担【けん♂】

種付け頭数について見たところで、主要な種牡馬のこの先の見通しを
考えてみたいと思います。

まずは心配なニュースですが、10年から12年まで266頭、
266頭、251頭と多くの種付けをこなしてきた
キングカメハメハですが、13年は体重が100kg以上落ち、
体調不良に陥ったため、シーズン途中で種付け終了。
結局81頭と前年までの1/3以下の数字に落ち込んでしまいました。

実際にこの年に種付けされた産駒がデビューするのは
16年のことなので、まだ先の話になってしまいますが
後継種牡馬のキープは大きなテーマになってきそうです。
ロードカナロア、ルーラーシップ、あとは同系の
キングズベスト、エイシンフラッシュなどにも注目が集まりそう。
ちなみにルーラーシップの初年度(13年)は208頭と
かなりの人気となっています。

11年には249頭とSS系のトップに立ったステイゴールド
その後、202頭、171頭とゆるやかに低下。
すでに黒目が色素を失ってきている、という話もあるようで
年齢的にも厳しくなってきているのは事実。
オルフェーヴルをはじめとして後継種牡馬が揃っているだけに
徐々にシフトしていくことになりそうです。

ただ・・・ドリームジャーニーは95頭→78頭、
ナカヤマフェスタは111頭→105頭とそこまで頭数が
伸びてないんですよね・・・。あとはオルフェーヴル
どこまで人気を集めるか注目したいところです。

ディープインパクトは219頭→229頭→246頭→262頭と
完全に安定傾向。その横でディープブリランテも205頭と
頭数を集めており、この系統への期待度の高さがわかります。
GⅠ実績のないトーセンホマレボシも134頭・・・
ディープインパクト系、の確立も近いかも?

113頭→82頭→79頭と落ち込んでいるスペシャルウィーク、
68頭→45頭→30頭と激減しているダンスインザダークの横で
200頭前後の肌馬をキープしていたマンハッタンカフェ
13年には164頭と少し低下。このまま下がってしまうと
後継種牡馬のヒルノダムールも25頭しか種付けをしていないだけに
一気に萎んでしまいそうです。

フジキセキは10年を最後に種付けを終了。
後継種牡馬として期待されるダノンシャンティは153頭→102頭と
2年目に大きく頭数を落としており、出来に不安があるのに対し、
キンシャサノキセキは154頭→187頭→144頭と
それなりの数字をキープ。あとは産駒が来夏にデビューしてから
どういう走りを見せるかで評価が変わってきそうです。

早世したアグネスタキオンの後継種牡馬として期待された
ディープスカイは11年に188頭と受け皿として
頭数が増えましたが、13年には127頭に減。
今年デビューした産駒が活躍を見せないと・・・今後に
不安がありそう。
キャプテントゥーレも89頭→57頭と最初から苦戦が
予想されます・・・。
アドマイヤオーラも62頭→51頭→23頭と来夏の
産駒が活躍しないと・・・。

ゼンノロブロイは大幅に産駒の数も質も向上した今年の
産駒が活躍しないと厳しいかもしれません。
254頭→207頭→147頭→102頭と右下がり傾向が
止まりません。チャンスは来夏デビューの世代まで?

一時期はSS系のトップに君臨したネオユニヴァース
11年に181頭と200頭を切ると、137頭→123頭と
ガックリと落ち込んでしまっています。
ヴィクトワールピサが150頭→149頭と逆転しているので
すでに生産界の注目はこっちに移っているのかも。

ダイワメジャーは12年に244頭と前年の173頭から
ジャンプアップ、13年も209頭と頭数を集めて安定傾向。
ハーツクライは10年に200頭を超えたところから
12年に163頭と少し低下しましたが、13年には199頭と
盛り返してこちらも安定傾向に入りつつあります。
2、3歳だけでなく古馬の活躍も種付け頭数には大きく
影響してくるわけで、今後も期待出来そうですね。

50頭前後の種付け頭数からこの春に一気に176頭と
大幅に増えたのはローエングリン
この年の産駒のデビューまでに二の矢を継げるかどうか
わかりませんが、もしさらに活躍馬が出るようなら
生産界に大きく影響を与えてきそうです。

アドマイヤムーンは130頭前後の種付けをキープしていましたが
13年は83頭と見限られ傾向、メイショウサムソン
100頭以上の交配から今年は32頭に激減。
どこかで大物を出さないとテイエムオペラオーの二の舞に
なってしまいそう(涙)

POG中間まとめ    担【けん♂】

ちょっとバタバタしっぱなしで落ち着いてパソコンの前にいる時間が
取れていません。
データの整理となると、通常の考察よりも入力などの作業が多い分
まとまった時間が必要になるわけですが、休日なし、という
連勤状態だとなかなか手が付けられず、ちょっと困っています(T_T)

12連勤から半日休んでまた6連勤という見込み。
年明けの6日までは身動きが取れない日々が続きそうです。
(金杯については早目に動き出した方がいいのかも・・・)


わくわくドキドキPOG

現在の順位は・・・

 1位チョルモン  18260p
 2位aji-sand   14630p
 3位藤沢雄二   13659p

10位けん♂     4930p

一時的に7位、8位まで上がったこともありましたが、年末が近づいた辺りで失速。
結局10位(14人中)まで落ちてきてしまいました。

秋になって出走が続いた感触があったのですが、これまでのところ
総出走数は19回
ハートビートさんの14回よりは多いですが、上位厩舎は30走以上、
aji-sandさんにいたっては49走と凄い数字になっているわけで
相変わらず出走回数の少なさはネックになっている感じです(>_<)

ただ、12月末の時点のポイントを過去のPOGと比較してみると

13年 4930p
12年 1590p
11年  860p
10年 1920p
09年  455p
08年 2370p
07年 2205p

09年や11年は見るのも辛い酷い数字になっていますが(爆)
それにしても今年は過去最高ポイントを獲得!
例年の倍以上のスコアになっているわけで、現在の順位はひとまず
置いておいたとしても、春に向けて手応え有り!としておきたいと思います。

年末の時点で入厩している馬は・・・

・ディアデルレイ
・ローハイド
・ミッキーラブソング
・レッドアヴェニュ-
・ヒーラブズミー
・トーセンデューク

この6頭。

すでに勝ち上がったディアデルレイ、ローハイドは自己条件もしくは
重賞に挑戦、2勝目を狙いたいところ。

まだ勝ち上がっていないミッキーラブソング、ヒーラブズミーは
惜しい競馬になっているので、まずは勝ち上がって貰いたいですね。

レッドアヴェニュー、トーセンデュークはどんな走りを見せてくれるのか
・・・まずはデビュー戦を無事に迎えて欲しいものです。

ラジオN杯2歳S簡単回顧   担【けん♂】

遅くなりましたがラジオN杯2歳S(阪神2000m)について
振り返っておきたいと思います。

1番人気に推されたのは東スポ2歳Sで5着に敗れたサトノアラジン。
2番人気はディープインパクトの半弟モンドシャルナ・・・こちらは
まだ新馬戦を勝ったばかりの1勝馬。
3番人気は3戦目にして未勝利戦を勝ったばかりのシンガン。

・・・内容は別にしても、正直・・・実績馬集結!という感じではなく
メンバーのレベル自体はかなり微妙な印象。

ハナを切って行ったのは新馬戦(京都2000m)を逃げ切ったセセリ。
米国のダート王カーリンの産駒です。
スマートストライクの血統ではブレイクランアウト、レッドレイヴンなどが
出ており、日本では芝適性にも期待出来る感じになっています。
そういえばカーリン自身も凱旋門賞挑戦、という話がありました。

12.8-11.9-13.0-13.0-12.9-12.9-12.5-11.6-11.6-12.1
前半1000m 63.6
後半1000m 60.7

過去のラジオN杯2歳Sはおおよそ3つのパターンに分かれています。

ラジオN杯2歳

・道中が締まった流れになった消耗戦(ハイ)
・スタートは少し緩いものの道中は淡々と進んだ力勝負(ミドル)
・スタートから大きく緩み、道中もゆったりと流れて後半に急流勝負(スロー)

ハイペースを前で踏ん張ったロジユニヴァースやヴィクトリーは
クラシックで活躍。

ミドルペースの中、非凡な瞬発力をみせたヴィクトワールピサや
捲り上げて脚を伸ばしたゴールドシップは皐月賞のタイトルを獲っています。

スローペースでは・・・前から抜けたエピファネイア、3番手から
ちょっと届かなかったキズナが春も頑張りました。

今年は・・・スローペースに分類される流れ。
直前まで雨が降っており、稍重の馬場だったとはいえ・・・
かなりグダグダのペースで進んでいます。

後半に入って徐々に加速が始まり、4コーナー手前で馬群が縮まりつつ直線へ。

内の馬場が荒れていたとはいえ、このペースで前で脚が止まった
マイネルフロストなどは能力的に不足感。

外から上がって行ったアズマシャトルがリズムよく脚を使って
一気に先頭に立ちますが、その後ろで一旦は詰まったところから
外に出したワンアンドオンリーが追いかけて、かわしてゴールイン!

地面を叩く感じで固い走りのアズマシャトルはイマイチ推進力に欠ける感じ。
脚先が柔らかく、地面を掴んで脚力で進んでいくようなワンアンドオンリーは
馬場状態不問、というタイプかも。
出来によって走りにムラが出てきそうですが、スピードに乗ったら
かなり長く伸びのある脚が使えそうです。

レースレベルは・・・かなり低め。
勝ったワンアンドオンリーはそれなりに評価して良さそうですが
コーナーリングに少し不器用さが感じられる点も含めて
過剰な期待はまだ禁物。本質的には小回り、内回り向きではなさそうです。

クリスマスの思い出   担【けん♂】

世間はクリスマス。

まぁなんていうこともなく仕事中ですが(爆)
ちょっとだけでもそんな気分を味わうためにこの曲を・・・



去年のクリスマスも仕事、晩ごはんに塩サバを食べて
・・・気づいたら終わっていました(笑)

今年は相方がケーキを買ってきてくれたので、
食後のデザートに食べた分、昨年よりもクリスマスらしい
クリスマスになった気がします(^^)g



小さい頃、クリスマスには七面鳥を食べるんだって、
と母親に言ったら、鳥の丸焼きを買ってきてくれました。
(もちろん、七面鳥ではなく鶏です)

でも1羽だけだったので家族(4人)で分けたら全然足りず・・・

「思ったより少ないね」

なんてことを弟と二人で言っていたら

その反省を活かして?翌年は1人1羽が食卓に並びました。

極端だっちゅうねん!(ノ`△´)ノ ┫:・'∵:.┻┻:・'.:∵ドッセーイ!

もちろん食べ切れるわけもなく・・・それから鳥の丸焼きは
食べたことがありません(爆)

まぁそんなこんなでメリークリスマス♪

13年騎手データまとめ   担【けん♂】

13年の競馬が終わり、騎手リーディングも確定。
今年のリーディングは福永騎手が獲得しました。

・・・毎度思うことですが、騎乗回数が違えば当然勝ち鞍の数も違ってくるわけで
リーディングって意味がないとまでは言いませんが、少なくとも騎手の評価基準としては
微妙な気がします(失礼^^;)

というわけで、今年の成績について勝率、連対率、複勝率に分けて
改めてまとめ直してみました。

13年騎手成績(外人騎手を除く)】
13年騎手データ

ちょっと見にくいかもしれませんが、前年に比べて上昇している騎手は左詰め、
下降している騎手は右詰めで表記しています。

全項目とも前年を大幅に上回り、勝率、連対率、複勝率全てで
トップの成績となっているのは・・・川田騎手

近年に好成績を残した安藤勝騎手や横山典騎手の好調期の数字には及びませんが、
とりあえず現時点でのトップ騎手として評価しておきたいと思います。
複勝率40%超え、というのはかなり強烈ですね(^^)g

リーディングを獲った福永騎手は・・・複勝率こそ前年を上回りましたが
連対率は低下。今年が好調だった、というわけではない印象です。

川田騎手の724鞍に対し、福永騎手は814鞍と騎乗回数で
大幅に上回ったことがリーディングの要因。
もちろん、騎乗依頼が多い、という点自体は評価して良いことだと思いますが
精度が下がっているというのは・・・先々を考えると不安もあるかも。

全盛期には程遠いながらも武豊騎手も全項目で前年を上回る成績を残しています。
名手の復活は嬉しいですね。
来年はさらなる上昇があるのか、それとも一過性のものなのか、
大いに注目したいと思います。

騎乗回数が大幅に増えた戸崎騎手は鞍数が増えても成績が変わらず、
素晴らしい安定感を示しています。
来年は慣れてきてさらに上昇が見込めるかもしれません。

昨年リーディングを獲った浜中騎手は勝率が少し下がってしまいました。
ただし、連対率、複勝率は上昇しており、充実してきているのは
たしかだと思われます。一発がある、というタイプから安定して
好成績を残せる騎手に変化してきている感じですね。

関東の雄、内田博騎手は少し低迷気味。
成績自体は優秀なので問題はないと思いますが、全体的に精度が
低くなっているのは心配です。

横山典騎手は一時の確変状態からガクッと低下。
またいつ爆発するかわかりませんが(爆)得体のしれない迫力は
なくなっている印象です。

重賞戦線ではあまり目立った活躍はありませんでしたが、四位騎手は復活傾向。
田辺騎手、北村宏騎手といった中堅どころも頑張っています。

逆に・・・蛯名騎手の成績低下は心配。
岩田騎手を真似たような乗り方になってきている感じですが、成績には
繋がっていないだけに・・・うーん。

大舞台での活躍が目立つ池添騎手も重賞成績の割に全体的に成績は低め。
数字も落ちており、もう少し足元を固め直した方がいいかも(失礼>_<)

成績的にはまだまだですが、飛躍が期待出来そうな騎手としては
・・・松田大騎手を挙げておきたいと思います。
今年は全項目でプラス成績。是非来年も頑張って貰いたいものです。

番外編

外人騎手の成績もまとめてみました。

13年外人騎手成績:複勝率順】

13年外人騎手

トップ評価はルメール騎手
安定感も高く、勝率でもトップを記録。

デムーロ弟騎手、ムーア騎手もなかなかの好成績。
ルメール騎手にしろ、ムーア騎手にしろ、しっかりと勝ち切る力がある
というのが結果に繋がっていると思われます。

デムーロ兄騎手は・・・秋の不調で成績悪化。
日本人騎手に混ざればもちろん上位騎手と遜色ない成績ではありますが
圧倒するほどのものではない感じ。
来年も日本の騎手免許に挑戦してくれるのでしょうか?

来夏デビュー馬の血統的予測   担【けん♂】

人気種牡馬になると年に200頭以上の種付けをこなすことになりますが
肌馬の方は年に種付け出来る馬は1頭だけ
当たり前の話ですが、牝馬を抱えている牧場からすれば種牡馬の選定
非常に重要なポイントとなります。

血統的な相性はもちろんのこと、春のクラシックの成績、馬産地の評判など
色んな情報を集めて、さらに種付け料といった経済的な事情も加味した上で
総合的な判断をしていると思われます。

たとえば、シーザリオが大活躍した05年の春シーズンには
スペシャルウィークの再評価が行われ、種付け頭数が増加。
SS系種牡馬の中で最多の交配が行われたとともに、肌馬の質もアップ。
で、その年に種付けされた中から・・・ブエナビスタが生まれています。

今年の2歳馬が生まれたのは11年、つまり種付けが行われたのは
10年の春なわけですが、この年はアパパネが4冠を取った年。
(春の時点では阪神JF、桜花賞、オークスまでの3冠)

初年度産駒の成績が芳しくなく、一時的に種付け頭数が落ち込んでいた
キングカメハメハの再評価が行われ、前年の145頭から266頭と
大幅にアップしています。

SS系では・・・ゼンノロブロイの初年度産駒がデビュー。
他の大物種牡馬と時期が重なったこともあってか、当初は100頭そこそこしか
肌馬を集められなかったゼンノロブロイですが、サンテミリオンがオークスを勝ち(同着)、
アニメイトバイオ、ペルーサといった活躍馬が出たことで一気に株が高騰、
116頭から254頭と種付け頭数がジャンプアップ。
SS系種牡馬の中でもディープインパクトの219頭を上回って最多の種付け頭数
なっています(肌馬の質も大幅に上昇)。

・・・ということで、今年(来春)はキングカメハメハとゼンノロブロイの
当たり年になって然るべきなんですが・・・阪神JF、朝日杯FSを
観た限りではまだその兆候は出ていませんね(^^;
ラジオN杯2歳Sでゼンノロブロイ産駒のアズマシャトルが2着に
入ったくらいでしょうか。
まぁまだ先は長いので、春までにどんな産駒が出てくるのか
楽しみにしたいと思います。

で、来夏にデビューする産駒についての予測ですが、種付けが行われた
11年を振り返ってみると・・・

牝馬
阪神JFを制したレーヴディソール(アグネスタキオン産駒)が故障、
桜花賞はマルセリーナが制し、オークスではエリンコートが穴を空けました。
勝ち切れなかったものの、3戦全てで馬券に絡んだホエールキャプチャの
活躍も目立ちました。

牡馬
グランプリボスが朝日杯FSを制し、ディープインパクトの初年度産駒の
リアルインパクトが2着、その後に3歳で安田記念を勝つという偉業を達成。
クラシックではオルフェーヴルが3冠を制覇
サダムパテック、ダノンバラード、ウインバリアシオンといった辺りが
活躍を見せていました。

この結果を受けて、SS系種牡馬の中で最多の種付け頭数となったのは
・・・ステイゴールド
一時は100頭を切って73頭と落ち込んでいた種付け頭数が
249頭にまで大幅アップ(前年は175頭)

うーん、有馬記念で衝撃を残して引退したオルフェーヴルに続く大物は
来年にも現れるかもしれませんね(^^)g

ディープインパクトも229頭と頭数を集め、ハーツクライも221頭と
人気種牡馬となっています。

その他ではキングカメハメハの266頭が最多。
ハービンジャー(211頭)、ヴァーミリアン(216頭)といった
新種牡馬があとに続いています。
※新種牡馬については改めてまとめ直す予定。

200頭超え種牡馬リスト
・キングカメハメハ  266頭(266頭)
・ステイゴールド   249頭(175頭)
・ディープインパクト 229頭(219頭)
・ハーツクライ    221頭(211頭)
・ヴァーミリアン   216頭
・ハービンジャー   211頭
・ゼンノロブロイ   207頭(254頭)
・マンハッタンカフェ 202頭(207頭)
・クロフネ      200頭(209頭)

※カッコ内は前年の種付け頭数

200頭には届かないものの、大幅に種付け頭数を伸ばしている種牡馬は
サムライハート(127→177頭)、ファルブラヴ(32→164頭)
といった辺りが目立つところ。ファルブラヴは一気に人気種牡馬の
仲間入りですね(^^)g
パイロ、ロージズインメイなども再評価が行われているので要注目だと思われます。

逆にシンボリクリスエス(183→134頭)、サウスヴィグラス(212→111頭)
などは厳しくなってきそうです。
一時的に200頭を超えていたジャングルポケットも活躍馬を出せず
前年の133頭を下回って115頭というのはキツイですね。
トニービンの後継種牡馬は少ないので、なんとか巻き返して貰いたいものです。

2歳戦データ整理part2   担【けん♂】

月曜はは久々の休みだったので夕方から寝て、起きてからじっくり
競馬データのまとめをしようと思っていたら、
夜中の12時過ぎに電話が掛かってきて急遽仕事になってしまいました。
(少しでも寝といて良かった・・・ホッ)

さらに次の休みの予定も取り消しになったので
12連勤がほぼ確定(爆)
なんだかんだでバタバタしている内にあっという間に
金杯・・・ってことになりそうですね(^^;

2歳戦のデータまとめ、第2弾です。

種牡馬成績:出走頭数20~39頭】
2歳データ2

種付け頭数自体に差があるので、上位種牡馬との比較は難しいですが、
こちらもある程度仕上がりが早い馬のゾーン。

惜しくも早世してしまったデュランダルは産駒の勝ち上がり率が高く
勝率自体も高目。これからも活躍が期待出来ただけに残念です。

種牡馬デビューの年には早期からどんどん産駒が走り、
勝ち上がり率も高かったアドマイヤムーンは・・・ちょっと失速気味。
古馬になってから活躍している馬も出ているので今後も頑張って
貰いたいところですが・・・当たり外れの大きい傾向が出てきて
しまっているようです。

昨年の新種牡馬メイショウサムソンは・・・今年も大苦戦。
父のオペラハウスがすでに種牡馬引退となっているので
後継種牡馬として期待したいわけですが、父以上に当たりを引くのが
難しい種牡馬になってしまっている感じ。
社台グループの後押しがあってこの成績は厳しいですね(>_<)

今年の新種牡馬マツリダゴッホはそこそこ・・・。
丈夫な馬が多いのか、出走回数は多くなっていますが
結果が出ていない、となると・・・。

ディープスカイはアグネスタキオンの後継種牡馬として
期待されていますが、父ほどの成績を挙げるのは難しそう。
まずは大物が1頭でも出てくれば注目度も変わりそうですが、
現状のままでは先行きが少々心配。

2歳戦データ整理 part1   担【けん♂】

年末のデータ整理。
まずは2歳戦について振り返っておきたいと思います。

種牡馬成績:出走頭数40頭以上】
2歳戦データ1

勝上率(勝ち上がり率)が高い順にソートしています。

ディープインパクトが種牡馬デビューしてから4シーズン目となりますが
勝ち上がり率に関してはずっと他の追随を許さず断然の1位をキープ。
今年も43.4%と驚異の数字をたたき出しています。

肌馬の質が高い、という影響はもちんあると思いますが
それにしても異常な好成績。

種牡馬として十分な活躍をしているキングカメハメハや、
同じSS系のゼンノロブロイ、ネオユニヴァース、ステイゴールドなどと
比べて見てみると、その差の大きさに愕然としますね。

今年はゼンノロブロイに良質な肌馬が集まり、産駒にも大物が
期待されるわけですが・・・デビューする頭数はグッと増えたものの、
勝ち上がり率はディープインパクトの半分程度。
やはり肌馬だけの問題ではないようです・・・。

ステイゴールドからはオルフェーヴルなど派手な活躍をする
超大物馬が生まれていますが、勝ち上がり率は比較になりません(>_<)
ホームランバッターですが、三振も多い感じですね(笑)
オルフェーヴルはどういう資質を受け継ぐのか楽しみです。

夏に注目を集めたヨハネスブルグは勝ち上がり率40.0%と素晴らしい成績。
産駒の数自体が違うので単純な比較は出来ませんが、これで一気に
見直しが入りそうです。
ポイントは母父SS系、ということ。
勝ち上がった馬の半数以上が母父SS系。
POGで狙うならこだわってみたいところだと思います。

新種牡馬コンデュイットは思った以上に早い段階で出走出来た感。
おそらくは晩成気味になると思うのでまだ評価はこれからだと思いますが、
とりあえず・・・勝ち上がり率は低く、どこまで・・・?

※徹夜明けでフラフラです(爆)
 書き忘れている点があったら付け足しつつ、続きは2歳戦データ整理part2で・・・。

 先ほどの記事にも多くのコメント、ありがとうございます(^^)/
 申し訳ないですが返信は目が覚めてからということでお願いします。

 とりあえず一旦眠ります。おやすみなさい・・・zzz

有馬記念を振り返りつつご挨拶  担【けん♂】

月曜開催もあるのでまだ今年の競馬は終わったわけではありませんが、
ひとまず、通常の考察は一旦終了。次は金杯になる予定です。

※阪神Cは例年、差し馬優勢の傾向。
 今年も馬場状態は差し馬場になっているようですし、
 コパノリチャードなどの先行勢の能力は認めつつも
 後方の馬ボックスで高配当狙い・・・欲ボケですか(笑)

まずは有馬記念を簡単に振り返ってチラシの裏のメモ程度。

ウインバリアシオンは足元が無事ならば天皇賞春で狙ってみたい1頭。
体型、走法ともに明らかに条件良化になると思います。
ゴールドシップは・・・また天皇賞春で見切って宝塚記念で
見直しですかね(^^;ステイゴールド産駒とハーツクライ産駒の
個性の違いがレースに出そうです。

前の馬が崩れる中、健闘したカレンミロティック、タマモベストプレイ
かなり強い競馬をした、という評価。
設定が合えば重賞でもすぐにチャンスが巡ってきそうです。

後方から突っ込んできたラブイズブーシェ、テイエムイナズマ
などは一定の評価は出来ますが、展開がハマった感が強く
次走は過剰人気に注意。

前崩れの展開でこそ、というデスペラード、ヴェルデグリーン
絶好の形になって・・・この着順というのは正直厳しい感じ。
デスペラードは距離延長及び、メンバーのレベル低下が必要。
ヴェルデグリーンは軽い馬場でなおかつ、前崩れ気味の展開でハマり待ち。

大きく期待したダノンバラードは・・・後半に引き離すような
形を作れないと厳しいですね。
今回は負け過ぎの感が強いですが、引き続き内回り、
小回り限定で狙ってみたいところ。

アドマイヤラクティは広いコースで見直し。
トゥザグローリーは以前のような捲り上げる迫力はなし。
下半身良化で見直す面はあるにしろ、年齢的にも
厳しくなりそう。
ナカヤマナイトはこの血統の割にもう少し軽い馬場で。
ルルーシュはちょっと燃え尽きが心配。

考察した内容では・・・
年齢 
 4歳優勢ながらレベル次第で5歳までは好走が期待出来る。
 6歳以上は大幅割引、3歳馬はGⅠ勝ちが必要。

生産牧場
 結果的に、という感じもありますが圧倒的に社台系優勢。
 余程の実績馬じゃないと牙城を崩すのは難しいのかも。

馬格
 基本的に馬格があるタイプが優勢。
 超大型馬はヒモ候補まで?

枠順
 内枠優勢(5枠まで)外枠は相当な実力馬に絞って良し。

血統
 SS系優勢。特にステイゴールドは特注血統。
 ただし広いコース向きの血統は割引。

おおよそこんな感じでしょうか。
来年はどんなメンバーになるかわかりませんが、
少しでも経験を積み重ねていけたら、と思います。

さて、年明けまで少し間が空きますが、ブログの方は
年中無休で継続の予定。

金杯のデータが出てくるまでの間に、バタバタ続きで
整理出来ていなかったデータやなんかをボチボチ更新して
いきたいと思っています。

お忙しい時期だとは思いますが、お手すきの時にでも
また覗いて頂けると嬉しいです(^^)/

改めて年末にご挨拶させて頂きますが、まずは一区切り。
今年も一年、ありがとうございましたm(__)m
今後ともどうぞよろしくお願いいたします♪

有馬記念回顧    担【けん♂】

年末の大一番、有馬記念が行われました。

1.6倍とダントツの人気を背負ったオルフェーヴルはこれが最後のレース。
凱旋門賞での騎乗が叶わなかった池添騎手を再び背に、どういう締め括りを
見せるのか・・・。

予想は→ココ

結果は・・・

1着◎オルフェーヴル   2.32.3  上がり36.0
2着 ウインバリアシオン   8馬身\(◎o◎)/!
3着▲ゴールドシップ

6着×カレンミロティック
15〇ダノンバラード

※全着順は→ココ

好スタートを切ったラブリーデイを制してルルーシュが先頭へ。
内からジワッとカレンミロティック、ダノンバラードが続き、
その後ろにナカヤマナイトも早めの競馬。

少し離れてデスペラード、アドマイヤラクティ、トーセンジョーダン、
内にウインバリアシオン。

中段にタマモベストプレイ、トゥザグローリー、外にゴールドシップ。
それを見ながらオルフェーヴル。

ヴェルデグリーン、ラブイズブーシェが後方に控え、離れた最後方に
テイエムイナズマという態勢。

6.9-11.1-12.3-11.6-12.4-12.8-12.4-12.0-11.8-12.3-12.6-11.8-12.3
前半1000m 60.7
中間500m  30.8
後半1000m 60.8

有馬記念ラップ比較:後半1800m】
有馬ペース

昨年及び、01年からの平均と比較してみました。

上り坂で大きく緩んで13秒台(11年は14秒台!)のラップが
出ることもあるレースですが、今年はそこまで緩めず、
最も緩んだところで12.8。

下り坂に入ってグーッと早目に加速を開始しているのが特徴になっています。

この時点でもまだ先は長いわけで、通常少し脚をためつつ下るのが
例年のパターンですが、中山で逃げることに不慣れな福永騎手が
引っ張ったことが影響している感じです。

それにしても消耗し過ぎな気もしますが・・・3コーナーですでに
脚が上がって急激にペースダウン

隊列がグッと縮まって密集状態になってしまいました。
先頭を走っていたルルーシュは馬群に沈んでしまい、替わって
カレンミロティックが先頭へ。

4コーナー手前ですでに外を上がって仕掛けて行ったオルフェーヴル
なんと直線入り口で先頭に立ち、さらに後続を離す一方で
あっという間に独走態勢!

2馬身、3馬身、5馬身・・・外を回してウインバリアシオン、
ゴールドシップも進出しましたが、脚色の違いは明白。

まさしく異次元の強さでオルフェーヴルが圧勝!引退レースに花を添えました。

2着には同期のライバル、ウインバリアシオンが入り、
復活を期したゴールドシップも3着と健闘。
バトンタッチ、というには厳し過ぎる先輩の洗礼を受けた感じかもしれません。

レース後のコメント
1着 オルフェーヴル 池添謙一騎手
レース後、引き上げてきて手を上げたのはファンにオルフェーヴルが1番なんだと
アピールしたくてやりました。池添コールよりもオルフェコールをお願いします。
スタートして、他の馬や位置取りは考えず、オルフェーヴルと呼吸を合わせて、
リズムよく走らせることに専念しました。少し行きたがりましたが、
ゴールドシップの後ろで我慢してくれと思いながらレースを進めました。
少し動くのが早いかなとは思いましたが、手応えは十分で、後ろからは差されないと思って
4コーナーを回りました。東日本大震災の年に3冠馬になったオルフェーヴルは
多くの人に元気を与えたと思います。これまでの名馬と同じく、
オルフェーヴルのことを語り継いで欲しいと思います。オルフェーヴル、お疲れ様でした。
オルフェーヴルは世界一強い馬だと思っています


2着 ウインバリアシオン 岩田康誠騎手
少し前に出して行った分、多少は力んでいましたが、すぐに折り合ってくれました。
相手が悪かったですが、よく走ってくれました。この馬自身も能力があるということが
わかりました


松永昌博調教師のコメント
完全に復調しています。よく立ち直ってくれました。このあとは春の天皇賞を
目指すことになると思います。来年に向けてがんばっていきます


3着 ゴールドシップ R.ムーア騎手
すごくよく走っていますが、勝った馬が強すぎました。それに今日の馬場は
合っていなかったようです。次は走ってくると思います


4着 ラブイズブーシェ 武豊騎手
このメンバーでこれだけ走れましたし、来年は重賞へ手が届くと思います

5着 タマモベストプレイ 和田竜二騎手
流れに乗れて手応えもあり、『おっ』と思ったのですが......。体が絞れて具合もよく、
このメンバーでも走ってくれましたし、来年も楽しみです


6着 カレンミロティック 戸崎圭太騎手
3~4コーナーの馬場が荒れていた分、脚をとられてしまいました

7着 デスペラード 横山典弘騎手
直線で前が開いていればと思うところもありましたが、それも競馬です。
馬はがんばってくれました


8着 トゥザグローリー C.ルメール騎手
道中はスムーズでしたが、追い出すときに前の馬が早めに下がってきて、
スペースがなくなりました


9着 テイエムイナズマ M.デムーロ騎手
スタートで遅れてしまい、後ろからの競馬になりました。折り合いが難しいと
聞いていましたが、スムーズに運べました。このメンバーでよくがんばってくれました


10着 ヴェルデグリーン 田辺裕信騎手
走りますね、勝ち馬は。ポジション的にも勝ち馬をマークできて、出方を見ていました。
しかし、勝ち馬とは手応えの差だと思います。距離はもちそうですが、
この相手でやっていくにはさらにパワーアップしてもらいたいです。状態はよかったです。
また来年、いい競馬をしてもらいたいです


11着 アドマイヤラクティ C.ウィリアムズ騎手
それぞれのコーナーの馬場が悪く、脚をとられていました。徐々に3番手あたりに
つけていくつもりが、その影響でついていけなくなりました。さらに4コーナーで狭くなり、
下がってしまいました。最後はもう1回伸びているだけに、スムーズなら5、6着は
あったかもしれません。直線だけで脚を使っても無理でした


12着 ラブリーデイ 蛯名正義騎手
のめっていました。3~4コーナーでドンという感じで躓いて、バランスが
とれなくなってしまいました。しかし、これからの馬ですから、
これがいい経験になればいいと思います


13着 ナカヤマナイト 柴田善臣騎手
具合もよかったですし、道中も折り合いがつきましたが、距離が長かったです

14着 トーセンジョーダン 内田博幸騎手
中団から徐々に出していくレースをしましたが、時計のかかる重い馬場が
向かなかったのかもしれません


16着 ルルーシュ 福永祐一騎手
2番手から他馬に交わされて走りがバラバラになってしまい、無理をしませんでした。
距離も長いかもしれません


結果的には完全に前崩れのレース。
ハイペース・・・ではなかったと思いますが、下り坂でのペースアップが
思いのほか消耗に繋がってしまった感じです。

ペースを作ったのが川田騎手や戸崎騎手だったらどうだったのか・・・
なんてのは考えても仕方のないところ、これも競馬だと思います。

引退レースの花道を飾るどころか、まさに独壇場・・・
何年かあとに今年の有馬記念を振り返ってもオルフェーヴルのことしか
思い出せない
かもしれません(爆)
それくらい強烈に印象に残る勝ちっぷり。
うーん、引退が勿体ない気がしてきますね。

正直、この有馬記念で勝とうが負けようがオルフェーヴルの種牡馬としての
価値は変わらない、と思っていましたが、最後に来てのこのパフォーマンスは
生産界にも改めて大きなインパクトを与えたのではないでしょうか。

一体どんな産駒を送り出してくれるのか、2年後が本当に楽しみです♪

草の根活動の怖さ   担【けん♂】

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高校の同級生がFacebookにアップしていた写真が
あまりにも衝撃的だったので取り上げさせて頂きました。

・・・こうやって自虐史観が形成されていくわけですね(>_<)

学校の中という閉鎖社会の中で、こうして密かに(平然として)
反日活動が行われているということが本当に怖いです。

韓国併合で日本が韓国に何をもたらしたのか、当時の国際情勢、
そして植民地政策自体がどういう位置づけだったのか、
時代背景と史実と照らし合わせた指導というのは
小学生には難しいかもしれませんが、それでも・・・これは酷い。

韓国の政治家が「日中韓で合同の教科書を」
などという寝言をほざいていましたが
(賛成した日本の政治家がいたことが衝撃的!)
実際の教育現場ではすでに合同教科書に近い教育が
行われているのであれば可能かもしれませんね(自虐)

日本では歴史は「学問」
中韓では歴史は「政治」

事実を事実として認めず感情と事情を盾に主張を繰り返す
中韓には辟易していますが、日本でも教育は「政治」
だったようです。
それも日本の政治じゃなくて・・・(涙)


※有馬記念直前、競馬に集中したいときに水を差すような記事で
 申し訳ないです(T_T)

有馬記念最終予想  担【けん♂】

有馬記念(中山2500m)についてまとめていきたいと思います。
ジェンティルドンナ、キズナの登録はなく、エイシンフラッシュも残念ながら回避。

年末の大一番としては少し寂しい感はあるものの、オルフェーヴルの引退レースに
ライバルのウインバリアシオンが復活参戦、後輩?ゴールドシップも念願の初対戦
・・・虎視眈々と隙を狙う実力馬も多く、なかなか面白い一戦になったと思います。

実力実績では抜けているオルフェーヴルですが、海外遠征から帰国初戦、
さらに引退レースという辺りが調整にどう影響してくるのか、
蓋を開けてみないとわからないわけで、信用するのかしないのか・・・

ゴールドシップも前走の大敗によって乗り替わり。
適性も高く、実力も申し分ない馬ですが、こちらも復活を
信用するのかしないのか・・・

馬券を買う側としては疑心暗鬼に囚われつつ、という悩ましいレースになりそうです。

これまでの考察
展開分析→ココ
年齢別実績→ココ
体重別実績→ココ
穴馬の条件について→ココ
各馬分析1→ココ
各馬分析2→ココ
過去の勝ち馬の馬体→ココ
中間雑感→ココ
馬体について1→ココ
馬体について2→ココ
血統傾向分析→ココ
前哨戦評価→ココ
枠順別実績+α→ココ
斤量負担分析→ココ
展開想定→ココ

逃げ馬不在のレースですが、ひとまず最内枠に入ったダノンバラードが
先手を取ると想定。
この設定への適性には期待出来る馬で、川田騎手は宝塚記念の再現を
狙ってくると考えています。

基本的には前優勢。
コーナーで立ち遅れるタイプや、あまり後ろからになる馬は厳しく、
機動力を活かして前に寄せて長く脚を使える差し馬を狙いたいところ。

今回の予想
◎オルフェーヴル
〇ダノンバラード
▲ゴールドシップ
×カレンミロティック

馬体を見る限り、オルフェーヴルの出来は十分・・・というか
遠征前よりも充実度アップ。精神的な問題が出なければ
再び異次元の強さを見せることが出来そうです。
色んな意味で競馬界を盛り上げてくれた馬、是非引退の花道を
勝利で飾って貰いたいと思います。

ダノンバラードも休養を挟んで馬体がかつてないムキムキ状態に変化(爆)
目標をここに絞って調整出来たと思われます。
宝塚記念では好位からのゴールドシップにはかわされたものの、
ジェンティルドンナ、フェノーメノの追撃を凌ぎ切っているわけで
すんなりと先手を取って内ラチ沿いをスピードを落とさずに
コーナーリング出来ればチャンスは十分かと。
川田騎手には勝ちに行く競馬を期待したいですね。

ゴールドシップの前走は負け過ぎにしても、元々目標はここ。
今回はムーア騎手に乗り替わり、極端に強引なレース運びは
してこないと思われます。
オルフェーヴルより前でレースを運んで先に抜けるレースが出来れば
復活勝利の可能性もありそうです。

3頭に絞っても良かったのですが、万が一差してくる馬が
揃って不発だった場合に位置取り優位なカレンミロティック
出番があるかも。
この血統にしては脚が短い印象で(爆)小回りへの対応力もありそう。
馬格不足が不安材料になりますが、上手く流れに乗れたら・・・


・・・とりあえず、信じてみました(笑)
今年の締め括りに相応しい熱いレースを期待したいと思います(^^)/

有馬記念(展開想定)   担【けん♂】

有馬記念(中山2500m)の枠順を見ながら展開について考えてみたいと思います。

確たる逃げ馬は不在。
スタート直後はどの馬も周りを伺いながらソロッと行く形になりそうです。

5頭出しの池江厩舎からすれば、あまり極端なスローはオルフェーヴルの
折り合いを考えると微妙なので、行ける馬が引っ張る形を想定している
・・・かもしれません。
実際には11年の有馬記念は超スローの急流勝負で勝っているので
問題はないと思いますが(爆)ひとまず、1枠1番に入った
ダノンバラードがハナ候補の1番手。

宝塚記念では大逃げのシルポートから離れて2番手でレースを引っ張ったわけで
実質、逃げたのと同じ内容。
今回はシルポートがいないだけ、だと思えば逆に逃げる競馬が
功を奏する可能性がありそうです。

川田騎手はペースが読みにくい騎手ですが(爆)キャプテントゥーレで
皐月賞を逃げ切ったときのように後半にペースアップする展開を
作れたら大仕事のチャンスがあるかもしれません。

2番手にカレンミロティック、この馬も場合によってはハナ候補。

挟まれたヴェルデグリーンは前でも競馬が出来る馬ですが
オールカマーのイメージで乗るなら下げて後方から。

ウインバリアシオンも下げてオルフェーヴルを見れる位置へ。
松永調教師は内を抜ける競馬を示唆していましたが、この馬の特性を活かすなら
外を回してこそ、だと思います。岩田騎手のコース取りにも注目。

デスペラードは前走では好位から強い競馬。
距離短縮でいつもどおり下げる可能性もありますが、横山典騎手が
一発を狙うのなら好位に取り付く形になりそう。

オルフェーヴルは出たなりに中段くらい。
外に出して機動力を活かすスタイルなので下げ過ぎなければ問題ないと思います。

タマモベストプレイは好位の一角へ。

ラブリーデイは前につけて3番手くらい。

ルルーシュも好位につけて行く形。

アドマイヤラクティは中段から。

ラブイズブーシェは武豊騎手、出たなりの位置になりそうですが
前走の内容からすれば一旦下げて中段後方。

エイシンフラッシュの回避で繰り上がったテイエムイナズマは
鞍上もスライドしてデムーロ騎手。
前走は好位につけて失速しているだけに、気楽に後方からでしょうか。

トゥザグローリーはルメール騎手。
中山を得意にしている騎手だけにどういう乗り方をしてくるか注目です。
昨年はオーシャンブルーで後方から突っ込んで2着、
今年もこの枠からなら同様の競馬か、それとも前に寄せるか・・・

ゴールドシップは通常ならば最後方近くからになりそうですが、
ムーア騎手に乗り替わった今回はスタートを決めて寄せて行く形になりそう。
宝塚記念をイメージするなら好位の後ろくらいまで・・・

ナカヤマナイトは無理せず中段後方の外へ。

トーセンジョーダンは・・・難しい枠に入りました。
逃げてもいい馬ですが、大外16番からでは・・・微妙。
ひとまず押して出て中段前へ。

スタート直後のおおよその位置取り
有馬位置取り

2500mという距離だけにどの馬もスタミナは温存しておきたいところ。
隊列が決まればペースは落ち着き、道中は淡々と進む形。

後半にペースアップする展開になれば基本的には前優勢。
捲り上げる機動力がある差し馬がどこで仕掛けて上がって行くか・・・。

ためてキレるタイプは×、なし崩しに長く脚を維持出来る器用な馬
狙いたいと思います。

有馬記念(斤量負担分析)   担【けん♂】

有馬記念(中山2500m)出走馬の斤量負担について
見ておきたいと思います。

実質斤量負担
有馬斤量負担

基本的に馬格がある馬が集まりやすい傾向にあるレース。
今回も出走馬の平均馬体重(前走ベース)は489kg
通常の重賞よりも重めな感じになっています。

馬体重では480~500kgのゾーンが好走域。
中でも実質斤量負担で11.5%を切るタイプが勝ち馬として
期待出来る、という傾向。

500kgオーバーの馬も好走がありますが、勝ち切ると
なるとGⅠの勝利経験が条件になっている感じ。
今回のメンバーでは・・・ゴールドシップ以外は
ヒモ候補までに止めておいた方が良さそうです。

480kgを切ってしまうと特殊な馬じゃないと厳しい状況。
460kgまではヒモ候補として考えて良さそうですが、
それ以下は余程特殊な条件(超高実績、血統)がないとアウト。
カレンミロティックはマイナス体重だと危険ゾーン突入。
460kgを切っているラブイズブーシェは実績不足の上に
実質的に最も厳しい斤量では・・・。

★斤量面から見た勝ち馬候補
・ゴールドシップ
・ナカヤマナイト
・ラブリーデイ
・ルルーシュ
・オルフェーヴル(血統、実績面で例外扱い)

ルルーシュは適性的に期待薄、ラブリーデイは血統、実績敵に不足。
となると・・・うーん、やはりステイゴールド産駒優勢・・・?

有馬記念(枠順別実績+α)   担【けん♂】

有馬記念(中山2500m)についてもう少し見ておきたいと思います。

枠順別実績
有馬枠順

ここ2年は外目の枠の馬が勝っていますが、それ以前には1枠の馬が3勝。
連対圏、複勝圏を見ても明らかに内枠優勢という結果になっています。

便宜上、1~4枠で内枠計、5~8枠で外枠計として集計していますが、
好走は1~5枠に偏っているわけで、6~8枠はかなり不利という数字。

8枠から勝ったダイワスカーレット、シンボリクリスエス、
6枠からのオルフェーヴル、7枠からのゴールドシップは全て1番人気
背負っていたわけで、相当な実力馬じゃないと外枠から勝ち切るのは難しい
と考えて良さそうです。

今年は・・・ゴールドシップが7枠14番。
オルフェーヴルがいるので1番人気になることは考えにくく、
過去の傾向的には厳しい枠に入ったと思われます。

ただし、人気を加味した好走度を見てみると・・・

1枠 2.7
2枠 3.8
3枠 3.4
4枠 3.1
5枠 3.5
6枠 5.5
7枠 1.5
8枠 4.0

※数字が大きいほど人気以上に好走しやすい

7枠は人気通りにしか走らない、という数字になっていますが
6枠、8枠はデータ的には「穴枠

10年3着のトゥザグローリー(6枠、14番人気)
08年2着のアドマイヤモナーク(8枠、14番人気)

この2頭が大幅に数字を押し上げており、実力上位馬かドサ穴か、
という2極化をしています(爆)

まぁ・・・内枠からも穴馬は出ているので外枠にこだわる必要はありませんが
穴馬の特徴としては・・・

・外人騎手
・先行脚質


といった点もあるようです。
冬場の中山で好走した経験のある荒れ馬場に強い馬、ということに加えて
意識しておきたいと思います。

おまけ

有馬記念は異常なまでに社台系の馬が強いレースとなっています。
過去の上位馬の生産牧場を見てみると

有馬記念上位馬の生産牧場
有馬生産

04年以前は外国産馬の好走が目立ちますが、社台系の馬も
出走頭数が少ない中で上位に食い込む健闘を見せています。

05年以降は・・・マツリダゴッホ、そして昨年のゴールドシップを
除いて全て社台系の馬が独占、という極端な偏り。
もちろん、社台系の馬の出走頭数自体が増えてきている影響も
あるかと思いますが、ここまで偏ると意識しておいた方がいいかもしれません。

今年の社台系生産馬は

・カレンミロティック
・ウインバリアシオン
・オルフェーヴル
・ラブリーデイ
・ルルーシュ
・アドマイヤラクティ
・トゥザグローリー
・トーセンジョーダン

この8頭。ここ3年よりも頭数は減っていますが、半数を占めており
過去の傾向的には複勝圏を独占・・・という自体もあり得るかも。

まぁこの条件はあくまで過去の結果であり、今年に繋がる確固たる
理由はないので変に意識し過ぎるのも危険かもしれませんね(^^;

有馬記念(前哨戦評価)  担【けん♂】

有馬記念(中山2500m)出走馬のこれまでのレース内容について
改めて観てみたいと思います。

【AJCC】

ネコパンチが大逃げを打ち、縦長の展開。
離れた2番手集団の好位の内にダノンバラード、その後ろにルルーシュ、
中段後方にアドマイヤラクティ。
外から被せるように直線に入ったダノンバラードはクビが高い
走りながら、器用なコーナーリングで一気に先頭へ。
すぐ後ろにつけていたアドマイヤラクティは直線入り口で
引き離されてしまい、改めて追い込んで3着まで。
ダノンバラードは脚使いが柔らかく、スピードの維持に長けた感じ。
アドマイヤラクティは逆に固い走りで前を向いて態勢が
整ってから加速を開始している違いが印象的。
内内を回ったルルーシュはコーナーで遅れて前が詰まって万事休す。
広いコースでこそ、という感じ。

【金鯱賞】

メイショウナルトが引っ張り、離れてカレンミロティックが追走し、
続いてラブリーデイ。
直線に入って急坂で少しヨレる感じもありながら前をかわして
カレンミロティックが先頭に立ってそのまま押し切り勝ち。
早目先頭から鈍らない末脚はかなり強力。
引き離されたラブリーデイは力負け。
遅れて追いかけたトゥザグローリーは坂を苦にしない
力強い走りながら以前の捲り上げていく迫力はなし・・・。
ウインバリアシオンは遅れて伸びて3着まで。
休養明け+30kgでこれだけ出来れば十分ですが
脚質的に小回り向きではさらに遅れて強引な競馬になりそう。

【宝塚記念】

大逃げのシルポートに続き、単独2番手にダノンバラード。
その後ろに並んでジェンティルドンナ、ゴールドシップ。
先頭に立って粘るダノンバラードですが、追ってきた
ゴールドシップの方が力強さ、脚力ともに何枚か上手。
あっさり突き抜けてゴールドシップが完勝。
この競馬が出来れば今回も・・・。
ダノンバラードもジェンティルドンナ、フェノーメノの追撃を
凌ぎ切っている点は大いに評価して良さそうです。

【中山記念】

ここでも大逃げのシルポート(笑)
3番手を追走したダノンバラードは直線に入ってからの伸びがなく、
内のダイワファルコン、外のナカヤマナイトに引き離されて
馬群に沈んでしまいました。急加速が利かない感じで
終始同じリズム・・・。末脚勝負では分が悪いことを露呈。
ナカヤマナイトは良く前に脚が伸びており、回転の速い脚で
一気に伸びて完勝。勝負どころで一歩遅れる感はありますが
急坂を苦にしない伸び脚は秀逸。

【大阪杯】

スローペースから後半に急流に。
好位から進出したエイシンフラッシュに被せて行ったオルフェーヴルは
体を大きく使いつつも回転が速い脚・・・脚力の違いを見せつけるように
エイシンフラッシュを競り落として着差以上の完勝。
エイシンフラッシュは内回りコースならばこれしかない、
という内容でしたが、最後は追い込んだショウナンマイティに
かわされて3着まで。残念ながら回避になってしまいましたが
デムーロ騎手がどういう乗り方をするつもりだったのか
観てみたかったですね。

有馬記念(血統傾向分析)  担【けん♂】

有馬記念(中山2500m)について考えてみたいと思います。

産駒の賞金上位5頭(短距離、ダートを除く)の競馬場別の
重賞勝ち数
をグラフに取って血統的な適性傾向について調べてみました。

★ステイゴールド
ステイゴールド
中山、阪神内に大きく偏った成績。
東京でも好走があるものの、やはり基本的に内回り、
小回り巧者であることがはっきり出ています。
賞金上位馬は同じようなレースで結果を出しており、
有馬記念も得意レースの一つ。

★ディープインパクト
ディープインパクト
東京、京都外に特化した成績。
血統的には明らかに直線が長い競馬場向きであることを
示しています。
ただし・・・グラフ内の中山1勝、阪神内1勝は
どちらもダノンバラードの成績。
ディープインパクト産駒の中でも特殊な馬なので
個性を優先するなら適性には期待出来そうです。

★ハーツクライ
ハーツクライ
東京に似た構造になった中京の1勝を含めて
直線が長いコース向きであることを完全に示しています。
阪神内の1勝はオルフェーヴルが逸走した隙に
ギュスターヴクライが勝ったもの。
中山適性はかなり微妙。

★ゼンノロブロイ
ゼンノロブロイ
東京を筆頭に直線が長い外回りコースの成績が優秀。
重賞勝ち数が少な目でGⅠでは結果が出せていない点にも注意。
中山での1勝はコスモネモシンのフェアリーS、
血統的な中山適性はかなり低そうです。

★ネオユニヴァース
ネオユニヴァース
極端に中山に偏った成績。
東京での2勝は不良馬場のダービーのロジユニヴァース、
イタリアンレッドの府中牝馬S。
基本的には中山を中心に内回り、小回りでこそという
血統だと思われます。
長距離も微妙な傾向が出ていますが、デスペラードは
スタミナには問題ないので適性は高そう。

★キングカメハメハ
キングカメハメハ
牝馬の活躍もあって阪神外の成績が優秀。
中山での2勝はローズキングダムの朝日杯FS、
ルーラーシップのAJCC。
明らかに東京及び外回りコースに成績が偏っており、
中山では能力の高い産駒が強引に結果を出したに過ぎない、
という印象。有馬記念で上昇する血統ではなさそう。

★ジャングルポケット
ジャングルポケット
ローカルでの強さが光る傾向。
メインコースでは京都外コースの成績が優秀で
平坦向きであることを示しています。
直線が長い競馬場も合うようで、中山は適性的には真逆の方向かも。

まとめ
こうしてみると・・・オルフェーヴル、ゴールドシップは
適性的にも疑いなし、という感じ。ナカヤマナイトも血統的に
期待出来そうです。
中山・・・ということを考えるとネオユニヴァース産駒の
デスペラードにも期待感あり。過去にはヴィクトワールピサが
このレースを制しており、血統の後押しはありそうです。

ハーツクライ産駒はどうやら直線が長いコースでこそ、という感じ。
昨年ここで好走したオーシャンブルーはステイゴールド産駒だったことが
大きな要因で金鯱賞自体は有馬記念に繋がるレースではない
かもしれません。カレンミロティックがどこまでやれるかは
今後の傾向を見る上で注目したいところです。
飛びが大きいウインバリアシオンも走法からしてやはり
この条件で上昇するとは考えにくいかと。

昨年はルルーシュに◎を打ってみましたが・・・血統傾向を考えると凡
走も当然だった感じ。脚質、馬体の出来からは期待したくなってしまいますが
・・・不器用な血統なのかもしれませんね(^^;

ディープインパクト産駒の出世馬は基本的に長い直線で
キレ味を活かすタイプが多いわけですが、ダノンバラードは
少々毛色が違うタイプ。母系の影響なのか、とりあえず
小回りでこそ、という馬だと思われます。
この辺りは産駒の個性を優先で良さそうです。

キングカメハメハ産駒は瞬発力を活かすタイプが多い印象。、
急加速が利く分、前が詰まれば中山でも一発がありそうですが
本質的には中山向きではなさそうです。
中山をこなしている馬は適性を能力でカバーしてしまった例だとすると
トゥザグローリーは現状の能力でどこまで・・・?
近い父系のエイシンフラッシュはここで好走した経験がありますが、
超急流の瞬発力勝負になった特殊な年だったわけで
やはりここが合うタイプではない印象。

トーセンジョーダンは能力で中山をこなしてしまう典型例。
血統としてはジャングルポケット産駒は平坦コース向きで
ここで上昇を期待出来る感じではありません。
出来は十分だとしても・・・

有馬記念(馬体について2)  担【けん♂】

有馬記念(中山2500m)出走予定馬の馬体について、第2弾です。

【ダノンバラード】
(オールカマー)
ダノンバラード13オールカマー
(天皇賞秋)
ダノンバラード13天皇賞秋
(有馬記念)
ダノンバラード13有馬
休養を挟んで大幅にボリュームアップ。
同じ馬か?!と思うほど充実度が増しています。
むしろ重い可能性が心配ですが、これまでにない
パワフルな仕上がりでどんな走りをするのか要注目。

【ルルーシュ】
(アルゼンチン共和国杯)
ルルーシュ13AR
(JC)
ルルーシュ13JC
(有馬記念)
ルルーシュ13有馬
良化して見えたJCでは前で残れず脱落。
今回も引き続き良い出来をキープしているので
力は十分に出せそうですが、あの出来で
脚が残らないとなると・・・。
体型的には中山をこなせてもおかしくないと
思いますので出来の良さでなんとか・・・。

【デスペラード】
(阪神大賞典)
デスペラード13阪神大賞典
(天皇賞春)
デスペラード13天皇賞春
(有馬記念)
デスペラード13有馬
間隔が詰まっていることもあって、
疲れを取り切れていない感じ。下半身の筋肉が
落ちてクビが上がってしまったシルエットに
なっています。バランスは崩れておらず
前走で勝っているだけに状態自体は良く、
今回も大幅な劣化にはならないと思いますが
相手強化の大舞台では・・・

【エイシンフラッシュ】
(天皇賞秋)
エイシンフラッシュ13天皇賞秋
(JC)
エイシンフラッシュ13JC
(有馬記念)
エイシンフラッシュ13有馬
引き続き出来は高いレベルで安定。
太いクビ差しは力強く、上半身の力感も十分。
下半身の充実度も高く、後肢もしっかりと
引き付けられて立ち姿のバランスも取れています。
出来は前走以上、ラストランとなりますが
仕上げに抜かりはなし、という風情。→残念ながら回避

【トゥザグローリー】
(12有馬記念)
トゥザグローリー12有馬
(天皇賞秋)
トゥザグローリー13天皇賞秋
(有馬記念)
トゥザグローリー13有馬
太いクビ差しを上半身でしっかりと支えており
無理のない立ち姿になっている点は好感。
下半身にもう少し肉付きが欲しい気がしますが
好調期(11年頃)のシルエットに近くなっている印象です。
腹回りも絞り込まれ、体調にも問題なさそう。
表情も穏やかで、能力を出し切れるなら・・・

【トーセンジョーダン】
(天皇賞秋)
トーセンジョーダン13天皇賞秋
(JC)
トーセンジョーダン13JC
(有馬記念)
トーセンジョーダン13有馬
基本的に使い減りする血統ですが、この秋冬は
使って徐々に良化傾向。前後の筋肉はさらに
充実度を増しており、クビ差しへのラインも
力感アップ。引き続き能力を出せる出来を維持。

※写真は全て競馬ブックPHOTOパドックより