けいけん豊富な毎日

POG馬出走!(春に向けて!)  担【けん♂】

わくわくドキドキPOG
先週は2頭が出走。
新馬戦に臨んだコイウタの仔、ミッキーラブソングは出負けして後方からになり、
最後は最速の上がりで外を追い込んだものの、6着に敗れてしまいました。
末脚があることを示してくれただけでもまずは収穫あり。
次走はスムーズに競馬が出来ればチャンスがあると思います(^^)g

ダイワスカーレットの仔、ダイワレジェンドは京都に輸送し、
白菊賞に参戦。春を見据えて輸送を経験させておくというのは
良かったと思います。
中段を追走し、ジワジワ伸びて・・・3着。
2戦目で見せたように、積極的に前に絡んで行くような競馬の方が
合うイメージなので、ちょっと残念な敗戦だった気がします。
まだ手探りな感じではありますが、まずはこの馬の形を
作るところから。巻き返しに期待したいと思います。

今週は1頭が出走。

・葉牡丹賞(中山2000m)  ディアデルレイ  田辺

超絶スローペースとなった新馬戦を2番手から競り落として
新馬勝ちしたディアデルレイ
まだ全姉に比べると緩い感じで、ビシッとキレる脚が見れなかったのは
残念でしたが、それでも一応最速の上がりを記録。
しっかりと勝ち切れたことは評価したいところです。

今回は距離を伸ばして葉牡丹賞に挑戦。
皐月賞と同じ設定のレースだけに、ここでどんなレースが出来るかは
春に直結する、と考えても良さそう。

大柄な馬だけに一度使ったことでの良化にも大いに期待したいですね。


例年に比べると段違いに頑張ってくれた今年のけん♂厩舎のPOG馬。
少し勢いは陰り加減ですが(笑)それでも春に向けて楽しみな材料が
揃ってきており、今年は違うところを見せてくれそうです。

ひとまず現在入厩しているのはディアデルレイの他は
トーセンデューク、ヒーラブズミーの2頭だけ。

トーセンデュークはまだ調整途上という感じでおそらくデビューは
年明けになる模様。
2戦目に末脚があるところを見せてくれたヒーラブズミーは
休養を挟んで今度こそ!という感じです。
まだ春には時間があるので、まずは勝ち上がりに期待したいですね。

その他の馬の調整が遅れている、というか行方不明というか(爆)
不安な点もありますが、まずは無事に出走にこぎつけて
貰いたいものです。みんな頑張れ~!

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JCD最終予想   担【けん♂】

JCD(阪神D1800m)についてまとめていきたいと思います。

今年が最後の開催となるJCD。
今年は久々に外国馬の参戦がありましたが、たしかにこれまでの
状況を見ればJCDというよりはJOD(ジャパンオンリーダート:爆)
あえて国際競走、と銘打つほどのモノにはなっていない気がします。
(JCも同じ轍を踏まないことを祈ります)

来年から国内最強ダート馬決定戦、とするならば・・・フェブラリーSと
近い時期に開催する意味はないので、いっそ秋口か夏前に移設するとか
そういう工夫もあっていいように思いますが、その辺りはまだ
今後変わっていくかもしれませんね。

競馬ファンの注目を集め、生産者や馬主の目標となるような
メニューを作るのはJRAの役割。
是非、みんなで盛り上がれるようなレースを作っていって貰いたいものです。

これまでの考察
展開分析→ココ
外国馬分析→ココ
格について→ココ
体重別実績→ココ
年齢別実績→ココ
各馬分析1→ココ
各馬分析2→ココ
過去の上位馬の馬体→ココ
中間整理→ココ
馬体について1→ココ
馬体について2→ココ
エスポワールシチーについて→ココ
前哨戦評価1→ココ
前哨戦評価2→ココ
展開想定→ココ
斤量負担分析→ココ

絶対王者不在とはいえ、最後を飾るに相応しいメンバーが揃った今年のJCD。
出走馬の実績的には過去最高レベルのレースになったと思われます。

注目は・・・これで引退となるエスポワールシチーがどういう
ペースで逃げることになるのか?でしょうか。
ひとまず、09年に勝ったレースのイメージを頭に置いて
スローからの後半勝負を想定していますが・・・

今回の予想
◎ホッコータルマエ
〇エスポワールシチー

×インカンテーション
×ベルシャザール
×グレープブランデー

過去のレース映像を観た限りでは、2頭の力が抜けており、
余程妙な展開にならない限りは一騎打ちになる公算が高そうかと。

ホッコータルマエは馬体の成長とともに末脚が強化され
非常に安定したレース運びが出来るようになってきています。
昨年までの12レース中では最速の上がりを使ったのは一度だけでしたが、
年明けからの8レースでは最速の上がりが5回、2番目の上がりが2回、
という変化を見れば馬の質が変わったのは一目瞭然。
安定して前につけられて脚が伸ばせる、というのは隙がない最強スタイル
だと思います。コーナーリングにも問題はなく、今回はしっかりと
前に離されない位置取りでレースが出来そうです。

エスポワールシチーは8歳馬とは思えない内容でこの秋も連続好走。
力の衰えはまったく感じられません。
先手を取ってレースを作れる強味を活かしてロングスパートで
後続を引き離す競馬が出来れば今回は復活戴冠のチャンスになりそう。
ラストランを締め括って貰いたいですね。

前2頭に引き離された先行、好位追走馬を中段からの馬が差すイメージ。

機動力があり、伸び脚も優秀。インカンテーションは次代を担う馬として
非常に高い能力を見せています。今回は枠順的に少し位置取りに
不安が出てしまいそうですが、外を回して上がっていくのは
この馬のスタイルだけに自分のレースは出来そうです。

ベルシャザールは馬群を割れる根性と瞬間的な加速力、伸び脚を評価。
こちらは出来れば内狙いでロスのないコーナーワークをルメール騎手に
期待したいですね。
直線だけの競馬になる感じもあるので、どこまでやれるか・・・。

グレープブランデーの近走の内容は頂けませんが(爆)
今回は馬体が良化し、GⅠ馬らしい伸び脚に期待出来そうです。
上手く内から捌いて抜けれたら復活のチャンス。
強力な前2頭にふるい落とされる馬が出てくれば脚質的にも
展開がハマるかもしれません。

頭の中でイメージが固定化されてしまって、身動きが取れない状況(笑)
果たして想像(妄想)は現実になるのか、レースが楽しみです(^^)g

あとはパンツに引火するのかどうかが・・・(爆)

JCD(斤量負担分析)  担【けん♂】

JCD(阪神1800m)についてもう少し見ておきたいと思います。

実質斤量負担
JCD斤量負担

ダートのレースということで、馬格がある馬が多く
過去のJCDでも平均馬体重は

・08年 502kg
・09年 503kg
・10年 505kg
・11年 500kg
・12年 504kg

と500kgオーバーが続いていましたが
今回は16頭中13頭が500kgを超える巨漢揃いとなっています(爆)

平均馬体重はなんと512kg(前走ベース)!

16頭立て(フルゲート)の最も重い平均体重って何キロなんでしょうか?
もしかして新記録かもしれませんね(^^;


過去5年の傾向なので微妙ではありますが、基本的に馬格があるタイプが優勢。
ここ3年は500kgオーバーの馬が連対圏を独占
当時488kgだったホッコータルマエが昨年3着に入りましたが、
10年、11年は3着まで全て500kg以上の馬で占められていました。

・・・まぁデカい馬の出走頭数自体が多いので当然と言えば
当然な気もしますが(爆)

実質斤量負担では12.0%がひとまずの上限。

今回はソリタリーキングが1頭だけ極端に小柄な馬体重になっており、
条件をオーバーしてしまっています。

過去にはメイショウトウコンが460kgで2着に入ったことがあるので
まったく無理ではないと思いますが、メイショウトウコンは
構造的に似ている京都D1800mを極端に得意にしていた馬で
コース適性が大きくモノを言った印象。
ソリタリーキングも東海S(京都1900m)を制しており、
京都コースの成績は悪くないのでなんとか・・・という感じでしょうか。
少なくとも馬群に入ってしまうと厳しいので、外を上手く回る必要は
ありそうです。

JCD(展開想定)  担【けん♂】

JCD(阪神D1800m)の枠順を見ながらざっと展開について
考えてみたいと思います。

内目の枠に入ったエスポワールシチーはこれが引退レース。
思い残すことがないよう、いつもどおり、この馬が得意とする
逃げる形を作りに行くと思われます。

最内のローマンレジェンドは好位の内。

グレープブランデーは下げ過ぎないよう中段の内へ。
馬体の良化具合が大きいので内差しは要警戒。

メーデイアは2、3番手で追走。

クリソライトはスローペースの経験が多いので今回は下げて中段後方。

ホッコータルマエはエスポワールシチーをマークして先行気味に。

ブライトラインは先行集団のすぐ後ろ辺り。

ワンダーアキュートも好位に取り付く形で。

ナイスミーチューは少し下げて中段の外。

パンツオンファイアは最終的には先頭に立ちたい馬ですが
道中は控え気味な感じが多い印象。
米国の競馬は日本よりスタートの加速が速いので
一気に出てしまう可能性もありますが、不慣れな騎手との
コンビということもあり、好位の外まで・・・

ソリタリーキングは少し控えて中段後方外から。

ベルシャザールはある程度前に押して行っておきたいところですが
この枠からだと中段くらいまで・・・

グランドシチーは被せられて後方からになってしまいそう。

ニホンピロアワーズも思い切って押して・・・中段前の外。

インカンテーションはいつもよりは後方になってしまいそう。
中段まで押して行って、あとは機動力を活かして。

テスタマッタはホワイト騎手。
大外に入って無理せず後方から。

【スタート直後のおおよその位置取り】
JCD展開想定

前につけて行きたい馬は多いものの、構造上、内から行った馬が
先手を取りやすく、外の馬はどこで落ち着かせるかが
ポイントになりそうです。
位置取り争いは激化しそうですが、行き切ってしまいたい馬ではないので
割合すんなりと隊列は決まりそう。
ただし、外を上がって位置を上げようとする馬も出てくる
可能性もあり、控えた馬の消耗度は意外に高くなるかもしれません。

後藤騎手が間違えなければ、前半はある程度スローで落ち着き、
後半に加速していく展開。

基本的には前優勢。
中途半端な馬や、脚をためたい馬は振り落とされ、
中段からの差し馬が脚を伸ばして・・・おそらくは届かずに
ヒモまで、という感じを想定しています。

JCD(前哨戦評価2)  担【けん♂】

JCD(阪神D1800m)出走馬の前哨戦について、第2弾です。

【みやこS】


離して逃げた2頭が苦しくなって止まったところをかわして
ブライトラインが早めに先頭に立って直線へ。
中段から外を回して押し上げたインカンテーション、好位から抜けた
ローマンレジェンドが並んで追いかけますが、ブライトラインが止まらず、
そのまま押し切り勝ち。
最後にもう一伸びしたインカンテーションは惜しい内容。
機動力があり、クビが低い走り方で急坂のある阪神なら逆転があったかも。
ローマンレジェンドは夏場に比べれば伸びが出てきた気がしますが
まだクビが使えてない感じで斤量の影響があったにしろ、
並んでの追い比べで見劣ってしまう印象。

【武蔵野S】


前が一団となって4コーナーから直線へ。
好位を追走していたベルシャザールは馬群の中に閉じ込められ、
前が壁になっているところから出すところを探り、
少しバラけた隙を突いて馬群を割って進出。
馬格もパワーもある上に精神的にも強い、というのは大きなプラスポイント。
前脚の掻き込みが力強く、急加速が利くのも好感。
前から伸びる上位馬相手にどこまで出来るか楽しみです。

【レパードS】


好位の内を追走していたインカンテーションは他馬の手綱が動いて
仕掛けていく中、鞍上の手が動かず馬なりで追走。
じっくり脚をためたところからスッと外に出しつつ追い出すと
一気に前をかわして先頭へ。
大きく前脚を振り上げて回転の速い脚が使える強味を活かした走りで
加速力の高さは秀逸。この先が楽しみな1頭だと思います。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ローマンレジェンドは復調気配はありそうですが、全体的に固く
遅れて仕掛けて前に届く感じはなさそう。
インカンテーション、ベルシャザールは高い能力を示していますが、
好位差しの脚質だけに前の馬が止まらない場合には
一手遅れてしまう可能性が高そうです。
重賞ではチャンスがあってもGⅠとなると・・・ヒモ候補までという印象。
ハイペースになった場合に出番あり、としておきたいと思います。

JCD(前哨戦評価1)  担【けん♂】

JCD(阪神D1800m)出走馬の前哨戦について、レース映像を
見ながら振り返ってみたいと思います。

【JBCクラシック】


内から先手を取ったホッコータルマエが逃げる展開。
2周目の3コーナー手前でペースがグッと上がり、
後続が引き離されていく中、外を追走したワンダーアキュートが
迫りますが最後のコーナーリングでさらに突き放されてしまい、
万事休す。ホッコータルマエはまさに磐石の内容での完勝。
ちょっと隙が見つからないですね。
ワンダーアキュートは相変わらずの不器用さが出てしまいましたが
それ以上に伸び脚で差をつけられてはどうしようもありませんでした。
内から外に出して迫ったソリタリーキングが最高の騎乗内容で
ワンダーアキュートに迫りましたが、あれで抜けないとなると
力の差を感じてしまいます。
クリソライトはスタートから引っ掛かり、手綱を引いて
抑え込んで消耗。行かせてしまったらどうだったのか、という
ところでしょうか。

【帝王賞】


ワンダーアキュートがレースを引っ張る展開。
内を追走したローマンレジェンドは直線に入ってまるで推進力が
感じられない走りでズルズル後退。
外を被せて進出したホッコータルマエ、その内をニホンピロアワーズが
並んでワンダーアキュートを追いかけ、かわしての一騎打ち。
脚色、手応え、力強さ、全てにおいてホッコータルマエが一枚上手。
横綱相撲で完勝。

【かしわ記念】


エスポワールシチーが先手を取って引っ張り、4コーナーで
ホッコータルマエが外から迫る展開。
内外の差で一旦は差を広げますが、飛びが大きいホッコータルマエの
伸び脚がエスポワールシチーを上回り、並んでかわしてゴールイン。
力尽きたエスポワールシチーにローマンレジェンド、テスタマッタが
並んで追いすがりますが、時すでに遅し。内容的には完敗。

【マイルチャンピオンシップ南部杯】


先手を取ったエスポワールシチーのすぐ後ろの外をホッコータルマエが追走。
4コーナー手前でペースを上げ、スムーズなコーナーリングで
後続を突き放してエスポワールシチーが独走態勢。
奇しくもかしわ記念の再現のような展開になりましたが
ホッコータルマエは少し膨らんで追いかけたことで前に離され、
懸命に追いすがりますが、パサパサの馬場もあって
最後に迫るところまで精一杯。

・・・・・・・・・・・・・・・・・
ホッコータルマエはコーナーリングもそれなりにこなす上に
伸び脚の力強さが秀逸。
多少膨らんでも問題にしない勢いが感じられます。

ワンダーアキュートは不器用さも目立ちますが、それ以前に力負け。
ローマンレジェンドはこんなに伸びない馬だったかな?と
思うほど推進力が感じられず、クビの高さも気になるところ。

エスポワールシチーは小脚が使える分、コーナーで器用に立ち回れ、
加速力もあってやはり強いですね。
ホッコータルマエはとの並んでの脚比べでは少し不足がありますが、
コーナーで上手くリードを保てたらチャンスあり、という感じ。

JCD(エスポワールシチーについて)  担【けん♂】

JCD(阪神D1800m)でおそらくペースを握るのは
このレースで引退となるエスポワールシチー

09年にはこのレースでハナを切って逃げ切っており、
11年は2番手を追走してトランセンドの3着。
しかし、12年はハナを切って行ったものの・・・10着に敗れています。

09年、11年は主戦の佐藤哲騎手が手綱を取りましたが、
12年は佐藤哲騎手が怪我で乗れず、武豊騎手が騎乗。

ひとまず、自らペースを握った09年と12年のラップを比較してみました。

JCD:ラップ比較
JCDラップ

パッと見でわかるとおり、前半をゆったりまとめて後半に
緩めず引っ張った佐藤哲騎手に対し、武豊騎手は前半からぶっ飛ばし気味
行って徐々に失速。4コーナーでの瞬発力勝負になってしまっています。

以前フェブラリーSの考察でも触れましたが、エスポワールシチーの
持ち味はロングスパートが利くこと。
隊列を長く保って、最後に突き放す競馬が出来るのが強味だと考えられます。

逆に隊列を引き付けての瞬発力勝負では分が悪いわけで、
12年の武豊騎手はエスポワールシチーにとっては最悪の騎乗をしてしまった、
という感じでしょうか。
(武豊騎手には武豊騎手なりの持ち味があるので、それがエスポワールシチーと
 合わなかった、ということだと思います)

今回の鞍上は後藤騎手

怪我による長期離脱から復帰し、エスポワールシチーで連勝を飾っています。
後藤騎手は同じく大怪我で長期療養中の佐藤哲騎手に対して
エールを送っていたそうです。

哲三さん、見てくれていましたよね?

エスポワールシチーと昨年の南部杯以来の勝利で連覇を達成する事が出来ました。
ありがとうございました。今僕達が送れる最大級のエールを走りと拳に込め、
哲三さんと同じガッツポーズを作り、先頭でゴールに入りました。

あの場の大歓声と拍手は僕だけでなく、間違いなく哲三さんへも向けられていたものです。
僕はエスポワールに跨ってからずっと「こんな時哲三さんならどうしてた?」と
彼に問いかけながら乗っていました。


エスポワールシチーにどう乗ったらいいのかを佐藤哲騎手に訊き、
レースVTRを何度も見て研究に研究を重ねた結果の勝利・・・。

自身が怪我で騎乗出来ずにいただけに後藤騎手には佐藤哲騎手の気持ちが
痛いほどわかるのだと思います。

残念ながら後藤騎手が騎乗したこの2戦はラップ表記がなく、
佐藤哲騎手との比較は出来ませんが、どうやら実際に刻んだ
ラップは酷似していた模様です。

今回はエスポワールシチーのラストラン。
後藤騎手は佐藤哲騎手の想いを背負ってのレースになります。
(佐藤哲騎手は以前に大怪我を負ったときにも引退を考えたそうですが
 エスポワールシチーに乗るために、と復帰を決意したそうです)

後藤騎手の研究が活かされるのであれば・・・今回のラップは
09年に近くなるはず。

前半をスローでまとめての後半勝負
ロングスパート気味に引っ張って隊列を長く保ち、前有利な展開を
作ってくると考えられます。

今回は距離延長ということで、陣営からも前半をいかに抑えるかが
ポイントになる
、というコメントが出ているようなので
その辺りもエスポワールシチーにとってはプラス材料になりそう。
後藤騎手の手綱捌きには要注目ですね。

JCD(馬体について2)  担【けん♂】

JCD(阪神D1800m)出走予定馬の馬体について、第2弾です。

【エスポワールシチー】
(12JCD)
エスポワールシチー12JCD
(フェブラリーS)
エスポワールシチー13FB
(JCD)
エスポワールシチー13JCD
8歳馬ながら今年もタフに活躍。
さすがに力感という面では微妙ですが
枯れた馬体ながら好バランスを維持しており、
崩れたところがないのはさすがです。
ここにきての上昇というわけではありませんが
十分に力は出せそうな仕上がり。

【ブライトライン】
(12NHKマイル)
ブライトライン12NHK
(みやこS)
ブライトライン13みやこS
(JCD)
ブライトライン13JCD
写真では目立ちませんが、走り方は以前から
クビの使い方が微妙で急坂への適性は疑問。
使って柔らかいシルエットになっているのは
好感がもてますし、筋肉も充実。
腹回りも絞り込まれており、出来自体はかなり
良さそうです。

【ローマンレジェンド】
(12JCD)
ローマンレジェンド12JCD
(みやこS)
ローマンレジェンド13みやこS
(JCD)
ローマンレジェンド13JCD
昨年の出来が良さそうに見えただけに比較すると
今年のバランスは僅かながら微妙。
後肢が突っ張り気味でクビも少し上げ加減。
筋肉の充実度や毛ツヤなどには問題がないので
大丈夫だと思いますが、近走のイマイチ感を
払拭する出来ではないかも。

【グレープブランデー】
(フェブラリーS)
グレープブランデー13FEB
(みやこS)
グレープブランデー13みやこS
(JCD)
グレープブランデー13JCD
少し肉付きが薄い感じの馬でしたが、ここにきて
大幅に前後の力感が増強されています。
腹回りも細め感なく絞り込まれており、
腿も引き上げられて下半身の出来も良化。
GⅠを勝ったときよりも良く見えるので
見た目どおり走るなら・・・

【テスタマッタ】
(根岸S)
テスタマッタ13根岸S
(フェブラリーS)
テスタマッタ13FEB
(JCD)
テスタマッタ13JCD
のっぺり気味の馬体でメリハリの面ではいつも
微妙ですが、それでも上半身に厚みが感じられないのは
この馬の出来としても不足感。
腹回りが薄く仕上がっているのは良いと思いますが
前後の筋肉もちょっと落ち気味。
年齢的な面もあると思いますが、若い馬に
対抗できる出来ではないかも。


※写真は全て競馬ブックPHOTOパドックより

JCD(馬体について1)  担【けん♂】

JCD(阪神D1800m)出走予定馬の馬体について見ていきたいと思います。

【ホッコータルマエ】
(12みやこS)
ホッコータルマエ12みやこS
(東海S)
ホッコータルマエ13東海S
(JCD)
ホッコータルマエ13JCD
非常に安定してよい出来をキープ。
昨年よりもクビ差しが少し太く力強くなり、
バランスが良化。レコード駆けの反動も感じられず
腹回りは細め感なく絞り込まれています。
前後の筋肉もハリがあって充実。
大きな上昇はなくとも、高レベルの仕上がりで
能力は十分に出せそうです。

【ベルシャザール】
(11セントライト記念)
ベルシャザール11セントライト記念
(11菊花賞)
ベルシャザール11菊花賞
(JCD)
ベルシャザール13JCD
芝を使われていた頃から間が空いた写真。
相変わらず松国仕様のガッチリ系の馬体ですね(^^;
太いクビ差しを上半身が支えており、発達した
下半身とのバランスも取れています。
出来自体は良好で力は出せそうですが、
シルエットのイメージはちょっと適性的に
ズレがあるかも。

【ナイスミーチュー】
(12みやこS)
ナイスミーチュー12みやこS
(みやこS)
ナイスミーチュー13みやこS
(JCD)
ナイスミーチュー13JCD
昨年に比べると腿の引き上げが出来ており、
上半身の筋肉も充実。腹回りも引き締まって
きており、状態は上向き。
シルエットにも柔らかさが出て、この馬なりに
かなり良い出来で出走出来そうです。

【グランドシチー】
(みやこS)
グランドシチー13みやこS
(JCD)
グランドシチー13JCD
前脚が湾曲しており、全体的にモッサリした感がある
馬体ですが、前走よりも前後の筋肉が充実し
状態はかなり良さそうです。
クビが低いシルエットで急坂には強そうですが
持続質の競馬よりも瞬発力向きなイメージ。

【ニホンピロアワーズ】
(12みやこS)
ニホンピロアワーズ12みやこS
(12JCD)
ニホンピロアワーズ12JCD
(JCD)
ニホンピロアワーズ13JCD
前脚が酷く湾曲しており、短足気味。
今回は表情も優れず妙に不細工に見えます(爆)
調整に失敗し、激ヤセから一旦緩めて絞り直しを
しているとのことですが、なんとか形には
なってきている感じ。ただし、やはりハリなどは
昨年に比べて落ちており、連覇へのハードルは高そう。

【ワンダーアキュート】
(12JCD)
ワンダーアキュート12JCD
(フェブラリーS)
ワンダーアキュート13FEB
(JCD)
ワンダーアキュート13JCD
洗い立ての撮影が多く、あまり良く見せない馬ですが
相変わらず好バランスを維持。今年は下半身の出来に
関しては昨年以上、上半身の力感も十分。
背中のラインも崩れていません。
7歳馬ということで肌のハリは少し微妙ですが
かなり良い出来でレースに臨めそうです。

※写真は全て競馬ブックPHOTOパドックより

JCD(中間整理)  担【けん♂】

ざっとJCD(阪神D1800m)の出走予定馬について見たところで頭を整理。

昨年の1~3着馬が揃って出走、さらに09年の勝ち馬、フェブラリーSの
勝ち馬2頭が加わり、米国からも火のついたパンツが参戦(笑)

GⅠ馬が8頭(交流GⅠ馬を含む)と半数を占める数字になっており、
最後のJCDを飾るに相応しい華やかなメンバー構成になった印象です。

昨年の勝ち馬ニホンピロアワーズは春の時点まではホッコータルマエに
対して五分以上の力関係を維持していた感じですが、
帝王賞でとうとう逆転されてしまいました。
年齢的にも再逆転は難しそうですが、それでも大きな差があるわけではなく
出来次第で十分勝負になりそうです。

完全に一皮剥けて覚醒した感のあるホッコータルマエは堂々の主役候補。
昨年とは末脚の威力が違うので、さらに上位を狙える馬であることは
間違いないと思われます。

そのホッコータルマエに土をつけたのは8歳のエスポワールシチー
ダートでは高齢馬でも活躍があるとはいえ、近走の成績も抜群・・・
本当に凄い馬だと思います。
自分でレースを作れる強味があるので、後藤騎手の手腕に
注目たいですね。

2年連続で2着と惜しい競馬をしてきたワンダーアキュートも7歳。
この馬も衰え知らずの活躍を見せています。
位置取りだったり、仕掛けのタイミングだったり、
上手くハマっていればいつ勝っても不思議ではない馬なので
今年もチャンスはありそうですが、また微妙に足りないのでしょうか・・・

昨年は断然の1番人気を背負っていたローマンレジェンド
今年は少し低迷気味・・・。
上位馬相手に連敗してしまい、力関係的にも足りない感じに
なってしまいましたが、前走は負けたとはいえ斤量を背負って
踏ん張っており、復調があれば昨年のリベンジが出来るかも。

ホッコータルマエを筆頭にこの4頭が一応力関係的に上位評価出来そう。
ブライトライン、ソリタリーキングは展開や勢いで
上位争いに加わっていきたいところ。
3歳世代ではインカンテーションは末脚が活かせれば面白そうです。

グレープブランデー、テスタマッタは前崩れ待ちという感じになりそうですが、
ちょっと展開的に厳しいかな、と。

あとは・・・パンツ(爆)

横比較が出来ない馬だけに扱いが難しいですね。
日本とはダートの質が違うだけに、実績の評価も微妙。
当てにならない反面、逆に日本の馬場への適性が高い可能性もゼロではなく、
走ってみないとわからないのが怖いところです。

時計的には問題ないですし、脚質も展開に合いそう。
ただ・・・4コーナーで先頭に立つくらいじゃないとやる気を出さない
タイプっぽいので、火がつかないうちに終わってしまうかもしれません(笑)
1着か惨敗か・・・そんな感じでしょうか。

最後の最後に外国馬にタイトルを持っていかれてしまうなんてことに
ならないことを祈りたいものです(^^;

JCD(過去の上位馬の馬体)  担【けん♂】

過去のJCD(阪神D1800m)の連対馬の写真を並べてみました。
来年からは名称も条件も変わってしまうので、このリストも見納め。
うーん、やはり寂しいですね・・・。

【ニホンピロアワーズ】
(12JCD)1着
ニホンピロアワーズ12JCD

【ワンダーアキュート】
(12JCD)2着
ワンダーアキュート12JCD

【トランセンド】
(11JCD)1着
トランセンド11JCD

【ワンダーアキュート】
(11JCD)2着
ワンダーアキュート11JCD

【トランセンド】
(10JCD)1着
トランセンド10JCD

【グロリアスノア】
(10JCD)2着
グロリアスノア10JCD

【エスポワールシチー】
(09JCD)1着
エスポワールシチー09JCD

【シルクメビウス】
(09JCD)2着
シルクメビウス09JCD

【カネヒキリ】
(08JCD)1着
カネヒキリ08JCD

【メイショウトウコン】
(08JCD)2着
メイショウトウコン08JCD

※写真は全て競馬ブックPHOTOパドックより

・ホワイトマズル
・ワイルドラッシュ
・カリズマティック
・プリサイスエンド
・ゴールドアリュール
・ステイゴールド
・フジキセキ
・マヤノトップガン

血統も系統もバラバラですが、面白いくらいにシルエットが
似ているのが興味深いところ。
このコースに適性の高い馬体、というものはあると思われます。

クビは少し長めでスッと前に伸びており、低過ぎたり
高かったりということはありません。

上半身は力強く厚みがありますが深い造りではないですね。
腹回りはパンと張っている感じが良いようです。
背中から腰への流れも一定の共通したイメージがある感じ。

下半身は丸みを帯びて、腿の引き上げもしっかり
出来ています。

おおよそのイメージを頭に入れて、今年の出走予定馬についても
見ていきたいと思います。

JCD(各馬分析2)   担【けん♂】

JCD(阪神D1800m)出走予定馬の各馬分析、第2弾です。

ナイスミーチュー】牡6 57.0(栗東) キングカメハメハ×(Fire Maker)
昨秋のシリウスSを制覇、乗り替わって後方からになったみやこSで8着、
JCDでは11着と大連敗してしまいましたが、春の平安Sで2着、
今年のシリウスSでも2着と復活傾向、みやこSでは4着に敗れたものの、
阪神適性には期待出来そうです、中段から安定して脚が使える馬で
小牧騎手とのコンビは手が合っている印象。実績的に少し不足があり、
力関係的にも微妙ですが、上手く適性を活かす騎乗を期待。

ニホンピロアワーズ】牡6 57.0(栗東) ホワイトマズル×(アドマイヤベガ)
デビューから非常に安定して好走してきましたが11年のJCDでは9着。
その後も交流重賞での勝ったものの、中央の重賞では2着までと
微妙に足りない面を見せていましたが、昨年のJCDでは3番手から
素晴らしい脚で突き抜けて圧勝。アンタレスSでは59kgを背負って
ホッコータルマエに3/4馬身差と僅かに敗れたものの、平安Sを制覇。
帝王賞でまたもやホッコータルマエに敗れて2着になり、今回は5ヵ月の
休養明け。間隔が空くのは問題ない馬ですが、年齢的に上昇はなさそうなので
前走のリベンジが出来るかどうかは微妙かも。

ブライトライン 】牡4 57.0(栗東) フジキセキ×(King of Kings)
ファルコンSを勝つなど芝でも活躍していた馬ですが、この春にダートに転向。
エルムS3着のあと、前走でみやこSを勝っており、ダートでは3着を
外さない好走を続けています。芝の短距離を使っていただけに
スピードで見劣りしないのはこの馬の強味。前につける脚質の馬が
多いので枠順、位置取りが影響してきそうです。
前走でローマンレジェンドを破っていますが、3kgの斤量差があっての
ものなので、五分の条件で一線級の相手と渡り合うにはまだ少し
足りない印象。年齢的には勢いに乗って成長が期待できるので
どこまでやれるか注目したいですね。

ベルシャザール】牡5 57.0(栗東) キングカメハメハ×(サンデーサイレンス)
ダービー3着など芝でも活躍していましたが、この春にダートに転向して復帰。
3着を外さない好走を続け、前走で武蔵野Sを勝ちました。
好位から末脚を伸ばすスタイルですが、前走では最後に詰め寄られており、
上位馬相手のキレ勝負では少し足りない面がありそう。
脚抜きの良い湿った馬場になれば差が出にくい感じになるかもですが・・・。

ホッコータルマエ】牡4 57.0(栗東) キングカメハメハ×(Cherokee Run)
3歳時点から内容的に評価出来るレースをしてきており、昨年のJCDも
3着と健闘。年明けに佐賀記念を勝って覚醒し、アンタレスS、
かしわ記念、帝王賞を含む5連勝を達成。マイルチャンピオンシップで
2着に敗れたものの、JBCクラシックでワンダーアキュートに
2馬身差をつけて完勝し、ダート界の頂点に近い馬であることを
示しました。先行力に加え、末脚のキレが出たことで安定感が
大幅にアップ。この秋は使って馬体を増やしており、
今回は一絞りするくらいでさらに上積みが期待出来そうです。
何かの間違いで太目にならなければ勝ち負けになりそう。

メーデイア】牝5 55.0(栗東) キングヘイロー×(Lord Avie)
ヴィクトリアマイルでは大敗してしまったものの、ダートでは
交流重賞を5連勝中。前走ではJBCレディスクラシックを
3馬身差をつけて圧勝しており、現在の牝馬の中では抜けてトップを
独走している馬だと思われます。
ただし、ミラクルレジェンド、ラヴェリータといった牝馬の
トップホースでも牡馬相手のGⅠだと上位に食い込むことは
出来なかったわけで、性差はやはり大きなハンデ。
どこまでやれるか試金石になりそうです。

ローマンレジェンド】牡5 57.0(栗東) スペシャルウィーク×(Awesome Again)
昨年はエルムS、みやこSを含む6連勝を達成し、1番人気で
JCDに臨みましたが、最後に伸びがなくまさかの4着。
東京大賞典でリベンジ勝利を挙げたものの、休養を挟んで
かしわ記念で3着、帝王賞では6着に敗れ、前走のみやこSでは
斤量差があったとはいえ3着と不覚をとってしまいました。
前走で+13kgとかなり余裕をもたせて復帰しているので
今回はグッと絞れてくれば状態は仕上がってきそうです。
復調気配はあるので、本来の力が出せれば上位争いは十分に可能だと思います。

ワンダーアキュート】牡7 57.0(栗東) カリズマティック×(Pleasant Tap)
昨年、一昨年とJCDでは連続2着。フェブラリーSでも連続3着に
入っており、ダート界の頂点に近い馬ながら何か一枚足りない面を
見せてしまっています。今年は帝王賞3着、JBCクラシック2着と
ホッコータルマエに連敗しており、年齢的にも逆転があるかは
かなり微妙。大きく絞った馬体を前走で戻しており、状態自体は
問題ないと思われるので、仕掛けどころが上手くハマれば・・・。

JCD(各馬分析1)  担【けん♂】

JCD(阪神D1800m)の出走予定馬を見ていきたいと思います。

インカンテーション】牡3 55.0(栗東) シニスターミニスター×(Machiavellian)
芝で勝ち上がれずにダートに転向、レパードSでは2番手から最速の上がりで
突き抜けて圧勝し、世代のトップクラスに台頭してきました。
前走のみやこSでは好位から突っ込んで2着と健闘。
脚をためる部分がない競馬場では凡走していますが、直線がある程度あれば
末脚のキレは抜群なのでハマれば怖い1頭だと思います。
その意味では地方よりも中央向きですね。輸送がないのもプラス材料。

エスポワールシチー】牡8 57.0(栗東) ゴールドアリュール×(ブライアンズタイム)
09年のJCDを制し、11年にも3着に入っていますが、昨年は武豊騎手が
ハイペースで逃げ過ぎて失速、10着に敗れています。
少し緩めのペースから後半にロングスパートをかけたい馬なので
騎手との息の合い方が重要。ここ2戦は後藤騎手で連勝しており、
年齢的な衰えも感じられず、ベテランの力を見せてくれそうです。
盛岡のマイルチャンピオンシップではホッコータルマエに土をつけており、
力関係的にも上位評価。米国遠征の影響で走り方が崩れていた時期もありましたが
すっかり回復、ラストランを締め括れるか。

クリソライト】牡3 55.0(栗東) ゴールドアリュール×(エルコンドルパサー)
デビューから連対を外さない好走を続け、JDDを7馬身差の圧勝で制覇。
JBCクラシックに挑みましたが、休養明けで少し重かった面もあってか
古馬のトップクラス相手に5着ながら大きく離されての大敗を喫して
しまいました。持ち時計に不足があり、現状では緩いペースからの
瞬発力勝負でこそ、という印象。年齢的に成長分に期待したい感じですが
トップクラスが出走してくるだけに、現状では不足感。

グランドシチー】牡6 57.0(美浦) キングカメハメハ×(ブライアンズタイム)
徐々に力をつけ、昨秋にOPを連勝、今春にはマーチSを制しました。
中段後方から末脚を伸ばすスタイルなので、成績にはムラがありますが
安定して脚を使える点は評価できるところ。この秋はイマイチな
成績になっているものの、調子自体は悪くなさそうです。
阪神でも好走があるので適性には問題ないものの、上位馬相手だと
実績、能力ともにまだ足りない印象。

グレープブランデー】牡5 57.0(栗東) マンハッタンカフェ×(ジャッジアンジェルーチ)
11年のJDDを勝って世代のトップとして期待されましたが、
古馬相手にしばらく低迷。昨年のJCDで11番人気ながら5着と健闘し、
年明けに東海Sを勝つと、連勝でフェブラリーSを制覇。
見事な復活を見せました。しかし休養明けのマイルチャンピオンシップで4着と
踏ん張ったものの、前走のみやこSは後方からまるで伸びに10着と大敗。
馬体重を戻した分、重かった感もありますがそれでも負け過ぎな感じです。
基本的に前が止まらないと厳しいタイプなので、ペースが影響しそう。
前に厳しい展開になればGⅠ馬だけに・・・

ソリタリーキング】牡6 57.0(栗東) キングカメハメハ×(サンデーサイレンス)
JCDでは11年8着、12年13着とまったく結果を出せていませんが
この夏秋はマーキュリーCを勝ち、日本テレビ盃で2着、JBCクラシックでも
3着と一線級相手に健闘しており、状態の良さに加えて力関係的にも
成長が感じられます。安定して先行できるようになったのも大きく
影響している感じ。微妙に一枚足りない感はありながらも
展開に上手く乗れたらチャンスがあるかもしれません。

テスタマッタ】牡7 57.0(栗東) Tapit×(Concern)
12年のフェブラリーSでは後方から突き抜けて完勝。
昨秋も交流重賞で活躍を見せていましたが、JBCクラシックで5着に
敗れて以来、少々低迷気味。春にさきたま杯を勝ったものの、
帝王賞では5着、東京盃では2着ながら大きく離されて完敗の内容、
JBCスプリントでも勝ち馬に離された4着と足りない成績に
なってしまっています。年齢的にもいきなりの上昇は考えにくく
上手く展開がハマったとしても・・・

続きます。

JCD(年齢別実績)  担【けん♂】

JCD阪神D1800mで行われるようになってから
まだ5回しか行われていないので、過去の傾向というのは
まとめにくい状況。

あくまで参考程度ということでデータを見ておきたいと思います。

年齢別実績:JCD(08年~)】
JCD年齢

阪神に移行した08年は復活した巨星カネヒキリを筆頭に
6歳馬が1~3着を独占。
ただし・・・なんと4歳馬、5歳馬が1頭ずつしか出走しておらず
6歳馬が8頭と半分以上を占める極端な年齢分布になっていたわけで
この結果は仕方ない感じもあります。

3歳~5歳の馬で半数以上を占めるようになってきた09年、10年は
傾向がガラリと変わり、4歳馬が連覇
3歳馬も09年に2着、3着と健闘しており、基本的には
若い馬が中心のGⅠになっている印象です。

10年は7歳馬のアドマイヤスバルが3着に入線。
前走のJBCクラシックでも3着に入っており、年齢を重ねてから
結果を出してきていた馬だったということで、高齢馬が活躍しやすい
ダートのレースでは直近に実績のある馬は侮れない、と
考えた方が良さそうです。

11年は3歳馬がゼロ、4歳馬は6頭出走していましたが
実績的に足らない馬が多く、結局5歳馬のワンツーフィニッシュ
3着には6歳ながら実績上位のリピーター、エスポワールシチーが
入りました。

12年は人気の4歳馬を下して、5歳のニホンピロアワーズが戴冠。
2着には6歳のワンダーアキュートとベテラン勢が活躍
3着に3歳馬のホッコータルマエが入り、年齢面では混戦模様が
加速した感じの結果に終わりました。

年齢別実績:フェブラリーS(04年~)】
FEB年齢

参考としてフェブラリーSの年齢別実績も見てみました。
傾向としては

・中心は5歳、4歳・・・6歳馬は3連系のヒモまで。
・7歳以上はコース実績、近走の成績が相当優秀な実力馬に限る。


ということを申し送りにしているわけですが、おおよそJCDの
傾向に合致しています。

JCDでも中心は4歳、5歳
6歳馬はヒモ候補、7歳以上はかなり厳しいですが、実績馬で
近走の内容から期待出来る馬で・・・やはりヒモまででしょうか。
3歳馬はこの時点では少し厳しく、こちらも3連系のヒモまでに
止めておいた方が良さそうです。

今回の出走予定馬の年齢

★8歳
エスポワールシチー

★7歳
テスタマッタ
ワンダーアキュート

ナムラタイタン※

★6歳
グランドシチー
ソリタリーキング
ナイスミーチュー
ニホンピロアワーズ

ハートビートソング※

★5歳
グレープブランデー
ベルシャザール
メーディア
ローマンレジェンド
パンツオンファイア(外国馬)

★4歳
ホッコータルマエ
ブライトライン

フリートストリート※
イジゲン※

★3歳
インカンテーション
クリソライト

ケイアイレオーネ※
ベストウォーリア※

※→除外予定

昨年3着から一気にダート界の中心にのし上がったホッコータルマエは
充実の4歳馬、フェブラリーSを制したグレープブランデーや、
昨年の1番人気ローマンレジェンドなどが揃った5歳世代、
6歳には昨年の勝ち馬ニホンピロアワーズがおり、
ワンダーアキュート、エスポワールシチーといった古豪もいて
非常に多彩なメンバー。
年齢か実績か、勢いか・・・最後のJCDを制するのはどの馬か
楽しみにしたいと思います(^^)g

JCD(体重別実績)   担【けん♂】

JCD(阪神D1800m)について見ていきたいと思います。

体重別実績:JCD(08年~)】
JCD体重

斤量負担別実績
JCD斤量

ダートのレースだけあって大型馬が多いですね。
結果の方でも10年、11年と500kg以上の馬が1~3着を独占。
昨年も1、2着馬が500kg以上の馬でした。
ちなみに08年からの5回は全て500kg以上の馬が勝っています。

500kgを切る馬も2、3着には入っているわけで
このデータからでは明確な線引きは難しいですね。

実質斤量負担で見ると勝ち馬に関しては11.5%が上限

12%を超えて2着に入っているのはメイショウトウコンのみ。
コース適性が高い実績馬ということで、斤量負担での不利をカバー出来た、
という感じだと思われます。

参考までにフェブラリーSについてもデータを取ってみました。

体重別実績:フェブラリーS(04年~)
FEB体重

斤量負担別実績
FEB斤量

体重の下限ラインは・・・480kg
出走馬の平均体重が500kgを超えてきている近年では
特に大型馬の好走が目立っています。

実質斤量負担の面でもJCDよりは少し条件が緩く、
12.0%までは好走が見られます。

JCDも回数を重ねていけば近い傾向になっていくのかも
しれませんが、距離が少し長い分、斤量の影響が
出やすいのかもしれません。

基本的には大型馬優位
小柄な馬に関しては特に高い実績とコース適性のある馬に
絞って考えたいところです。

JCD(格について)   担【けん♂】

JCD(阪神D1800m)登録馬について、まだ内容を見る前ですが
ざっとクラス分けをしてみました。

★中央GⅠ勝ち(Aクラス)
エスポワールシチー
ニホンピロアワーズ
グレープブランデー
テスタマッタ

★中央GⅠ好走、中央重賞勝ち(B1クラス)
ソリタリーキング
グランドシチー
ナイスミーチュー
ブライトライン
ベルシャザール

フリートストリート※
ケイアイレオーネ※
イジゲン※

★地方GⅠ勝ち(B2クラス)
ホッコータルマエ
ワンダーアキュート
メーデイア
ローマンレジェンド

★中央重賞好走、中央OP勝ち、地方重賞勝ち、3歳重賞勝ち
 地方3歳GⅠ勝ち(C1クラス)
クリソライト
インカンテーション

ナムラタイタン※
ベストウォーリア※
ハートビートソング※

★地方OP勝ち(C2クラス)

★中央OP勝ちなし(Dクラス)

※→除外予定

便宜上B、DクラスをB1、B2といった形で分けましたが、
B1>B2という意味ではなく、同じBでも路線が違う、というイメージです。

ダートの世界はクラスの差の壁というのは意外に厚い印象。

クラスの差を飛び越えるためには・・・
・近走で連勝するなど、調子を上げてきている
・好走してきている上に仕上がりが非常に良さそう
・年齢的に成長が見込める


こういった条件が必要だと考えられ、ある日突然壁を破る、
というのはなかなかない、というのが実情。

昨年はニホンピロアワーズが過去に例のないジャンプアップで
戴冠しているだけに、完全に見切るのは怖い感じですが
力関係の目安にはなると思います。

今回の出走予定馬と過去4年の出走馬とクラスのバランスを比較してみました。

    A B1 B2 C1 C2 D 海外
13年 4  5  4  2       1
12年 2  7  2  5
11年 2  4  0  8  1 3
10年 1  8  1  5  1 0
09年 2  4  3  6       1

絶対王者トランセンドの引退でGⅠ戦線は混戦模様。
中央重賞勝ち馬もバラバラと多発しており、群雄割拠なのか、
レベルの低下で割れているのか・・・。

とりあえず、メンバー構成のバランスとしては過去最高レベル
なっています(そうは見えませんが:爆)

海外からの参戦もあり、力関係の判断は難しくなりそうですね。
じっくり考えていきたいと思います。

JCD(外国馬分析)  担【けん♂】

JCD(阪神1800m)に出走する外国馬について
見ておきたいと思います。

パンツオンファイア(Pants On Fire)】牡5 Jump Start×(Cape Town)

ダートのマイル周辺で使われており、これまでの戦績は(8-3-4-8)
ケンタッキーダービー9着、ハスケル招待S5着、BCダートマイル11着と
GⅠではまったく結果を出していませんが、ルイジアナダービー(GⅡ)、
ペガサスS(GⅢ)、モンマスC(GⅡ)、アックアックHC(GⅢ)と
重賞を4勝。敗れたケンタッキーダービーでも2番人気に支持されていたわけで
実力自体はかなり高く評価されていた馬のようです。

早目に先頭に立って押し切るような競馬が出来たときには
圧勝することも多いものの、まったく伸びずに惨敗することもある、
というムラ駆けタイプ。
うーん、扱いはかなり難しい感じかも(>_<)

530kg以上ある巨漢馬ですが、これまでの戦績を見てみると
好走は斤量が軽いときに限られており、56kgまではこなしているものの、
57kgでは惨敗している点も気になるところ(GⅠだから、というのも
あると思われます^^;)

父の父はAPインディ。米国の主力血統の一つだと思いますが
日本ではどちらかというと芝での活躍馬が出ている印象。
APインディの系統でダート、というと近年ではオーブルチェフが
頑張りましたが、このところは失速気味。
あとは有名どころと言えば・・・カジノドライヴでしょうか。
フェブラリーS2着などの活躍をしましたが、
JCDでは6着に敗れており、適性的には少々微妙かも。

【モンマスC】

逃げ馬が故障したトラブルに乗じて、3番手から一気に
先頭に立ったパンツオンファイアは4コーナーで上手く
コーナーリングし、後続を引き離すとあとはそのまま押し切り勝ち。
最後は追っていないので詰め寄られたのは仕方ないにしろ、
ハマれば強い、という感じ。

【ルイジアナダービー】

2番手から外を回して被せるように直線で先頭に立った
パンツオンファイアは今年のBCクラシックを制した
ムーチョマッチョマンなどの追撃を振り切ってゴールイン!
まだ力をつける前だったとはいえ、有名どころを
破っている点は評価出来そうです。

JCD(展開分析)  担【けん♂】

JCDコース
※阪神D1800mのコース図と過去5年のJCDのラップ平均。

08年からJCDが行われることになった阪神D1800m
スタンド前の直線半ばからスタート。

スタート直後に上り坂がありますが、先行争いが激しくなりやすいので
最初のコーナーまでは速めのペースになりがち。
約300mほど直線が続き、先行力のある馬なら外枠からでも先行可能です。

内枠からの方がすんなり先行しやすいわけですが、外から被せられる
展開になると逆にスムーズにコーナーに入っていけないことがあるので
枠順にも注意したいところです。

3ハロン目のカーブで一旦ペースダウンしやすく、
前半からガーっと行く馬にしてもちょっと落ち着く流れになるかも。

800m過ぎからはダラダラとした下り坂。
大きくカーブを曲がりながら直線に入っていく展開・・・。
減速するポイントがないので後方の馬は前に詰めていくことが難しく、
直線入り口ではかなり縦長の隊列になりやすいと考えられます。

直線は352m、最後に上り坂があり、道中があまりに厳しいペースに
なると前の馬の脚が止まって差し馬が台頭することも・・・。

上位馬の4コーナー位置取りと着順の関係
    1着 2着 3着
12年  3  5  7(番手)
11年  1 13  2
10年  1  8  6
09年  1 11 13
08年  5  7  5

08年は好位に詰めていた馬が上位を独占。
ただし、前半800mを48.4とスローペースになったにも関わらず、
先行勢が崩れるという非常に微妙な内容だったのが気になるところでした。
実際には2、3着馬は道中は10番手以降の後方につけていた馬。
前で残ったのは勝ち馬のカネヒキリだけ、という決着でした。

09年も同じく前半800mは48.8と超スローペース。
エスポワールシチーが逃げ切って圧勝したものの、
その後ろにつけていた馬は全て振り落とされて後方からの差しが
決まるという結果になっています。

10年は前半を47.9とそれまでに比べれば少し速いペースで通過。
それまで中間が緩むペースで引っ張っていたトランセンドでしたが
このレースではそれなりに締まった形で逃げて、そのまま押し切り勝ち。
内容的には09年の強化版という感じでした。
トランセンド以外の先行勢は振り落とされて、2、3着には
差し馬が飛び込む結果となったのも09年と同じですね。

11年は前年の覇者トランセンドが外から思い切り良く出してハナを奪い、
そのまま押し切り勝ち。ライバルと目されるエスポワールシチーが
すぐ後ろにつけたので、後半勝負を想定し、中盤にペースを
落としたため、前半800mは48.2と前の年より少し遅め。
後続が迫ってきても終始余裕をもって突き放す完璧な内容で
トランセンドが逃げ切り勝ち。2着は中段で脚をためれていた
ワンダーアキュート、3着は先行したエスポワールシチー。
実力上位の前の馬+差し馬、という結果に終わりました。

12年はハナを奪ったエスポワールシチー(武豊騎手)が
前半600mを47.5と速いペースで引っ張る展開。
スローの後傾ラップを得意にしていたベテランたちを道連れに自爆したような
感じになりました。
4コーナーまでに馬群が詰まり、好位からの馬の瞬発力勝負。
格の上では不足があったニホンピロアワーズが一気に
ハードルを飛び越えて戴冠。ワンダーアキュートは2年連続2着、
このあと大活躍し始めるホッコータルマエは3歳ながら
3着に入る健闘を見せました。


まだ5年しか行われていないので、傾向としては確定的なものでは
ありませんが、前で残るのは難しいレースだと言えそうです。

下り坂をそれなりに締まったペースで引っ張って最後の急坂を
耐え切れる実力のある先行馬は優位だと思われますが、
中途半端な馬は脱落
逆に後方で脚をためていた爆発力のある馬が最後に差してくる、
というイメージ。

・前の馬は実力重視、それもハードルは相当高目。
・後方の馬は爆発力重視。中段辺りに押し上げて脚を使える馬を狙いたい。


ベテランも頑張っていますが、中心になる馬は一気に世代交代した印象。
久々に米国からの参戦馬も来日、力関係の確認が難しくなりそうですね。

JC回顧   担【けん♂】

やや寂しいメンバー構成になった今年のJC
連覇を狙うジェンティルドンナが1番人気に推されましたが、
前走の反動で正直、良化が鈍い・・・というより低下気味に見えただけに
頭の中で混戦模様が加速。
足元を掬う馬がいるのか、それとも・・・

予想は→ココ

結果は・・・

1着〇ジェンティルドンナ   2.26.1   上がり33.9
2着 デニムアンドルビー    ハナ
3着×トーセンジョーダン
4着△アドマイヤラクティ

6着◎ルルーシュ
10▲エイシンフラッシュ

※全着順は→ココ

バラっとしたスタート、どの馬も行きたがらない状況の中、
なんとエイシンフラッシュがハナを切る展開
内枠で好スタートを切ったことでかえって押し出されてしまった感じです。

2番手にトーセンジョーダン、続いてヴィルシーナ、手綱を絞って
ジェンティルドンナ、そしてルルーシュ。

ナカヤマナイト、アンコイルドが好位、外から前に行き切れなかった
ジョシュアツリーが外を追走。

中段からアドマイヤラクティ、ホッコーブレーヴ。
その後ろから外を上がってヒットザターゲット。

外国馬のシメノンは後方から、デニムアンドルビー、ドゥーナデン、
ファイヤーが続き、スマートギア、最後方からゴールドシップ。

12.8-11.4-12.8-12.8-12.6-12.8-12.8-12.4-11.6-11.1-11.1-11.9
前半1000m 62.4
中盤400m  25.6
後半1000m 58.1

逃げ馬ではないエイシンフラッシュは思い切ってペースを落として
前半を通過、中盤も大きく緩めて引っ張り、3コーナーからの
カーブの途中でペースアップ。

馬場中央に出したエイシンフラッシュを内からかわして
ジェンティルドンナが先頭に立ちますが、少し早めに仕掛け過ぎたのか、
一旦は後続を引き離すものの、さらに内外に広がった馬群に迫られて
しまいました。

馬群に飲まれそうになったところから盛り返したトーセンジョーダンが
外から迫り、さらに大外をグイグイとデニムアンドルビー!
遅れてルルーシュ、ドゥーナデンも追いすがり、内からアドマイヤラクティ。

凄い手応えで抜けたデニムアンドルビーが並んだ・・・ところでゴールイン!
僅かにハナ差でしのいでジェンティルドンナがJC初の連覇を達成しました。
ブエナビスタは降着で栄誉を逃しましたが、牝馬の活躍は凄まじいですね(^^;

レース後のコメント
1着 ジェンティルドンナ R.ムーア騎手
この馬に乗せていただき、非常に幸運でした。ジャパンカップを連覇できて嬉しいです。
道中、早めに前へ行ってしまい心配でしたが、彼女がよくがんばってくれました。
今年になって勝ち星はありませんでしたが、常に悪い結果はなく、率直に
彼女の力を信じて乗りました


2着 デニムアンドルビー 浜中俊騎手
スタートして、いつもゆっくりの馬なので後ろからでしたが、道中は自分が
楽をすると気を抜いてしまうので、少しは出して行こうと思いました。
しっかりハミをとって走ってくれましたし、馬群に入れると燃えると思っていました。
前が開くタイミングもよかったですし、最後もあれだけがんばってくれたので
勝ったと思ったんですけどね。残念です


3着 トーセンジョーダン W.ビュイック騎手
2週連続で調教に乗って、馬が変わっているとわかったので、
今日は馬を信じて乗りました。前に行きそうな馬もいませんでしたし、
長くいい脚を使うタイプなので前に行こうと思っていました。作戦通りに乗れて、
展開もはまったのですが、最後は疲れてしまいました。日本での騎乗は
今年これが最後なので、乗せてもらえてよかったです


4着 アドマイヤラクティ C.ウィリアムズ騎手
オーストラリアから来て、直接栗東へ調教に乗りに行くぐらい、
このレースに意欲がありました。前走は接戦の競馬だったので、今回のメンバーを見て、
勝負になると思いました。馬場入りの際に興奮すると聞いていましたが、
調教師や厩務員の方のおかげでスムーズに馬場入りができました。
作戦通り、内々で経済コースを通ることができ、いい位置でレースができました。
直線では前がカベになるところがありましたが、進路がとれてからは
いい脚を使ってくれました。右にモタれる面が改善されればさらによくなると思います。
有馬記念でも十分通用するでしょう


6着 ルルーシュ 福永祐一騎手
スタートを決めたかったですし、決めることができてよかったです。
1~2コーナーで接触するところがあって、力んでしまいましたが、
あとはイメージ通りうまくいきました。いけると思ったのですが、
残り50mで失速しました。GIは完璧にいかないと通用しませんね。
いい馬ですし、乗りやすかったです。力は出してくれました


8着 アンコイルド 岩田康誠後藤騎手
1~2コーナーで馬群がギュッと詰まったときに擦られてしまい、
そこで引っかかってしまいました。これが最後まで尾を引いてしまったように感じます。
ゴーサインを出してから反応はしていますが、この馬の持っているよさを
引き出せませんでした。力は十分通用するのですが......


10着 エイシンフラッシュ M.デムーロ騎手
ハナを切って走るのはよくない馬だとわかっていましたが、スタートがよく、
他が行かないので押し出される形になりました。調子はよかったのですが......


11着 ヒットザターゲット 武豊騎手
3コーナーからグッと来るものがあったので、抑えるよりも気が乗ったときに
一か八かで行かせようと思いました


15着 ゴールドシップ 内田博幸騎手
ペースは落ち着いていました。3コーナーを回って、早めに上がっていく
イメージだったのですが、上がっていけませんでした。正直、負けすぎです。
追い切りは悪くなかったのですが......。乗っているのは僕ですから、
結果を出さないと仕方ありません


GⅠで勝ち負けした馬しか上位に入れない、という過去の傾向は今年も継続。
今回は条件を満たす馬が少なかった中、7歳馬と3歳牝馬は正直、
割り引いて見てしまいましたが、この結果・・・。
この条件についてはかなり有効だと考えた方が良さそうですね。
条件を満たさない馬は大きく割引き。
逆に満たすならば多少疑いがあっても拾っておく必要がありそうです。

ジェンティルドンナに隙あり、という点も視点としては
悪くなかった感じですが、それでも底力で勝ち切った印象。
やはり凄い馬だと思います。今回の内容は結果以上に評価しておきたいところ。

馬体の出来が非常に良く見えたトーセンジョーダンに印を回せた点は
良かったのですが、中1週ながら今まででは一番リラックスして見えた
デニムアンドルビーは疑ってしまいました・・・。
うーん、詰めが甘かったですね(>_<)

外国馬の評価はおおよそ当たっていた感じ。
ドゥナーデンは東京向きだと思いますし、本調子であれば
もっと上位を狙えたかもしれません。
近年では日本馬が上位を占める結果になっていますが、
欧州の中でも一線級に近い馬で、血統、走法などで見どころがあれば
やはり脅威になってくる可能性はあると思います。
来年以降もレース映像の確認は忘れずにしておきたいものです。

浜中騎手の健闘は光るものの、今回も上位にズラッと外人騎手が並ぶ結果。
馬の方は外国勢を封じ込めても騎手の方は・・・(涙)
奮起に期待したい、と何度書いたかわかりませんが、
外人騎手が国内騎手免許を取得して年間を通して乗るようになれば、
こちらも技術交流が進むかもしれません。
そのためにもデムーロ騎手(今回は残念でした)も他の騎手にも
今後も試験を受け続けて貰いたいものです。

秘密保護法案に反対する人達の秘密  担【けん♂】

特定秘密保護法案(秘密保全法案)で検索すると
滅多やたらに「悪法!」「反対!」という記事がヒットするわけですが
個人的にはかなりの違和感を感じています。

「何でもかんでも秘密にするな」

「自由のない国、絶対反対」

・・・先日行われたデモ行進ではこんな声が上がっていたようですが
ちょっと法案の内容を見てみると


我が国の安全保障に関する事項のうち特に秘匿することが
必要であるものについて、これを適確に保護する体制を確立した上で収集し、
整理し、及び活用することが重要であることに鑑み、当該事項の保護に関し、
特定秘密の指定及び取扱者の制限その他の必要な事項を定めることにより、
その漏えいの防止を図り、もって国及び国民の安全の確保に資する。

第1号(防衛に関する事項)
第2号(外交に関する事項)
第3号(外国の利益を図る目的で行われる安全脅威活動の防止に関する事項)
第4号(テロ活動防止に関する事項)

上記に該当する事項について、その漏えいが我が国の安全保障に著しく
支障を与えるおそれがある
ため、特に秘匿することが必要であるものを
特定秘密として指定する
ものとする。

本法の適用に当たっては、これを拡張して解釈して、国民の基本的人権を
不当に侵害するようなことがあってはならない
旨を定める。

人を欺き、人に暴行を加え、又は人を脅迫する行為、財物の窃取、
施設への侵入、不正アクセス行為その他の特定秘密の保有者の管理を
害する行為による特定秘密の取得行為を処罰する


まぁおおよそまとめるとこんな感じ。

要は日本の漏えいしたら安全が脅かされるような防衛、外交、
テロ防止
などについて、秘密をちゃんと守らないと罰しますよって
ことですよね。

・・・そんなの秘密にして当然じゃね?

とにかく「秘密」という言葉に敏感過ぎる気がします。
まぁ元を辿れば政治家が信用出来ないから「秘密」があることが
許せないのだと思いますが(爆)それにしても
日本人は「知りたがり」というか「知らされて当然」
「知る権利がある」ということに慣れ過ぎているのではないでしょうか。


秘密を守るべき人のプライベートな部分について
しっかり調査する、というのも当然な話ですし、
それをプライバシーの侵害だっていうならば誰にも国家機密なんて
保持出来ないでしょ。

中心になって反対、反対って騒いでいるのは山本太郎共産党・・・。
藤原紀香まで引っ張り出して、あざといったらありゃしない(-"-)

何でもかんでもオープンにして国家の安全を守れるわけがない
ことくらいわかると思うんだけど・・・
あ、この人たちは日本が安全じゃなくなる方がいいのか(爆)

※ちょっと怖かったのはネット上でもやたらネガティヴキャンペーンが
 目立つこと。パッと見ただけでは思わず「こりゃ危ないかも」
 と思わされてしまう勢いです。
 もちろん、拡大解釈をされて悪用出来ないようにする規定は必要ですが、
 秘密漏えいを防止することも当然必要なわけで
 スパイ活動防止への動きはむしろ遅いくらいだと思います。 
 以前にも書いたことがありますが、反対する連中は声を挙げますが
 賛成する人(無関心を含む)は黙っている、ということ。
 1万人がデモ!の裏側にデモに参加しない人が何人いるのか、
 ということを考えるべきかと。

JC最終予想   担【けん♂】

外側ばかり考察して、まだ各馬について踏み込めていない感もありますが
時間切れ。JC(東京2400m)についてまとめていきたいと思います。

国内最高峰のレース、という位置づけどおり、上位に入るには最低でもGⅠでの
好走実績がないと厳しい
という傾向ですが、今年は17頭中9頭が条件に不適合。
残り8頭の内、2頭が海外馬、1頭は高齢で近走イマイチ、2頭は中1週の牝馬、
・・・残るは3頭、となってしまうわけで(爆)本当にそれでいいのか?!
という感じ(^^;

もちろん過去は過去。
今年はまた違った傾向になる可能性はあるわけで、固定観念に縛られないよう
考えて馬券を選択したいと思います。

これまでの考察
外国馬分析→ココ
展開分析→ココ
体重別実績→ココ
年齢別実績→ココ
格について→ココ
各馬分析1→ココ
各馬分析2→ココ
中間雑感→ココ
過去の勝ち馬の馬体→ココ
馬体について1→ココ
馬体について2→ココ
外国馬分析2→ココ
先行馬について→ココ
枠順別実績→ココ
斤量負担分析→ココ
展開想定→ココ

どの馬が先手を取るにしろ、おそらくはかなりのスローペース
元々後方一気で決まることが少ないレースだけに、今年はさらに
前優勢で考えておきたいと思います。

ジェンティルドンナ1強、というオッズになっていますが
馬体を見た限りではちょっと不安が無きにしも非ず。
足元を掬う馬がいるのかどうかがポイントになりそうです。

今回の予想
◎ルルーシュ
〇ジェンティルドンナ
▲エイシンフラッシュ
△アドマイヤラクティ
×トーセンジョーダン

うーん、無理に◎を打たんでも、とも思いますが(笑)
展開優位&出来が良さそうなルルーシュに大役を期待してみたいと思います。
スローからの急流勝負を前で押し切った昨年のアルゼンチン共和国杯は
かなり強い内容でした。近い流れになれば再現も可能かも。
GⅠ実績はありませんが、東京限定の馬だけに(爆)
この舞台での力比べなら・・・

ジェンティルドンナはすんなり抜けて圧勝、という可能性が高いと思いますが、
前走の消耗度が高かったことで今回は思ったほど上積みがなさそう。
・・・というむしろマイナスかも。
それでも力の差があるところを見せるのか、それとも・・・。

エイシンフラッシュは展開的に今回はスムーズに外に出せそうです。
スローの瞬発力勝負ならばこのメンバーでも随一だと考えられるので
ペース次第で一発があっても驚けません。
デムーロ騎手が不調な点、位置取り的に前の馬次第の面があるので
少し評価を落としましたが、頑張って貰いたいですね。

アドマイヤラクティもエイシンフラッシュと合わせて前を追って
どこまで届くか・・・。出来はかなり良さそうですし、
前の馬が失速したら上位に食い込むチャンスはありそうです。
後半がロングスパートになるなら適性的にも期待出来そう。

トーセンジョーダンは年齢的にも厳しくなりますが、
能力的にはメンバー中でも最上位クラス。
出来は非常に良さそうに見えたので、上手く展開に乗れたら
・・・とほんのり期待。
同血統のジャガーメイルも7歳で3着があったわけで
使われている回数が少ない分、若さを維持出来ていれば・・・


物凄い堅いレースになる予感もありますが
そこまで信用するのも怖い、というビビり根性で迷走した感じ(爆)
どうせハイリスクならローリターンよりもハイリターンを、
と考えてしまう欲ボケをどうにかしなければ・・・。

JC(展開想定)  担【けん♂】

JC(東京2400m)の枠順を見ながらざっと展開を考えてみたいと思います。

逃げる脚質の馬は・・・外国馬のジョシュアツリーだけ。
ただし、今回は大外に入ってしまい、強引にでも行けるかどうかは
微妙なところ。
鞍上のムルタ騎手とはコンビを組んでいたことがありますが、
当時は後方からの競馬をしていたわけで、陣営からどんな指示が出ているか、
でしょうか。
内の馬を見ながら、行ければ行く、という感じで見ておきたいと思います。
鞍上、馬のどちらもスローで行きたいタイプなので
隊列が落ち着いたらペースはかなり緩みそう。

最内に入ったヴィルシーナは前走で意味不明の控える競馬。
今回はシルエットも戻り、通常の感じで走れるのであれば
先手を取る可能性がありそうです。
ただし、牝馬だけに無理なペースを作りに行くことは考えにくく、
この馬が行ってもスローペースは間違いなさそうです。

スタートが良いジェンティルドンナはポンッと前に出てしまうかも。
そのまま行ってしまう可能性もゼロではないと思います。
ひとまず2、3番手から。

トーセンジョーダンも今回は前に行くことを陣営が示唆。
逃げる可能性もありそうです。

ナカヤマナイトは内から中段後ろへ。
内差しが得意な騎手ということで枠順はベストですね。

アンコイルドも内差し狙いが良いタイプ。
乗り替わった後藤騎手がどう判断するか・・・。好位辺りから。

エイシンフラッシュも内で脚をためたいので良い枠を引けた印象。
中段から外に出すタイミングを狙って・・・

アドマイヤラクティはウィリアムズ騎手。
前走の内容から末脚を活かす形の騎乗になりそうです。
中段後方辺り。

障害→ダートに戻したファイヤーは横山典騎手の進言で芝挑戦と
なったようですが、いきなりJCって(爆)
後方からになりそうです。

デニムアンドルビーは浜中騎手に乗り替わり。
なぜ東京で、という気もしますが(爆)ひとまず後方から。

ドゥーナデンは主戦のスペンサー騎手。
後方から外を回すタイプなので外目の枠は良かったかみ。

ルルーシュは福永騎手に乗り替わり。
ジェンティルドンナよりも前で競馬をしたいくらいかもしれませんが
押して好位の一角へ。

ホッコーブレーヴは最後方近く。

ゴールドシップは・・・難しい枠順。
スタートは改善されてきているので、中段くらいにはつけられそうですが・・・

シメノンは控えて後方から。

スマートギアはこの枠から無理に押して行くことはなさそう。
後方から末脚に賭けて・・・。

ヒットザターゲットは内狙いをしたいところでしたが
この枠からだと後方から外を回す正攻法になりそう。

スタート直後のおおよその位置取り
JC展開想定

前と後ろと脚質がはっきり分かれる感じ。
どの馬が引っ張るにしろ、速いペースは考えにくく、スロー気味で
流れる
ことになりそうです。

前から抜けられるジェンティルドンナは展開的にも優勢。
本調子ではなくとも、この馬を後ろから追い抜くのは難しそうです。

ルルーシュ、トーセンジョーダンも展開有利。
アンコイルド、ナカヤマナイトは内から追いかけて・・・
エイシンフラッシュは真ん中で密集していないところから
レースが出来そうなので外に出せればチャンスありかも。
同様の位置にいそうなゴールドシップはどこで仕掛けて行くことになるのか・・・。

JC(斤量負担分析)  担【けん♂】

JC(東京2400m)出走馬の斤量負担について見ておきたいと思います。

実質斤量負担
JC斤量負担
※外国馬に関しては木曜計量の馬体重を取り上げています。

過去の傾向としては余程特別な例外(ディープインパクト、
オルフェーヴル)を除けば、480kgが好走の下限
(斤量負担が軽い牝馬、3歳馬は460kgが下限)

スマートギアは厳しいですね。
トーセンジョーダン、アンコイルドは中間で増やしていれば
大丈夫かもしれませんが、微妙なライン。

外国馬のドゥーナデン、シメノンもかなり小柄な馬ですね。
基本的に欧州馬は日本馬よりも斤量に対する耐性が高く
こちらはあまり気にしなくてもいいのかも。

微妙ながら前走より斤量負担が減っている馬が多く、
・アドマイヤラクティ
・ジェンティルドンナ
・エイシンフラッシュ
・ルルーシュ


といった前走で好走しているのに斤量負担が軽くなっている馬は
さらに上昇が期待出来そうです

POG馬出走!(京都で爆発を!)  担【けん♂】

わくわくドキドキPOG
ファンタジーSに出走したノボリレジェンドは4コーナーで
大きく外に膨らんでしまい、最後はまるで追わずの17着。
大敗は残念ですが、馬に負担をかけずに終わっているので
回復も早そうです。

さすがに1戦1勝馬ではきつかったですかね・・・。
改めて一歩一歩頑張っていって貰いたいものです。

今週は2頭が出走。

・新馬戦(京都1600m) ミッキーラブソング  ルメール
・白菊賞(京都1600m) ダイワレジェンド   ルメール


ミッキーラブソング】牡 キングカメハメハ×(フジキセキ)

07年のヴィクトリアマイルを制したコイウタの第3仔。
父シンボリクリスエス、父ホワイトマズルという上の2頭は
結局中央では勝ち上がれず、地方へ移籍、引退という
寂しい結果に終わっていますが、父がキングカメハメハに
替わって、今度こそ母の名前を高めるような活躍に期待!
(第4仔はハービンジャー産駒だそうです)
コイウタの仔がラブソングってのも洒落てますよね(笑)

母父フジキセキとキングカメハメハという組み合わせでは
1600万下を勝ったカネトシディオスがいるわけで、
この馬にもキレる末脚を期待。
いきなり初戦から、というタイプではないかもしれませんが
春には高いところを目指せるよう頑張って貰いたいものです。


2戦目でしっかりと勝ち上がったダイワスカーレットの仔、
ダイワレジェンドはなんといきなり京都へ遠征。
白菊賞に挑戦、ということになりました。

阪神JFを睨んで、という遠征ならば・・・ここは好走が条件。
前走のように前につけてしっかりと脚を伸ばせたら
十分にチャンスがありそうです。

今回の鞍上は2頭ともルメール騎手
JCに騎乗しないのには少し違和感がありますが(爆)
みんなの目が東京に集まっている隙に京都を制圧して貰いたいですね♪

JC(枠順別実績)  担【けん♂】

JC(東京2400m)の枠順別実績について見ておきたいと思います。

枠順別実績(03年~)】
JC枠順
※10年は到達着順で表記

内外の合計の比較ではほとんど差がない状況。
内容を見てみると、特に近年は内と外に大きく分かれた枠の馬が
好走
している傾向になっています。

8枠はここ5年で3勝、2着2回と最も好成績。
1枠、3枠も好調ですね。

マイルCSのときと同様、人気順を加味して平均好走度数を調べてみました。

平均好走度数(JC)

1枠 4.4
2枠 1.5
3枠 0.6
4枠 1.0
5枠 0.0
6枠 1.5
7枠 0.5
8枠 2.2

人気順よりもどれだけ好走しているか、という数字なので
数字が大きいほど「人気以上に好走しやすい」ということになります。

マイルCSほど極端ではありませんが、1枠の好走度が高い数字。
単純に考えれば5~7番人気以内にいればチャンスあり、
ということになります。

続いて期待出来るのは8枠ということになりますが、
おおよそ5番人気以内じゃないと・・・という数字なので
枠順が大きく作用して、好走があるというわけではなさそうです。

基本的に枠順によるプラス効果(マイナス効果)はあまりない
という感じでしょうか。
さすがに国内最高峰のレースだけあって、上位人気馬が素直に強い、
ということだと考えられます。

枠順の有利不利よりも展開、位置取り、実力を評価したいと思います。

JC(先行馬について)  担【けん♂】

JC(東京2400m)で逃げることが想定されるジョシュアツリー
鞍上はムルタ騎手。
12年春にはドバイで騎乗しており、ドバイシティオブゴールドで6着のあと
ドバイゴールドCで2着に入っています。

ただし・・・当時は先行脚質ではなく、むしろ後方からのスタイル
久々の騎乗になりますが、この馬で逃げるとしたら初の経験となります。

今回はよりもよって大外に入ってしまったので、スタート次第では
控えてしまうかもしれませんが、近走の内容から一応強引に先手を
取りに行くと想定
しておきたいと思います。

ジョシュアツリー自身は12年のカナディアンインターナショナルSを
逃げ切り、今年も同レースを先行気味に追走して連覇を達成。
2400mのレースですが、勝ち時計は

・13年 2.35.45 ※稍重
・12年 2.30.89

と日本では考えられないような遅い時計になっています。
もちろん、競馬場の構造、馬場の状態なども影響しているわけですが
過去のカナディアンインターナショナルSの結果を見てみると
2.27~2.28秒台の決着タイムも出ており、
日本よりはちょっと時計が掛かるコースだとはいえ、やはり
この馬のペースはかなり遅い、と考えた方が良さそうです。

鞍上のムルタ騎手の日本の芝レースの成績は(4-3-3-49)
勝率6.8%、連対率11.9%、複勝率20.0%
うーん、それほど信頼できる数字ではない感じ?
ちなみに重賞には10回騎乗して3着以内なし
近年では11年にダンシングレインで挑んだエリザベス女王杯が
記憶に新しい感じでしょうか(16着)。

東京で先行気味に行ったレース、中山、阪神で逃げたレース、
どれを見ても・・・かなりのスローペース

単独で行くのあれば、前半1000mは61秒を超えるラップ
なってくると考えられます。

ちなみに、03年以降のJCにおいて前半1000mを
61秒以上で通過した場合の上位馬の4コーナー位置取りは

    1着 2着 3着
11年  6  3  9(番手)
08年  5  9  3
06年  7  4  7
03年  1  2  9 ※重馬場

タップダンスシチーが逃げ切った03年は重馬場だったので
あまり参考にならないにしても、勝ち馬に関しては
好位辺りにつけていないと厳しい感じ。
上位に食い込むには少なくとも中段前くらいにはつけている
必要がありそうです。

枠順を見ながら位置取り、展開について見ていきたいと思います。

JC(外国馬分析2)   担【けん♂】

JC(東京2400m)に出走する外国馬の過去のレース映像を
確認しておきたいと思います。

【コーフィールドC】

ドゥーナデンは白いシャドーロール、黄色の勝負服。
道中は後方を追走し、大きく外を回して直線では大外から追い出し。
クビが低い走法でクビを上手く使えているのが印象的。
少しピッチ走法気味ながら伸び脚は秀逸で、一気に差し切ってゴールイン!

【メルボルンC】

超多頭数になりがちなレース。今年も24頭立てとなりました。
中段後方の内を追走したドゥーナデンは馬群に包まれて外に出せず、
馬群の後ろに入ってしまい、行き場を無くしてギブアップ。
脚を余した感もありながら、追ってもいつもの伸びがなかったのは
気になるところです。
逆に上手く外に出したシメノンは直線入り口で先頭に立ちそうな勢い。
ちょっと口向きが悪く、実力馬にあっさり抜かれ、引き離されて
しまいますが、なんとか粘って4着。実績よりは侮れない馬だとは
思いますが、東京で粘れるとは・・・

【サンクルー大賞典】

後方でノヴェリストの後ろにピッタリとついて追走していましたが
コーナーで離されてしまったドゥーナデンは、外の馬を押しのけるように
位置をキープすると、改めて追いかけて・・・2着まで。
機動力のなさ、不器用さがあるので東京競馬場なら、という印象。
あまり前脚を振り上げない回転の速い走法。
馬場が湿るのはプラスになるかも。

【コロネーションC】

5頭立てと少頭数。
2頭で並ぶ形でレースを引っ張ったジョシュアツリーですが、
コーナーリングで外の馬にかわされ、さらに離れていた後続の馬に
詰め寄られて失速、大敗。
クビが非常に高く、推進力が感じられない走りは東京向きではないと思われます。
後方でセントニコラスアビーをマークしていたドゥーナデンは
呼吸を合わせたように直線に入って一緒に追い出しますが、
大きな走りをするセントニコラスアビーに脚力で負けている感じ。
徐々に引き離されて完敗の2着。

【カナディアンインターナショナルS】

前年は強引に先手を取って逃げ切っていたジョシュアツリーですが、
今回は内から3番手辺りを追走。
コーナーで前の馬が外に膨らんだ隙を突いて、最内をショートカット、
ラチ沿いで懸命に粘り、最後は詰め寄られたものの、
連覇を達成しました。
器用さは感じるものの、粘り込む脚質は東京では疑問。


総評

前で粘り込むジョシュアツリーは東京が合う馬ではなさそう。
今回は他に逃げ馬がいないので、先手を取れるかもしれませんが
自分の形に持ち込んでも押し切れるほどではない印象。
同じくシメノンも早めに前に進出出来たとしても伸び脚は微妙。

後方からのドゥーナデンは不器用な感じなので東京のような
広いコース向き。クビが低く、ピッチ走法気味な点も
瞬発力勝負になれば面白そうです。
前走のように内で閉じ込められると洋ナシなので枠順も重要。
ただ、大外一気で差し切られてしまうとは考えにくいかと。
前走はコース取りに加えて、追って伸びずという感じだった点も気になります。
調子がまともなら力関係的に侮れませんが・・・
ひとまず馬場が湿ったときには要警戒、としておきたいと思います。

JC(馬体について2)   担【けん♂】

あっという間に週末に・・・(>_<)

JC(東京2400m)出走馬の馬体について、第2弾です。

【ルルーシュ】
(札幌記念)
ルルーシュ13札幌記念
(アルゼンチン共和国杯)
ルルーシュ13AR
(JC)
ルルーシュ13JC
少し肉付きが薄く見えた前走も踏ん張って3着。
今回は下半身の筋肉が大幅に強化され、
腿の筋肉も引き上がり、状態は良化。
上半身の力感もアップしており、見た目の
上昇度が走りに繋がればチャンスがありそうです。

【アドマイヤラクティ】
(京都大賞典)
アドマイヤラクティ13京都大賞典
(アルゼンチン共和国杯)
アドマイヤラクティ13AR
(JC)
アドマイヤラクティ13JC
胸前の筋肉が上昇し、メリハリが出てきました。
背中から腰へのラインも安定し、立ち姿の
シルエットは良化傾向。
腹回りも太目感なくパンと張っており、
体調もかなりよさそうです。
出来は前走以上、展開が向けば好走は
十分に期待出来そう。

【エイシンフラッシュ】
(毎日王冠)
エイシンフラッシュ13毎日王冠
(天皇賞秋)
エイシンフラッシュ13天皇賞秋
(JC)
エイシンフラッシュ13JC
いつも良く見せるタイプですが、今回も大きな
変化はなく、安定した出来をキープ。
下半身の丸みは角度の関係もあって少し微妙に
見えますが、厚みがあり、問題はなさそう。
すっきりと引き締まり、毛ツヤも滑らか。
体調も良さそうです。

【トーセンジョーダン】
(札幌記念)
トーセンジョーダン13札幌記念
(天皇賞秋)
トーセンジョーダン13天皇賞秋
(JC)
トーセンジョーダン13JC
ピカピカの毛ツヤからは体調の良さが伝わってきます。
前走からさらに実が入り、前後の筋肉は充実、
クビ差しの力強さも十分で、見た目には
かつての能力を期待したくなる出来。
前々で流れに乗れたら大仕事も・・・

【アンコイルド】
(札幌記念)
アンコイルド13札幌記念
(京都大賞典)
アンコイルド13京都大賞典
(JC)
アンコイルド13JC
腹袋の大きい体型。太目に見えてもアバラが
浮いており、引き締まった状態を維持出来ています。
前走はマイナス体重でしたが、緩めた感もなく、
下半身の出来は前走以上、夏場から使っていますが
出来落ちはなさそうです。
あとは力関係と展開、それに馬場状態。

※写真は全て競馬ブックPHOTOパドックより

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

うーん、ジェンティルドンナの良化がスロー・・・というか
休養明けに厳しいレースをし過ぎて、逆に消耗がある印象。
これは万全の信頼を置くには怖い気がします。
・・・7、8分の出来でも圧勝するかもしれませんが(^^;

特に出来が良く見えたのは
・ルルーシュ
・トーセンジョーダン


スローペースになるなら、もしかして?

アドマイヤラクティも順調そうですし、ヴィルシーナも
本来のシルエットに戻っています。
デニムアンドルビーも思った以上の出来。

好不調の波に揉まれて・・・   担【けん♂】

JCの考察の途中ですが・・・ちょっと脱線。

今年、日本の騎手免許の試験に挑戦し・・・まさかの玉砕となってしまった
デムーロ騎手
周りからの期待もあったでしょうし、本人も受かるつもりでいた
・・・かもしれませんが、ハードルは思いのほか高かった模様です。

今回の試験で傾向と対策及び、壁の高さは見えてきたかと思いますので
是非また来年以降も挑戦を続けて欲しい、と思っていますが
こればっかりはデムーロ騎手に訊いてみないとわかりません(^^;

ショックで本業(騎乗)の方にも影響が出るんじゃないかと
危惧していたわけですが・・・どうもGⅠでの騎乗を観ていると
ちょっと迫力不足の感が無きにしも非ず。

ということで、この秋の騎乗成績を昨年までの成績と比較してみました。

★13年秋(10月26日以降)

・勝率   4.9%
・連対率 24.6%
・複勝率 37.7%

★12年成績

・勝率  19.0%
・連対率 31.6%
・複勝率 42.4%

★これまでの総合成績

・勝率  14.9%
・連対率 27.5%
・複勝率 37.2%

11年、12年と40%を超えていた複勝率は微妙にダウン。
連対率も下がっていますが、どちらも過去のトータル成績と比較すれば
まだちょっと調子が悪いかな、くらいの数字ですが・・・
勝率が大幅にダウン!(゚Д゚)ノ

勝率4.9%というと比較として例に出すのは悪いですが、和田騎手、藤岡康騎手、
石橋脩騎手や横山和騎手を下回る数字・・・。
柴田大騎手、大野騎手と並ぶくらいの成績です。
少なくとも「外人騎手」として脅威に感じる成績ではありません。

うーん、上記の騎手よりも馬券圏内に来る率は高いわけですが
騎乗馬の質を考えると、良い馬でも勝ち切れていない、という
そしりを受けても仕方のない状況だと思います。

奮起に期待したいところですが、とりあえず対策としては
あまり過剰な期待をせずにヒモ候補に止める、というのが正解かもしれませんね。

ちなみに・・・マイルCSを制した武豊騎手の場合は

★13年秋(10月1日以降)

・勝率  16.7%
・連対率 25.6%
・複勝率 34.4%

★12年成績

・勝率   9.5%
・連対率 19.8%
・複勝率 27.2%

★これまでの総合成績

・勝率  19.8%
・連対率 34.0%
・複勝率 45.4%

全盛期には程遠い成績ながらもここ2年くらいとは雲泥の差の好成績
おおよそですが10年当時(ヴィクトワールピサに乗っていた頃)に
戻っている感じでしょうか。
一時的な勢いかもしれませんが、是非また強い武豊騎手に戻って来て
貰いたいものですね。

気になったので岩田騎手、内田博騎手についても見てみました。

岩田騎手

★13年秋(10月1日以降)

・勝率  10.6%
・連対率 25.2%
・複勝率 37.4%

★12年成績

・勝率  13.9%
・連対率 25.7%
・複勝率 37.9%

★これまでの総合成績

・勝率  13.4%
・連対率 25.6%
・複勝率 36.5%

【内田博騎手】

★13年秋(10月1日以降)

・勝率  12.2%
・連対率 22.8%
・複勝率 29.3%

★12年成績

・勝率  14.8%
・連対率 25.3%
・複勝率 37.3%

★これまでの総合成績

・勝率  13.4%
・連対率 24.0%
・複勝率 34.6%

うーん、岩田騎手勝ち切れない成績・・・。
勝率はまだ地方所属でに中央へスポット参戦していた頃と
同じくらいに落ち込んでいます。
複勝率は全盛期ほどではないものの、それなりに維持しているので
やはりヒモまで、としておいた方が無難な感じです。

内田博騎手も不調。勝利も低下していますが、何より複勝率が
30%を切っている
というのが酷いですね。
中央の騎手になってからこれは初めての事態。
うーん、まだどこか体に不調を抱えているのでしょうか。



騎手も人間ですから、好不調の波は当然あるわけで、
もう少し長いスパンで見ないと本当のところはわかりませんが、
直近の成績はどうしても次週の成績に影響しがちなのも事実だと思います。
騎手の「今の状態」にも注目したいですね。

JC(馬体について1)   担【けん♂】

JC(東京2400m)出走予定馬の馬体について見ていきたいと思います。

【ジェンティルドンナ】
(宝塚記念)
ジェンティルドンナ13宝塚
(天皇賞秋)
ジェンティルドンナ13天皇賞秋
(JC)
ジェンティルドンナ13JC
少しポテッと見えた腹回りは引き締まり、叩いた効果は
出ている印象ですが、思った以上に激しいレースに
なった影響か、少し腿の筋肉の引き上げが足りなく
見えるのは気になるポイント。
締まった割に少し皮膚感に緩みが見えるのは
季節のせいなのか、少し消耗で緩めたのか、
バランスは崩れておらず、悪い状態ではないと思いますが・・・
重箱の隅かもですが、すっきりし過ぎて微妙。

【ヴィルシーナ】
(京都大賞典)
ヴィルシーナ13京都大賞典
(エリザベス女王杯)
ヴィルシーナ13エリ女
(JC)
ヴィルシーナ13JC
中一週と厳しいローテーションになりますが、
使ってやっと絞れたことでクビの角度が
本来のものになってきました。
毛ツヤも良好で体調面には問題なさそうです。
出来自体は上昇が見込めそうなので
あとは能力と展開・・・。

【デニムアンドルビー】
(秋華賞)
デニムアンドルビー13秋華賞
(エリザベス女王杯)
デニムアンドルビー13エリ女
(JC)
デニムアンドルビー13JC
こちらも中一週。
腹回りは太目感なくゆったりとしながら締まっており、
状態にはまったく問題ない印象。
立ち姿のバランスはむしろ前走以上、クビ差しも力強く、
力は十分に出せそうです。
力関係は微妙ながら、あえて使ってきた意味はある
感じです。

【ゴールドシップ】
(宝塚記念)
ゴールドシップ13宝塚
(京都大賞典)
ゴールドシップ13京都大賞典
(JC)
ゴールドシップ13JC
休養明けを叩いて馬体はすっきりと仕上がってきました。
芦毛でわかりにくいですが、筋肉の充実度も十分、
クビ差しも力強く、状態は良好だと思います。
クビが少し高く、本質的には東京向きとは思えず
あとは能力でどこまで・・・

【ナカヤマナイト】
(宝塚記念)
ナカヤマナイト13宝塚
(天皇賞秋)
ナカヤマナイト13天皇賞秋
(JC)
ナカヤマナイト13JC
前走と変わらず状態は高いレベルの出来を維持。
クビ差しの力強さ、上半身の力感は十分。
下半身のハリは少し前走に見劣る気がしますが
問題ない範囲だと思います。
この馬なりの能力は十分に出せる出来。

※写真は全て競馬ブックPHOTOパドックより